JP2005112682A - 水素精製装置および分離膜モジュール - Google Patents

水素精製装置および分離膜モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】 水素分離膜全体に対して、水素の透過に寄与する部分の占める割合を高め、水素分離膜を有効に利用することができる水素精製装置および分離膜モジュールを提供する。
【解決手段】 水素精製装置は、水素を選択的に透過する水素分離膜120と、供給流路112を形成する供給流路プレート110と、回収流路142を形成する回収流路プレート140とを備え、補強板130を水素分離膜120に接して設け、水素分離膜120に空間層125を形成する複数の丘陵部122を形成し、補強板130に複数の開口部132を形成するとともに、少なくとも1つの丘陵部122が形成する空間層125における補強板130に接する面の一部は、少なくとも1つの開口部132上に位置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、低純度水素ガスから高純度水素ガスへの水素の精製を行う水素精製装置、および、水素を選択的に透過する水素分離膜を備えた分離膜モジュールに関するものである。
水素精製装置としては、水素を選択的に透過する水素分離膜を用いた装置がある。この水素精製装置は、水素分離膜の一方の面に低純度水素ガスを供給し、そのガス中の水素原子を水素分離膜に拡散・透過させることによって、他方の面へと透過した高純度水素ガスを回収する。この水素分離膜には、パラジウム(Pd)やパラジウム合金(例えば、Pd−Ag)などの金属膜や高分子膜などが用いられる。
水素分離膜における水素の透過速度は、膜厚の薄肉化や、低純度水素ガス側と高純度水素ガス側との差圧を増大させることによって高めることができる。水素精製装置においては、薄膜化および差圧増大によって水素透過効率の向上を図る一方、薄膜化および差圧増大の影響による水素分離膜の損傷を防止するため水素分離膜の補強が必要とされる。
ここで、水素分離膜を補強する補強部材を備えた従来の水素精製装置の一例について説明する。図9は、従来の水素精製装置における分離層90の部分断面図である。従来の水素精製装置は、図9に示した分離層90を単層または複数積層しモジュール化した分離膜モジュールを備え、低純度水素ガスから高純度水素ガスへの水素の精製を行う装置である。分離層90は、水素を選択的に透過する水素分離膜930、水素分離膜930の一方の面に低純度水素ガスを供給する供給流路912を形成する供給流路プレート910、水素分離膜930の他方の面へと透過した高純度水素ガスを回収する回収流路952を形成する回収流路プレート950を主な構成要素として備える。水素分離膜930には、水素分離膜930を補強する補強板920が、水素分離膜930の一方の面に接して設けられるとともに、水素分離膜930を補強する補強板940が、水素分離膜930の他方の面に接して設けられている。補強板920には複数の開口部922が形成され、補強板940には複数の開口部942が形成されている。水素分離膜930は、水素を選択的に透過する性質を有する水素分離金属(例えば、パラジウム合金)によって形成されている。水素分離膜930以外の補強板920,940などは、充分な耐久性・耐熱性を有するガス不透過な金属(例えば、ステンレスやセラミックス)によって形成されている。
水素分離膜930における水素の透過に寄与する水素透過部は、開口部922と開口部942との双方に接する部分となる。従来の水素精製装置は、供給流路912に低純度水素ガスを供給し、水素分離膜930の水素透過部に水素を透過させ、回収流路952から高純度水素ガスを回収する。なお、高純度水素ガス側の補強板940のみで水素分離膜930を補強する場合には、開口部942に接する部分が水素分離膜930における水素透過部となる。下記特許文献には、補強板の開口部に接する部分が水素透過部における水素透過部となる分離膜モジュールが記載されている。
特開平11−99324号公報
従来の水素精製装置および分離膜モジュールは、補強板によって水素分離膜の損傷を防止することができるが、水素分離膜における水素透過部は、補強板の開口部に接する部分に限られてしまっていた。