JP2005113633A - スラブ軽量材用固定部材及び該固定部材を用いたスラブ軽量材の固定方法 - Google Patents

スラブ軽量材用固定部材及び該固定部材を用いたスラブ軽量材の固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】軽量材を配設する際の作業負担を軽減し作業効率を大巾に向上させ、工期の短縮化とコストの低減化を図るとともに、軽量材の確実な固定を実現する。
【解決手段】一対の固定具片1の軽量材係合部4を予め軽量材16にその両側から突き刺す等して係合させた中間部材Aを準備しておき、隣接する上端筋9の間に予め準備した中間部材Aの軽量材16の両側に突出した押さえ込みアーム部2を架け渡す。そして、矢印Pで示したように、軽量材16を隣接するトラスの間に形成される逆台形状の空間部17に押し込めば、押さえ込みアーム部2と軽量材16の外周の交差部18から折曲げられると共に、上端筋係着部3は上端筋9に係着する。さらに、巻き締め用治具を利用してこの上端筋係着部3の巻き締め端を締め付けて固定を完了する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、コンクリート建築物や構築物を形成する際に用いられるスラブ軽量材用固定部材及び該固定部材を用いたスラブ軽量材の固定方法に関し、更に詳しくは、現場打ちボイドスラブやデッキプレート合成スラブの等を形成する際に用いられるスラブ軽量材の浮き上り防止・位置固定に使用する固定部材及びその固定方法に関する。
近年、建築物の大型化、スラブの長スパン化、建築物の高層化に伴い、スラブの内部に軽量材を埋設し、軽量で剛性が高く、遮音性や断熱性の高いスラブを形成する所謂ボイドスラブの施工面積は益々増大しつつある。この場合、軽量材をスラブの所定の位置(一般には、略中央位置)に埋設することが必要で、そのために、軽量材を型枠及び鉄筋から離れた所定の位置に浮かせた状態に保持した状態でコンクリート中に埋設する必要がある。
しかしながら、コンクリート打設の際に、軽量材はコンクリートによる大きな浮力を受け、軽量材がこの浮力により上方に移動すると所定のコンクリートかぶり厚が得られず、強度低下等の深刻な問題を惹き起こす。このため、従来から、軽量材を所定の位置に固定するための種々の方法が提案されている。
例えば、配筋するスラブ筋の構造として、棒状鉄筋の端部から見て二等辺三角形の各頂部の位置に配設された1本の上端筋と2本の下端筋とを、三角形等辺の両側に配設し、且つ鉄筋の長手方向に沿って曲折した屈曲筋によって固定してトラス構造体を形成し、該トラス構造体を鉄板上に複数個並設し、次いで、ボイド(軽量材)を下側から支承する凹部とトラス構造体の上端筋に係止する凸部とを有するスペーサ筋によって、隣接するトラス構造体との間に形成される逆三角形の空間部にボイドを支承すると共に、さらにボイドの上側を下向きの脚を有する押さえ部材で保持し、該押さえ部材の係止部を下端筋に係止させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来技術としては、上記した構成と同様、隣接する補強部材(上記のトラスに相当)との間に形成される逆三角形の空間部に筒状部材(上記のボイドに相当)を配設するものであるが、筒状部材を下側から支承する部材は必要とせず、保持部材の湾曲部の両端に設けた係止部を下弦材(下端筋に相当)に係止するのみで筒状部材を固定する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−303707号公報 特開2001−317147号公報
しかしながら、前者の技術では、ボイドを下部から支承するスペーサ筋が必要であると共に、コンクリート打設の際、該ボイドに作用する強力な浮力に対抗するために、ボイドの上部から押さえ付ける押さえ部材が必要である。そして、該押さえ部材の両先端に設けられた鈎状の係止部は、人手によって下端筋に係止する必要があるが、該係止部をボイドの下方にある下端筋に係止するという作業は作業負担が大きく、従って熟練を必要とし、また熟練者であっても足場の悪い現場において腰をかがめて手をボイドの下方に伸ばしての係止作業は極めて煩雑で、多くの労力と時間を必要とし、作業効率を低下させるとともに工期を長大化させ、コストアップの要因になっている。
また、後者の技術では、施工現場において隣接する補強部材の間に筒状部材を配設する際、保持部材の湾曲部を拡張して筒状部材の外周部分に嵌め込んだうえ補強部材の下部に位置する下弦材に係止部を係止するものであり、この作業もまた前者の技術と同様に、筒状部材の下方に手を伸ばしながら行う必要があり、したがって、この場合においても前者の技術と同様、作業性の低下、工期の長大化及びコストアップの問題をはらんでいる。
