JP2005113438A - 便器装置 - Google Patents

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宏 松田
Nobuo Sogabe
伸雄 曽我部
Toshiaki Takahane
利明 高羽
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Abstract

【課題】ドップラセンサを人体検知センサとして備えた便器装置において、ドップラセンサが便器内部の洗浄水の動きを拾ってしまって人体の動きと誤検知してしまう問題を解決する。
【解決手段】人体検知センサとしてのドップラセンサ30を備えた便器装置10において、便器洗浄のための便器本体14内部における洗浄水の動きを非検知の状態とするようにマイコン32においてドップラセンサ30を動作制御するようになす。そのため、便器本体14内部を洗浄水が流れている間、ドップラセンサ30による検知の感度を低く切り換えるようにする。
【選択図】 図1

Description

この発明はドップラセンサを人体検知センサとして備えた便器装置に関する。
従来より、便器装置において使用者の有無を人体検知センサで検知し、これに基づいて制御部において各種機器を動作制御することが広く行われている。
例えば便器の使用者を検知することで便蓋を自動的に開いたり、使用後において使用者が検知エリアから離れることで洗浄水を自動的に流したり、便座や便蓋を自動的に閉じたりすることが行われている。
従来、かかる便器装置における人体検知センサとしては赤外線式センサが主として用いられており、使用者が検知エリアに入ったときに使用者によって反射される反射光の受光に基づいて使用者を検知するようにしていた。
しかしながらこの赤外線式センサの場合、反射光量の大小に基づいて使用者の有無を検知するものであることから、検知エリア内に使用者がいるかいないかを判別できるのみであり、使用者の細かな挙動については検知することができず、誤った検知に基づいて各種機器を誤動作させてしまうという場合も生じていた。
またこの赤外線式センサを用いる場合、所定の箇所に透光性の窓部を設けて、その窓部に臨むように赤外線式センサを埋設するといったことが必要であり、この場合その窓部によって美観が損われたり、或いは便器その他のデザインの自由度が制限されるといった問題があった。
このようなことから近年、便器装置において使用者検知のためにドップラセンサを用いることが提案されている(例えば下記特許文献1,特許文献2,特許文献3,特許文献4,特許文献5,特許文献6,特許文献7)。
ドップラセンサの場合、電波(マイクロ波)が透過する樹脂製品や木製品の内部にこれを隠蔽状態に設置しておくことが可能である。
ところでこのドップラセンサは検知対象即ち使用者の動きを検知するものであることから、便器洗浄のための便器内部における洗浄水の動きを拾ってしまって、これを使用者の動きと誤検知してしまう恐れがある問題がある。
このような課題については従来指摘されておらず、従ってその対策についての提案も行われていないのが実情である。
特開2001−305220号公報 特開2002−71824号公報 特開2002−70119号公報 特開2003−21677号公報 特開2002−285624号公報 特開2001−311773号公報 特開2001−231716号公報
本発明の便器装置はこのような事情を背景とし、ドップラセンサを人体検知センサとして備えた便器装置において、そのドップラセンサが検知対象即ち使用者の動きを検知することによって人体検知を行うことに起因して生じる特有の問題を解決することを目的としてなされたものである。
而して請求項1の便器装置は、人体検知センサとしてのドップラセンサと、各種機器を動作制御する制御部とを備えた便器装置において、便器洗浄のための該便器内部における洗浄水の動きを実質的に非検知の状態とするように前記制御部において前記ドップラセンサを動作制御するようになしたことを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記便器の洗浄開始を示す洗浄信号に基づいて前記ドップラセンサによる検知を前記非検知の状態に切り換えることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1において、前記便器装置が、使用者が便座から立ち上がって離れたときに脱座判定し、該脱座判定に基づいて前記便器を自動洗浄する自動洗浄機能付きの便器装置であって、前記便座に着座した使用者が該便座に対し非着座