JP2005117362A - デジタルカメラ及び再生表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部への電子化ファイルの送信状況を容易に把握することができるデジタルカメラ及び再生表示方法を提供する。
【解決手段】 CCD14による撮像によって取得された被写体像を示すデジタル画像データを画像ファイルとして記録媒体に記録し、当該画像ファイルが外部機器インタフェース64を介して外部に送信された場合に、送信されたことを示す送信情報を当該画像ファイルのタグ領域に記録し、記録メディア42Aに記録されている画像ファイルによって示されるサムネイル画像をLCD30により再生表示する際に、送信情報に基づいて送信状況を判別可能に表示する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像により取得された被写体像を示す電子化ファイルを外部に送信可能で、かつ前記被写体像を再生表示可能なデジタルカメラ及び当該デジタルカメラの再生表示方法に関する。
近年、デジタルカメラとしては、PC(Personal Computer)やプリンタ等の外部機器と通信可能に構成されたものが多数製品化されている。
この種のデジタルカメラでは、電子化ファイルとして記録媒体に記録したデジタル画像データを通信により外部機器に送信し、バックアップや当該デジタル画像データにより示される被写体像のプリント等を行なうことができる。このようなバックアップやプリント等を行なった電子化ファイルが、デジタルカメラに保持しておく必要がない電子化ファイルであるか、或いは特に重要な電子化ファイルでありデジタルカメラにも保持しておく必要があるか、はユーザによって異なるが、何れにしてもこれらの電子化ファイルについて外部への送信状況を示す情報を記録しておき、いつでも容易に送信状況を把握できるようにすることが好ましい。
そのための技術として、特許文献1には、デジタルカメラにおいて、撮像した被写体画像をフラッシュメモリに保存記憶し、当該記憶した被写体像をPC等の外部保存装置に送信可能とすると共に、デジタルカメラの内部に備えられた記録画像を管理する画像管理テーブルにより外部保存装置への送信状態や送信先等を管理する、という技術が記載されている。
また、特許文献2には、プリンタ付きデジタルカメラにおいて、プリントエラー発生時やユーザの意思によるプリント中断指示などによりプリント動作が中断される場合、内蔵メモリに格納されている画像データを外部記録媒体に転送記録すると共に、当該記録の際に、画像データの一部にタグを設けてプリント情報を記録しておき、外部記録媒体から画像データを読み出してプリントを再実行するときは、付加されているタグの情報をもとにプリント動作を自動的に決定する、という技術が記載されている。
特開2000−209536公報 特開2001−57667公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2の技術では、電子化ファイルについての送信状態や送信先或いはプリント情報等の送信情報を記憶しているにも拘らず、送信のための処理或いはプリント処理を行なうためのみに当該送信情報を用いているため、送信状況を容易には把握することができない、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、外部への電子化ファイルの送信状況を容易に把握することができるデジタルカメラ及び再生表示方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のデジタルカメラは、撮像により取得された被写体像を示すデジタル画像データが電子化ファイルとして記録された記録媒体と、前記電子化ファイルにより示される被写体像を表示するための表示手段と、前記電子化ファイルを外部に送信するための送信手段と、前記送信手段により前記電子化ファイルが外部に送信された場合に、送信状況を示す送信情報を当該電子化ファイルに関連付けて前記記録媒体に記録する送信記録手段と、前記記録媒体に記録されている前記電子化ファイルによって示される前記被写体像を前記表示手段により再生表示する際に、前記送信情報により示される送信状況を判別可能に表示する制御手段と、を備えている。
請求項1に記載のデジタルカメラは、記録媒体に記録されている電子化ファイルであり、撮像により取得された被写体像を示す電子化ファイルによって示される被写体像を表示手段により表示することができると共に、前記電子化ファイルを送信手段により外部に送信することができる。
なお、上記記録媒体には、スマートメディア、SDカード、メモリスティック、コンパクトフラッシュ(R)、マイクロドライブ等の可搬記録媒体や、RAM、EEPROM、フラッシュメモリ等の半導体記憶素子が含まれる。
また、上記表示手段には、LCD(Liquid Crystal Display)、CRTディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等のディスプレイが含まれる。
なお、上記電子化ファイルの外部への送信は、ケーブル等を用いた有線通信の他、赤外線等を用いた無線通信によっても行なうことができる。
ここで、本発明では、前記送信手段により前記電子化ファイルが外部に送信された場合に、送信記録手段により送信状況を示す送信情報が当該電子化ファイルに関連付けされて前記記録媒体に記録され、前記記録媒体に記録されている前記電子化ファイルによって示される前記被写体像が制御手段によって前記表示手段に再生表示される際に、前記送信情報により示される送信状況が判別可能に表示される。
すなわち、本発明では、電子化ファイルを外部に送信したときに、当該電子化ファイルに関連付けて送信状況を示す送信情報を記録しておき、電子化ファイルを表示手段により再生表示する際に、当該送信情報により示される送信状況を判別できるように表示するので、電子化ファイルの外部への送信状況を把握したい場合には、当該電子化ファイルによって示される被写体像を再生表示するだけでよく、当該送信状況を容易に把握することができる。
このように、請求項1に記載のデジタルカメラによれば、撮像により取得された被写体像を示すデジタル画像データを電子化ファイルとして記録媒体に記録し、当該電子化ファイルが外部に送信された場合に、送信状況を示す送信情報を当該電子化ファイルに関連付けて前記記録媒体に記録し、前記記録媒体に記録されている前記電子化ファイルによって示される前記被写体像を前記表示手段により再生表示する際に、前記送信情報により示される送信状況を判別可能に表示しているので、外部への電子化ファイルの送信状況を容易に把握することができる。
なお、上記送信情報は、外部に送信した電子化ファイルに関連付けされて記録されていれば、どのような方法で記録しても本発明の効果を享受することができる。この方法として、例えば、当該送信情報を電子化ファイルの一部に付帯情報として記録する方法や、当該送信情報と対応する電子化ファイルとを関連付けるテーブルを別途設けると共に、当該電子化ファイルとは別個の電子化ファイルとして当該送信情報を記録する方法等が例示できる。
また、本発明の前記送信記録手段は、請求項2に記載の発明のように、前記送信状況として送信用途を示す送信情報を記録し、前記制御手段は、前記送信情報により示される送信用途を判別可能に表示することが好ましい。これにより、送信用途についても容易に把握することができる。
さらに、請求項2に記載の発明の前記送信記録手段は、請求項3に記載の発明のように、前記送信用途として、印刷のための送信及びバックアップのための送信の少なくとも一方を示す送信情報を記録してもよい。これにより、デジタルカメラから外部への電子化ファイルの送信用途として非常に頻度の高い印刷のための送信及びバックアップのための送信の実行状況が把握できる。
さらに、本発明は、請求項4に記載の発明のように、前記制御手段は、前記表示手段により再生表示する被写体像に、色、模様及び形状の少なくとも1つを前記送信状況に応じて異ならせた画像を追加して表示することにより前記送信状況を判別可能に表示することもできる。これにより、色、模様及び形状のうちの送信状況に応じて異ならせたものによって視覚的に直感的に電子化ファイルの外部への送信状況を把握することができる。
なお、上記送信状況に応じて異ならせた画像の表示方法としては、送信状況に応じて予め定められたマークを被写体像と共に表示したり、被写体像を表示する際の背景の色や模様を送信状況に応じて変えて表示する等により、再生された被写体像の視認性を妨げることなく送信状況を判別可能に表示できるものを適用することが好ましい。
また、本発明は、請求項5に記載の発明のように、前記電子化ファイルの何れかの前記記録媒体からの消去指示を入力するための入力手段を更に備え、前記制御手段は、前記入力手段により消去指示が入力された場合に、当該消去の対象となる前記電子化ファイルに関連付けされた前記送信情報により示される前記送信状況に応じて、未送信である場合にはその旨を明示し、送信済みである場合には当該電子化ファイルを前記記録媒体から消去するようにしてもよい。
請求項5に記載の発明によれば、外部に対して未送信である電子化ファイルの消去指示が入力されたときには、その旨を明示するようにしているので、当該電子化ファイルが未送信の状態で消去してもよい電子化ファイルか否かを確認できる。このとき、例えば、外部に送信する必要がある電子化ファイルについては、別途送信を行なった後に再度当該電子化ファイルの消去指示を入力すればよい。
また、外部に対して送信済みである電子化ファイルの消去指示が入力されたときには自動的に当該電子化ファイルを記録媒体から消去しているので、再度消去の実行の可否を確認する手間を省くことができる。
なお、未送信の状態で消去したい場合もあることを考慮して、本発明は、上記のように消去の対象となる電子化ファイルが未送信の電子化ファイルである旨を明示した後に続けて再度消去指示が入力された場合には、当該消去指示の対象となる電子化ファイルの外部への送信の如何に拘らず当該電子化ファイルを記録媒体から消去するようにしてもよい。
一方、上記目的を達成するために、請求項6に記載の再生表示方法は、撮像により取得され、電子化ファイルとして記録媒体に記録された被写体像を再生表示するための表示手段を備えたデジタルカメラの当該表示手段に対する前記被写体像の再生表示方法であって、前記電子化ファイルが前記デジタルカメラの外部に送信された場合に、送信状況を示す送信情報を当該電子化ファイルに関連付けて前記記録媒体に記録し、前記記録媒体に記録されている前記電子化ファイルによって示される前記被写体像を前記表示手段により再生表示する際に、前記送信情報により示される送信状況を判別可能に表示するものである。
したがって、請求項6に記載の画像記録方法によれば、デジタルカメラに対して上記請求項1に記載の発明と同様に作用させることができるので、請求項1に係る発明と同様に、外部への電子化ファイルの送信状況を容易に把握することができる。
