JP2005110541A - 営農システム - Google Patents

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照喜治 永田
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Abstract

【課題】過疎により消滅の危機に瀕している集落(限界集落)を、環境負荷を生じない(ゼロエミッション)営農システムにより、維持発展させて、振興する。
【解決手段】液肥製造タンク及び家禽舎を有する樹林と、作物を栽培する畑と、水田と、樹林、畑及び水田から流下する水を溜める池とを標高の高い順に上部から順次に配置し、池に溜まった流下水を樹林の貯水槽に揚水する揚水ポンプを有し、樹林、畑及び水田の合計面積が約1000坪であり、樹林の面積が合計面積の約1/3以上である完結営農システムを構成し、家禽舎で家禽を鶏基準で1000坪当り約30〜50羽の小規模で飼育し、液肥製造タンクで液肥を製造し、畑で作物を栽培し、水田で大豆又は牧草の後作として米を栽培することにより、環境負荷を生じないで顧客吸引力の有る高品質の農産物を生産する。
【選択図】図1

Description

本発明は営農システムに関するものである。こゝで「営農システム」とは樹林、畑、水田及び池を合わせたものを称し、その中で樹林、畑及び水田を合わせたものを「農園」と称する。
従来、過疎により消滅の危機に瀕している山村、離島又は僻地の集落(限界集落と称す)を維持発展させて、振興しようとする試みは種々提案されているが、依然として未だに効果有るものが無く、限界集落が年々増加しているのが実情である。
〔特許文献〕次の特許文献は何れも本発明者の永田照喜治の出願に係る。
特願昭57−233114号(特公平4−12925号公報)、発明の名称:果樹及び野菜の栽培方法 特願昭57−233115号(特公平3−4168号公報)、発明の名称:高ミネラル植物の栽培方法 特願昭57−233116号(特公平3−4169号公報)、発明の名称:しゅう酸の少ない植物の栽培方法 特願昭57−233117号(特公平3−4170号公報)、発明の名称:高ビタミンC植物の栽培方法 特願昭58−233549号(特公平2−41298号公報)、発明の名称:小玉果実の結果方法 特願平2−117678号(特公平6−71409号公報)、発明の名称:家禽の飼養方法 特願平7−140587号(特開平8−332031号公報)、発明の名称:緑茶卵とその生産方法 特願2000−252021号(特開2002−101758号公報)、発明の名称:作物の栽培方法と栽培容器 特願2002−168288号(特開2003−61490号公報)、発明の名称:無窒素肥料米の栽培方法 特願2002−168479号(特開2003−79240号公報)、発明の名称:豆の栽培方法 特願2002−364999号(未公開)、発明の名称:液肥の製造方法と製造タンク
限界集落を、環境負荷を生じない(ゼロエミッション)新規な完結営農システムにより維持発展させて、振興する。完結営農システムは環境負荷を生じないものであると共に、顧客吸引力の有る高品質の農産物を生産するものでなければ、限界集落を振興できない。
限界集落は概ね鉄道及び隣接農地から50m以上離れ、且つ、車の交通量一日当り3000台以上の道路から300m以上離れている地帯である。本発明者は先に商標「安全地帯」を商標登録番号第4372751号として登録を受けた。その理由は、本発明により限界集落で無公害で安全な農産物が生産できることが判明したので、そのような農産物を通常の農産物から区分する必要が生じた為である。
本発明の目的は、環境負荷を生じない新規な完結営農システムを形成すると共に、顧客吸引力の有る高品質の農産物を生産することにより、消滅の危機に瀕している山村、離島又は僻地の限界集落を維持し、発展させて、振興する。