状態となったときの非着座検知に基づき、該非着座検知後の設定経過時間後に前記ドップラセンサによる検知を前記非検知の状態に切り換えることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項3において、前記非着座検知後、前記脱座判定までの時間として設定した第2設定経過時間よりも短い第1設定経過時間後に前記ドップラセンサによる検知を前記非検知の状態に切り換えることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項3において、前記第2設定経過時間後に前記ドップラセンサによる検知を前記非検知の状態に切り換えることを特徴とする。
請求項6のものは、請求項2〜5の何れかにおいて、前記便器の洗浄終了を示す洗浄終了信号に基づいて前記ドップラセンサによる正常な検知を復帰させることを特徴とする。
請求項7のものは、請求項2〜5の何れかにおいて、設定した非検知時間経過後に前記ドップラセンサによる正常な検知を復帰させることを特徴とする。
請求項8のものは、請求項1〜7の何れかにおいて、前記便器の洗浄動作中前記制御部において前記ドップラセンサを動作停止若しくは感度低下させ又は該ドップラセンサによる検知情報を無効とすることによって前記非検知の状態とすることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、便器洗浄のための便器内部における洗浄水の動きをドップラセンサが実質的に非検知の状態とするようにこれを動作制御するもので、本発明によれば、便器洗浄の際に便器内部における洗浄水の動きをドップラセンサが拾ってしまってこれを人体(使用者)の動きと誤検知する問題を解決でき、従ってドップラセンサによる誤検知により各種機器が誤って動作させられてしまう問題を解決することができる。
この場合において、便器の洗浄開始を示す洗浄信号に基づいてドップラセンサによる検知を非検知の状態に切り換えるようになすことができる(請求項2)。
これにより便器洗浄が開始するときはドップラセンサによる検知を非検知の状態とすることができる。
一方便器装置が自動洗浄機能付きの便器装置である場合、便座に着座した使用者が便座に対し非着座状態となったときの非着座検知に基づき、その後設定経過時間後に非検知の状態への切換えをなすようにすることができる(請求項3)。
これにより使用者の非着座検知の状態が続くと、ドップラセンサによる検知は非検知の状態となる。
更にこの場合において、非着座検知後、脱座判定までの時間として設定した第2設定経過時間よりも短い第1設定経過時間後に非検知の状態への切換えをなすようにすることができる(請求項4)。
このようにすれば、便器の洗浄開始前からドップラセンサによる検知を非検知の状態とすることができる。また非着座検知を基に便器洗浄,ドップラセンサによる検知の非検知状態への切換えの制御ができる。
一方第2設定経過時間後に非検知状態への切換えをなすようにしても良い(請求項5)。
このようにすれば非着座検知の信号1つで自動洗浄及びドップラセンサによる検知の非検知状態への切換えが制御できる。
次に請求項6は、便器の洗浄終了を示す洗浄終了信号に基づいてドップラセンサによる正常な検知を復帰させるようになしたもので、このようにすることで、便器洗浄のための洗浄水の動きをドップラセンサが拾ってしまうのを確実に防止することができる。
一方請求項7は、設定した一定時間即ち非検知時間経過後にドップラセンサによる正常な検知を復帰させるようになしたもので、この場合においてもその一定時間を適正に設定しておくことで自動的にドップラセンサによる正常な検知を復帰させることができる。
これらの場合において、便器の洗浄動作中ドップラセンサを動作停止若しくは感度低下させ又はドップラセンサによる検知情報を無効とすることができる(請求項8)。
このようにすることによって、便器内部における洗浄水の動きを使用者の動きと誤検知してしまうのを防止することができ、また制御基板の変更だけで対応できる。
ここで感度低下させるとは、例えば反射波の強度の大きい人の動きについては検知可能とする一方、反射波の強度の小さい洗浄水の動きについてはこれを検知不能とする程度に感度を低くする場合、及び人の動き自体をも検知しないように感度を低くする場合の両方を含むものである。
また便器洗浄のための洗浄水の動きを非検知の状態とするとは、実質的に便器洗浄に寄与する大流量での洗浄水の流れ(動き)を意味するものであって、便器洗浄の後期且つ流れが完全停止する直前の微流量での洗浄水の流れを必ずしも含むことを意味しない。
