JP2005113864A - 往復動式冷媒圧縮機 - Google Patents

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Ko Inagaki
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Abstract

【課題】インバータ制御において、運転回転数の低下により回転体の回転慣性力が小さくなり、圧縮負荷を乗り切れず脱調停止する課題を有していた。
【解決手段】圧縮要素106にクランクシャフト107を挟んで一対の第1圧縮室119、第2圧縮室120と、前記第1圧縮室119、第2圧縮室120内で往復運動する一対のピストン112a,112bと、偏心部109と前記一対のピストン112a,112bと連結する連結手段とを備えることにより、圧縮要素106における冷媒ガス圧縮時に伴う負荷トルクの最大値を抑えることで脱調停止を避ける。
【選択図】図1

Description

本発明は主に家庭用の電気冷凍冷蔵庫に使用されるインバータ制御方式の往復動式冷媒圧縮機に関するものである。
近年、地球環境に対する要求はますます強まってきており、冷蔵庫やその他の冷凍サイクル装置等においても、消費電力量の低減が強く要望されている。特に、インバータ駆動回路により低速運転を行うことで消費電力量を低減する往復動式冷媒圧縮機においては、低速回転時での高効率化および安定した運転が課題になっている。
従来、この種の往復動式冷媒圧縮機として、低速運転時において安定した効率を得るためにオイルを安定して供給する改善をしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来に往復動式冷媒圧縮機を説明する。
図8は、特許文献1に記載された従来の往復動式冷媒圧縮機の側断面図を示したものである。
図8において、密閉容器1の底部にはオイル2を貯留している。電動要素3は固定子4および回転子5から構成され、圧縮要素6を駆動する。また、電動要素3は、インバータ駆動回路(図示せず)によって回転し、固定子4に突極集中巻の巻線を採用することで大幅にコイルエンドを減少させ、回転子5には磁石材を鉄心内に配置して小型で高効率を実現している。
次に圧縮要素6の詳細を以下に説明する。
クランクシャフト7は主軸部8及び偏心部9から構成されており、主軸部8はシリンダブロック10に軸支され、回転子5を固定し、下端にはオイル2に浸漬したオイルポンプ11が形成されている。ピストン12はシリンダブロック10のシリンダ13に往復自在に挿入されており、シリンダ13とバルブプレート14とともに圧縮室15を形成する。コネクティングロッド16は偏心部9とピストン12を連結している。また、バルブプレート14はシリンダヘッド17によりサクションマフラー18と共に、シリンダブロック10に固定されている。
以上のように構成された往復動式冷媒圧縮機について、以下にその動作を説明する。
電動要素3に通電されると、固定子4に発生する磁界により回転子5は、クランクシャフト7を回転させる。主軸部8の回転により偏心部9の偏心運動がコネクティングロッド16を介してピストン12に伝えられる。ピストン12はシリンダ13内で往復動し、密閉容器1内の冷媒ガスを、サクションマフラー18の開口部から圧縮室15内へ導入し、連続して圧縮する。圧縮された冷媒ガスは、吐出管(図示せず)を経由して密閉容器1外の既知の冷凍サイクル(図示せず)へ送出される。
インバータ駆動回路(図示せず)は、回転子5の回転を検出し、所定の回転数になるように出力を調整しながら、電動要素3を駆動する。通常、インバータ駆動回路の出力は一回転中で一定であるが、電動要素3が駆動する負荷トルクは一回転中で変動し、圧縮時に大きく、吸入時には小さくなる。この結果、回転子5の回転速度も一回転中で変化するが、商用周波数近傍では回転子5やクランクシャフト7の回転慣性力が大きく、回転速度の絶対値に比べ変動量が小さいため、負荷トルクの変動が問題になることは少なかった。
特開2003−65236号公報
