JP2005117644A - 色復調回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 搬送色信号におけるバースト信号によらず、ACC回路出力の非安定状態を補完し、安定した色差出力を得ることのできる色振復調回路を提供する。
【解決手段】 通常、セレクタ15は、ACC回路11の出力を用いて帯域通過フィルタ10出力を振幅調整する乗算器12出力を色差出力復調回路19に接続する。しかしながら、バースト信号の急激な変化、例えばバーストあり/なしの切り替わりなどACC回路11出力が非安定状態となる期間には、ACC出力モニタ信号を用いて帯域通過フィルタ10出力を振幅調整する乗算器14出力を色差出力復調回路19に接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テレビ信号処理の色復調回路におけるACC(Automatic Chroma Control)回路およびクロマキラー制御に関するものである。
従来の色復調回路は、テレビジョン信号のデジタル搬送色信号のバースト部分を検出し、検出したバースト部分の振幅レベルが予め設定した色信号振幅レベルになるよう自動制御する回路(以降ACC回路とし、例えば特許文献1のような回路)と、該ACC回路出力後のバースト信号の位相ずれまたは振幅レベルを検出し、クロマキラーをかける回路とを備えており、このような色復調回路の概略構成を図6に示す。
図6に示す色復調回路は、帯域通過フィルタ1、ACC回路2、乗算器3、位相キラー検出回路4、振幅キラー検出回路5、クロマキラー制御回路6、及び色差出力復調回路7を備えたものである。
上記帯域通過フィルタ1は、デジタル搬送色信号から色成分を抜き取る。
上記ACC回路2は、上記搬送色信号のバースト部分の信号振幅を、色レベル設定信号により設定されたレベルになるよう自動制御する。
上記乗算器3は、上記帯域通過フィルタ1出力と上記ACC回路2出力とを乗算する。
上記位相キラー検出回路4は、上記乗算器3出力から振幅調整された搬送色信号のバースト部分の位相ずれに基づいて位相キラー検出信号を出力する。
上記振幅キラー検出回路5は、上記ACC回路2出力から振幅調整された搬送色信号のバースト部分の振幅レベルに基づいて振幅キラー検出信号を出力する。
上記クロマキラー制御回路6は、上記位相キラー検出回路4から出力される位相キラー検出信号、及び上記振幅キラー検出回路5から出力される振幅キラー検出信号に基づいてクロマキラー信号を出力する。
上記色差出力復調回路7は、上記クロマキラー信号に基づいて乗算器3出力から色差信号(R−Y信号、B−Y信号)を復調し出力する。
次に、従来の色復調回路の動作について説明する。
帯域通過フィルタ1では、入力された搬送色信号から色成分を抜き取り、乗算器3にてACC回路2出力で乗ぜられる。このACC回路2では、色レベル設定信号により予め設定された色信号振幅(色レベル)を常に保つように、乗算器3出力の結果をフィードバックしながら帯域通過フィルタ1出力の振幅に連動した値を出力する。つまり、上記ACC回路2および上記乗算器3により、常に色レベル設定信号により設定された色レベルに振幅調整された搬送色信号を位相キラー検出回路4、及び色差出力復調回路7に出力する。
位相キラー検出回路4では、上記乗算器3出力から振幅調整された搬送色信号のバースト部分の位相状態を検出し、このバースト位相が一定の位相状態を保っていなければ位相キラー検出信号を出力する。また、振幅キラー検出回路5では、上記ACC回路2出力から振幅調整された搬送色信号のバースト部分の振幅を検出し、このバースト振幅が一定のレベルまでに達していなければ振幅キラー検出信号を出力する。
クロマキラー制御回路6では、上記位相キラー検出回路4から出力される位相キラー検出信号、および上記振幅キラー検出回路5から出力される振幅キラー検出信号に基づいてクロマキラー信号を色差出力復調回路7に出力する。
色差出力復調回路7では、上記クロマキラー制御回路6から出力されるクロマキラー信号に基づいて入力搬送色信号のバースト信号状態を検知し、該バースト信号状態に基づいて上記乗算器3出力からR−Y信号、及びB−Y信号を復調する。
特開平08−107549号公報
