JP2005115536A - 携帯情報端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】使いやすく携帯性の優れた携帯情報端末を提供する。
【解決手段】本体部とフリップ部とを複数の軸周りに回動可能に結合し、多様な形態に変形可能とする。また、変形の形態すなわち本体部及びフリップ部の回転角度に応じて、あらかじめ定められた複数の機能から所定の機能を自動的に選択し実行する。さらに、本体部及びフリップ部にモニター画面を備え、選択し実行する機能に応じてそれらのモニター画面が一の表示領域または独立した表示領域を構成するよう制御する。
【選択図】 図18
【解決手段】本体部とフリップ部とを複数の軸周りに回動可能に結合し、多様な形態に変形可能とする。また、変形の形態すなわち本体部及びフリップ部の回転角度に応じて、あらかじめ定められた複数の機能から所定の機能を自動的に選択し実行する。さらに、本体部及びフリップ部にモニター画面を備え、選択し実行する機能に応じてそれらのモニター画面が一の表示領域または独立した表示領域を構成するよう制御する。
【選択図】 図18
Description
本発明は携帯情報端末に係り、特に複数の形態に変形可能な携帯情報端末に関するものである。
従来の携帯情報端末には、フリップ部を設ける携帯情報端末とフリップ部を設けない携帯情報端末がある。フリップ部を設けない携帯情報端末では、装置本体部に操作ボタン、タッチパネルモニターを設け、操作ボタンをボタン操作し、入力ペンを使用してタッチパネルモニターにペン入力操作を行うことにより、ペン入力端末の機能を実現している。
また、フリップ部を設ける携帯情報端末がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、電話機能、テレビ電話機能、デジタルカメラ機能、デジタルビデオカメラ機能を備え、携帯電話、携帯テレビ電話、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ペン入力端末の機能を実現し、複数の機能を一台に合わせて備える携帯情報端末が提案されている。
上記特許文献1に記載の携帯情報端末を含め、従来の携帯情報端末は一般に携帯情報端末の装置本体部とほぼ同面積の(またはより小さい面積の)フリップ部を設け、このフリップ部と本体部の両者が貝殻のように自在に開閉するよう可動な軸部を用いて連結する形態が多く採用されている。この場合、携帯情報端末を装置本体部により手で支持するため、装置本体部に操作ボタンを備え、モニターをフリップ部に備える方式が一般的である。
この形態では、フリップ部と本体部の双方に、閉じた場合に外部に触れない内側の面ができ、この内側になる面にモニターや各種の操作ボタン等を配置することができる。これにより、使用しない時には小さく閉じてモニターの損傷や操作ボタンの誤操作を防止するとともに携帯性を確保するようになっている。
特開2001−169166号公報
上述のような従来の携帯情報端末では、以下に述べるような問題点があった。
第1の問題点として、上述の特許文献1で提案された従来の携帯情報端末では、複数の機能を一台に合わせて備えられるが、2、3の形態にしか変型できず、スタンドビューア機能、ワイド画面ビューア端末、キーボード入力端末等の多くの機能を実現できなかった。
第2の問題点として、フリップ部と本体部の両方にモニターを配置できるにも関わらず、従来の携帯情報端末では、フリップ部、本体部の一方だけにモニターを配置したため、表示できる情報量に制限があり、多くの情報を表示できなかった。また、モニターの代わりに、フリップ部、本体部のどちらか一方にタッチパネルモニターを配置した従来の携帯情報端末では、入力ペンを使用してペン入力操作を行う文字認識エリアやソフトキーボード等の入力エリアを液晶タッチパネルモニターに表示する必要があるため、表示領域が小さくなり、さらに表示できる情報量が制限され、十分な視認性を確保するのは困難であった。
第3の問題点として、テレビ電話機能では、フリップ部だけにしかモニターを配置していないため、フリップ部のモニターに相手の顔を表示すると、自分がどのような顔で写っているのか相手にしか分からない。もしフリップ部のモニターに相手の顔と自分の顔の両方を表示したとしても、表示領域が小さくなり、相手や自分の顔の表情等の細かい部分を表現できなかった。また、複数の相手とテレビ電話機能を使用して通信をする場合、フリップ部のモニターに複数の相手の顔および自分の顔を表示すると、さらに表示領域が小さくなり、複数の相手および自分の顔の表情等の細かい部分を表現できなかった。
第4の問題点として、デジタルカメラ機能、デジタルビデオカメラ機能では、フリップ部のモニター付近の操作ボタンと、開閉軸の操作ダイヤルと、本体部の側面のズームボタンを使用して操作する必要があり、この形態のままタイトル入力作業、静止画像や動画像の編集作業等を行うのは、きわめて操作性が悪く困難である。また、モニターの代わりにタッチパネルモニターを配置したとしても、第2の問題点と同じように、入力ペンを使用してペン入力操作を行う文字認識エリアやソフトキーボード等の入力エリアをタッチパネルモニターに表示する必要があるため、表示領域が小さくなり、さらに表示できる情報量が制限され、十分な視認性を確保するのは困難であった。
第5の問題点として、テレビ電話機能、デジタルカメラ機能、デジタルビデオカメラ機能では、携帯情報端末を片手でホールドするようにしか考えられてなく、両手でホールドするような形態は考えられていなかった。このため、手ブレを起こす不安があった。また、長時間安定した撮影を行うのは困難であった。
