JP2005117492A - 画像のレイアウトに用いるテンプレートの選択処理 - Google Patents
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Abstract
【課題】 出力画像の画質を考慮してテンプレートを選択することができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】 レイアウト処理に用いられるテンプレートを、対象画像の画素数に応じて選択し、選択したテンプレートを用いてレイアウト処理を実行する。また、レイアウト処理に用いられるテンプレートの候補を、対象画像の画素数に応じて1つ以上選択し、候補の中からユーザが選択したテンプレートを用いてレイアウト処理を実行する。
【選択図】 図1
【解決手段】 レイアウト処理に用いられるテンプレートを、対象画像の画素数に応じて選択し、選択したテンプレートを用いてレイアウト処理を実行する。また、レイアウト処理に用いられるテンプレートの候補を、対象画像の画素数に応じて1つ以上選択し、候補の中からユーザが選択したテンプレートを用いてレイアウト処理を実行する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、画像のレイアウトに用いるテンプレートの選択処理を行う技術に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、スキャナなどの画像生成装置で撮影した画像は、モニタやプリンタなどの種々の画像出力装置で出力(表示や印刷)される。複数の画像を出力する場合には、写真を収めたアルバムと同様にページに画像を割り付けて、ページ単位で出力を行う方法がしばしば用いられている。また、このような画像の割付を、ページ内の画像の配置を予め定めたテンプレートに基づいて自動的に行う方法も用いられている(例えば、特許文献1〜4参照)。
ところが、画像の割り付けに用いるテンプレートを、出力画像の画質を考慮して選択することは考慮されていなかった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、出力画像の画質を考慮してテンプレートを選択することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の第1の画像処理装置は、対象画像を表現する対象画像データを用いた画像処理を行う画像処理装置であって、台紙領域と前記台紙領域上に配置された1つ以上の単画像割付領域とを含むテンプレートを表すとともに、少なくとも1つの前記単画像割付領域の大きさが異なる複数種類のテンプレートデータを格納するテンプレート格納部と、前記複数のテンプレートの中から、前記対象画像を前記台紙領域上に割り付けるレイアウト処理に用いられる実行用テンプレートを、前記対象画像データの画素数に基づいて選択するテンプレート選択部と、前記実行用テンプレートを用いて前記レイアウト処理を実行するレイアウト部と、を備える。
一般に、画素数の少ない対象画像を過度に大きな単画像割付領域に割り付けると、出力した対象画像の画質が劣化する傾向がある。この第1の画像処理装置では、テンプレートを対象画像データの画素数に基づいて選択するテンプレート選択部を備えているので、出力画像の画質を考慮してテンプレートを選択することができる。
上記画像処理装置において、前記テンプレート選択部は、各テンプレートデータに関連付けられた適切画素数範囲に前記対象画像の画素数が収まっているテンプレートを、前記実行用テンプレートとして選択することが好ましい。
この構成によれば、選択部は、適切画素数範囲に基づいて、適切な実行用テンプレートを選択することができる。
上記各画像処理装置において、前記適切画素数範囲は、テンプレートに含まれる前記単画像割付領域の大きさが小さいほど、少ない画素数を含むように設定されていることが好ましい。
この構成によれば、対象画像の画素数が少ないほど、単画像割付領域の大きさが小さいテンプレートを選択することができるので、選択したテンプレートを画質を考慮したものとすることができる。
上記各画像処理装置に置いて、前記テンプレートデータは、前記テンプレートの形状を相似形に保ちつつ大きさを調整することによって、前記レイアウト処理の結果に基づく前記対象画像の出力結果における前記台紙領域の大きさが異なる複数種類の出力に用いることが可能であり、前記適切画素数範囲は、各種出力毎に、各種出力結果における前記台紙領域の面積が小さいほど、少ない画素数を含むように設定されていることが好ましい。
この構成によれば、同じテンプレートを、出力結果における台紙領域の大きさが異なる複数種類の出力に用いる場合でも、画素数に基づいた適切なテンプレートを選択することができる。
上記各画像処理装置において、前記テンプレート選択部は、
条件(i):前記レイアウト処理の結果に基づく前記対象画像の出力結果における全ての前記対象画像の出力解像度が、所定の下限値以上である、を満足するように、前記実行用テンプレートを選択することが好ましい。
条件(i):前記レイアウト処理の結果に基づく前記対象画像の出力結果における全ての前記対象画像の出力解像度が、所定の下限値以上である、を満足するように、前記実行用テンプレートを選択することが好ましい。
この構成によれば、全ての対象画像の出力解像度が所定の下限値以上となるようにテンプレートが選択されるので、選択したテンプレートを画質を考慮したものとすることができる。
上記各画像処理装置において、前記テンプレート選択部は、前記対象画像の数が2以上である場合には、前記2以上の対象画像データの画素数から代表画素数を算出するとともに、前記代表画素数に基づいて前記実行用テンプレートを選択することが好ましい。
この構成によれば、複数の対象画像を扱う場合でも、出力画像の画質を考慮してテンプレートを選択することができる。
上記各画像処理装置において、さらに、前記実行用テンプレートを変更することをユーザに許容するユーザ指示部を備え、前記レイアウト部は、前記ユーザ指示部に対するユーザの指示で指定された実行用テンプレートを用いて前記レイアウト処理を実行することが可能であることが好ましい。
この構成によれば、ユーザの好みのテンプレートを用いることが可能となる。
本発明の第2の画像処理装置は、対象画像を表現する対象画像データを用いた画像処理を行う画像処理装置であって、台紙領域と前記台紙領域上に配置された1つ以上の単画像割付領域とを含むテンプレートを表すとともに、少なくとも1つの前記単画像割付領域の大きさが異なる複数種類のテンプレートデータを格納するテンプレート格納部と、前記複数のテンプレートの中から、前記対象画像を前記台紙領域上に割り付けるレイアウト処理に用いられるテンプレートの候補を、前記対象画像データの画素数に基づいて選択するテンプレート選択部と、前記テンプレートの候補の中から前記レイアウト処理に用いられる実行用テンプレートを選択することをユーザに許容するユーザ指示部と、前記ユーザ指示部に対するユーザの指示で指定された実行用テンプレートを用いて前記レイアウト処理を実行するレイアウト部と、を備える。
この第2の画像処理装置では、テンプレートの候補が対象画像データの画素数に基づいて選択されるので、出力画像の画質を考慮してテンプレートを選択することができる。
上記画像処理装置において、前記テンプレート選択部は、各テンプレートデータに関連付けられた適切画素数範囲に前記対象画像の画素数が収まっているテンプレートを、前記テンプレートの候補として選択することが好ましい。
この構成によれば、選択部は、適切画素数範囲に基づいて、適切なテンプレートの候補を選択することができる。
上記各画像処理装置において、前記適切画素数範囲は、テンプレートに含まれる前記単画像割付領域の大きさが小さいほど、少ない画素数を含むように設定されていることが好ましい。
この構成によれば、対象画像の画素数が少ないほど、単画像割付領域の大きさが小さいテンプレートを選択することができるので、選択したテンプレートを画質を考慮したものとすることができる。
上記各画像処理装置において、前記テンプレートデータは、前記テンプレートの形状を相似形に保ちつつ大きさを調整することによって、前記レイアウト処理の結果に基づく前記対象画像の出力結果における前記台紙領域の大きさが異なる複数種類の出力に用いることが可能であり、前記適切画素数範囲は、各種出力毎に、各種出力結果における前記台紙領域の面積が小さいほど、少ない画素数を含むように設定されていることが好ましい。
この構成によれば、同じテンプレートを、出力結果における台紙領域の大きさが異なる複数種類の出力に用いる場合でも、画素数に基づいた適切なテンプレートを選択することができる。
