JP2005114318A - バーナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 内筒部材11に油供給ライン10を配置し、燃料噴霧ノズル10Aを配置する。外筒部材12の燃焼室B側の端面12Aに燃焼室B側に突出する空気ノズル13を設ける。空気ノズル13の先端に、燃焼室Bの中心軸に対して所定角度θを有する傾斜部131を形成する。空気ノズル13からの燃焼空気が傾斜部131によって燃焼室Bの中心軸に近接する方向に噴流し、燃料噴霧ノズル10Aから噴霧された燃料と良好に混合する。また、再循環した燃焼排ガスによって燃料噴霧ノズル10A出口付近での火炎の形成を防止できるから、燃料の蒸発が促進され、その結果NOx、CO、および煤塵の発生を確実に抑制できる。
【選択図】 図1
Description
従って、サーマルNOxは、燃焼に空気を使用する限り必ず生成され、燃料が特に灯油や窒素分の少ないA重油である場合には、排出されるNOxの大半がサーマルNOxといわれ、数多くの低減方法が提案されている。
これらの多くの低減方法の中で、主なNOx抑制燃焼技術としては、(A)分割火炎燃焼方式、(B)排ガス再循環燃焼方式、(C)多段燃焼方式、(D)水混合燃焼方式などが知られている。
また、分割火炎燃焼方式には、複数の主空気噴流口を設けるタイプと、燃料噴霧ノズルを複数個設けるタイプとがあるが、特に後者のタイプのバーナは、大型の油バーナやガスバーナでは比較的容易に分割火炎を形成できるが、バーナ火炎口(外筒部材の径寸法)の小さいバーナでは、分割火炎の形成に難点があるうえ、複数個の燃料噴霧ノズルが必要であり、コストが高くなる。
しかし、強制排ガス再循環法は、排ガスの一部を再循環するのに、再循環用ダクトとブロアーとが必要であり、小型ボイラへの適用はコスト面で問題となる。
これに対して自己排ガス再循環法は、バーナの構造等に工夫を加え、燃焼空気の噴流に周囲の気体が吸引される現象を用いて、燃焼空気流および燃料流に排ガスを混合させて排ガス再循環の効果を持たせることを特徴としており、排ガスを強制的に再循環させることがないため、コスト面でのメリットがあるが、排ガスの再循環量が十分ではなく、NOx低減にはやはり限界がある。
しかし、この燃焼方式においても、多段で燃焼させるために、バーナの構造が複雑になるという問題がある。
しかし、この方式では、水の吹き込みによりバーナを構成する筒部材等に腐食が生じるおそれがあるとともに、ボイラ効率も低下する。さらに、ポンプ等の水供給装置が別途必要となるので、コストアップにつながる。
以上に述べたように、各方式には一長一短があり、NOxが確実に減少するバーナを安価に製作することは難しかった。これに対して、本出願人が先に開発したバーナ(特許文献1参照)によれば、安価な構造で、かつNOxを確実に低減できる低NOxバーナが実現されている。このバーナでは、燃料噴霧ノズルの周囲に空気ノズルを配置し、燃料噴霧ノズルの燃料噴霧口よりも下流側において燃焼空気を噴流することにより、多段燃焼および排ガス再循環燃焼を実現し、NOxの発生を抑制する。
この発明によれば、傾斜部の角度が適切に設定されているので、空気ノズルからの燃焼空気が必要以上に拡散して噴流することがなく、燃料と良好に混合されて燃焼性が良好となる。ここで、所定角度が5°より小さい場合には、噴流される燃料空気に対する傾斜部の影響が小さくなるため、燃焼空気が燃焼室の中心軸にほぼ沿って噴流され、燃料との良好な混合が得られず、NOx、CO、および煤塵の十分な低減効果が得られない。また、所定角度が90°以上の場合には、空気ノズル内での燃焼空気の流れが悪くなり、燃焼空気の良好な噴流挙動が得られない。