そのため、水素分離膜全体に対する水素透過部の占める割合は低減し、水素分離膜を有効に利用することができないという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決することを目的としてなされ、水素分離膜全体に対する水素透過部の占める割合を高め、水素分離膜を有効に利用することができる水素精製装置および分離膜モジュールを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するため、本発明の水素精製装置は、低純度水素ガスから高純度水素ガスへの水素の精製を行う水素精製装置であって、水素を選択的に透過する水素分離膜と、前記水素分離膜の一方の面に低純度水素ガスを供給する供給流路を形成する供給流路部材と、前記一方の面の反対側である他方の面へと透過した高純度水素ガスを回収する回収流路を形成する回収流路部材とを備え、前記水素分離膜を補強する補強部材を、前記他方の面側に接して設け、前記水素分離膜に前記補強部材との間に空間層を形成する複数の丘陵部を形成し、前記補強部材に複数の開口部を形成するとともに、少なくとも1つの前記丘陵部は、該丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面の一部が、少なくとも1つの前記開口部上に位置する関係で形成されたことを特徴とする。
また、本発明の水素精製装置は、低純度水素ガスから高純度水素ガスへの水素の精製を行う水素精製装置であって、水素を選択的に透過する水素分離膜と、前記水素分離膜の一方の面に低純度水素ガスを供給する供給流路を形成する供給流路部材と、前記一方の面の反対側である他方の面へと透過した高純度水素ガスを回収する回収流路を形成する回収流路部材とを備え、前記水素分離膜を補強する補強部材を、前記他方の面側に接して設け、前記水素分離膜に前記補強部材との間に空間層を形成する複数の丘陵部を形成し、前記補強部材に複数の開口部を形成するとともに、少なくとも1つの開口部は、該開口部の一部が、少なくとも1つの前記丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面上に位置する関係で形成されたことを特徴とする。
かかる水素精製装置によれば、補強部材の開口部を水素分離膜の面に垂直な方向から投影した開口投影部に加え、開口部に連通した空間層を形成する丘陵部における開口投影部以外の部分においても水素の透過を行うことができる。よって、水素分離膜全体に対する水素透過部の占める割合を高め、水素分離膜を有効に利用することができる。その結果、従来の水素精製装置に比べて、同一表面積の水素分離膜を用いた場合にはより多くの水素を精製することができ、同一の水素精製能力を得る場合には水素分離膜の材料費の削減、または、装置の小型化を図ることができる。
本発明の丘陵部と開口部とは、嵌め合いの関係にはないため、それぞれの形状および位置合わせは接合する上で制限となることはない。よって、丘陵部と開口部とが嵌め合いの関係である場合と比べて、それぞれの形状および位置合わせにおける設計・製造の自由度を向上させることができる。なお、複数の丘陵部および開口部を規則的に形成し位置合わせを行うことによって、丘陵部が形成する空間層を開口部に連通させても良い。この場合には、複数の丘陵部および開口部を無作為に形成し位置合わせを行った場合に比べて、効率良く水素分離膜全体に対する水素透過部の占める割合を高めることができる。
上記の構成を有する本発明の水素精製装置は、以下の態様を採ることもできる。少なくとも2つの前記丘陵部は、該丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面のそれぞれの一部が、少なくとも1つの前記開口部上にそれぞれ位置する関係で形成されたとしても良い。かかる水素精製装置によれば、水素透過部を拡張するための丘陵部と開口部との組み合わせが1対1の場合に比べ、同一の開口投影部に対する水素透過部を拡張することができる。よって、1対1の場合に比べて、水素分離膜全体に対する水素透過部の占める割合を高め、水素分離膜を有効に利用することができる。その結果、1対1の場合に比べより多くの水素を精製することができる。
また、少なくとも2つの開口部は、該開口部のそれぞれの一部が、少なくとも1つの前記丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面上にそれぞれ位置する関係で形成されたとしても良い。かかる水素精製装置によれば、水素透過部を拡張するための丘陵部と開口部との組み合わせが1対1の場合と異なり、空間層から開口部への水素の流路を分散させることができる。よって、1対1の場合に比べて、空間層から開口部への水素の流れの抵抗を低減し、水素透過部の表面積あたりの水素透過効率を向上させることができる。その結果、1対1の場合に比べより多くの水素を精製することができる。
また、全ての前記丘陵部は、該丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面の一部が、少なくとも1つの前記開口部上に位置する関係で形成されたとしても良い。かかる水素精製装置によれば、全ての丘陵部を水素透過部の拡張に用いるため、より一層、水素分離膜を有効に利用することができる。
