JP2005115160A - ストロボ装置、同装置の制御方法、カメラおよびカメラシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】予備発光によるストロボコンデンサの充電電荷低下の影響によるフル発光光量不足を考慮し、フル発光でも露光が不足する的確なタイミングで感度アップさせることにより、露出精度のより高い撮影を可能とするストロボ装置を提供する。
【解決手段】このカメラシステムは、ストロボ発光撮影時、本発光前に赤目発光およびプリ発光の予備発光を実行する。そして、この予備発光直後の本発光時、Bucom150は、その時点におけるストロボコンデンサ304の蓄積電荷量をFucom350から受け取り、この受け取った電荷量から実質的な最大ガイドナンバーである実効ガイドナンバーを算出する。そして、この実効ガイドナンバーに基づき、フル発光でも露光が不足する場合のゲインアップを実行制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】このカメラシステムは、ストロボ発光撮影時、本発光前に赤目発光およびプリ発光の予備発光を実行する。そして、この予備発光直後の本発光時、Bucom150は、その時点におけるストロボコンデンサ304の蓄積電荷量をFucom350から受け取り、この受け取った電荷量から実質的な最大ガイドナンバーである実効ガイドナンバーを算出する。そして、この実効ガイドナンバーに基づき、フル発光でも露光が不足する場合のゲインアップを実行制御する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、本発光前に予備発光を行うストロボ装置の制御技術に関する。
明るさが不足した状態で被写体像を撮像する場合、ストロボを発光させるが、このストロボ発光撮影時には、露光用の本発光の直前に赤目発光やプリ発光などといった小光量の予備発光を行うことが一般的である。赤目発光は、人間の目が赤く撮影されないよう瞳孔を収縮させるための発光であり、一方、プリ発光は、本発光時の適正発光量を決定するための発光である。
この赤目発光やプリ発光などの予備発光は小光量であるため、ストロボコンデンサの電荷の使用量は本発光に比べて少ない。しかしながら、この予備発光を行った直後のストロボコンデンサの電荷量は満充電時より低下しているため、何らの手当もしなければ、本発光の発光量に影響を与えてしまう。
そこで、この予備発光の影響を補正するために、ストロボコンデンサの低下した電圧値を測定して、その対応分だけ発光時間を長くするように制御するストロボ装置なども提案されている(例えば特許文献1参照)。また、プリ発光直後の本発光時に被写体距離が所定の距離以上である場合、撮像素子から出力される映像信号の増幅率を上げるように制御する電子スチル・カメラなども提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開平3−29934号公報
特開平6−121225号公報
ところで、撮像素子で被写体像を撮像するデジタルカメラでは、この撮像素子で取得される画像データの撮影感度を一定範囲内で変更可能であるので、被写体が暗くフル発光しても露出が不足する場合には、この撮影感度を上げる感度アップ処理を行う。そして、この感度アップ処理において撮影感度を切り換える目安とするガイドナンバーは、ストロボコンデンサが満充電である場合のいわゆる最大ガイドナンバーが適用されている。
しかしながら、前述のように、予備発光直後の本発光時には、ストロボコンデンサの電荷量は満充電時より低下している。従って、この予備発光直後のガイドナンバーは、最大ガイドナンバーよりも低いガイドナンバーとなってしまっている。つまり、実質的には撮影感度を上げなければならないにも関わらず、予め定められた基準感度のままストロボ発光撮影を行ってしまう場合が発生し得る状況にあった。このような場合、撮像された被写体像は若干の露出不足となるが、画質の許容範囲であるので、従来、この最大ガイドナンバーの補正は特に行われてはいなかった。
前述した特許文献1のストロボ装置は、発光時間を長くするものであって、充電された電荷をすべて使い切るフル発光以上の時間発光させることは不可能である。また、この特許文献1のストロボ装置は、銀塩カメラに適用されたものであり、感度アップ処理については全く考慮されていない。一方、前述した特許文献2の電子スチル・カメラは、距離に応じて感度アップさせるようにしたものなので、正確な測距を行えないと適切な露出を得ることができない。
この発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、予備発光によるストロボコンデンサの充電電荷低下の影響によるフル発光光量不足を考慮し、フル発光でも露光が不足し始める的確なタイミングで感度アップさせることにより、露出精度のより高い撮影を可能とするストロボ装置、同装置の制御方法、カメラおよびカメラシステムを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、この発明のストロボ装置は、コンデンサと、前記コンデンサに蓄積された電荷を用いて発光するストロボ手段と、前記ストロボ手段による予備発光と前記予備発光後の本発光とを制御するストロボ制御手段と、前記予備発光の反射光量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第1の発光量を算出する第1のガイドナンバー算出手段と、前記予備発光後における前記コンデンサの蓄積電荷量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第2の発光量を算出する第2のガイドナンバー算出手段と、前記第1の発光量が前記第2の発光量よりも大きい場合、予め定められた基準感度よりも大きい値に撮影感度を設定する感度設定手段とを具備することを特徴とする。