上記各画像処理装置において、前記テンプレート選択部は、
条件(i):前記レイアウト処理の結果に基づく前記対象画像の出力結果における全ての前記対象画像の出力解像度が、所定の下限値以上である、を満足するように、前記テンプレートの候補を選択することが好ましい。
条件(i):前記レイアウト処理の結果に基づく前記対象画像の出力結果における全ての前記対象画像の出力解像度が、所定の下限値以上である、を満足するように、前記テンプレートの候補を選択することが好ましい。
この構成によれば、全ての対象画像の出力解像度が所定の下限値以上となるようにテンプレートが選択されるので、選択したテンプレートを画質を考慮したものとすることができる。
上記各画像処理装置において、前記テンプレート選択部は、前記対象画像データの画素数に基づいて、複数種類のテンプレートの候補を選択することが可能であり、前記ユーザ指示部は、前記複数種類のテンプレートの候補を、種類毎に異なる態様で提示することが可能であることが好ましい。
この構成によれば、複数種類のテンプレートの候補が種類毎に異なる形態で提示されるので、ユーザは、複数種類のテンプレートの候補を比較して、テンプレートを選択することができる。
上記各画像処理装置において、前記テンプレート選択部は、前記対象画像の数が2以上である場合には、前記2以上の対象画像データの画素数から代表画素数を算出するとともに、前記代表画素数に基づいて前記テンプレートの候補を選択することが好ましい。
この構成によれば、複数の対象画像を扱う場合でも、出力画像の画質を考慮してテンプレートを選択することができる。
上記各画像処理装置において、さらに、各ページに適用される実行用テンプレートと、各ページにおける前記対象画像と前記単画像割付領域との対応関係と、を表すレイアウト情報と、前記対象画像データと、前記レイアウト処理で用いた前記実行用テンプレートデータとを、前記対象画像を出力するための処理を行う所定の第1のデータ処理装置に送信するレイアウト送信部を備えることが好ましい。
この構成によれば、レイアウト情報と対象画像データと実行用テンプレートデータとをデータ処理装置に送信することができるので、レイアウト部を備えないデータ処理装置でもレイアウト情報を利用した処理を実行することができる。
上記各画像処理装置において、さらに、前記複数の対象画像のそれぞれを前記レイアウト部の割付結果に応じて割り付けた割付画像を表現する割付画像データを生成する合成部を備えることが好ましい。
この構成によれば、レイアウト部の割り付け結果に応じて適切に対象画像を割り付けた割付画像データを生成することができる。
上記各画像処理装置において、さらに、前記合成部が生成した前記割付画像データを、前記対象画像を出力するための処理を行う所定の第2のデータ処理装置に送信する割付画像データ送信部を備えることが好ましい。
この構成によれば、割付画像データをデータ処理装置に送信することができるので、テンプレート選択部やレイアウト部や合成部を備えないデータ処理装置でも、割付画像データを利用した処理を実行することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および画像処理装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
A1.装置の構成:
図1は、本発明の一実施例としての画像出力システムの構成を示す説明図である。このシステムは、デジタルカメラ100と、コンピュータ200と、プリンタ300とを含んでいる。デジタルカメラ100は画像生成装置として機能し、コンピュータ200は画像処理装置として機能し、プリンタ300は画像出力装置として機能する。
A1.装置の構成:
図1は、本発明の一実施例としての画像出力システムの構成を示す説明図である。このシステムは、デジタルカメラ100と、コンピュータ200と、プリンタ300とを含んでいる。デジタルカメラ100は画像生成装置として機能し、コンピュータ200は画像処理装置として機能し、プリンタ300は画像出力装置として機能する。
コンピュータ200は、画像選択部270と、レイアウト部210と、合成部220と、印刷データ生成部230と、データ送信部240と、テンプレート格納部250と、テンプレート選択部260と、ユーザ指示部280と、テンプレートデータベース290とを備えている。これらの各部の機能については、後述する。
図2は、テンプレート格納部250に格納されているテンプレートデータの一例を示す説明図である。テンプレートデータTLA41は、台紙領域PAと、台紙領域PA上に配置された9個の単画像割付領域FAとを含んでいる。本実施例では、台紙領域PAは1つのページを表している。また、単画像割付領域FAは、1つの対象画像を割り付けることが可能な領域を表している。このテンプレートデータTLA41では、9個の単画像割付領域FAは、横3行に一定の間隔をあけて並ぶという規則に従って台紙領域PA上に配置されている。
また、これらの単画像割付領域FAには、画像優先順序(四角内の数字で表されている)が設定されている。画像優先順序は、対象画像を割り付ける優先順序を示している。対象画像を割り付ける際には、この画像優先順序の順番に対象画像が割り付けられる。さらに、テンプレートデータTLA41は、台紙領域PAを装飾する装飾画像DIを表す装飾画像データを含んでいる。
他のテンプレートデータTLA42、TLA43も、テンプレートデータTLA41と同様の構成を有している。但し、テンプレートデータTLA42では、4つの単画像割付領域が横2行に配置されており、さらに、テンプレートデータTLA43では、2つの単画像割付領域が横1行に配置されている。また、単画像割付領域の大きさが、テンプレートデータTLA41〜TLA43の順に大きくなっている。テンプレートとしては、装飾画像の模様や、単画像割付領域の大きさ、数、配置の規則等がこれとは異なる種々のデザインのものが予め準備されているが、ここでは図示を省略する。
図3は、テンプレートデータベース290に格納されているテンプレート一覧表の一部を示す説明図である。テンプレート一覧表は、テンプレート格納部250に格納されているテンプレートデータと、「テーマ」と、「用紙サイズ」と、「適切画素数範囲」との対応関係を表している。本実施例では、複数のテンプレートは、「テーマ」と「用紙サイズ」とに基づいて分類されている。「テーマ」は、テンプレートを観察するユーザが受ける印象を表すキーワードを示している。例えば、「木の葉」「無地」「秋」「結婚式」等の、装飾画像や季節、行事を表す言葉を、テンプレートに応じて用いることができる。「用紙サイズ」は、印刷に用いる用紙のサイズを示している。なお、図2に示すテンプレートデータTLA41〜TLA43は、テーマが「木の葉」で、用紙サイズが「A4」である区分に含まれている。このように、第1実施例では、1つの区分に、デザイン、特に、単画像割付領域の大きさが異なる複数のテンプレートデータが含まれている。また、各テンプレートデータには、テンプレートを選択する際に利用される「適切画素数範囲」が設定されている。
A2.割付画像データ生成処理:
図4は、コンピュータ200(図1)による割付画像データ生成処理の手順を示すフローチャートである。この割付画像データ生成処理では、テンプレートに基づいて対象画像を台紙領域に割り付けた割付画像を表す割付画像データが作成される。
図4は、コンピュータ200(図1)による割付画像データ生成処理の手順を示すフローチャートである。この割付画像データ生成処理では、テンプレートに基づいて対象画像を台紙領域に割り付けた割付画像を表す割付画像データが作成される。
ステップS100では、デジタルカメラ100(図1)から受け取った画像データの中から、割付画像データの生成に使用される対象画像データが選択される。図5は、画像選択部270(図1)に対して対象画像データを指定するための設定画面を示す説明図である。この画面中には、対象画像として利用可能な画像の一覧が表示されている。ユーザは、この選択画面を操作することによって、対象画像データを選択することができる。この設定画面では、選択された画像が点線の枠で囲まれている。
本実施例のコンピュータ200では、画像データを格納する画像データファイルが、階層的に構築されたディレクトリに関連付けられて管理されている。画像選択部270は、図5の設定画面で設定されたディレクトリに含まれている全画像を、対象画像の候補として選択画面に表示する。対象画像の候補を選択する条件としては、ディレクトリに限らず、撮影日時の範囲等の種々の条件を課してもよい。