この発明によれば、主空気噴流口と小孔との総開口面積が適切に設定されているので、外筒部材の中央側と外側との空気比の差を適切に設定することが可能となり、より確実な二段燃焼効果および排ガス再循環燃焼が得られ、より一層確実かつ高効率にNOxが低減される。
この発明によれば、保炎板の副空気噴流口を内筒部材の略軸線方向に沿った貫通形状に形成するから、主空気噴流口からの空気が旋回せずに速やかに噴流し、燃料との混合が遅れる。したがって、燃料の蒸発を十分に進ませてから燃焼させることが可能となり、保炎板への火炎の貼り付きが抑制されてNOxの生成量がより確実に減少する。
この発明によれば、外側から入り込む排ガスの流路が環状部材周りに形成され、排ガスがよりスムーズに循環し、排ガス再循環の効果が一層向上する。
ここで、環状部材は、噴霧燃料の外周縁が環状部材の内周面から外れない範囲に設けられていることが望ましい。この場合には、火炎形状や燃焼排ガスの流れ等が安定化されるため、例えばボイラの燃焼形式の違いなどの外部条件の影響を受けず、燃焼性を良好にすることができ、COや煤塵の発生をより一層抑制することができる。
したがって、低NOx化とともに、良好な燃焼性による低CO化、および低煤塵化を達成することができる。
特に、例えば本発明のバーナをωフロー形式や反転燃焼形式のボイラなどに適用する場合には、噴霧燃料が環状部材によって案内されるので、未燃燃料の排出が防止され、良好な燃焼性の確保とともに低CO化、低防煤塵化が促進される。
この発明によれば、循環通路が内筒部材の下流側端部よりも上流側に配置されているので、燃料噴霧ノズルの先端部近傍に効率よく排ガスが循環し、燃料噴霧ノズル先端部近傍での着火を抑制するとともに燃料の噴霧粒子の蒸発が促進され、主空気噴流口からの燃焼空気による排ガスと良好に混合することにより緩慢燃焼する。これにより、COおよび煤塵の発生が効果的に抑制される。
図1は、本発明の一実施形態に係るバーナ1を示す側断面図であり、図2はバーナ1の正面図である。ここで、図2は図1中のII-II線で示す矢視図であり、図1は図2中のI-I線で示す矢視図である。
これらの図1および図2において、バーナ1は、燃焼空気供給用の図示しないファンにウインドボックスAを介して取り付けられるものであって、当該ウインドボックスA側からボイラ等の燃焼室B側(図1中の右側)に延びる油供給ライン10と、この油供給ライン10の先端部に設けられた燃料噴霧ノズル10Aと、油供給ライン10(および燃料噴霧ノズル10A)の先端側を収容した内筒部材11と、内筒部材11の外周側に配置された外筒部材12と、外筒部材12の端面12Aよりも燃焼室B側に設置された環状部材としての燃焼コーン20とを備えている。
外筒部材12の下流側(燃焼室B側)の端面12Aには、内筒部材11の外周側に沿って内筒部材11の軸線Cを中心に直径D1の円周上に複数(本実施形態では八本)の空気ノズル13が互いにほぼ等間隔に設けられている。空気ノズル13の矩形断面において、対向する二辺は外筒部材12の径方向に沿って配置されている。これらの空気ノズル13は、断面矩形の筒状に形成されて外筒部材12の端面12Aから燃焼室Bの中心軸(内筒部材11の軸線C)に沿って、燃焼室B側に延出しており、その中空部分で外筒部材12内と燃焼室B内とを連通させている。
空気ノズル13の先端部分(燃焼室B側)には、開口部が設けられており、この開口部が主空気噴流口14とされている。この主空気噴流口14は、外筒部材12の端面12Aよりもボイラの燃焼室B側に位置しており、外筒部材12の内部を介して供給される燃焼空気が主空気噴流口14から燃焼室Bに向かって吹き出されるようになっている。
また、主空気噴流口14の下流近傍で燃焼が生じるが、燃焼時の排ガスは、隣接する空気ノズル13の間を通り、燃焼によって最も負圧になる中央側へと入り込んで戻る(排ガス再循環)。このため、バーナ1は、排ガス再循環燃焼方式(自己排ガス再循環法)の構造も有する。