また、この発明は、コンデンサと、前記コンデンサに蓄積された電荷を用いて発光するストロボ手段とを具備し、前記ストロボ手段による予備発光と前記予備発光後の本発光とを実行するストロボ装置の制御方法であって、前記予備発光の反射光量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第1の発光量を算出し、前記予備発光後における前記コンデンサの蓄積電荷量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第2の発光量を算出し、前記第1の発光量が前記第2の発光量よりも大きい場合、予め定められた基準感度よりも大きい値に撮影感度を設定することを特徴とする。
また、この発明のカメラは、被写体像を撮像する撮像素子と、コンデンサと、前記コンデンサに蓄積された電荷を用いて発光するストロボ手段と、前記ストロボ手段による予備発光と前記予備発光後の本発光とを制御するストロボ制御手段と、前記予備発光の反射光量を測光する測光手段と、前記測光手段により測光された反射光量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第1の発光量を算出する第1のガイドナンバー算出手段と、前記予備発光後における前記コンデンサの蓄積電荷量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第2の発光量を算出する第2のガイドナンバー算出手段と、前記第1の発光量が前記第2の発光量よりも大きい場合、前記撮像素子の撮影感度を予め定められた基準感度よりも大きい値に設定する感度設定手段とを具備することを特徴とする。
また、この発明は、コンデンサを有する外部ストロボ装置と、前記外部ストロボ装置が取り外し自在に装着されるカメラとからなるカメラシステムにおいて、前記カメラは、前記外部ストロボ装置による予備発光と前記予備発光後の本発光とを制御するストロボ制御手段と、前記予備発光の反射光量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第1の発光量を算出する第1のガイドナンバー算出手段と、前記予備発光後における前記コンデンサの蓄積電荷量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第2の発光量を算出する第2のガイドナンバー算出手段と、前記第1の発光量が前記第2の発光量よりも大きい場合、前記撮像素子の撮影感度を予め定められた基準感度よりも大きい値に設定する感度設定手段とを具備することを特徴とする。
この発明においては、予備発光の反射光量から求めた必要発光ガイドナンバーが、予備発光後のストロボコンデンサの電荷量から求めた実効発光ガイドナンバーよりも大きい場合に撮影感度を上げるべく制御がなされるので、実質的には撮影感度を上げなければならないにも関わらず、予め定められた基準感度のままストロボ発光撮影を行ってしまう場合を発生させることがない。つまり、フル発光でも露光が不足し始める的確なタイミングで感度アップさせることを実現する。
このように、本発明によれば、予備発光によるストロボコンデンサの充電電荷低下の影響によるフル発光光量不足を考慮し、フル発光でも露光が不足し始める的確なタイミングで感度アップさせることにより、露出精度のより高い撮影を可能とするストロボ装置、同装置の制御方法、カメラおよびカメラシステムを提供することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
まず、この発明の第1実施形態について説明する。
まず、この発明の第1実施形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係るカメラシステムの構成を示す図である。
この第1実施形態のカメラシステムは、それぞれが別体に構成されるカメラ本体部1、レンズ鏡筒2および外部ストロボ装置3からなり、カメラ本体部1と、レンズ鏡筒2および外部ストロボ装置3とは、互いに着脱自在に構成されている。
このカメラ本体部1、レンズ鏡筒2および外部ストロボ装置3の制御は、ボディ制御用マイクロコンピュータ(以下、Bucomと称する)150、レンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、Lucomと称する)250およびフラッシュ制御用マイクロコンピュータ(以下、Fucomと称する)350が各々実行する。また、Bucom150とLucom250およびFucom350とは、合体時において通信コネクタ251,351を介して通信可能に電気的接続がなされる。そして、この場合、1つのカメラシステムとして、Lucom250およびFubom350がBucom150に従属的に協働しながら稼動するようになっている。つまり、後述するゲインアップを含む外部ストロボ装置3のストロボ発光制御は、このFubom350とBucom150とが協働して実行されるものである。