しかしながら、上記従来のACC回路2では、ACC回路2に入力されるバースト信号に瞬間的な変動が生じた場合、例えば、図3(a)に示すような、バースト信号が有る状態と無い状態が時間的に変化している搬送色信号が色復調回路に入力された場合、入力搬送色信号のバースト部分の信号振幅の状態および乗算器3出力の状態に基づいて乗算器3の乗数を決定するACC回路2内の演算結果が安定するまでに時間を要するため、ACC回路2出力の状態は、バースト信号あり/なしの変化点、またはバースト信号なしの状態のときに非安定状態になる。
また、バースト信号が無い状態の搬送色信号が色復調回路に入力された場合、バースト信号振幅レベルを予め設定した色信号振幅に自動制御するというACC回路2の動作が不可能なため、ACC回路2出力は非安定状態になる。従って、ACC回路2出力の状態が非安定状態のときは色差出力復調回路7から出力されるR−Y信号およびB−Y信号も急激な変化によってテレビ画面上にノイズとして確認され、またACC回路2出力は振幅キラー検出回路5にも直結するため、振幅キラーの誤検出も起こりうる。
さらに、従来の色復調回路では、ACC回路2は、入力振幅レベルによらず常に一定振幅レベルの搬送色信号を出力するものであるが、搬送色信号の電界強度が弱電界のような微小入力を乗算器3に与えた場合、ACC回路2の自動色制御機能により、ACC回路2出力は大きくなってしまい、さらなる微小入力を乗算器3に与えると、ACC回路2出力は飽和してしまう。その結果、搬送色信号を一定振幅レベルに保てなくなる。さらに乗算器3への入力が小さくなりすぎると、振幅レベルが減衰していく。この状態で位相キラー検出を実施した場合、バースト振幅をもとに位相キラー検出を行う従来の構成では、位相は正しいにも関わらず、位相キラーを検出しまうという、位相キラーの誤検出が生じていた。
このように従来の色復調回路では、バースト信号の時間的変化や、搬送色信号の電界状態の変化に対応できず、安定したキラー検出、及び色差出力を行うのが困難であった。
本発明は、上記従来の問題点を解消するためになされたものであり、ACC回路出力の状態に関わらず、安定した色差復調を行うことのできる色復調回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の色復調回路は、搬送色信号から色差信号を復調する色復調回路であって、上記搬送色信号の振幅を増幅する第1の増幅回路と、入力される搬送色信号に応じて上記第1の増幅回路の増幅度を可変制御するACC回路と、上記ACC回路出力から上記搬送色信号のバースト部分の振幅レベルの検知を行うとともに、上記第1の増幅回路出力から上記搬送色信号のバースト部分の位相ずれの検知を行い、該検知結果に基づいてクロマキラー信号を生成するクロマキラー生成回路と、上記搬送色信号の振幅を増幅する第2の増幅回路と、上記第1の増幅回路出力または上記第2の増幅回路出力を選択するセレクタと、上記クロマキラー信号に基づいて上記第2の増幅回路の増幅度を設定するとともに、上記セレクタを切り替える制御回路と、上記セレクタ出力から色差信号を復調する色差出力復調回路と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の色復調回路は、請求項1に記載の色復調回路において、上記制御回路は、上記クロマキラー信号がOFFのときは上記第1の増幅回路出力を選択し、上記クロマキラー信号がONのときは上記第2の増幅回路出力を選択するよう、上記セレクタを切り替えるものである、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載の色復調回路は、搬送色信号から色差信号を復調する色復調回路であって、上記搬送色信号の振幅を増幅する第1の増幅回路と、入力される搬送色信号に応じて上記第1の増幅回路の増幅度を可変制御するACC回路と、上記搬送色信号の振幅を増幅する第2の増幅回路と、上記搬送色信号の電界強度に基づいて上記第2の増幅回路の増幅度を設定する制御回路と、上記搬送色信号の電界強度に基づいて上記第1の増幅回路出力または上記第2の増幅回路出力を選択するセレクタと、上記ACC回路出力から上記搬送色信号のバースト部分の振幅レベルの検知を行うとともに、上記セレクタ出力から上記搬送色信号のバースト部分の位相ずれの検知を行い、該検知結果に基づいてクロマキラー信号を生成するクロマキラー生成回路と、上記第1の増幅回路から色差信号を復調する色差出力復調回路と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載の色復調回路は、請求項3に記載の色復調回路において、上記セレクタは、上記搬送色信号が予め設定された電界強度よりも強いときは、上記第1の増幅回路出力を選択し、上記搬送色信号が予め設定された電界強度よりも弱いときは、上記第2の増幅回路出力を選択するものである、ことを特徴とするものである。