また、内筒部材11において、保炎板15が設けられた側とは反対側の端部側面、つまりウインドボックスA側の端部側面には複数の小孔11Aが穿設されており、これら複数の小孔11Aの総開口面積をS1、外筒部材12の主空気噴流口14の総開口面積をS2とした時、S1/(S1+S2)は、0.3以下、好ましくは0.2以下、より好ましくは0.1以下に設定されている。
すなわち、総開口面積S1,S2による比を0.3以下に設定することで、副空気噴流口15Aから噴流する燃焼空気の量を抑え、これによってバーナ1では、外筒部材12の中央側の空気比を外周側の空気比よりも小さくし、いわゆる二段燃焼の効果が得られるようになっている。
この場合、本実施形態での主空気噴流口14での燃焼空気の流速が20〜40m/secであるのに対し、副空気噴流口15Aからの燃焼空気の流速は10〜20m/sec以下となる。
なお、総開口面積S1,S2による比を0.3を越えて設定すると、二段燃焼の効果が得られず、火炎が保炎板15に張り付いた状態で燃焼し易くなり、NOxの生成量が多くなる。
ここで、本実施形態において、燃焼コーン20の燃料噴霧ノズル10Aに対する位置は、噴霧された燃料の外周縁が燃焼コーン20の内周面から外れない範囲に設けられている。つまり、噴霧された燃料の外周縁が燃焼コーン20の内周面に交差する位置に配置されている。ここで、本実施形態において、燃焼コーン20の燃料噴霧ノズル10A側端縁は、噴霧された燃料の外周縁と燃焼コーン20の内周面との交差位置に対して、内筒部材11の軸線に沿った燃焼コーン20の長さ寸法L1の1/4だけ燃料噴霧ノズル10A側に設置されることが望ましい。
主空気噴流口14からの空気噴流量は、小孔11Aからの空気噴流量より多くなっているので、外筒部材12の外周側(空気ノズル13近傍)では、外筒部材12の中央側より空気比が高くなる。このため、外筒部材12の中央側が負圧となり、空気ノズル13から噴流された空気による燃焼後の排ガスは、隣接する空気ノズル13の間を通って外筒部材12の中央側、つまり燃料噴霧ノズル10A前方に再循環する。
燃焼コーン20は、燃料噴霧ノズル10Aから所定の角度(噴霧角)で噴霧された燃料を所定範囲内(燃焼コーン20の内径範囲内)に案内し、噴霧された燃料のさらなる拡散を防止する。
(1) 主空気噴流口14を有する空気ノズル13を燃料噴霧ノズル10Aおよび外筒部材12の下流側の端面12Aより下流側に突出させて複数設けているので、分割火炎燃焼および自己排ガス再循環燃焼の効果が得られ、燃焼温度を低減できる。したがって、NOxの発生量を減少できる。
また、空気ノズル13の先端側に、燃焼室Bの中心軸に対して所定角度θを有して傾斜する傾斜部131が形成されているので、空気ノズル13からの燃焼空気が外筒部材12の中央側に向かって供給され、良好な多段燃焼の効果が得られる。さらに、これらの空気ノズル13により、主空気噴流口14からの燃焼空気と、燃料噴霧ノズル10Aからの未燃燃料の噴霧粒子との混合を促進できる。同時に、空気ノズル13からの燃焼空気とともに燃焼排ガスも循環するので、燃料噴霧ノズル10Aからの未燃燃料の噴霧粒子の蒸発を促進でき、空気ノズル13からの燃焼空気による排ガスと良好に混合して緩慢燃焼する。これにより、CO、および煤塵の発生を効果的に抑制できる。
この際、ボイラの燃焼形式としては、燃焼室Bの他方側(バーナの反対側)に燃焼後の排ガスを排気する排気口が設けられた順流燃焼形式でもよく、また燃焼室Bの側方や一方側(バーナ側)に排気口が設けられた燃焼形式(例えば、ωフロー形式や反転燃焼形式等)でもよい。特に、ωフロー形式や反転燃焼形式のボイラの場合には、噴霧燃料のうちの外周縁の燃料が未燃焼のまま排気口から排出されて燃焼性が悪化する傾向にあるが、バーナ1を適用することで、燃焼コーン20によって未燃燃料の排出を防止することができ、良好な燃焼性を確保して低CO化、低煤塵化を図ることができる。
