JP2005111680A - 記録装置、液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リニアスケールとセンサとの位置関係をより精密に規定することにより、高精度にキャリッジの位置検出を行える様にする。
【解決手段】 プリンタは左右のサイドフレーム(サイドフレーム右4)とメインフレーム3とで平面視略コの字形の形状に形成されたフレーム部材によって基体が構成されている。キャリッジを主走査方向にガイドするキャリッジガイド軸37はサイドフレーム右4に形成された長穴4aの内周4bに圧接する様に設けられる。キャリッジに設けられた光学センサによって検出されるリニアスケール36は左右のサイドフレームにテンションを付与された状態で保持される。メインフレーム3との間にはスライダ47が挟入されて、これにより、キャリッジガイド軸37とリニアスケール36との双方がメインフレーム3を基準にして位置が規定され、キャリッジに設けられたセンサとリニアスケール36との位置関係を精密に規定可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、FAX、プリンタ等に代表される、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた記録装置に関する。また、本発明は、液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体と前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
記録装置の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)は、被記録媒体に記録を行うインクジェット記録ヘッドをキャリッジに備え、当該キャリッジは、主走査方向に延びるキャリッジガイド軸にガイドされながら主走査方向に往復動する様構成されている。一方、被記録媒体には種々の厚みがあり、特に、被記録媒体の一例としての光ディスクのラベル面に直接インクジェット記録が可能なプリンタにおいては、被記録媒体の厚みの変化量が大なるものとなる。従ってこの様なプリンタにおいては、キャリッジガイド軸を変位させることにより、被記録媒体と記録ヘッドとの間のギャップ(ペーパーギャップ:以下「PG」と言う)を調節するギャップ調節装置が設けられている。
一方、プリンタにはキャリッジの主走査方向位置を検出する為に、主走査方向に延びるリニアスケールが設けられるとともに、当該リニアスケールの状態変化を検出する光学センサがキャリッジに設けられている。
ここで、上記リニアスケールが固定のまま、PGを調節すべくキャリッジが上下に変位すると、キャリッジの位置検出を最適に行うことができるリニアスケールと光学センサとの位置関係が変化してしまい、位置検出精度が低下する虞があるとともに、リニアスケールが光学センサの検出領域から外れてしまう虞がある。そこで、特許文献1に開示された記録装置においては、リニアスケールをキャリッジガイド軸の変位に連動して変位可能に設け、リニアスケールとセンサとの高さ位置関係が変化しない様に構成されている。
特開2002−127534号公報
ところで、上述した従来技術に係る記録装置においては、リニアスケールを両端で保持具によって保持し、当該保持具をキャリッジガイド軸の軸端に取り付けることにより、キャリッジガイド軸と一体となってリニアスケールを上下に変位させる様に構成している。
しかし、この様に構成した場合、リニアスケールと光学センサとの位置関係、より具体的には、光学センサを構成する発光部及び受光部の間に位置するリニアスケールの、前記発光部又は受光部との間隔が、前記保持具の製造公差或いは取付精度によって左右され易く、適切な位置関係に設けることが困難となる。そしてその結果、キャリッジの位置検出精度が低下するといった不具合を招くことになる。加えて、装置の小型化を図る際には、前記発光部又は受光部とリニアスケールとの間隔も小さくなり、より一層高精度に両者を位置決めする必要性が生じることになる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その課題は、被記録媒体の厚みに応じてPG調節可能に構成された記録装置において、リニアスケールとセンサとの位置関係をより精密に規定することにより、高精度にキャリッジの位置検出を行える様にすることにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備え、主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