本発明の請求項1に記載の色復調回路によれば、搬送色信号から色差信号を復調する色復調回路であって、上記搬送色信号の振幅を増幅する第1の増幅回路と、入力される搬送色信号に応じて上記第1の増幅回路の増幅度を可変制御するACC回路と、上記ACC回路出力から上記搬送色信号のバースト部分の振幅レベルの検知を行うとともに、上記第1の増幅回路出力から上記搬送色信号のバースト部分の位相ずれの検知を行い、該検知結果に基づいてクロマキラー信号を生成するクロマキラー生成回路と、上記搬送色信号の振幅を増幅する第2の増幅回路と、上記第1の増幅回路出力または上記第2の増幅回路出力を選択するセレクタと、上記クロマキラー信号に基づいて上記第2の増幅回路の増幅度を設定するとともに、上記セレクタを切り替える制御回路と、上記セレクタ出力から色差信号を復調する色差出力復調回路と、を備えたことより、バースト信号の急激な変化を検知しながら、ACC回路出力に依存する増幅回路で振幅調整された搬送色信号、またはACC回路出力に依存しない増幅回路で振幅調整された搬送色信号を選択することができ、ACC回路出力が非安定状態のときに生じていたテレビ画面上の過渡的なノイズ、および振幅キラーの誤検出を防ぐことを可能とする。
また、本発明の請求項2に記載の色復調回路によれば、請求項1に記載の色復調回路において、上記制御回路は、上記クロマキラー信号がOFFのときは上記第1の増幅回路出力を選択し、上記クロマキラー信号がONのときは上記第2の増幅回路出力を選択するよう、上記セレクタを切り替えるものであるので、クロマキラー信号がONの場合に、ACC回路出力に依存しない増幅回路で振幅調整された搬送色信号から色差出力を復調することができ、より安定した色差出力を得ることができる。
また、本発明の請求項3に記載の色復調回路によれば、搬送色信号から色差信号を復調する色復調回路であって、上記搬送色信号の振幅を増幅する第1の増幅回路と、入力される搬送色信号に応じて上記第1の増幅回路の増幅度を可変制御するACC回路と、上記搬送色信号の振幅を増幅する第2の増幅回路と、上記搬送色信号の電界強度に基づいて上記第2の増幅回路の増幅度を設定する制御回路と、上記搬送色信号の電界強度に基づいて上記第1の増幅回路出力または上記第2の増幅回路出力を選択するセレクタと、上記ACC回路出力から上記搬送色信号のバースト部分の振幅レベルの検知を行うとともに、上記セレクタ出力から上記搬送色信号のバースト部分の位相ずれの検知を行い、該検知結果に基づいてクロマキラー信号を生成するクロマキラー生成回路と、上記第1の増幅回路から色差信号を復調する色差出力復調回路と、を備えたことより、入力搬送色信号の電界強度を検知しながら、位相キラー検出回路に入力される増幅器回路出力を切り替えることができ、電界強度に基づいた位相キラー検出が可能になり、位相キラーの誤検出を防ぐことを可能とする。
また、本発明の請求項4に記載の色復調回路によれば、請求項3に記載の色復調回路において、上記セレクタは、上記搬送色信号が予め設定された電界強度よりも強いときは、上記第1の増幅回路出力を選択し、上記搬送色信号が予め設定された電界強度よりも弱いときは、上記第2の増幅回路出力を選択するものであるので、入力搬送色信号の電界強度が弱電界状態である場合に、ACC回路出力に依存しない増幅回路で振幅調整された搬送色信号を位相キラー検出回路に入力することができ、位相キラーの誤検出を防ぐことができる。
以下に、本発明にかかる実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる色復調回路の概略構成を示す図である。
図1に示す色復調回路は、帯域通過フィルタ10、ACC回路11、第1の増幅器(乗算器)12、制御回路(CPU)13、第2の増幅器(乗算器)14、セレクタ15、クロマキラー生成回路100、及び色差出力復調回路19を備えたものである。
上記帯域通過フィルタ10は、デジタル搬送色信号から色成分を抜き取る。