レンズ鏡筒2は、複数のレンズやその駆動機構等からなる撮影光学系201を内部に保持して構成されている。この撮影光学系201は、レンズ駆動機構202内に在る図示しないDCモータにより駆動され、被写体からの光束を透過させることによって、当該被写光束により形成される被写体の像を所定の位置(後述する撮像素子の光電変換面上)に結像せしめるように、例えば複数の光学レンズ等によって構成されるものである。このレンズ鏡筒2は、カメラ本体部1の前面に向けて突出するように配設される。また、このレンズ鏡筒2内には、絞り駆動機構203内に在る図示しないステッピングモータによって駆動される絞り204が設けられている。そして、Lucom250は、Bucom150からの指令に従って、これらの各モータを制御する。
カメラ本体部1は、各部に各種の構成部材等を備えて構成され、かつ、撮影光学系201を保持するレンズ鏡筒2を着脱自在となるように配設するための連結部材である撮影光学系装着部をその前面に備えて構成されてなる、いわゆる一眼レフレックス方式のカメラである。また、このカメラ本体部1は、最大ガイドナンバーが異なる複数の外部ストロボ装置3を必要に応じて排他選択的に装着できるように構成されている。
このカメラ本体部1の内部には、各種の構成部材、例えば、いわゆる観察光学系を構成するファインダ装置101と、撮像素子の光電変換面への被写体光束の照射時間等を制御するシャッタ機構等を備えたシャッタ部102と、被写体像に対応した画像信号を得るための撮像ユニット103とが、それぞれ所定の位置に配設されている。
ファインダ装置101は、撮影光学系201を透過した被写体光束の光軸を折り曲げて観察光学系の側へと導き得るように構成される反射鏡101aと、この反射鏡101aから出射する光束を受けて正立正像を形成するペンタプリズム101bと、このペンタプリズム101bにより形成される像を拡大して観察するのに最適な形態の像を結像させる接眼レンズ101c等によって構成されている。
反射鏡101aは、撮影光学系201の光軸から退避する位置と当該光軸上の所定の位置との間で移動自在に構成され、通常状態においては、撮影光学系201の光軸上において当該光軸に対して所定の角度、例えば、角度45度を有して配置されている。
これにより、撮影光学系201を透過した被写体光束は、当該カメラシステムが通常状態(ミラーダウン)にあるときには、反射鏡101aによりその光軸が折り曲げられ、当該反射鏡101aの上方に配置されるペンタプリズム101bの側へと反射されるようになっている。一方、カメラシステムが撮影動作の実行中においては、当該反射鏡101aは撮影光学系201の光軸から退避する所定の位置(ミラーアップ)に移動するようになっており、これによって、被写体光束は、撮像ユニット103側へと導かれる。
シャッタ部102は、例えば、フォーカルプレーン方式のシャッタ機構やその駆動回路等、従来のカメラ等において一般的に利用されているものと同様のものが適用される。
撮像ユニット103には、撮影光学系201を通過した被写体像を光電変換するための撮像素子104が光電変換素子として設けられている。この撮像素子104は、該撮像素子104とシャッタ部102の間に配設された光学素子としての透明なガラス部材でなる防塵フィルタ105によって保護されている。そして、この防塵フィルタ105を所定の周波数で振動させる加振手段の一部として、例えば圧電素子106がその防塵フィルタ105の周縁部に取り付けられている。この圧電素子106は2つの電極を有しており、この圧電素子106が加振手段の一部としての防塵フィルタ駆動回路107によって防塵フィルタ105を振動させ、そのガラス表面に付着していた塵を除去できるように構成されている。
また、このカメラ本体部1内には、サブミラー108と、このサブミラー108からの反射光束を受けて自動測距するためのAFセンサユニット109と、AFセンサユニット109を駆動制御するAFセンサ駆動回路110と、反射鏡101aを駆動制御するミラー駆動機構111と、シャッタ部102の先幕と後幕を駆動するためのばね力をチャージするシャッタチャージ機構112と、この先幕と後幕の動きを制御するシャッタ制御回路113と、ペンタプリズム101bからの光束に基づき測光する測光回路114と、プリ発光時のストロボ発光量をシャッタ部102からの反射光で測光し、本発光時のストロボ発光量を決定するための(調光センサを含む)調光回路115とが設けられている。
さらに、このカメラ本体部1内には、液晶モニタ116と、記憶領域として設けられたSDRAM117と、FlashROM118および記録メディア119などを利用して画像処理する画像処理コントローラ120とが設けられ、電子撮像機能と共に電子記録表示機能を提供できるように構成されている。その他の記憶領域としては、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記録する不揮発性記憶手段として、例えばEEPROMからなる不揮発性メモリ121が、Bucom150からアクセス可能に設けられている。