本発明は、かかる実情に鑑み上記課題を解決するもので、軽量材を配設する際の作業負担を軽減し作業効率を大巾に向上させ、工期の短縮化とコストの低減化を図るとともに、軽量材の確実な固定を実現することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1は、2個の上端筋に配置される軽量材を固定するための固定部材であって、上端筋係着部と、該上端筋係着部と連接され前記軽量材の浮き上がり防止用の押さえ込みアーム部と、該押さえ込みアーム部に連接され前記軽量材を保持するための保持部とからなることを特徴とするスラブ軽量材用固定部材を内容とする。
本発明の請求項2は、2個の上端筋に配置される軽量材を固定するための固定部材であって、上端筋係着部と、該上端筋係着部と連接され前記軽量材の浮き上がり防止用の押さえ込みアーム部と、該押さえ込みアーム部に連接され前記軽量材を保持するための保持部とからなり、該保持部が軽量材係合部からなる、一対の固定具片からなることを特徴とするスラブ軽量材用固定部材を内容とする。
本発明の請求項3は、2個の上端筋に配置される軽量材を固定するための固定部材であって、両端の上端筋係着部と、該上端筋係着部と連接され前記軽量材の浮き上がり防止用の押さえ込みアーム部と、該押さえ込みアーム部に連接され前記軽量材を保持するための保持部とからなり、該保持部が軽量材係合部と、該アーム部を連接する軽量材支承部とからなることを特徴とするスラブ軽量材用固定部材を内容とする。
好ましい態様としての請求項4は、上端筋係着部がフック状からなり、フック状の入り口近辺に仮止め手段を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載のスラブ軽量材用固定部材である。
好ましい態様としての請求項5は、フック状の上端筋係着部の先端に曲折した巻き締め端を設けた請求項4記載のスラブ軽量材用固定部材である。
好ましい態様としての請求項6は、押さえ込みアーム部の長さ方向に突条部を形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載のスラブ軽量材用固定部材である。
好ましい態様としての請求項7は、軽量材係合部が軽量材突き刺し部からなる請求項2又は3記載のスラブ軽量材用固定部材である。
好ましい態様としての請求項8は、軽量材突き刺し部が抜け止め手段を有する請求項7記載のスラブ軽量材用固定部材である。
本発明の請求項9は、2個の上端筋に配置される軽量材を固定するための固定部材であって、両端の上端筋係着部と、該上端筋係着部と連接され前記軽量材の浮き上がり防止用の押さえ込みアーム部と、該押さえ込みアーム部に連接され前記軽量材を保持するための保持部とからなり、該保持部が軽量材押さえ部と、該アーム部を連接する軽量材支承部とからなることを特徴とするスラブ軽量材用固定部材を内容とする。
好ましい態様としての請求項10は、上端筋係着部がフック状からなり、入り口近辺に仮止め手段を設けた請求項9記載のスラブ軽量材用固定部材である。
好ましい態様としての請求項11は、フック状の上端筋係着部の先端に曲折した巻き締め端を設けた請求項10記載のスラブ軽量材用固定部材である。
好ましい態様としての請求項12は、押さえ込みアーム部の長さ方向に突条部を形成した請求項9〜11のいずれか1項に記載のスラブ軽量材用固定部材である。
好ましい態様としての請求項13は、軽量材押え部が軽量材支承部に一体的に設けられている請求項9〜12のいずれか1項に記載のスラブ軽量材用固定部材である。
好ましい態様としての請求項14は、軽量材押え部が軽量材支承部を長さ方向に切り欠いて形成されている請求項13記載のスラブ軽量材用固定部材である。
好ましい態様としての請求項15は、軽量材押え部が軽量材支承部と別体に設けられている請求項9〜12のいずれか1項に記載のスラブ軽量材用固定部材である。
好ましい態様としての請求項16は、軽量材押え部が両側から延設され、軽量材の上部で結合される請求項9〜14のいずれか1項に記載のスラブ軽量材用固定部材である。
本発明の請求項17は、請求項2、4〜8のいずれか1項に記載の固定部材を構成する一対の固定具片の保持部の軽量材係合部を軽量材の両側から係合させ、前記各固定具片の上端筋係着部を2個の各上端筋に係着させるとともに押さえ込みアーム部を斜降させることにより、前記上端筋間であって上端筋よりも下方に前記軽量材を固定することを特徴とするスラブ軽量材の固定方法を内容とする。
好ましい態様としての請求項18は、一対の固定具片の保持部の軽量材係合部を予め軽量材に係合させておき、前記軽量材の両側に突出した押さえ込みアーム部を上端筋間に架け渡し、前記軽量材を前記上端筋間に押し込むことにより、軽量材係着部を前記上端筋に係着させる請求項17記載のスラブ軽量材の固定方法である。
本発明の請求項19は、請求項3〜8のいずれか1項に記載の固定部材を2個の上端筋間に架け渡し、前記固定部材の保持部の軽量材係合部を起立させ、対向する軽量材係合部の中間で且つ軽量材支承部上に軽量材を配置し、該軽量材を前記軽量材支承部と共に前記上端筋間に押し込むことにより、前記固定部材の上端筋係着部を前記上端筋間に係着させると共に、前記軽量材係合部を前記軽量材に係合させることにより、前記上端筋間であって上端筋よりも下方に前記軽量材を固定することを特徴とするスラブ軽量材の固定方法を内容とする。