、前記キャリッジを主走査方向にガイドするキャリッジガイド軸と、前記キャリッジガイド軸を変位させることにより、被記録媒体と前記記録ヘッドとのギャップを調節するギャップ調節手段と、前記キャリッジガイド軸の変位方向に平行な面を成すメインフレーム及び前記キャリッジガイド軸と直交する面を成すとともに前記キャリッジガイド軸の両軸端に立設されるサイドフレームが、平面視略コの字形の形状を成す様に一体的に形成されたフレーム部材と、前記メインフレームの面に沿う様に主走査方向に延設されるとともに、付勢手段によってテンションが付与された状態に設けられるリニアスケールと、前記キャリッジに設けられ、前記リニアスケールの状態変化を検出するセンサと、前記リニアスケールの両端において前記リニアスケールを保持するとともに、前記キャリッジと同期して前記キャリッジの変位方向に変位する様設けられたスケール保持部材と、を備え、前記キャリッジガイド軸が、前記サイドフレームに形成されたガイド軸支持穴に挿通することにより、当該ガイド軸支持穴の内周を基準にして前記メインフレームとの間隔が規定される様構成された記録装置であって、前記リニアスケールの両端近傍において前記メインフレームと前記リニアスケールとの間に挟入されて、前記キャリッジの変位動作と同期して前記メインフレームの面を前記キャリッジの変位方向に摺動するとともに、前記メインフレームと前記リニアスケールとの間隔を規定するスライダを備えていることを特徴とする。
上記第1の態様によれば、サイドフレームに形成されたガイド軸挿通穴を基準にしてメインフレームとの間隔が規定される様構成された記録装置において、キャリッジの主走査方向位置を検出する為のリニアスケールが、当該リニアスケールとメインフレームとの間に挟入され、前記キャリッジ即ち前記リニアスケールの変位動作と同期して前記メインフレームの面を摺動するスライダによって、前記メインフレームとの間隔が規定されるので、前記リニアスケールと、前記キャリッジ即ちセンサとの位置関係を精密に規定することができ、キャリッジの位置検出を高精度に行うことができる。つまり、前記リニアスケールも、前記キャリッジ(センサ)も、双方ともにフレーム部材を基準にその位置が規定されるので、両者の位置関係を精度良く規定することができる。従って、前記キャリッジに設けられたセンサが発光部と受光部とからなり、前記リニアスケールが前記発光部と前記受光部との間に入り込む様な構成においては、前記リニアスケールと前記受光部(または前記発光部)との間隔を精密に規定できるとともに位置ずれが生じ難く、よって前記キャリッジの位置検出を高精度に行うことができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記スライダが平面視略T字形の形状をなし、前記スケール保持部材に形成された穴に前記T字形の形状が嵌合することにより、前記スケール保持部材と一体的に変位する様構成されていることを特徴とする。
上記第2の態様によれば、前記スライダが前記スケール保持部材と係合することにより一体的に変位する様構成されていることから、前記スライダを前記リニアスケールによって変位させる様な構成と比して、前記リニアスケールに負荷が掛かることがなく、キャリッジ位置検出精度の低下を防止することができる。
本発明の第3の態様は、上記第1のまたは第2の態様において、前記スライダにおいて前記メインフレームと摺動する面に、摺動方向に延びるリブが複数形成されていることを特徴とする。
上記第3の態様によれば、前記スライダにおいて前記メインフレームと摺動する面に、摺動方向に延びるリブが複数形成されていることから、摺動する際の摩擦抵抗を軽減でき、前記スライダを円滑に摺動させることができる。
本発明の第4の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドを備え、主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、前記キャリッジを主走査方向にガイドするキャリッジガイド軸と、前記キャリッジガイド軸を変位させることにより、被噴射媒体と前記液体噴射ヘッドとのギャップを調節するギャップ調節手段と、前記キャリッジガイド軸の変位方向に平行な面を成すメインフレーム及び前記キャリッジガイド軸と直交する面を成すとともに前記キャリッジガイド軸の両軸端に立設されるサイドフレームが、平面視略コの字形の形状を成す様に一体的に形成されたフレーム部材と、前記メインフレームの面に沿う様に主走査方向に延設されるとともに、付勢手段によってテンションが付与された状態に設けられるリニアスケールと、前記キャリッジに設けられ、前記リニアスケールの状態変化を検出するセンサと、前記リニアスケールの両端において前記リニアスケールを保持するとともに、前記キャリッジと同期して前記キャリッジの変位方向に変位する様設けられたスケール保持部材と、を備え、前記キャリッジガイド軸が、前記サイドフレームに形成されたガイド軸支持穴に挿通することにより、当該ガイド軸支持穴の内周を基準にして前記メインフレームとの間隔が規定される様構成された液体噴射装置であって、前記リニアスケールの両端近傍において前記メインフレームと前記リニアスケールとの間に挟入されて、前記キャリッジの変位動作と同期して前記メインフレームの面を前記キャリッジの変位方向に摺動するとともに、前記メインフレームと前記リニアスケールとの間隔を規定するスライダを備えていることを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態について図1乃至図7を参照しながら説明する。ここで、図1はプリンタ1の装置本体の外観斜視図、図2はプリンタ1の側断面概略図、図3はサイドフレーム右4近傍の構成を示す斜視図、図4はサイドフレーム左5近傍の構成を示す斜視図、図5(A)はサイドフレーム右4近傍の構成を示す平面図、図5(B)は同正面図、図6(A)はサイドフレーム左5近傍の構成を示す平面図、図6(B)は同正面図、図7はリニアスケール36とセンサ51との位置関係を示す説明図である。以下では先ず、図1及び図2を参照しながら、本発明に係る「記録装置」、「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の概要について説明する。尚、以下では、図2の左方向(プリンタ前方側)を用紙搬送経路の「下流側」と言い、右方向(プリンタ後方側)を「上流側」と言うこととする。
図1において、プリンタ1の装置本体は幅方向に延びるとともに垂直に立設されるメインフレーム3と、該メインフレーム3と交差する様に該メインフレーム3の両側に位置するサイドフレーム右4及びサイドフレーム左5とによって、平面視略コの字形の形状に一体的に形成されたフレーム部材によってその基体が構成されていて、後部には、「被記録媒体」、「被噴射媒体」の一例としての記録用紙(以下「用紙P」と言う)を傾斜姿勢でセット可能な給送装置2を備え、当該給送装置2から装置前方へ向けて用紙Pを給送して排出する構成を有している。
この給送装置2は、図2に示す様にホッパ21と、給送ローラ23と、リタードローラ27と、ガイドローラ25および26とを備えて構成され、用紙Pをインクジェット記録ヘッド39へと搬送する搬送駆動ローラ33および搬送従動ローラ34へ向けて、セットされた用紙Pを1枚ずつ給送する。
より詳しくは、ホッパ21は図1に示す様に板状体から成り、傾斜姿勢に設けられるとともに上部の揺動支点(図示せず)を中心に揺動可能に構成され、揺動することにより、ホッパ21上に支持された用紙Pを給送ローラ23に圧接させ、または、給送ローラ23から離間させる。給送ローラ23は側面視略D形の形状を成し、その円弧部分によって圧接した用紙Pを下流側へ給送する一方、用紙Pが給送され、搬送駆動ローラ33および搬送従動ローラ34によって搬送中は、搬送負荷を生じさせない様に図示する様にその平坦部が用紙Pと対向する様に制御される。
給送されるべき最上位の用紙Pと次位以降の用紙Pとを分離する「分離手段」としてのリタードローラ27は、給送ローラ23の円弧部分と圧接可能に設けられるとともに、所定の回転抵抗力が付与された状態に設けられている。ここで、用紙Pの重送が発生せずに、1枚だけ用紙Pが給送されている場合には、リタードローラ27はこれに応じて従動回転(図2の時計回り方向)し、用紙Pが給送ローラ23とリタードローラ27との間に複数枚存在する場合には、用紙間の摩擦係数が低いことにより、その回転が停止する様になっている。従ってこれにより、給送されるべき最上位の用紙Pにつられて重送されようとする次位以降の用紙Pが、給送ローラ23から下流側へ進まずに、重送が防止される。
ガイドローラ25および26は自由回転可能に設けられ、図示する様に搬送駆動ローラ33および搬送従動ローラ34によって用紙Pを搬送中に、用紙Pが給送ローラ23と接触して搬送負荷を生じさせない役割を担っている。
給送装置2によって給送される用紙Pはガイド29に案内されて、モータによって回転駆動される搬送駆動ローラ33と、該搬送駆動ローラ33に圧接して従動回転する搬送従動ローラ34とに到達する。搬送従動ローラ34はホルダ31に軸支され、ホルダ31は、メインフレーム3にばね(図示せず)を介して取り付けられている。搬送駆動ローラ33に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラ33の回転によって所定のピッチで下流側へ搬送される。