このような微流量の流れ(動き)は、元々ドップラセンサは検知しない。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はトイレ室12内の洋風便器装置(以下単に便器装置とする)で、14は便器11における便器本体、16,18はそれぞれ開閉可能な便座及び便蓋である。
便器本体14の後部上側には、洗浄タンク20が設置されている。
ここで洗浄タンク20は、便器11の洗浄水を蓄える内部タンクをタンクカバー22が全体的に覆った形態をなしている。ここでタンクカバー22は樹脂製とされている。
この例の便器装置10は、洗浄ノズル24から局部洗浄水をシャワー噴射して人体局部を洗浄する局部洗浄装置付きのもので、壁Wに各種機器、具体的には便蓋開閉モータ,便座開閉モータ,シャワーバルブ,便座ヒータ,脱臭ファン,温水ヒータ等の各種機器を遠隔操作するためのリモコン26が取り付けられている。
このリモコン26にはまた、便器洗浄機構を動作させて便器洗浄を行うための洗浄スイッチ26Aが備えられている。
28は便座16への使用者の着座を検知する着座センサである。この着座センサ28は、ここでは反射型の赤外線式センサとされている。
但しかかる着座センサ28としては、便座16内部に設けた便座ヒータをセンサの一部として用いた静電容量式のセンサ、即ち便座16への使用者の着座による静電容量の変化によって着座を検知する静電容量式のセンサその他のセンサとすることが可能である。
この例の便器装置10はまた、人体検知即ち使用者の検知に基づいて自動的に便蓋18を開閉動作させ、また便座16を閉動作させる機能を有するもので、タンクカバー22の内側の隠れた位置に、使用者検知のためのドップラセンサ30及びドップラセンサ30からの信号に基づいて各種制御を行うマイコン32を搭載した制御基板(制御部)34が設けられている。
尚、ドップラセンサ30はタンクカバー22で囲まれた内側に配置されており、これから発する送信波(電波(マイクロ波))のビームが便器11側から見て正面方向を向くようにその取付けの向きが選ばれている。
このドップラセンサ30は、検知対象即ち使用者に対して送信波(10GHz程度の高周波の電波)を送り、そして使用者が移動しているとき使用者からの反射波の周波数が変化する、いわゆるドップラ効果に基づいて使用者を検知する。
本実施形態では、便器11の洗浄動作中詳しくは便器本体14内部(洗浄タンク20のバルブ接続部から便鉢放出までの便器内給水路を含む)をその洗浄水が流れている間、ドップラセンサ30による検知を実質的に非検知の状態に切り換える。
具体的にはここではドップラセンサ30が洗浄水の動きを拾わないようにマイコン32の制御の下にその感度を低下させる。具体的な方法としては、しきい値を上げる、増幅率を下げる、発信信号強度を下げるなどの方法を用いることができる。
図2はその一具体例としての動作をタイムチャートで表したものである。
図示のようにここでは使用者が便座16に着座した後に便座16から離れて着座センサ28が非着座検知した後、第2設定経過時間(ここでは10秒)後に脱座判定が行われて同時に洗浄信号が出され、これに基づいて便器11の洗浄動作が開始される。
即ち洗浄タンク20内部の洗浄水が排出されて便器11、詳しくは便器本体14内部を流れて便器洗浄が行われる。
尚この洗浄信号に基づいて洗浄を開始させるに際し、例えば洗浄タンク20内部の洗浄水を排出させるためのフロート弁をモータで引き上げるようになしておき、そのモータへの駆動開始信号をもって洗浄信号となすことができる。
或いはまた電磁バルブ等の電気駆動弁を開弁させるための開弁信号をもって洗浄信号となすことができる。
この例では、この洗浄信号と同時にドップラセンサ30による検知の感度が低く切り換えられる。
詳しくは、ドップラセンサ30が便器本体14内部を流れる洗浄水の動きを拾わない感度まで低下せしめられる。
このドップラセンサ30による検知の感度の低下、即ちドップラセンサ30による非検知の状態はその後設定した一定時間(非検知時間:ここでは20秒)継続される。
この例において、この感度低下時間は洗浄動作に必要な時間よりも僅かに長く設定されている。
即ち洗浄動作が終了した後、所定時間経過した後にドップラセンサ30による検知の感度が元に戻され、ドップラセンサ30による検知が元の正常な検知に復帰させられる。
図3はその際のマイコン32における制御の具体的内容をフローチャートで表したものである。
