JP2005117453A - デジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】プリント注文の対象となる撮影画像への写し込みの設定ミスを防止できるデジタルカメラを提供する。
【解決手段】デジタルカメラでは、ファンクションキーとして働くメニューボタンが配設されており、プリント注文の対象となる撮影画像を表示するプリント設定画面においてプリント設定を行えるプリントモードを有している。このプリントモードでは、メニューボタンの押下により、撮影画像に対して撮影日時の写し込みがない設定と、写し込みがある設定とを切替えられ、さらに写し込みがある場合でも、その写し込み位置を表示Gp51や表示Gp52のように変更できる。その結果、撮影画像に写し込みが行われたプリントイメージを確認でき、写し込みの設定ミスを防止できる。
【選択図】図18
【解決手段】デジタルカメラでは、ファンクションキーとして働くメニューボタンが配設されており、プリント注文の対象となる撮影画像を表示するプリント設定画面においてプリント設定を行えるプリントモードを有している。このプリントモードでは、メニューボタンの押下により、撮影画像に対して撮影日時の写し込みがない設定と、写し込みがある設定とを切替えられ、さらに写し込みがある場合でも、その写し込み位置を表示Gp51や表示Gp52のように変更できる。その結果、撮影画像に写し込みが行われたプリントイメージを確認でき、写し込みの設定ミスを防止できる。
【選択図】図18
Description
本発明は、撮影画像に対して写し込みの設定を行うデジタルカメラに関する。
従来のデジタルカメラにおいては、プリント注文する場合にプリントハードコピーの仕上がりイメージ(プリントイメージ)をデジタルカメラのモニタに表示する技術が、例えば特許文献1に開示されている。
一方、例えば特許文献2には、撮影画像に対してロゴやマークの合成が行えるデジタルカメラが開示されている。
上記の特許文献1や特許文献2に記載のデジタルカメラでは、撮影画像のプリントイメージを表示することや、撮影画像に対する合成処理が行えるものの、プリント注文の設定を行う場合において撮影日時などの写し込みが行われた撮影画像のプリントイメージを表示するという発想がなく、写し込みがなされたプリントイメージを確認できないため、写し込みの設定ミスが生じる可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、プリント注文の対象となる撮影画像への写し込みの設定ミスを防止できるデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、デジタルカメラであって、(a)撮影画像がプリントされた場合のプリントイメージを表示可能な表示部と、(b)前記撮影画像に対して写し込みの設定を行う写し込み設定手段と、(c)前記写し込み設定手段による前記写し込みの設定を反映した前記プリントイメージを前記表示部に表示させる表示制御手段とを備える。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係るデジタルカメラにおいて、(d)前記表示制御手段により前記プリントイメージの表示を行うプリントプレビューモードと、記録された撮影画像を前記表示部に再生表示させる再生モードとを選択的に設定可能なモード設定手段をさらに備え、前記モード設定手段によって前記プリントプレビューモードに設定される場合には、前記写し込み設定手段で設定された写し込みの内容を前記表示部に表示する一方、前記再生モードに設定される場合には、前記写し込みの内容を前記表示部に表示しない。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明に係るデジタルカメラにおいて、(e)前記表示部の近傍に配設されている1の操作部材と、(f)前記1の操作部材に対する操作入力に応答して、前記写し込み手段による写し込みの有無の設定を切替える切替手段とをさらに備える。
また、請求項4の発明は、請求項1の発明に係るデジタルカメラにおいて、(e)前記表示部の近傍に配設されている1の操作部材と、(f)前記1の操作部材に対する操作入力に応答して、前記写し込み手段による写し込みの態様を変更する変更手段とをさらに備える。
また、請求項5の発明は、請求項3または請求項4の発明に係るデジタルカメラにおいて、前記1の操作部材は、前記表示制御手段により前記プリントイメージの表示を行うプリントプレビューモードと、前記プリントプレビューモード以外の他のモードとで割当てられる機能が異なる。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明に係るデジタルカメラにおいて、前記1の操作部材は、ファンクションキーであり、前記表示制御手段によって写し込みの内容が表示される前記表示部の画面位置の近傍に配設されている。
また、請求項7の発明は、請求項1の発明に係るデジタルカメラにおいて、前記写し込み手段は、(b-1)1の操作部材に対する操作入力によって、記録されている全ての撮影画像に対して写し込みの設定を行う設定手段を有し、前記表示制御手段による前記プリントイメージの表示では、前記設定手段による写し込みの設定内容が前記全ての撮影画像について反映される。
また、請求項8の発明は、請求項1の発明に係るデジタルカメラにおいて、前記写し込み手段は、(b-2)1の操作部材に対する操作入力によって、所定のフォルダに記録されている全ての撮影画像に対する写し込みの設定を行う手段を有する。
また、請求項9の発明は、請求項1の発明に係るデジタルカメラにおいて、前記写し込み手段は、(b-3)前記プリント注文の対象とされた撮影画像のみに対して、プリント時の写し込みの設定を行う手段を有する。
また、請求項10の発明は、請求項1の発明に係るデジタルカメラにおいて、前記写し込み手段は、(b-4)前記写し込みの設定に関する情報を、前記撮影画像に係る画像タグに記録する手段を有する。
請求項1ないし10の発明によれば、写し込み設定手段による写し込みの設定を反映したプリントイメージを表示部に表示させるため、写し込みの設定ミスを防止できる。
特に、請求項2の発明においては、プリントプレビューモードに設定される場合には写し込みの内容を表示部に表示する一方、再生モードに設定される場合には写し込みの内容を表示部に表示しない。プリントプレビューモードでは写し込みが行われたプリントイメージを視認する必要があるが、再生モードでは撮影画像全体を視認する必要があるため、この使い分けを自動的に行え、利便性が向上する。
また、請求項3の発明においては、1の操作部材に対する操作入力に応答して写し込み手段による写し込みの有無の設定を切替えるため、簡易に写り込みに関する設定を行え、操作性が向上する。
また、請求項4の発明においては、1の操作部材に対する操作入力に応答して写し込み手段による写し込みの態様を変更するため、簡易に写り込みに関する設定を行え、操作性が向上する。