また、全ての前記開口部は、該開口部の一部が、少なくとも1つの前記丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面上に位置する関係で形成されたとしても良い。かかる水素精製装置によれば、全ての開口部において水素透過部の拡張がなされるため、全開口部が補強部材に占める開口面積あたりの水素透過効率を、より一層、向上させることができる。
上記した課題を解決するため、本発明の分離膜モジュールは、水素を選択的に透過する水素分離膜を備えた分離膜モジュールであって、前記水素分離膜を補強する補強部材を、前記水素分離膜の一方の面側に接して設け、前記水素分離膜に前記補強部材との間に空間層を形成する複数の丘陵部を形成し、前記補強部材に複数の開口部を形成するとともに、少なくとも1つの前記丘陵部は、該丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面の一部が、少なくとも1つの前記開口部上に位置する関係で形成されたことを特徴とする。
また、本発明の分離膜モジュールは、水素を選択的に透過する水素分離膜を備えた分離膜モジュールであって、前記水素分離膜を補強する補強部材を、前記水素分離膜の一方の面側に積層して設け、前記水素分離膜に前記補強部材との間に空間層を形成する複数の丘陵部を形成し、前記補強部材に複数の開口部を形成するとともに、少なくとも1つの開口部は、該開口部の一部が、少なくとも1つの前記丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面上に位置する関係で形成されたことを特徴とする。
かかる分離膜モジュールによれば、補強部材の開口部に基づいた開口投影部に加え、開口部に連通した空間層を形成する丘陵部における開口投影部以外の部分においても水素の透過を行うことができる。その結果、水素分離膜全体に対する水素透過部の占める割合を高め、水素分離膜を有効に利用することができる。
また、丘陵部が形成する空間層が開口部に連通すれば良く、水素透過部を拡張するための丘陵部および開口部の形状を、厳密に形成することは不要である。また、少なくとも一組の丘陵部と開口部との組み合わせが、水素透過部を拡張すれば良く、水素分離膜と補強部材との厳密な位置合わせは不要である。この場合に、開口部と絡まない丘陵部が存在しても構わず、丘陵部と絡まない開口部が存在しても構わない。これらの結果、水素透過膜および補強部材における設計の自由度を高めることができる。
上記の構成を有する本発明の分離膜モジュールは、以下の態様を採ることもできる。少なくとも2つの前記丘陵部は、該丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面のそれぞれの一部が、少なくとも1つの前記開口部上にそれぞれ位置する関係で形成されたとしても良い。かかる分離膜モジュールによれば、水素透過部を拡張するための丘陵部と開口部との組み合わせが1対1の場合に比べ、同一の開口投影部に対する水素透過部を拡張することができる。よって、1対1の場合に比べて、水素分離膜全体に対する水素透過部の占める割合を高め、水素分離膜を有効に利用することができる。
また、少なくとも2つの開口部は、該開口部のそれぞれの一部が、少なくとも1つの前記丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面上にそれぞれ位置する関係で形成されたとしても良い。かかる分離膜モジュールによれば、水素透過部を拡張するための丘陵部と開口部との組み合わせが1対1の場合と異なり、空間層から開口部への水素の流路を分散させることができる。よって、1対1の場合に比べて、空間層から開口部への水素の流れの抵抗を低減し、水素透過部の表面積あたりの水素透過効率を向上させることができる。
以上説明した本発明の構成および作用を一層明らかにするために、以下本発明を適用した水素精製装置について、次の順序で説明する。
目次
A.第1の実施例
A−(1).第1の実施例の水素精製装置の構成
A−(2).第1の実施例の水素精製装置の動作
B.第2の実施例
C.第3の実施例
D.第4の実施例
E.その他の実施形態
A.第1の実施例:
A−(1).第1の実施例の水素精製装置の構成:
はじめに、本発明の第1の実施例の水素精製装置の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施例の水素精製装置における分離層10の部分断面図である。図2は、図1におけるA−A線に沿って水素分離膜120を見た矢視図である。なお、図1の断面図は、図2におけるB−B線に沿って分離層10を切断した形状を示す矢視断面図である。図3は、分離層10の全体構成を示す斜視図である。第1の実施例の水素精製装置は、図3に示すように、複数の分離層10を積層しモジュール化した分離膜モジュールを備え、低純度水素ガスから高純度水素ガスへの水素の精製を行う装置である。なお、水素精製装置は、分離層10を複数積層した分離膜モジュールではなく、単層の分離膜モジュールを備えた構造であっても良い。複数積層した場合には、装置全体を小型化しつつ水素透過処理能力を充分に確保することができる。