本発明の請求項20は、請求項9〜16のいずれか1項に記載の固定部材を2個の上端筋間に架け渡し、前記固定部材の軽量材支承部上に軽量材を配置し、該軽量材を前記軽量材支承部と共に前記上端筋間に押し込むことにより、前記固定部材の上端筋係着部を前記上端筋に係着させ、更に、軽量材押え部で前記軽量材を押えることにより、前記上端筋間であって上端筋よりも下方に前記軽量材を固定することを特徴とするスラブ軽量材の固定方法を内容とする。
好ましい態様としての請求項21は、固定部材の軽量材支承部と軽量材押え部との間に予め軽量材を取り付けておき、前記固定部材を下面にして上端筋間に架け渡して前記上端筋間に押し込むことにより、前記固定部材の上端筋係着部を前記上端筋に係着させる請求項20記載のスラブ軽量材の固定方法である。
本発明の固定部材は、2個の上端筋に配置される軽量材を固定するための固定部材であって、上端筋係着部と、該上端筋係着部と連接され前記軽量材の浮き上がり防止用の押さえ込みアーム部と、該押さえ込みアーム部に連接され前記軽量材を保持するための保持部とからなることを特徴とし、上端筋係着部を2個の上端筋に係合させ、保持部により保持された軽量材を両側から押さえ込みアーム部により上端筋間で且つ上端筋よりも下方に押さえ込むように構成したことにより、軽量材は、恰かも両腕で押さえ込むように、2個の上端筋間に容易且つ確実に固定され、且つ押さえ込みアーム部の耐圧縮性、耐屈曲性によりコンクリート打設の際に発生する浮力に対しても軽量材が浮き上がることがなく、またコンクリートの打設圧に対しても十分に耐え前後左右の移動がなく、スラブ軽量材としての機能を十分に発揮することができる。
本発明の好ましい態様の固定部材(請求項2)は、一対の固定具片からなり、該一対の固定具片を軽量材の両側から係合させることにより軽量材を保持し、上端筋係着部を2個の上端筋に係合させ、軽量材を両側から押さえ込みアーム部により上端筋間で且つ上端筋よりも下方に押さえ込むように構成したことにより、軽量材は、恰かも両腕で押さえ込むように、2個の上端筋間に容易且つ確実に固定され、且つ押さえ込みアーム部の耐圧縮性、耐屈曲性によりコンクリート打設の際に発生する浮力に対しても軽量材が浮き上がることがなく、スラブ軽量材としての機能を十分に発揮することができる。
本発明の他の好ましい態様の固定部材(請求項3)は、両端の上端筋係着部と、該上端筋係着部と連接され前記軽量材の浮き上がり防止用の押さえ込みアーム部と、該押さえ込みアーム部に連接され前記軽量材を保持するための保持部とからなり、該保持部が軽量材係合部と、該アーム部を連接する軽量材支承部とからなることを特徴とし、軽量材が両側から係合された軽量材係合部と軽量材支承部とにより保持され、軽量材が両側から押さえ込みアーム部により上端筋間で且つ上端筋よりも下方に押さえ込まれるように構成したことにより、軽量材は、恰かも両腕で押さえ込むように、2個の上端筋間に容易且つ確実に固定され、且つ押さえ込みアーム部の耐圧縮性、耐屈曲性によりコンクリート打設の際に発生する浮力に対しても軽量材が浮き上がることがなく、スラブ軽量材としての機能を十分に発揮することができる。
本発明の更に他の好ましい態様の固定部材(請求項9)は、両端の上端筋係着部と、該上端筋係着部と連接され前記軽量材の浮き上がり防止用の押さえ込みアーム部と、該押さえ込みアーム部に連接され前記軽量材を保持するための保持部とからなり、該保持部が軽量材押さえ部と、該アーム部を連接する軽量材支承部とからなることを特徴とし、軽量材が軽量材押さえ部と軽量材支承部との間に保持され、軽量材が両側から押さえ込みアーム部により上端筋間で且つ上端筋よりも下方に押さえ込まれるように構成したことにより、軽量材は2個の上端筋間に容易且つ確実に固定され、且つ押さえ込みアーム部の耐圧縮性、耐屈曲性によりコンクリート打設の際に発生する浮力に対しても軽量材が浮き上がることがなく、スラブ軽量材としての機能を十分に発揮することができる。
また、上端筋係着部をフック状に形成したことにより、上端筋への係着が瞬時に出来、また、その入り口近辺に仮止め手段を設けたことにより、一旦係着されると不用意に係脱しにくく、従って、その後の作業を一層容易にし作業性が向上する。
また、押さえ込みアーム部の長さ方向に突条部を形成することにより、押さえ込みアーム部の耐圧縮性、耐屈曲性が増大するので、薄板で形成しても前記の浮力に充分に耐えられ、材料コストが低減される。
さらに、軽量材係合部を軽量材突き刺し部に形成することにより、一対の固定具片の軽量材突き刺し部を軽量材の両側から一旦突き刺せばよく、また抜け止め手段を設けることにより不用意に抜け出ることがなく、そのまま位置が固定されるので、作業性が良いばかりでなく、浮力により抜け出ることも防止される。