また、請求項5の発明においては、1の操作部材がプリントプレビューモードと、プリントプレビューモード以外の他のモードとで割当てられる機能が異なるため、1の操作部材の兼用化が図れ、デジタルカメラの小型化およびコストダウンに寄与できる。
また、請求項6の発明においては、1の操作部材はファンクションキーであり、表示制御手段によって写し込みの内容が表示される表示部の画面位置の近傍に配設されているため、1の操作部材の機能を直感的に把握でき、誤操作を防止できる。
また、請求項7の発明においては、1の操作部材に対する操作入力によって記録されている全ての撮影画像に対して写し込みの設定を行い、表示制御手段によるプリントイメージの表示では写し込みの設定内容が全ての撮影画像について反映される。その結果、プリント対象となり得る全ての画像について個別に写し込みの設定を行う労力を削減できる。
また、請求項8の発明においては、1の操作部材に対する操作入力によって所定のフォルダに記録されている全ての撮影画像に対する写し込みの設定を行うため、プリント対象となり得る全ての画像について個別に写し込みの設定を行う労力を削減できる。
また、請求項9の発明においては、プリント注文の対象とされた撮影画像のみに対してプリント時の写し込みの設定を行うため、プリント対象でない撮影画像に対して無駄な写し込みの設定を防止できる。
また、請求項10の発明においては、写し込みの設定に関する情報を撮影画像に係る画像タグに記録する。撮影画像データに対して直接写し込みが行われると写し込まれた画像部分のデータが欠落するという不都合が生じるが、これにより本不都合を解消できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<構成概要>
図1および図2は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1の外観構成を示す図である。図1は正面側からみた概略斜視図であり、図2は背面側からみた概略斜視図である。
図1および図2は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1の外観構成を示す図である。図1は正面側からみた概略斜視図であり、図2は背面側からみた概略斜視図である。
図1および図2に示すように、デジタルカメラ1は、薄型の略直方体形状を有している。
図1に示すように、デジタルカメラ1は、その正面側に撮影レンズ2と光学ファインダー4とフラッシュ6とを備えており、その上面側に電源ボタン3とシャッタボタン(レリーズボタン)9とマイク12とを備えている。また、図2に示すように、デジタルカメラ1は、その背面側に液晶表示部(以下、LCDという。)5とボタン群7,8とクイックレビューボタン(以下、QVボタンとも称する)11とプリントボタン13とを備えている。ボタン群7は十字カーソルボタン7a〜7e(以下では、7aを上ボタン、7bを下ボタン、7cを左ボタン、7dを右ボタン、および7eを中央(実行)ボタンとも称する)で構成されており、ボタン群8はメニューボタン8aと液晶モニタボタン8bとフラッシュモードボタン8cとを有している。さらに、図1および図2に示すように、デジタルカメラ1は、その側方の面に蓋14とDC入力端子15とUSB端子16とAV出力端子17とを備えている。
後述するように、デジタルカメラ1は、撮影レンズ2からの被写体像をCCD(撮像素子)20(図3)によって光電変換することなどによって、被写体に関する画像データを取得する。
また、電源ボタン3は、電源のオン操作およびオフ操作を受け付けるために用いられる。具体的には、電源ボタン3を押下するごとにオン状態への移行とオフ状態への移行とが交互に繰り返される。
シャッタボタン9はユーザ(操作者)による半押し状態(以下、S1状態とも称する)と全押し状態(以下、S2状態とも称する)とを区別して検出可能な2段階押し込みスイッチとなっており、半押し(S1)状態のときに自動合焦制御を開始し、全押し(S2)状態のときに記録用画像を撮影するための本撮影動作を開始する。
LCD5は、本撮影動作前のプレビュー表示(ライブビュー表示とも称する)及び記録画像の再生表示等を行う。また、LCD5は、所定数(ここでは320×240)の表示画素を有しており、カラー画像を表示することができる。
ライブビュー表示では、デジタルカメラ1の電源オン後や本撮影が完了すると、1/30秒ごとに低解像度で被写体の撮像を繰り返し、撮像画像をLCD5に動画的態様で表示する。これにより、操作者は、LCD5におけるライブビュー表示によって撮影画像における被写体の位置および大きさ等を知覚し、フレーミング動作を行うことができる。なお、LCD5を用いることなく光学ファインダー4のみを用いてフレーミング動作を行うことも可能である。
また、QVボタン11は、これを押下することにより、撮影モードと再生モードとが切り替えられる。この撮影モードとは、写真撮影を行うモードであり、再生モードとは、メモリカードに記録された撮影画像をLCD5に再生表示するモードである。本実施形態のデジタルカメラ1では、電源ボタン3の押下による電源オン時には撮影モードに設定されているが、QVボタン11を押下することよって再生モードに切替わり、さらにQVボタン11を押下することにより撮影モードに移行する。このようにQVボタン11が押下される度に、撮影・再生モードがサイクリックに切替わることとなる。
メニューボタン8aは、撮影モードおよび再生モードでLCD5へのメニューの表示および非表示を切り替える機能を有している。たとえば、各動作モードの初期画面においてメニューボタン8aが押下されるごとに、メニュー画面と非メニュー画面(ライブビューあるいは再生画像等の表示画面)とが交互にLCD5に表示される。また、LCD5に表示されたメニュー画面における表示カーソルは、十字カーソルボタン7a〜7dを用いて4方向に移動させることができる。さらに、所望の選択肢が選択された状態で実行(中央)ボタン7eを押下することによって、その選択肢に対応する設定動作等が実行される。このような操作によって、各種撮影パラメータの設定等を行うことが可能である。
液晶モニタボタン8bは、液晶モニタであるLCD5の表示・非表示を切り替えるためのボタンである。液晶モニターボタン8bが押下されるごとに、LCD5に画像等が表示された状態(表示状態)と表示されない状態(非表示状態)とが交互に切り替わる。非表示状態にしておけば消費電力を低減できる。
フラッシュモードボタン8cは、フラッシュ6のモードを決定するためのボタンである。フラッシュモードボタン8cが押下されるごとに、自動発光、強制発光、発光禁止の順序でフラッシュモードが切り替わる。
また、マイク12は、動画撮影、ボイスメモ、ボイスレコーディング、アフターレコーディング(アフレコ)時において、音声データを取得する(録音する)ために用いられる。
プリントボタン13は、プリントモード(後述)に移行させるためのボタンである。