本発明は上記事情を鑑みてなされたもので、使いやすく携帯性の優れた携帯情報端末を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る携帯情報端末は、略矩形状の本体部と、前記本体部と略同一形状のフリップ部と、前記本体部と前記フリップ部とを重ね合せ可能に連結する連結手段であって、前記本体部の隅部と前記フリップ部の隅部とを連結する連結手段と、を有する携帯情報端末において、前記連結手段は、前記本体部と連結される第一の部材と、前記フリップ部と連結される第二の部材と、該第一の部材及び該第二の部材を折り畳み可能に連結するヒンジ部とを有し、前記本体部は、前記第一の部材に対して、前記折り畳みの軸と略垂直な第一の軸周りに回動可能に連結され、前記フリップ部は、前記第二の部材に対して、前記折り畳みの軸と略垂直な第二の軸周りに回動可能に連結され、前記第一の軸と前記第二の軸とは、前記本体部と前記フリップ部とを重ね合せたときに略平行であることを特徴としている。
請求項1に係る携帯情報端末は、本体部とフリップ部とを縦、横に並べて配置可能であり、またL字型やねじりを加えた形態に変形することも可能である。すなわち、携帯情報端末が備える機能に応じて使いやすい形態に変形することができ、また使わない場合は本体部とフリップ部とを重ねて閉じればかさばることもない。
このように、請求項1に係る携帯情報端末は使いやすく携帯性が優れている。
請求項2に係る携帯情報端末は、請求項1に記載の携帯情報端末において、前記ヒンジ部の折り畳み角度、前記第一の軸周りの回転角度、及び前記第二の軸周りの回転角度を検知する角度検知手段と、前記検知した前記ヒンジ部材の折り畳み角度、前記第一の軸周りの回転角度、及び前記第二の軸周りの回転角度に応じて、前記本体部及び前記フリップ部にあらかじめ設定された複数の機能のうちから所定の機能を自動的に選択し実行する機能制御手段と、をさらに備えたことを特徴としている。
請求項2に係る携帯情報端末は、折り畳み角度、第一及び第二の軸周りの回転角度、すなわち変形の形態に応じて機能が自動的に選択され実行されるので、機能を切り換える複雑な操作が不要である。
請求項3に係る携帯情報端末は、請求項2に記載の携帯情報端末において、前記本体部及び前記フリップ部にモニター画面を備え、前記選択し実行した機能に応じて、前記本体部に備えられたモニター画面と前記フリップ部に備えられたモニター画面とが一の表示領域または独立した表示領域を構成するよう制御を行う表示制御手段をさらに備えたことを特徴としている。
請求項3に係る携帯情報端末は、本体部及びフリップ部のモニター画面を一つの大きな表示領域として使うこともでき、独立した二つの表示領域として使う事もできる。すなわち、機能に応じて、それぞれのモニターに異なる情報を表示したり一つの大画面モニターとして使用したりすることが可能であり、視認性や操作性が優れている。
請求項4に係る携帯情報端末は、請求項3に記載の携帯情報端末において、前記モニター画面は情報及び命令が入力可能なタッチパネルモニター画面であり、該タッチパネルモニター画面を介して入力された情報及び命令を処理する処理手段をさらに備えることを特徴としている。
請求項4に係る携帯情報端末は、タッチパネルモニターを表示と入力との両方に使用できるため、多様な機能に対応できるとともに構成を簡略化、小型化できる。
なお、タッチパネルモニターは、キーボード、テンキー、手書き入力等の機能を切り替えて使用したり、サムネイル画像を表示させその中でユーザが選択した画像を大きく表示したりすることが可能である。
請求項5に係る携帯情報端末は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の携帯情報端末において、医療情報の蓄積及び管理を行う所定のサーバ装置との間で医療情報の送受信を行う通信手段をさらに備えることを特徴としている。
請求項5に係る携帯情報端末では、医療情報システム等との連携により画像や医療情報等の入出力や参照、利用が可能であり、医療従事者が使いやすく携帯性の優れた携帯端末として利用することができる。
本発明に係る携帯情報端末は、使いやすく携帯性が優れている。
以下、添付図面に従って、本発明に係る携帯情報端末の好ましい実施の形態について詳説する。
図1から図13は、本実施の形態に係る携帯情報端末100を様々な方向から見た図である。これらの図に示すように、携帯情報端末100は、本体部10とフリップ部20とが軸部30を介し可動に連結されている。
軸部30は、図6から図7に示すように、開閉軸31と本体部10の回転軸32とフリップ部20の回転軸33を備える。開閉軸31は本体部10とフリップ部20とが相対回転可能となるように、また、本体部10の回転軸32は本体部10に対して垂直方向に回転可能となるように、また、フリップ部20の回転軸33はフリップ部20に対して垂直方向に回転可能になるように連結するものである。回転軸32と回転軸33とは、本体部10とフリップ部20とを閉じたとき、また180°開いたときに平行になるように構成されている。
図14は、軸部30の構成を説明する分解図を示している。軸部30は、開閉軸31の心棒34と、開閉軸31の開閉軸カバー35と、心棒34と開閉軸カバー35との間にあり本体部10とフリップ部20の間で信号を送受信するための接続フイルム36と、本体部10の接点37と、本体部10の回転軸32と、接続フイルム36と本体部10の接点37とを接続する接続ケーブル38と、フリップ部20の接点39と、フリップ部20の回転軸33と、接続フイルム36とフリップ部20の接点39とを接続する接続ケーブル40とから構成される。
なお、本体部10とフリップ部20とを閉じた状態、及び本体部10とフリップ部20とを180°開いた状態において、回転軸32と回転軸33とは平行になるよう構成されている。