同図に示しているようにここでは着座センサ28による着座検知の後(ステップS10)、使用者が便座16から離れたタイミングで非着座タイマがスタートし(ステップS16,S18)、そして非着座検知後第2設定経過時間(ここでは10秒)が経過したところで脱座判定がなされ、これとともに洗浄信号が出されて洗浄水の供給による便器洗浄が開始される。またこれと同時にドップラセンサ30による検知の感度が低く切り換えられる(ステップS22,S24,S26,S28)。
そして図4(A)に示しているように感度タイマがスタートし、そして一定時間(ここでは20秒)が経過したところでドップラセンサ30による検知の感度を再び元の感度に復帰させる(ステップS30,S32,S34)。
尚、この例では図3に示しているようにステップS10の着座検知とステップS16の非着座検知との間のステップS12において、リモコン26詳しくは洗浄スイッチ26Aの操作によるリモコン洗浄信号が出されたか否かが判定され、そして洗浄信号が出されたときにはステップS14において洗浄開始とドップラセンサ30による検知の感度低下が行われる。
そしてこれに続いて図4(A)に示す各ステップが実行される。
この例ではまた、ステップS22において、非着座検知後の時間が設定した第2設定経過時間を経過していないと判定されたとき、ステップS38において着座検知の有無が判定され、その結果着座検知があったときにはステップS12に戻り、また着座検知が無いときにはステップS18とS22との間のステップS20に戻って、リモコン洗浄信号の有無が判定され、そしてリモコン洗浄信号が無いときには次のステップS22が実行され、また一方洗浄信号があったときはステップS36に続いて図4(A)の各ステップが実行される。
以上の例では洗浄信号が出されてから設定した一定時間だけドップラセンサ30による検知の感度が低く切り換えられるが、洗浄タンク20の満水信号に基づいてドップラセンサ30による検知の感度を正常な感度に戻すようになしても良い。
図5はその際のタイムチャートを、図4(B)はマイコン32における制御内容をフローチャートで示したものである。
図4(B)に示しているようにその際にはステップS40において洗浄タンク20の満水信号の有無が判定され、そして満水信号があったときにドップラセンサ30による検知の感度が元の通常の感度へと戻される(ステップS34)。
図6は他の例のタイムチャートを表したもので、ここでは使用者の非着座検知から第1設定経過時間(ここでは5秒)の後に洗浄動作に先立ってドップラセンサ30による検知の感度を低く切り換えるようになした例である。
詳しくは、ここでは先ず第1設定経過時間である5秒の後にドップラセンサ30による検知の感度を低く切り換え、そして非着座検知から第2設定経過時間(ここでは10秒)の後に便器洗浄を開始し、そして感度を低く切り換えてから25秒経過したところでドップラセンサ30による検知の感度を再び元の正常な感度、即ち正常な検知状態に戻すようになしている。
尚、便器11の洗浄動作は洗浄信号に基づいて開始される点で上記の例と同様である。
図7及び図8はその際の制御の内容を具体的にフローチャートで示したものである。
図示のようにここではステップS16の非着座検知後においてステップS18で非着座タイマをスタートさせ、そして第1設定経過時間の5秒が経過したか否かがステップS42で判定され、その結果5秒を経過しているときには、そこでドップラセンサ30による検知の感度が低く切り換えられる(ステップS44)。
これと同時に感度タイマがスタートし(ステップS46)、そして図8に示しているように第2設定経過時間である10秒を経過したところで脱座判定され(ステップS22,S24)、これに続いてステップS26で洗浄信号が出されてステップS56で洗浄開始が行われる。
その後、感度タイマによるカウントが25秒を経過したところで(この25秒は第1設定経過時間である5秒から第2設定経過時間である10秒までの間の5秒を20秒に加えた値である)、ドップラセンサ30による検知の感度が正常な感度へと戻される(ステップS58,S60)。
尚、ここではステップS42で非着座タイマがタイムアップする間に再び着座検知の有無が判定され(ステップS62)、そして着座検知があったときにはステップS12に戻って以下の各ステップが実行される。
また着座検知が無かったときにはステップS20に戻って、それ以後の各ステップが実行される。
更に感度タイマがタイムアップする間にステップS48で着座検知の有無が判定され、そして着座検知があったときにはその時点でドップラセンサ30による検知の感度が元の正常な感度に戻され(ステップS50)、その上でステップS12に戻って以後の各ステップが実行される。
