JP2005114000A - 内燃機関の振動低減装置 - Google Patents

内燃機関の振動低減装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005114000A
JP2005114000A JP2003347753A JP2003347753A JP2005114000A JP 2005114000 A JP2005114000 A JP 2005114000A JP 2003347753 A JP2003347753 A JP 2003347753A JP 2003347753 A JP2003347753 A JP 2003347753A JP 2005114000 A JP2005114000 A JP 2005114000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal combustion
combustion engine
rotation
vibration
mass body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003347753A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4254466B2 (ja
Inventor
Yasuyuki Asahara
康之 浅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2003347753A priority Critical patent/JP4254466B2/ja
Publication of JP2005114000A publication Critical patent/JP2005114000A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4254466B2 publication Critical patent/JP4254466B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

【課題】 効果的に内燃機関の振動低減を図る。
【解決手段】 主慣性質量体として作用する内燃機関回転軸の回転駆動力を伝える駆動力伝達機構と、前記駆動力伝達機構により回転させられて慣性力を生じる副慣性質量体とを備え、且つ、前記駆動力伝達機構に弾性体を持たせて振動系を形成し、内燃機関のロール振動に対するこの振動系の反共振の周波数を、前記内燃機関の運転状態のうち、略一定回転で運転される所定運転状態での内燃機関回転軸の回転周波数をn/2(n=自然数)倍した周波数のうちのいずれかの周波数と略一致させることにより、振動を低減させている内燃機関の振動低減機構において、前記副慣性質量体が内燃機関回転軸の回転に対して減速されており、かつその回転方向が内燃機関回転軸の回転方向と同一方向である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の振動低減装置に関する。
特許文献1には、フライホイールと結合されたクランクシャフトの回転駆動力を伝える駆動力伝達機構と、この駆動力伝達機構により回転させられて慣性力を生じる副慣性質量体とを備え、且つ、駆動力伝達機構に弾性体を持たせて振動系を形成し、この振動系の反共振の周波数を、内燃機関の運転状態のうち、略一定回転で運転される運転状態でのクランクシャフトの回転周波数をn/2(n=自然数)倍した周波数のうちのいずれかの周波数と略一致させることにより、その運転状態での内燃機関の振動を低減するようにしたものが開示されている。
特開平11−325186号公報(第2頁)。
しかしながら、この特許文献1においては、反共振の周波数近傍では大きな振動低減効果が得られるものの、反共振より少し高い周波数にある共振周波数近傍では逆に振動が悪化してしまう虞がある。
また、実際の運転領域の大部分にはこの共振付近は含まれず、大きな問題とはならないものの、短時間ではあるが過渡的に共振を通過するときに振動悪化がおこる虞がある。
本発明に係る内燃機関の振動低減装置は、主慣性質量体として作用する内燃機関回転軸の回転駆動力を伝える駆動力伝達機構と、前記駆動力伝達機構により回転させられて慣性力を生じる副慣性質量体とを備え、前記駆動力伝達機構に弾性体を持たせて振動系を形成すると共に、前記副慣性質量体が内燃機関回転軸の回転に対して減速されており、かつその回転方向が内燃機関回転軸の回転方向と同一方向であることを特徴としている。
本発明によれば、振動系の反共振を共振よりも高い周波数にすることができるので、反共振より高い周波数では共振の影響を受けずエンジンロール振動の悪化が起こらないようにすることができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、自動車用エンジン1は手動変速機2と組み合わされている。エンジン1のクランク軸3後端にはフライホイール4が取り付けられ、ここからクラッチ5を介して手動変速機に駆動力を伝達している。ここでフライホイール4は大部分の慣性モーメントをもつマス部6とそれを保持するプレート部7に分割されており、これらの間は回転方向に沿って弾性変形可能となるよう配設された弾性体としてのコイルスプリング8を介して結合されている。またプレート部7は遊星歯車からなる減速機9を介して内燃機関回転軸としてのクランク軸3と結合されている。この遊星歯車は外周部のインターナルギア10がエンジン1のシリンダブロック11に固定されており、クランク軸3がサンギア12に、プレート部7がプラネタリギア13を保持するキャリア14に結合され、プレート部7はクランク軸3の回転に対して同一方向に回転しながら減速されて回転するようになっている。またクラッチ結合面15はフライホイール4のマス部6に設けられている。