軸部30は、上記のように構成されることにより、本体部10とフリップ部20の間で信号を送受信することが可能となる。なお、上記軸部30の構成は、軸部30の一実施例であり、本体部10とフリップ部20とを有線ケーブルを介して接続し、本体部10とフリップ部20との間で信号を送受信するようにしてもよい。また、本体部10及びフリップ部20に無線モジュールを備え、本体部10とフリップ部20との間で信号を送受信するようにしてもよい。
フリップ部20は、図1から図13に示すように内側に第1タッチパネルモニター21、画面操作用の決定・キャンセルボタン22、テレビ電話機能で使用する第2撮影用レンズ23、スピーカホン24を備える。また、外側にデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ機能で使用する第1撮影用レンズ25、撮影用のシャッターボタン26を備える。
さらに、フリップ部20は、軸部30と第1タッチパネルモニター21との間に回転軸63を備える。
本体部10は、図1から図13に示すように、内側に電源のオン・オフボタン11、第2タッチパネルモニター12、画面操作用のカーソルボタン13、マイクロホン14を備える。
また、外側に電話機能、テレビ電話機能で使用する応答ボタン15を備える。また、側面には取り外しの可能な記憶媒体のユニットである半導体メモリや磁気メモリ等メモリカードを挿入できるデータ入出力用メモリカードアダプター16、音声入出力用端子17を、他の側面にはデータ入出力兼充電用端子18を備える。
また、カーソルボタン13の中央部には、ファンクションボタン19を備える。ファンクションボタン19は、カーソルボタン13で選択した内容を決定する場合等に用いる。また、本体部10には、ペン入力時に使用する入力用ペン61を格納する入力用ペン格納部62を備える。
携帯情報端末100は、開閉軸31、回転軸32、回転軸33、及び回転軸63により、本体部10とフリップ部20とを様々な形態に変形することができる(後述)。
図15は、本実施の形態の携帯情報端末の内部構造を示すブロック図である。図15に示すように、携帯情報端末100は、制御部41により内部の他の装置が制御される。また、携帯情報端末100は、第1撮影用レンズ25、第2撮影用レンズ23、第1タッチパネルモニター21、第2タッチパネルモニター12、マイクロホン14、スピーカホン24、ユーザが各種動作を行うための操作部42、無線通信回線等により音声やデータ、画像データ等の通信を行う通信部43、第1撮影用レンズ25、第2撮影用レンズ23を使用して撮影したデータや操作部42を操作しユーザが入力したデータ、通信部43の通信により得られたデータを記録する記録部44を備える。
さらに、携帯情報端末100は、軸部30の状態を調べ本体部10とフリップ部20の成す方向、すなわち開閉軸31、回転軸32、及び回転軸33の回転角度を検知する軸部状態センサ45を備える。軸部状態センサ45は、回転軸63の回転角度もまた検知する。
携帯情報端末100は以下に示す機能を備えており、本体部10及びフリップ部20を変形すると、軸部状態センサ45が開閉軸31、回転軸32、回転軸33、及び回転軸63の回転角度を検知して、制御部41が変形の形態に対応した機能を自動的に起動または起動可能な状態にする。
(1)電話機能
(2)スタンドビューア機能
(3)テレビ電話機能
(4)デジタルカメラ機能
(5)デジタルビデオカメラ機能
(6)ペン入力端末機能
(7)ワイド画面ビューア端末機能
(8)キーボード入力端末機能
また、携帯情報端末100では、制御部41が上記各機能に応じて第1タッチパネルモニター21と第2タッチパネルモニター12とが一つの表示領域あるいは二つの独立した表示領域となるよう表示制御を行う。例えば、テレビ電話機能においてユーザの顔と相手の顔とをそれぞれのモニターに表示したり、ワイド画面ビューア端末機能において二つのモニターを一つの大画面モニターとして多くの情報を表示したり画像を大きく表示したりすることができる(後述)。
(1)電話機能
(2)スタンドビューア機能
(3)テレビ電話機能
(4)デジタルカメラ機能
(5)デジタルビデオカメラ機能
(6)ペン入力端末機能
(7)ワイド画面ビューア端末機能
(8)キーボード入力端末機能
また、携帯情報端末100では、制御部41が上記各機能に応じて第1タッチパネルモニター21と第2タッチパネルモニター12とが一つの表示領域あるいは二つの独立した表示領域となるよう表示制御を行う。例えば、テレビ電話機能においてユーザの顔と相手の顔とをそれぞれのモニターに表示したり、ワイド画面ビューア端末機能において二つのモニターを一つの大画面モニターとして多くの情報を表示したり画像を大きく表示したりすることができる(後述)。
図2から図5は、携帯情報端末100の未使用時における折畳んだ状態を示した図である。この状態では、図2から図5に示すように本体部10とフリップ部20とは軸部30の開閉軸31を中心に折畳まれている。
このように、フリップ部20の第1タッチパネルモニター21、決定・キャンセルボタン22、本体部10の電源のオン・オフボタン11、第2タッチパネルモニター12、カーソルボタン13等が内側に閉じられるため、外部との接触が無く、第1タッチパネルモニター21、第2タッチパネルモニター12の損傷や決定・キャンセルボタン22、カーソルボタン13等の誤動作が防止され携帯性に優れる。
次に、携帯情報端末100について、それぞれの機能に適した本体部10とフリップ部20の向きと共に図面を参照して詳細に説明する。
電話機能を使用する場合には、図1に示すように、本体部10とフリップ部20とが軸部30の開閉軸31を中心に90〜180度になる位置まで相対回転し電話形態に変型させる。
操作方法は、本体部10の第2タッチパネルモニター12に表示された通常の携帯電話と同様のテンキーや、ソフトキーボード等の入力エリアおよび予め記録した通話相手のリストから通話相手を選択して電話をかける。会話はマイクロホン14、スピーカホン24を通して行われる。電話を受ける場合は、本体部10の背面にある応答ボタン15を押して応答する。また、音声入出力端子17にマイクやヘッドホンを接続して使用することも可能である。