本発明のスラブ軽量材用固定部材及び該固定部材を用いたスラブ軽量材の固定方法によれば、固定部材の上端筋係着部を軽量材よりも上方の位置で係着して軽量材を上端筋間に固定できるので、これまでのように軽量材の下方に位置する下端筋の位置まで手を伸ばしながら作業をする必要がなく、極めて容易に且つ安定的に作業をすることができるので、作業負担は大巾に軽減されるとともに、大巾な工期の短縮及びコストダウンを図ることができ、熟練者でなくても所定の位置に軽量材を容易且つ確実に固定することができる。
また、上端筋と軽量材を連結する押さえ込みアーム部はトラス構造の斜辺を形成する形態となるので、コンクリート打設時の浮力による圧縮力または曲げ力に対し十分に抗することができ、コンクリート打設時において、軽量材が位置ずれを起こすようなことがなく所定の位置に保持され、軽量で剛性が高く、遮音性や断熱性の高いスラブを形成することができる。
本発明において、スラブ軽量材用固定部材の材質は特に制限されず、金属、プラスチック等のいずれでもよいが、耐圧縮性、耐屈曲性等の強度物性に優れるとともに折り曲げ自在である点で金属が好ましい。金属としては鉄、防錆処理を施した鉄、アルミ、ステンレス等が挙げられる。また、スラブ軽量材用固定部材のサイズは、軽量材のサイズや上端筋の間隙、所望の強度、耐浮力性等を勘案して適宜決定すればよい。
本発明に用いられる軽量材の素材は特に制限されず、紙製、金属製、発泡樹脂製等のいずれでもよいが、特に、発泡樹脂製が軽量性、耐水性、断熱性、剛性、成形性に優れているばかりでなく、軽量材突き刺し部を突き刺すことも容易である点で好ましく、樹脂としては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。また、その形状も円筒、円柱、楕円柱、四角形、六角形等の多角形柱、立方体、直方体、球、楕円球等のいずれでもよい。
以下、本発明のスラブ軽量材用固定部材及び該固定部材を用いたスラブ軽量材の固定方法の実施例を図面に基づいて説明するが、本発明はこれらにより何等限定されるものではない。
実施例1
本発明の実施例1におけるスラブ軽量材用固定部材を構成する固定具片を、図1(a)に示した固定具片の平面図、図1(b)に示した側面図を参照して説明する。
図1(a)、(b)に示したように、固定具片1は、2個の上端筋間に一対配置されて発泡樹脂等の軽量材を固定する固定部材であって、上端筋係着部3と、該上端筋係着部3と連接され軽量材16の浮き上がり防止用の押さえ込みアーム部2と該押さえ込みアーム2に連接され前期軽量材16を保持するための保持部であって、軽量材に係合する軽量材係合部4を備えている。
そして、上端筋係着部3はフック状からなり、その入り口近辺には上端筋に係着された際、不用意な脱着を防止するために先端方向に向かって鋭角に切り起こされた仮止め手段5と、フック状の上端筋係着部3の先端に、仮止め手段5に接近して上端筋との係着を強固にするために、内側(巻き締め側)に曲折した巻き締め端6を設けている。さらに、押さえ込みアーム部2の長さ方向には、該アーム部2の耐曲げ応力を強化する突条部7を、また、軽量材係合部4の先端には軽量材に一端係合すれば容易に抜け出さないようにするための抜け止め手段を有する軽量材突き刺し部8を設けている。
実施例2
次ぎに、上記実施例1で説明した一対の固定具片からなる固定部材を使って円柱状の軽量材を上端筋に固定する方法を図2(a)、(b)、図3及び図4を参照にして説明する。
図2(a)はスラブ筋の構造と軽量材の固定方法を説明する正面図、図2(b)はその側面図、図3は図2(b)のX−X断面の拡大図、図4は上端筋に巻かれた上端筋係着部の仮止め状態(a)から本締め状態(b)への変化を示した要部側面図である。
図に示したように、配筋するスラブ筋の構造として、棒状の鉄筋3個がその端部方向から見て二等辺三角形の各頂部を形成するように並設され、そのうちの1個の上端筋9と2個の下端筋10とを、二等辺の両側で、且つ鉄筋の長手方向に沿って曲折させたラチス材11によって溶接固定し、トラス構造体を形成している。そして、該トラス構造体は、両端に上折曲端12、下折曲端13を有する鉄板14上にラチス材11の脚部15を溶接等によって並設固定される。
なお、鉄板14に設けた両端の上折曲端12、下折曲端13はトラス構造体の複数個を並設する際に互いに係合してその位置を固定する機能を有するものである。
次いで、図2(a)において二点鎖線で示したように、一対の固定具片1の軽量材係合部4を予め軽量材16にその両側から突き刺す等により係合させたものを中間部材Aとして準備しておく。尚、一対の固定具片1は少なくとも2個用いられ、軽量材16の長さ方向に適宜間隔を置いて軽量材16に係合される。