以上説明したように、本発明に係るデジタルカメラ及び再生表示方法によれば、撮像により取得された被写体像を示すデジタル画像データを電子化ファイルとして記録媒体に記録し、当該電子化ファイルが外部に送信された場合に、送信状況を示す送信情報を当該電子化ファイルに関連付けて前記記録媒体に記録し、前記記録媒体に記録されている前記電子化ファイルによって示される前記被写体像を前記表示手段により再生表示する際に、前記送信情報により示される送信状況を判別可能に表示しているので、外部への電子化ファイルの送信状況を容易に把握することができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
同図に示すように、デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ12と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ70と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に撮影者によって押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)56Aと、電源スイッチ56Bと、が備えられている。
なお、本実施の形態に係るレリーズボタン56Aは、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、レリーズボタン56Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ70の接眼部と、撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像や各種メニュー画面、メッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)30と、撮影を行うモードである撮影モード及び撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像をLCD30に表示(再生)するモードである再生モードの何れかのモードに設定するためにスライド操作されるモード切替スイッチ56Cと、LCD30の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キーを含んで構成された十字カーソルボタン56Dと、が備えられている。
また、デジタルカメラ10の背面には、LCD30にメインメニュー画面を表示する際に押圧操作されるメニューキー56Eと、メニュー画面で指定された処理を実行する際に押圧操作される実行キー56Fと、各種操作を中止(キャンセル)する際に押圧操作されるキャンセルキー56Gと、が備えられている。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。
同図に示すように、デジタルカメラ10は、前述のレンズ12を含んで構成された光学ユニット13と、レンズ12の光軸後方に配設されたCCD14と、相関二重サンプリング回路(以下、「CDS」という。)16と、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)18と、を含んで構成されており、CCD14の出力端子はCDS16の入力端子に、CDS16の出力端子はADC18の入力端子に、各々接続されている。
ここで、CDS16による相関二重サンプリング処理は、固体撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、固体撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理である。
一方、デジタルカメラ10は、所定容量のラインバッファを内蔵すると共に入力されたデジタル画像データを後述する第2メモリ40の所定領域に直接記憶させる制御を行う画像入力コントローラ20と、デジタル画像データに対して各種画像処理を施す画像信号処理回路22と、所定の圧縮形式でデジタル画像データに圧縮処理を施す一方、圧縮処理されたデジタル画像データに伸張処理を施す圧縮・伸張処理回路24と、デジタル画像データにより示される画像やメニュー画面等をLCD30に表示させるための信号を生成してLCD30に供給する表示制御回路28と、を含んで構成されている。なお、画像入力コントローラ20の入力端子はADC18の出力端子に接続されている。
また、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)32と、AF機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施の形態では、CCD14による撮像によって得られた画像の輝度の高周波成分を示すAF評価値。)を検出するAF検出回路34と、AE機能及びAWB(Automatic White Balance)機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施の形態では、CCD14による撮像によって得られた画像の明るさを示す量。)を検出するAE・AWB検出回路36と、CPU32による各種処理の実行時のワークエリア等として用いられるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)により構成された第1メモリ38と、主として撮影により得られたデジタル画像データを記憶するVRAM(Video RAM)により構成された第2メモリ40と、を含んで構成されている。