上記ACC回路11は、デジタル搬送色信号のバースト部分の信号振幅を検出し、該検出したバースト信号振幅が、予めレベル設定信号により設定されたレベルになるよう自動制御する。
上記乗算器12は、上記帯域通過フィルタ10出力と上記ACC回路11出力とを乗算する。
上記CPU13は、ACC回路11出力及びクロマキラー信号をモニタし、ACCモニタ信号、及び切替信号を出力する。ACCモニタ信号とは、乗算器14に入力される乗数を示し、この乗数は、色レベル設定信号=ACC回路11の出力(乗算器12の乗数)×帯域通過フィルタ10の出力、の関係が成り立つように決定されるものである。
上記乗算器14は、上記帯域通過フィルタ10出力と上記ACCモニタ信号とを乗算する。
上記セレクタ15は、上記CPU13から出力される切替信号に基づいて上記乗算器12出力または上記乗算器14出力を選択する。
上記クロマキラー生成回路100は、クロマキラー信号の生成、出力を行うものであり、位相キラー検出回路16と振幅キラー検出回路17とクロマキラー制御回路18とを有する。上記位相キラー検出回路16は、上記乗算器12出力(振幅調整された搬送色信号)のバースト部分の位相状態を検出し、このバースト位相が一定の位相状態を保っていなければ位相キラー検出信号を出力する。上記振幅キラー検出回路17は、上記ACC回路11出力から振幅調整された搬送色信号のバースト部分の振幅を検出し、このバースト振幅が一定のレベルまでに達しなければ振幅キラー検出信号を出力する。上記クロマキラー制御回路18は、上記位相キラー検出信号、及び上記振幅キラー検出信号に基づいてバースト信号状態を判断し、クロマキラー信号を出力する。
上記色差出力復調回路19は、上記クロマキラー生成回路100にて生成したクロマキラー信号に基づいて、セレクタ15で選択された信号から色差信号(R−Y信号、B−Y信号)を復調し出力する。
次に、本実施の形態1の色復調回路の動作について説明する。
色復調回路に入力された搬送色信号は、帯域通過フィルタ10にて色成分が抜き取られる。抜き取られた色成分は、ACC回路11及び乗算器12により振幅調整される。振幅調整された信号(乗算器12出力)は、位相キラー検出回路16及びセレクタ15に入力される。また、ACC回路11出力は、振幅キラー検出回路17に入力される。
位相キラー検出回路16では、上記乗算器12出力(振幅調整された搬送色信号)について位相キラー検出を行い、振幅キラー検出回路17では、上記ACC回路11出力について振幅キラー検出を行う。そして、クロマキラー制御回路18では、上記位相キラー検出、及び上記振幅キラー検出の結果に基づき、クロマキラー信号が生成される。
CPU13では、上記クロマキラー制御回路18から出力されるクロマキラー信号がOFFの場合は、乗算器12出力を選択するよう切替信号をセレクタ15に出力する。また、上記クロマキラー制御回路18から出力されるクロマキラー信号がONの場合は、クロマキラー信号がONになる直前のACC回路11出力を、ACCモニタ信号として乗算器14に出力するとともに、乗算器14出力を選択するよう切替信号をセレクタ15に出力する。
色差出力復調回路19では、セレクタ15出力から色差信号(R−Y信号、B−Y信号)を復調し出力する。
次に、本実施の形態1の色復調回路における、CPU13の動作について図2及び図3を用いて説明する。図2は、CPU13の動作を説明するためのフローチャート図である。図3は、本実施の形態1の色復調回路における信号波形図であり、(a)は搬送色信号、(b)はクロマキラー信号、(c)はACC回路11出力の状態、(d)は切替信号の状態、を示している。
まず、ACC回路11出力の値を読み込み、セットする(ステップS101)。また、クロマキラー生成回路100からクロマキラー信号を読み込み(ステップS102)、クロマキラー信号を監視する(ステップS103)。
ステップS103において、クロマキラー信号がOFFのままで状態変化が検出されない場合、すなわち、正常な搬送色信号が色復調回路に入力された場合は、ACC回路11出力は安定しているため、乗算器12出力を選択するよう切替信号をセレクタ15に出力する(ステップS104)。
一方、ステップS103において、クロマキラー信号の状態変化を検出した場合、すなわち、図3(a)に示すような、バースト信号のあり/なしが時間的に変化している搬送色信号が色復調回路に入力された場合、該クロマキラー信号の変化がOFFからONへの変化であるのか、ONからOFFへの変化であるのかを確認する(ステップS105)。