このように、クランク軸3とプレート部7からなる主慣性質量体と、フライホイール4のマス部6からなる副慣性質量体をコイルスプリング8によるバネで結合した振動系を構成すると、その振動系の共振周波数近傍には振動が小さくなる反共振があらわれる。アイドル振動の主入力であるエンジンロール振動に対する反共振周波数と、アイドル運転時の回転基本次数(=[気筒数/2]次)の周波数が略一致するようにバネ定数、慣性モーメント、回転速度比(減速比)を設定することにより、大きなアイドル振動低減効果が得られる。ここで、この振動系の共振周波数f0、反共振周波数f1は減衰を無視した場合次式で表される。
(数1)
0=1/(2π)√{K(I1+ρ22)/(I12)} …(1)
(数2)
1=1/(2π)√{K(I1+ρI2)/(I12)} …(2)
ここで、I1は主慣性質量体慣性モーメント、I2は副慣性質量体慣性モーメント、Kはコイルスプリング8の回転バネ定数である。また、ρは主慣性質量体に対する副慣性質量体回転速度比であり、同一回転方向の場合、ρ>0、逆回転の場合、ρ<0となる。
上記各式より、副慣性質量体が主慣性質量体に対して増速されていたり、逆方向に回転していた場合には、図2に点線で示すように、共振は反共振より高い周波数にあらわれ、アイドル運転から走り出すときや、冷機時等のアイドル回転が高いときに共振領域を使用することにより振動が悪化してしまうことがある。しかし本実施例のように副慣性質量体を主慣性質量体に対して減速して同一方向に回転させた場合には、図2の実線で示すように、共振は反共振より低い周波数にあらわれる。そのためアイドル回転以上のエンジン1の実使用領域には共振が存在せず、共振による振動悪化は起こらない。
また、上述した特許文献1のように補機回転部を副慣性質量体として使用した場合、等価慣性モーメントとしては元々小さい慣性モーメントに速度比(<1)の2乗がかかり更に小さくなるため、フライホイールに対して慣性モーメントが小さくなりあまり大きな振動低減効果が得られない。しかし、本実施例のように最も大きな慣性モーメントを持つフライホイール4を副慣性質量体として用いることにより大きな振動低減効果が得られる。
そして、クラッチ結合面15が副慣性質量体であるフライホイール4のマス部6にあるため、エンジン1の駆動力はコイルスプリング8及び副慣性質量体を介して手動変速機2に伝達され、図3に示すように、アイドル近傍では共振の影響が残り悪化するものの、その防振効果により回転数が上がると回転速度変動伝達を低減することができる。
尚、共振周波数を反共振周波数より低い周波数とすることは、次式(3)の条件を満たすことにほかならない。
(数3)
0/f1<1 …(3)
この(3)式を上述した式(1)及び式(2)を用いて展開すれと次式(4)のようになる。
(数4)
0/f1=√((I1+ρ22)/(I1+ρI2))<1 …(4)
従って、この式(4)を更に展開したのが次式(5)である。
(数5)
1+ρ22<I1+ρI2 …(5)
そして、この式(5)より次式(6)が導かれる。
(数6)
ρI2(ρ−1)<0 …(6)
この式(6)を満たすためには、ρは次式(7)の条件を満たすことになる。
(数7)
0<ρ<1 …(7)
ここで0<ρはエンジンと同一回転であることを示し、ρ<1は減速を示す。すなわち、副慣性質量体がエンジンと同一方向の回転であり、かつクランク軸3に対して減速されていることが要件となる。
次に本発明の第2実施例について説明する。尚、上述した第1実施例と同一構成の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
この第2実施例は、図4に示すように、上述した第1実施例に対して副慣性質量体であるフライホイール20のマス部21をエンジン1側に移動し、フライホール20のプレート部22でクラッチ5と結合するようにしたものである。
このようにした場合でも、エンジンロール振動に対しては、上述した第1実施例と同様の効果をもつ。手動変速機2に対する回転速度変動伝達に関しては、コイルスプリング8、副慣性質量体を介さずに伝達されるため、図3に示すように、上述した第1実施例のような高回転での防振効果は得られないものの、アイドル近傍での悪化はほとんど無く、アイドルからそれ以上の回転にわたって、通常のエンジンとほぼ同等か小さい回転速度変動伝達とすることができる。これは共振時に最も大きく振動する副慣性質量体からの伝達でないため共振の影響が小さいことと、通常のエンジンと同等の慣性モーメントのフライホイールとした場合、副慣性質量体を減速させることによるエンジン回転部等価慣性モーメントの減少により回転速度変動が悪化するが、これを減速機9により減速された分の回転速度変動低減効果が補ったためである。