更に、デジタルカメラ10は、スマートメディア(Smart Media(R))により構成された記録メディア42Aをデジタルカメラ10でアクセス可能とするためのメディアコントローラ42と、を含んで構成されている。
以上の画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、表示制御回路28、CPU32、AF検出回路34、AE・AWB検出回路36、第1メモリ38、第2メモリ40及びメディアコントローラ42は、各々バスBUSを介して相互に接続されている。
従って、CPU32は、画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、及び表示制御回路28の各々の作動の制御と、AF検出回路34及びAE・AWB検出回路36により検出された物理量の取得と、第1メモリ38及び第2メモリ40へのアクセスと、メディアコントローラ42を介した記録メディア42Aへのアクセスと、を各々行うことができる。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD14を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD14に供給するタイミングジェネレータ48が設けられている。当該タイミングジェネレータ48の入力端子はCPU32に、出力端子はCCD14に各々接続されており、CCD14の駆動は、CPU32によりタイミングジェネレータ48を介して制御される。
更に、CPU32はモータ駆動部50の入力端子に接続され、モータ駆動部50の出力端子は光学ユニット13に備えられた焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータに接続されている。
本実施の形態に係る光学ユニット13に含まれるレンズ12は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは各々CPU32の制御下でモータ駆動部50から供給された駆動信号によって駆動される。
CPU32は、光学ズーム倍率を変更する際にはズームモータを駆動制御して光学ユニット13に含まれるレンズ12の焦点距離を変化させる。
また、CPU32は、CCD14による撮像によって得られた画像のコントラストが最大となるように上記焦点調整モータを駆動制御することによって合焦制御を行う。すなわち、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、合焦制御として、読み取られた画像のコントラストが最大となるようにレンズの位置を設定する、所謂TTL(Through The Lens)方式を採用している。
更に、前述のレリーズボタン56A、電源スイッチ56B、モード切替スイッチ56C、十字カーソルボタン56D、メニューキー56E、実行キー56F及びキャンセルキー56Gを含む操作部56はCPU32に接続されており、CPU32は、これら操作部56の各々に対する操作状態を常時把握できる。
また、デジタルカメラ10は、接続された外部機器との間の所定インタフェース規格(本実施の形態ではUSB(Universal Serial Bus)規格)による通信を司る外部機器インタフェース64を備えている。
当該外部機器インタフェース64もバスBUSに接続されており、CPU32は、外部機器インタフェース64に接続されたPCやプリンタ等の外部機器66との間で通信可能とされている。
なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10はExif(Exchangeable Image File Format)規格に対応しており、撮影によって得られたExif規格の画像ファイルのタグ領域に当該画像ファイルに関する情報を記録することができる。
すなわち、図3に示すように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10において、撮影により得られて記録メディア42Aに記録される画像ファイル60はExif規格に対応しているため、スタートコード領域60A、タグ領域60B、サムネイル画像領域60C、及び主画像領域60Dが含まれている。
なお、タグ領域60Bに記録可能な上記画像ファイルに関する情報としては、画像ファイルを得るための撮影に関する撮影情報(ストロボの発光状態を示す情報、絞りの状態を示す情報、撮影日時を示す情報、フォーカスエリアを示す情報等)や、撮影時にデジタルカメラ10で設定されていた撮影条件(マニュアル撮影、オート撮影、プログラム撮影、マクロ撮影、移動体撮影、夜景撮影、人物撮影等)を示す情報等が挙げられる。本実施の形態では、メニューキー56Eの押圧操作に応じてLCD30に表示されるメインメニュー画面上でタグ領域60Bに記録する情報が予め選択的に設定される。