また図8のステップS22,S38に示しているように非着座タイマが第2設定経過時間をタイムアップする間に着座検知がなされたときには、ステップS12に戻って以下の各ステップが実行される。
また着座検知が無かったときにはステップS52に戻ってリモコン洗浄信号の有無が判定され、そしてリモコン洗浄信号が無いときには再度ステップS22が実行され、一方洗浄信号があったときはステップS54が実行される。
次に図10は更に他の例のタイムチャートを表したもので、この例は図9に示す便器装置10、即ち洗浄タンクを備えず電磁バルブ68の開閉によって洗浄水の供給と遮断、即ち便器洗浄の開始と終了とを行う場合の例である。
ここでは図10に示しているように脱座判定時に出される洗浄信号に基づいて便器の洗浄動作が開始され(電磁バルブ68が開弁され)、そして洗浄終了信号に基づいて洗浄動作が終了する(電磁バルブ68が閉弁される)。
そしてドップラセンサ30による検知は、その洗浄信号と洗浄終了信号との間だけ感度が低く切り換えられる。
図11及び図12はその際の制御の内容をフローチャートで表したもので、この内図11に示す内容は第1の例と基本的に同様である。
但しステップS14,S28,S36における洗浄開始は電磁バルブ68の開弁によって行われる。
そしてここでは図12に示しているように洗浄終了信号とともに洗浄終了が行われ(ステップS64,S66)、これと同時にドップラセンサ30による検知の感度が元の正常な感度へと戻される(ステップS34)。
図13は更に他の例を示している。
この例は、洗浄開始とドップラセンサ30による検知の感度を低く切り換えるタイミングについては図9〜図12に示した例と同様であるが、ドップラセンサ30による検知の感度を正常な感度に戻す際の時期が異なっている。
詳しくは、図13に示しているように洗浄信号が出されるのと同時に洗浄動作が開始される(電磁バルブ68が開弁される)とともに、ドップラセンサ30による検知の感度が低く切り換えられる。
そして洗浄終了信号が出されるのと同時に洗浄動作が終了する(電磁バルブ68が閉弁される)。
そして洗浄動作が終わった後僅かに遅れて、即ち感度が低く切り換えられた後、一定時間の20秒が経過した後においてドップラセンサ30による検知の感度が再び正常な感度に戻される。
図14,図15はその際の具体的な制御の内容をフローチャートで表したもので、このうち図14に示す各ステップは図11におけるそれと同様である。
この例では、洗浄開始とともにドップラセンサ30による検知の感度が低く切り換えられ、同時に図15のフローチャートに示すようにステップS70で感度タイマがスタートし、そして感度タイマがタイムアップしたところで、即ち20秒が経過したところでドップラセンサ30による検知の感度が元の感度に戻される(ステップS32,S34)。
尚この例においても、洗浄の終了は洗浄終了信号に基づく電磁バルブ68の閉弁によって行われる(ステップS64,S66)。
以上の例では、直接的には洗浄信号に基づいてドップラセンサ30による検知の感度を低く切り換えるようにしているが、このような洗浄信号の有無に拘らず、脱座判定に基づいてドップラセンサ30による検知の感度を低く切り換えるようになすことも可能である。
図16はその例を示している。
このうち図16(A)の例は、脱座判定による信号に基づいてドップラセンサ30による検知の感度を低く切り換え、そして洗浄終了信号に基づいてドップラセンサ30による検知の感度を元の正常な感度へと戻すようになした例である。
また図16(B)の例は、脱座判定による信号によってドップラセンサ30による検知の感度を低く切り換える一方、洗浄タンク20内部の洗浄水が満水となったときに、その満水信号に基づいてドップラセンサ30による検知の感度を元の正常な感度へと戻すようになした例である。
尚、洗浄水の満水信号は例えば洗浄タンク20内の水位を液面センサ等で監視し、その水位が満水状態となったときにその液面センサから信号を出すなどして満水信号を得ることができる。
勿論他の手段によって満水信号を得ることも可能である。
次に図16(C)の例は、脱座判定による信号に基づいてドップラセンサ30による検知の感度を低く切り換える点は同様であるが、ここではその後一定時間(ここでは20秒)を経過したところで、ドップラセンサ30による検知の感度を元の正常な感度へと戻すようにしている。
以上のように本例の便器装置10によれば、便器洗浄の際に便器本体14内部における洗浄水の動きをドップラセンサ30が拾ってしまってこれを使用者の動きと誤検知する問題を解決することができ、従ってドップラセンサ30による誤検知により各種機器が誤って動作させられてしまう問題を解決することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれらはあくまで一例示である。