また、Bucom150には、当該カメラの動作状態を表示出力によってユーザへ告知するための動作表示用LCD151と、カメラ操作スイッチ(SW)152とが接続されている。カメラ操作SW152は、例えばレリーズSW、モード変更SWおよびパワーSWなどの当該カメラを操作するために必要な操作釦を含むスイッチ群である。
そして、電源としての電池153と、この電源の電圧を当該カメラシステムを構成する各回路ユニットが必要とする電圧に変換して供給する電源回路154とが、このカメラ本体部1内には設けられている。
外部ストロボ装置3は、暗い被写体を撮影するための光源であり、発光制御回路301によって発光部302の発光量が制御される。この外部ストロボ装置3には、充電制御回路303の制御によって所定量の電荷を蓄積可能なストロボコンデンサ304が設けられており、発光制御回路301は、このストロボコンデンサ304を充放電させて発光部302を駆動する。また、充電制御回路303は、ストロボコンデンサ304の蓄積電荷量を検出する電圧検出部を有している。Fucom350は、各々に固有の最大ガイドナンバーおよび最小ガイドナンバーを記憶しており、この記憶した各ガイドナンバーをBucom150に通知すると共に、Bucom150からの指令に従って、発光制御回路301および充電制御回路303を制御する。また、Fucom350は、ストロボコンデンサ304の最大充電電圧値を記憶しており、この最大充電電圧値や充電制御回路303に内在する電圧検出部の検出電圧値を適宜にBucom150に通知する。
次に、図2を参照して、このカメラシステムでストロボ発光撮影が行われる場合のストロボ発光制御に関わる動作の流れを説明する。
このカメラシステムでは、ストロボ発光撮影を行う場合、露光用の本発光前に、赤目発光およびプリ発光の予備発光を実行する。そのために、Bucom150は、まず、赤目発光の実行をFucom350に指示し、この指示を受けたFucom350は、ストロボコンデンサ304の電荷を用いた発光部302による小光量の発光を発光制御回路301に断続的に実行させる(図2の(1))。この赤目発光は、必ずしも行われるものではなく、例えば人物撮影に適したモードと風景撮影に適したモードのような複数の撮影モードが設定可能である場合には、前者のモード選択時のみ実行される。また、この赤目発光を行うかどうかをユーザが明示的に設定することも可能である。
この赤目発光後、人間の瞳孔が収縮するまでに充分な時間が経過すると、Bucom150は、測光回路114の測光結果から求めた絞り値(Fno**)の位置に絞り204を設定すべく絞り駆動機構203を作動させるようにLucom250に指示すると共に(図2の(2))、ミラーアップをミラー駆動機構111に指示する(図2の(3))。
この絞り204の駆動が完了すると、Bucom150は、第1に、調光回路115に定常光の測定を行わせる(図2の(4))。続いて、Bucom150は、第2に、プリ発光の実行をFucom350に指示し(図2の(5),(5)’)、Fucom350との通信を実行しながら、このプリ発光と同期させて、当該プリ発光による反射光の測定を調光回路115に行わせる(図2の(6),(6)’)。なお、図2の例では、プリ発光が2回行われているが、これは、調光回路115に内在する調光センサのダイナミックレンジを考慮したものであり、1回目は近距離、2回目は遠距離をそれぞれ対象とした結果である。つまり、2回目のプリ発光は、1回目のプリ発光よりも大きな光量で行われることになる。調光センサのダイナミックレンジによっては、プリ発光回数が1回で済む場合もあれば3回以上必要な場合もあるが、ここでは2回行われるものと仮定する。
ここまでで、本発光前の予備発光として、断続的な赤目発光と2回のプリ発光とが外部ストロボ装置3により実行されたことになるが、ストロボコンデンサ304の電荷量は当然に低下しているはずである。そこで、この第1の実施形態のカメラシステムでは、この時点でのストロボコンデンサ304の電荷量を検出し(図2の(7))、その検出結果を本発光時の発光量の演算に反映させる(図2の(8))。つまり、予備発光によるストロボコンデンサ304の電荷低下の影響を考慮することによって、露出精度のより高い撮影を可能とした点が、この第1の実施形態のカメラシステムの特長であり、以下、この点について詳述する。
なお、この本発光時の発光量演算後、Bucom150は、撮像ユニット103に対して露光の開始を指示すると共に(図2の(9))、シャッタ制御回路113に対してユーザ指定または測光回路114の測光結果から算出されたシャッタ速度でのシャッタ部102の駆動を指示し(図2の(10))、適切なタイミングで、当該発光量の演算結果を添えて、Fucom350に対して本発光の実行を指示する(図2の(11))。
図3は、予備発光によるストロボコンデンサの電圧低下の様子を示す図である。外部ストロボ装置3のストロボコンデンサ304は、最大で330Vまでの電荷を蓄積することが可能であり、また、Fucom350は、このストロボコンデンサ304の電荷量が300V以上である場合に限りストロボ発光を赤目発光前に許可する。