蓋14は、電池室およびメモリカード装着部を覆う部分に設けられている。言い換えれば、蓋14の内部側には、電源電池BTを収容する電池室と着脱自在な記録媒体(可搬性記録媒体)であるメモリカード90を装着するメモリカード装着部とが設けられている。電源電池BTおよびメモリカード90は、それぞれ、電池室およびメモリカード装着部に対して着脱自在に装着される。本撮影によって得られる画像データ等は、この挿入装着部にセットされるメモリカード90に記録される。また、デジタルカメラ1は、電源電池BTからの電力供給を受けることもできるし、DC入力端子15を用いてACアダプタ(不図示)等からの電力供給を受けることもできる。
USB端子16は、パーソナルコンピュータ(パソコンとも略称する)等とのデータ通信を行うための端子である。USB端子16にUSB規格のケーブル等を接続することによって外部機器(パソコン等)とのデータ通信を行うことができる。
AV出力端子17は、テレビなどの外部映像音響機器(AV機器)に接続するための端子である。所定のAVコードを用いてこのAV出力端子17と外部映像音響機器側の入力端子とを接続することによって、その外部映像音響機器に画像および/または音声を出力することができる。
次に、図3を参照しつつ、デジタルカメラ1の内部構成について説明する。図3は、デジタルカメラ1の内部機能を示すブロック図である。
CCD(撮像素子)20は、被写体像を撮影して電子的な画像信号を生成する撮像手段として機能するものであり、例えば1600×1200個の画素を有し、撮影レンズ2によって結像された被写体の光像を、画素毎にR(赤),G(緑),B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出力する。
CCD20から得られる画像信号はアナログ信号処理回路21に与えられ、アナログ信号処理回路21において画像信号(アナログ信号)に対して所定のアナログ信号処理が施される。アナログ信号処理回路21は相関二重サンプリング回路(CDS)とオートゲインコントロール回路(AGC)とを有しており、相関二重サンプリング回路により画像信号のノイズ低減処理を行い、オートゲインコントロール回路でゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を行う。
A/D変換器22は、画像信号の各画素信号を12ビットのデジタル信号に変換するものである。変換後のデジタル信号は、画像データとして一時的にRAM50a内のバッファメモリ54に格納される。そして、バッファメモリ54に保存された画像データに対して、次述する画像処理部51による、WB(ホワイトバランス)処理、γ補正処理、および色補正処理等が施された後、圧縮/伸張部52による圧縮処理等が施される。
また、マイク12から得られる音声信号は、音声処理部53に入力される。音声処理部53に入力された音声信号は音声処理部53内に設けられたA/D変換器(不図示)によりデジタル信号に変換され、一時的にバッファメモリ54に格納される。
操作部30は、上述した電源ボタン3、ボタン群7、8、シャッタボタン9、QVボタン11等を含む操作部であり、ユーザがデジタルカメラ1の設定状態を変更操作する際や撮影操作を行う際等に用いられる。
電源40は、デジタルカメラ1に対する電力供給源である。デジタルカメラ1は、リチウムイオン電池などの二次電池を電源電池BTとして用いて駆動される。
リアルタイムクロック45は、現在時刻を取得するためのもので、後述の写し込みで行われる撮影日時の取得に利用される。
全体制御部50は、内部にRAM50a及びROM50bを備えたマイクロコンピュータによって構成され、マイクロコンピュータが所定のプログラムを実行することにより、上記各部を統括的に制御する。なお、RAM50aは、高速アクセス可能な半導体メモリであり、ROM50bは電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性の半導体メモリ(たとえばフラッシュROM)として構成される。また、RAM50a内における一部の領域は、一時記憶用のバッファエリアとして機能する。ここでは、このバッファエリアをバッファメモリ54と称するものとする。バッファメモリ54は、画像データおよび音声データを一時的に記憶する。
全体制御部50は、画像処理部51、圧縮/伸張部52および音声処理部53を有している。これらの各処理部51,52,53は、マイクロコンピュータが所定のプログラムを実行することにより実現される機能部である。
画像処理部51は、WB処理、γ補正処理等の各種のデジタル画像処理を施す処理部である。WB処理は、R,G,Bの各色成分のレベル変換を行い、カラーバランスを調整する処理であり、γ補正処理は、画素データの階調を補正する処理である。圧縮/伸張部52は、画像データの圧縮処理および伸張処理を行う処理部である。圧縮方式としては、例えばJPEG方式などが採用される。音声処理部53は、音声データに対する各種のデジタル処理を施す処理部である。
このような構成を有する全体制御部50によって、撮影モード、再生モードおよびプリントモードでの処理が行われる。例えば、撮影モードにおいてシャッターボタン9が操作者によって半押し(S1状態)されると、CCD20から出力される画像データに基づきAF評価値を求め、周知の山登り方式によって合焦位置に撮影レンズを移動させる。また、CCD20で読みとった被写体の輝度情報に基づいて、本撮影時のシャッタースピードと絞りの値とオートホワイトバランスのゲイン設定値とを決定する。
一方、全体制御部50は、撮影モードにおいてシャッタボタンが全押し(S2状態)されると、CCD20の解像度を高解像度に設定した後に被写体を撮像し、CCD20で取得された撮影画像データに基づき圧縮/伸張部52で圧縮画像を生成する。そして、圧縮された高解像度の画像データは、記録媒体として機能するメモリカード90に記録されることとなるが、このメモリカード90におけるデータ構造を以下で説明する。
図4は、メモリカード90のデータ配列を示す図である。メモリカード90には、デジタルカメラ1によって記録された静止画像および動画像の各コマが順に配列して記憶される。各コマは、ファイル属性ATとタグ情報TGとJpeg形式で圧縮された高解像度画像データHD(1600×1200画素)とサムネイル表示用のサムネイル画像データSD(320×240画素)とが記録されている。このファイル属性ATでは、読み取り専用属性(R)、アーカイブ属性(A)、システムファイル属性(S)および隠しファイル属性(H)が設定可能となっている。ユーザによってファイルのプロテクトが設定される場合には、読み取り専用属性が設定されることとなる。また、タグTGでは、ファイル名、撮影日時、撮影に使用したデジタルカメラのシリアルナンバーおよび画像データに関連付けされた音声ファイルの情報が記録されている。この撮影日時については、リアルタイムクロック45における撮影時の計時情報に基づきメモリカード90に記録され、後述する写し込み設定において利用されることとなる。