第1の実施例の水素精製装置における分離層10は、図1〜図3に示すように、水素を選択的に透過する水素分離膜120、水素分離膜120の一方の面に低純度水素ガスを供給する複数の供給流路112を形成する供給流路プレート110、水素分離膜120の他方の面へと透過した高純度水素ガスを回収する複数の回収流路142を形成する回収流路プレート140を主な構成要素として備える。水素分離膜120には、水素分離膜120を補強する補強板130が、回収流路プレート140側である他方の面に接して設けられている。
水素分離膜120には、補強板130の反対側へ凸である半球殻状の丘陵部122が規則的に複数形成されている。これらの丘陵部122は、水素分離膜120と補強板130との間に半球状の空間層125を形成する。補強板130には、円形の開口部132が規則的に複数形成されている。
丘陵部122の形成方法としては、丘陵部122の半球殻状の内側に接する凸状、または、外側に接する凹状を有する型に、水素分離膜の材料となる金属を蒸着させる蒸着形成法を用いることができる。その他、丘陵部122の半球状の内側に接する凸状、または、外側に接する凹状を有する型に、平板状の水素分離膜を押し当てることによって丘陵部122を形成する押圧形成法などを用いることもできる。開口部132の形成方法としては、レーザ法、エッチング法、ドリル法などを用いることができる。
図2に示すように、補強板130の開口部132は、任意の1つの開口部132を他の6つの開口部132が取り囲むとともに、隣り合う全ての開口部132の中心間の距離p1が等しい位置関係で規則的に形成されている。水素分離膜120の丘陵部122は、水素分離膜120の面に垂直方向から見た丘陵部122の中心が、任意の隣り合う3つの開口部132の中心を頂点とする正三角形の図心となる位置関係で規則的に形成されている。水素分離膜120の面に垂直方向から見た丘陵部122の直径d2と、開口部132の直径d1との関係は、次式(1)で表される。
Figure 2005112682
ここで、p2は、任意の隣り合う丘陵部122の中心間の距離であるとともに、任意の重なり合う丘陵部122と開口部132との中心間の距離である。tは水素分離膜120の膜厚である。
丘陵部122と開口部132とが上述の関係で形成され組み合わされることによって、任意の1つの開口部132を見た場合には、6つの丘陵部122が形成する空間層125における補強板130に接する面のそれぞれの一部が、その任意の1つの開口部132上にそれぞれ位置する関係となる。また、任意の1つの丘陵部122を見た場合には、3つの開口部132のそれぞれの一部が、その任意の1つの丘陵部122が形成する空間層125における補強板130に接する面上にそれぞれ位置する関係となる。
ここで、丘陵部122の直径d2および開口部132の直径d1は、例えば、20マイクロメートル程度の水素分離膜120の膜厚に対しては、数ミリ程度の大きさとすることが好ましい。これらの大きさは、水素分離膜120の材質や膜厚、丘陵部122の形状、水素分離膜120にかかる圧力などの種々の要因を考慮して、水素分離膜120が充分な強度を保つことのできる大きさであれば良い。
なお、丘陵部122と開口部132との接合上の関係は、厳密に上述の関係で形成する必要はなく、少なくとも1つの丘陵部122が形成する空間層125における補強板130に接する面の一部が、少なくとも1つの開口部132上に位置する関係で形成され組み合わされば良い。したがって、丘陵部122および開口部132を厳密な形状に形成することは不要である。また、開口部132と絡まない丘陵部122が存在しても構わず、丘陵部122と絡まない開口部132が存在しても構わない。特に、丘陵部122および開口部132が形成されている領域と形成されていない領域との境界周辺では、上述の関係を厳密に満たすことは不可能であり、丘陵部122と開口部132とが絡まない部分が存在する。よって、丘陵部122と開口部132との形状および位置合わせにおける設計・製造の自由度を向上させることができる。
水素分離膜120の材質は、水素を選択的に透過する性質を有する水素分離合金である。この水素分離合金としては、パラジウムまたはパラジウム合金(例えば、パラジウムー銀合金)などのパラジウムを含有する金属の他、水素を選択的に透過する性質を有する他の材料からも選択することができる。水素分離膜120以外の供給流路プレート110,回収流路プレート140および補強板130の材質は、水素の精製を行う上で充分な強度および耐熱性を有するとともに、ガス不透過な性質を有する材質である。この材質として、本実施例ではステンレスを採用するが、ステンレスなどの金属材料の他、セラミックスなどの種々の材質から選択することができる。