テレビ電話機能を使用する場合には、図6に示すように、まず本体部10とフリップ部20とが軸部30の開閉軸31を中心に180度になる位置まで相対回転させ、次にフリップ部20の回転軸33、本体部10の回転軸32のどちらか一方を垂直方向に90度回転させカメラ形態に変型させる。
操作方法は、上記電話機能と同様に、本体部10の第2タッチパネルモニター12に表示された通常の携帯電話と同様のテンキー、ソフトキーボード等の入力エリアおよび予め記録した通話相手のリストから通話相手を選択して電話をかける。電話を受ける場合は、本体部10の背面にある応答ボタン15を押して応答する。通信は通信部43により行われ、会話はマイクロホン14、スピーカホン24を通して行われる。
使用中、カーソルボタン13および決定・キャンセルボタン22を操作し、フリップ部20の第1タッチパネルモニター21と本体部10の第2タッチパネルモニター12とのいずれか、あるいは両方に表示する画面を様々に切替ることが可能である。
ここでフリップ部20の第1タッチパネルモニター21と本体部10の第2タッチパネルモニター12に表示する画面は、テレビ電話の通話により送信される通話相手の画像のみに限られず、ユーザの側から通話先に送信する画像である第2撮影用レンズ23に撮影されるユーザ自身の顔の画像や、第1撮影用レンズ25に撮影されるユーザの前の風景等を画像として表示してもよく、さらに上記の画像を同時に表示する形態も可能である。
つまり、通話相手の画像とユーザ自身の顔の画像とユーザの目の前の画像の3種類の画像を様々に切替え、組合せて表示可能である。
こうした画像の表示形態として、第1にこれらの画像のうち一つを第1タッチパネルモニター21の全面に表示するもの、第2にこれらの画像のうち一つを第2タッチパネルモニター12の全面に表示するもの、第3にこれらの画像のうち二つを半分ずつ第1タッチパネルモニター21の全面に表示するもの、第4にこれらの画像のうち二つを半分ずつ第2タッチパネルモニター12の全面に表示するもの、第5にこれら三つの画像を三等分して第1タッチパネルモニター21の全面に表示するもの、第6に三つの画像を三等分して第2タッチパネルモニター12の全面に表示するものを組合せて表示することが可能である。
また、図7から図10に示すように、まず本体部10とフリップ部20とが軸部30の開閉軸31を中心に180度になる位置まで相対回転させ、次にフリップ部20の回転軸33、本体部10の回転軸32の両方を垂直方向に90度回転させビューア形態に変型させ、第1タッチパネルモニター21と第2タッチパネルモニター12を横に組合せて配置することで、第7の表示形態として、これら三つの画像のうち一つを第1タッチパネルモニター21と第2タッチパネルモニター12の全面にまたがって表示するものが可能である。
また、第8の表示形態として、上記7つの表示形態の表示画面上に他の画像のうち一つまたは二つを小さく子画面として表示するものを組合せて表示することが可能である。
この第8の表示形態における子画面の表示位置は、あらかじめ設定された位置に表示する形態や、入力用ペン61により第1タッチパネルモニター21および第2タッチパネルモニター12に表示位置や大きさを指定し、また表示後も任意の位置と大きさに変更できる形態や、予め設定されている複数の表示位置の設定の中からカーソルボタン13および決定・キャンセルボタン22を操作し、表示一を変更する形態が可能である。
上記8つの表示形態を組合せて表示するとともに、通話相手に連絡したい場合に、撮影している画像に入力用ペン61を使用して文字や図形を描込み説明することも可能である。
また、テレビ電話機能において、通話相手の使用する携帯情報端末が、本実施の形態に係る携帯情報端末100と同じように第1及び第2の撮影用レンズを備える場合、通話相手の顔の画像とユーザ自身の顔の画像とユーザの目の前の画像の3種類の画像に通話相手の目の前の画像が加わり、4種類の画像を扱うことが必要になる場合がある。この場合も、上記方法と同じように画像を様々に切替え、組合せて表示してよい。
上記、テレビ電話機能において、通話相手との通話内容を録画したい場合、カーソルボタン13および決定・キャンセルボタン22、または撮影用のシャッターボタン26を操作することで、第1タッチパネルモニター21および第2タッチパネルモニター12に表示された画像に通話相手の音声およびマイクロホン14から入力されるユーザの音声、周囲の音等を付加した動画像が電子データに変換されて記録部44に記録される。
ここで、記録部44は、内蔵する半導体メモリに画像の電子データを記憶し、いつでも呼び出して第1タッチパネルモニター21や第2タッチパネルモニター12、スピーカホン24に再生することができる。蓄積したデータをパソコン等の外部情報処理端末に転送する場合、図1に示すデータ入出力兼充電用端子18に接続ケーブルを挿入する。接続ケーブルの他方の端は情報処理端末に接続され、データの入出力が可能となる。また、データ入出力兼充電用端子18に接続ケーブルを挿入し通信を行う形態以外にも、無線、赤外線通信等により通信を行う形態等が可能である。
また、データ入出力用メモリカードアダプター16に取り外し可能な記憶媒体のユニットである半導体メモリや磁気メモリ等のメモリカードを挿入することで、記録部44に記録したデータをデータ入出力用メモリカードへ転送することが可能となる。
録画中あるいは録画後に画像のタイトル等を入力する場合、第1タッチパネルモニター21と第2タッチパネルモニター12のどちらか一方に文字認識枠、ソフトキーボード等の入力エリアを表示し、入力用ペン61を使用して録画後の画像のタイトルを入力することができる。