空気ノズルの本数は、任意に設定できる。つまり、例えば空気ノズル13を外筒部材12の端面12Aに七本以下、あるいは九本以上設けてもよい。
また空気ノズルの断面形状も、矩形に限らず、例えば三角形、円形、楕円形など、燃焼空気の噴流動作やバーナの使用条件、空気ノズルの製造性などを考慮して任意に設定してよい。
空気ノズルの配置は、周方向に等間隔に配置されているものに限らず、不等間隔に配置されているものや、周方向に沿って配置されていないものであってもよい。
さらに、空気ノズルは、外筒部材の端面から延出して、主空気噴流口が燃料噴霧ノズル先端部より下流側に配置されているものに限らず、例えば主空気噴流口が燃料噴霧ノズル先端部と略面一に配置されていてもよい。
また、傾斜部の形成位置は、空気ノズル断面において、外筒部材の接線方向で径方向外周側に形成されているものに限らず、例えば傾斜部が外筒部材の接線方向に対して所定角度傾斜していてもよい。この場合には、傾斜部は燃焼室の中心軸に対して傾斜を有する上にさらに外筒部材の接線方向に対しても傾斜を有するので、空気ノズルからの燃焼空気は、燃焼室の中心軸周りに旋回しながら、燃焼室の中心軸に向かって噴流し、燃料噴霧ノズルからの燃料と良好に混合される。このように、傾斜部の形成位置は、バーナの使用条件などに応じて適宜設定してよい。
内筒部材11外周と外筒部材12内周との間には、内筒部材11よりも大径の筒状部材16が設けられている。この筒状部材16は、内筒部材11と同心に配置され、軸線C方向の寸法が内筒部材11の軸線C方向の寸法とほぼ等しくなっている。筒状部材16は、ウインドボックスA側の端部が内筒部材11端部に固定されて閉口され、燃焼室B側の端部は外筒部材12の端面12Aを貫通して開口している。このような構造により、内筒部材11の外周面と、筒状部材16の内周面との間には、所定間隔tの間隙16Aが形成される。なお、内筒部材11の小孔11Aは、本実施形態では内筒部材11のウインドボックスA側端面に形成されている。
また、循環通路17の径寸法も、内筒部材11、外筒部材12、筒状部材16の径寸法、空気ノズル13から噴流する空気流量、燃料噴霧ノズル10Aから噴流する燃料流量などのバーナ1の使用条件を勘案して適宜設定され、例えば約10〜20mmに設定される。
内筒部材11の軸線Cに沿った循環通路17の配置は、内筒部材11の先端部近傍または、燃料噴霧ノズル10A近傍であることが望ましく、例えば内筒部材11の先端部から循環通路17の筒軸中心までの距離L2は、外筒部材12の直径D2の1/2以下、より好ましくは直径D2の1/4以下に設定されており、より具体的には例えばD2=216mmの場合にL2=53mmに設定されている。または、循環通路17は、燃料噴霧ノズル10Aより所定距離だけ上流側に配置されるように設定されてもよい。
このとき、循環通路17が内筒部材11の先端部よりも上流側で油供給ライン10の先端部近傍に配置されているので、燃料噴霧ノズル10A近傍に効率よく排ガスが循環し、燃料噴霧ノズル10A近傍での着火を抑制できる。また、これにより燃料の噴霧粒子の蒸発が促進され、主空気噴流口14からの燃焼空気による排ガスと良好に混合することにより緩慢燃焼するので、COおよび煤塵の発生を効果的に、大幅に抑制でき、近年の低NOx燃焼の要請を十分に満足させることができる。
また、従来のバーナでは困難であった領域の低O2燃焼により、省エネルギ化を促進できる。そして、例えばこのバーナ1をボイラに使用する場合などでは、高能力送風機や、水、蒸気の吹き込み装置等が不要となるから、ボイラのコンパクト化、低コスト化を促進できる。