ユーザが、フレーム設定ボタンFMBを操作すると、次のステップS110(図4)で、割付画像データの生成に使用される実行用テンプレートデータ、すなわち、実行用テンプレートが選択される。図6は、テンプレート選択処理の手順を示すフローチャートである。ステップS200では、実行用テンプレートを選択するための「テーマ」と「用紙サイズ」との設定が行われる。図7は、ユーザ指示部280(図1)が、ユーザの指示を受け取るための設定画面を示す説明図である。図7の設定画面には、テーマと用紙サイズとを指定するための条件設定エリアCAが設けられている。以下、図7の例に示すように、「A4」と「無地」とが指定されたものとして説明を行う。
次のステップS210(図6)では、テンプレート選択部260は、各対象画像データの画素数を取得する。テンプレート選択部260は、画像選択部270で選択された対象画像データのそれぞれを解析することによって画素数を取得することができる。なお、「画像の画素数」とは、画像データを構成する画素の総数を意味しており、格子状に配置された複数の画素が矩形領域を構成する画像データを用いる際には、縦方向の画素数と横方向の画素数とを乗じて、画像の画素数を取得することができる。
対象画像が複数選択されている場合には、ステップS220において、テンプレート選択部260は、各対象画像データの画素数を代表する代表画素数を算出する。代表画素数の算出方法としては、例えば、
(1)各対象画像データの画素数の中の最大値を採用する方法。
(2)各対象画像データの画素数の中の最小値を採用する方法。
(3)各対象画像データの画素数の中の最頻値を採用する方法。
(4)各対象画像データの画素数の中の中央値を採用する方法。
(5)各対象画像データの画素数の平均値を採用する方法。
等の種々の方法を用いることができる。以下では、方法(4)を用いるものとして説明を行う。なお、対象画像データの数が1つの場合には、その対象画像データの画素数を、代表画素数として用いることができる。
(1)各対象画像データの画素数の中の最大値を採用する方法。
(2)各対象画像データの画素数の中の最小値を採用する方法。
(3)各対象画像データの画素数の中の最頻値を採用する方法。
(4)各対象画像データの画素数の中の中央値を採用する方法。
(5)各対象画像データの画素数の平均値を採用する方法。
等の種々の方法を用いることができる。以下では、方法(4)を用いるものとして説明を行う。なお、対象画像データの数が1つの場合には、その対象画像データの画素数を、代表画素数として用いることができる。
図8は、図6に示す手順に従った実行用テンプレート選択処理の一例を示す説明図である。図8(a)には、1回の割付画像データ生成処理で用いられる対象画像データのセットの一例が示されている。対象画像データセットOIaは、画素数が比較的少ない対象画像データで構成され、対象画像データセットOIbは、画素数が比較的多い対象画像データで構成されている。図8(b)には、それぞれの対象画像データセットから算出される代表画素数Nが示されている。ここでは、対象画像データセットOIaに対して50万が算出され、対象画像データセットOIbに対して500万が算出されたものとしている。
次のステップS230(図6)では、テンプレート選択部260(図1)が実行用テンプレートを選択する。本実施例では、テンプレート選択部260は、テンプレートデータベース290に格納された一覧表(図3)を参照し、図7の設定画面で指定された「用紙サイズ」と「テーマ」とで決まる区分に含まれるテンプレートデータの中から、代表画素数Nが「適切画素数範囲」の内にあるテンプレートデータを選択する。
図9は、テンプレートデータに設定された適切画素数範囲の概要を示す表である。4つのテンプレートデータTPA41〜TPA44は、用紙サイズが「A4」で、テーマが「無地」である区分に含まれるテンプレートデータの一例を示している。テンプレートデータTPA41は16個の単画像割付領域を含み、さらに、テンプレートデータTPA42は9個、テンプレートデータTPA43は4個、テンプレートデータTPA44は1個の単画像領域を、それぞれ、含んでいる。また、図9の表には、各テンプレートデータTPA41〜TPA44の、出力結果における単画像割付領域の大きさと、適切画素数範囲とが示されている。
ところで、人の視覚が細かい間隔を認識する能力には限界(空間分解能とも呼ぶ)がある。例えば、視力が1.0の人は、目を中心とした角度に換算して約1/60度までの間隔を認識することができる。すなわち、この人は、30cm(約11.8inch)離れた印刷物を見るときには、印刷物上において3.4×10-3inch(解像度に換算して約290dpi)までの間隔を認識することができる。
また、対象画像を単画像割付領域に割り付ける際には、通常は、対象画像の大きさが、単画像割付領域と同程度の大きさに調整(拡大縮小)される。すなわち、同じ対象画像であっても、出力結果における対象画像の大きさは、割り付けられた単画像割付領域の大きさに応じて異なる場合がある。さらに、出力結果における対象画像の画素の大きさが空間分解能と比べて過剰に大きくなると、画素そのものが目立ってしまう可能性がある。逆に、過剰に小さくなると、対象画像の細かな構造をユーザが認識できなくなる可能性がある。従って、高画質な対象画像の出力結果を得るという観点からは、出力結果における単画像割付領域の大きさが対象画像データの画素数に適したテンプレートを選択することが好ましい。
図9の例では、適切画素数範囲は、出力結果における単画像割付領域の大きさ(面積)が小さいほど、より少ない画素数を含むように設定されている。また、適切画素数範囲は、空間分解能に相当する解像度の目安としての290dpiと、単画像割付領域の大きさとを乗じて算出した標準画素数を含むように設定されている。さらに、適切画素数範囲は、同じ区分に含まれる他のテンプレートデータの適切画素数範囲と重ならないように、設定されている。
図8(c)には、上述したテンプレートデータTPA41〜TPA44が、適切画素数範囲と共に示されている。また、ステップS230(図6)で選択される実行用テンプレートの一例が、点線の枠で囲まれて示されている。対象画像データセットOIaを用いる場合には、代表画素数N(50)を適切画素数範囲に含むテンプレートデータTPA42が選択され、対象画像データセットOIbを用いる場合には、代表画素数N(500)を適切画素数範囲に含むテンプレートデータTPA44が選択される。選択された実行用テンプレートデータを用いた割付結果については、後述する。
次に、図6のステップS240では、使用する実行用テンプレートの確認が行われる。ユーザ指示部280(図1)は、図7に示す設定画面のデザインエリアDAに、サイズとテーマとで指定された区分に含まれるテンプレートの一覧を提示する。このとき、ステップS230で選択された実行用テンプレートを、予め選択された状態(図中では、点線の枠で囲まれている)で提示する。ユーザは、このデザインエリアDAを操作することによって、選択された実行用テンプレートを、好みのテンプレートに変更することができる。実行用テンプレートが変更された場合には、レイアウト部210(図1)は、後述するレイアウト処理において、変更後の実行用テンプレートを用いる。なお、自動的に選択された実行用テンプレートを用いる場合には、ユーザは、デザインエリアDAを操作する必要はない。
ユーザがプリントボタンPBを操作すると、テンプレート選択処理(図4:S110)が終了する。次に、ステップS120では、レイアウト部210(図1)が、ステップS100で選択された対象画像データと、ステップS110で選択された実行用テンプレートデータとを用いて、対象画像を台紙領域上に割り付けるレイアウト処理を実行する。
図8(d)は、割付結果の一例を示す説明図である。ここでは、代表画素数に基づいて自動的に選択された実行用テンプレートをそのまま用いた場合の一例が示されている。代表画素数Nが比較的少ない対象画像データセットOIaを用いる場合には、単画像割付領域の大きさが比較的小さいテンプレートデータTPA42を用いた割付結果LIaが得られる。また、代表画素数Nが比較的多い対象画像データセットOIbを用いる場合には、単画像割付領域の大きさが比較的大きなテンプレートデータTPA44を用いた割付結果LIbが得られる。
このように、画素数が少ない対象画像を用いる場合には、対象画像が過剰に大きく拡大されないので、画素そのものが目立つことを抑制した高画質な割付画像を得ることができる。また、画素数が多い対象画像を用いる場合には、対象画像が過剰に小さく縮小されないので、対象画像の細かな構造をユーザが認識可能な高画質な割付画像を得ることができる。
