JP2005112129A - 車載モニタシステム及び車内温度制御方法 - Google Patents

車載モニタシステム及び車内温度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車内の温度上昇を自動抑制すると共に、車所有者が車外から車内温度を制御する。
【解決手段】車両内に設置し車内状況を監視する車載モニタ装置1と、車所有者が携帯し無線通信機能を有する通信装置2とを備え、前記車載モニタ装置1は、前記通信装置2との間で無線通信を行う通信部11と、車内温度を検出する温度センサ12と、該温度センサ12で検出した温度に応じて車内温度を制御する車内温度制御手段と、前記車内温度制御手段で制御した制御状況を前記通信部11によって前記通信装置2に対して送信する制御状況通知手段とを有し、前記通信装置2は、前記車内温度制御手段の制御設定情報を前記通信部11に対して送信し、前記車内温度制御手段は、前記通信部11で前記通信装置2から送信された制御設定情報を受信したとき、前記通信装置2から送信された制御設定情報に基づいて車内温度を制御する制御変更手段を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車内の温度上昇を自動抑制するようにした車載モニタシステム及び車内温度制御方法に関する。
従来の車載モニタシステムとしては、例えば温度センサの検出信号に基づく車内温度が、照度センサで検出した照度に応じて設定される駆動設定温度以上であるときに、太陽電池の出力によりモータを駆動し、このモータによってブロアファンを駆動して車内温度の上昇を防止するというものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−165531号公報(第4頁、図4)
しかしながら、上記従来の車載モニタシステムにあっては、ブロアファンを駆動する駆動設定温度は、照度センサで検出した照度に応じて自動設定されるので、車所有者の所望温度に設定することはできないという未解決の課題がある。
また、車内温度が駆動設定温度以上にならないと車内換気制御が作動しないので、車所有者の所望のタイミングで車内換気制御を作動させる、例えば、車所有者が車内に戻る直前に車内換気制御を作動させることはできないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、車内の温度上昇を自動抑制すると共に、車所有者が車外から車内温度を制御することができる車載モニタシステム及び車内温度制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、第1の技術手段は、車両内に設置し車内状況を監視する車載モニタ手段と、車所有者が携帯し無線通信機能を有する車外送受信手段とを備え、前記車載モニタ手段は、前記車外送受信手段との間で無線通信を行う車載送受信手段と、車内温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段で検出した温度に応じて車内温度を制御する車内温度制御手段と、前記車内温度制御手段で制御した制御状況を前記車載送受信手段によって前記車外送受信手段に対して送信する制御状況通知手段とを有し、前記車外送受信手段は、前記車内温度制御手段の制御設定情報を前記車載送受信手段に対して送信し、前記車内温度制御手段は、前記車載送受信手段で前記車外送受信手段から送信された制御設定情報を受信したとき、前記車外送受信手段から送信された制御設定情報に基づいて車内温度を制御する温度制御変更手段を備えていることを特徴としている。
これにより、温度センサによって検出した車内温度に応じて車内温度を制御するので、自動的に車内温度の上昇を防止することができる。また、車所有者が無線通信によって車両内の温度制御の設定を制御するので、車内温度を車所有者の所望の温度に設定することができると共に、車所有者の所望のタイミングで車両内の温度制御を作動させることができる。
また、第2の技術手段は、前記車内温度制御手段は、車両に搭載された換気ファンを制駆動するファン制御手段と、車窓を開閉する車窓制御手段と、エアコンを制駆動する冷房制御手段とを備えていることを特徴としている。
これにより、ファンの駆動によって車内送風を行い、車窓の開閉によって車内換気を行い、エアコンの駆動によって車内冷房を行うので、効率的に車内温度の制御を行うことができる。
また、第3の技術手段は、前記車載モニタ手段は、車載用バッテリーと、太陽電池とを備え、前記ファン制御手段は前記太陽電池の出力によりファンを駆動し、前記車窓制御手段は前記バッテリーの出力により車窓を開閉し、前記冷房制御手段は前記バッテリーの出力によりエアコンを駆動するように構成されていることを特徴としている。
これにより、車載バッテリーを搭載しているので、比較的消費電力の多い車窓の開閉及びエアコンの駆動を行うことができ、車載バッテリーの補助として太陽電池を搭載し、比較的消費電力の少ないファンは太陽電池によって駆動するので、車載バッテリーの電圧消費を抑制することができる。
また、第4の技術手段は、前記車載モニタ手段は、前記バッテリーの電圧を検出する電圧検出手段を備え、前記車内温度制御手段は、前記電圧検出手段で検出した電圧値が設定値以上であるとき、前記冷房制御手段でエアコンを駆動するように構成されていることを特徴としている。
これにより、車載バッテリーの電圧が設定電圧以上のときにエアコンを作動するので、効率良く車内を冷房することができる。
また、第5の技術手段は、前記車載モニタ手段は、車外の雨滴を検出する雨滴検出手段を備え、前記車内温度制御手段は、前記雨滴検出手段で雨滴を検出したとき、前記車窓制御手段で車窓を閉成するように構成されていることを特徴としている。
これにより、雨滴を検出したときに車窓やサンルーフを閉めるので、雨が車内へ吹き込むことを確実に防止することができる。
また、第6の技術手段は、前記車載モニタ手段は、車両内への侵入を検出する侵入検出手段と、該侵入検出手段で車両内への侵入を検出したときに警報を発する警報手段と、前記侵入検出手段で車両内への侵入を検出したとき、車両侵入状況を前記車載送受信手段によって前記車外送受信手段に対して送信する侵入通知手段を備えていることを特徴としている。
これにより、車内への侵入を検知したときに警報を発するので、車両内への侵入者に対して警告を与えることができると共に、車両周辺の人に異常を報知することができ、侵入者による車内での盗難作業への発展を防止することができる。また、侵入を検知したときに車所有者に対してこれを通知するので、車所有者は車内での異常を速やかに把握して対応することができる。
また、第7の技術手段は、前記温度検出手段で検出した温度が設定温度以上であるとき、車両に搭載された換気ファンを駆動するステップと、前記ファンを所定時間駆動した後に前記温度検出手段で検出した温度が設定温度以上であるとき、車窓を開放するステップと、前記車窓を所定時間開放した後に前記温度検出手段で検出した温度が設定温度以上であるとき、エアコンを駆動するステップとを備えていることを特徴としている。
これにより、先ず、車内温度が設定温度以上であるときにはファンを駆動し、ファンを所定時間駆動した後、車内温度が設定温度まで下がらない場合には窓やサンルーフを開け、窓を所定時間開けた後、まだ車内温度が設定温度まで下がらない場合にはエアコンを駆動する。このように、段階的に各制御を作動させるので、車載バッテリーの消費を抑えつつ効率的に車内温度制御を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態を示す概略構成図であり、図中1は車載モニタ装置、2は車所有者が携帯する車外送受信手段としての通信装置であって、例えば無線通信機能を有する携帯電話で構成されている。そして、車載モニタ装置1と通信装置2との間では、基地局3を介して無線通信が行われる。
車載モニタ装置1では、予め車所有者が設定した設定情報に基づいて車内温度を制御すると共に、車内への侵入者の有無を監視し、所定の無線通信方式を用いて、車所有者が携帯する通信装置2に対して車内の制御状況を送信すると共に、通信装置2から送信された制御設定情報を受信し、車内温度制御の設定を変更する。
即ち、通信装置2では、所定の無線通信方式を用いて、車載モニタ装置1に対して車内温度制御の設定温度や車内温度制御の作動指令等の制御設定情報を送信すると共に、車載モニタ装置1から送信された制御状況を受信する。これにより、車所有者はリアルタイムで車内状況を把握することができる。
車載モニタ装置1は、図2に示すブロック図で構成されており、通信装置2との間で無線通信を行う車載送受信手段としての通信部11を備え、この通信部11は、電波等の所定の無線通信方式を用いて制御状況の送信及び制御設定情報の受信を行う。また、後述する温度制御コントローラ20との間で、通信装置2へ送信する制御状況信号SCの受け取り、及び通信装置2から受信した車内温度制御の所望設定温度FTと作動指令FAの受け渡しを行うように構成されている。さらに、後述する警報制御コントローラ22との間で、通信装置2へ送信する警報状況信号SWAの受け取りを行うように構成されている。
また、車載モニタ装置1には、車内温度を測定する温度検出手段としての温度センサ12と、車外の雨滴を検出する雨滴検出手段としての雨滴センサ13と、車載バッテリー25と、車載バッテリー25の充電電圧Vを検出する電圧検出手段としての充電電圧センサ26と、太陽光線を電気エネルギーに変換して蓄積する太陽電池27とが設けられている。
そして、温度センサ12から出力される測定温度Tが温度制御コントローラ20に入力され、この温度制御コントローラ20によって、測定温度Tが車所有者によって変更可能な設定温度TSET以上であるときに車内温度を自動的に下げるように制御する温度制御信号を温度制御駆動部21へ出力する。
温度制御駆動部21は、太陽電池27の出力によって窓ガラスの近傍に装備された換気ファンを制駆動するファン制御手段としてのファン制駆動部15と、バッテリー25の出力によって窓及びサンルーフを開閉する車窓制御手段としての車窓制駆動部16と、バッテリー25の出力によってエアコンを制駆動する冷房制御手段としてのエアコン制駆動部17とを備えている。
温度制御コントローラ20から温度制御信号であるファン制駆動指令値SFがファン制駆動部15に入力されたときには、ファンを駆動させることにより車内送風を行い、車窓制駆動指令値SWが車窓制駆動部16に入力されたときには、窓及びサンルーフを所定量だけ開放することにより車内換気を行い、エアコン制駆動指令値SAがエアコン制駆動部17に入力されたときには、エアコンを駆動させることにより車内を冷房するように構成されている。
そして、このように車内温度制御が行われたときには、温度制御コントローラ20で、ファン、車窓又はエアコンによって車内の温度上昇を抑制するための制御が行われたことを車所有者へ通知するための制御状況信号SCを通信部11に出力するように構成されている。
この温度制御コントローラ20と温度制御駆動部21が車内温度制御手段に対応している。
また、車内の座席シート等には、振動を検知する侵入検出手段としての振動センサ14が設置されており、振動センサ14で検知した振動値Fbは警報制御コントローラ22に出力される。
この警報制御コントローラ22では、振動センサ14から入力された振動値Fbに基づいて車内への侵入者の有無を判断し、侵入を検知したときには、車内に設置されたアラーム等で構成される警報手段としての警報装置18に警報発生指令値SALを出力する。これにより、車内への侵入者に対して所定時間警報を発することができると共に、車両周辺に車内での異常を報知する。
さらに、このように侵入者を検知して警報を発したときには、警報制御コントローラ22で、車内に異常が発生したことを車所有者へ通知するための警報状況信号SWAを通信部11に出力するように構成されている。
温度制御コントローラ20では、図3に示す車内温度制御処理を実行する。
この車内温度制御処理は、所定時間毎のタイマ割込処理として実行され、先ず、ステップS1で、温度センサ12で測定した測定温度T、雨滴センサ13で検出した雨滴センサ値Faを読込み、ステップS2に移行する。
ステップS2では、車所有者が携帯する通信装置2から制御設定信号が送信されているか否かを判定する。この判定は、通信部11から入力される所望設定温度FT及びエアコン作動指令FAを読込むことにより行い、所望設定温度FT又はエアコン作動指令FAが入力されているときには、制御設定信号を受信しているものと判断してステップS3に移行し、そうでないときには後述するステップS10に移行する。
そして、ステップS3で、所望設定温度FTが入力されているか否かを判定し、所望設定温度FTが入力されているときにはステップS4に移行して、車所有者が送信した所望設定温度FTを設定温度TSETとして更新してからステップS5に移行し、前記ステップS3の判定結果が、所望設定温度FTが入力されていないときには、そのままステップS5に移行する。
ステップS5では、エアコン作動指令FAが入力されているか否かを判定し、エアコン作動指令FAが入力されていないときには後述するステップS10に移行し、エアコン作動指令FAが入力されているときには、エアコンを強制的に作動させるものと判断してステップS6に移行し、バッテリー25の電力残量を判定する。
ステップS6では、充電電圧センサ26で検出したバッテリー電圧Vがエアコンを作動可能な設定電圧VSET以上であるか否かの判定を行い、V≧VSETであるときには、ステップS7に移行して窓及びサンルーフを閉成させるための車窓制駆動指令値SWを車窓制駆動部16に出力して窓及びサンルーフを閉める。次いで、ステップS8に移行して、エアコンを作動させるためのエアコン制駆動指令値SAをエアコン制駆動部17に出力してエアコンを作動し、ステップS9に移行する。
一方、前記ステップS6の判定結果がV<VSETであるときには、バッテリー電圧が少ないため、エアコンを作動することはできないと判断して、そのままステップS9に移行する。
ステップS9では、車所有者により送信された制御設定情報に対する制御状況、即ち設定温度TSETの更新やエアコン作動の可否を車所有者に通知するための制御状況信号SCを通信部11に出力してタイマ割込処理を終了する。
また、ステップS10では、温度センサ12で測定した測定温度Tが、設定温度TSET以上であるか否かを判定し、T<TSETであるときには、車内温度制御を行う必要はないと判断してステップS11に移行し、温度制御を行うファン、車窓及びエアコンをすべて非作動とするための指令値SF、SW及びSAを各制駆動部15〜17に出力してからタイマ割込処理を終了する。
一方、T≧TSETであるときには、ステップS12に移行し、ファンが駆動しているか否かを判定する。ファンが駆動していないときには、ステップS13に移行して窓及びサンルーフが開放されているか否かを判定する。そして、このステップS13で、窓及びサンルーフが閉まっていると判断されたときには、ステップS14に移行してエアコンが作動しているか否かを判定する。
前記ステップS14の判定結果が、エアコンが作動しているときにはそのままタイマ割込処理を終了し、エアコンが作動していないときには、ステップS15に移行して、ファンを駆動させるためのファン制駆動指令値SFをファン制駆動部15に出力すると共に、ファンが駆動している時間を計測するソフトウェアタイマで構成される継続時間タイマのカウント値N1を“0”にクリアする。
次いで、ステップS16で、ファンを駆動したことを車所有者に通知するための制御状況信号SCを通信部11に出力してタイマ割込処理を終了する。
また、前記ステップS12の判定結果が、すでにファンを駆動しているときには、ステップS17に移行し、ファンを駆動してから所定時間経過したか否かを判定する。
この判定は、ファンが駆動している時間を計測するカウント値N1が、所定時間t1に相当する設定値NS1以上であるか否かによって行い、N1<NS1であるときには、所定時間が経過していないものと判断してステップS18に移行し、カウント値N1をインクリメントしてからタイマ割込処理を終了する。
一方、前記ステップS17の判定結果が、N1≧NS1であるときには、所定時間が経過したものと判断してステップS19に移行し、ファンを停止してからステップS20に移行する。
ステップS20では、雨滴センサ13で検出した雨滴センサ値Faが、雨が降っていると判断できる所定値FaTH以上であるか否かを判定し、Fa≧FaTHであるときには、雨が車内に侵入するため窓及びサンルーフを開放することはできないと判断して後述するステップS27に移行する。
一方、ステップS20の判定結果が、Fa<FaTHであるときには、窓及びサンルーフを開放しても問題ないと判断してステップS21に移行して、窓及びサンルーフを開放させるための車窓制駆動指令値SWを車窓制駆動部16に出力することにより窓及びサンルーフを開放すると共に、窓及びサンルーフを開放している時間を計測するソフトウェアタイマで構成される継続時間タイマのカウント値N2を“0”にクリアする。
次いでステップS22に移行して、窓及びサンルーフを開放したことを車所有者に通知するための制御状況信号SCを通信部11に出力してタイマ割込処理を終了する。
また、前記ステップS13の判定結果が、窓及びサンルーフが開放されているときには、ステップS23に移行して、前記ステップS20と同様に雨滴センサ13の雨滴センサ値Faに基づいて雨が降っているか否かを判定する。
ステップS23の判定結果が、Fa≧FaTHであるときには、雨が降ってきたと判断してステップS24に移行し、窓及びサンルーフを閉成させるための車窓制駆動指令値SWを車窓制駆動部16に出力して窓及びサンルーフを閉め、後述するステップS27に移行する。
一方、前記ステップS23の判定結果が、Fa<FaTHであるときにはステップS25に移行して、窓及びサンルーフを開放してから所定時間経過したか否かを判定する。
この判定は、窓及びサンルーフを開放している時間を計測するカウント値N2が、所定時間t2に相当する設定値NS2以上であるか否かによって行い、N2<NS2であるときには、所定時間が経過していないものと判断してステップS26に移行し、カウント値N2をインクリメントしてからタイマ割込処理を終了する。
前記ステップS25の判定結果が、N2≧NS2であるときには、所定時間が経過したものと判断して前記ステップS24に移行し、窓及びサンルーフを閉成してからステップS27に移行する。
このステップS27では、前記ステップS6と同様にバッテリー25の電圧Vに基づいて、エアコンを作動可能か否かを判定し、V≧VSETのときには、ステップS28に移行してエアコンを作動させるためのエアコン制駆動指令値SAをエアコン駆動部17に出力する。次いで、ステップS29に移行してエアコンを作動したことを車所有者に通知するための制御状況信号SCを通信部11に出力してタイマ割込処理を終了する。
一方、前記ステップS27の判定結果が、V<VSETのときには、ステップS30に移行してエアコンを停止させるためのエアコン制駆動指令値SAをエアコン駆動部17に出力する。次いで、ステップS31に移行してエアコンを停止したことを車所有者に通知するための制御状況信号SCを通信部11に出力してタイマ割込処理を終了する。
この図3の処理において、ステップS2〜S8が温度制御変更手段に対応し、ステップS9、S16、S22、S29、S31が制御状況通知手段に対応している。
また、警報制御コントローラ22では、図4に示す警報制御処理を実行する。
この警報制御処理は、所定時間毎のタイマ割込処理として実行され、先ずステップS101で、振動センサ14で検出した振動値Fbを読込み、ステップS102に移行する。
ステップS102では、前記ステップS101で読込んだ振動値Fbが所定値FbTH以上であるか否かを判定し、Fb≧FbTHであるときには、車内への侵入者を検出したと判断してステップS103に移行する。
このステップS103では、警報を発するための警報発生指令値SALを警報発生部18に出力することにより警報を発してからステップS104に移行する。そして、ステップS104で、車内への侵入者を検出したことを車所有者に通知するための制御状況信号SWAを通信部11に出力して警報制御処理を終了する。
この図4の処理において、ステップS104が侵入通知手段に対応している。
したがって、今、炎天下でファン及びエアコンが停止し、窓及びサンルーフが閉成している状態で、車内温度が設定温度(例えば、35°C)以上である40°Cで停車中であるものとする。この状態で、車所有者から制御設定情報が送信されていない場合には、図3の車内温度制御処理において、ステップS2からステップS10に移行し、車内温度Tは設定温度TSET以上であるのでステップS12に移行する。ファン及びエアコンは停止し、窓及びサンルーフは閉成している状態であるので、ステップS12からステップS13、S14を経てステップS15でファンを駆動させるためのファン制駆動指令値SFをファン制駆動部15に出力することにより、ファンが駆動されて車内送風が行われる。
また、ステップS16で、ファンを駆動したことを車所有者に通知するための制御状況信号SCを通信部11に出力することにより、無線通信によって車所有者が携帯する携帯電話等の通信装置2に車内でファンが駆動されたことが通知される。
その後、ファンが所定時間駆動し続けても車内温度Tが設定温度TSET以上の状態を継続し、前記ステップS15で“0”にクリアしたカウント値N1が所定時間t1に相当する設定値NS1以上となると、ステップS17からステップS19に移行して、ファンを停止するためのファン制駆動指令値SFをファン制駆動部15に出力することにより、ファンを停止してステップS20に移行する。雨は降っていないので、ステップS20からステップS21に移行して、窓及びサンルーフを開放させるための車窓制駆動指令値SWを車窓制駆動部16に出力することにより、窓及びサンルーフが開放されて車内換気が行われる。
そして、ステップS22で、窓を開放したことを車所有者に通知するための制御状況信号SCを通信部11に出力することにより、無線通信によって車所有者が携帯する携帯電話等の通信装置2に窓及びサンルーフが開放されたことが通知される。
その後、窓及びサンルーフを開放中に雨が降り始め、雨滴センサ13で検出した雨滴値Faが所定値FaTH以上となると、ステップS23からステップS24に移行して、窓及びサンルーフを閉成させるための車窓制駆動指令値SWを車窓制駆動部16に出力することにより、窓及びサンルーフが閉成されて雨が車内へ侵入することを防止する。
一方、雨が降らない状態で窓及びサンルーフの開放を続け、所定時間開放し続けても車内温度Tが設定温度TSET以上の状態を継続し、前記ステップS21で“0”にクリアしたカウント値N2が所定時間t2に相当する設定値NS2以上となると、ステップS25から前記ステップS24に移行して窓及びサンルーフが閉成される。
そして、ステップS27で、充電電圧センサ26で検出した車載バッテリー25の充電電圧Vに基づいてバッテリー残量を判定し、バッテリーが残っているときには、ステップS28に移行して、エアコンを駆動させるためのエアコン制駆動指令値SAをエアコン制駆動部17に出力することにより、エアコンが駆動されて車内冷房が行われる。
次いで、ステップS29で、エアコンを作動したことを車所有者に通知するための制御状況信号SCを通信部11に出力することにより、無線通信によって車所有者が携帯する携帯電話等の通信装置2に車内でエアコンが作動されたことが通知される。
その後、エアコンの作動によって車内温度Tが設定温度TSETより低くなったときには、ステップS10からステップS11に移行して、温度制御を行うファン、車窓及びエアコンをすべて非作動とするための指令値SF、SW及びSAを各駆動部15〜17に出力することによりエアコンが停止されて、車内温度制御を終了する。
一方、エアコンを駆動し続けることにより、車載バッテリー25の電圧が少なくなって設定電圧VSETを下回ったときには、ステップS27からステップS30に移行して、エアコンを停止させるためのエアコン制駆動指令値SAをエアコン制駆動部17に出力することによりエアコンを停止し、ステップS31で、エアコンを停止したことを車所有者に通知するための制御状況信号SCを通信部11に出力することにより、無線通信によって車所有者が携帯する携帯電話等の通信装置2に車内でエアコンが停止されたことが通知される。
このように、車内温度Tが設定温度TSET以上であるときには、まずファンを駆動して車内送風を行い、ファンを所定時間駆動しても車内温度が下がらないときには、車窓及びサンルーフを開放して車内換気を行い、窓を所定時間開放しても車内温度が下がらないときには、エアコンを作動して車内冷房を行うので、効率的に温度制御を行うことができる。
また、車所有者が、通信装置2から車内温度を所望設定温度FT(例えば、28°C)まで下げるようにエアコンを作動させるような制御設定情報を送信した場合には、ステップS2からステップS3に移行し、所望設定温度FTが入力されているのでステップS4に移行して、例えば35°Cに設定されている車内温度制御の設定温度TSETを車所有者が設定した28°Cに更新する。
次に、エアコン作動指令FAが入力されているので、ステップS5からステップS6に移行して、車載バッテリー25の充電電圧Vの判定を行い、充電電圧Vがエアコン作動可能な電圧VSET以上であるときには、ステップS7で車窓及びサンルーフを閉めると共に、ステップS8でエアコンを強制的に作動させ、このことを車所有者へ通知する。
このように、車所有者が携帯する通信装置2によって制御設定情報を送信することにより、車内の制御温度を自由に更新することができると共に、車所有者の所望のタイミングでエアコンを作動させることができるので、車から離れていた車所有者が車内へ戻る直前にエアコンを作動させて所望の温度にしておくことで車内へ戻ってきたときの不快感を抑制することができる。
また、車内温度Tが設定温度TSET以上であり、窓及びサンルーフを開放して車内換気を行っているときに、盗難目的等で車内へ侵入しようとする者がいるとする。この場合には、侵入者が車内に侵入した際に生じる振動を振動センサ14で検知し、図4における警報制御処理において、ステップS102で、振動センサ14で検出した振動値Fbが所定値FbTH以上となるので、ステップS103に移行して警報を発するための警報発生指令値SALを警報発生部18に出力することにより所定時間警報を発する。
そして、ステップS104で、車内への侵入者を検出したことを車所有者に通知するための制御状況信号SWAを通信部11に出力して警報制御処理を終了する。
このように、振動センサによって侵入者を検知したときには警報を発することができるので、車内換気のために開放された車窓及びサンルーフから車内に侵入した侵入者に対して警告を与えることができると共に、車両周辺の人に異常を報知することができ、侵入者による車内での盗難作業への発展を防止することができる。
また、侵入を検知したときに車所有者に対してこれを通知するので、車所有者は車内での異常を把握して迅速に対応することができる。
したがって、上記実施形態では、車内温度が設定温度以上となったときに、自動的に温度制御装置を駆動させて車内送風、車内換気又は車内冷房を行い、車内温度上昇を抑制するので、車載電子機器や車内への持ち込み物へのダメージを軽減することができると共に、車所有者への不快感を抑制することができる。
また、車内での温度制御状況を、無線通信を用いて車所有者に通知するので、車所有者は車内の温度状況を把握することができると共に、車内温度を車所有者の所望温度に設定することができるので、車内に戻ったときの不快感を抑制することができる。
さらに、車載バッテリーを搭載しているので、比較的消費電力の多い車窓の開閉及びエアコンの駆動を行うことができ、効率的に車内温度制御を行うことができると共に、車載バッテリーの補助として太陽電池を搭載し、比較的消費電力の少ないファンは太陽電池によって駆動するので、車載バッテリーの消費を抑制することができる。
また、雨滴センサで雨滴を検出したときには、窓及びサンルーフを開放することによる車内換気制御の作動を防止すると共に、車内換気制御の作動中にはこれを非作動として窓及びサンルーフを自動的に閉めるので、雨が車内へ吹き込むことを確実に防止することができる。
なお、上記実施形態においては、ファン、車窓及びエアコンの駆動状況を車所有者に通知する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、駆動状況通知の要否を車所有者が設定できるようにしてもよく、さらに、駆動状況通知を所定時間ごとに行う等、通知時間間隔を設定できるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、車所有者が携帯する通信装置として携帯電話を適用する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、無線通信機能を有し携帯可能な端末であればよい。
本発明の実施形態における概略構成図である。 図1の車載モニタ装置のブロック図である。 本発明の実施形態における温度制御コントローラで実行されるフローチャートである。 本発明の実施形態における警報制御コントローラで実行されるフローチャートである。
符号の説明
1 車載モニタ装置、2 通信装置、3 基地局、11 通信部、12 温度センサ、13 雨滴センサ、14 振動センサ、15 ファン制駆動部、16 車窓制駆動部、17 エアコン制駆動部、18 警報装置、20 温度制御コントローラ、21 温度制御駆動部、22 警報制御コントローラ、25 車載バッテリー、26 充電電圧センサ、27 太陽電池

Claims (7)

  1. 車両内に設置し車内状況を監視する車載モニタ手段と、車所有者が携帯し無線通信機能を有する車外送受信手段とを備え、前記車載モニタ手段は、前記車外送受信手段との間で無線通信を行う車載送受信手段と、車内温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段で検出した温度に応じて車内温度を制御する車内温度制御手段と、前記車内温度制御手段で制御した制御状況を前記車載送受信手段によって前記車外送受信手段に対して送信する制御状況通知手段とを有し、前記車外送受信手段は、前記車内温度制御手段の制御設定情報を前記車載送受信手段に対して送信し、前記車内温度制御手段は、前記車載送受信手段で前記車外送受信手段から送信された制御設定情報を受信したとき、前記車外送受信手段から送信された制御設定情報に基づいて車内温度を制御する温度制御変更手段を備えていることを特徴とする車載モニタシステム。
  2. 前記車内温度制御手段は、車両に搭載された換気ファンを制駆動するファン制御手段と、車窓を開閉する車窓制御手段と、エアコンを制駆動する冷房制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の車載モニタシステム。
  3. 前記車載モニタ手段は、車載用バッテリーと、太陽電池とを備え、前記ファン制御手段は前記太陽電池の出力によりファンを駆動し、前記車窓制御手段は前記バッテリーの出力により車窓を開閉し、前記冷房制御手段は前記バッテリーの出力によりエアコンを駆動するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の車載モニタシステム。
  4. 前記車載モニタ手段は、前記バッテリーの電圧を検出する電圧検出手段を備え、前記車内温度制御手段は、前記電圧検出手段で検出した電圧値が設定値以上であるとき、前記冷房制御手段でエアコンを駆動するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の車載モニタシステム。
  5. 前記車載モニタ手段は、車外の雨滴を検出する雨滴検出手段を備え、前記車内温度制御手段は、前記雨滴検出手段で雨滴を検出したとき、前記車窓制御手段で車窓を閉成するように構成されていることを特徴とする2乃至4の何れかに記載の車載モニタシステム。
  6. 前記車載モニタ手段は、車両内への侵入を検出する侵入検出手段と、該侵入検出手段で車両内への侵入を検出したときに警報を発する警報手段と、前記侵入検出手段で車両内への侵入を検出したとき、車両侵入状況を前記車載送受信手段によって前記車外送受信手段に対して送信する侵入通知手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の車載モニタシステム。
  7. 温度検出手段で車内温度を検出し、該温度検出手段で検出した温度に応じて車内温度を制御する車内温度制御方法において、
    前記温度検出手段で検出した温度が設定温度以上であるとき、車両に搭載された換気ファンを駆動するステップと、前記ファンを所定時間駆動した後に前記温度検出手段で検出した温度が設定温度以上であるとき、車窓を開放するステップと、前記車窓を所定時間開放した後に前記温度検出手段で検出した温度が設定温度以上であるとき、エアコンを駆動するステップとを備えていることを特徴とする車内温度制御方法。
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