ストロボコンデンサ304が満充電、つまり330V分の電荷を蓄積した状態でストロボ発光が開始された場合(図3の(A))、赤目発光後のストロボコンデンサ304の電荷は320Vまで低下し、さらに、プリ発光後には300Vまで低下する。また、ストロボコンデンサ304が発光許可充電、つまり300V分の電荷を蓄積した状態でストロボ発光が開始された場合(図3の(B))、赤目発光後のストロボコンデンサ304の電荷は290Vまで低下し、さらに、プリ発光後には275Vまで低下する。つまり、これらの状態で本発光を行う場合には、(予備発光前の)ストロボ発光撮影開始時にFucom350から通知された最大ガイドナンバー等の各値を補正する必要がある。なお、図中の破線a,bで示す最低保証電圧は、後述する第2実施形態のカメラシステムに関するものであるので、ここではその説明を省略する。
また、プリ発光の反射光は、閉じられたシャッタ部102の壁面で屈折し、調光回路115に導かれることによりその光量が測定され、その測定結果に基づき、Bucom150は、本発光前に必要な露光量を算出する。そして、Bucom150は、ストロボ発光により得られる光量が、この必要な露光量以下の場合には、ストロボ発光制御の一環として、撮影感度を自動的に上げる(ゲインアップする)機能を有している。そこで、図3に示したストロボコンデンサの電圧低下を踏まえて、ストロボコンデンサ304が発光許可充電状態でストロボ発光が開始された場合におけるゲインアップについて説明する。
被写体までの距離が遠くなればなるほど、ストロボ発光撮影を行う際の本発光時の光量を大きくする必要があるが、ストロボコンデンサ304が蓄積可能な電荷量にも限界かあるので、その限界を越えた時点から、ゲインアップを始めなければならない。ここで、この時の光量は、通常、外部ストロボ装置3のFucom350から通知される最大ガイドナンバーとするが、この最大ガイドナンバーは、ストロボコンデンサ304が330V分の電荷を蓄積した状態で発光部302がフル発光した場合の値であるため、ストロボコンデンサ304が275V分の電荷しか蓄積していない現在の状態で発光部302がフル発光した場合の実効的なガイドナンバーは低下している。ここでは、その時の実際のガイドナンバーを実効ガイドナンバーと称することにする。
図4の(A),(B)は、ストロボの本発光時における被写体の距離とその被写体の露光量/ISO感度の関係についてを示した図で、ISO感度アップの開始点をコンデンサの減少量に応じて現状に比べて早めるように制御するようにしたことを、現状と本発明とを対比させて説明する図である。
線c,d,iは、被写体の距離に対応した露出量を表す露出レベルカーブである。
図中の適正レベルは適正な輝度が得られるような露出レベルである。また、露出レベル誤差許容範囲は、露出レベルが適正レベルから外れても画質的に許容できるような範囲を示す。
図中の適正レベルは適正な輝度が得られるような露出レベルである。また、露出レベル誤差許容範囲は、露出レベルが適正レベルから外れても画質的に許容できるような範囲を示す。
線e,hは、被写体の距離に対応したISO感度を表すISO感度カーブである。
ISO感度は、画像素子104から得られた画像信号を信号処理回路103で増幅する率に相当する値である。ストロボ発光で適正露出が得られる範囲では、ISO感度は予め設定された値である基準ISO感度に固定されている。しかし、ストロボ発光量には限界があるので、被写体距離が遠くなり最大のストロボ発光量でも適正露出が得られなくなると、ISO感度を自動的に上げて、適正露出になるように制御される。このISO感度アップの開始点がf,jである。そして、更に被写体距離が長くなると、ISO感度も合わせて上げていくが、設定されている最大ISO感度に達した後は、ISO感度は一定となる(ISO感度カーブe,h)。そして、最大ISO感度以降更に被写体距離が長くなると露出レベルは低下する。そして、露出レベルカーブc,d,iが、露出レベルの許容範囲の下限とクロスする位置での距離が、各最大到達距離に相当する。
ISO感度は、画像素子104から得られた画像信号を信号処理回路103で増幅する率に相当する値である。ストロボ発光で適正露出が得られる範囲では、ISO感度は予め設定された値である基準ISO感度に固定されている。しかし、ストロボ発光量には限界があるので、被写体距離が遠くなり最大のストロボ発光量でも適正露出が得られなくなると、ISO感度を自動的に上げて、適正露出になるように制御される。このISO感度アップの開始点がf,jである。そして、更に被写体距離が長くなると、ISO感度も合わせて上げていくが、設定されている最大ISO感度に達した後は、ISO感度は一定となる(ISO感度カーブe,h)。そして、最大ISO感度以降更に被写体距離が長くなると露出レベルは低下する。そして、露出レベルカーブc,d,iが、露出レベルの許容範囲の下限とクロスする位置での距離が、各最大到達距離に相当する。
図4において、(A)は、一般的に行われている、Fucom350から通知される最大ガイドナンバーを使ってゲインアップを行った場合であり、図中の実線cは、赤目発光およびプリ発光の予備発光によるストロボコンデンサ304の電圧低下がないと仮定した際の露出結果を示し、一方、図中の実線dは、実際の露出結果を示している。従来は、予備発光を行っても、実効ガイドナンバーではなく、最大ガイドナンバーを使って調光を行うため、実線dのように、ゲインアップを開始するタイミング(f)が、露出低下開始点(g)より遅れ、図示の網掛け部分のように、調光誤差が生じている。そして、この誤差が露出レベル誤差許容範囲に収まっている限りは、現状、網かけ部分の露出アンダーを看過していたのが実情であったが、最適な露出の撮影が行われているわけではなかった。
