JP2005111406A - 衝突部材冷却手段を備えた粉砕装置 - Google Patents

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幸哉 市南
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Abstract


【課題】
流体の滞留が生じることがなく衝突部材を有効に冷却することのできる粉砕装置を提供する。
【解決手段】
粉粒体が衝突させられる衝突面が形成された衝突部材4を備え、衝突部材4の内部に衝突部材を冷却するための冷却手段が設けられた粉砕装置1において、冷却手段が、衝突部材4の衝突面Aの内側中央部に流体を供給する流体供給路L1と、衝突部材4の衝突面A内側中央部から衝突面A内側に沿って衝突面A内側外縁部まで流体を流す冷却流路L3とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉粒体が衝突させられる衝突面が形成された衝突部材を備えた粉砕装置に関する。特に衝突部材を冷却する冷却手段を備えた粉砕装置に関する。
衝突部材に粉粒体を衝突させて粉砕する粉砕装置においては、衝突した粉粒体が衝突面に融着し、粉砕効率や性能を低下させることがある。融着が進むと運転を停止し、衝突部材等の清掃することが必要となり作業効率の低下の大きな要因となる。これは衝突面の温度が上昇すると、特に顕著になる。そこで、衝突面を冷却する冷却手段を備えた粉砕装置が種々提案されている。この種、衝突部材冷却手段を備えた粉砕装置として以下のものがある(特許文献1参照)。
この粉砕装置は、粉粒体が衝突させられて粉砕される衝突部材を備え、衝突部材を冷却する冷却手段として衝突部材内先端部に流体収容室およびこの流体収容室に流体を供給、排出する流体流路が形成されているものである。
流体収容室に流体を供給する流体流路は流体収容室後端の一側部に開口し、流体収容室から流体を排出する流体流路は流体収容室後端の他側部に開口している。
特開平11−000109号公報
上記、粉砕装置においては流体収容室内において供給口と排出口とが同じ側に設けられているため、一部の流体が滞留しやすい。流体収容室内に滞留した流体は温度が上昇するので衝突部材を有効に冷却することができなくなるという問題がある。衝突部材の温度が上昇すると、衝突面に衝突した粉粒体が粉砕されずに融着し、粉砕効率が著しく低下する。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、流体の滞留が生じることがなく、衝突部材を有効に冷却することのできる粉砕装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の粉砕装置は、粉粒体が衝突させられる衝突面が形成された衝突部材を備え、衝突部材の内部に衝突部材を冷却するための冷却手段が設けられた粉砕装置において、冷却手段が、衝突部材の衝突面の内側中央部に流体を供給する流体供給路と、衝突部材の衝突面内側中央部から衝突面内側に沿って衝突面内側外縁部まで流体を流す冷却流路とを備えている、ものである。
上記粉砕装置において、衝突部材の内部に、衝突部材の先端部と略相似形をなすノズル部材が配され、ノズル部材の長さ方向中央部にノズル部材の軸線方向に伸びた流体供給路が形成され、冷却路が、衝突部材の内面およびノズル部材外面とにより囲まれて形成されている、ことがある。また、衝突部材の内部に、管状部と管状部に形成された鍔状部とよりなるノズル部材が配され、管状部内に、流体供給路が形成され、冷却路が、衝突部材の内面、ノズル部材の管状部および鍔状部により囲まれて形成されている、こともある。
また、衝突面は、鏡面加工されていることが好ましい。
請求項1記載の粉砕装置では、衝突面中央部に流体が供給され衝突面内側先端中央部から衝突面内側に沿って流れるので、流体の滞留が生じることがなく衝突部材を有効に冷却することができる。さらに、粉粒体を粉砕する際にもっとも温度の上昇する衝突面内側先端部に流体が供給されるのでさらに有効に衝突部材を冷却することができる。
請求項2および3記載の粉砕装置によれば、冷却流路を簡便な構造で形成することができる。
請求項4記載の粉砕装置によれば、衝突面内側中央部に乱流が形成され、衝突面内側先端中央部が有効に冷却される。
請求項5記載の粉砕装置によれば、衝突面の摩擦係数が小さいので、冷却効果とあいまって衝突した粉粒体が衝突面に融着するのが有効に防止される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1〜図3は、本発明の第一の実施形態の粉砕装置を示したものである。
この粉砕装置1は、圧縮空気の供給ノズル(図示せず)に加速ノズル2を接続し、その加速ノズル2の前側に設けられた粉砕室3内に衝突部材4を、および加速ノズル2内に開口する粉粒体を供給するホッパ9を有するものである。
加速ノズル2の下流側周壁上部に粉粒体供給部8が設けられている。なお、供給ノズル1、加速ノズル2、粉粒体供給部8およびホッパ9の構成は公知であるので詳細な説明は省略し、以下、衝突部材4について説明する。
衝突部材4は、衝突部材本体10とこれを支持する支持部材11とよりなる。衝突部材本体10は、先端円錐状部10aとこれに連続した円筒状部10bとよりなり、先端円錐状部10a外面が衝突面Aとなっている。なお、衝突部材本体10は、熱伝達率のよい材料製であることが好ましい。さらに、衝突面Aには鏡面加工を施すことが好ましい。