また、本実施の形態では、タグ領域60Bの所定領域に対して、画像ファイルが外部機器インタフェース64を介して外部機器66に送信されたことを示す送信情報が記録されるように設定されている。当該送信情報としては外部への送信又は未送信のみを示す情報を適用することもできるが、本実施の形態では、送信用途を示す情報を適用している。具体的には、外部機器66がプリンタである場合には印刷のための送信を示す送信情報(以下、「プリント済み情報」という。)が、外部機器66がPCや記憶装置等である場合にはバックアップのための送信を示す送信情報(以下、「バックアップ済み情報」という。)が、それぞれ記録される。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。まず、撮影モードが設定されている場合の全体的な処理の流れについて簡単に説明する。
まず、CCD14による光学ユニット13を介した撮像が行なわれ、被写体像を示す信号がCCD14から順次出力される。そして、CCD14から出力された信号は順次CDS16に入力されて相関二重サンプリング処理が施された後にADC18に入力され、ADC18は、CDS16から入力されたR(赤)、G(緑)、B(青)の信号を各々12ビットのR、G、B信号(デジタル画像データ)に変換して画像入力コントローラ20に出力する。
画像入力コントローラ20は内蔵しているラインバッファにADC18から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦第2メモリ40の所定領域に格納する。
第2メモリ40の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU32による制御下で画像信号処理回路22によって読み出され、これらにAE・AWB検出回路36により検出された物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号を第2メモリ40の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
なお、LCD30は、CCD14による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されているが、このようにLCD30をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、表示制御回路28を介して順次LCD30に出力する。これによってLCD30にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズボタン56Aがユーザによって半押し状態とされた場合、前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされた場合、この時点で第2メモリ40に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路24によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後に記録メディア42AにExifフォーマットの画像ファイルとして記録する。この際、当該画像ファイルのタグ領域には、予めメインメニュー画面上で当該タグ領域に記録する情報として設定された情報が記録されることになる。
ところで、メニューキー56Eの押圧操作に応じてLCD30に表示されるメインメニュー画面上で記録メディア42Aに記録されている何れかの画像ファイルに対するプリント処理又はバックアップ処理の実行指示が入力されると、CPU32は、当該画像ファイルを外部機器インタフェース64に接続された外部機器66に送信する。
また、このとき、CPU32は、記録メディア42Aにおける外部機器66に送信した画像ファイルのタグ領域60Bに、送信情報として上記メインメニュー画面上で指示された処理に応じた送信用途を示す情報(プリント済情報又はバックアップ済み情報)を記録する。
そして、デジタルカメラ10では、再生モードが設定されている場合において、記録メディア42Aに記録されている画像ファイルをLCD30に再生表示する際に、送信情報により示される送信状況が判別できるように表示するマルチ画面再生処理を実行する。
図4は、再生モードが設定されている場合に、デジタルカメラ10のCPU32で所定期間(本実施の形態では、0.5秒)毎に実行されるマルチ画面再生処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、以下、同図を参照して本実施の形態に係るマルチ画面再生処理について説明する。
まず、ステップ100では、記録メディア42Aに記録されている画像ファイルのサムネイル画像領域60Cに記録されたサムネイル画像情報及びタグ領域60Bに記録された付帯情報を読み出し、次のステップ102では、所定数(本形態では、9)の画像ファイルについてサムネイル画像情報及び付帯情報の読み出しが完了したか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ100に戻り、肯定判定となった時点でステップ104に移行する。
ステップ104では、読み出したサムネイル画像情報により示される所定数のサムネイル画像をLCD30に表示する。
ここで、本実施の形態では、一例として、図5(A)に示すように、9コマ分のサムネイル画像をLCD30の表示領域に縦方向及び横方法に並べて表示し、表示したサムネイル画像のうちの何れかをユーザにより選択可能とする。