しかしながら、上記従来の構成では、運転回転数が小さくなると、回転子5やクランクシャフト7の回転慣性力が小さくなるため、回転子5の回転速度の変動も大きくなる。この現象は、20Hz以下といった非常に低い周波数では特に顕著となり、圧縮時に回転子5の回転速度が大幅に低下し、負荷を乗り切れずに電動要素が脱調することで圧縮機が停止する可能性があるという課題を有していた。これらの課題は、特に冷蔵庫の消費電力量を低減する手段として、20Hz以下といったより低い運転回転数を用い、広範囲の冷凍能力に対応する圧縮機を実現するための障壁となっていた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、運転回転数を広範囲に設定した圧縮機の安定運転を実現することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の往復動式冷媒圧縮機は、密閉容器内に商用電源周波数未満の回転数を含む回転数でインバータ駆動される電動要素と、電動要素によって駆動される圧縮要素とを収容し、一対の圧縮室を形成するシリンダブロックと、圧縮室内で往復運動する一対のピストンとを備えたもので、電動要素の1回転において圧縮機構が2回圧縮を行うので冷媒ガスの吸入、圧縮および吐出の過程に伴う負荷トルクの最大値が低く抑えられるため、圧縮負荷を乗り切り易くなり、脱調停止を起こしにくくなるという作用を有する。
本発明の往復動式冷媒圧縮機は、安定運転を可能とすることができる。
請求項1に記載の発明は、密閉容器内に商用電源周波数未満の回転数を含む回転数でインバータ駆動される電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素とを収容し、前記圧縮要素は主軸部及び前記主軸部に偏心して連結されたひとつの偏心部とを有する
クランクシャフトと、前記クランクシャフトを挟んで一対の圧縮室を形成するシリンダブロックと、前記圧縮室内で往復運動する一対のピストンと、前記偏心部と前記一対のピストンと連結する連結手段とを備えたもので、電動要素の1回転において圧縮機構が2回圧縮を行うことにより、冷媒ガスの吸入、圧縮および吐出の過程に伴う負荷トルクの最大値を抑えることとなり、圧縮機の圧縮負荷を減らし、脱調停止しにくく、安定運転を可能とすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、20r/sec以下の運転周波数を含むもので、特に回転慣性力が小さくなり電動要素への負担が大きくなる超低速運転において、負荷トルクの最大値を低減することとなり、請求項1に記載の発明の効果に加えて、脱調停止の防止と入力を低減することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の発明に、電動要素を形成する固定子に突極集中巻の巻線を採用し、回転子は希土類からなる磁石材を鉄心内に配置してなるもので、請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、電動要素の小型化に伴って回転慣性力が小さくなり電動要素への負担が大きくなるにもかかわらず、負荷トルクの最大値を低減し安定した運転を得ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明に、圧縮する冷媒ガスがR600aなどの炭化水素系冷媒であるので、必要気筒容積が増大しても、圧縮機構における1気筒あたりの気筒容積を小さくできるため、冷媒の吸入および吐出がスムーズになり、請求項1から3に記載の発明の効果に加えて、圧縮効率を向上することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明に、最低回転数に対する最高回転数の比が3以上であるので、低負荷な運転条件においては超低速運転することにより入力を低減するとともに、高負荷な運転条件では高速運転することとなり、請求項1から4に記載の発明の効果に加えて、高い冷凍能力を確保することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明に、連結手段をコネクティングロッド方式とした往復動式冷媒圧縮機であるので、クランクシャフトの運動をピストンにスムーズに伝えることとなり、請求項1から5の発明の効果に加えて、クランクシャフトの運動をピストンに効率よく伝えることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明に、連結手段をスコッチヨーク方式とした往復動式冷媒圧縮機であるので、2つのピストンが同じ連結手段を共有することができ、請求項1から5の発明の効果に加えて、安価な往復動式冷媒圧縮機を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による往復動式冷媒圧縮機の縦断面図である。図2は、同実施の形態の上面図である。図3は、本発明のピストン変位を示す特性図である。図4は本発明の圧縮要素の圧力を示す特性図である。図5は本発明の圧縮室内の負荷トルクを示す特性図である。