図3に示すように、供給流路プレート110の供給流路112は、供給流路プレート110の一方の面上に平行に並んだ直線状の溝であり、回収流路プレート140の回収流路142は、回収流路プレート140の一方の面上に平行に並んだ直線状の溝である。水素分離膜120および補強板130は、供給流路112の溝の方向と、回収流路142の溝の方向とが積層の方向から見て直交する態様で、供給流路プレート110の供給流路112が形成された面と、回収流路プレート140の回収流路142が形成された面との間に挟み込まれている。本実施例では、これらの供給流路プレート110,水素分離膜120,補強板130,回収流路プレート140における各接合部は、拡散接合によって接合されている。拡散接合を用いることによって、各接合部の接合工程を比較的簡素化することができ、また、各接合部の耐熱性・耐腐食性を容易かつ安定して保つことができる。
A−(2).第1の実施例の水素精製装置の動作:
次に、本発明の第1の実施例の水素精製装置の動作について説明する。第1の実施例の水素精製装置における分離層10は、図1および図2に示すように、水素分離膜120の面に垂直な方向から開口部132を水素分離膜120に投影した開口投影部で水素の透過を行う。この開口投影部における水素の透過に加え、開口部132に連通した空間層125を形成する丘陵部122では、この丘陵部122における開口投影部以外の部分である丘陵透過部128(図2のハッチングで示した領域)でも水素の透過を行う。供給流路112から丘陵部122以外の開口投影部を透過した高純度水素ガスは、開口部132から回収流路142へと導かれる。供給流路112から丘陵部122を透過した高純度水素ガスは、空間層125から開口部132を経由して回収流路142へと導かれる。
第1の実施例の水素精製装置は、図3に示すように、分離層10の供給流路112に対しては、低純度水素ガスを外部から供給流路112の一端に導き、水素濃度が低下した低純度水素ガスを排気ガスとして供給流路112の他端から外部に導く。一方、分離層10の回収流路142に対しては、高純度水素ガスを回収するパージガスを、外部から回収流路142の一端に導き、水素分離膜120を透過した高純度水素ガスとともに、回収流路142から外部に導く。パージガスが、水素分離膜120を透過した高純度水素ガスを運び去ることによって、水素分離膜120が回収流路142側と接する空間における水素濃度を常に低く抑え、水素精製効率の向上を図っている。このパージガスとして、本実施例では水蒸気を採用するが、水素と不活性であるとともに、精製した水素を用いる工程で不都合を生じない気体(例えば、ヘリウム)であって、充分に水素濃度が低い気体を、目的に応じて適宜選択すれば良い。
以上説明した第1の実施例の水素精製装置によれば、補強板130の開口部132を投影した開口投影部に加え、開口部132に連通した空間層125を形成する丘陵部122の丘陵透過部128においても水素の透過を行うことができる。よって、水素分離膜120全体に対する水素透過部の占める割合を高め、水素分離膜120を有効に利用することができる。その結果、従来の水素精製装置に比べて、同一表面積の水素分離膜120を用いた場合にはより多くの水素を精製することができ、同一の水素精製能力を得る場合には水素分離膜120の材料費の削減、または、装置の小型化を図ることができる。
また、境界領域を除く任意の1つの開口部132を見た場合には、6つの丘陵部122が形成する空間層125における補強板130に接する面のそれぞれの一部が、その任意の1つの開口部132上にそれぞれ位置する関係となる。そのため、水素透過部を拡張するための丘陵部122と開口部132との組み合わせが1対1の場合に比べ、同一の開口投影部に対する水素透過部を拡張することができる。よって、1対1の場合に比べて、水素分離膜120全体に対する水素透過部の占める割合を高め、水素分離膜120を有効に利用することができる。その結果、1対1の場合に比べより多くの水素を精製することができる。
また、境界領域を除く任意の1つの丘陵部122を見た場合には、3つの開口部132のそれぞれの一部が、その任意の1つの丘陵部122が形成する空間層125における補強板130に接する面上にそれぞれ位置する関係となる。そのため、水素透過部を拡張するための丘陵部122と開口部132との組み合わせが1対1の場合と異なり、空間層125から開口部132への水素の流路を分散させることができる。よって、1対1の場合に比べて、空間層125から開口部132への水素の流れの抵抗を低減し、水素透過部の表面積あたりの水素透過効率を向上させることができる。その結果、1対1の場合に比べより多くの水素を精製することができる。
また、水素分離膜120に丘陵部122を形成することによって、水素分離膜120の平面部の剛性を補強することができる。また、丘陵部122を球面とすることによって、丘陵部122における応力集中を緩和することができる。
B.第2の実施例:
次に、本発明の第2の実施例の水素精製装置の構成について説明する。図4は、本発明の第2の実施例の水素精製装置における分離層20の部分断面図である。図5は、分離層20の全体構成を示す斜視図である。第2の実施例の水素精製装置は、図5に示すように、複数の分離層20を積層しモジュール化した分離膜モジュールを備え、低純度水素ガスから高純度水素ガスへの水素の精製を行う装置である。
第2の実施例における分離層20は、図4および図5に示すように、第1の実施例と異なり、2つの水素分離膜220,250を備え、水素分離膜220の一方の面に低純度水素ガスを供給する複数の供給流路212を形成する供給流路プレート210、水素分離膜250の一方の面に低純度水素ガスを供給する複数の供給流路262を形成する供給流路プレート260、水素分離膜220,250のそれぞれ他方の面へと透過した高純度水素ガスを回収する複数の回収流路242を形成する回収流路プレート240を主な構成要素として備える。水素分離膜220には、第1の実施例と同様に、水素分離膜220を補強する補強板130が、回収流路プレート240側である他方の面に接して設けられている。一方、水素分離膜250については、第1の実施例と異なり補強板が設けられておらず、水素分離膜250の他方の面に接する回収流路プレート240の壁面が、補強板と同様の役割を果たす。分離層20を構成する各部材の材質は、第1の実施例の分離層10を構成する各部材の材質と同様である。
水素分離膜220,250には、第1の実施例の丘陵部122と同様の丘陵部222,252がそれぞれ規則的に複数形成されている。補強板230には、第1の実施例の開口部132と同様の開口部232が規則的に複数形成されている。水素分離膜250に接する回収流路プレート240の壁面にも、第1の実施例の開口部132と同様の開口部244が規則的に複数形成されている。
図5に示すように、供給流路212,262および回収流路242は、第1の実施例と同様に、各プレートの一方の面上に平行に並んだ直線状の溝である。なお、回収流路プレート240における回収流路242が形成された面の反対側の面には、前述の開口部244が形成されている。水素分離膜220および補強板230は、供給流路212の溝の方向と、回収流路242の溝の方向とが積層の方向から見て直交する態様で、供給流路プレート210の供給流路212が形成された面と、回収流路プレート240の回収流路242が形成された面との間に挟み込まれている。水素分離膜250は、回収流路242の溝の方向と、供給流路262の溝の方向とが積層の方向から見て直交する態様で、回収流路プレート240の開口部244が形成された面と、供給流路プレート260の供給流路262が形成された面との間に挟み込まれている。分離層20における各部材の接合部は、拡散接合されている。本発明の第2の実施例の水素精製装置の動作は、図4に示すように、2つの供給流路212,262から水素分離膜220,250をそれぞれ透過した高純度水素ガスが、1つの回収流路242へと導かれる以外は、第1の実施例と同様である。
以上説明した第2の実施例の水素精製装置によれば、第1の実施例の効果に加え、2つの供給流路プレート210,260に対して、1つの回収流路プレート240で対応することができるとともに、回収流路プレート240を水素分離膜250の補強部材として用いることができる。よって、装置の小型化を図ることができ、また、装置構成の簡素化を図ることができる。
C.第3の実施例:
次に、本発明の第3の実施例の水素精製装置の構成について説明する。図6は、本発明の第3の実施例の水素精製装置における分離層30の部分断面図である。図7は、図6におけるC−C線に沿って水素分離膜320を見た矢視図である。なお、図6の断面図は、図7におけるD−D線に沿って分離層30を切断した形状を示す矢視断面図である。第3の実施例の水素精製装置の構成は、水素分離膜の丘陵部および補強板の開口部の形状が異なる以外、第1の実施例と同様である。
第3の実施例の水素精製装置における分離層30は、図6および図7に示すように、水素分離膜320、供給流路312を形成する供給流路プレート310、回収流路342を形成する回収流路プレート340を主な構成要素として備える。水素分離膜320には、水素分離膜320を補強する補強板330が、回収流路プレート340側である他方の面に接して設けられている。
水素分離膜320には、補強板330の反対側へ凸である丘陵部322,323が形成されている。丘陵部322の形状は、水素分離膜320の全体矩形よりも一回り小さい矩形に沿うように2連の半円を連続して一周させた際の軌跡によって描かれた形状である。この丘陵部322の内側には、さらに一回り小さい矩形に沿った同様の丘陵部323が形成されている。補強板330には、円形の開口部332が、縦横に等間隔で複数形成されている。丘陵部322,323と開口部332との関係は、幾つかの開口部332のそれぞれの一部が、丘陵部322または丘陵部323が形成する空間層における補強板330に接する面上にそれぞれ位置する関係とされている。