続いて、隣接するトラス構造体のそれぞれの上端筋9の間に 予め準備した前記中間部材Aの軽量材16の両側に突出した押さえ込みアーム部2を架け渡す。そして、矢印Pで示したように、軽量材16を隣接する上端筋9間に形成される逆台形状の空間部17に押し込めば、押さえ込みアーム部2と軽量材16の外周との略交差部18から折曲げられると共に、上端筋係着部3は上端筋9に係着する(Bの状態)。このとき、図4に示すように、上端筋係着部3は仮止め手段5の弾性変形を利用して該係着部3内に圧入され、圧入後は仮止め手段5は概ね元の状態に復元しているので、上端筋9が不用意に該係着部3から離脱するのを防止し、従って、作業性が高められる(図4(a)参照)。
さらに、図4に示したように、専用の巻き締め用治具(図示せず)を利用して、上端筋係着部3の巻き締め端6が仮止め手段5に接近する迄締め付けて固定し軽量材16が上端筋9から伸びる2個の押さえ込みアーム部2により押し込まれた状態で固定される(図4(b)参照)。
なお、軽量材16を空間部17に押し込んだ際、固定具片1の交差部18からバラツキがなくスムーズに折曲げられるように、図1(a)のm−mに沿って段押成形によって部分的に薄くしておけば好適である。
また、以上は軽量材16に固定具片1を平板状態でその軽量材係合部4を差し込んで中間部材Aとして準備した場合であるが、固定具片1の交差部18から所定の角度に、予め折曲げたうえ差し込んで中間部材Aとして準備しても良く、この場合には前述の軽量材16上からを押し込む動作は不要で、上端筋9に上端筋係着部3を引っかけるように係着固定すればよい。
いずれの形態においても、これまでのように軽量材の下方まで手を延ばして作業することなく、軽量材よりも上方の位置で作業でき、したがって、作業負担が軽減され作業性が大巾に改善されるとともに、軽量材を所定の位置に確実に固定することができる。
実施例3
前述の実施例2においては軽量材として円柱状の場合を例にあげて説明したが、本実施例3では軽量材として発泡樹脂製の立方体状の軽量材を用い、該軽量材に固定具片を前後方向にも係合して配設する形態について説明する。
図5に示したように、上端筋9の上には、複数の配力筋19が図2に示した該上端筋9の長手方向に対して直角に、且つ互いに間隔を開けて平行に、番線等で係止して架設されるが、この場合、図2(a)に示した左右の上端筋係着部3の上端筋9への係着に加えて、配力筋19に前後方向にも係着すれば、軽量材16の固定は一層強固に安定させることが可能である。
なお、この場合の軽量材16に差し込んで係合する前後の固定具片1の取付位置は、左右のものより配力筋19の直径寸法hより、図6に示すように、h寸法だけ上方にその位置をずらす必要があり、また左右、前後にそれぞれ係合する固定具片1が各上端筋に係着する際、隣接同士が干渉しないように軽量材16の中心から偏芯(図6の偏芯量i)させておく必要がある。また、固定具片1の高さの違いについては、左右か前後かを識別するために、どちらか一方の固定具片1の一対にマーキングしておけば作業性が良くなる。
さらになお、本実施例では軽量材16を上端筋9と配力筋19の両鉄筋の4箇所に上端筋係着部3を係着させて固定する場合について説明したが、固定具片1の幅寸法を広めにとれば、上端筋9または配力筋19のどちらか一方だけの2箇所でも上端筋係着部3を安定して係着することができ、軽量材16を固定することも可能である。
実施例4
前述の実施例3までは、2個の上端筋間に配置される軽量材を固定する固定部材として、一対の固定具片を使い軽量材の両側から支承する形態について説明した。本実施例4では固定部材を1個用いて機能する形態について説明する。
本実施例4のスラブ軽量用固定部材1は、図7(a)、(b)に平面図及び側面図を示したように、両端の上端筋係着部3と、該上端筋係着部3と連接され軽量材16の浮き上がり防止用の押さえ込みアーム部2と、該押さえ込みアーム部2に連接され前記軽量材16を保持するための保持部とからなり、該保持部が接続部21から切り起こされた軽量材係合部4と、該アーム部2を連接する軽量材支承部20とから構成されている。また、両端の上端筋係着部3はフック状からなり、入り口近辺には仮止め手段5を、また先端には曲折した巻き締め端6を、さらに押さえ込みアーム部2の長さ方向には突条部7を形成している点は実施例1の図1に示した形態と略同様である。また、固定部材の素材についても実施例1の場合と同様である。
実施例5
次ぎに、上記実施例4で説明した固定部材を使って円柱状の軽量材をスラブ筋に固定する方法を図8(a)、(b)、(c)及び図9を参照にして説明する。
まず、少なくとも2個の固定部材を、適宜間隔を置いて隣接するトラスの上端筋9間に架け渡した後、図8(a)に示したように、固定部材の保持部である軽量材係合部4を起立させ、対向する軽量材係合部4の中間で且つ軽量材支承部20上に軽量材16を配置する。次いで、この状態を図8(b)、(c)に示したように、軽量材16を軽量材支承部20と共に上端筋間の空間部17に押し込むことにより、固定部材の上端筋係着部3を上端筋9に係着すると同時に、軽量材係合部4が両側から軽量材16に侵入係合する(図4(a)参照)。軽量材係合部4の長さや起立させる角度は、軽量材16の大きさ等により適宜決定される。