また、メモリカード90には、暗号化されているプリント単価情報が、枚数と単価との関係を記述したテーブルTBとして記憶されている。このプリント単価テーブルTBを参照すると、例えばプリントサイズがL版で9枚以下の場合には、プリント単価が¥40に設定され、例えばプリントサイズが2L版で50枚以上の場合にはプリント単価が¥50に設定されることとなる。これにより、後述のプリント料金がLCD5に表示される。
また、QVボタン11の押下によって撮影モードから再生モードに移行すると、メモリカード90内で最も大きなコマ番号の画像つまり直近に撮影された画像のデータが読み出された後、圧縮/伸張部52でデータ伸張され、LCD5に画像表示される。この再生モードでは、左ボタン7c・右ボタン7dの押下によりコマの送り・戻しが可能である。
カードインタフェース(カードI/F)60は、デジタルカメラ1側面の挿入装着部に対して装着されるメモリカード90への画像データの書込み及び読出しを行うためのインタフェースである。
メモリカード90に対する画像データの読み書き時には、圧縮/伸張部52において例えばJPEG方式で画像データの圧縮処理又は伸張処理が行われ、カードインタフェース60を介して画像データがバッファメモリ54とメモリカード90との間で送受信される。また、音声データの読み書き時においてもカードインタフェース60を介して音声データがバッファメモリ54とメモリカード90との間で送受信される。
さらに、デジタルカメラ1は、このカードインタフェース60を用いて、画像および音声等のデータを送受信するだけでなく、デジタルカメラ1で動作するプログラムを取り込むことも可能である。たとえば、メモリカード90に記録される制御プログラムを、全体制御部50のRAM50a又はROM50b内に取り込むことができる。これにより、制御プログラムを更新することなどが可能である。
また、USB端子16などを介した外部機器(外部コンピュータなど)との通信によっても、画像あるいは音声などの各種のデータ、および制御プログラムなどを送受信することが可能である。たとえば、外部コンピュータの読取装置(光学ドライブ装置等)にセットされた記録媒体(CD−R/RW、CD−ROMなど)に記録された各種のデータおよびプログラム等を、USB端子16を介して取得することが可能である。
<プリントモードについて>
プリントボタン13がユーザによって押下されると、プリント設定を行うためのプリントモードに移行し、プリント設定画面が表示される。
プリントボタン13がユーザによって押下されると、プリント設定を行うためのプリントモードに移行し、プリント設定画面が表示される。
プリントモードでは、プリント設定に関するプリント注文ファイルが作成されるが、このプリント注文ファイルについて、まず説明する。
図5は、プリント注文ファイルPfを説明するための図である。
メモリカード90には、撮影画像フォルダFa内に複数の画像ファイルGfが格納されるとともに、撮影画像フォルダFaと異なるフォルダFbにプリント注文ファイルPfが格納されている。
このプリント注文ファイルPfは、図6に示すように、一般情報Df1、ユーザー情報Df2、プリントジョブ情報Df3、画像ソース情報Df4、各種設定情報Df5およびベンダー情報Df6で構成されている。ここで、ベンダー情報Df6とは、デジタルカメラを製造するメーカー各社で独自に定義される情報で、例えば後述する写し込み位置や写し込みフォーマットがメーカーごとに記述されている。
以上のプリント注文ファイルPfを作成することにより、プリント注文時のユーザーの労力を削減できるが、このプリント注文ファイルPfにおける各種の情報Df1〜Df6を設定するためのプリント設定画面を、次で説明する。
図7は、プリント設定画面を説明するための図である。
LCD5に表示されるプリント設定画面Gpでは、プリント対象の画像Gqに重畳して、プリント注文する画像の合計枚数を表示する合計枚数表示Gp1と、現在LCD5に表示されている画像に対するプリント注文枚数をLCD5の画面の右上(特定部位)に示す注文枚数表示Gp2とが行われる。すなわち、プリント設定の対象となる撮影画像と当該撮影画像に対するプリント設定の有無とがLCD5に表示されることとなる。
一方、プリントボタン13の押下によってプリントモードに移行すると、フラッシュモードボタン8cが保留ボタンとしての機能を発揮し、且つ、液晶モニタボタン8bが削除ボタンとしての機能を発揮することとなるが、プリント設定画面Gpにおいては、これらの機能が割付けられたことを明示する「保留」表示Gp3および「削除」表示Gp4が行われる。
デジタルカメラ1においては、撮影画像がプリントされた場合のプリントイメージを優先するためにプリントサイズの縦横比に則して画像Gqを表示するが、LCD5の画面サイズおよびプリントサイズの縦横比が相違する場合には、例えばLCD5の画面の両端に余白部分Gpe(平行斜線部)を表示して調整される。また、画像Gqに対して撮影日付の写し込みを行う場合には、写し込まれる画像の部位に例えば「'03/5/7」のような日付表示Gp5が行われる。すなわち、写し込みの設定を反映した、つまり写し込み内容の表示を伴うプリントイメージがLCD5に表示されるプリントプレビューモードに設定されることとなる。この写し込みの設定については、後で詳述する。
そして、図7に示すプリント設定画面Gpにおいて、右ボタン7dまたはプリントボタン13が押下されることによって、図8に示すように次の画像(コマ)Grが表示されることとなる(後で詳述)。
次に、プリントモードにおける動作を以下で説明する。
図9〜図11は、プリント設定画面Gp(図7)をLCD5に表示するプリントモードの動作を説明するための図である。ここで、図9はユーザの操作に対する画面遷移の関係を示しており、図10および図11は、コマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN11を中心として他の画面に遷移する様子を示している。以下の説明では、コマ番号(n)の画像を、プリントモードに移行した直後に最後(最大)のコマ番号を有する画像と考えることとする。なお、図11において、参照符号がGNで始まるブロックは表示画面に関する状態を示しており、参照符号がSTで始まるブロックは、デジタルカメラ1の動作を示している。これらの図9〜図11を参照しつつ、プリントモードの動作を以下で列挙して説明する。
(1)左ボタン7cが押下されると、プリント設定画面で設定されている設定内容を確定させて、前のコマを表示するプリント設定画面に移行する。この場合には、左ボタン7cを押下する前の画像で選択されていたプリント注文枚数が、プリント合計枚数に加算され、合計枚数が更新される。