ここで、丘陵部322における半円の直径、および、開口部132の直径は、例えば、20マイクロメートル程度の水素分離膜320の膜厚に対しては、数ミリ程度の大きさとすることが好ましい。これらの大きさは、水素分離膜320の材質や膜厚、丘陵部322の形状、水素分離膜320にかかる圧力などの種々の要因を考慮して、水素分離膜320が充分な強度を保つことのできる大きさであれば良い。
なお、丘陵部322,323の断面形状は、2連の半円に限るものではなく、1つまたは3連以上であっても良いし、半楕円または鋭角な山状であっても良い。また、丘陵部322,323の数は、2つに限るものではなく、1つまたは3つ以上であっても良い。また、丘陵部322の全体形状は、矩形に沿ったものに限るものではく、水素分離膜の全体形状より小さい相似形に沿ったものであれば良い。例えば、水素分離膜の全体形状が円形である場合には、一回り小さい円形に沿った形状であれば良い。本発明の第3の実施例の水素精製装置の動作は、第1の実施例と同様である。
以上説明した第3の実施例の水素精製装置によれば、第1の実施例の効果に加え、水素分離膜320全体に生じる熱や水素伸び(水素を吸収することによる膜の膨張)などによる応力を、丘陵部322によって吸収することができる。また、全ての丘陵部322,323を水素透過部の拡張に用いるため、より一層、水素分離膜320を有効に利用することができる。
D.第4の実施例:
次に、本発明の第4の実施例の水素精製装置の構成について説明する。図8は、本発明の第4の実施例の水素精製装置における水素分離膜420および補強板430の分解斜視図である。第4の実施例の水素精製装置の構成は、水素分離膜の丘陵部および補強板の開口部の形状が異なる以外、第1の実施例と同様である。第4の実施例の水素分離膜420には、補強板330の反対側へ凸である丘陵部422が、水素分離膜420を蛇腹状に折りたたむことによって形成されている。第4の実施例の補強板430には、開口部432が、蛇腹状の丘陵部422の列に直交する方向に伸びた長穴として形成されている。丘陵部422と開口部432との関係は、全ての開口部432のそれぞれの一部が、全ての丘陵部422が形成する空間層における補強板430に接する面上にそれぞれ位置する関係とされている。
ここで、丘陵部422の凸状の高さや幅、および、開口部432の幅は、例えば、20マイクロメートル程度の水素分離膜420の膜厚に対しては、数ミリ程度の大きさとすることが好ましい。これらの大きさは、水素分離膜420の材質や膜厚、丘陵部422の形状、水素分離膜420にかかる圧力などの種々の要因を考慮して、水素分離膜420が充分な強度を保つことのできる大きさであれば良い。本発明の第4の実施例の水素精製装置の動作は、第1の実施例と同様である。
以上説明した第4の実施例の水素精製装置によれば、第1の実施例の効果に加え、水素分離膜420と補強板430との位置合わせの自由度を一層高めることができる。また、丘陵部422の形成を、折り曲げ加工によって行うことができ、型を用いた場合と比べ製造コストを低減させることができる。また、全ての丘陵部422を水素透過部の拡張に用いるため、より一層、水素分離膜420を有効に利用することができる。また、全ての開口部432において水素透過部の拡張がなされるため、全開口部432が補強板430に占める開口面積あたりの水素透過効率を、より一層、向上させることができる。
E.その他の実施形態:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。例えば、第1および第2の実施例における丘陵部の形状は、半球殻状に限るものではなく、円柱状、円錐状などの種々の態様で実施することが可能である。また、開口部の形状は、円形に限るものではなく、多角形などの種々の態様で実施することが可能である。
本発明の第1の実施例の水素精製装置における分離層10の部分断面図である。 図1におけるA−A線に沿って水素分離膜120を見た矢視図である。 分離層10の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施例の水素精製装置における分離層20の部分断面図である。 分離層20の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施例の水素精製装置における分離層30の部分断面図である。 図6におけるC−C線に沿って水素分離膜320を見た矢視図である。 本発明の第4の実施例の水素精製装置における水素分離膜420および補強板430の分解斜視図である。 従来の水素精製装置における分離層90の部分断面図である。
符号の説明
10,20,30,90...分離層
110...供給流路プレート
112...供給流路
120...水素分離膜