このように第2実施例ではアイドル運転でのエンジンロール振動を低減しながら、同等の回転速度変動伝達を得つつ、エンジン回転部の等価慣性モーメントが小さいため、車両の加速性が向上し、同時に燃費を向上させることができる。
次に、本発明の第3実施例について説明する。
この第3実施例は、図5に示すように、エンジン30は自動変速機31と組み合わされている。エンジン30のクランク軸32後端にはドライブプレート33を介して大きな慣性モーメントを持つトルクコンバーター34が取り付けられ、このトルクコンバータ34内部の流体を介して自動変速機31に駆動力を伝達している。ここでドライブプレート33は入力部35と出力部36に2分割されており、これらの間は回転方向に沿って弾性変形可能となるよう配設された弾性体としてのコイルスプリング37を介して結合されている。
また入力部35は、上述した第1実施例と同様に遊星歯車からなる減速機38を介して内燃機関回転軸としてのクランク軸32と結合され、クランク軸32の回転に対して同一方向に回転しながら減速されて回転するようになっている。
ここで、減速機38は、インターナルギア39、サンギア40、プラネタリギア41、キャリア42から構成され、インターナルギア39はエンジン30のシリンダブロック43に固定され、サンギア40はクランク軸32に結合され、プラネタリギア41を保持するキャリア42は入力部35に結合されている。
このようにすることにより、クランク軸32とドライブプレート33の入力部35からなる主慣性質量体と、ドライブプレート33の出力部36とトルクコンバーター34からなる副慣性質量体をコイルスプリング37によるバネで結合した振動系を構成し、上述した第1実施例と同様にエンジンロール振動に対する反共振周波数と、アイドル運転時の回転基本次数が略一致するようにバネ定数、慣性モーメント、回転速度比(減速比)を設定することにより、自動変速機31との組み合わせにおいても大きなアイドル振動低減効果が得られる。ここでトルクコンバーター34での回転速度変動に関しては、図6に示すように、上述した第1実施例と同様にアイドルで共振の影響による悪化が起こるが、トルクコンバーター34の場合、流体を介してこれが伝達され、ここで回転速度変動は大きく減衰するため、自動変速機31へ伝達される回転速度変動としては問題とならない。またトルクコンバーター34での流体伝達による損失を防止するため、走行中で例えば1500rpm以上の低負荷の場合等にロックアップ運転を行うが、このときには流体を介さず回転速度変動が伝達されるため、そのレベルが大きいと問題となることがある。しかし本実施例の場合には、このような回転領域では回転がバネを介して伝達されることによる防振効果により、回転速度変動が大きく低減されており、ロックアップ時の振動問題も起こらない。
また、上述した第2実施例と同様に、大きな慣性モーメントを持つトルクコンバーター34を減速して使用するため、エンジン回転部の等価慣性モーメントが小さくなり、加速性、燃費が向上する。
上述した各実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) 内燃機関の振動低減装置は、主慣性質量体として作用する内燃機関回転軸の回転駆動力を伝える駆動力伝達機構と、前記駆動力伝達機構により回転させられて慣性力を生じる副慣性質量体とを備え、且つ、前記駆動力伝達機構に弾性体を持たせて振動系を形成し、内燃機関のロール振動に対するこの振動系の反共振の周波数を、前記内燃機関の運転状態のうち、略一定回転で運転される所定運転状態での内燃機関回転軸の回転周波数をn/2(n=自然数)倍した周波数のうちのいずれかの周波数と略一致させることにより、振動を低減させている内燃機関の振動低減機構において、前記副慣性質量体が内燃機関回転軸の回転に対して減速されており、かつその回転方向が内燃機関回転軸の回転方向と同一方向である。これによって、振動系の反共振を共振より高い周波数にすることができるので、反共振より高い周波数では共振の影響を受けずエンジンロール振動の悪化が起こらないようにすることができる。
(2) 前記(1)に記載の構成において、前記所定運転状態は、アイドル運転状態である。これによって、アイドル運転時の回転次数成分のうちのいずれかの周波数を反共振周波数に合わせることにより、アイドルで反共振によるエンジンロール振動の回転次数成分の低減効果を得ながら、アイドル回転以上の内燃機関の実使用領域で共振による回転次数成分の悪化が起こらないようにすることができる。
(3) 前記(2)に記載の構成において、前記振動系の反共振の周波数は、内燃機関回転軸の回転周波数をm/2(m=気筒数)倍した周波数と略一致する。これによって、アイドル運転時の回転基本次数の周波数成分を反共振周波数に合わせることにより、最もレベルの大きい回転基本次数に関してアイドル運転時に反共振のエンジンロール振動低減効果を得ながら、アイドル回転以上の内燃機関の実使用領域で共振による回転基本次数成分の悪化が起こらないようにすることができる。