すなわち、図11に示すコマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN11において、左ボタン7cが押下された場合には、コマ番号(n)の画像に対するプリント注文の記録処理ST12(後で詳述)を行い、コマ番号(n−1)の画像のプリント設定画面GN12に移行する。
具体的には、例えば、図8に示すようにプリント設定画面Gpが表示される際に、左ボタン7cが押下された場合には、図12に示すように、前のコマに該当する画像GqがLCD5に表示されるとともに、合計枚数表示Gp1では、図8の合計枚数表示Gp1に示す「21枚」よりも1枚増加した合計枚数「22枚」が表示される。
(2)右ボタン7dが押下されると、プリント設定画面で設定されている設定内容を確定させて、次のコマを表示するプリント設定画面に移行する。この場合には、右ボタン7dを押下する前の画像で選択されていたプリント注文枚数が、プリント合計枚数に加算され、合計枚数が更新されることとなる。
すなわち、図11に示すコマ番号(n−1)の画像を表示するプリント設定画面GN12において、右ボタン7dが押下された場合には、コマ番号(n−1)の画像に対するプリント注文の記録処理T13(後で詳述)を行い、コマ番号(n)の画像のプリント設定画面GN11に移行する。
具体的には、例えば、図7に示すようにプリント設定画面Gpが表示される際に、右ボタン7dが押下された場合には、図8に示すように、次のコマに該当する画像GrがLCD5に表示されるとともに、合計枚数表示Gp1において、図7の合計枚数表示Gp1に示す「20枚」よりも1枚増加した合計枚数「21枚」が表示される。
(3)上ボタン7aが押下されると、現在LCD5に表示されているコマ(画像)のプリント枚数を増加させる。これにより、プリント枚数表示Gp2で示される枚数が増加することとなる。
(4)下ボタン7bが押下されると、現在LCD5に表示されているコマ(画像)のプリント枚数を減少させる。これにより、プリント枚数表示Gp2で示される枚数が減少することとなる。なお、プリント枚数のデフォルト値は1枚に設定されており、プリント枚数の下限値は0枚である。
(5)メニューボタン8aが押下されると、プリントメニュー画面(後述)をLCD5に表示する。
(6)削除ボタン8bが押下されると、現在LCD5に表示されているコマ(画像)を削除して、次のコマを表示するプリント設定画面に移行する。この削除ボタン8bは、撮影された画像データを削除するファンクションキーとして機能する。ただし、削除ボタン8bが押下されても、プロテクトがかけられた、具体的には図4に示すファイル属性で読み取り専用属性に設定された画像の削除は行えないものとする。
例えば、図11に示すコマ番号(n−1)の画像を表示するプリント設定画面GN12において、削除ボタン8bが押下された場合には、コマ番号(n−1)の画像に対する削除処理ST14を行い、コマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN11に移行する。
なお、図11に示す最大のコマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN11において削除ボタン8bが押下された場合には、コマ番号(n)の画像に対する削除処理ST11を行った後、その削除処理後の最大コマ番号(n−1)の画像を表示するプリント設定画面GN12に移行する。
(7)保留ボタン8cが押下されると、現在LCD5に表示されているコマ(画像)のプリント枚数を0枚にして、次のコマを表示するプリント設定画面に移行する。
すなわち、図11に示すコマ番号(n−1)の画像を表示するプリント画面GN11において、保留ボタン8cが押下された場合には、コマ番号(n−1)の画像に関するプリント注文内容をチェックし、プリントの注文枚数が1枚以上であるときには、コマ番号(n−1)の画像に関する注文内容を削除、つまりプリント枚数を0枚に設定する処理ST17を行う。そして、コマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN12に移行する。
なお、図11に示すコマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN11において、保留ボタン8cが押下された場合には、コマ番号(n)の画像に関するプリント注文ファイルの注文内容をチェックし、プリントの注文枚数が1枚以上であるときには、コマ番号(n)の画像に関する注文内容を削除、つまりプリント枚数を0枚に設定する処理ST16を行う。ここでは、コマ番号(n)が最大で次のコマが存在しないため、コマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN11に復帰する。
(8)プリントボタン13が押下されると、プリント設定画面で設定されている設定内容を確定させて、次のコマを表示するプリント設定画面に移行する。
すなわち、図11に示すコマ番号(n−1)の画像を表示するプリント設定画面GN12において、プリントボタン13が押下された場合には、コマ番号(n−1)の画像に対する注文処理ST13(後で詳述)を行い、コマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN11に移行する。
具体的には、例えば、図7に示すようにプリント設定画面Gpが表示される際に、プリントボタン13が押下される場合には、図8に示すように、次のコマに該当する画像GrがLCD5に表示されるとともに、合計枚数表示Gp1において、図7の合計枚数表示Gp1に示す「20枚」よりも1枚増加した合計枚数「21枚」が表示される。
なお、図11に示すコマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN11において、プリントボタン13が押下された場合には、コマ番号(n)の画像に対する注文処理ST15(後で詳述)を行う。この場合には、コマ番号(n)が最大で次のコマが存在しないため、コマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN11に復帰する。
(9)中央(実行)ボタン7eが押下されると、図13に示すような拡大プリントプレビュー画面Gpwに移行する。拡大プリントプレビュー画面Gpwでは、表示倍率が1倍の画像Gqが表示されるプリント設定画面Gp(図7参照)に対して、表示倍率が例えば2倍の画像Gqwが表示される一方、合計枚数表示Gp1や注文枚数表示Gp2などのプリント設定情報の表示はそのまま拡大されずに表示される。この拡大プリントプレビュー画面Gpwをユーザーが視認することによって、画像の詳細な確認が行える。
(10)QVボタン11が押下されると、プリント設定画面から抜けて、例えばRAM50aに記憶されている遷移元モードの情報に基づき、プリント設定画面に移行する前の画面(例えば撮影モードのメニュー画面など)に遷移する。
(11)シャッターボタン9が押下されると、撮影モードに移行してライブビュー表示が行われる。