122...丘陵部
125...空間層
128...丘陵透過部
130...補強板
130...補強部材
132...開口部
140...回収流路プレート
142...回収流路
210,260...供給流路プレート
212,262...供給流路
220,250...水素分離膜
222,252...丘陵部
230...補強板
232...開口部
240...回収流路プレート
242...回収流路
244...開口部
310...供給流路プレート
312...供給流路
320...水素分離膜
322,323...丘陵部
330...補強板
332...開口部
340...回収流路プレート
342...回収流路
420...水素分離膜
422...丘陵部
430...補強板
432...開口部
910...供給流路プレート
912...供給流路
920,940...補強板
922,942...開口部
930...水素分離膜
950...回収流路プレート
952...回収流路

Claims (8)

  1. 低純度水素ガスから高純度水素ガスへの水素の精製を行う水素精製装置であって、
    水素を選択的に透過する水素分離膜と、
    前記水素分離膜の一方の面に低純度水素ガスを供給する供給流路を形成する供給流路部材と、
    前記一方の面の反対側である他方の面へと透過した高純度水素ガスを回収する回収流路を形成する回収流路部材と
    を備え、
    前記水素分離膜を補強する補強部材を、前記他方の面側に接して設け、
    前記水素分離膜に前記補強部材との間に空間層を形成する複数の丘陵部を形成し、
    前記補強部材に複数の開口部を形成するとともに、
    少なくとも1つの前記丘陵部は、該丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面の一部が、少なくとも1つの前記開口部上に位置する関係で形成された
    水素精製装置。
  2. 請求項1記載の水素精製装置であって、
    少なくとも2つの前記丘陵部は、該丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面のそれぞれの一部が、少なくとも1つの前記開口部上にそれぞれ位置する関係で形成された
    水素精製装置。
  3. 請求項1または2記載の水素精製装置であって、
    少なくとも2つの開口部は、該開口部のそれぞれの一部が、少なくとも1つの前記丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面上にそれぞれ位置する関係で形成された
    水素精製装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか記載の水素精製装置であって、
    全ての前記丘陵部は、該丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面の一部が、少なくとも1つの前記開口部上に位置する関係で形成された
    水素精製装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか記載の水素精製装置であって、
    全ての前記開口部は、該開口部の一部が、少なくとも1つの前記丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面上に位置する関係で形成された
    水素精製装置。
  6. 水素を選択的に透過する水素分離膜を備えた分離膜モジュールであって、
    前記水素分離膜を補強する補強部材を、前記水素分離膜の一方の面側に接して設け、
    前記水素分離膜に前記補強部材との間に空間層を形成する複数の丘陵部を形成し、
    前記補強部材に複数の開口部を形成するとともに、
    少なくとも1つの前記丘陵部は、該丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面の一部が、少なくとも1つの前記開口部上に位置する関係で形成された
    分離膜モジュール。
  7. 請求項6記載の分離膜モジュールであって、
    少なくとも2つの前記丘陵部は、該丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面のそれぞれの一部が、少なくとも1つの前記開口部上にそれぞれ位置する関係で形成された
    分離膜モジュール。
  8. 請求項6または7記載の分離膜モジュールであって、
    少なくとも2つの開口部は、該開口部のそれぞれの一部が、少なくとも1つの前記丘陵部が形成する空間層における前記補強部材に接する面上にそれぞれ位置する関係で形成された
    分離膜モジュール。
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