以上のように、携帯情報端末100は、第2撮影用レンズ23に撮影されるユーザ自身の顔の画像に限らず、第1撮影用レンズ25に撮影されるユーザの前の風景等の画像を容易に切り替えて送信することができるため、通話相手に連絡するのにとても便利であり、携帯情報端末の携帯性をよく生かすものである。
また、携帯情報端末100は、複数のモニターおよび複数の回転軸を備え、モニターを縦、横等任意の位置に組合せて配置することで大画面の表示領域を確保でき、相手や自分の顔の表情等の細かい部分を表現できる。さらに、複数の相手とテレビ電話機能を使用して通信をする場合も、複数のモニターを縦、横に組合せて配置することで大画面の表示領域を確保できるため、フリップ部のモニターだけに複数の相手の顔および自分の顔を表示するのと比較して、複数の相手および自分の表情の細かい部分等を表現できる。
また、上述の形態では、ユーザの目の前の風景の画像を送信しているが、単に自分の顔の画像のみを送信する形態も可能である。この場合には、本体部10とフリップ部20とが軸部30の開閉軸31を中心に90〜180度になる位置まで相対回転し電話形態に変型させるのみでもよく、フリップ部20の回転軸33、本体部10の回転軸32のどちらか一方を垂直方向に90度回転させカメラ形態に変型させる必要は無い。
次に、携帯情報端末100のデジタルビデオカメラ機能を使用する場合について説明する。この場合、図6に示される上述のテレビ電話機能と同様にカメラ形態に変型させて使用することが好ましい。
上記テレビ電話機能での録画方法と同様に、カーソルボタン13および決定・キャンセルボタン22、または撮影用のシャッターボタン26を操作することで、第1撮影用レンズ25および第2撮影用レンズ23に撮影される動画像にマイクロホン14から入力されるユーザの音声、周囲の音等を付加した動画像が電子データに変換されて記録部44に記録される。
次に、携帯情報端末100のデジタルカメラ機能を使用する場合について説明する。この場合も、デジタルビデオカメラ機能を使用する場合と同様に、図6に示されるようなテレビ電話機能と同様にカメラ形態に変型させて使用することが好ましい。
上記テレビ電話機能、デジタルビデオカメラ機能での録画方法と同様に、カーソルボタン13および決定・キャンセルボタン22、または撮影用のシャッターボタン26を操作することで、第1撮影用レンズ25および第2撮影用レンズ23に撮影される画像が電子データに変換されて記録部44に記録される。
テレビ電話機能と同様に、デジタルビデオカメラ機能、デジタルカメラ機能では、記録部44は、内蔵する半導体メモリに画像の電子データを記憶し、いつでも呼び出して第1タッチパネルモニター21と第2タッチパネルモニター12に再生することができる。
蓄積したデータをパソコン等の外部情報処理端末に転送する場合、図1に示すデータ入出力兼充電用端子18に接続ケーブルを挿入する。接続ケーブルの他方の端は情報処理端末に接続され、データの入出力が可能となる。また、データ入出力用メモリカードアダプター16にデータ入出力用メモリカードを挿入することで、記録部44に記録したデータをデータ入出力用メモリカードへ転送することが可能となる。
ここでフリップ部20の第1タッチパネルモニター21と本体部10の第2タッチパネルモニター12に表示する画面は、テレビ電話機能と同様に、第2撮影用レンズ23に撮影されるユーザ自身の顔の画像や、第1撮影用レンズ25に撮影されるユーザの前の風景を表示してもよく、さらに上記の画像を同時に表示する形態も可能である。
また、テレビ電話機能と同様に画像の録画中あるいは録画後に動画像のタイトル等を入力する場合は、第1タッチパネルモニター21と第2タッチパネルモニター12のどちらか一方に文字認識枠、ソフトキーボード等の入力エリアを表示し、入力用ペン61を使用して録画後の画像のタイトルを入力することができる。また、後から再生する場合のメモとして、入力用ペン61を使用して文字や図形を描込むこともできる。
以上説明したように、携帯情報端末100では、テレビ電話機能、デジタルカメラ機能、デジタルビデオカメラ機能において、電話形態からカメラ形態に変型させることで、タイトル入力作業等を操作性良く行うことができる。また、複数のタッチパネルモニターを縦、横に組合せて配置することで、入力ペンを使用してペン入力操作を行う文字認識エリアやソフトキーボード等の入力エリアを表示しても表示領域を十分に確保できるため、表示できる情報量が多くなり、十分な視認性を確保できる。
また、携帯情報端末100は、図7から図10に示すように、まず本体部10とフリップ部20とが軸部30の開閉軸31を中心に180度になる位置まで相対回転させ、次にフリップ部20の回転軸33、本体部10の回転軸32の両方を垂直方向に90度回転させビューア形態に変型させ、第1タッチパネルモニター21と第2タッチパネルモニター12を横に組合せて配置することで、両手でホールドでき、手ブレを起こしにくい。また、両手でホールドすることで、長時間の安定した撮影が可能である。
次に、携帯情報端末100のワイド画面ビューア端末機能を使用する場合について説明する。この場合、図7から図10に示すように、本体部10とフリップ部20とが軸部30の開閉軸31を中心に180度になる位置まで相対回転させ、次にフリップ部20の回転軸33、本体部10の回転軸32の両方を垂直方向に90度回転させビューア形態に変型させて使用することが好ましい。
このビューア形態では、テレビ電話機能、デジタルビデオカメラ機能、デジタルカメラ機能と同様に、カーソルボタン13及び決定・キャンセルボタン22を操作できる。また、第1タッチパネルモニター21と第2タッチパネルモニター12に対して入力用ペン61を使用して各種データや命令の入力を行うことができ、さらに第1タッチパネルモニター21及び第2タッチパネルモニター12に種々の情報や画像を表示することができる。