搬送駆動ローラ33の下流側にはインクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」と言う)39と、これに対向してプラテン41とが配設されている。記録ヘッド39はキャリッジ35の底部に設けられ、複数色の各色毎に独立したインクカートリッジ(図示せず)を搭載し、記録ヘッド39へとインクを供給するよう構成されている。そして、当該キャリッジ35は主走査方向に延び、サイドフレーム右4及びサイドフレーム左5によって支持されるキャリッジガイド軸37にガイドされながら、主走査方向に往復動する様に駆動される。
尚、図1において符号36は、キャリッジ35の主走査方向における位置を検出する為のリニアスケールであり、主走査方向に透光部と遮光部とが交互に微小間隔で繰り返し形成されている。キャリッジ35においてリニアスケール36と対向する側には、図7に示すようにリニアスケール36に向けて発光する発光部(または受光部)51aと、発光部51aからの放射光を受光する受光部(または発光部)51bとを備えて構成されたセンサ51が取り付けられていて、リニアスケール36が、発光部51aと受光部51bとの間に位置する様に構成されている。そして、センサ51は、キャリッジ35が主走査方向に移動すると、リニアスケール36の状態変化を検出して図示しない制御部へ矩形波信号を送出し、これにより、キャリッジ35の主走査方向における位置が検出される。尚、符号aはリニアスケール36と受光部51bとの間隔を示し、符号bはリニアスケール36と発光部51aとの間隔を示している。
また、符号38は、図示しない駆動プーリと従動プーリとの間に係回される無端ベルトであり、当該無端ベルト38の一部にキャリッジ35が固定されることにより、キャリッジ35が駆動される。
続いて、図2に戻って用紙Pと記録ヘッド39との距離を規定するプラテン41には、記録ヘッド39と対向する面にリブ43、43、43が形成されているとともに、凹部42、42が形成されている。凹部42は、用紙Pの端部から外れた領域に吐出するインクを打ち捨てる為のものであり、これにより、用紙Pの端部に余白無く印刷を行う所謂フチ無し印刷が実行可能となっている。尚、凹部42には、打ち捨てられたインクを吸収するインク吸収材(図示せず)が配設され、該インク吸収材から、プラテン41の下部に設けられた廃液トレイ(図示せず)へとインクが案内される。
記録ヘッド39の下流側には、補助ローラ46と、排出駆動ローラ44及び排出従動ローラ45が設けられている。排出駆動ローラ44は主走査方向に複数設けられ、排出従動ローラ45は主走査方向に長い金属板材によって形成されたフレーム47に設けられ、排出駆動ローラ44に接して従動回転する。記録ヘッド39によって記録の行われた用紙Pはこれらローラにニップされて装置外部へ排出される。尚、これらローラの上流側に位置する補助ローラ46は用紙Pに上方から接して従動回転し、用紙Pの浮き上がりを防止して用紙Pと記録ヘッド39との距離を一定に保つ機能を果たす。
以上が用紙搬送経路の概略であるが、プリンタ1は、被記録媒体としての用紙Pの他に、コンパクトディスクに代表される光ディスクのラベル面に直接インクジェット記録可能に構成されている。この光ディスクは、プレート形状を成すトレイTにセットされた状態で用紙搬送経路を搬送される。トレイTはプリンタ1とは別体に構成され、プリンタ1前方側から、トレイガイド18に支持されながら差し込まれる。
このトレイガイド18は、排出駆動ローラ44及び排出従動ローラ45の下流側において開閉自在(回動自在)に設けられ、図2に示す様に装置手前に向けて開くことによりトレイTを支持する開状態と、当該開状態から略垂直な立設状態となる様に閉じた収納状態(図示せず)と、を回動することによって変化可能に設けられている。これにより、トレイガイド18を着脱したり、取り外したトレイガイド18を別途管理する必要がなく、操作性容易に、光ディスク等への記録を実行可能となっている。
以上がプリンタ1の概略構成であり、以下、図3乃至図7を参照しながらリニアスケール36の取付構造について詳説する。