以下では、図11のステップST12、ST13およびST15に関する注文記録動作を説明する。
図14は、コマ番号(n)の画像に対するプリント注文記録の動作を示すフローチャートである。
まず、プリントボタン13などが押下されると、メモリカード90内にプリント注文ファイルが存在するかを判定する(ステップSP1)。ここで、プリント注文ファイルが存在する場合には、ステップSP2に進み、存在しない場合にはステップSP4に進む。
ステップSP2では、注文内容が変更されたかを判定する。例えば上ボタン7aまたは下ボタン7bが押下されることにより、プリント枚数が増加または減少したかを判断する。ここで、注文内容が変更された場合には、ステップSP3に進み、変更されていない場合には、本フローチャートを抜けてプリント注文記録の処理を終了する。
ステップSP3では、プリント注文対象であるコマ番号(n)の画像の注文内容を、変更された内容によってプリント注文ファイルを更新する。
ステップSP4では、プリント注文ファイルを新規に作成する。これにより、プリントボタン13が押下されてプリントモードに移行した場合には、確実にメモリカード90内にプリント注文ファイルが生成されることとなる。
ステップSP5では、プリント注文対象であるコマ番号(n)の画像の注文内容をプリント注文ファイルに記録する。
ステップSP6では、プリント合計枚数を更新する。これにより、プリント設定画面における合計枚数表示Gp1の表示が変更される。
以上のプリント注文記録の動作により、LCD5に表示中の撮影画像に対するプリント設定が行われると当該プリント設定の内容がメモリカード90に確実に登録されることとなる。
以上のデジタルカメラ1では、プリント設定画面において保留ボタン8cまたは削除ボタン8bが押下されない限り、プリント合計枚数が増え続けるが、プリント排除が明確な画像のみプリント注文を除外できるため、注文漏れを防止できユーザーの利便性が向上することとなる。
次に、プリント設定画面においてメニューボタン8aが押下されると、図15に示すプリントメニュー画面Gpmに遷移するが、このプリントメニュー画面Gpmについて説明する。
図16は、プリントメニュー画面Gpmに表示される各項目を説明するための図である。この図16を参照しつつ、プリント設定画面の機能を列挙して説明する。
(1)プリント初期設定が指定されると、プリント指定に関して「枚数」または「プリントサイズ」が選択できる。
(2)プリント合計枚数が指定されると、「料金を表示」、「枚数を表示」、「サイズ毎の枚数と合計枚数とを表示」または「表示しない」を選択できる。ここで、「料金を表示」が設定されると、図17(a)に示すようにLCD5に料金の表示Gp11が行われ、「枚数を表示」が設定されると、図17(b)に示すようにLCD5に合計枚数のみの表示Gp12が行われる。また、「サイズ毎の枚数と合計枚数とを表示」が設定されると、図17(c)に示すようにLCD5に合計枚数とLサイズおよび2Lサイズそれぞれの枚数の表示Gp13が行われ、「表示しない」が設定されると、図17(d)に示すようにLCD5に合計枚数の表示を行わない。なお、料金を表示する場合には、メモリカード90に記憶された情報に基づき料金が算出されることとなる。
(3)インデックスプリントが指定されると、インデックスプリントを「する」または「しない」を選択できる。
(4)プリント設定のオールリセットが指定されると、「実行する」または「中止」が選択できる。ここで、「実行」が選択された場合には、全てのプリント枚数の設定がデフォルトの1枚に戻ることとなる。
(5)削除画像の復活が指定されると、「実行する」または「中止」が選択できる。ここで、「実行」が選択された場合でも、復活できる画像は直前に削除した画像のみである。
以上説明したように、プリントメニュー画面Gpmに表示される各項目ごとに設定が行えるが、プリントメニュー画面Gpmにおいてメニューボタン8aが押下されると、撮影日時に関する日付表示Gp5(図7)の写し込みの設定を行える。
図18〜図20は、写し込み設定における動作を説明する図である。
まずプリントメニュー画面Gpmにおいてメニューボタン8aが押下されると、図18(a)に示すような画面、つまり撮影日時の写し込みが行われない画面がLCD5に表示される。
図18(a)のような写し込み内容の非表示状態においてメニューボタン8aが押下されると、図18(b)に示すような画面、つまり水平方向(横方向)に配列された撮影日時を示す「'03/5/7」の表示Gp51が、LCD5の画面左下に表示される。すなわち、メニューボタン8aに対する操作入力に応答して写し込みの有無の設定を切替えられることとなる。
図18(b)の表示状態においてメニューボタン8aが押下されると、図18(c)に示すような画面、つまり水平方向(横方向)に配列された撮影日時を示す「'03/5/7」の表示Gp52が、LCD5の画面右下に表示される。
図18(c)の表示状態においてメニューボタン8aが押下されると、図19(a)に示すような画面、つまり垂直方向(縦方向)に配列された撮影日時を示す「'03/5/7」の表示Gp53が、LCD5の画面左上に表示される。
図19(a)の表示状態においてメニューボタン8aが押下されると、図19(b)に示すような画面、つまり垂直方向(縦方向)に配列された撮影日時を示す「'03/5/7」の表示Gp54が、LCD5の画面左下に表示される。
図19(b)の表示状態においてメニューボタン8aが押下されると、図19(c)に示すような画面、つまり水平方向(横方向)に配列された撮影日時を示す「7MAY2003」の表示Gp55が、LCD5の画面左下に表示される。この場合には、写し込まれる日付情報は同一であるが、そのフォーマットが異なるものに切り替えられる。すなわち、メニューボタン8aに対する操作入力に応答して写し込みの態様が変更されることとなる。
図19(c)の表示状態においてメニューボタン8aが押下されると、図20(a)に示すような画面、つまり水平方向(横方向)に配列された撮影日時を示す「7MAY2003」の表示Gp56が、LCD5の画面右下に表示される。
図20(a)の表示状態においてメニューボタン8aが押下されると、図20(b)に示すような画面、つまり垂直方向(縦方向)に配列された撮影日時を示す「7MAY2003」の表示Gp57が、LCD5の画面左上に表示される。
図20(b)の表示状態においてメニューボタン8aが押下されると、図20(c)に示すような画面、つまり垂直方向(縦方向)に配列された撮影日時を示す「7MAY2003」の表示Gp58が、LCD5の画面左下に表示される。
そして、図20(c)の表示状態においてメニューボタン8aが押下されると、図18(a)の表示状態(初期状態)に復帰する。
以上のように、日付表示(写し込みの内容)が表示されるLCD5の画面位置の近傍に配設されている1のプリントボタン(操作部材)13を押下することによって、サイクリックに撮影画像に対する写し込み設定を変更できる。