(4) 前記(1)〜(3)のいずれかに記載の構成において、内燃機関回転軸と変速機との結合にクラッチ及びフライホイールが用いられ、フライホイールの一部もしくは全部と内燃機関回転軸との間に減速機を設けることによりフライホイールは内燃機関回転軸に対して減速され、かつこのフライホイールの回転方向が内燃機関回転軸と同一方向となっていると共に、フライホイールの一部もしくは全部と内燃機関回転軸との間に弾性体を設けることによりフライホイールの一部もしくは全部を前記副慣性質量体とした振動系を構成している。これによって、手動変速機のようなクラッチと、フライホイールを用いる変速機とを組み合わせた場合に、最も大きな慣性モーメントを持つフライホイールを副慣性質量体として用いることにより、反共振での大きなエンジンロール振動低減効果を得ることができる。
(5) 前記(4)に記載の構成において、前記クラッチが結合する部位と内燃機関回転軸との間に減速機が設けられている。これによって、減速機で減速された回転を変速機に伝達することにより、伝達される回転速度変動を低減することができる。
(6) 前記(5)に記載の構成において、前記クラッチが結合する部位と前記副慣性質量体との間に弾性体が設けられている。これによって、反共振近傍で大きく振動している副慣性質量体ではなく、弾性体と減速機の間から変速機に回転伝達することにより、反共振近傍での回転速度変動の悪化を防止することができる。
(7) 前記(1)〜(3)のいずれかに記載の構成において、内燃機関回転軸と変速機との結合にトルクコンバーターが用いられ、トルクコンバーターと内燃機関回転軸との間に減速機を設けることによりトルクコンバーターは内燃機関回転軸に対して減速され、かつこのトルクコンバータの回転方向が内燃機関回転軸と同一方向となっていると共に、トルクコンバーターと内燃機関回転軸との間に弾性体を設けることによりトルクコンバーターを前記副慣性質量体とした振動系を構成している。これによって、自動変速機のようなトルクコンバーターを用いる変速機と組み合わせた場合に、最も大きな慣性モーメントを持つトルクコンバーターを副慣性質量体として用いることにより、反共振での大きなエンジンロール振動低減効果を得ることができる。
本発明に係る内燃機関の振動低減装置の第1実施例を示す説明図。 ロール振動に対する効果を示す特性線図。 回転速度変動に対する効果を示す特性線図。 本発明に係る内燃機関の振動低減装置の第2実施例を示す説明図。 本発明に係る内燃機関の振動低減装置の第3実施例を示す説明図。 本発明に係る内燃機関の振動低減装置の第3実施例における回転速度変動に対する効果を示す特性線図。
符号の説明
1…エンジン
2…手動変速機
3…クランク軸
4…フライホイール
5…クラッチ
6…マス部
7…プレート部
8…コイルスプリング
9…減速機

Claims (7)

  1. 主慣性質量体として作用する内燃機関回転軸の回転駆動力を伝える駆動力伝達機構と、前記駆動力伝達機構により回転させられて慣性力を生じる副慣性質量体とを備え、且つ、前記駆動力伝達機構に弾性体を持たせて振動系を形成し、内燃機関のロール振動に対するこの振動系の反共振の周波数を、前記内燃機関の運転状態のうち、略一定回転で運転される所定運転状態での内燃機関回転軸の回転周波数をn/2(n=自然数)倍した周波数のうちのいずれかの周波数と略一致させることにより、振動を低減させている内燃機関の振動低減機構において、
    前記副慣性質量体が内燃機関回転軸の回転に対して減速されており、かつその回転方向が内燃機関回転軸の回転方向と同一方向であることを特徴とする内燃機関の振動低減装置。
  2. 前記所定運転状態は、アイドル運転状態であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の振動低減装置。
  3. 前記振動系の反共振の周波数は、内燃機関回転軸の回転周波数をm/2(m=気筒数)倍した周波数と略一致することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の振動低減装置。
  4. 内燃機関回転軸と変速機との結合にクラッチ及びフライホイールが用いられ、フライホイールの一部もしくは全部と内燃機関回転軸との間に減速機を設けることによりフライホイールは内燃機関回転軸に対して減速され、かつこのフライホイールの回転方向が内燃機関回転軸と同一方向となっていると共に、フライホイールの一部もしくは全部と内燃機関回転軸との間に弾性体を設けることによりフライホイールの一部もしくは全部を前記副慣性質量体とした振動系を構成していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の振動低減装置。
  5. 前記クラッチが結合する部位と内燃機関回転軸との間に減速機が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の振動低減装置。
  6. 前記クラッチが結合する部位と前記副慣性質量体との間に弾性体が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の振動低減装置。
  7. 内燃機関回転軸と変速機との結合にトルクコンバーターが用いられ、トルクコンバーターと内燃機関回転軸との間に減速機を設けることによりトルクコンバーターは内燃機関回転軸に対して減速され、かつこのトルクコンバータの回転方向が内燃機関回転軸と同一方向となっていると共に、トルクコンバーターと内燃機関回転軸との間に弾性体を設けることによりトルクコンバーターを前記副慣性質量体とした振動系を構成していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに内燃機関の振動低減装置。