本実施形態では、キャリッジガイド軸37を鉛直方向に変位させることにより記録ヘッド39と用紙Pとの距離(ペーパーギャップ:以下「PG」と言う)を変化させる手段(以下「ギャップ調節手段」と言う)を有している。キャリッジガイド軸37は、サイドフレーム右4及びサイドフレーム左5において鉛直方向に変位可能に設けられていて(詳細は後述)、ギャップ調節手段は、図示しないモータと、キャリッジガイド軸37の両軸端に設けられたカムと、このカムと係合するカムフォロアとを備えて構成されている。そして、前記モータによって前記カムが回動することにより、キャリッジガイド軸37が鉛直方向に変位動作し、PGを4段階(小さい方から順に、”−”(専用紙用)、”Typ”(普通紙用)、”+”(ヘッド擦れ回避用)、”++”(光ディスク用))に切り替えるように構成されているが、ここではその構成の詳細は省略する。
続いて、リニアスケール36は、サイドフレーム右4において鉛直方向にスライド可能に設けられる「スケール保持部材」としてのスライダ7及び、サイドフレーム左5において同様に鉛直方向にスライド可能に設けられるスライダ8によって保持されるように構成されている。
より詳しくは、図3(B)に示すようにサイドフレーム右4には鉛直方向に長い「ガイド軸支持穴」としての長穴4aが形成されていて、当該長穴4aにキャリッジガイド軸37の右端部37aが挿入され、そしてサイドフレーム右4の外側に突出したキャリッジガイド軸37の右端部37aにスライダ7が取り付けられている。スライダ7はサイドフレーム右4の側に突出する舌片7a、7bが形成され、サイドフレーム右4においてこれらに対応する位置に形成された長溝4c、4dにそれぞれ挿入された状態となっている。そして、図示しない駆動モータによりキャリッジガイド軸37が回動することにより、キャリッジガイド軸37の軸端に設けられたカム(図示せず)が回動し、キャリッジガイド軸37が長穴4a内を鉛直方向に変位する。またこのとき、スライダ7が、長溝4c、4dにガイドされながら、キャリッジガイド軸37と同期して(一体的に)鉛直方向に変位する。
尚、サイドフレーム左5の側にも長穴4aと同様な長穴が形成されていて(図示せず)、キャリッジガイド軸37の左端部37bは、当該長穴内を鉛直方向に変位する。また、図4に示す様に、サイドフレーム左5には突起5aが外側に突出する様に形成されるとともに、鉛直方向に延びる長溝5bが形成されている。そして、スライダ8には鉛直方向に延びる長穴8aが形成されるとともに、サイドフレーム左5に向かって突出する様に舌片8bが形成されている。以上により、スライダ8は、長穴8aに突起5aが挿入され、且つ、長溝5bに舌片8bが挿入された状態となることにより、鉛直方向に案内されるようになっている。
次に、図3(B)においてスライダ7にはサイドフレーム右4に向けて突出するように支持部7cが形成されていて、当該支持部7cがサイドフレーム右4に形成された穴4eからフレーム内側に突出するように構成されている。支持部7cの先端にはフック7dが形成され、当該フック7dに、リニアスケール36の端部(穴部)が掛止して、リニアスケール36が保持される。サイドフレーム左5の側では、図4に示すようにスライダ8にサイドフレーム左5に向けて突出するような支持部8dが、サイドフレーム左5に形成された穴5cから内側に突出するように形成されていて、支持部8dの先端には、フック8eが形成されている。ここで、右端側とは異なり、スライダ8に形成されたフック8eと、リニアスケール36の左端部との間に引っ張りばね49が掛架された状態となっていて、これにより、リニアスケール36の左端部が支持されるとともに、リニアスケール36にテンションが付与されるようになっている。尚、左端側のフック8eは、リニアスケール36の取付作業時に一時的に左端部を掛止させる等に利用される。
次に、リニアスケール36の両側端近傍において、メインフレーム3とリニアスケール36との間にはスライダ47、48が挟入されている。より詳しくは、スライダ47、48は図5(A)及び図6(A)に示すように平面視略T字形の形状を成していて、突出部47a、48aが、支持部7cに形成された穴7eおよび、支持部8dに形成された穴8fから、それぞれリニアスケール36の側に突出し、そしてリニアスケール36と接触する様になっている。即ち、スライダ47、48により、メインフレーム3のフレーム面3aと、リニアスケール36との間隔dが規定されるようになっている。
一方、サイドフレーム右4及びサイドフレーム左5に設けられたスライダ7及びスライダ8は、ともにキャリッジガイド軸37の鉛直方向への変位動作に従って鉛直方向に変位するので、支持部7c、8dに形成された穴7e、8fから突出部47a、48aが突出するように設けられたスライダ47、48は、キャリッジガイド軸37の変位動作に従って、メインフレーム3のフレーム面3a上を摺動する。従って、スライダ47、48においてフレーム面3aと対向する側には、摺動方向(キャリッジガイド軸37の変位方向:鉛直方向)に延びるリブ47b、48bが、リニアスケール36の長手方向に所定の間隔をおいて複数形成されていて、これにより、摺動する際の摩擦抵抗の軽減が図られている。