また、画像を表示する場合、本体部10の第2タッチパネルモニター12に複数のサムネイル画像を配置して表示し、第2タッチパネルモニター12に表示されたサムネイル画像から任意の画像を入力用ペン61およびカーソルボタン13および決定・キャンセルボタン22を操作し選択することで、フリップ部20の第1タッチパネルモニター21の一面に選択したサムネイル画像を拡大して表示してもよい。
また、情報や画像の表示は、第1タッチパネルモニター21と第2タッチパネルモニター12に別々のものを表示してもよいし、二つのモニターを大画面の一つのモニターとして多くの情報を表示したり画像を大きく表示したりしてもよい。
このように、ワイド画面ビューア端末機能では、複数のモニターおよび複数の回転軸を備え、モニターを縦、横等任意の位置に組合せて配置することで、大画面の表示領域を確保し、視認性良く表示できる。
次に、携帯情報端末100のキーボード入力端末機能を使用する場合について説明する。この場合、図11に示すように、本体部10とフリップ部20とが軸部30の開閉軸31を中心に180度になる位置まで相対回転させて、次にフリップ部20の回転軸33、本体部10の回転軸32の両方を垂直方向に90度回転させビューア形態に変型後、本体部10とフリップ部20とを軸部30の開閉軸31を中心に90〜180度になる位置まで相対回転させノートパソコン形態に変型させて使用することが好ましい。
このノートパソコン形態では、テレビ電話機能、デジタルビデオカメラ機能、デジタルカメラ機能と同様に、カーソルボタン13や決定・キャンセルボタン22を操作できる。
また、本体部10の第2タッチパネルモニター12に数字やアルファベット、記号等を入力できるソフトキーボード等の入力エリアを表示することで、ユーザはノートパソコン等のコンピュータ機器でキーボード入力を行うのと同様にして入力を行うことが可能となる。
なお、数字やアルファベット、記号等の入力は、図18に示すように操作キー65’により行うようにしてもよい。操作キー65’は上述のようなソフトウェアボタンやソフトウェアキーボードではなく、通常の物理的なボタンあるいはキーボードとして構成される。また、操作キー65’は本体部10に対してスライドさせることが可能であり、使うときに本体部10から引き出し、使わないときには本体部10に収納しておくことができる。
このような操作キー65’を備えることで、携帯端末100は多くの機能を備えるとともに優れた携帯性を有し、さらに誤動作が防止される。また、このようにすることで、第1タッチパネルモニタ21や第2タッチパネルモニタ12をタッチパネル機能なしのモニタに変更した場合でも操作性を損なうことがない。
次に、携帯情報端末100のスタンドビューア機能を使用する場合について説明する。携帯情報端末100は、図12に示すように、フリップ部20の軸部30と第1タッチパネルモニター21との間に回転軸63を備える。ユーザは、本体部10とフリップ部20とが軸部30の開閉軸31を中心に30〜90度になる位置まで相対回転させ、次にフリップ部20の軸部30と第1タッチパネルモニター21との間に備える回転軸63を180度になる位置まで回転させ、スタンド形態に変型させる。
これにより、フリップ部20の第1タッチパネルモニター21に対し、記録部44およびデータ入出力用メモリカードアダプター16に挿入されたデータ入出力用メモリカードにあらかじめ記録された静止画像や動画像、スケジュール、カレンダー等の予定、現在の日付および曜日、時間、無線通信回線等の通信電波の受信強度状態、無線通信回線を使用したメール機能等待ち受け画面等を表示する。
次に、携帯情報端末100のペン入力端末機能を使用する場合について説明する。この場合、図13に示すように本体部10の内側の面とフリップ部20の外側の面を接触させて閉じた形態により使用する。これは、図3に示される通常の閉じた状態から、本体部10とフリップ部20とが軸部30の開閉軸31を中心に任意の位置まで開き、フリップ部20のみを回転軸63を中心に横方向に180度回転させて、再び開閉軸31を中心に本体部10とフリップ部20とを合わせることによって、図13のペン入力端末形態に変型させる。
これにより、フリップ部20の第1タッチパネルモニター21に対し、入力用ペン61を使用して各種データや命令の入力を行うことができる。
また、本体部10の外側の面とフリップ部20の外側の面を接触させて閉じた形態により使用しても良い。これは、同じく図3に示す状態から、軸部30の開閉軸31を中心に360度開いて本体部10とフリップ部20の外側の面同士を合わせる。
なお、図16に示すように、本体部10の軸部30と第2タッチパネルモニター12との間に回転軸64を備え、さらに本体部10の背面(第2タッチパネルモニター12と反対側の面)に電話番号等を入力することのできる操作キー65、マイクロホン14を備えるようにしてもよい。これにより、電話機能及びテレビ電話機能、デジタルビデオカメラ機能、デジタルカメラ機能として使用する場合、回転軸64を180度になる位置まで回転させることで、第2タッチパネルモニター12の代わりにタッチパネル無しのモニターを備えた場合でも操作性を損なうことなく操作することができる。
また、上記図17に示すように、フリップ部20の背面(第1タッチパネルモニター21と反対側の面)に数字やアルファベット、記号等を入力できるキーボード66を備えるようにしてもよい。これにより、キーボード入力端末として使用する場合に、ノートパソコン形態から回転軸63を180度になる位置まで回転させることで、第1タッチパネルモニター21の代わりにタッチパネル無しのモニターを備えた場合でも操作性を損なうことなく操作することができる。
なお、数字やアルファベット、記号等の入力は、図18に示す操作キー65’のようなスライド式の操作キーにより行うようにしてもよい。