そして、上端筋係着部3が上端筋9に仮止めされた状態から専用の治具を使って巻き締め端6が仮止め手段5に当接するまで巻き込み強固に固定する(図4(b)参照)。このようにして、図9に示すように、軽量材16が上端筋9から伸びる2個の押さえ込みアーム部2により押し込まれた状態で固定される。
また、軽量材16を予め固定部材の軽量材係合部4と軽量材支承部20との間に取り付けて図8(c)に示すような状態としておけば、あとは固定部材を下面にして前述同様に上端筋9間に架け渡すことにより、固定部材の上端筋係着部3を前記上端筋9間に係着させ、巻き締め端6を前述同様にして本締めして完了することが可能である。
上記のいずれの形態でも、軽量材よりも上方の位置で作業ができるので作業負担は軽減され作業性が大巾に向上し、且つ軽量材を所定の位置に確実に固定することができる。
尚、上記において、軽量材係合部4は軽量材支承部20に切り欠いて作製されているが、別途、溶接、ビス止め等により設けてもよい。
実施例6
本実施例6では固定部材を1個用いて機能する他の形態について説明する。
本実施例6のスラブ軽量用固定部材1は、図10(a)、(b)に平面図及び側面図を示したように、両端の上端筋係着部3と、該上端筋係着部3と連接され軽量材16の浮き上がり防止用の押さえ込みアーム部と、該押さえ込みアーム部2に連接され前記軽量材を保持するための保持部とからなり、該保持部が軽量材押さえ部22と、該アーム部2を連接する軽量材支承部20とから構成されている。軽量材押さえ部22は、押さえ込みアーム部2と一体的に設けられ、且つその固定部材の中心対称の位置にある接続部21から切り起こされ軽量材を締結する機能を備えた紐状物から構成されている。また、両端の上端筋係着部3はフック状からなり、入り口近辺には仮止め手段5を、また先端には曲折した巻き締め端6を、さらに押さえ込みアーム部2の長さ方向には突条部7を形成している点は実施例1の図1に示した形態と略同様である。また、固定部材の素材についても実施例1の場合と同様である。
実施例7
次ぎに、実施例6で説明した固定部材を使って円柱状の軽量材をスラブ筋に固定する方法を図11(a)、(b)、図12を参照にして説明する。
まず、少なくとも2個の固定部材を、適宜間隔を置いて隣接するトラスの上端筋9間に架け渡した後、図11(a)に示したように、固定部材の軽量材押さえ部22を起立させ、対向する軽量材押さえ部22の中間で且つ軽量材支承部20上に軽量材16を配置する。次いで、この状態を図11(b)に示したように、軽量材16を軽量材支承部20と共に上端筋間の空間部17に押し込むことにより、固定部材の上端筋係着部3を上端筋9に係着する(図4(a)参照)。
そして、上端筋係着部3が上端筋9に仮止めされた状態から巻き締め端6が仮止め手段5に当接するまで巻き込み固定する(図4(b)参照)。その際、専用の治具を用いると巻き込み固定が容易になる。更に、紐状の軽量材押え部22を軽量材16の上半分に巻き付けながらその両先端をペンチ等の工具により捻って巻き締め、支承部20と押さえ部22との間に軽量材16を強固に固定することにより、軽量材16が上端筋9から伸びる2個の押さえ込みアーム部により押し込まれた状態で固定される(図12参照)。
また、軽量材16を予め固定部材の軽量材支承部20と軽量材押え部22との間に取り付けておけば、あとは固定部材を下面にして前述同様に上端筋9間に架け渡し、上端筋間の空間部17に押し込むことにより、固定部材の上端筋係着部3を前記上端筋9間に係着させ、巻き締め端6を前述同様にして本締めして完了することが可能である。
上記のいずれの形態でも、軽量材よりも上方の位置で作業ができるので作業負担は軽減され作業性が大巾に向上し、且つ軽量材を所定の位置に確実に固定することができる。
実施例8
次に、図10(a)、(b)に示した固定部材を基本にした他の形態の固定部材について説明する。なお、前述の実施例7の図12の二点鎖線で示した円Cに示した部分のみを説明する。
実施例7の図12のCに示した軽量材押え部22は、紐状に細目に形成されているが、固定部材の幅wを広くすれば該軽量材押え部22の幅も広くすることができるので、図13に示したように、軽量材押え部22の一方の端部には透孔23を設けて他方の押え部22と係合して固定することができるし、また、他方の端部にはフック24を設ければ、これら透孔23とフック24とを係合して軽量材16を固定することができる。
なお、図10(a)、(b)に示した固定部材の軽量材押え部22の左右の長さを変えたうえ、前述の透孔23とフック24とを設ければ係合位置を自由に変更することが可能であり、また、軽量材押え部22を短めに成形し、且つこの両方の端部をともにフック状24に成形しておけば、この両フック24同士を係合させたり、また両フック24にゴム等の弾性体を引っかけるだけで軽量材16を固定することができる(図示せず)。
