JP2005114322A - エアーカーテン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーンルーム内部の圧力状態を維持しながら、同時に清浄状態を維持できるエアーカーテン装置を提供する。
【解決手段】部屋の開口部に設置する装置であって、部屋の内側には、開口部の両側に、部屋の内側へ向けて圧縮空気を噴射する内向きノズルを設け、内向きノズルよりも外側には、開口部の両側に、部屋の外側へ向けて圧縮空気を噴射する外向きノズルを設け、両ノズルの中間位置には、開口部の中心に向けて圧縮空気を噴射する中間ノズルを設けて構成した、エアーカーテン装置を特徴としたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エアーカーテン装置に関するものである。
建物の開口部を圧縮空気で遮断して、人や物品の出入りは自由にしておき、埃や虫などが室内に侵入することを防止するために各種の構造のエアーカーテン装置が開発されている。
従来の一般のエアーカーテン装置にあっては、次のような問題点がある。
<イ>クリーンルームなどでは外部からの汚染された空気の侵入を阻止するために室内の圧力を外部よりも高くしておく必要がある。そのように部屋の内外に圧力差がある場合に、図5に示すように開口部から室内に圧縮空気を噴射すれば、圧力の差を維持することは可能である。
<ロ>しかし、開口部から内部に圧縮空気を噴射すると、外部の汚染された空気も巻き込んでしまう。そのためにクリーンルーム内部の圧力状態を維持しながら、同時に清浄状態を維持することは不可能であった。
上記のような課題を解決するために本発明のエアーカーテン装置は、部屋の開口部に設置する装置であって、部屋の内側には、開口部の両側に、部屋の内側へ向けて圧縮空気を噴射する内向きノズルを設け、内向きノズルよりも外側には、開口部の両側に、部屋の外側へ向けて圧縮空気を噴射する外向きノズルを設け、両ノズルの中間位置には、開口部の中心に向けて圧縮空気を噴射する中間ノズルを設けて構成した、エアーカーテン装置を特徴としたものである。
本発明のエアーカーテン装置は以上説明したようになるから、クリーンルームなどの部屋の内外に圧力差を維持できるだけでなく、外部から汚染した空気や昆虫の侵入を阻止することができ、室内をクリーン状態に維持することができる。
上記の効果を達成するための本発明を実施するための最良の形態は、部屋の開口部に設置する装置であって、部屋の内側には、開口部の両側に部屋の内側へ向けて圧縮空気を噴射する内向きノズルを設け、内向きノズルよりも外側には、開口部の両側に、部屋の外側へ向けて圧縮空気を噴射する外向きノズルを設け、両ノズルの中間位置には、開口部の中心に向けて圧縮空気を噴射する中間ノズルを設けて構成した、エアーカーテン装置である。
以下図面を参照しながら本発明のエアーカーテン装置の実施例について説明する。
<1>設置する場所。
本発明のエアーカーテンは、部屋の開口部に設ける。
開口部とは人の出入り口だけでなく、物品の出入り窓、車両の通行路などを含めた意味である。
そして本発明のエアーカーテンは、開口部の少なくとも両側に設けたノズル群によって構成するが、場合によっては天井の鴨居部分や床の敷居部分にノズルを設ける構造を採用することができる。
各ノズルへの圧縮空気の供給は、公知のように、送風機で空気を加圧して行う。
さらに、本発明の装置は、部屋の内外の圧力差だけではなく、室内の清浄土を維持することが必要であるから、加圧する前にフィルターを通して除塵、除菌、滅菌した空気を圧縮する。そのような構成も公知の構造を使用することができる。
以下、図の実施例では開口部にコンベア4を貫通させて設置して場合を説明する。このコンベア4の上に各種の材料を搭載して開口部の外から内部へ、あるいは内部から外部へ運搬する。
したがってコンベア4はベルトコンベア、ローラーコンベアその他の公知の各種のものを採用することができる。
<2>内向きノズル。
開口部の開口部の両側には、部屋の内側へ向けて圧縮空気を噴射する内向きノズルを設ける。
このノズルから噴射する圧縮空気も前記したようにフィルターで除塵、除菌、、滅菌した空気である。
両側から噴射した圧縮空気は中間で衝突して室内を循環する。
実際には噴射した圧縮空気は、再度取り込んで循環させて再利用するが、このような構造は公知のシステムや装置を利用できる。