また、本実施の形態では、LCD30におけるユーザにより選択されたサムネイル画像(以下、「選択コマ」という。)の表示位置に選択枠58を表示するようにしている。そして、当該選択枠58を、選択コマを示す画像ファイルの外部機器66への送信状態に応じて異なる色で表示するようにしている。なお、ここでは、当該サムネイル画像の再生表示を開始する際の上記選択コマとして、所定位置に表示している画像コマ(本実施の形態では、LCD30の表示領域に対して左上に位置する画像コマ)を適用するものとしている。
次のステップ108では、選択コマを示す画像ファイルから読み出した付帯情報にバックアップ済み情報が含まれているか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ110に移行して、青色の選択枠58B(図5(A)参照)を表示する。
一方、ステップ108で否定判定となった場合はステップ112に移行して、上記付帯情報にプリント済み情報が含まれているか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ114に移行して、緑色の選択枠58G(図5(B)参照)を表示する。一方、ステップ112で否定判定となった場合はステップ116に移行して、橙色の選択枠58R(図5(C)参照)を表示する。
このようにして、選択コマを示す画像ファイルの送信状況に応じて、バックアップ済みである場合はプリント済みか否かに拘らず青色の選択枠58Bで、バックアップ済みではないがプリント済みである場合は緑色の選択枠58Gで、未送信の場合は橙色の選択枠58Rで、それぞれ選択コマを示す。
なお、本実施の形態では、バックアップを行なった画像ファイルの方がプリントを行なった画像ファイルより消去される可能性が高い点を考慮して、バックアップ済みであることを優先的に明示しているが、上記ステップ108で肯定判定となった場合に、さらにプリント済み情報の有無を判定するようにして、バックアップ済みでかつプリント済みである画像ファイルにより示される選択コマを示す際には、青色の選択枠58Bの外周に緑色の選択枠58Gを表示するようにしてもよい。また、バックアップ済みでかつプリント済みである選択コマを示す選択枠58を、他の色の選択枠で示すようにしてもよい。これにより、さらに詳細な送信状況を把握することができる。
また、図5では、各選択枠58(58B、58G、58R)にそれぞれ異なる模様を付して示しているが、各選択枠58は、実際にはそれぞれの模様が異なるのではなくそれぞれの色が異なる、ということは言うまでもない。
次のステップ118では、ユーザにより操作部56が操作されたことを示す操作信号の入力待ちを行ない、次のステップ120では、入力された信号が選択の変更を指示するものであったか否かを、当該操作信号がユーザによる十字カーソルボタン56Dの何れかの矢印キーの操作を示すものであったか否かを判定することにより判定し、肯定判定となった場合はステップ122に移行して、それまでの選択コマの表示位置に対するユーザにより操作された矢印キーによって示される位置に表示しているサムネイル画像を新たな選択コマとした後、上記ステップ108に戻る。
なお、ステップ122の処理において、それまでの選択コマの表示位置がLCD30の表示領域において所定方向(例えば、上下方向、又は左右方向)の端部付近であり、当該選択コマの表示位置に対するユーザにより操作された矢印キーによって示される位置にサムネイル画像を表示していない場合には、新たにサムネイル画像情報及び付帯情報を読み出して当該画面をスクロール表示した後に、上述したようにして当該選択コマの表示位置に対するユーザにより操作された矢印キーによって示される位置に表示しているサムネイル画像を新たな選択コマとしている。
一方、ステップ120で否定判定となった場合はステップ124に移行して、操作信号に応じた処理を実行した後、本マルチ画面再生処理プログラムを終了する。
なお、当該操作信号に応じた処理としては、選択コマを示す画像ファイルの再生表示、メニュー画面の表示等が挙げられる。
なお、上記ステップ118で入力した操作信号がメニューキー56Eの押圧操作を示すものであった場合には、その時点の選択コマを示す画像ファイルを処理対象としたメニュー項目がLCD30に表示される。そして、当該メニュー項目から消去メニューが選択されると、消去メニュー画面が表示される。
一例として、図7(A)に示すように、本実施の形態では、当該消去メニュー画面として画像ファイルの消去に関する処理を示すメニュー項目(同図では、「フォーマット」、「全コマ」、「1コマ」、「戻る」の各項目)を表示すると共に、各メニュー項目を選択可能とし、選択されたメニュー項目を示す選択カーソル59を表示する。
このような消去メニュー画面が表示されると、ユーザは、十字カーソルボタン56Dの操作により所望の処理を示すメニュー項目を示す位置に選択カーソル59を移動させた後に実行キー56Fを押圧操作することにより当該所望の処理を示すメニュー項目を確定して、所望の処理の実行指示を入力する。
なお、上記「フォーマット」は記録メディア42Aのフォーマット処理(初期化処理)を、「全コマ」は記録メディア42Aに記録された画像ファイルを全て消去する処理を、「1コマ」は選択コマを示す画像ファイルを消去する処理を、「戻る」は再びメニュー画面を表示させる処理を、それぞれ示すメニュー項目である。
図7(A)に示す消去メニュー画面において「1コマ」が選択された場合、デジタルカメラ10では、1コマ消去処理を実行する。