一方、図4の(B)は、この第1実施形態のカメラシステムで実行する、実効ガイドナンバーを使ってゲインアップを行った場合であり、ゲインアップを的確なタイミング、実質的には、図4の(A)よりも前倒しで開始することにより、ゲインアップ開始点(j)を露出低下開始点(g)に一致させて露出を常に適正レベルに保つことを実現する。
図5は、この第1実施形態のカメラシステムが実行するストロボ発光撮影時のストロボ発光制御の制御方法の手順を示すフローチャートである。
Bucom150は、まず、赤目発光の実行をFucom350に指示し(ステップA1)、続いて、プリ発光の実行をFucom350に指示する(ステップA2)。この指示に応じて、Fucom350は、発光制御回路301を制御し、赤目発光およびプリ発光を発光部302に行わせる。
この赤目発光およびプリ発光の予備発光が完了すると、Bucom150は、ゲインアップを含む本発光時の発光量演算を実行する(ステップA3)。そして、この演算結果に基づき、Bucom150は、適切なタイミングで、本発光の実行をFucom350に指示する(ステップA4)。この指示に応じて、Fucom350は、発光制御回路301を制御し、本発光を発光部302に行わせる。
図6は、ゲインアップを含む本発光時の発光量の演算処理(図5のステップA3)の詳細な手順を示すフローチャートである。
式1において、発光目標値は、図4の適正レベルに相当する値で不揮発性メモリ121に記録された一定値であり、定常光評価値は、図2の(4)の処理で得られる値である。また、プリ発光評価値は、図2の(6),(6)’の処理で得られる値であり、プリ発光Gnoは、プリ発光時における実際の発光量である。
式2において、最大Gno、本発光前検出電圧および最大充電電圧は、それぞれFucom350から通知される値である。
この必要発光Gnoおよび実効Gnoを算出すると、Bucom150は、必要発光Gnoが実効Gnoを上回っていないかどうかを調べる(ステップB3)。そして、上回っていたら(ステップB3のYES)、Bucom150は、本発光時に実際に外部ストロボ装置3に発光させる光量である制御発光ガイドナンバー(Gno)に実効Gnoを設定し(ステップB4)、式3を用いて、ゲインアップを行うべく撮影感度の算出を実行する(ステップB5:感度設定手段)。
ここで、Bucom150は、算出した撮影感度と不揮発性メモリ121に記録された最大撮影感度とを比較し(ステップB6)、算出した撮影感度の方が大きければ(ステップB6のYES)、この算出した撮影感度に代えて、最大撮影感度をゲインアップ後の撮影感度に設定する(ステップB7)。この場合、露出アンダーが起きるが、これは、撮影条件がカメラシステムとしてのサポート範囲を越えていることによるものである。
一方、必要発光Gnoが実効Gnoを上回っていない場合(ステップB3のNO)、Bucom150は、制御発光Gnoに必要発光Gnoを設定すると共に(ステップB8)、ゲインアップを行わずに撮影感度に基準感度を設定する(ステップB9)。
以上の手順により、この第1実施形態のカメラシステムは、図4の(B)にも示したように、ゲインアップを的確なタイミングで開始することにより、露出を常に適正レベルに保つことを実現する。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態について説明する。
次に、この発明の第2実施形態について説明する。
前述した第1実施形態のカメラシステムでは、赤目発光およびプリ発光の予備発光によるストロボコンデンサ304の電荷量の低下を充電制御回路303の電圧検出部により実測した上で本発光時の発光量を演算した。これに対して、この第2実施形態のカメラシステムでは、ストロボ発光撮影開始時のストロボコンデンサ304の電荷量から予備発光後に予想されるガイドナンバー(以下、これを保証ガイドナンバーと称する)を算出するための係数を不揮発性メモリ121に記録しておき、この係数を使って、赤目発光およびプリ発光の予備発光によるストロボコンデンサ304の電荷量の低下を考慮した本発光時の発光量の演算を実行する。
具体的には、予備発光としてプリ発光のみを行う場合の係数(例えば0.9)と、赤目発光およびプリ発光の両方を行う場合の係数(例えば0.85)とを用い、ストロボ発光撮影開始時のストロボコンデンサ304の電荷量から、それぞれの場合における保証ガイドナンバーを算出して本発光時の発光量を演算する(第2のガイドナンバー算出手段)。
第1実施形態の説明で示した図3の(B)中の破線a,bは、ストロボコンデンサ304が発光許可充電、つまり300V分の電荷を蓄積した状態でストロボ発光が開始された場合における2つの保証ガイドナンバーを示しており、破線aは、予備発光としてプリ発光のみを行う場合の保証ガイドナンバー(300×0.9)、破線bは、赤目発光およびプリ発光の両方を行う場合の保証ガイドナンバー(300×0.85)である。
図7は、この第2実施形態のカメラシステムが実行するゲインアップを含む本発光時の発光量演算の詳細な手順(制御方法)を示すフローチャートである。
Bucom150は、式1を用いて、必要発光Gnoを算出すると(ステップC1:第1のガイドナンバー算出手段)、この必要発光Gnoが、その時の予備発光、つまりプリ発光のみ、または赤目発光およびプリ発光の両方、のいずれかに対応する保証ガイドナンバー(Gno)を上回っていないかどうかを調べる(ステップC2)。もし、上回っていたら(ステップC2のYES)、Bucom150は、制御発光Gnoに保証Gnoを設定して(ステップC3)、実効Gnoを保証Gnoに置き換えた式3を用いて、ゲインアップを行うべく撮影感度の算出を実行する(ステップC4:感度設定手段)。