一方、支持部材11は、円筒状部10bに挿入されかつ後端が円筒状部10bから突出した円柱状部11bと、円柱状部11bの後端から周方向に等間隔をおいて放射状に突出し、先端が粉砕室3の壁から突出した3本の支持羽11cとを備えている。円柱状部11bの先端には、衝突部材本体10の先端部側内腔に位置し、衝突部材本体10の先端部と略相似形をなすノズル部材11dが取付られている。そして、このノズル部材11d外面と衝突部材本体10の先端部内面との間が、衝突面A内側先端中央部から衝突面A内側に沿って衝突面A内側外縁部まで流体を流す冷却流路L3となっている。すなわち冷却流路L3は傘状をなしている。
円柱状部11bおよびノズル部材11dの中心部には軸方向に伸び、かつノズル部材11dの先端で開口して流体を衝突面Aの内側先端中央部に供給する流体供給路L1が形成されている。流体供給路L1は、3本の支持羽11cの内の1つに形成された流路L2に接続されている。この流路L2は図示しない流体供給源に接続されている。
さらに、円柱状部11bには、これの先端面に開口し、冷却流路L3に連通した二つの流体排出路L4が形成されている。L4は、3本の支持羽11cの内の2つに形成された流路L5に接続されている。
上記のような構成を有する粉砕装置1において、供給ノズル1から圧縮空気を供給して加速ノズル2で加速し、ホッパ9から供給された粉粒体を衝突面Aに衝突させて粉砕等する手順は、公知の粉砕装置と変わりないので説明は省略し、以下に粉粒体を粉砕する際に衝突面Aを冷却する手順について説明する。
まず、流体供給源から流路L2を介して流体供給路L1に流体が供給される。供給された流体は、ノズル部材11dの先端から衝突面A内側先端中央部に供給される。この流体は、衝突面A内側に沿って衝突面Aの外縁後方に向かって流れ、衝突面Aが効果的に冷却される。特に最も高温となる衝突面Aの内側中央部に最初に流体が供給されるので、衝突面Aの内側中央部が効果的に冷却される。
衝突面A外縁後方まで流れた流体は、ノズル部材11d後端部と衝突部材本体10との間の横断面環状をなす流路を流れ、支持部材11の円柱状部11bの前端面に開口した流体排出路L4に流入した後、流路L5を通って装置外部へと排出される。
以上述べたように、冷却流路L3を流れて衝突面Aを冷却した流体は速やかに装置外部へと排出されて、冷却流路L3や内腔に滞留することがない。
このため、衝突面Aの温度上昇は抑えられ、衝突した粉粒体が衝突面Aに融着するのが防止される。又,衝突面Aは鏡面加工が施されており摩擦係数が低くなっているので、粉粒体が衝突面Aに融着するのはさらに有効に防止される。
ついで図4を参照して本発明の第二実施形態の粉砕装置について説明する。
なお、以下の説明において第一の実施形態の粉砕装置1と同じ部材および相当する部材については同じ符号を付して説明は省略する。
この実施形態の粉砕装置は、衝突部材20が第一の実施形態と異なるものである。以下、衝突部材20について説明する。衝突部材20は、衝突部材本体21とこれを支持する支持部材22とよりなる。本体21は、先端円錐状部21aとこれに連続した円筒状部21bとよりなり、先端円錐状部21a外面が衝突面Aとなっている。
一方、支持部材22は、先端が円筒状部21bに挿入された円柱状部22aと、図示はしていないが、円柱状部22a後端から放射状に突出し、先端が粉砕室3の壁から突出した3本の支持羽とを備えている。円柱状部22aの先端には、管状体と管状体後方に形成された鍔状体とよりなるノズル部材22dが取付けられている。そして、このノズル部材22dの外面と衝突部材本体21の先端部内面との間が、衝突面A内側先端中央部から衝突面A内側に沿って衝突面A内側外縁部後方まで流体を流す冷却流路L23となっている。
円柱状部22aおよびノズル部材22dの中心部には軸方向に伸び、かつノズル部材22dの先端で開口し、流体を衝突面Aの内側中央部先端に供給する流体供給路L21が形成されている。L21は、先に述べた図示しない3本の支持羽の内の1つに形成された流路に接続されている。この流路は流体供給源に接続されている。
さらに、円柱状部22aには、これの前端面周縁に開口し、冷却流路L23に連通した二つの流体排出路L22が形成されている。L22は、3本の支持羽の内の2つに形成された流路に接続されている。
上記のような構成を有する粉砕装置においては、流体供給源から流体供給路L21に流体が供給される。供給された流体は、流路ノズル部材22dの先端から衝突面A内側先端中央部に供給される。供給された流体は、衝突面A内側に沿って衝突面Aの外縁に向かって流れ、衝突面Aが効果的に冷却される。衝突面A外縁後方まで流れた流体は、支持部材22の円柱状部22aの前端面に開口した流体排出路L22に流入した後、装置外部へと排出される。
ついで図5に示した第三の実施形態の粉砕装置について説明する。この粉砕装置において、供給流路L31は、先端部で径方向に分岐した二つの分岐流路L31aを備えている。分岐流路L31aは、供給流路L31の接線方向かつやや後方に伸びて側面に開口している。このノズル部材30を備えた粉砕装置では、衝突部材4の衝突面Aの内側中央部において冷却流体が旋回しながら流れるので、最も温度の高い衝突面Aの内側中央部をより効果的に冷却することができる。
本発明の第一実施形態の粉砕装置の縦断面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 aは、同粉砕装置の要部の縦断面図、bはaのb−b線に沿った断面図である。 aは、第二実施形態の粉砕装置の要部の縦断面図、bはaのb−b線に沿った断面図である。 aは、第三実施形態の粉砕装置の要部の縦断面図、bはaのb−b線に沿った断面図である。
符号の説明
1 粉砕装置
3 粉砕室
4 衝突部材
10 衝突部材本体
11 支持部材
20 衝突部材
21 衝突部材本体
22 支持部材
30 ノズル部材

Claims (5)

  1. 粉粒体が衝突させられる衝突面が形成された衝突部材を備え、衝突部材の内部に衝突部材を冷却するための冷却手段が設けられた粉砕装置において、
    冷却手段が、衝突部材の先端側に設けた内腔と、内腔の先端中央部に流体を供給する流体供給路と、内腔後端面に開口する流体流路とからなり、衝突部材の衝突面内側中央部から衝突面内側に沿って衝突面内側外縁部まで流体を流す冷却流路を形成している、粉砕装置。
  2. 衝突部材の内部に、衝突部材の内腔形状と略相似形をなすノズル部材が配され、ノズル部材の長さ方向中央部に軸線方向に伸びた流体供給路が形成され、冷却流路が、衝突部材の内面およびノズル部材外面により囲まれて形成されている、請求項1記載の粉砕装置。
  3. 衝突部材の内部に、内腔の先端に沿って伸びている管状部と管状部に形成された鍔状部とよりなるノズル部材が配され、管状部内に、流体供給路が形成され、冷却流路が、衝突部材の内面およびノズル部材の外面により囲まれて形成されている、請求項1記載の粉砕装置。
  4. 流体供給路が、ノズルの先端近くで半径方向に開口している、請求項 2〜3いずれかに記載の粉砕装置。
  5. 衝突部材の衝突面が、鏡面加工されている、請求項1〜4いずれかに記載の粉砕装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009520673A (ja) * 2005-12-23 2009-05-28 アルケマ フランス カーボンナノチューブの合成方法

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