また、上記図16および図17の場合に、第1タッチパネルモニター21および第2タッチパネルモニター12に対するカバーを備えることで、モニターの損傷を防止できる。
以上説明したように、本実施の形態に係る携帯情報端末100では、複数のモニターを縦、横に組合せて配置することで大画面の表示領域を確保でき、電話形態、スタンド形態、カメラ形態、ペン入力端末形態、ビューア形態、ノートパソコン形態等に変型することにより電話機能、テレビ電話機能、デジタルカメラ機能、デジタルビデオカメラ機能、ペン入力端末機能だけで無く、スタンドビューア機能、ワイド画面ビューア端末機能、キーボード入力端末機能等の多くの機能を持ち、かつ携帯性を損なうことがない。
次に、携帯情報端末100の各機能の起動について説明する。携帯情報端末100では、軸部30の開閉軸31と本体部10の回転軸32、フリップ部の回転軸33、フリップ部20の軸部30と第1タッチパネルモニター21との間にある回転軸63の角度を軸部状態センサ45により検出し、その検出結果に応じた機能を自動的に起動させまたは起動可能な状態にする。
図19は携帯情報端末100の各機能起動の制御を説明するためのフローチャートである。図19に示すように、軸部状態センサ45は、まず軸部30の開閉軸31と本体部10の回転軸32、フリップ部20の回転軸33、フリップ部20の軸部30と第1タッチパネルモニター21との間にある回転軸63の角度を検出する(ステップ1401)。
ここで、開閉軸31が閉じており(ステップ1402)、さらにフリップ部20の軸部30と第1タッチパネルモニター21との間にある回転軸63に回転が無い(つまりフリップ部20が正面方向を向く)場合には(ステップ1403)、現在本体部10とフリップ部20は内側同士が閉じられており未使用の状態であることを検出する(ステップ1404)。この場合、未使用であるため、必要ならば自動的に電源を切る等の処理を実行する。
ここで、開閉軸31が閉じており(ステップ1402)、さらにフリップ部20の軸部30と第1タッチパネルモニター21との間にある回転軸63の向きが180度回転している(つまりフリップ部が逆方向を向く)場合には(ステップ1403)、現在本体部10の内側とフリップ部20の外側が閉じられているため、ペン入力端末形態に変型しており、ペン入力端末の機能を使用する状態であることを認識する(ステップ1405)。
開閉軸31が開いており(ステップ1402)、開閉軸31の角度が30度以上90度未満で(ステップ1406)、フリップ部20の軸部30と第1タッチパネルモニター21との間にある回転軸63の向きが180度回転している(つまりフリップ部が逆方向を向く)場合には(ステップ1407)、スタンド形態に変型しており、スタンドビューア機能を使用する状態であることを認識する(ステップ1408)。
開閉軸が開いており(ステップ1402)、開閉軸31の角度が90度以上180度未満で(ステップ1409)、軸部30の本体部10の回転軸32とフリップ部20の回転軸33の向きが共に0度(回転していない)場合には(ステップ1410)、電話形態に変型しており、電話機能を使用する状態であることを認識する(ステップ1411)。
開閉軸が開いており(ステップ1402)、開閉軸31の角度が90度以上180度未満で(ステップ1409)、軸部30の本体部10の回転軸32とフリップ部20の回転軸33の向きが共に90度の場合には(ステップ1412)、ノートパソコン形態に変型しており、キーボード入力端末を使用する状態であることを認識する(ステップ1413)。
開閉軸が開いており(ステップ1402)、開閉軸31の角度が180度で(ステップ1414)、軸部30の本体部10の回転軸32とフリップ部20の回転軸33のどちらか一方の向きが90度の場合には(ステップ1415)、カメラ形態に変型しており、テレビ電話機能およびデジタルビデオカメラ機能、デジタルカメラ機能を使用する状態であることを認識する(ステップ1416)。
開閉軸が開いており(ステップ1402)、開閉軸31の角度が180度で(ステップ1414)、軸部30の本体部10の回転軸32とフリップ部20の回転軸33の向きが共に90度の場合には(ステップ1417)、ビューア形態に変型しており、ワイド画面のビューア端末を使用する状態であることを認識する(ステップ1418)。
ここで、ステップ1405、1408、1411、1413、1416、1418等において、現在使用する機能が認識された場合に、まだ当該機能が起動していない場合等の、必要な場合には当該機能を起動、または起動可能な状態にする。また、他の機能が現在起動中の場合には、単にここで認識された機能を起動するのみでなく、起動中の機能を終了させ新たにここで認識された機能を起動させる切替え処理を行うものとしてもよい。
以上説明したように、携帯情報端末100では、軸部30の開閉軸31と本体部10の回転軸32、フリップ部の回転軸33、フリップ部20の軸部30と第1タッチパネルモニター21との間にある回転軸63の角度を軸部状態センサ45により検出し、その検出結果に応じた機能を自動的に起動させまたは起動可能な状態にすることにより、容易に各種の機能を起動させあるいは切り替えることができる。
なお、本実施形態では、携帯情報端末100が電話機能、スタンドビューア機能、テレビ電話機能、デジタルカメラ機能、デジタルビデオカメラ機能、ペン入力端末機能、ワイド画面ビューア端末機能、キーボード入力端末機能を備える形態について説明しているが、本発明に係る携帯情報端末では、これらの機能全てではなく、一部の機能を備える形態も可能である。
また、上述の機能以外にも、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ゲーム機、電子書籍、ラジオやテレビの電波の受信機能や、ポケットベルの機能、カーナビ等のナビゲーションシステム等の機能をさらに備える形態も同様に可能である。