また、循環通路の内筒部材または外筒部材の周方向に対する配置は、外筒部材の周方向に等間隔に配置されているものに限らず、例えば隣接する空気ノズルの間に不等間隔に配置されていてもよい。さらに、循環通路の形状は、円筒状に限らず、例えば三角筒状、四角筒状など、筒状に形成されていれば断面構造は任意である。
また、保炎板は、必ずしも設けられていなくてもよい。
環状部材の設置位置は、空気ノズルの先端部から所定距離離間しているものに限らず、例えば空気ノズルの周方向を一部覆うように配置されていてもよい。また、環状部材の径寸法は、外筒部材の外径に等しいものに限らず、例えば本発明では空気ノズルに傾斜部が形成されているので、環状部材の径寸法が外筒部材の外径よりも小さく設定されている場合でも、複数の主空気噴流口の傾斜部外周を覆うように設定されていれば、燃焼空気を環状部材内に案内することができる。
また、環状部材は、必ずしも設けられていなくても本発明の目的を達成できる。
燃料は、灯油やA重油など、用途に応じて任意に選択できる。
このことより、傾斜部131を設けることにより、NOxの発生量を抑制できることが確認された。
このことより、燃料噴霧ノズル10Aが一本の場合でも、傾斜部131を設けることにより、NOxの発生量を抑制できることが確認された。
このことより、S1/(S1+S2)を0.3以下に設定することでNOxの発生量を確実に抑制できることが確認された。
10…油供給ライン
10A…燃料噴霧ノズル
11…内筒部材
11A…小孔
12…外筒部材
13…空気ノズル
14…主空気噴流口
15…保炎板
15A…副空気噴流口
16…筒状部材
17…循環通路
20…燃焼コーン(環状部材)
131…傾斜部
Claims (6)
- 燃焼室に向かって燃料を噴霧する燃料噴霧ノズルと、前記燃焼室に向かって開口部を有し、前記燃料噴霧ノズルの先端側が収容される内筒部材と、この内筒部材の外周側に配置された外筒部材とを備え、
前記外筒部材の下流側端面には、さらに下流側に延出した空気ノズルが前記端面の周方向に間隔を空けて複数設けられ、
これらの空気ノズルの下流端側に、前記燃焼室に燃焼空気を噴流する主空気噴流口が形成されたバーナにおいて、
前記空気ノズル先端側には、前記外筒部材の径方向外側部分に、前記燃焼室の中心軸に向かって傾斜する傾斜部が形成されている
ことを特徴とするバーナ。 - 請求項1に記載のバーナにおいて、
前記傾斜部は、前記燃焼室の中心軸に対して所定角度を有しており、
前記所定角度は、5°〜90°である
ことを特徴とするバーナ。 - 請求項1または請求項2に記載のバーナにおいて、
前記内筒部材には、燃焼空気の一部が流入可能な小孔が形成され、
前記小孔の総開口面積をS1、前記外筒部材の主空気噴流口の総開口面積をS2とした時、S1/(S1+S2)は、0.3以下である
ことを特徴とするバーナ。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のバーナにおいて、
前記内筒部材の開口部内に設けられた保炎板を備え、
この保炎板には、前記内筒部材の略軸線方向に沿って貫通した複数の副空気噴流口が設けられている
ことを特徴とするバーナ。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のバーナにおいて、
前記燃料噴霧ノズルの噴霧口より下流側で、かつ前記外筒部材の下流側端面より下流側には、前記内筒部材の軸線を中心とする環状部材が設けられている
ことを特徴とするバーナ。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のバーナにおいて、
前記内筒部材の下流側端部より上流側に配置された燃焼排ガスの循環通路を備えた
ことを特徴とするバーナ。
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