なお、このステップS120(図4)では、レイアウト部210は、単画像割付領域の画像優先順序(図2)に従って、撮影日時の順番に対象画像が並ぶように、対象画像を単画像割付領域に割り付ける。また、対象画像の数が1つのページに割り付け可能な画像の数よりも多い場合には、全ての対象画像を割り付けることができるように、複数のページを設定する。
ところで、画像生成装置(例えば、デジタルカメラ)の中には、画像データと、画像データに関連する種々の情報(以下、「画像データ関連情報」と呼ぶ)とを格納する画像データファイルを生成するものがある。画像データ関連情報としては、撮影日時に関する情報(以下、「撮影日時情報」と呼ぶ)がある。レイアウト部210は、このような撮影日時情報を解析することによって、各画像データが撮影された撮影日を取得することができる。また、このような撮影日時情報を利用できない場合には、画像データを格納する画像データファイルの生成日時を撮影日時情報として利用してもよい。なお、このような画像データ関連情報を格納するファイル形式としては、例えば、Exifファイル形式がある。
また、撮影日時情報を利用する代わりに、ユーザが対象画像を割り付ける順序を指定してもよい。この場合には、画像選択部270またはレイアウト部210が、順番を指定することをユーザに許容する構成を用いることができる。
レイアウト処理が終了すると、レイアウト部210(図1)は、使用される実行用テンプレートと、各対象画像と単画像割付領域との対応関係とを表すレイアウトデータを生成し、合成部220に送出する。
次に、ステップS130(図4)では、合成部220は、レイアウト部210から受け取ったレイアウトデータと、対象画像データと、実行用テンプレートデータとを用いて割付画像データを生成する。割付画像データは、レイアウト処理の結果に応じて対象画像が割り付けられた画像(以下、「割付画像」と呼ぶ)を表す画像データである。
次に、印刷データ生成部230は、合成部220によって生成された割付画像データに応じて印刷データを生成する。本実施例では、印刷データ生成部230は、割付画像データの各画素の画素値からプリンタ300が利用可能な複数のインクの量に相当する多階調データへの変換処理を実行し、得られた多階調データに対してハーフトーン処理を行うことによって、印刷データを生成する。生成された印刷データは、データ送信部240によってプリンタ300に送信される。データの送信方法としては、ケーブルを介する方法や、ネットワークを介する方法、無線通信を用いる方法等、種々の方法を用いることができる。プリンタ300は、受け取った印刷データに応じて印刷を実行する。
なお、上述のようなコンピュータ200内の各構成要素の一部または全部の機能は、例えばコンピュータプログラムによって実現される。これらコンピュータプログラムは、フレキシブルディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供することが可能である。
以上のように、第1実施例では、テンプレート選択部260(図1)は、対象画像の画素数に基づいて実行用テンプレートを選択するので、選択した実行用テンプレートを出力画像の画質を考慮したものとすることができる。特に、第1実施例では、対象画像の画素数が多いほど、単画像割付領域の大きさが大きなテンプレートが選択されるので、割付画像を出力した際に、画素そのものが目立ちやすい過剰に拡大された対象画像や、細かな構造がつぶれてしまう過剰に縮小された対象画像が生じることを抑制することができる。
また、第1実施例では、テンプレートデータが複数種類の「テーマ」と「用紙サイズ」(図3)とに応じて準備されており、テンプレート選択部260は、ユーザが指定した「テーマ」と「用紙サイズ」とに基づいて実行用テンプレートを選択することができる。その結果、ユーザは、好みの印刷用紙を用いた好みの印象を与える割付画像を得ることができる。このように、第1実施例では、ユーザが指定した条件にも基づいて実行用テンプレートを選択するので、選択したテンプレートをユーザの好みに応じたものとすることができる。
また、第1実施例では、ユーザが指定した条件(この例では「用紙サイズ」と「テーマ」)で決まる1つの区分に含まれるテンプレートデータに関し、適切画素数の範囲が、互いに重ならないように設定されている。その結果、ユーザが指定した条件に対し、出力画像の画質を考慮した実行用テンプレートを自動的に一意に決定することができる。
また、第1実施例では、ユーザは、ユーザ指示部280の設定画面(図7)を介して、レイアウト処理に用いる実行用テンプレートを変更することができるので、ユーザの好みのテンプレートを用いたレイアウト処理を実行することもできる。
なお、視覚の空間分解能は、1/60度に厳密に一致しているものではなく、図9に示す標準画素数は一つの目安にすぎない。従って、単画像割付領域の大きさに対する適切画素数範囲は、図9に示す例に限定されるものではなく、一般に、出力結果における単画像割付領域の大きさが小さいほど、より少ない画素数を含むように設定されていれば、画素数に応じて選択されたテンプレートを、画質を考慮したものとすることができる。
ここで、適切画素数範囲が、出力結果における対象画像の画素の大きさが空間分解能と比べて過剰に大きくならない、すなわち、出力結果における対象画像の出力解像度が空間分解能と比べて過剰に低くならないように設定されていることが好ましい。こうすれば、画素数の少ない対象画像を高画質に出力することができる。ここで、「出力結果における対象画像の出力解像度」とは、出力結果における対象画像の大きさと、対象画像データの画素数とから算出される解像度である。なお、このような出力結果における出力解像度の下限値としては、10dpi以上であることが好ましく、50dpi以上であることが特に好ましく、100dpi以上であることが最も好ましい。
また、適切画素数範囲が、このような出力解像度が空間分解能と比べて過剰に高くならないように設定されていれば、画素数が多い対象画像の細かな構造がつぶれてしまうことを抑制することができる。なお、このような出力解像度の上限値としては、2000dpi以下であることが好ましく、1000dpi以下であることが特に好ましく、500dpi以下であることが最も好ましい。
B.第2実施例:
図10は、第2実施例における、テンプレートデータを用いたレイアウト処理の概要を示す説明図である。上述した第1実施例との差異は、同じテンプレートデータを、サイズの異なる複数の印刷用紙に適用する点である。
図10は、第2実施例における、テンプレートデータを用いたレイアウト処理の概要を示す説明図である。上述した第1実施例との差異は、同じテンプレートデータを、サイズの異なる複数の印刷用紙に適用する点である。
図10(a)は、テンプレートデータの一例を示す説明図である。このテンプレートデータTP13は、台紙領域PAaと、台紙領域PAa上に配置された4つの単画像割付領域FAaとを含んでいる。
図10(b)は、テンプレートデータTP13(図10(a))と、A6の用紙サイズを有する印刷用紙とを用いた場合の割付画像の一例を示す説明図である。この例では、テンプレートの大きさが、印刷用紙と同程度の大きさに調整されている。
図10(c)は、テンプレートデータTP13(図10(a))と、A4の用紙サイズを有する印刷用紙とを用いた場合の割付画像の一例を示す説明図である。この例でも、テンプレートの大きさが、印刷用紙と同程度の大きさに調整されている。
このように、第2実施例では、合成部220(図1)は、台紙領域の大きさが印刷用紙の大きさと同程度の大きさとなるようにテンプレートの大きさを調整して、割付画像データを生成する(図4:ステップS130)。なお、テンプレートの大きさの調整は、テンプレートの形状を相似形に保ちつつ、行われる。
図11(a)は、第2実施例のテンプレートデータベース290(図1)に格納されているテンプレート一覧表の一部を示す説明図である。この例では、テーマが「無地」であるテンプレートTP11〜TP13が示されている。第2実施例では、テンプレートデータは、「テーマ」のみに基づいて分類されている。また、テーマで指定される1つの区分には、単画像割付領域の大きさが異なる複数のテンプレートデータが含まれている。さらに、各テンプレートデータには、基準の用紙サイズ(図11(a)の例では、「A4」)に対応する「適切画素数基準範囲」が設定されている。なお、テンプレートとしては、テーマが異なる種々のデザインのものが予め準備されているが、図示を省略する。
第2実施例では、テンプレート選択部260(図1)は、図6のステップS230において、図7の設定画面で指定されたテーマと用紙サイズとに応じた実行用テンプレートを選択する。指定された用紙サイズが基準の用紙サイズ(本実施例では「A4」)である場合には、「適切画素数基準範囲」に従って実行用テンプレートを選択する。例えば、指定されたテーマが「無地」で、代表画素数が130万である場合には、テンプレートデータTP13(図11(a))を選択する。
