JP2005112054A - 首位置保持具 - Google Patents

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Kenzo Kasai
Sachiyo Suzuki
幸代 鈴木
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Abstract

【課題】 乳児の首の屈曲を防ぎ、気道閉塞や酸素飽和度の低下を招かないようにした首位置保持具を提供することである。
【解決手段】 首位置保持具10は、育児器具の座席上に寝かされた乳児の首の位置を保持するものであって、乳児の耳の下から顎の下までの部分を下から支える顎当てパッド11,21と、顎当てパッド11,21を育児器具に備え付けの肩ベルト1,2に接続するための接続部材12,22とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、チャイルドシート、乳母車、育児椅子等の育児器具の座席上に寝かされた乳児の首を適正な位置に保持するための首位置保持具に関するものである。
生後間もない乳児の首は、骨が未発達であるのでグラグラの状態である。また、乳児は、目覚めている間のみならず、睡眠中でも頻繁に身体を動かす。そのため、育児器具の座席上に寝かされた乳児は、頭と身体とが異なった方向に向いて首が屈曲した姿勢になりやすい。
首の屈曲状態を具体的に記載すると、(a)身体が正面に向き、頭が横を向いている状態、(b)乳児を上方から見たとき頭と身体とがV字状または逆V字状に屈曲している状態、(c)頭が前方に起きて喉を圧迫している状態、(d)上記の各状態が複合している状態である。
上記のような首の屈曲状態が生ずると、乳児の気道が閉塞しがちになり、酸素飽和度の低下を招くおそれがある。
本願と同一の出願人は、特開2000−142195号公報(特許文献1)において、チャイルドシート上に寝かされた乳幼児の頭を保護するための保護具を開示した。この公報に開示された発明は、主として未発達の脳を十分に保護するために、頭部の周囲を取り囲む側部クッション壁と、側部クッション壁の内周面の略全域に亘って設けられる後部クッションシートと、チャイルドシートに備え付きの肩ベルトに連結される連結部材とを備える。一つの実施形態として、連結部材は、乳幼児の肩部および首部を保護するクッション材を含んでいる。
特開2000−142195号公報
特開2000−142195号公報に開示された乳幼児の保護具において、肩部および首部を保護するクッション材は、乳幼児の首の横に近接して位置するものである。このようなクッション材を用いれば、乳幼児の首をある程度保護できるが、上述したような屈曲状態を防ぐには不十分である。
この発明の目的は、乳児の首の屈曲を防ぎ、気道閉塞や酸素飽和度の低下を招かないようにした首位置保持具を提供することである。
この発明に従った首位置保持具は、育児器具の座席上に寝かされた乳児の首の位置を保持するものであって、乳児の耳の下から顎の下までの部分を下から支える顎当てパッドと、この顎当てパッドを育児器具に接続するための接続部材とを備える。
上記構成の本発明によれば、顎当てパッドが乳児の耳の下から顎の下までの部分を下から支えるので、首の屈曲を防止でき、気道閉塞や酸素飽和度の低下を招かない。
接続部材としては、種々のものが考えられる。また、接続の態様として、顎当てパッドを育児器具に完全に固定しても良いし、着脱可能に接続するようにしてもよい。着脱可能に接続するための手段として、例えば、面ファスナ、止めボタン、帯等を使用することができる。育児器具が肩ベルトを有している場合には、接続部材が肩ベルトを挿通させる穴を有するようにしてもよい。また、接続部材は、育児器具に取付けられた肩ベルトを取り囲むスリーブ形状を有しているものであってもよい。
好ましくは、首位置保持具は、乳児の左耳の下から左顎の下までの部分を下から支える左顎当てパッドと、乳児の右耳の下から右顎の下までの部分を下から支える右顎当てパッドとを含む。さらに好ましくは、首位置保持具は、左顎当てパッドと右顎当てパッドとを連結するように延び、乳児の首の背部を下から支える高さを持つ頚椎支え部をさらに備える。このような頚椎支え部を備えることにより乳児の首が水平になるので、首の部分が下を向きすぎて気道閉塞になったりすることを防止できる。頚椎支え部は、例えば、縦方向断面において山形の形状を有している。
図1〜図3は、育児器具の座席上に寝かされている乳児に対して、本発明の一実施形態である首位置保持具を適用した状態を示している。育児器具としては、チャイルドシート、乳母車、育児椅子等を挙げることができる。図示した実施形態では、肩ベルト1,2を備えた育児器具を例示的に示している。
図示するように、首位置保持具10,20は、左右に位置するようにされ、乳児の首の位置を適正に保持するものである。左側の首位置保持具10は、乳児の左耳の下から左顎の下までの部分を下から支える顎当てパッド11と、この顎当てパッド11を育児器具に接続するための接続部材12とを備える。同様に、右側の首位置保持具20は、乳児の右耳の下から右顎の下までの部分を下から支える顎当てパッド21と、この顎当てパッド21を育児器具に接続するための接続部分22とを備える。図4は、右側の首位置保持具20を示す斜視図であるが、左側の首位置保持具10も実質的に同じ構造である。
顎当てパッド11,21は乳児の耳の下から顎の下までの部分を下から支えるものであるので、乳児に対して柔らかな感触を与え得るように柔らかな材質のものから形成される。また、顎当てパッド11,21の形状および大きさは、接続部材12,22を介して所定の位置に取付けられたとき、確実に乳児の耳の下および顎の下にある程度の圧力を持って当接し得るように選ばれる。
接続部材12,22は、顎当てパッド11,21をそれぞれ肩ベルト1,2に接続する。図4から明らかなように、接続部材12,22は、肩ベルト1,2を取り囲むスリーブ形状を有している。このようなスリーブ形状は、図4に示すように、布地を丸め、重なった部分を例えば面ファスナを介して着脱可能に接合することによって得られる。面ファスナによる接合を解いてスリーブ形状を展開すれば、顎当てパッド11,21を肩ベルト1,2から取り外すことができる。
顎当てパッド11,21を肩ベルト1,2に接続する構造としては、スリーブ形状以外のものも考えられる。例えば、顎当てパッド11,21を止めボタンを介して肩ベルト1,2に着脱可能に取付けても良いし、顎当てパッドを直接肩ベルトに縫い付けるようにしてもよい。顎当てパッドを肩ベルトに接続するための接続部材が肩ベルトを挿通させるベルト挿通穴を有していれば、顎当てパッドの位置調整が容易になる。また、接続部材として止めボタンを用いる構造の場合でも、止めボタンを複数の箇所で止められるようにしておけば、位置調整が容易である。
図示した実施形態では、顎当てパッドを肩ベルトに取付けたが、他の実施形態として、顎当てパッドを何らかの接続部材を介して座席の背もたれ部上に取付けるようにしてもよい。この場合、左右の顎当てパッドの間隔や位置関係を調整できるようにしておくのが望ましい。顎当てパッドを例えば面ファスナを介して背もたれ部上に着脱可能に取付けるような構造であれば、上記の間隔調整および位置関係の調整を容易に行なうことができるようになる。さらに他の実施形態として、紐や帯等を用いて、顎当てパッドを育児器具の座席に取り外し可能に取付けるようにしてもよい。
上記の実施形態によれば、左右の顎当てパッド11,21が乳児の耳の下から顎の下までの部分を下から支えて首の動きを適度に拘束するので、首の屈曲を防止でき、気道閉塞や酸素飽和度の低下を招かない。
図5〜図7は、この発明の他の実施形態である首位置保持具30を示している。図示する首位置保持具30は、育児器具の座席に備え付けの肩ベルト(図示省略)に装着されるものである。
首位置保持具30は、乳児の左耳の下から左顎の下までの部分を下から支える左顎当てパッド31と、この左顎当てパッド31を肩ベルトに接続するための左接続部材32と、乳児の右耳の下から右顎の下までの部分を下から支える右顎当てパッド33と、この右顎当てパッド33を肩ベルトに接続するための右接続部材34と、左右の顎当てパッド31,33間を連結するように延び、乳児の首の背部を下から支える高さを持つ頚椎支え部35とを備える。
図6に示すように、左右の顎当てパッド31、33および頚椎支え部35は柔らかい材料で形成されており、それらは布地36によって覆われている。左右の顎当てパッド31,33および左右の接続部材32,34は、図1に示した実施形態のものと実質的に同じ構造であるのでそれらの説明を省略する。
図7に示すように、頚椎支え部35は、首の背部の凹部形状に合うように山形の形状を有している。言うまでもないが、頚椎支え部の形状としては、山形に限られるものではない。首位置保持具30が所定高さの頚椎支え部35を有することにより、乳児の首が水平になる。したがって、首の部分が下を向きすぎて気道閉塞になったりすることを防止できる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明は、育児器具の座席上に寝かされる乳児の首の位置を適正に保持する首位置保持具として、有利に利用され得る。
この発明の一実施形態を乳児に対して適用した状態を示す正面図である。 図1の状態を側面から見た図である。 図1の状態を下方から見た図である。 この発明の一実施形態である首位置保持具を示す斜視図である。 この発明の他の実施形態を示す正面図である。 図5の線6−6に沿って見た断面図である。 頚椎支え部が乳児の首の背部を下から支えている状態を示す側面図である。
符号の説明
10 首位置保持具、11 顎当てパッド、12 接続部材、20 首位置保持具、21 顎当てパッド、22 接続部材、30 首位置保持具、31 左顎当てパッド、32 左接続部材、33 右顎当てパッド、34 右接続部材、35 頚椎支え部、36 布地。

Claims (7)

  1. 育児器具の座席上に寝かされた乳児の首の位置を保持するものであって、
    乳児の耳の下から顎の下までの部分を下から支える顎当てパッドと、
    前記顎当てパッドを育児器具に接続するための接続部材とを備える、首位置保持具。
  2. 前記接続部材は、育児器具に取付けられた肩ベルトを挿通させるベルト挿通穴を有する、請求項1に記載の首位置保持具。
  3. 前記接続部材は、育児器具に取付けられた肩ベルトを取り囲むスリーブ形状を有している、請求項1または2に記載の首位置保持具。
  4. 前記接続部材は、前記顎当てパッドを前記育児器具に着脱可能に接続する、請求項1〜3のいずれかに記載の首位置保持具。
  5. 前記顎当てパッドは、乳児の左耳の下から左顎の下までの部分を下から支える左顎当てパッドと、乳児の右耳の下から右顎の下までの部分を下から支える右顎当てパッドとを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の首位置保持具。
  6. 前記左顎当てパッドと前記右顎当てパッドとを連結するように延び、乳児の首の背部を下から支える高さを持つ頚椎支え部をさらに備える、請求項5に記載の首位置保持具。
  7. 前記頚椎支え部は、縦方向断面において山形の形状を有している、請求項6に記載の首位置保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017019495A (ja) * 2010-09-03 2017-01-26 ラジャーシンガム、アージューナ・イドレイスワラン 乗り物乗員支持体
JP2018019825A (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 エアーストレッチャー株式会社 乳児用まくら
NO20171754A1 (en) * 2017-11-06 2019-05-07 Torgersen Hans & Soenn Pad

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