JP2005116081A - ディスクカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ディスクドライブ装置には、光ディスクのみを装填するようにしたことで、全体の小型化及びディスクドライブ装置の小型化を図ることができると共に、光ディスクが汚損することを防止することができる。
【解決手段】 光ディスク6を収納すると共に収納した光ディスク6を挿脱するディスク挿脱口7がディスクドライブ装置への挿入端となる一側面に形成されたカートリッジ本体4と、カートリッジ本体4に収納する光ディスク6を保持すると共にディスクドライブ装置への挿入方向に移動可能なディスク保持体5とを備え、ディスク保持体5は、カートリッジ本体4内をディスク挿脱口7側に移動したとき、保持している光ディスク6の少なくとも一部をディスク挿脱口7より外部に臨ませる。
【選択図】 図1
【解決手段】 光ディスク6を収納すると共に収納した光ディスク6を挿脱するディスク挿脱口7がディスクドライブ装置への挿入端となる一側面に形成されたカートリッジ本体4と、カートリッジ本体4に収納する光ディスク6を保持すると共にディスクドライブ装置への挿入方向に移動可能なディスク保持体5とを備え、ディスク保持体5は、カートリッジ本体4内をディスク挿脱口7側に移動したとき、保持している光ディスク6の少なくとも一部をディスク挿脱口7より外部に臨ませる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像信号、音声信号等の情報信号を記録可能なディスク状記録媒体をカートリッジ本体内のディスク保持体で保持したディスクカートリッジに関する。
記録媒体として普及している光ディスクの中には、コンパクトディスク(CD)やディジタルバーサタイルディスク(DVD)のように光ディスク単体で取り扱われるベアディスクがある。この種の光ディスクは、ユーザが収納ケースより光ディスク単体を取り出し、取り出した光ディスクをディスクドライブ装置に装填して情報信号の記録や再生が行われる。
また、コンパクトディスクやディジタルバーサタイルディスクより更に高密度化が図られ、高画質の画像信号や映像信号を記録し、更に高音質の音声信号を長時間記録することができるようにした光ディスクは、トラックピッチ等も極めて狭小であり、照射される光ビームのスポット径も極めて小さく、また、光ピックアップの対物レンズとの間隔も極めて近い。したがって、光ディスクの表面に微小な傷がついたり、塵埃等が付着していると、情報信号を正確に記録し、又は、記録された情報信号を正確に読み出すことができなくなってしまう。そこで、高密度化の図れた光ディスクは、ディスクカートリッジに収納して保護された状態で用いられている。
一方、ディジタルビデオカメラ等のドライブ装置を備えた電気機器は、携帯性を良くするため小型化が図られており、これに合わせて、ドライブ装置に用いられる記録媒体も小型化する必要がある。
光ディスクを回転可能に収納したディスクカートリッジを記録媒体に用いるディスクドライブ装置では、ディスクカートリッジをディスクドライブ装置内に引き込む搬送機構等が必要となり、ディスクドライブ装置の小型化を図ることが困難である。また、光ディスク単体を記録媒体として用いるディスクドライブ装置であっても、光ディスクをディスクトレイ等のディスク保持体に保持させた状態でディスクドライブ装置内に搬送する場合、ディスク保持体等の搬送機構が必要となり、小型化が困難となってくる。
すなわち、高密度化の図られた光ディスクは、塵埃等が付着することを防止するため、ディスクカートリッジに収納して用いる必要がある一方、光ディスクを回転可能に収納したディスクカートリッジを記録媒体に用いる場合、ディスクドライブ装置は、小型化を図ることが難しくなる。ディスクドライブ装置は、光ディスク単体を、装置内に搬送する用にするものが最も小型化しやすい。
なお、本発明に関連する文献としては、下記特許文献1〜5がある。
特許文献1、特許文献2及び特許文献3のディスクカートリッジは、カートリッジ本体内にディスクを保持するディスク保持体が収納されたものであり、このディスクを保持したディスク保持体を記録再生位置に引き出して情報信号の記録や再生を行うものである。これらディスクカートリッジは、ディスクドライブ装置に装填し、更にディスク保持体を記録再生位置に引き込みディスクの記録再生をするものであるから、ベアディスクのディスクドライブ装置のようにディスクドライブ装置の小型化を図ることができない。