そして、ユーザが所望する写し込み設定が表示される画面において、実行(中央)ボタン7eを押下することによって、所望の設定内容がプリント設定画面Gp(図7)における日付表示Gp5に反映される(ただし「写し込みなし」が設定される場合には日付表示Gp5が非表示となる)。これにより、メモリカード90内の撮影画像フォルダFa(図5)に記録されている全ての撮影画像に対して同一の写し込みの設定(仮設定)が行なわれ、プリント設定画面Gpでのプリントイメージの表示では、例えば図7の日付表示Gp5や図8の日付表示Gp5のように、写し込みの設定内容が全ての撮影画像について反映されることとなる。
ただし、実際のプリント時に行われる写し込みの設定については、プリント設定画面Gpでプリント注文の対象とされ、プリント注文ファイルPfに記録されている撮影画像のみに対して行われることとなる。これにより、プリント対象でない撮影画像に対して無駄な写し込みの設定を防止できる。
上述の写し込み設定に関するデジタルカメラ1の具体的な動作を、次に説明する。
図21は、写し込み設定に関するデジタルカメラ1の動作を説明するための図である。
メモリカード90内の画像データHD(図4)がカードI/F60を介して読み出されると、圧縮/伸張部52のデータ伸張部52aにおいて伸張処理が行われ、写し込みされる撮影日時との合成が全体制御部50の合成処理部55で行われる。そして、撮影日時が写し込み合成された画像データは、デジタルカメラ1の記憶部MMでバッファメモリ54(図3)に対応するVRAMに格納されることとなる。
一方、メモリカード90内のタグ(画像タグ)TG(図4)に記録された撮影日時の日付データ(写し込みの設定に関する情報)が読み出されると、記憶部MMのI/O領域30aで取得したメニューボタン8cの操作情報に応じて、ROM50bに記憶される写し込みのフォント情報が、上記の日付データとともに全体制御部50の回転処理部56に入力された後に、配列決定部57および表示位置決定部58で順次に処理されて合成処理部55に入力される。
回転処理部56では、例えば表示Gp51(図18(b))のような水平方向の配列と、表示Gp54(図19(b))のような垂直方向の配列とをメニューボタン8cの操作状況で変更するという撮影日時の回転処理が行われる。
配列決定部57では、例えば表示Gp51(図18(b))の「'03/5/7」のような年・月・日の順番、または表示Gp55(図19(c))の「7MAY2003」のような日・月・年の順番をメニューボタン8cの操作状況に応じて選択して、撮影日時の配列を決定する。
表示位置決定部58では、例えば表示Gp51(図18(b))のようなLCD5の画面左下の表示位置、表示Gp52(図18(c))のような画面右下の表示位置、または表示Gp53(図19(a))のような画面左上の表示位置をメニューボタン8cの操作状況に応じて選択して、撮影日時が写し込まれる位置を決定する。
そして、これらの回転処理部56、配列決定部57および表示位置決定部58で処理された日付データが、合成処理部55に入力され撮影画像に合成されて、例えば図7に示す日付表示Gp5のようにプリント対象の画像Gqに重畳、つまり写し込みが行われてLCD5に表示されることとなる。なお、撮影画像に対する日付表示の合成位置の変更は、VRAM内のアドレスを、例えばVR1からVR2に変更することで行われる。
<デジタルカメラ1全般の動作について>
以上ではプリントモードに関する動作を説明したが、このプリントモードと他のモード(撮影モードや再生モード)との関係などデジタルカメラ1全般の動作について、以下で簡単に説明する。
以上ではプリントモードに関する動作を説明したが、このプリントモードと他のモード(撮影モードや再生モード)との関係などデジタルカメラ1全般の動作について、以下で簡単に説明する。
図22は、デジタルカメラ1の基本的な動作を示す状態遷移図である。
まず、デジタルカメラ1の電源がオフの状態から電源ボタン3が押下されるとROM50bに記憶されている起動時のモードを判別する状態ST31に遷移する。なお、デジタルカメラ1の出荷時は撮影モードに設定されている。
そして、状態ST31で判別されたモードが設定される状態ST32に移行する。ここで、デジタルカメラ1のモードとしては、上述したプリントモード、撮影モード(1コマ撮影モード、動画モード、連写モード)および再生モードがあるが、QVボタン11やプリントボタン13の押下によって、これら5種類のモードの切替えを行える。ここで、再生モードに設定される場合には、プリント設定画面Gp(図7)で表示されている写し込みの内容、つまり日付表示Gp5を撮影画像に重畳して表示しないこととする。これは、プリントプレビューモードでは写し込みが行われたプリントイメージを視認する必要があるものの、再生モードでは撮影画像全体を視認する必要があるためである。
また、メニューボタン8cは、ファンクションキーとして構成されているが、プリントモードでは、上述したように写し込み設定を行う機能が割当てられているのに対して、撮影モードや再生モードでは、各モードのメニュー画面の表示および非表示を切替える機能が割当てられている。すなわち、メニューボタン8cについては、プリントイメージの表示を行うプリントモード(プリントプレビューモード)と、プリントモード以外の他のモードとで割当てられる機能が異なることとなる。
状態ST32においてメニューボタン8aが押下された場合には、各モードに応じた各種メニューの設定が行える画面をLCD5に表示する状態ST33に移行する。
一方、状態ST32において、電源ボタン3が押下されると、現在設定されているモードをROM50bに記憶する状態ST34を経由して、デジタルカメラ1の電源がオフされる。
以上のように撮影モード(1コマ撮影モード、動画モード、連写モード)および再生モードからは、プリントボタン13を押下することで簡単にプリントモードに移行できる。そして、プリントモードでの写し込み設定では、メニューボタン8cを押下するだけで撮影日時の写し込み設定を切替えられ、写し込みがなされたプリントイメージを視認できるため、プリント注文の対象となる撮影画像への写し込みの設定ミスを防止できるとともに、簡易に写し込みの設定を行える。
<変形例>
◎上記の実施形態においては、撮影日時を写し込むのは必須でなく、ロゴなどの表示を撮影画像に移し込むようにしても良い。
◎上記の実施形態においては、撮影日時を写し込むのは必須でなく、ロゴなどの表示を撮影画像に移し込むようにしても良い。
◎上記の実施形態における写し込み設定においては、初期状態で「写し込みなし」という設定であるのは必須でなく、「写し込みあり」という設定であっても良い。
1 デジタルカメラ
5 液晶表示部(LCD)
7a 上ボタン
7b 下ボタン
7c 左ボタン
7d 右ボタン
7e 中央(実行)ボタン
8a メニューボタン
8b 液晶モニタボタン(削除ボタン)
8c フラッシュモードボタン(保留ボタン)
9 シャッターボタン