指定された用紙サイズが基準の用紙サイズとは異なる場合には、テンプレート選択部260は、指定された用紙サイズに適した適切画素数範囲を算出し、算出した適切画素数範囲に従って実行用テンプレートを選択する。具体的には、「適切画素数基準範囲」に、指定された用紙サイズと基準の用紙サイズとの面積比を乗じることによって、適切画素数範囲を算出する。本実施例では、台紙領域が印刷用紙の全面に広がるように、テンプレートの大きさが調整される。その結果、出力結果における台紙領域の面積が小さいほど、少ない画素数を含む適切画素数範囲が算出される。
図11(b)は、図11(a)に示す適切画素数基準範囲を用いて算出した、「A6」用の適切画素数範囲を示す説明図である。「A6」の用紙の面積は「A4」の用紙の面積の1/4である。従って、「A6」用の適切画素数範囲は、基準範囲の画素数に1/4を乗じたものとなっている。ここで、指定されたテーマが「無地」で、用紙サイズが「A6」で、代表画素数が130万である場合には、テンプレートデータTP14を選択する。
このように、第2実施例では、1つのテンプレートデータを、複数種類の用紙サイズに適用することができるので、テンプレート格納部250が必要とする容量が大きくなることを抑制することができる。さらに、適切画素数基準範囲に印刷用紙の面積比を乗じて適切画素数範囲を算出しているので、用紙サイズに拘わらず、適切な画素数範囲を得ることができる。その結果、用紙サイズに拘わらず、画質を考慮したテンプレートを適切に選択することができる。
ところで、テンプレートの一覧表(図11(a))が、種々の用紙サイズに対応した適切画素数範囲を予め格納してもよい。こうすれば、テンプレート選択部260(図1)が適切画素数範囲を算出する処理を省略することができる。
C.第3実施例:
上述の各実施例において、テンプレート選択部260(図1)が、実行用テンプレートを選択する代わりに、1つ以上のテンプレートの候補を選択する構成としてもよい。ユーザには、様々なデザインのテンプレートを用いたいという要望がある。このような要望に応えるために、テンプレート格納部250が、様々な種類のテンプレートデータを格納する場合がある。特に、ユーザが指定した条件(例えば、「用紙サイズ」と「テーマ」)で決まる1つの区分に、単画像割付領域の大きさの差が小さい(適切画素数範囲が重なっている)複数のテンプレートデータが含まれる場合には、対象画像の画素数に基づいて一意に決定された実行用テンプレートが、ユーザの好みに対応していない可能性がある。そこで、本実施例では、テンプレート選択部260は、実行用テンプレートの代わりに、1つ以上のテンプレートの候補を選択する。
上述の各実施例において、テンプレート選択部260(図1)が、実行用テンプレートを選択する代わりに、1つ以上のテンプレートの候補を選択する構成としてもよい。ユーザには、様々なデザインのテンプレートを用いたいという要望がある。このような要望に応えるために、テンプレート格納部250が、様々な種類のテンプレートデータを格納する場合がある。特に、ユーザが指定した条件(例えば、「用紙サイズ」と「テーマ」)で決まる1つの区分に、単画像割付領域の大きさの差が小さい(適切画素数範囲が重なっている)複数のテンプレートデータが含まれる場合には、対象画像の画素数に基づいて一意に決定された実行用テンプレートが、ユーザの好みに対応していない可能性がある。そこで、本実施例では、テンプレート選択部260は、実行用テンプレートの代わりに、1つ以上のテンプレートの候補を選択する。
図12は、第3実施例において、図4のステップS110で実行されるテンプレート選択処理の手順を示すフローチャートである。ステップS300は、図6のステップS200と同じ処理である。図13は、第3実施例における、ユーザ指示部280(図1)がユーザの指示を受け取るための設定画面を示す説明図である。ユーザは設定画面の中の条件設定エリアCAaを操作することによって、テンプレートの候補を選択するための「テーマ」と「用紙サイズ」との条件を設定することができる。また、ステップS310、S320は、図6のステップS210、S220と同じ処理である。これらの処理によって、対象画像データの代表画素数が算出される。
次のステップS330では、テンプレート選択部260(図1)は、ユーザが指定した条件(この例では「用紙サイズ」と「テーマ」)で決まる区分に含まれるテンプレートデータの中から、2種類の候補を選択する。1番目の候補は、代表画素数が適切画素数範囲内である条件(以下「画素数条件」と呼ぶ)を満たすテンプレートデータであり、2番目の候補は、画素数条件を満たさないテンプレートデータである。なお、第3実施例では、1つの区分に画素数条件を満たすテンプレートが複数含まれている場合がある。また、第3実施例では、ステップS300において、必ずしも全ての条件を指定する必要はない。例えば、「テーマ」が指定されなかった場合には、テーマが異なる複数の区分の中から候補が選択される。
次のステップS340では、使用する実行用テンプレートが決定される。ユーザ指示部280(図1)は、図13に示す設定画面のデザインエリアDAaに、テンプレートの候補の一覧を提示する。この際、ユーザ指示部280は、テンプレートの1番候補のみを斜線の枠で囲んで提示する。
ユーザは、デザインエリアDAaを操作することによって、好みのテンプレートを実行用テンプレートとして選択することができる。ここで、斜線の枠で囲まれた1番候補を選択すれば、画質を考慮したテンプレートを選択することができる。図13の例では、選択されたテンプレートが点線の枠で囲まれている。
ユーザがプリントボタンPBaを操作すると、実行用テンプレートが決定され、テンプレート選択処理(図4:S110)が終了する。以下、上述の各実施例と同様の処理が実行される。
このように、第3実施例では、テンプレートの候補が対象画像の画素数に基づいて選択されるので、出力画像の画質を考慮したテンプレート候補を選択することができる。特に、本実施例では、画素数条件を満たす1番候補と満たさない2番候補とが、互いに異なる形態で提示されるので、ユーザは、テンプレートの1番と2番との候補を比較して、テンプレートを選択することができる。
なお、複数種類の候補を異なる態様で提示する方法としては、図13に示すような枠の有無といった態様に限らず、一般に、ユーザが識別できる態様で提示する方法であればよい。例えば、複数種類の候補を、候補の種類に応じた複数のエリアに分割して提示する方法や、候補の種類に応じた符号を付して提示する方法を用いても良い。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D1.変形例1:
上述の第1と第2の実施例において、実行用テンプレートの確認処理(図6:ステップS240)を省略してもよい。この場合には、テンプレート選択部260(図1)が選択した実行用テンプレートをそのまま用いたレイアウト処理が実行される。また、図7の設定画面において、デザインエリアDAを省略することができる。
上述の第1と第2の実施例において、実行用テンプレートの確認処理(図6:ステップS240)を省略してもよい。この場合には、テンプレート選択部260(図1)が選択した実行用テンプレートをそのまま用いたレイアウト処理が実行される。また、図7の設定画面において、デザインエリアDAを省略することができる。
D2.変形例2:
上述の第1と第2の実施例において、テンプレート選択部260(図1)が、ユーザが指定した条件を用いずに、対象画像データの画素数のみに基づいてテンプレートを選択する構成としてもよい。例えば、予め設定された標準のテーマと用紙サイズとに基づいて選択するものとしてもよい。また、テンプレート格納部250が、適切画素数範囲が互いに重ならないテンプレートデータのみを格納する構成としてもよい。こうすれば、テンプレート選択部260は、画素数のみに基づいて実行用テンプレートを一意に決定することができる。また、このような場合には、選択条件設定処理(図6:ステップS200)と、図7の設定画面の条件設定エリアCAとを省略することができる。さらに、実行用テンプレートの確認処理(図6:ステップS240)を省略する構成とすれば、テンプレート選択処理を、ユーザの指示を用いずに、完全に自動的に実行することができる。この場合には、ユーザ指示部280を省略することができる。