ステップS105において、上記クロマキラー信号のOFFからONへの変化を検出した場合、すなわち、搬送色信号のバースト部分が有りから無しの状態に変化した場合、ステップ101にてセットした値を乗数(ACCモニタ信号)として乗算器14に出力し(ステップS106)、セレクタ15に対し、乗算器14の出力を選択するよう切替信号を出力する(ステップS107)。
また、ステップS105において、上記クロマキラー信号のONからOFFへの変化を検出した場合、すなわち、搬送色信号のバースト部分が無しから有りの状態に変化した場合、ACC回路11出力の状態は、バースト信号の急激な変化により、安定するまでに時間がかかるため、クロマキラー信号がONからOFFに変化してからACC回路11出力の状態が安定するまでの所定の時間を待ってから(ステップS108)、乗算器12出力を選択するようセレクタ15に切替信号を出力する(ステップS109)。
このような実施の形態1では、ACC回路11出力に依存しない別の乗算器14を設け、乗算器14の入力には帯域通過フィルタ10出力およびACCモニタ信号を接続し、ACC回路11出力の状態に基づいて乗算器12と乗算器14とを切替えるようにしたので、例えば、入力された搬送色信号のバースト信号ありなしの時間的変化に対してACC回路11出力が非安定状態の場合、ACC回路11出力に依存しない乗算器14出力を、色差出力復調回路19に入力して色差信号に復調し、ACC回路11出力の状態にかかわらず、一定振幅の搬送色信号を色差出力復調回路19に安定して供給することができ、その結果、R−Y信号とB−Y信号に安定した出力を得るとともに、ACC回路11出力が非安定状態のときに生じていたテレビ画面上の過渡的なノイズを防ぐことを可能とする。
なお、本実施の形態1では、クロマキラー制御回路18から出力されるクロマキラー信号がONの場合、セレクタ15を切り替え乗算器14出力を選択し、これを復調する場合について説明したが、クロマキラーの信号状態と色差出力復調回路19の働きはユーザの使用法に応じて変更することができ、例えば、クロマキラー信号がONの場合には従来通り、R−Y信号およびB−Y信号の出力を止めるようにしても良い。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2にかかる色復調回路の概略構成を示す図である。
図4に示す色復調回路は、帯域通過フィルタ20、ACC回路21、第1の増幅器(乗算器)22、電界強度検出回路30、弱電界検出信号生成回路31、制御回路(CPU)23、第2の増幅器(乗算器)24、セレクタ25、クロマキラー生成回路200、及び色差出力復調回路29を備えたものである。
上記帯域通過フィルタ20は、デジタル搬送色信号の色成分を抜き取る。
上記ACC回路21は、デジタル搬送色信号のバースト部分の信号振幅を検出し、該検出したバースト信号振幅が、予め色レベル設定信号により設定されたレベルになるよう自動制御する。
上記乗算器22は、上記帯域通過フィルタ20出力と上記ACC回路21出力とを乗算する。
上記電界強度検出回路30は、テレビジョン信号の電界強度を検出する。
上記弱電界検出信号生成回路31は、上記電界強度検出回路30から出力される電界強度検出信号が、予め弱電界レベル設定信号により設定されたレベルに達していなければ、弱電界検出信号をONにして出力する。
上記CPU23は、上記色レベル設定信号、上記電界強度検出信号、及び上記弱電界検出信号をモニタし、弱電界状態モニタ信号として出力する。弱電界状態モニタ信号とは、乗算器24に入力される乗数を示し、この乗数は、色レベル設定信号=弱電界状態モニタ信号(乗算器24の乗数)×帯域通過フィルタ20出力、の関係が成り立つように決定されるものである。
上記乗算器24は、上記帯域通過フィルタ20出力と上記弱電界状態モニタ信号とを乗算する。
上記セレクタ25は、弱電界検出信号に基づいて上記乗算器22出力または上記乗算器24出力を選択する。