また、図14に示したように、軽量材押え部22の両端に透孔23を設けておき、透孔23を重ね合わせ、ここから止めピン25を軽量材16に打ち込んで固定することもできる。この場合、適当な間隔で透孔を列設しておけば、軽量材のサイズが変わっても対応することができる。
実施例9
次に、軽量材押え部が軽量材支承部と別体に設けられた形態について図15、図16を参照して説明する。
図15に示した固定部材は、図10(a)、(b)に示した固定部材に一体的に設けられた軽量材押え部22がなく、その代わりに、これに相当するものとして、両端に引っかけフック26を有する後付け押え部27を備え、この引っかけフック26を軽量材支承部20の両側に設けた透孔23に係合することにより、軽量材16を固定するものである。この場合、後付け押え部27に弾性を持たせて(例えば、材質としてバネ材を適用するなどして)おけば係合した後でもある程度の締め付け力を以って固定することができる。
また、軽量材押え部22と軽量材支承部20とが別体の他の形態を、図16に示す。これは図15で示した軽量材支承部20の両側に透孔23を有する固定部材を採用し、軽量材支承部20に沿うように透孔23に、一端に固定端部を有する樹脂製の結束バンド28を通しておき、結束バンド28の固定端部を有しない先端から固定端部29に挿入して締め付け軽量材16を固定するものである。この形態では、結束バンドの固定は工具を必要とすることなく人手によって締め付けることができ、且つ締め付けの強さを調整することができる。
叙上のように、本発明のスラブ軽量材用固定部材及び該固定部材を用いたスラブ軽量材の固定方法によれば、固定部材を軽量材よりも上方の上端筋に係着して軽量材を固定できるので、これまでのように軽量材の下方に位置する下端筋の位置まで手を伸ばしながら作業をする必要がなく、極めて容易に且つ安定的に作業をすることができ、従って、作業負担は大巾に軽減されるとともに、大巾な工期の短縮及びコストダウンを図ることができ、また、熟練者でなくても所定の位置に軽量材を容易且つ確実に固定することができる。
また、上端筋と軽量材を連結する押さえ込みアーム部はトラス構造の斜辺を形成する形態となるので、コンクリート打設時の浮力による圧縮力または曲げ力に対し十分に抗することができ、コンクリート打設時において、位置ずれを起こすようなことがなく、所定の位置に保持され、軽量で剛性が高く、遮音性や断熱性の高いスラブを形成することができる。
(a)本発明の実施例1におけるスラブ軽量材用固定部材としての固定具片の平面図である。(b)同固定具片の側面図である。 (a)本発明の実施例2におけるスラブ筋の構造とスラブ軽量材の固定方法を示した正面図である。(b)同軽量材の固定方法を示した側面図である。 同軽量材の固定方法を示したX−X断面における拡大断面図である。 同固定方法において固定具片の仮止めから本締めにする際の巻き締め端の形態変化を示した部分側面図である。 本発明の実施例3におけるスラブ軽量材の固定方法を説明するための平面図である。 同スラブ軽量材の側面図である。 (a)本発明の実施例4におけるスラブ軽量材用固定部材の平面図である。(b)同固定部材の側面図である。 (a)同固定方法の最初の手順を説明するための正面図である。(b)同固定方法の中間の手順を説明するための正面図である。(c)同固定方法の終盤の手順を説明するための正面図である。 本発明の実施例5におけるスラブ軽量材用固定部材を示した正面図である。 (a)本発明の実施例6におけるスラブ軽量材用固定部材の平面図である。(b)同固定部材の側面図である。 (a)同固定方法の最初の手順を説明するための正面図である。(b)同固定方法の終盤の手順を説明するための正面図である。 本発明の実施例7におけるスラブ軽量材用固定部材を示した正面図である。 本発明の実施例8におけるスラブ軽量材用固定部材を示した要部正面図である。 同スラブ軽量材用固定部材の他の形態を示した要部正面図である。 本発明の実施例9におけるスラブ軽量材用固定部材の軽量材押え部が軽量材支承部と別体に設けられた形態を示した正面図である。 同固定部材の軽量材押え部が軽量材支承部と別体に設けられた他の形態を示した正面図である。
符号の説明
1 固定具片
2 押さえ込みアーム部
3 上端筋係着部
4 軽量材係合部
5 仮止め手段
6 巻き締め端
7 突条部
8 軽量材突き刺し部
9 上端筋
10 下端筋
11 ラチス材
12 上折曲端
13 下折曲端
14 鉄板
15 脚部
16 軽量材
17 空間部
18 交差部
19 配力筋
20 軽量材支承部
21 接続部
22 軽量材押え部
23 透孔
24 フック
25 止めピン
26 引っかけフック
27 後付け押え部
28 結束バンド
29 固定端部

Claims (21)

  1. 2個の上端筋に配置される軽量材を固定するための固定部材であって、上端筋係着部と、該上端筋係着部と連接され前記軽量材の浮き上がり防止用の押さえ込みアーム部と、該押さえ込みアーム部に連接され前記軽量材を保持するための保持部とからなることを特徴とするスラブ軽量材用固定部材。