上述の第1と第2の実施例において、テンプレート選択部260(図1)が、ユーザが指定した条件を用いずに、対象画像データの画素数のみに基づいてテンプレートを選択する構成としてもよい。例えば、予め設定された標準のテーマと用紙サイズとに基づいて選択するものとしてもよい。また、テンプレート格納部250が、適切画素数範囲が互いに重ならないテンプレートデータのみを格納する構成としてもよい。こうすれば、テンプレート選択部260は、画素数のみに基づいて実行用テンプレートを一意に決定することができる。また、このような場合には、選択条件設定処理(図6:ステップS200)と、図7の設定画面の条件設定エリアCAとを省略することができる。さらに、実行用テンプレートの確認処理(図6:ステップS240)を省略する構成とすれば、テンプレート選択処理を、ユーザの指示を用いずに、完全に自動的に実行することができる。この場合には、ユーザ指示部280を省略することができる。
D3.変形例3:
上述の第3実施例において、テンプレート選択部260(図1)が、ユーザが指定した条件を用いずに、対象画像データの画素数のみに基づいてテンプレートの候補を選択する構成としてもよい。例えば、予め設定された標準のテーマと用紙サイズとに基づいて選択するものとしてもよい。また、テンプレート格納部250(図1)に格納されている全てのテンプレートデータの中から候補を選択してもよい。このような場合には、選択条件設定処理(図12:ステップS300)と、図13の設定画面の条件設定エリアCAaとを省略することができる。
上述の第3実施例において、テンプレート選択部260(図1)が、ユーザが指定した条件を用いずに、対象画像データの画素数のみに基づいてテンプレートの候補を選択する構成としてもよい。例えば、予め設定された標準のテーマと用紙サイズとに基づいて選択するものとしてもよい。また、テンプレート格納部250(図1)に格納されている全てのテンプレートデータの中から候補を選択してもよい。このような場合には、選択条件設定処理(図12:ステップS300)と、図13の設定画面の条件設定エリアCAaとを省略することができる。
また、第3実施例において、テンプレート選択部260が選択する候補の種類は、3種類以上であってもよい。例えば、各テンプレートデータの単画像割付領域の大きさに関連のある大きさ画素数(例えば、図9の標準画素数)と、対象画像データの代表画素数との差分を算出し、「差分が小さい候補」「差分が中程度の候補」「差分が大きい候補」の3種類の候補を選択してもよい。このように3種類以上の候補を選択する場合も、候補の種類毎に異なる態様で提示すれば、ユーザは、複数種類のテンプレートの候補を比較して、テンプレートを選択することができる。
また、第3実施例において、テンプレート選択部260(図1)が、代表画素数が適切画素数範囲内である条件(画素数条件)を満たすテンプレートのみを、候補として選択してもよい。この場合には、ユーザ指示部280は、図13に示す設定画面のデザインエリアDAaに、画素数条件を満たすテンプレートのみを提示する。
D4.変形例4:
上述の各実施例において、用紙サイズの縦横比が異なる複数種類の印刷用紙を用いる場合には、テンプレートデータを縦横比に応じて準備し、印刷用紙の縦横比に応じて使い分けることが好ましい。ここで、テンプレートの一覧表(図3、図11(a))において、テンプレートデータを「縦横比」に基づいて分類する構成を用いることができる。さらに、テンプレート選択部260(図1)が、指定された用紙サイズの縦横比に応じた区分のテンプレートデータを用いれば、印刷用紙に適したテンプレートを選択することができる。例えば、同じA4サイズの印刷用紙を用いる場合でも、用紙サイズとして「A4横」が指定された場合には、横向きのテンプレートを選択し、「A4縦」が指定された場合には、縦向きのテンプレートを選択することができる。
上述の各実施例において、用紙サイズの縦横比が異なる複数種類の印刷用紙を用いる場合には、テンプレートデータを縦横比に応じて準備し、印刷用紙の縦横比に応じて使い分けることが好ましい。ここで、テンプレートの一覧表(図3、図11(a))において、テンプレートデータを「縦横比」に基づいて分類する構成を用いることができる。さらに、テンプレート選択部260(図1)が、指定された用紙サイズの縦横比に応じた区分のテンプレートデータを用いれば、印刷用紙に適したテンプレートを選択することができる。例えば、同じA4サイズの印刷用紙を用いる場合でも、用紙サイズとして「A4横」が指定された場合には、横向きのテンプレートを選択し、「A4縦」が指定された場合には、縦向きのテンプレートを選択することができる。
D5.変形例5:
上述の各実施例において、テンプレートデータベース290(図1)に格納されている各テンプレートデータに関する情報を、各テンプレートデータが含む構成としてもよい。この場合には、テンプレート選択部260は、各テンプレートデータを解析することによって、適切画素数範囲や用紙サイズ等の情報を取得することができる。また、この場合には、テンプレートデータベース290を省略することができる。
上述の各実施例において、テンプレートデータベース290(図1)に格納されている各テンプレートデータに関する情報を、各テンプレートデータが含む構成としてもよい。この場合には、テンプレート選択部260は、各テンプレートデータを解析することによって、適切画素数範囲や用紙サイズ等の情報を取得することができる。また、この場合には、テンプレートデータベース290を省略することができる。
D6.変形例6:
上述の各実施例では、単画像割付領域の大きさがテンプレートに含まれる単画像割付領域の数に応じて変化しているが、単画像割付領域の数に拘わらずに、単画像割付領域の大きさを調整したテンプレートを用いても良い。例えば、台紙領域の全面に広がる1つの単画像割付領域を有するテンプレートと、台紙領域の半分の領域に広がる装飾画像と残りの半分の領域に広がる1つの単画像割付領域とを有するテンプレートとを用いてもよい。この場合も、単画像割付領域の大きさに応じて適切画素数範囲を設定すれば、テンプレート選択部260(図1)が選択したテンプレートを、出力画像の画質を考慮したものとすることができる。
上述の各実施例では、単画像割付領域の大きさがテンプレートに含まれる単画像割付領域の数に応じて変化しているが、単画像割付領域の数に拘わらずに、単画像割付領域の大きさを調整したテンプレートを用いても良い。例えば、台紙領域の全面に広がる1つの単画像割付領域を有するテンプレートと、台紙領域の半分の領域に広がる装飾画像と残りの半分の領域に広がる1つの単画像割付領域とを有するテンプレートとを用いてもよい。この場合も、単画像割付領域の大きさに応じて適切画素数範囲を設定すれば、テンプレート選択部260(図1)が選択したテンプレートを、出力画像の画質を考慮したものとすることができる。
D7.変形例7:
上述の各実施例において、大きさの異なる複数の単画像割付領域を含むテンプレートデータを用いてもよい。この場合には、各単画像割付領域の大きさを代表する代表サイズを算出し、代表サイズに基づいて、適切画素数範囲を設定すればよい。代表サイズとしては、代表画素数と同様に、大きさの最大値や最小値、最頻値、中央値、平均値等を用いることができる。
上述の各実施例において、大きさの異なる複数の単画像割付領域を含むテンプレートデータを用いてもよい。この場合には、各単画像割付領域の大きさを代表する代表サイズを算出し、代表サイズに基づいて、適切画素数範囲を設定すればよい。代表サイズとしては、代表画素数と同様に、大きさの最大値や最小値、最頻値、中央値、平均値等を用いることができる。
D8.変形例8:
上述の第1と第2の実施例において、テンプレート選択部260(図1)が、「条件(i):レイアウト処理の結果に基づく出力結果における全ての対象画像の出力解像度が下限値以上である」を満足するように、実行用テンプレートを選択することが好ましい。こうすれば、対象画像データの画素数にばらつきがある場合でも、画素数が少ない対象画像を過剰に拡大してしまうことを抑制することができる。なお、このような条件(i)を満足する実行用テンプレートを選択する方法としては、代表画素数を小さい値に修正してテンプレートを選択し直す処理を、選択したテンプレートが条件(i)を満足するまで繰り返し実行する方法を用いることができる。
上述の第1と第2の実施例において、テンプレート選択部260(図1)が、「条件(i):レイアウト処理の結果に基づく出力結果における全ての対象画像の出力解像度が下限値以上である」を満足するように、実行用テンプレートを選択することが好ましい。こうすれば、対象画像データの画素数にばらつきがある場合でも、画素数が少ない対象画像を過剰に拡大してしまうことを抑制することができる。なお、このような条件(i)を満足する実行用テンプレートを選択する方法としては、代表画素数を小さい値に修正してテンプレートを選択し直す処理を、選択したテンプレートが条件(i)を満足するまで繰り返し実行する方法を用いることができる。