ここで、Bucom150は、算出した撮影感度と不揮発性メモリ121に記録された最大撮影感度とを比較し(ステップC5)、算出した撮影感度の方が大きければ(ステップC5のYES)、この算出した撮影感度に代えて、最大撮影感度を撮影感度に設定する(ステップC6)。
そして、ここでは、保証ガイドナンバーによる発光量では露出アンダーになるおそれがあるので、フル発光の要請がある。しかし、予想値である保証Gnoに基づいてゲインアップを行っているので、ストロボコンデンサ304の蓄積電荷によっては、フル発光した場合に光量が意図する制御発光量を若干越えてしまうおそれもある。そこで、最大ゲインアップを行った場合に、この第2実施形態においては、Bucom150は、式4を用いて、最大ゲインアップ後の撮影感度での露光に必要な正確な光量を再演算し、これを制御発光Gnoに設定し直す(ステップC7)。
そして、Bucom150は、その算出した制御発光Gnoが最大Gnoを上回っていないかを調べ(ステップC8)、上回っていれば(ステップC8のYES)、制御発光Gnoに最大Gnoを設定する(ステップC9)。
一方、必要発光Gnoが保証Gnoを上回っていない場合(ステップC2のNO)、Bucom150は、制御発光Gnoに必要発光Gnoを設定すると共に(ステップC10)、ゲインアップを行わずに撮影感度に基準感度を設定する(ステップC11)。
以上の手順により、前述した第1実施形態と同様に、この第2実施形態のカメラシステムは、図4の(B)にも示したように、ゲインアップを的確なタイミングで開始することにより、露出を常に適正レベルに保つことを実現する。
なお、前述した各実施形態では、外部ストロボ装置3とカメラ本体部1とがそれぞれ別体に構成されるカメラシステムに適用した例を説明したが、本発明のストロボ発光制御手法は、ストロボ装置を内蔵したカメラに対しても当然に適用可能である。また、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)端末等に搭載されるカメラ装置に対しても同様に適用可能である。
つまり、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…カメラ本体部、2…レンズ鏡筒、3…外部ストロボ装置、101…ファインダ装置、101a…反射鏡、101b…ペンタプリズム、101c…接眼レンズ、102…シャッタ部、103…撮像ユニット、104…撮像素子、105…防塵フィルタ、106…圧電素子、107…防塵フィルタ駆動回路、108…サブミラー、109…AFセンサユニット、110…AFセンサ駆動回路、111…ミラー駆動機構、112…シャッタチャージ機構、113…シャッタ制御回路、114…測光回路、115…調光回路、116…液晶モニタ、117…SDRAM、118…ROM、119…記録メディア、120…画像処理コントローラ、121…不揮発性メモリ、150…ボディ制御用マイクロコンピュータ、151…動作表示用LCD、152…カメラ操作スイッチ、152…カメラ操作SW、153…電池、154…電源回路、201…撮影光学系、202…レンズ駆動機構、203…絞り駆動機構、250…レンズ制御用マイクロコンピュータ、251,351…通信コネクタ、301…発光制御回路、302…発光部、303…充電制御回路、304…ストロボコンデンサ、350…フラッシュ制御用マイクロコンピュータ。
Claims (8)
- コンデンサと、
前記コンデンサに蓄積された電荷を用いて発光するストロボ手段と、
前記ストロボ手段による予備発光と前記予備発光後の本発光とを制御するストロボ制御手段と、
前記予備発光の反射光量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第1の発光量を算出する第1のガイドナンバー算出手段と、
前記予備発光後における前記コンデンサの蓄積電荷量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第2の発光量を算出する第2のガイドナンバー算出手段と、
前記第1の発光量が前記第2の発光量よりも大きい場合、予め定められた基準感度よりも大きい値に撮影感度を設定する感度設定手段と
を具備することを特徴とするストロボ装置。 - 前記第2のガイドナンバー算出手段は、満充電時の前記コンデンサの電圧値、前記コンデンサが満充電である場合における前記ストロボ手段の発光量および前記予備発光後の前記コンデンサの電圧値を用いて、前記第2の発光量を算出することを特徴とする請求項1記載のストロボ装置。
- 前記第2のガイドナンバー算出手段は、前記コンデンサが前記予備発光後に予想される充電状態にあると想定した場合における前記ストロボ手段の発光量を前記第2の発光量として算出することを特徴とする請求項1記載のストロボ装置。
- コンデンサと、前記コンデンサに蓄積された電荷を用いて発光するストロボ手段とを具備し、前記ストロボ手段による予備発光と前記予備発光後の本発光とを実行するストロボ装置の制御方法であって、