上記クロマキラー生成回路200は、クロマキラー信号を生成し出力するものであり、位相キラー検出回路26と振幅キラー検出回路27とクロマキラー制御回路28とを有する。上記位相キラー検出回路26は、乗算器22で振幅調整された搬送色信号、または乗算器24で振幅調整された搬送色信号のバースト部分の位相状態を検出し、このバースト位相が一定の位相状態を保っていなければ位相キラー検出信号を出力する。上記振幅キラー検出回路27は、ACC回路21出力から振幅調整された搬送色信号のバースト部分の振幅検出し、このバースト振幅が一定のレベルまでに達しなければ振幅キラー検出信号を出力する。上記クロマキラー制御回路28は、上記位相キラー検出信号、及び上記振幅キラー検出信号に基づいてバースト信号状態を判断し、クロマキラー信号を出力する。
上記色差出力復調回路29は、上記クロマキラー生成回路200にて生成したクロマキラー信号に基づいて乗算器22出力を色差信号(R−Y信号、B−Y信号)に復調し出力する。
次に、本実施の形態2の色復調回路の動作について説明する。
色復調回路に入力された搬送色信号は、帯域通過フィルタ20にて色成分が抜き取られる。抜き取られた色成分は、ACC回路21及び乗算器22により振幅調整される。振幅調整された信号(乗算器22出力)は、セレクタ25及び色差出力復調回路29に入力される。また、ACC回路21出力は、振幅キラー検出回路27に入力される。
CPU23では、色レベル設定信号と、弱電界検出信号生成回路31から出力される弱電界検出信号をモニタし、弱電界検出信号がONのとき、上記色レベル設定信号と、電界強度検出回路30から出力される電界強度検出信号とに基づいて、弱電界状態モニタ信号を乗算器24に出力する。
上記弱電界検出信号生成回路31から出力される弱電界検出信号がOFFの場合は、セレクタ25により乗算器22出力が選択され、上記弱電界検出信号がONの場合は、セレクタ25により乗算器24出力が選択され、位相キラー検出回路26に入力される。
位相キラー検出回路26では、上記セレクタ25出力について位相キラー検出を行い、振幅キラー検出回路27では、上記ACC回路21出力について振幅キラー検出を行う。そして、クロマキラー制御回路28では、上記位相キラー検出、及び上記振幅キラー検出の結果に基づき、クロマキラー信号が生成される。
色差出力復調回路29では、クロマキラー信号がOFFのとき、乗算器22出力から色差信号を復調し、クロマキラー信号がONのとき、色差信号の出力を止める。
次に、本実施の形態2の色復調回路における、CPU23及びセレクタ25の動作について、図5を用いて説明する。なお、ステップS201〜S205まではCPU23の動作を示し、ステップS206〜S207はセレクタ25の動作を示している。
まず、CPU23は、色レベル設定信号を読み込む(ステップS201)。さらに、弱電界検出信号を弱電界検出信号生成回路31から読み込み(ステップS202)、テレビジョン信号の電界強度を監視する(ステップS203)。
ステップS203において、テレビジョン信号が弱電界状態(電界強度が弱い状態)であることを検出した場合、すなわち、上記弱電界検出信号がONである場合、CPU23は、電界強度検出回路30より電界強度検出信号を読み込んでセットし(ステップS204)、色レベル設定信号と電界強度検出信号とに基づいて演算した値を、弱電界状態モニタ信号として乗算器24に出力する(ステップS205)。また、セレクタ25は、乗算器24の出力を選択し位相キラー検出回路26に入力する(ステップS206)。
一方、ステップS203において、テレビジョン信号が通常の電界状態であることを検出した場合、すなわち、上記弱電界検出信号がOFFである場合、セレクタ25は、乗算器22の出力を選択し、位相キラー検出回路26に入力する(ステップS207)。
このようにセレクタ25により位相キラー検出回路26への出力信号を切替えることにより、弱電界状態でのACC回路21出力の非安定性から生じる位相キラーの誤検出を防止することができる。
このような実施の形態2では、ACC回路21出力に依存しない乗算器24を設け、搬送色信号の電界状態に応じて位相キラー検出回路26への入力を制御するようにしたので、ACC回路21出力の状態が非安定状態のときには、ACC回路21出力に依存しない乗算器24出力を、位相キラー検出回路26に入力し、ACC回路21出力の状態にかかわらず、一定振幅の搬送色信号を位相キラー検出回路26に安定して供給することができ、その結果、位相キラーの誤検出を防ぐことを可能とする。
なお、本実施の形態2では、クロマキラー制御回路28から出力されるクロマキラー信号がONの場合、色差出力復調回路29による色差出力を止める場合について説明したが、クロマキラーの信号状態と色差出力復調回路29の働きはユーザの使用法に応じて変更することができ、例えば、クロマキラー検出のみを行い、色差出力はそのまま色差出力復調回路29から出力させるようにしても良い。