図1および図2において、密閉容器101内にはオイル102を貯留するとともに、例えばR600aなどの炭化水素系の冷媒を充填している。
圧縮要素106は、シリンダブロック110やクランクシャフト107、2つのサクションマフラー118a,118b、ピストン112a,112bなどから構成される。
シリンダブロック110は軸が水平方向のシリンダ113a,113bを有し、往復自在にピストン112a,112bが挿入されることで、クランクシャフト107をはさんで180度対向する位置に一対の第1圧縮室119、第2圧縮室120を形成する。クランクシャフト107は、主軸部108がシリンダブロック110に軸支されるとともに、偏心部109がコネクティングロッド116a,116bにより、それぞれピストン112a,112bと連結されている。
コネクティングロッド116a,116bはそれぞれ偏心部109に対して二重にかつ回転自在に嵌め合う形になっており、内側大端121と外側大端122をおのおの構成している。またピストン112a,112bとはコネクティングロッド116a,116bの小端部123a,123bがおのおのピストンピン124a、124bを介して連結されている。
電動要素103は、シリンダブロック110の下方に固定され、インバータ駆動回路(図示せず)とつながっている突極集中巻の巻線を採用した固定子104と、例えばネオジウム等の希土類からなる磁石材を鉄心内に配置し主軸部108に固定された回転子105から構成される。その結果、電動要素103は高効率化、小型化され、特に積圧が低くなっており、回転子105の回転慣性力は小さくなっている。
電動要素103はインバータ駆動により最低回転数が15r/secで、最高回転数を75r/secとし、運転周波数比を5倍とした広範囲な運転を行うよう設定されている。
以上のように構成された往復動式冷媒圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
上記インバータ駆動回路より電動要素103に通電されると、固定子104に発生する磁界により回転子105はクランクシャフト107とともに回転する。主軸部108の回転に伴い偏心部109は偏心回転し、この偏心運動はコネクティングロッド116a,116bを介して往復運動に変換され、ピストンピン124a、124bを介してそれぞれピストン112a,112bをシリンダ113a,113b内で往復運動させることで密閉容器101内の冷媒ガスを第1圧縮室119、第2圧縮室120内に吸入し、圧縮する所定の圧縮動作を行う。
各ピストン112a,112bの往復動に伴う吸入行程において、密閉容器101内の冷媒ガスはそれぞれのサクションマフラー118a,118bを介して第1圧縮室119、第2圧縮室120内に吸入され、圧縮された後、吐出配管(図示せず)を経由して密閉容器101外の既知の冷凍サイクル(図示せず)へ送られる。
また、オイル102はクランクシャフト107の下端部から吸い上げられ、クランクシャフト107の各摺動部とピストン112a,112bと第1圧縮室119、第2圧縮室120の摺動部やコネクティングロッド116a,116bの摺動部を潤滑する。
次に、図3、図4および図5により、一連の圧縮機の動作における回転子105と負荷トルクによる回転子105の回転速度変動の軽減について説明する。
図3は、それぞれのピストン112a,112bの上死点からの変位を示している。第1圧縮室119が上死点の時には、第2圧縮室120は下死点となり、逆に第1圧縮室119が下死点の時には第2圧縮室120は上死点となるように、交互に圧縮を行っている。また、従来と同じ能力を得るために、圧縮室が2つあるので、同じピストン径を用いた場合にはピストンの変位は半分になる。