11 クイックレビューボタン(QVボタン)
13 プリントボタン
50 全体制御部
50a RAM
50b ROM
90 メモリカード
Gp プリント設定画面
Gp5、Gp51〜Gp58 日付表示
Gpm プリントメニュー画面
Gpw 拡大プリントプレビュー画面
Pf プリント注文ファイル
TB プリント単価テーブル
5 液晶表示部(LCD)
7a 上ボタン
7b 下ボタン
7c 左ボタン
7d 右ボタン
7e 中央(実行)ボタン
8a メニューボタン
8b 液晶モニタボタン(削除ボタン)
8c フラッシュモードボタン(保留ボタン)
9 シャッターボタン
11 クイックレビューボタン(QVボタン)
13 プリントボタン
50 全体制御部
50a RAM
50b ROM
90 メモリカード
Gp プリント設定画面
Gp5、Gp51〜Gp58 日付表示
Gpm プリントメニュー画面
Gpw 拡大プリントプレビュー画面
Pf プリント注文ファイル
TB プリント単価テーブル
Claims (10)
- デジタルカメラであって、
(a)撮影画像がプリントされた場合のプリントイメージを表示可能な表示部と、
(b)前記撮影画像に対して写し込みの設定を行う写し込み設定手段と、
(c)前記写し込み設定手段による前記写し込みの設定を反映した前記プリントイメージを前記表示部に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
(d)前記表示制御手段により前記プリントイメージの表示を行うプリントプレビューモードと、記録された撮影画像を前記表示部に再生表示させる再生モードとを選択的に設定可能なモード設定手段、
をさらに備え、
前記モード設定手段によって前記プリントプレビューモードに設定される場合には、前記写し込み設定手段で設定された写し込みの内容を前記表示部に表示する一方、前記再生モードに設定される場合には、前記写し込みの内容を前記表示部に表示しないことを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
(e)前記表示部の近傍に配設されている1の操作部材と、
(f)前記1の操作部材に対する操作入力に応答して、前記写し込み手段による写し込みの有無の設定を切替える切替手段と、
をさらに備えることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
(e)前記表示部の近傍に配設されている1の操作部材と、
(f)前記1の操作部材に対する操作入力に応答して、前記写し込み手段による写し込みの態様を変更する変更手段と、
をさらに備えることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項3または請求項4に記載のデジタルカメラにおいて、
前記1の操作部材は、前記表示制御手段により前記プリントイメージの表示を行うプリントプレビューモードと、前記プリントプレビューモード以外の他のモードとで割当てられる機能が異なることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項5に記載のデジタルカメラにおいて、
前記1の操作部材は、ファンクションキーであり、前記表示制御手段によって写し込みの内容が表示される前記表示部の画面位置の近傍に配設されていることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
前記写し込み手段は、
(b-1)1の操作部材に対する操作入力によって、記録されている全ての撮影画像に対して写し込みの設定を行う設定手段、
を有し、
前記表示制御手段による前記プリントイメージの表示では、前記設定手段による写し込みの設定内容が前記全ての撮影画像について反映されることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
前記写し込み手段は、
(b-2)1の操作部材に対する操作入力によって、所定のフォルダに記録されている全ての撮影画像に対する写し込みの設定を行う手段、
を有することを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
前記写し込み手段は、
(b-3)前記プリント注文の対象とされた撮影画像のみに対して、プリント時の写し込みの設定を行う手段、
を有することを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
前記写し込み手段は、
(b-4)前記写し込みの設定に関する情報を、前記撮影画像に係る画像タグに記録する手段、
を有することを特徴とするデジタルカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003350485A JP2005117453A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | デジタルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003350485A JP2005117453A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | デジタルカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005117453A true JP2005117453A (ja) | 2005-04-28 |
Family
ID=34542016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003350485A Pending JP2005117453A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | デジタルカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005117453A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014050066A (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像出力受付端末、画像出力受付の方法、および、プログラム |
-
2003
- 2003-10-09 JP JP2003350485A patent/JP2005117453A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014050066A (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像出力受付端末、画像出力受付の方法、および、プログラム |
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