本発明による色復調回路は、入力される搬送色信号のバースト信号によらず安定した色差復調出力およびキラー検出を可能にし、テレビ信号処理における色復調回路に有用である。
本発明の実施の形態1の色復調回路の構成を示す図である。 上記実施の形態1の色復調回路における、CPUの動作を説明するためのフローチャート図である。 上記実施の形態1の色復調回路によるクロマキラー制御を説明するための図である。 本発明の実施の形態2の色復調回路の構成を示す図である。 上記実施の形態2の色復調回路における、CPUの動作を説明するためのフローチャート図である。 従来の色復調回路の構成を示す図である。
符号の説明
1 帯域通過フィルタ
2 ACC回路
3 乗算器
4 位相キラー検出回路
5 振幅キラー検出回路
6 クロマキラー制御回路
7 色差出力復調回路
10 帯域通過フィルタ
11 ACC回路
12 乗算器
13 CPU
14 乗算器
15 セレクタ
16 位相キラー検出回路
17 振幅キラー検出回路
18 クロマキラー制御回路
19 色差出力復調回路
20 帯域通過フィルタ
21 ACC回路
22 乗算器
23 CPU
24 乗算器
25 セレクタ
26 位相キラー検出回路
27 振幅キラー検出回路
28 クロマキラー制御回路
29 色差出力復調回路
30 電界強度検出回路
31 弱電界検出信号生成回路
100 クロマキラー生成回路
200 クロマキラー生成回路

Claims (4)

  1. 搬送色信号から色差信号を復調する色復調回路であって、
    上記搬送色信号の振幅を増幅する第1の増幅回路と、
    入力される搬送色信号に応じて上記第1の増幅回路の増幅度を可変制御するACC回路と、
    上記ACC回路出力から上記搬送色信号のバースト部分の振幅レベルの検知を行うとともに、上記第1の増幅回路出力から上記搬送色信号のバースト部分の位相ずれの検知を行い、該検知結果に基づいてクロマキラー信号を生成するクロマキラー生成回路と、
    上記搬送色信号の振幅を増幅する第2の増幅回路と、
    上記第1の増幅回路出力または上記第2の増幅回路出力を選択するセレクタと、
    上記クロマキラー信号に基づいて上記第2の増幅回路の増幅度を設定するとともに、上記セレクタを切り替える制御回路と、
    上記セレクタ出力から色差信号を復調する色差出力復調回路と、を備えた、
    ことを特徴とする色復調回路。
  2. 請求項1に記載の色復調回路において、
    上記制御回路は、
    上記クロマキラー信号がOFFのときは上記第1の増幅回路出力を選択し、上記クロマキラー信号がONのときは上記第2の増幅回路出力を選択するよう、上記セレクタを切り替えるものである、
    ことを特徴とする色復調回路。
  3. 搬送色信号から色差信号を復調する色復調回路であって、
    上記搬送色信号の振幅を増幅する第1の増幅回路と、
    入力される搬送色信号に応じて上記第1の増幅回路の増幅度を可変制御するACC回路と、
    上記搬送色信号の振幅を増幅する第2の増幅回路と、
    上記搬送色信号の電界強度に基づいて上記第2の増幅回路の増幅度を設定する制御回路と、
    上記搬送色信号の電界強度に基づいて上記第1の増幅回路出力または上記第2の増幅回路出力を選択するセレクタと、
    上記ACC回路出力から上記搬送色信号のバースト部分の振幅レベルの検知を行うとともに、上記セレクタ出力から上記搬送色信号のバースト部分の位相ずれの検知を行い、該検知結果に基づいてクロマキラー信号を生成するクロマキラー生成回路と、
    上記第1の増幅回路から色差信号を復調する色差出力復調回路と、を備えた、
    ことを特徴とする色復調回路。
  4. 請求項3に記載の色復調回路において、
    上記セレクタは、
    上記搬送色信号が予め設定された電界強度よりも強いときは、上記第1の増幅回路出力を選択し、上記搬送色信号が予め設定された電界強度よりも弱いときは、上記第2の増幅回路出力を選択するものである、
    ことを特徴とする色復調回路。
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