図6は、このときCPU32が実行する1コマ消去処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、以下、同図を参照して、本実施の形態に係る1コマ消去処理について説明する。
まず、ステップ130では、選択コマを示す画像ファイルの主画像領域60Dに記録されているデジタル画像データを読み出し、次のステップ132では、当該デジタルデータを圧縮・伸張処理回路24により伸張させて、選択コマの画像をLCD30に再生表示する。
次のステップ134では、ユーザにより操作部56が操作されたことを示す操作信号の入力待ちを行ない、次のステップ136では、入力された操作信号が実行キー56Fの押圧操作を示すものであるか否かを判定し、否定判定となった場合は1コマ消去がキャンセルされたものと判断し、本1コマ消去処理プログラムを終了する。
一方、ステップ136で肯定判定となった場合はステップ138に移行して、再生表示された画像の画像ファイルが未送信であるか否かを判定する。当該画像ファイルの付帯情報に、バックアップ済み情報及びプリント済み情報の少なくとも一方が含まれている場合はステップ138で否定判定となり、ステップ148に移行する。一方、再生表示された画像の画像ファイルの付帯情報にバックアップ済み情報及びプリント済み情報の何れの情報も含まれていない場合はステップ138で肯定判定となり、消去する前にバックアップやプリントを行なう必要があるか否かをユーザに判断させるべくステップ142に移行し、LCD30に消去確認画面を表示する。
消去確認画面には、一例として図7(B)に示すように、再生表示している画像の画像ファイルが外部に未送信である旨及び本当に消去してもよいかを問う旨のメッセージを表示すると共に、消去してもよい場合に指定する「OK」ボタン及び消去を中断する場合に指定する「キャンセル」ボタンを表示する。
これに対して、ユーザは上記所望のメニュー項目の選択時と同様の操作により、所望のボタンを指定する。
そこで、次のステップ144では、操作信号の入力待ちを行ない、次のステップ146では、操作信号が「OK」ボタンの指定を示すものであったか否かを判定することにより再生表示している画像の画像ファイルの消去を指示するものであったか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ148に移行して、選択コマの画像ファイルを記録メディア42Aから消去し、その後に本1コマ消去処理プログラムを終了する。
一方、ステップ146において否定判定となった場合は、当該画像の画像ファイルを消去することなく、本1コマ消去処理プログラムを終了する。
このように、本実施の形態によれば、CCD14による撮像によって取得された被写体像を示すデジタル画像データを画像ファイルとして記録媒体に記録し、当該画像ファイルが外部機器インタフェース64を介して外部に送信された場合に、送信されたことを示す送信情報を当該画像ファイルのタグ領域に記録し、記録メディア42Aに記録されている画像ファイルによって示されるサムネイル画像をLCD30により再生表示する際に、送信情報に基づいて送信状況を判別可能に表示しているので、外部への電子化ファイルの送信状況を容易に把握することができる。
また、本実施の形態によれば、送信状況として送信用途を示す送信情報を記録し、送信情報により示される送信用途を判別可能に表示しているので、送信用途についても容易に把握することができる。
さらに、本実施の形態によれば、送信用途として、印刷のための送信及びバックアップのための送信をそれぞれ示すプリント済み情報及びバックアップ済み情報の少なくとも一方を記録しているので、デジタルカメラから外部への送信用途として比較的多いプリント及びバックアップの実行状況が把握できる。
また、本実施の形態によれば、CPU32は、LCD30に再生表示するサムネイル画像に、送信状況に応じて色を異ならせた選択枠58(58B,58G,58R)を追加して表示することにより送信状況を判別可能に表示しているので、選択枠58の色によって視覚的に直感的に再生画像を示す画像ファイルの外部への送信状況を把握することができる。
また、本実施の形態によれば、外部に対して未送信である画像ファイルの消去指示が入力されたときには、その旨を明示するようにしているので、当該画像ファイルが未送信の状態で消去してもよい電子化ファイルか否かを確認できる。このとき、例えば、外部に送信する必要がある画像ファイルについては、別途送信を行なった後に再度当該画像ファイルの消去指示を入力すればよい。
また、外部に対して送信済みである画像ファイルの消去指示が入力されたときには自動的に当該画像ファイルを記録媒体から消去しているので、再度消去の実行の可否を確認する手間を省くことができる。
なお、本実施の形態によれば、上記のように消去の対象となる画像ファイルが未送信の画像ファイルである旨を明示した後に続けて再度消去指示が入力された場合には、当該消去指示の対象となる画像ファイルの送信状況の如何に拘らず当該画像ファイルを記録メディア42Aから消去しているので、未送信の状態で消去したい場合にも対応できる。
なお、本実施の形態では、マルチ画面再生処理(図4参照)において、ユーザにより選択されたサムネイル画像のLCD30における表示位置を示す選択枠58の色により送信状況の判別を可能に表示する形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、再生表示された画像の画像ファイルの送信状況が判別可能であればよい。