また、第3実施例において、上述の条件(i)を満たすテンプレートのみを候補として選択してもよい。こうすれば、画素数が少ない対象画像を高画質に出力することが可能なテンプレートを候補として選択することができる。
D9.変形例9:
上述の各実施例において、画像生成装置(例えば、デジタルカメラ)、または、画像出力装置(例えば、プリンタ)が、画像処理装置の機能の一部、または、全部を実行する構成としてもよい。例えば、プリンタが、合成部220(図1)と印刷データ生成部230との機能を実行する構成とすることができる。この場合には、コンピュータ200のデータ送信部240が、対象画像データと、レイアウト処理に用いたテンプレートデータと、レイアウト部210が生成したレイアウトデータとを、プリンタに送信するように構成される。この場合、データ送信部240は、本発明におけるレイアウト送信部として機能する。
上述の各実施例において、画像生成装置(例えば、デジタルカメラ)、または、画像出力装置(例えば、プリンタ)が、画像処理装置の機能の一部、または、全部を実行する構成としてもよい。例えば、プリンタが、合成部220(図1)と印刷データ生成部230との機能を実行する構成とすることができる。この場合には、コンピュータ200のデータ送信部240が、対象画像データと、レイアウト処理に用いたテンプレートデータと、レイアウト部210が生成したレイアウトデータとを、プリンタに送信するように構成される。この場合、データ送信部240は、本発明におけるレイアウト送信部として機能する。
なお、この例では、レイアウトデータをレイアウト部210(図1)が生成するものとしているが、この代わりに、他の機能部がレイアウトデータを生成する構成としてもよい。例えば、データ送信部240が、実行用テンプレートとレイアウト部210の割り付け結果とに基づいてレイアウトデータを生成してもよい。
また、画像出力装置を、上記実施例における画像処理装置として使用することもできる。例えば、画像出力装置としてのプリンタが、図1に示すコンピュータ200と同様の機能を実行する構成を用いることができる。さらに、プリンタが、ケーブルやネットワーク、無線通信、メモリカード等を介してデジタルカメラ100から直接画像データを受け取ることができるように構成されていれば、コンピュータを用いることなく、割付画像の印刷を行うことができる。
D10.変形例10:
上述の各実施例において、データ送信部240が、合成部220が生成した割付画像データを他のデータ処理装置(例えば、LCDディスプレイやCRTモニタ)に送信する構成としてもよい。こうすれば、種々のデータ処理装置で割付画像データを用いた処理を行うことができる。なお、この場合には、データ送信部240は、本発明における割付画像データ送信部として機能する。
上述の各実施例において、データ送信部240が、合成部220が生成した割付画像データを他のデータ処理装置(例えば、LCDディスプレイやCRTモニタ)に送信する構成としてもよい。こうすれば、種々のデータ処理装置で割付画像データを用いた処理を行うことができる。なお、この場合には、データ送信部240は、本発明における割付画像データ送信部として機能する。
D11.変形例11:
上述の各実施例では、割付画像を印刷しているので、ユーザは、アルバムのページとして利用可能な印刷ページを手軽に得ることができる。また、対象画像が割り付けられた割付画像データは、印刷に限らず、種々の用途に利用することができる。例えば、LCDディスプレイやCRTモニタ等の画像出力装置を用いた画像の表示に用いてもよい。さらに、印刷を実行する前にモニタ等に割付画像を表示すれば、ユーザは、印刷する前に割付画像の内容の確認を行うことができる。また、割付画像データを格納する画像データファイルを生成してもよい。このような画像データファイルを生成して再利用すれば、レイアウト処理や、割付画像データを生成する処理を実行できない装置を用いる場合でも、割付画像データを利用することができる。
上述の各実施例では、割付画像を印刷しているので、ユーザは、アルバムのページとして利用可能な印刷ページを手軽に得ることができる。また、対象画像が割り付けられた割付画像データは、印刷に限らず、種々の用途に利用することができる。例えば、LCDディスプレイやCRTモニタ等の画像出力装置を用いた画像の表示に用いてもよい。さらに、印刷を実行する前にモニタ等に割付画像を表示すれば、ユーザは、印刷する前に割付画像の内容の確認を行うことができる。また、割付画像データを格納する画像データファイルを生成してもよい。このような画像データファイルを生成して再利用すれば、レイアウト処理や、割付画像データを生成する処理を実行できない装置を用いる場合でも、割付画像データを利用することができる。
D12.変形例12:
なお、本明細書において、「デジタルカメラ」とは、静止画を撮影するデジタルスチルカメラと、動画を撮影するデジタルビデオカメラとの両方を含んでいる。
なお、本明細書において、「デジタルカメラ」とは、静止画を撮影するデジタルスチルカメラと、動画を撮影するデジタルビデオカメラとの両方を含んでいる。
D13.変形例13:
上記各実施例において、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよい。
上記各実施例において、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよい。
100...デジタルカメラ
200...コンピュータ
210...レイアウト部
220...合成部
230...印刷データ生成部
240...データ送信部
250...テンプレート格納部
260...テンプレート選択部
270...画像選択部
280...ユーザ指示部
290...テンプレートデータベース
300...プリンタ
PA、PAa...台紙領域
FA、FAa...単画像割付領域
DI...装飾画像
FMB...フレーム設定ボタン
CA、CAa...条件設定エリア
DA、DAa...デザインエリア
PB、PBa...プリントボタン
OIa...対象画像データセット
OIb...対象画像データセット
200...コンピュータ
210...レイアウト部
220...合成部
230...印刷データ生成部
240...データ送信部
250...テンプレート格納部
260...テンプレート選択部
270...画像選択部
280...ユーザ指示部
290...テンプレートデータベース
300...プリンタ
PA、PAa...台紙領域
FA、FAa...単画像割付領域
DI...装飾画像
FMB...フレーム設定ボタン
CA、CAa...条件設定エリア
DA、DAa...デザインエリア
PB、PBa...プリントボタン
OIa...対象画像データセット
OIb...対象画像データセット
Claims (21)
- 対象画像を表現する対象画像データを用いた画像処理を行う画像処理装置であって、
台紙領域と前記台紙領域上に配置された1つ以上の単画像割付領域とを含むテンプレートを表すとともに、少なくとも1つの前記単画像割付領域の大きさが異なる複数種類のテンプレートデータを格納するテンプレート格納部と、
前記複数のテンプレートの中から、前記対象画像を前記台紙領域上に割り付けるレイアウト処理に用いられる実行用テンプレートを、前記対象画像データの画素数に基づいて選択するテンプレート選択部と、
前記実行用テンプレートを用いて前記レイアウト処理を実行するレイアウト部と、
を備える、画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置であって、
前記テンプレート選択部は、各テンプレートデータに関連付けられた適切画素数範囲に前記対象画像の画素数が収まっているテンプレートを、前記実行用テンプレートとして選択する、
画像処理装置。 - 請求項2に記載の画像処理装置であって、
前記適切画素数範囲は、テンプレートに含まれる前記単画像割付領域の大きさが小さいほど、少ない画素数を含むように設定されている、
画像処理装置。 - 請求項2または請求項3に記載の画像処理装置であって、
前記テンプレートデータは、前記テンプレートの形状を相似形に保ちつつ大きさを調整することによって、前記レイアウト処理の結果に基づく前記対象画像の出力結果における前記台紙領域の大きさが異なる複数種類の出力に用いることが可能であり、
前記適切画素数範囲は、各種出力毎に、各種出力結果における前記台紙領域の面積が小さいほど、少ない画素数を含むように設定されている、