特許文献4のディスクカートリッジは、カートリッジ本体内に光ディスクを収納し、一度、ディスクカートリッジをディスクドライブ装置に装填した後、ディスクドライブ装置内に光ディスクを残しカートリッジ本体のみをディスクドライブ装置外に引き出すことが記載されている。したがって、特許文献4のディスクカートリッジも、ディスクドライブ装置にディスクカートリッジが引き込まれるものであり、ディスクドライブ装置の小型化を図ることができない。
特許文献5のディスクカートリッジは、光ディスクを露出させた状態で保持するものである。したがって、光ディスクには、塵埃等が付着し、更に、傷等が付くおそれもあり、高密度化の図られたディスクに適用することは困難である。また、このディスクカートリッジも、ディスクドライブ装置に装填するものであるから、ディスクドライブ装置の小型化を図ることも困難である。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ディスクドライブ装置には、ディスク状記録媒体のみを装填するようにしたことで、全体の小型化及びディスクドライブ装置の小型化を図ることができると共に、ディスク状記録媒体が汚損することを防止することができる新規なディスクカートリッジを提供することにある。
本発明の他の目的は、高密度化が図られたディスク状記録媒体をベアディスクとして取り扱うことができるディスクカートリッジを提供することにある。
本発明に係るディスクカートリッジは、ディスク状記録媒体を収納すると共にディスク状記録媒体を挿脱するディスク挿脱口がディスクドライブ装置への挿入端となる一側面に形成されたカートリッジ本体と、カートリッジ本体に収納するディスク状記録媒体を保持すると共にディスクドライブ装置への挿入方向に移動可能なディスク保持体とを備える。そして、ディスク保持体は、カートリッジ本体内をディスク挿脱口側に移動したとき、保持しているディスク状記録媒体の少なくとも一部をディスク挿脱口より外部に臨ませ、ディスク状記録媒体単体をディスクドライブ装置の搬送可能な状態にする。
本発明によれば、ディスク保持体が、カートリッジ本体内をディスク挿脱口側に移動したとき、保持しているディスク状記録媒体の少なくとも一部をディスク挿脱口より外部に臨ませ、ディスク状記録媒体単体をディスクドライブ装置の搬送可能な状態にすることから、ディスク状記録媒体を従来のベアディスクのように取り扱うことができる。したがって、記録媒体として高密度記録されるディスク状記録媒体を用いることができると共に、ディスクドライブ装置の小型化を図ることができる。
以下、本発明を適用したディスクカートリッジについて図面を参照して説明する。
図1乃至図3に示すように、本発明を適用したディスクカートリッジ1は、上下一対のハーフ2,3を突き合わせて結合されてなるカートリッジ本体4と、記録媒体となる光ディスク6を保持すると共にカートリッジ本体4内に移動可能に収納されるディスク保持体5とを備える。
このディスクカートリッジ1に用いられる光ディスク6は、中央部にセンタ孔6aが形成され、このセンタ孔6aの周囲に内周側非信号記録領域6bが形成され、内周側非信号記録領域6bの外周側に信号記録領域6cが形成され、信号記録領域6cの外周側に外周側非信号記録領域6dが形成されている。この光ディスク6は、ポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂基板に相変化材料や有機色素を用いた記録層を設け、更に、記録層上に反射膜及び保護層を形成し、ディスク基板側を信号読み取り面とした記録媒体である。なお、ディスク基板上に反射膜、記録層を設け、記録層上に光透過性のカバー層を設け、カバー層側信号読み取り面とした記録媒体であってもよい。このような光ディスク6には、コンパクトディスクやディジタルバーサタイルディスクといった既存の光ディスクより更に高密度に、高画質の画像映像信号、高音質の音声信号、コンピュータで処理される処理データ、コンピュータプログラム等の各種の情報信号が記録される。なお、使用する記録媒体としては、光ディスク6の他、磁気ディスク、光磁気ディスク等であってもよい。
以上のような光ディスク6を保護するカートリッジ本体4を構成する上下ハーフ2,3は、機械的強度を有する合成樹脂を射出成形してなるものであって、全体が略矩形に形成されている。略矩形の上下ハーフ2,3は、ディスクドライブ装置への挿入方向と直交する方向が短辺となり、ディスクドライブ装置への挿入方向が長辺となっている。ディスクドライブ装置への挿入方向を長辺とすることで、ユーザがディスクドライブ装置への挿入方向を視認しやすくしている。なお、カートリッジ本体4の大きさは、光ディスク6が略内接する大きさの以上であればよい。
上下ハーフ2,3は、略矩形の主面部11,12の周囲に周壁13,14が形成されている。周壁13,14の内側は、ディスク保持体5及び光ディスク6の収納部となる。周壁13,14のディスクドライブ装置への挿入端となる前面壁13a,14aには、ディスク挿脱口7を構成する凹部7a,7bが形成されている。凹部7a,7bは、上下ハーフ2,3の周壁13,14が突き合わされたとき、カートリッジ本体4の前面に略矩形のディスク挿脱口7を構成する。ディスク挿脱口は、カートリッジ本体4内に塵埃等の異物が浸入することを極力少なくするため、長辺が光ディスク6の直径と略同じとなるように形成され、短辺が光ディスク6の厚みと略同じとなるように形成されている。なお、ディスク挿脱口7には、カートリッジ本体4内に塵埃等が進入しないようにするため開閉蓋を設けるようにしてもよい。
上下ハーフ2,3の周壁13,14を構成するディスクドライブ装置への挿入方向と平行な相対向する側壁13b,13c,14b,14cは、カートリッジ本体4内をディスクドライブ装置への挿入方向に移動するディスク保持体5のガイド壁として機能する。また、前面壁13a,14aは、カートリッジ本体4内を移動するディスク保持体5が前面側に移動するときのストッパ壁として機能し、背面壁13d,14dは、ディスク保持体5が背面側に移動するときのストッパ壁として機能する。なお、背面壁14dには、ディスク保持体5が突き当てられる突部17が形成されている。
上下ハーフ2,3の一方の側壁13b,14bには、上下ハーフ2,3の側壁13a,14aの側壁の前面側から背面側に沿って凹部15aが形成されており、上下ハーフ2,3の凹部15a,15bは、上下ハーフ2,3が突き合わされたとき、ディスク保持体5の移動操作部を外部に臨ませるガイド溝15を構成する。
なお、このように構成されるカートリッジ本体4は、ディスクドライブ装置内に装填されるものではなく、ディスク保持体5で保持した光ディスク6のみをディスクドライブ装置に装填するものである。したがって、カートリッジ本体4には、既存のディスクカートリッジの光ディスクを収納するカートリッジ本体のように、記録再生用の開口部や光ディスク6を回転するためのディスク回転駆動部を構成するディスクテーブルが進入する駆動開口部等は形成されておらず、形成されている開口部は、前面に形成されたディスク挿脱口7のみであり、開口部を最小限とすることで、簡単な構成で塵埃等の異物を極力浸入しにくくしている。
以上のようなカートリッジ本体4に収納されるディスク保持体5は、長辺をカートリッジ本体4の幅と略同じくし、短辺をカートリッジ本体4の前面から背面に亘る奥行きの略半分程度に形成され、全体が略矩形に形成されている。ディスク保持体5には、一方の主面部に、光ディスク6の主面部の略半分程度の領域を保持するディスク保持部21が形成されている。ディスク保持部21は、光ディスク6を保持する深さの略半円形の凹部で構成されている。ディスク保持部21に光ディスク6が保持された際、光ディスク6のディスク保持部21の弦部21aより突出した部分がカートリッジ本体4のディスク挿脱口7よりカートリッジ本体4外に臨まされることになる。
このディスク保持体5のカートリッジ本体4内での移動方向と平行な一方の側壁には、カートリッジ本体4のガイド溝15より外部に臨まされる移動操作部22が形成されている。ガイド溝15より外部に臨まされた移動操作部22は、例えばユーザにより操作されるものであって、ディスク保持体5をカートリッジ本体4内の背面側から前面側、又は、前面側から背面側に移動させるためのものである。