従って、片方のピストン112aが上死点にある時、もう片方のピストン112bは下死点にあるので、図4のように、従来と同じ圧力をそれぞれのピストン112a,112bで2回得ることができる。その結果、図5のように、インバータ駆動回路による運転回転数の変動によって発生するガス圧縮と慣性力に起因する負荷トルクの変動も2回発生することになるが、負荷トルクの最大値が従来の約半分に抑えられる。
その結果、回転数が例えば15r/secといった超低回転運転において、回転子105およびクランクシャフト107を含む回転の慣性力が極めて小さく、フライホイール効果が少なくなっているにもかかわらず、負荷変動が激減していることで負荷を乗り切り易くなり、また回転子105の回転速度の変動が小さくなっている。すなわち、電動要素103の小型化に伴って回転慣性力が小さくなり電動要素103への負担が大きくなるにもかかわらず、負荷トルクの最大値が低減しているために安定した運転を得ることができる。
この結果、電動要素103が脱調しにくく、安定して回転することができる。また15r/secといった超低回転運転においては、脱調まで至らないでも、固定子104の作る回転磁界に対する回転子105の遅れによって生ずる過電流を制御側が感知し、停止命令を出すことによる圧縮機の停止が発生しやすかったが、こうした現象もほとんど起こらなくなった。
一方で、超低速運転が可能になることで低入力運転が実現でき、高い省エネ効果が得られる。
すなわち本実施の形態では、低い方の回転数を15r/secまで下げることができたため、従来から実施されていた75r/secとの回転数比は5と、きわめて広くすることができる。
一方、近年の家庭用冷凍冷蔵庫は断熱性能が格段に向上しており、安定運転時と負荷投入時との必要冷凍能力の比が大きくなってきているが、往復動式冷媒圧縮機の冷凍能力はおおむね電動要素103の回転数に比例するため、本実施の形態によればこうした必要冷凍能力の比の拡大に対応することができ、先に述べたようにきわめて高い省エネ効果が得られるものである。
さらに、本実施の形態では、固定子104に突極集中巻の巻線を採用し、回転子105の鉄心内には希土類からなる磁気力の大きな磁石材を用いたので磁気特性が改善されることとなり、電動要素103の小型化や効率の向上が図ることができる。
また、本実施の形態では、冷媒ガスに環境負荷の低いR600aを用いているが、R600aはR134aといったHFC冷媒に対して単位流量あたりの冷凍能力が低く、気筒容積を相対的に大きくする必要があるが、本実施の形態によれば、第1圧縮室119、第2圧縮室120おのおの1気筒あたりの気筒容積を約半分にできるので、冷媒の吸入および吐出がスムーズになり、圧縮効率を向上することができるため、特にR600aに対して好適である。
なお、本実施の形態の往復動式冷媒圧縮機では、圧縮要素106の連結手段を、ピストンピン124a,124bを用いたコネクティングロッド方式としているが、本発明はこれに限定されることなく、コネクティングロッドのピストン側連結部に球部を形成し、それに対しピストン112a,112b内部には球受部を形成し、互いに掛合することで連結されるボールジョイント式の連結手段としても同様の効果を得られる。なお、連結手段がボールジョイント方式の場合、球部と球受部は、連結手段およびピストン112a,112bに対して互いに逆の構成であっても同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2による往復動式冷媒圧縮機の側断面図である。図7は、本発明の実施の形態2による往復動式冷媒圧縮機の上面図である。
以下、図6および図7に基づいて本実施の形態について説明する。なお、実施の形態1と同一構成については同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
圧縮要素206は、シリンダブロック110やクランクシャフト207、2つのサクションマフラー118a,118b、十字ピストン224などから構成され、スコッチヨーク方式の機構を形成しいている。
クランクシャフト207は、主軸部208と偏心部209から形成される。
シリンダブロック110はクランクシャフト207をはさんで180度対向する位置に軸が水平方向の一対のシリンダ113a,113bを有するとともに、主軸部208を軸支している。
スライダー225は円柱形を成し、十字ピストン224の中央部の管部224a内に往復自在に組み込まれ、偏心部209に回転自在に連結されている。