例えば、上記マルチ画面再生処理のように、複数のサムネイル画像を表示する場合であれば、図8(A)に示すように、全てのサムネイル画像について背景の色を送信状況に応じて変えて表示し、選択状態は別途選択枠58を用いて表示するようにしてもよい。これにより、一目で複数の画像ファイルの送信状況が把握できる。
なお、複数のサムネイル画像を表示する場合だけでなく、LCD30に1枚づつ画像を再生する場合にも、再生表示された画像の送信状況を判別可能に表示することができることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、選択枠58の色を異ならせて表示する形態について説明したが、選択枠の模様、太さ、線種等を異ならせて表示してもよい。
さらに、送信状況に応じて予め定められた文字、マーク等を表示することによっても送信状況が判別可能である。例えば、図8(B)に示すように、バックアップ済みであることを示す「B」や、プリント済みであることを示す「P」等を表示するようにしてもよい。これにより、「B」、「P」の有無により容易に送信状況が判別可能である。
なお、本実施の形態で説明したフローチャート(図4及び図6参照)の処理の流れは一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、以上のデジタルカメラ10の構成(図1乃至図3参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
実施の形態に係るデジタルカメラの外観を示す外観図である。 実施の形態に係るデジタルカメラの電気系の構成を示すブロック図である。 Exifファイルの構成を示す模式図である。 実施の形態に係るマルチ画面再生処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 マルチ画面再生処理の実行時におけるLCDの表示状態を一例として示す模式図である。 実施の形態に係る1コマ消去処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 再生モード時におけるLCDの表示状態を一例として示す模式図である。 LCDに画像が再生表示された状態を一例として示す模式図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
30 LCD(表示手段)
32 CPU(送信手段、送信記録手段、制御手段)
42A 記録メディア(記録媒体)
56 操作部(入力手段)

Claims (6)

  1. 撮像により取得された被写体像を示すデジタル画像データが電子化ファイルとして記録された記録媒体と、
    前記電子化ファイルにより示される被写体像を表示するための表示手段と、
    前記電子化ファイルを外部に送信するための送信手段と、
    前記送信手段により前記電子化ファイルが外部に送信された場合に、送信状況を示す送信情報を当該電子化ファイルに関連付けて前記記録媒体に記録する送信記録手段と、
    前記記録媒体に記録されている前記電子化ファイルによって示される前記被写体像を前記表示手段により再生表示する際に、前記送信情報により示される送信状況を判別可能に表示する制御手段と、
    を備えたデジタルカメラ。
  2. 前記送信記録手段は、前記送信状況として送信用途を示す送信情報を記録し、
    前記制御手段は、前記送信情報により示される送信用途を判別可能に表示する
    請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 前記送信記録手段は、前記送信用途として印刷のための送信及びバックアップのための送信の少なくとも一方を示す送信情報を記録する
    請求項2に記載のデジタルカメラ。
  4. 前記制御手段は、前記表示手段により再生表示する被写体像に、色、模様及び形状の少なくとも1つを前記送信状況に応じて異ならせた画像を追加して表示することにより送信状況を判別可能に表示する
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載のデジタルカメラ。
  5. 前記電子化ファイルの何れかの前記記録媒体からの消去指示を入力するための入力手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記入力手段により消去指示が入力された場合に、当該消去の対象となる前記電子化ファイルに関連付けされた前記送信情報により示される前記送信状況に応じて、未送信である場合にはその旨を明示し、送信済みである場合には当該電子化ファイルを前記記録媒体から消去する
    請求項1乃至請求項4の何れかに記載のデジタルカメラ。
  6. 撮像により取得され、電子化ファイルとして記録媒体に記録された被写体像を再生表示するための表示手段を備えたデジタルカメラの当該表示手段に対する前記被写体像の再生表示方法であって、
    前記電子化ファイルが前記デジタルカメラの外部に送信された場合に、送信状況を示す送信情報を当該電子化ファイルに関連付けて前記記録媒体に記録し、
    前記記録媒体に記録されている前記電子化ファイルによって示される前記被写体像を前記表示手段により再生表示する際に、前記送信情報により示される送信状況を判別可能に表示する
    再生表示方法。
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