なお、ディスク保持体5は、カートリッジ本体4の側壁13b,13c,14b,14cによりガイドされるのではなく、側壁13b,13c,14b,14cの更に内側に、側壁13b,13c,14b,14cと平行に形成されるガイド壁によって移動がガイドされるようにしてもよい。
ところで、このディスクカートリッジ1のディスクドライブ装置30は、図4に示すように、装置本体31の前面に、カートリッジ本体4の前面が係合される開口部32が形成されている。この開口部32は、カートリッジ本体4の前面と略同じ大きさに形成されている。この開口部32からは、カートリッジ本体4の全体が挿入されるのではなく、カートリッジ本体4の前面側が僅かに挿入できるように形成されており、カートリッジ本体4の前面を開口部32に係合させた状態で、カートリッジ本体4内のディスク保持体5に保持されている光ディスク6をディスクドライブ30内に挿入できるようになっており、また、ディスクドライブ装置30に装填されている光ディスク6をカートリッジ本体4内のディスク保持体5に保持させることができるようになっている。すなわち、ディスクカートリッジ1とディスクドライブ装置30との間での光ディスク6の受け渡しは、カートリッジ本体4が開口部32に係合されカートリッジ本体4の内部と装置本体31の内部とが連続した密閉空間で行われることになる。
また、装置本体31内には、光ディスク6の記録や再生を行うための記録再生部33が形成されている。この記録再生部33は、光ディスク6を回転する回転駆動部34と光ディスク6に光ビームを照射し反射した戻りの光ビームを検出する光ピックアップ35を有する。回転駆動部34は、光ディスク5のセンタ孔6aに係合するディスクテーブル34a等を有する。ディスクテーブル34aは、光ディスク6のセンタ孔6aに係合すると、光ディスク6を一体的に回転する。また、光ピックアップ35は、光ディスク6の信号記録領域6cの内外周に亘って光ビームを照射し戻りの光ビームを検出することによって、光ディスク6に対して情報信号を記録し、又は、光ディスク6に記録された情報信号の再生を行う。
装置本体31の前面に設けられた開口部32と記録再生部33との間には、図示しないが、光ディスク6を搬送する搬送機構が設けられている。この搬送機構は、光ディスク6の外周面に当接する一対の回転ローラを有し、光ディスク6を、開口部32と記録再生部33との間を搬送する。なお、搬送機構としては、その他、光ディスク6の外周側非信号記録領域6dを挟み込んで開口部32と記録再生部33との間を搬送するようにしてもよい。
次に、ディスクカートリッジ1に収納した光ディスク6をディスクドライブ装置30の記録再生部33に搬送するまでの動作について説明する。
ディスクカートリッジ1は、図5に示すように、光ディスク6を収納した非使用時、ディスク保持体5がカートリッジ本体4の背面側に、すなわち図5中反矢印D方向に移動した第1の位置にあり、光ディスク6をカートリッジ本体4内に完全に収納し、光ディスク6が汚損することを防止している。また、カートリッジ本体4内に収納されたディスク保持体6の移動操作部22は、ガイド溝15の背面側に位置している。これにより、ユーザは、内部に光ディスク6が収納されたことを視認することができる。
そして、ディスクカートリッジ1は、図4に示すように、カートリッジ本体4の前面を挿入端として、ディスクドライブ装置30の開口部32に係合される。すなわち、カートリッジ本体4のディスク挿脱口7がディスクドライブ装置30の開口部32に接続される。そして、ガイド溝15のカートリッジ本体4の背面側に位置しているディスク保持体5の移動操作部22が光ディスク6の挿入方向である図5中矢印D方向にスライドされると、ディスク保持体5は、側壁13b,13c,14b,14cにガイドされながら図6に示す第2の位置に移動する。ディスク保持体5がカートリッジ本体4内を背面側の第1の位置からから前面側の第2の位置に移動すると、ディスク保持体5に保持されている光ディスク6の一部、例えば半分程度の領域は、ディスク挿脱口7よりカートリッジ本体4外に露出し、装置本体31の開口部32内に進入する。なお、光ディスク6のディスク挿脱口7からの突出量Aは、ディスクドライブ装置30側の搬送機構が光ディスク6を搬送できる以上とされる。そして、カートリッジ本体4外に臨まされた光ディスク6は、図7に示すように、ディスクドライブ装置30側の搬送機構によって装置本体31内の記録再生部33まで搬送される。カートリッジ本体4内からディスクドライブ装置30の記録再生部33に搬送されるとき、ディスク挿脱口7が形成されたカートリッジ本体4の前面は装置本体31の開口部32に係合されカートリッジ本体4の内部と装置本体31の内部とが連続した密閉空間部が構成されていることから、光ディスク6が汚損されることを防止することができる。