十字ピストン224は一対のシリンダ113a,113bに往復自在に挿入されることで第1圧縮室219、第2圧縮室220を形成する。
以上のように構成された往復動式冷媒圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
上記インバータ駆動回路より電動要素103に通電されると、固定子104に発生する磁界により回転子105はクランクシャフト207とともに回転する。主軸部208の回転に伴い偏心部209の偏心運動は、偏心部209に連結されたスライダー225により回転運動がシリンダ113a,113b内の十字ピストン224の往復運動に変換され、密閉容器101内の冷媒ガスを第1圧縮室219、第2圧縮室220内に導入して圧縮する所定の圧縮動作を行う。
十字ピストン224の往復動に伴う吸入行程において、密閉容器101内の冷媒ガスはそれぞれのサクションマフラー118a,118bを介して第1圧縮室219、第2圧縮室220内に吸入され、圧縮された後、吐出配管(図示せず)を経由して密閉容器101外の既知の冷凍サイクル(図示せず)へ送られる。
また、オイル102はクランクシャフト207の下端部から吸い上げられ、クランクシャフト207の各摺動部と十字ピストン224と第1圧縮室219、第2圧縮室220の摺動部やスライダー225の摺動部を潤滑する。
以上のような本実施の形態における、一連の圧縮機の動作における回転子105と負荷トルクによる回転子105の回転速度低下軽減についての説明は実施の形態1と同様であるため省略する。
ここで、本実施の形態では、連結手段がスライダー225および十字ピストン224のみで構成されることとなり、圧縮機の部品点数が少なく、安価な圧縮機を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる往復動式冷媒圧縮機は、圧縮機の圧縮負荷を減らし、脱調しない安定運転が可能となるので、家庭用電気冷凍冷蔵庫に限らず、エアーコンディショナー、自動販売機やその他の冷凍サイクル装置等に使用されるインバータ制御方式の往復動式圧縮機に広く適用できる。
本発明の実施の形態1による往復動式冷媒圧縮機の側断面図 同実施の形態の往復動式冷媒圧縮機の上面図 本発明の往復動式冷媒圧縮機のピストン変位特性図 本発明の往復動式冷媒圧縮機の圧縮室内の圧力特性図 本発明の往復動式冷媒圧縮機の圧縮要素の負荷トルク特性図 本発明の実施の形態2による往復動式冷媒圧縮機の側断面図 同実施の形態の往復動式冷媒圧縮機の上面図 従来の往復動式冷媒圧縮機の側断面図
符号の説明
101 密閉容器
103 電動要素
105 回転子
106,206 圧縮要素
107,207 クランクシャフト
108,208 主軸部
109,209 偏心部
110 シリンダブロック
112a,112b,224 ピストン
116a,116b コネクティングロッド
119,219 第1圧縮室
120,220 第2圧縮室
224 十字ピストン
225 スライダー

Claims (7)

  1. 密閉容器内に商用電源周波数未満の回転数を含む回転数でインバータ駆動される電動要素と、前記電動要素によって駆動する圧縮要素とを収容し、前記圧縮要素は主軸部及び前記主軸部に偏心して連設されたひとつの偏心部とを有するクランクシャフトと、前記クランクシャフトを挟んで一対の圧縮室を形成するシリンダブロックと、前記圧縮室内で往復運動する一対のピストンと、前記偏心部と前記一対のピストンとを連結する連結手段とを備えた往復動式冷媒圧縮機。
  2. 20r/sec以下の運転周波数を含む請求項1に記載の往復動式冷媒圧縮機。
  3. 電動要素を形成する回転子は希土類からなる磁石材を鉄心内に配置してなる請求項1または2に記載の往復動式冷媒圧縮機。
  4. 圧縮する冷媒ガスがR600aである請求項1から3のいずれか1項に記載の往復動式冷媒圧縮機。
  5. 最低回転数に対する最高回転数の比が3以上である請求項1から4のいずれか1項に記載の往復動式冷媒圧縮機。
  6. 連結手段をコネクティングロッド方式とした請求項1から5のいずれか1項に記載の往復動式冷媒圧縮機。
  7. 連結手段をスコッチヨーク方式とした請求項1から5のいずれか1項に記載の往復動式冷媒圧縮機。
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