以下、スライダ47、48の作用効果について詳説する。図7に示すリニアスケール36とセンサ51との位置関係、より詳しくは受光部51bとリニアスケールと36との間隔a及び発光部51aとリニアスケール36との間隔bは、キャリッジ35の取付精度及びリニアスケール36の取付精度によって規定されるが、キャリッジ35の検出精度を向上させるには、間隔a即ちリニアスケール36と受光部51bとの間隔が小さくなる様に管理することが望ましい。しかし、キャリッジ35とセンサ51との位置関係は上述の通り両者の取付精度によって規定されるので、当該取付精度によって上記間隔aが左右され易い。加えて、リニアスケール36を両端で保持するフック7dは金属板材の折り曲げによって成されるので高い精度が得られ難い。
次に、メインフレーム3はキャリッジガイド軸37の変位方向(本実施形態では鉛直方向)に平行な面であるフレーム面3aを有し、該メインフレーム3と、キャリッジガイド軸37と直交する面を成すとともにキャリッジガイド軸37の両軸端に立設されるサイドフレーム右4及びサイドフレーム左5が平面視略コの字形の形状を成す様に一体的に形成されている。そして、キャリッジガイド軸37の右端側は図3(B)に示すようにサイドフレーム右4に形成された長穴4aに挿入されるが、当該長穴4a内でのがたつき(プリンタ前後方向即ち副走査方向のがたつき)を防止する為に、内周4bにキャリッジガイド軸37が圧接する様に図示しない付勢手段によって付勢されている(サイドフレーム左5の側も同様)。従って、キャリッジガイド軸37は、メインフレーム3と一体的に形成されたサイドフレーム右4によって、メインフレーム3との距離が規定される。
そして、この様にサイドフレーム右4及びサイドフレーム左5に形成された長穴4aの内周4bにキャリッジガイド軸37を圧接させて、キャリッジガイド軸37とメインフレーム3との距離を規定するとともに、リニアスケール36とメインフレーム3との間にスライダ47、48を挟入させて、リニアスケール36とメインフレーム3との間隔を規定する様に構成している。即ち、リニアスケール36も、キャリッジガイド軸37即ちセンサ51も、双方ともにメインフレーム3を基準にその位置が規定された状態となるので、両者の位置関係を精度良く規定することができる。従って、図7に示すリニアスケール36と受光部51bとの間隔aを精密に規定できるとともに位置ずれが生じ難く、キャリッジ35の主走査方向位置を高精度に検出することが可能となる。また、間隔a、bを更に小さくすることもできるので、キャリッジ35の位置検出精度を低下させずに、センサ51の小型化、ひいては装置の小型化を図ることも可能となる。
また、本実施形態では、スライダ47、48が、リニアスケール36を保持するスライダ7、8と一体的に変位する様構成されているので、スライダ47、48をリニアスケール36によって直接変位させる様な構成と比して、リニアスケール36に負荷が掛かることがなく、間隔a、bが安定し、以てキャリッジ位置検出精度の低下を防止することが可能となっている。
本発明は、FAX、プリンタ等に代表される記録装置や、液体噴射装置、即ち液体を噴射するヘッドから被噴射媒体に液体を噴射して前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置に利用可能である。
本発明に係るプリンタの装置本体の外観斜視図。 本発明に係るプリンタの側断面概略図。 サイドフレーム右近傍の構成を示す斜視図。 サイドフレーム左近傍の構成を示す斜視図。 サイドフレーム右近傍の構成を示す図。 サイドフレーム左近傍の構成を示す図。 リニアスケールとセンサの位置関係を示す図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 給送装置、3 メインフレーム、4 サイドフレーム右、4a 長穴、5 サイドフレーム左、、7 スライダ、8 スライダ、18 トレイガイド、21 ホッパ、23 給送ローラ、25、26 ガイドローラ、27 リタードーラ、29 ガイド、31 ホルダ、33 搬送駆動ローラ、34 搬送従動ローラ、35 キャリッジ、36 リニアスケール、37 キャリッジガイド軸、38 無端ベルト、39 インクジェット記録ヘッド、40 スライダ、41 プラテン、42 凹部、43 リブ、44 排出駆動ローラ、45 排出従動ローラ、46 補助ローラ、47、48 スライダ、49 引っ張りばね、51 センサ、P 記録用紙、T トレイ