そして、光ディスク6は、記録再生部33のディスクテーブル34aに装着され、ディスクテーブルと一体的に回転され、光ピックアップ35より出射された光ビームが光ディスク6の信号記録領域6cの内外周に亘って照射され反射された戻りも光ビームが光ピックアップに検出されることによって、光ディスク6に対する情報信号の書き込みや光ディスク6に記録された情報信号の読み出しが行われることになる。このように、光ディスク6の記録や再生が行われるとき、光ディスク6は、単体で記録再生部33に搬送され、従来のコンパクトディスクやディジタルバーサタイルディスクのようにベアディスクとして取り扱われる。
なお、光ディスク6がディスクドライブ装置30に装填されているとき、光ディスク6が空となったカートリッジ本体4は、開口部32に係合された状態であってもよく、また、開口部32より取り外されてもよい。開口部32から取り外されたときであっても、ディスクカートリッジ1のディスク保持体5は、カートリッジ本体4の前面側に保持されるようにしておくことで、移動操作部22は、ガイド溝15の前面側に位置し続けることになり、ユーザは、この移動操作部22の位置を視認することによって、カートリッジ本体4内に光ディスク6があるかないかを判断することができる。
ディスクドライブ装置30から記録や再生の終了した光ディスク6を取り出すとき、先ず、図7に示すように、カートリッジ本体4の前面が装置本体31の開口部32に係合され、開口部32とディスク挿脱口7とが連続した状態にされる。そして、記録再生部33にある光ディスク6は、搬送機構によって、記録再生部33から開口部32まで搬送され、開口部32まで搬送された光ディスク6は、カートリッジ本体4のディスク挿脱口7よりカートリッジ本体4内に進入し、更に、カートリッジ本体4の前面側に位置しているディスク保持体5に保持される。そして、ユーザによって、カートリッジ本体4のガイド溝15より外部に臨まされている移動操作部22がカートリッジ本体4の前面側から背面側に移動されることによって、光ディスク6を保持したディスク保持体5も図7中反矢印D方向に移動される。これにより、ディスク保持体5に保持された光ディスク6は、カートリッジ本体4内に完全に収納された状態となり、この後、カートリッジ本体4は、装置本体31の開口部32より取り外される。
以上のように構成されたディスクカートリッジ1では、ディスクドライブ装置30へは光ディスク6のみを挿入し、カートリッジ本体4やディスク保持体5を挿入するものではないことから、ディスクドライブ装置30の小型化をすることができる。また、ディスクドライブ装置30との間で光ディスク6の受け渡しは、ディスクドライブ装置30の開口部32にカートリッジ本体4の前面側を係合し、開口部32とディスク挿脱口7とが接続されカートリッジ本体4の内部と装置本体31の内部とが連続した密閉空間を形成した後に行うことから、光ディスク6が汚損することを防止することができる。
1 ディスクカートリッジ、2 上ハーフ、3 下ハーフ、4 カートリッジ本体、5 ディスク保持体、6 光ディスク、7 ディスク挿脱口、30 ディスクドライブ装置、32 開口部
Claims (1)
- ディスク状記録媒体を収納すると共にディスク状記録媒体を挿脱するディスク挿脱口がディスクドライブ装置への挿入端となる一側面に形成されたカートリッジ本体と、
上記カートリッジ本体に収納するディスク状記録媒体を保持すると共に上記ディスクドライブ装置への挿入方向に移動可能なディスク保持体とを備え、
上記ディスク保持体は、上記カートリッジ本体内を上記ディスク挿脱口側に移動したとき、保持しているディスク状記録媒体の少なくとも一部を上記ディスク挿脱口より外部に臨ませるディスクカートリッジ。
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