例えば上例では何れもドップラセンサ30による検知の感度を低く切り換えることによって便器本体14内部における洗浄水の動きを非検知の状態とするようにしているが、勿論ドップラセンサ30を停止させることによってこれをなすことも可能であるし、或いはまたドップラセンサ30は通常通り動作させておく一方で、ドップラセンサ30による検知情報を制御部において無効とすることにより便器本体14内部における洗浄水の動きを実質的に非検知の状態となすことも可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態の便器装置を示す図である。 同便器装置の動作の一例を表すタイムチャートである。 図2の動作に対応した制御の実行内容を具体的に表すフローチャートである。 図3に続くフローチャートである。 図4における(B)に対応した動作の内容を表すタイムチャートである。 本発明の他の実施形態における動作の内容を表すタイムチャートである。 図6の動作に対応した制御の実行内容を具体的に表すフローチャートである。 図7に続くフローチャートである。 図1とは異なった形態の便器装置を示す図である。 本発明の更に他の実施形態における動作の内容を表すタイムチャートである。 図10の動作に対応した制御の実行内容を具体的に表すフローチャートである。 図11に続くフローチャートである。 本発明の更に他の実施形態における動作の内容を表すタイムチャートである。 図13に対応した制御の実行内容を具体的に表すフローチャートである。 図14に続くフローチャートである。 本発明の他の各実施形態における動作の内容を表すタイムチャートである。
符号の説明
10 洋風便器装置
11 便器
14 便器本体
16 便座
30 ドップラセンサ
32 マイコン
34 制御基板(制御部)

Claims (8)

  1. 人体検知センサとしてのドップラセンサと、各種機器を動作制御する制御部とを備えた便器装置において、
    便器洗浄のための該便器内部における洗浄水の動きを実質的に非検知の状態とするように前記制御部において前記ドップラセンサを動作制御するようになしたことを特徴とする便器装置。
  2. 請求項1において、前記便器の洗浄開始を示す洗浄信号に基づいて前記ドップラセンサによる検知を前記非検知の状態に切り換えることを特徴とする便器装置。
  3. 請求項1において、前記便器装置が、使用者が便座から立ち上がって離れたときに脱座判定し、該脱座判定に基づいて前記便器を自動洗浄する自動洗浄機能付きの便器装置であって、
    前記便座に着座した使用者が該便座に対し非着座状態となったときの非着座検知に基づき、該非着座検知後の設定経過時間後に前記ドップラセンサによる検知を前記非検知の状態に切り換えることを特徴とする便器装置。
  4. 請求項3において、前記非着座検知後、前記脱座判定までの時間として設定した第2設定経過時間よりも短い第1設定経過時間後に前記ドップラセンサによる検知を前記非検知の状態に切り換えることを特徴とする便器装置。
  5. 請求項3において、前記第2設定経過時間後に前記ドップラセンサによる検知を前記非検知の状態に切り換えることを特徴とする便器装置。
  6. 請求項2〜5の何れかにおいて、前記便器の洗浄終了を示す洗浄終了信号に基づいて前記ドップラセンサによる正常な検知を復帰させることを特徴とする便器装置。
  7. 請求項2〜5の何れかにおいて、設定した非検知時間経過後に前記ドップラセンサによる正常な検知を復帰させることを特徴とする便器装置。
  8. 請求項1〜7の何れかにおいて、前記便器の洗浄動作中前記制御部において前記ドップラセンサを動作停止若しくは感度低下させ又は該ドップラセンサによる検知情報を無効とすることによって前記非検知の状態とすることを特徴とする便器装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015108544A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 沖電気工業株式会社 制御装置、制御システムおよびプログラム
WO2016050130A1 (zh) * 2014-09-30 2016-04-07 厦门市欧立通电子科技开发有限公司 微波式手扬马桶控制器

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