Claims (4)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備え、主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、
    前記キャリッジを主走査方向にガイドするキャリッジガイド軸と、
    前記キャリッジガイド軸を変位させることにより、被記録媒体と前記記録ヘッドとのギャップを調節するギャップ調節手段と、
    前記キャリッジガイド軸の変位方向に平行な面を成すメインフレーム及び前記キャリッジガイド軸と直交する面を成すとともに前記キャリッジガイド軸の両軸端に立設されるサイドフレームが、平面視略コの字形の形状を成す様に一体的に形成されたフレーム部材と、
    前記メインフレームの面に沿う様に主走査方向に延設されるとともに、付勢手段によってテンションが付与された状態に設けられるリニアスケールと、
    前記キャリッジに設けられ、前記リニアスケールの状態変化を検出するセンサと、
    前記リニアスケールの両端において前記リニアスケールを保持するとともに、前記キャリッジと同期して前記キャリッジの変位方向に変位する様設けられたスケール保持部材と、を備え、
    前記キャリッジガイド軸が、前記サイドフレームに形成されたガイド軸支持穴に挿通することにより、当該ガイド軸支持穴の内周を基準にして前記メインフレームとの間隔が規定される様構成された記録装置であって、
    前記リニアスケールの両端近傍において前記メインフレームと前記リニアスケールとの間に挟入されて、前記キャリッジの変位動作と同期して前記メインフレームの面を前記キャリッジの変位方向に摺動するとともに、前記メインフレームと前記リニアスケールとの間隔を規定するスライダを備えている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1において、前記スライダが平面視略T字形の形状をなし、前記スケール保持部材に形成された穴に前記T字形の形状が嵌合することにより、前記スケール保持部材と一体的に変位する様構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2において、前記スライダにおいて前記メインフレームと摺動する面に、摺動方向に延びるリブが複数形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドを備え、主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、
    前記キャリッジを主走査方向にガイドするキャリッジガイド軸と、
    前記キャリッジガイド軸を変位させることにより、被噴射媒体と前記液体噴射ヘッドとのギャップを調節するギャップ調節手段と、
    前記キャリッジガイド軸の変位方向に平行な面を成すメインフレーム及び前記キャリッジガイド軸と直交する面を成すとともに前記キャリッジガイド軸の両軸端に立設されるサイドフレームが、平面視略コの字形の形状を成す様に一体的に形成されたフレーム部材と、
    前記メインフレームの面に沿う様に主走査方向に延設されるとともに、付勢手段によってテンションが付与された状態に設けられるリニアスケールと、
    前記キャリッジに設けられ、前記リニアスケールの状態変化を検出するセンサと、
    前記リニアスケールの両端において前記リニアスケールを保持するとともに、前記キャリッジと同期して前記キャリッジの変位方向に変位する様設けられたスケール保持部材と、を備え、
    前記キャリッジガイド軸が、前記サイドフレームに形成されたガイド軸支持穴に挿通することにより、当該ガイド軸支持穴の内周を基準にして前記メインフレームとの間隔が規定される様構成された液体噴射装置であって、
    前記リニアスケールの両端近傍において前記メインフレームと前記リニアスケールとの間に挟入されて、前記キャリッジの変位動作と同期して前記メインフレームの面を前記キャリッジの変位方向に摺動するとともに、前記メインフレームと前記リニアスケールとの間隔を規定するスライダを備えている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010036575A (ja) * 2008-07-08 2010-02-18 Ricoh Co Ltd キャリッジ及びこれを搭載した画像形成装置

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