JP2003347753A 2003-10-07 2003-10-07 内燃機関の振動低減装置 Expired - Fee Related JP4254466B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003347753A JP4254466B2 (ja) 2003-10-07 2003-10-07 内燃機関の振動低減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003347753A JP4254466B2 (ja) 2003-10-07 2003-10-07 内燃機関の振動低減装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005114000A true JP2005114000A (ja) 2005-04-28
JP4254466B2 JP4254466B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=34540159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003347753A Expired - Fee Related JP4254466B2 (ja) 2003-10-07 2003-10-07 内燃機関の振動低減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4254466B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101382292B1 (ko) * 2012-09-21 2014-04-08 현대자동차(주) 플라이휠의 댐핑장치
JP2014516142A (ja) * 2011-05-31 2014-07-07 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 車両用の駆動システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014516142A (ja) * 2011-05-31 2014-07-07 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 車両用の駆動システム
KR101382292B1 (ko) * 2012-09-21 2014-04-08 현대자동차(주) 플라이휠의 댐핑장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4254466B2 (ja) 2009-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2685127B1 (en) Vibration damping device
JP2005003063A (ja) 内燃機関の振動低減装置
JP5792216B2 (ja) ダンパ装置
WO2012108357A1 (ja) ハイブリッド車両の駆動装置
JP5482966B2 (ja) ダイナミックダンパ装置
US6192851B1 (en) Vibration reducing system for internal combustion engine
JP2000085388A (ja) 動力車のための駆動装置
RU2560197C1 (ru) Устройство уменьшения вибраций транспортного средства
EP2631506B1 (en) Dynamic damper device
US20150090555A1 (en) Power transmission system
KR101338081B1 (ko) 엔진의 플라이휠
JPH1130292A (ja) フライホイール組立体、及びトルクコンバータ
WO2014162471A1 (ja) 内燃機関の停止制御装置
EP2636921B1 (en) Dynamic damper device
JPH0893878A (ja) 動力伝達機構
JP4254466B2 (ja) 内燃機関の振動低減装置
KR101371720B1 (ko) 토크컨버터
JP2005121147A (ja) 内燃機関の振動低減装置
JP2014177958A (ja) ダンパ装置
JP2002357246A (ja) 内燃機関のバランスシャフト機構
JP2005069240A (ja) 内燃機関の振動低減装置
US20210252961A1 (en) Power transmission device for hybrid vehicle
JP4129155B2 (ja) 内燃機関の始動用歯車伝動装置の防振構造
JP4161645B2 (ja) 内燃機関の振動低減装置
JP2000230430A (ja) 内燃機関の遊星歯車機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees