JP2005111897A - 筆記具等のグリップ部材 - Google Patents

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【目的】
従来のものが筆記具にわざわざ香水や香料を含有した部材を設置する設計上の無駄や、筆記具に余分なスペースを設けなければならない不都合や、そのために生じるデザイン仕様の抑制などを解消可能とする。また、筆記時に芳香を効果的に放散し、香水の指への付着防止やグリップのディスプレイ効果を上げることが可能となる。
【構成】
筆記具等の軸筒に把持部として被覆されてなるグリップ部材に於いて、当該グリップ部材は、内層部がスポンジ状の無数の気孔を備えた多孔質弾性体からなり、その気孔に適量の香水や香料が含浸されると共に、前記多孔質弾性体の外周に非吸液状の外層部が設けられると共に、グリップ部材の少なくとも一端に多孔質部が外部に連通する開口部が設けられてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、筆記具等の軸筒に被嵌されるグリップ部材に関する。
実用新案登録公報第2537274号 特開平10−291396号 特開平7−290889号 特開2000−355185号 従来、筆記具では長時間筆記をする場合などに握り部が滑ったり、指が痛くなったりすることを解消するために把持部にゴムなどの軟質材料を被嵌した筆記具が知られている。 また構造としては、硬質樹脂製の軸筒の凹部にシリコンゴムやEPDM、NBRなどの軟質材を装着したり、凹部に熱可塑性エラストマーを2色成形で一体に形成したものがある。(特許文献1) また、筆記用具に香水を封入し、香水のもたらす心理的な効果によって、事務や学習の効率を高めようとする目的で、ボールペン等の筆記用具の内部に精神を鼓舞したり、鎮静化したりするはたらきをもつ香水を封入し、ペンの使用時に香水を蒸発させようとするものがある。(特許文献2) また、消しゴム、鉛筆、シャープペンシル、万年筆、ボールペン、サインペンなどの筆記用具、及び指輪、腕輪、ペンダントなどの身体装飾品からなる所持品に芳香、特に眠気を覚ます芳香、又は精神安定効果を奏する芳香を放散する付属物品を付着、又は組み込んでなることを特徴とするものが知られている。(特許文献3) またグリップ部材の硬度としては、ショアー硬度がHs(JIS A)30以下ではややべとつく感触があり、またショアー硬度がHs(JIS A)90以上だと硬すぎる感触があることからショアー硬度がHs(JIS A)40〜90の範囲で使用されるなどが知られている。 また、グリップがシリコーンゴム製であって、内方層と表面層との上下に積層した軟質材で形成され、内方層のショアー硬度がHs(JIS A)5〜30、表面層のショアー硬度がHs(JIS A)40以上であって、グリップ表面はべたつかず汚れや手垢は付着せず、しかも内方層の硬度によりフィット感のあるグリップを得られることが示されている。(特許文献4)
即ち、従来のものは、長時間筆記をする場合などに握り部が滑ったり、指が痛くなったりすることを解消するためだけのグリップであったり、精神的安定効果を目的として香水や香料を含有した部材を筆記具に搭載や貼着したものである。
また一般的に滑り止めに使用されるグリップ部材の硬度は、ショアー硬度がHs(JIS A)40以上だと把持した時に握り具合に適応した変形力がやや強すぎて十分に手になじむ状態とすることが難しい。また、ショアー硬度をHs(JIS A)30以下にすれば、指が軟質材にフィットする弾力を得られ、把持する際の滑り止めとしてグリップ感は良くなり、握持した時に指が痛くなったりすることも解消する。しかしながら、ショアー硬度がHs(JIS A)30以下だとややべとつく感触や、手垢やゴミが吸い付きやすいなどの問題が生じてくる。
本発明は、握りの感触がよく、べたつきや指が痛くなったりすることも無いグリップ部材の提供を可能とする。
また本発明は、従来のものが筆記具にわざわざ香水や香料を含有した部材を設置する設計上の無駄や、筆記具に余分なスペースを設けなければならない不都合や、そのために生じるデザイン仕様の抑制などを解消可能とする。
また、筆記時に芳香を効果的に放散可能とし、更に、グリップのディスプレイ効果を上げたり、指に香水が付着するのを防止可能とする。などを課題とする。
本発明は、上記課題を達成する為に以下の構成を有する。
請求項1に記載の発明に係る筆記具等のグリップ部材は、筆記具等の軸筒に把持部として被覆されてなるグリップ部材に於いて、当該グリップ部材は、内層部がスポンジ状の無数の気孔を備えた多孔質弾性体からなり、その気孔に適量の香水や香料が含浸されると共に、前記多孔質弾性体の外周に非吸液状の外層部が設けられると共に、グリップ部材の少なくとも一端に多孔質部が外部に連通する開口部が設けられてなる。
請求項2に記載の発明に係る記載の筆記具等のグリップ部材は、請求項1に記載の筆記具等のグリップ部材に於いて、多孔質弾性体を構成する内層部の基材は、熱可塑性エラストマー(スチレン系、オレフィン系、ウレタン系、ポリアミド系、ポリエステル系等)、NBR、天然ゴム、ウレタンゴム等から選択され、非吸液状の外層部の基材は、シリコーンゴムが選択されてなる。
本発明は、握りの感触もよく、べたつきや指が痛くなったりすることが無いグリップの提供を可能とし、従来のものが筆記具にわざわざ香水や香料を含有した部材を設置する設計上の無駄や、筆記具に余分なスペースを設けなければならない不都合や、そのために生じるデザイン仕様の抑制などを解消可能とする。また、筆記時に芳香を効果的に放散し、香水の指への付着防止やグリップのディスプレイ効果を上げることが可能となる。
本発明の実施例は、図1乃至図5に示されている。
先ず、軸筒本体1は、段部3の前方に適宜縮径した取付け部2が形成され、その前端に螺子部4が設けられている。
図1に示すグリップ部材9は、内層部9aがスポンジ状の無数の気孔を備えた多孔質弾性体からなり、その気孔に適量の香水や香料が含浸されると共に、前記内層部の外周に非吸液状の外層部が設けられてなる。
内層部9aの基材は、熱可塑性エラストマー(スチレン系、オレフィン系、ウレタン系、ポリアミド系、ポリエステル系等)、NBR、天然ゴム、ウレタンゴム等の中から適宜選択でき、香水や香料を含浸するためのスポンジ状の無数の気孔を有した多孔質弾性体となるように成形される。多孔質部の形成は、インキを含有してスタンプや朱肉等を必要としない浸透印の製法と同様な方法で成形される。すなわち、ゴム材料に固形状の溶質材を分散させた状態で成形し、成形後に溶質材を溶出させる方法や材料に発泡剤を混入させて成形する方法などで得られる。
また、多孔質弾性体である内層部9aの外周に被覆される非吸液状の外層部9bは、優れた滑り止め性や弾力性の作用がある最適な基材としてシリコーンゴムが好ましい。
また、シリコーンゴムは、弾性力、耐熱性、耐候性などに優れることからも最適な基材として選択される。しかしながら、弾性力、耐熱性、耐候性などが満足されれば他の材料とすることもできる。グリップ部材9の外形は単純な円筒状に限らず、曲面としたり、軸筒本体の形状にならって横断面形状が異形などにしたり自由である。
グリップ部材9は、内層部9aの外周及び内周に被覆層として外層部9bが形成され、一端に開口部9cが設けられると共に他端が閉塞されてなる。また、外層部9bは、非吸液性で、香水などは浸透不可であり、芳香などの通気は遮断あるいは抑制される。
また、グリップ部材9は、筒状の内層部9aを筒状の外層部9bの内面に挿着して形成されるが、それぞれシート状に形成され、取付け部2に丸めて溶着や接着で容易に固定することも可能である。
また、外層部は、内層部の外周に密着性の良い材料が選択され、内層部の外周にコーティングや、薄いフィルム状のものを被覆して形成することも可能である。
また、2色成形で内層部と外層部を形成することも可能である。
図に示すように、グリップ部材9は、閉塞部を軸筒本体1の段部3に当接させた状態で取付け部2に被覆され、螺子部4に口先部5を螺着したときに、口先部5の後端部7がグリップ部材9の開口部9cに対面上に当接する。
(即ち、軸筒の取付け凹部2aに被覆される。)また、口先部5の後端部7の所用箇所には、溝状の通気口8が形成されており、内層部9aは、この通気口8を通じて外気に連通している。(尚、取付け部2と口先部5を一体部材となすことも可能である。)
また、図2に示すように、グリップ部材9は、開口部9cを軸筒本体1の段部3に当接させた状態で取付け部2に被覆され、螺子部4に口先部5を螺着したときに、口先部5の後端部7がグリップ部材9の閉塞部に対面上に当接するように設けられている。このとき、軸筒本体1の段部3の前面所用箇所には、溝状の通気口10が形成されており、内層部9aは、この通気口10を通じて外気に連通している。
図3は実施例2を示しており、グリップ部材11は、内層部11aの外周に外層部11bが、内周に外層部11cが形成されてなる。被覆層としての外層部は、やはり非吸液性で、香水などは浸透不可であり、芳香などの通気は遮断あるいは抑制される。
図4は実施例3を示しており、グリップ部材13は、内層部13aの外周に外層部13bが形成されている。外層部13bは非吸液性であり、香水などは浸透不可であり、芳香などの通気は遮断あるいは抑制される。
なお、実施例2、3は、グリップ部材の前後端が密閉状に当接される場合には、芳香の放散が抑制されるので、前後端を開口して設けることが可能である。
また更に、内層部の内周面を軸筒本体1の取付け部2外周面に密着させれば実施例3のように外層部を内層部の外周のみとなすことも可能となる。
また、図5は実施例4を示しており、グリップ部材12は、内層部12aを全周密閉する状態で外層部12bが形成されている。外層部12bは、やはり非吸液性で、香水などは浸透不可であり、芳香などの通気は遮断あるいは抑制される。また、前端側の外層部外周に適宜小孔の開口部12cが形成されている。
香水や香料の特性やグリップ感の良い硬度に合わせて多孔質弾性体である内層部の材料、気孔率、寸法などが容易に設定可能となる。また、べとつかない、手垢やゴミが吸い付きにくい硬度で外層部の肉厚を勘案して容易に設定することが可能となる。
(作用)
以上の構成によって、多孔質部である内層部に香水や香料等を適宜含浸させ、筆記に際して指でグリップ部材を掴んだときに、多孔質部に含浸された香水等をグリップ部材の開口部から口先部あるいは軸筒本体の端部に設けられた通気口を通じて芳香を放散させることが可能となる。また、多孔質部である内層部の外周に非吸液性の外層部が形成されているので、多孔質部に含浸された香水等が不用意に漏出するのが防止される。
また、グリップ部材を強く掴んだときに、開口部から香水が噴霧状に放散されることによって意図して好きなときに芳香させることも可能となる。また、香水の放散はグリップ部材の前端あるいは後端(前端及び後端であってもよい。)から行われるので香水が直接指に付着するのを防止することができる。香水の付着を防止するためには開口部をグリップ部材の前端のみに設けることが望ましい。また、香水の種類に合わせて外層部に色彩や図柄等を設けたり、外層部を透明とし、香水の種類に合わせて内層部に色彩を設けることでグリップのディスプレイ効果を上げることができる。
本発明の実施例1であるグリップ部材が配設された筆記具の軸筒を示す断面図である。 実施例1のグリップ部材が向きを代えて配設された状態を示す断面図である。 本発明の実施例2であるグリップ部材が配設された筆記具の軸筒を示す断面図である。 本発明の実施例3であるグリップ部材が配設された筆記具の軸筒を示す断面図である。 本発明の実施例4であるグリップ部材が配設された筆記具の軸筒を示す断面図である。
符号の説明
1 軸筒本体
2 取付け部
2a 取付け凹部
3 段部
4 螺子部
5 口先部
6 段部
7 後端部
8 通気口
9 グリップ部材
9a 内層部
9b 外層部
9c 開口部
10 通気口
11 グリップ部材
11a 内層部
11b 外層部
11c 外層部
11d 開口部
12 グリップ部材
12a 内層部
12b 外層部
12c 開口部
13 グリップ部材
13a 内層部
13b 外層部
13c 開口部


























Claims (2)

  1. 筆記具等の軸筒に把持部として被覆されてなるグリップ部材に於いて、当該グリップ部材は、内層部がスポンジ状の無数の気孔を備えた多孔質弾性体からなり、その気孔に適量の香水や香料が含浸されると共に、前記多孔質弾性体の外周に非吸液状の外層部が設けられると共に、グリップ部材の少なくとも一端に多孔質部が外部に連通する開口部が設けられてなることを特徴とする筆記具等のグリップ部材。
  2. 多孔質弾性体を構成する内層部の基材は、熱可塑性エラストマー(スチレン系、オレフィン系、ウレタン系、ポリアミド系、ポリエステル系等)、NBR、天然ゴム、ウレタンゴム等から選択され、非吸液状の外層部の基材は、シリコーンゴムが選択されてなる請求項1に記載の筆記具等のグリップ部材。

































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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008105311A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Mitsubishi Pencil Co Ltd 複合部材

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