<3>外向きノズル。
内向きノズルよりも部屋の外側寄りには、部屋の外側へ向けて圧縮空気を噴射する外向きノズルも設ける。
このノズルも開口部の両側に設ける。
両側から噴射した圧縮空気は中間で衝突して外部に向けて拡散してゆく。
そのために外部から汚染された空気の侵入を阻止することができる。
<4>実際の問題。
理論的には、図4に示すように、内向きノズルからの圧縮空気の噴射で部屋の内外の圧力差を維持し、外向きノズルからの圧縮空気の噴射で汚染された空気の侵入を阻止することができるはずである。
しかし、発明者等が実際に実験を重ねてみると理論通りには解決せず、一部に外部の空気が室内に浸入してしまうことが分かった。
それは内向きノズル、および外向きノズルが相互に影響しあって、空気の流れの一部に乱流が生じて外部の空気をとり込んでしまうためである。
外部の空気を取り込まないために、例えば外向きノズルからの圧縮空気の圧力を、内向きノズルからの噴射圧に比較にならない程度の強大なものにすれば可能なはずである。
しかし強大な噴射力を外向きに噴射すれば、内部の空気が吸い出されてしまう。その吸引された不足分を補うためには、大きな空気供給設備が必要となり実用的ではない。
さらに強大な外向き流によって、例えば開口部に配置したベルトコンベアの上の荷が転落しては意味がなく、人に不快感を与えるようでは実用的ではない。
このように、外向きノズルからの供給圧には一定の限度が存在するのであり、本発明はこのような制約のもとに完成したものである。
<5>中間ノズル。
上記のような制約下の問題を解決するために、本発明の装置では特に両ノズルの中間位置に中間ノズルを設置する。
すなわち、内向きノズルと外向きノズルの中間に、開口部の中心に向けて圧縮空気を噴射する中間ノズルを設ける。
この中間ノズルは、開口部の両側に設けて中心部に向けて、フィルタで滅菌、殺菌した空気を適度な圧力で噴射させる。
なお、ローラーコンベアのように隙間の空いているコンベア4を使用する場合には、上下方向に空気の流れを作ることができる。
そのような場合には中間ノズルは、開口部の両側だけでなく、開口部の上の鴨居部に複数のノズルを設ける。そして上部のノズルから加圧空気を噴射し、コンベア4の隙間を通過させて、開口部の下の敷居に設けた吸引部から吸引する構成を採用することもできる。
なお以上の記載では、外向きノズル1、中間ノズル3、内向きノズル2について別々に説明したが実際の装置では全体を枠体で包囲して一体の装置として製造、販売する場合が多い。
<6>中間ノズルの作用。
内向きノズルと外向きノズルとの間に中間ノズルを配置した事によって次のような作用を期待することができる。
すなわち内向きノズルと外向きノズルとは反対方向に向けて噴射するから、その中間の圧力は低下する傾向にある。
そのために内向きの流れ、外向きの流れともに中間側に吸引されて円滑な流れの形成が阻害される可能性がある。
しかるに本発明の装置では、圧力の低下しやすい中間位置に、適度な圧力の空気を供給するから、内向きの流れ、及び外向きの流れが相互に影響しあうことがなく、整然とした流れを形成する。
そのために内向きノズルでは室内の圧力の維持を、外向きノズルでは汚染された外部の空気の侵入の阻止を、十分に期待することができる。
本発明のエアーカーテン装置の実施例の説明図。 図1の実施例の斜視図。 他の実施例の斜視図。 中間ノズルを設けない場合の説明図。 従来の装置の説明図。
符号の説明
1 外向きノズル
2 内向きノズル
3 中間ノズル

Claims (3)

  1. 部屋の開口部に設置する装置であって、
    部屋の内側には、開口部の両側に、部屋の内側へ向けて圧縮空気を噴射する内向きノズルを設け、
    内向きノズルよりも外側には、開口部の両側に、部屋の外側へ向けて圧縮空気を噴射する外向きノズルを設け、
    両ノズルの中間位置には、開口部の中心に向けて圧縮空気を噴射する中間ノズルを設けて構成した、
    エアーカーテン装置。
  2. 中間ノズルは、
    少なくとも開口部の両側に設置した、
    請求項1記載の、エアーカーテン装置。
  3. 中間ノズルは、
    開口部の両側と上下の位置に設置した、
    請求項1記載の、エアーカーテン装置。
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