前記予備発光の反射光量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第1の発光量を算出し、
前記予備発光後における前記コンデンサの蓄積電荷量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第2の発光量を算出し、
前記第1の発光量が前記第2の発光量よりも大きい場合、予め定められた基準感度よりも大きい値に撮影感度を設定する
ことを特徴とするストロボ装置の制御方法。 - 満充電時の前記コンデンサの電圧値、前記コンデンサが満充電である場合における前記ストロボ手段の発光量および前記予備発光後の前記コンデンサの電圧値を用いて、前記第2の発光量を算出することを特徴とする請求項4記載のストロボ装置の制御方法。
- 前記コンデンサが前記予備発光後に予想される充電状態にあるち想定した場合における前記ストロボ手段の発光量を前記第2の発光量として算出することを特徴とする請求項4記載のストロボ装置の制御方法。
- 被写体像を撮像する撮像素子と、
コンデンサと、
前記コンデンサに蓄積された電荷を用いて発光するストロボ手段と、
前記ストロボ手段による予備発光と前記予備発光後の本発光とを制御するストロボ制御手段と、
前記予備発光の反射光量を測光する測光手段と、
前記測光手段により測光された反射光量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第1の発光量を算出する第1のガイドナンバー算出手段と、
前記予備発光後における前記コンデンサの蓄積電荷量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第2の発光量を算出する第2のガイドナンバー算出手段と、
前記第1の発光量が前記第2の発光量よりも大きい場合、前記撮像素子の撮影感度を予め定められた基準感度よりも大きい値に設定する感度設定手段と
を具備することを特徴とするカメラ。 - コンデンサを有する外部ストロボ装置と、前記外部ストロボ装置が取り外し自在に装着されるカメラとからなるカメラシステムにおいて、
前記カメラは、
前記外部ストロボ装置による予備発光と前記予備発光後の本発光とを制御するストロボ制御手段と、
前記予備発光の反射光量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第1の発光量を算出する第1のガイドナンバー算出手段と、
前記予備発光後における前記コンデンサの蓄積電荷量に基づき、本発光時における前記ストロボ手段の第2の発光量を算出する第2のガイドナンバー算出手段と、
前記第1の発光量が前記第2の発光量よりも大きい場合、前記撮像素子の撮影感度を予め定められた基準感度よりも大きい値に設定する感度設定手段と
を具備することを特徴とするカメラシステム。
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---|---|---|---|
JP2003351157A JP2005115160A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | ストロボ装置、同装置の制御方法、カメラおよびカメラシステム |
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ID=34542508
Family Applications (1)
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JP2003351157A Withdrawn JP2005115160A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | ストロボ装置、同装置の制御方法、カメラおよびカメラシステム |
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JP (1) | JP2005115160A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008085581A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Fujifilm Corp | 撮影装置 |
JP2009145712A (ja) * | 2007-12-17 | 2009-07-02 | Canon Inc | 撮像装置およびストロボ装置 |
JP2012177897A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-09-13 | Shibakawa Mfg Co Ltd | 撮影用照明増幅装置、撮影用照明増幅システム、撮影用照明システムの動作方法、及び、撮影用照明増幅装置を備えたケース |
JP2021113889A (ja) * | 2020-01-17 | 2021-08-05 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及びその制御方法 |
-
2003
- 2003-10-09 JP JP2003351157A patent/JP2005115160A/ja not_active Withdrawn
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