画像処理装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記テンプレート選択部は、
条件(i):前記レイアウト処理の結果に基づく前記対象画像の出力結果における全ての前記対象画像の出力解像度が、所定の下限値以上である、
を満足するように、前記実行用テンプレートを選択する、
画像処理装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記テンプレート選択部は、前記対象画像の数が2以上である場合には、前記2以上の対象画像データの画素数から代表画素数を算出するとともに、前記代表画素数に基づいて前記実行用テンプレートを選択する、
画像処理装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
前記実行用テンプレートを変更することをユーザに許容するユーザ指示部を備え、
前記レイアウト部は、前記ユーザ指示部に対するユーザの指示で指定された実行用テンプレートを用いて前記レイアウト処理を実行することが可能な、
画像処理装置。 - 対象画像を表現する対象画像データを用いた画像処理を行う画像処理装置であって、
台紙領域と前記台紙領域上に配置された1つ以上の単画像割付領域とを含むテンプレートを表すとともに、少なくとも1つの前記単画像割付領域の大きさが異なる複数種類のテンプレートデータを格納するテンプレート格納部と、
前記複数のテンプレートの中から、前記対象画像を前記台紙領域上に割り付けるレイアウト処理に用いられるテンプレートの候補を、前記対象画像データの画素数に基づいて選択するテンプレート選択部と、
前記テンプレートの候補の中から前記レイアウト処理に用いられる実行用テンプレートを選択することをユーザに許容するユーザ指示部と、
前記ユーザ指示部に対するユーザの指示で指定された実行用テンプレートを用いて前記レイアウト処理を実行するレイアウト部と、
を備える、画像処理装置。 - 請求項8に記載の画像処理装置であって、
前記テンプレート選択部は、各テンプレートデータに関連付けられた適切画素数範囲に前記対象画像の画素数が収まっているテンプレートを、前記テンプレートの候補として選択する、
画像処理装置。 - 請求項9に記載の画像処理装置であって、
前記適切画素数範囲は、テンプレートに含まれる前記単画像割付領域の大きさが小さいほど、少ない画素数を含むように設定されている、
画像処理装置。 - 請求項9または請求項10に記載の画像処理装置であって、
前記テンプレートデータは、前記テンプレートの形状を相似形に保ちつつ大きさを調整することによって、前記レイアウト処理の結果に基づく前記対象画像の出力結果における前記台紙領域の大きさが異なる複数種類の出力に用いることが可能であり、
前記適切画素数範囲は、各種出力毎に、各種出力結果における前記台紙領域の面積が小さいほど、少ない画素数を含むように設定されている、
画像処理装置。 - 請求項8ないし請求項11のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記テンプレート選択部は、
条件(i):前記レイアウト処理の結果に基づく前記対象画像の出力結果における全ての前記対象画像の出力解像度が、所定の下限値以上である、
を満足するように、前記テンプレートの候補を選択する、
画像処理装置。 - 請求項8ないし請求項12のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記テンプレート選択部は、前記対象画像データの画素数に基づいて、複数種類のテンプレートの候補を選択することが可能であり、
前記ユーザ指示部は、前記複数種類のテンプレートの候補を、種類毎に異なる態様で提示することが可能である、
画像処理装置。 - 請求項8ないし請求項13のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記テンプレート選択部は、前記対象画像の数が2以上である場合には、前記2以上の対象画像データの画素数から代表画素数を算出するとともに、前記代表画素数に基づいて前記テンプレートの候補を選択する、
画像処理装置。 - 請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
各ページに適用される実行用テンプレートと、各ページにおける前記対象画像と前記単画像割付領域との対応関係と、を表すレイアウト情報と、前記対象画像データと、前記レイアウト処理で用いた前記実行用テンプレートデータとを、前記対象画像を出力するための処理を行う所定の第1のデータ処理装置に送信するレイアウト送信部を備える、
画像処理装置。 - 請求項1ないし請求項15のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
前記複数の対象画像のそれぞれを前記レイアウト部の割付結果に応じて割り付けた割付画像を表現する割付画像データを生成する合成部を備える、
画像処理装置。 - 請求項16に記載の画像処理装置であって、さらに、
前記合成部が生成した前記割付画像データを、前記対象画像を出力するための処理を行う所定の第2のデータ処理装置に送信する割付画像データ送信部を備える、
画像処理装置。 - 対象画像を表現する対象画像データを用いた画像処理を行う画像処理方法であって、
(a)台紙領域と前記台紙領域上に配置された1つ以上の単画像割付領域とを含むテンプレートを表すとともに、少なくとも1つの前記単画像割付領域の大きさが異なる複数種類のテンプレートデータを準備する工程と、
(b)前記複数のテンプレートの中から、前記対象画像を前記台紙領域上に割り付けるレイアウト処理に用いられる実行用テンプレートを、前記対象画像データの画素数に基づいて選択する工程と、
(c)前記実行用テンプレートを用いて前記レイアウト処理を実行する工程と、
を備えた、画像処理方法。 - 対象画像を表現する対象画像データを用いた画像処理を行う画像処理方法であって、
(a)台紙領域と前記台紙領域上に配置された1つ以上の単画像割付領域とを含むテンプレートを表すとともに、少なくとも1つの前記単画像割付領域の大きさが異なる複数種類のテンプレートデータを準備する工程と、
(b)前記複数のテンプレートの中から、前記対象画像を前記台紙領域上に割り付けるレイアウト処理に用いられるテンプレートの候補を、前記対象画像データの画素数に基づいて選択する工程と、
(c)前記テンプレートの候補の中から前記レイアウト処理に用いられる実行用テンプレートを選択する旨のユーザの指示を受け取る工程と、
(d)前記工程(c)で受け取ったユーザの指示で指定された実行用テンプレートを用いて前記レイアウト処理を実行する工程と、
を備える、画像処理方法。 - 対象画像を表現する対象画像データを用いた画像処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
(a)前記対象画像を前記台紙領域上に割り付けるレイアウト処理のために予め準備され、さらに、台紙領域と前記台紙領域上に配置された1つ以上の単画像割付領域とを含むテンプレートを表すとともに、少なくとも1つの前記単画像割付領域の大きさが異なる複数種類のテンプレートデータの中から、前記レイアウト処理に用いられる実行用テンプレートを、前記対象画像データの画素数に基づいて選択する機能と、
(b)前記実行用テンプレートを用いて前記レイアウト処理を実行する機能と、
をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。 - 対象画像を表現する対象画像データを用いた画像処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
(a)前記対象画像を前記台紙領域上に割り付けるレイアウト処理のために予め準備され、さらに、台紙領域と前記台紙領域上に配置された1つ以上の単画像割付領域とを含むテンプレートを表すとともに、少なくとも1つの前記単画像割付領域の大きさが異なる複数種類のテンプレートデータの中から、前記レイアウト処理に用いられるテンプレートの候補を、前記対象画像データの画素数に基づいて選択する機能と、
(b)前記テンプレートの候補の中から前記レイアウト処理に用いられる実行用テンプレートを選択する旨のユーザの指示を受け取る機能と、
(c)前記機能(b)で受け取ったユーザの指示で指定された実行用テンプレートを用いて前記レイアウト処理を実行する機能と、
をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
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