これらの機能をさらに備える場合でも、本実施形態で説明したものと共通する装置や機能は多く、効率的に機能を付加することができる。
図20に、本実施の形態に係る看護情報システム200の構成を示す。看護情報システム200は医療情報の蓄積及び管理を行う看護情報サーバ210、電子カルテのデータの蓄積及び管理を行う電子カルテサーバ220を含んで構成されている。看護情報サーバ210には患者の診察、診療結果や医用画像、薬品データ等の医療情報が蓄積されており、またアクセスポイント230及びクレードル240が接続されている。なお、看護情報システム200は、病院情報システム(HIS)や放射線科情報システム(RIS)等と接続するようにしてもよい。
本実施の形態に係る携帯情報端末100’の基本的な構成は実施例1に示す携帯情報端末100と同様であり、無線通信により、またアクセスポイント230やクレードル240を介して看護情報サーバ210と通信可能であり、さらに看護情報サーバ210を介して電子カルテサーバ220にアクセスできるようになっている。
なお、看護情報システム200は複数の携帯情報端末100’を備え、看護情報サーバ210を介して相互に通信可能に構成されている。
看護情報システム200では、医療従事者は携帯情報端末100’を様々な機能を有する医療端末として用いることができる。例えば、看護情報サーバ210や電子カルテサーバ220に蓄積された医療情報を参照したり、患者の画像や診察結果を看護情報サーバ210に送信したり、また情報を入力してスタッフ同士の連絡に使用したりすることができる。
携帯情報端末100’は、このような場合でも実施例1に示す携帯情報端末100と同様に使用の目的に応じた形態で使用することができ、医療従事者に使いやすく携帯性の優れた携帯端末を提供することができる。
100、100’・・・携帯情報端末、10…本体部、11…電源のオン・オフボタン、12…第2タッチパネルモニター、13…カーソルボタン、14…マイクロホン、15…応答ボタン、16…メモリカードアダプター、17…音声入出力用端子、18…データ入出力兼充電用端子、19…ファンクションボタン、20…フリップ部、21…第1タッチパネルモニター、22…決定・キャンセルボタン、23…第2撮影用レンズ、24…スピーカホン、25…第1撮影用レンズ、26…シャッターボタン、30…軸部、31…開閉軸、32…本体部の回転軸、33…フリップ部の回転軸、34…開閉軸の心棒、35…開閉軸の開閉軸カバー、36…接続フイルム、37…本体部の接点、38…接続フイルムと本体部の接点とを接続する接続ケーブル、39…フリップ部の接点、40…接続フイルムとフリップ部の接点とを接続する接続ケーブル、41…制御部、42…操作部、43…通信部、44…記録部、45…軸部状態センサ、61…入力用ペン、62…入力用ペン格納部、63…フリップ部の軸部と第1タッチパネルモニターとの問にある回転軸、64…本体部の軸部と第2タッチパネルモニターとの間にある回転軸、65…本体部の背面にある電話番号等を入力することのできる操作キー、65’・・・操作キー、66…フリップ部の背面にある数字およびアルファベット、記号等を入力できるキーボード、200・・・看護情報システム、210・・・看護情報サーバ、220・・・電子カルテサーバ、230・・・アクセスポイント、240・・・クレードル
Claims (5)
- 略矩形状の本体部と、前記本体部と略同一形状のフリップ部と、前記本体部と前記フリップ部とを重ね合せ可能に連結する連結手段であって、前記本体部の隅部と前記フリップ部の隅部とを連結する連結手段と、を有する携帯情報端末において、
前記連結手段は、前記本体部と連結される第一の部材と、前記フリップ部と連結される第二の部材と、該第一の部材及び該第二の部材を折り畳み可能に連結するヒンジ部とを有し、
前記本体部は、前記第一の部材に対して、前記折り畳みの軸と略垂直な第一の軸周りに回動可能に連結され、
前記フリップ部は、前記第二の部材に対して、前記折り畳みの軸と略垂直な第二の軸周りに回動可能に連結され、
前記第一の軸と前記第二の軸とは、前記本体部と前記フリップ部とを重ね合せたときに略平行であることを特徴とする携帯情報端末。 - 前記ヒンジ部の折り畳み角度、前記第一の軸周りの回転角度、及び前記第二の軸周りの回転角度を検知する角度検知手段と、
前記検知した前記ヒンジ部材の折り畳み角度、前記第一の軸周りの回転角度、及び前記第二の軸周りの回転角度に応じて、前記本体部及び前記フリップ部にあらかじめ設定された複数の機能のうちから所定の機能を自動的に選択し実行する機能制御手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。 - 前記本体部及び前記フリップ部にモニター画面を備え、
前記選択し実行した機能に応じて、前記本体部に備えられたモニター画面と前記フリップ部に備えられたモニター画面とが一の表示領域または独立した表示領域を構成するよう制御を行う表示制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の携帯情報端末。 - 前記モニター画面は情報及び命令が入力可能なタッチパネルモニター画面であり、該タッチパネルモニター画面を介して入力された情報及び命令を処理する処理手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の携帯情報端末。
- 医療情報の蓄積及び管理を行う所定のサーバ装置との間で医療情報の送受信を行う通信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の携帯情報端末。
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