  2. 2個の上端筋に配置される軽量材を固定するための固定部材であって、上端筋係着部と、該上端筋係着部と連接され前記軽量材の浮き上がり防止用の押さえ込みアーム部と、該押さえ込みアーム部に連接され前記軽量材を保持するための保持部とからなり、該保持部が軽量材係合部からなる、一対の固定具片からなることを特徴とするスラブ軽量材用固定部材。
  3. 2個の上端筋に配置される軽量材を固定するための固定部材であって、両端の上端筋係着部と、該上端筋係着部と連接され前記軽量材の浮き上がり防止用の押さえ込みアーム部と、該押さえ込みアーム部に連接され前記軽量材を保持するための保持部とからなり、該保持部が軽量材係合部と、該アーム部を連接する軽量材支承部とからなることを特徴とするスラブ軽量材用固定部材。
  4. 上端筋係着部がフック状からなり、フック状の入り口近辺に仮止め手段を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載のスラブ軽量材用固定部材。
  5. フック状の上端筋係着部の先端に曲折した巻き締め端を設けた請求項4記載のスラブ軽量材用固定部材。
  6. 押さえ込みアーム部の長さ方向に突条部を形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載のスラブ軽量材用固定部材。
  7. 軽量材係合部が軽量材突き刺し部からなる請求項2又は3記載のスラブ軽量材用固定部材。
  8. 軽量材突き刺し部が抜け止め手段を有する請求項7記載のスラブ軽量材用固定部材。
  9. 2個の上端筋に配置される軽量材を固定するための固定部材であって、両端の上端筋係着部と、該上端筋係着部と連接され前記軽量材の浮き上がり防止用の押さえ込みアーム部と、該押さえ込みアーム部に連接され前記軽量材を保持するための保持部とからなり、該保持部が軽量材押さえ部と、該アーム部を連接する軽量材支承部とからなることを特徴とするスラブ軽量材用固定部材。
  10. 上端筋係着部がフック状からなり、入り口近辺に仮止め手段を設けた請求項9記載のスラブ軽量材用固定部材。
  11. フック状の上端筋係着部の先端に曲折した巻き締め端を設けた請求項10記載のスラブ軽量材用固定部材。
  12. 押さえ込みアーム部の長さ方向に突条部を形成した請求項9〜11のいずれか1項に記載のスラブ軽量材用固定部材。
  13. 軽量材押え部が軽量材支承部に一体的に設けられている請求項9〜12のいずれか1項に記載のスラブ軽量材用固定部材。
  14. 軽量材押え部が軽量材支承部を長さ方向に切り欠いて形成されている請求項13記載のスラブ軽量材用固定部材。
  15. 軽量材押え部が軽量材支承部と別体に設けられている請求項9〜12のいずれか1項に記載のスラブ軽量材用固定部材。
  16. 軽量材押え部が両側から延設され、軽量材の上部で結合される請求項9〜14のいずれか1項に記載のスラブ軽量材用固定部材。
  17. 請求項2、4〜8のいずれか1項に記載の固定部材を構成する一対の固定具片の保持部の軽量材係合部を軽量材の両側から係合させ、前記各固定具片の上端筋係着部を2個の各上端筋に係着させるとともに押さえ込みアーム部を斜降させることにより、前記上端筋間であって上端筋よりも下方に前記軽量材を固定することを特徴とするスラブ軽量材の固定方法。
  18. 一対の固定具片の保持部の軽量材係合部を予め軽量材に係合させておき、前記軽量材の両側に突出した押さえ込みアーム部を上端筋間に架け渡し、前記軽量材を前記上端筋間に押し込むことにより、軽量材係着部を前記上端筋に係着させる請求項17記載のスラブ軽量材の固定方法。
  19. 請求項3〜8のいずれか1項に記載の固定部材を2個の上端筋間に架け渡し、前記固定部材の保持部の軽量材係合部を起立させ、対向する軽量材係合部の中間で且つ軽量材支承部上に軽量材を配置し、該軽量材を前記軽量材支承部と共に前記上端筋間に押し込むことにより、前記固定部材の上端筋係着部を前記上端筋に係着させると共に、前記軽量材係合部を前記軽量材に係合させることにより、前記上端筋間であって上端筋よりも下方に前記軽量材を固定することを特徴とするスラブ軽量材の固定方法。
  20. 請求項9〜16のいずれか1項に記載の固定部材を2個の上端筋間に架け渡し、前記固定部材の軽量材支承部上に軽量材を配置し、該軽量材を前記軽量材支承部と共に前記上端筋間に押し込むことにより、前記固定部材の上端筋係着部を前記上端筋に係着させ、更に、軽量材押え部で前記軽量材を押えることにより、前記上端筋間であって上端筋よりも下方に前記軽量材を固定することを特徴とするスラブ軽量材の固定方法。
  21. 固定部材の軽量材支承部と軽量材押え部との間に予め軽量材を取り付けておき、前記固定部材を下面にして上端筋間に架け渡して前記上端筋間に押し込むことにより、前記固定部材の上端筋係着部を前記上端筋に係着させる請求項20記載のスラブ軽量材の固定方法。
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