本発明は液肥製造タンク及び家禽舎を有する樹林と、作物を栽培する畑と、水田と、樹林、畑及び水田から流下する水を溜める池とを標高の高い順に上部から順次に配置し、池に溜まった流下水を樹林の貯水槽に揚水する揚水ポンプを有し、樹林、畑及び水田の合計面積が約1000坪であり、樹林の面積が合計面積の約1/3以上であり、
家禽舎で家禽を鶏基準で1000坪当り約30〜50羽の小規模で、
家禽に魚、魚粉等の動物性蛋白質を与えないで、生の緑餌又は乾燥緑餌と、米ヌカ,大豆、大豆粕、小麦、トウモロコシ、オカラ、等の穀類とを混合して乳酸醗酵させて製造した乳酸醗酵緑餌を家禽になるべく大量に与え、緑餌の中の葉緑素により肉、卵の悪臭を除去する家禽の飼養方法(特願平2−117678号の方法)又は鶏の飼料中に0.1〜10重量%の粉末緑茶を混入する緑茶卵の製造方法(特願平7−140587号の方法)により飼育し、
液肥製造タンクを、
有機物のスラリーの導入口から出口方向に底面が約7〜18度下がって傾斜した順次に設けた好気性酸性醗酵域、酸性低下嫌気性醗酵域、アルカリ性嫌気性醗酵域及び熟成滅菌域と、酸性低下嫌気性醗酵域の上部に設けた生成ガス溜とを具え、熟成滅菌域を生成ガス溜の上方に延在させて生成ガスの温度変化を防止し、生成ガス溜のガスの圧力でアルカリ性嫌気性醗酵域から生成液肥を排出する構造として、有機物を固形分と液体に分離する固液分離処理により得た有機物スラリーを、温度を約13〜32℃に保つ好気性酸性醗酵域、酸性低下嫌気性醗酵域、アルカリ性嫌気性醗酵域及び熟成滅菌域に順次に通し、好気性酸性醗酵域で低温醗酵によりバイオガスの生成総量を抑制しながら分解させ、酸性低下嫌気性醗酵域で主としてメタンと二酸化炭素と窒素から成るガスの生成と液肥への分解を開始させ、アルカリ性嫌気性醗酵域でスラリーを分解して液肥として生成ガスの圧力によりアルカリ性嫌気性醗酵域から排出し、熟成滅菌域でスラリー中の病原菌と寄生虫卵を滅菌し、熟成滅菌域のスラリーをガス溜上に延在させて有機物スラリーの温度を略々一定に保つ無公害液肥の製造方法(特願2002−364999号の方法)により液肥を製造し、
畑で作物を、
密植した果樹及び果菜の成木の樹冠の下の地面の四周に溝を切るか樹冠の下の地面に盛土をすることによって樹冠の下の地面の四周に排水施肥溝を作り、この排水施肥溝に濃厚肥料を施肥して排水施肥溝の下方の根を枯らすことにより根を剪定し、樹冠の下の排水施肥溝で囲まれた土壌には白く細い毛細根群を地表面付近に多量に生成させる迄樹冠により直射日光を遮蔽しながら窒素肥料を施さない果樹及び果菜の栽培方法(特願昭57−233114号の方法)、又は
(1)発芽又は定植後に水と窒素肥料を断ち、(2)植物が萎れ始めたら慣行の約1/10〜1/100の小量の水と窒素肥料を与え、(3)(1)と(2)の作業を繰返して地表面付近に吸水力と吸肥力の強い断食根を生成させ、(4)さらに(1)と(2)の作業を繰返して断食根を地表面付近にマット状に広がらせてマット根とすると共に直根や毛細根を枯れさせたり減少させたりし、(5)このマット根に小量の水に溶解したミネラル肥料を施して大量のミネラルを含有する植物を収穫する高ミネラル植物の栽培方法(特願昭57−233115号の方法)、又は
81)植物栽培土の窒素分を少なくして地力を無くし、(2)発芽又は定植後に水と窒素肥料を断ち、(3)この水と窒素肥料を断った痩地で植物が萎れ始めたら、慣行(清耕法)の約1/10〜1/100の小量の水と窒素肥料を与え、(4)(2)と(3)の作業を繰返して地表面付近に吸水力と吸肥力の強い断食根を生成させ、(5)さらに(2)と(3)の作業を繰返して、断食根が地表面付近にマット状に広がってマット根となり、直根や毛細根が枯れたり減少した段階で、慣行(清耕法)の約1/2〜1/10の小量の水と窒素肥料を施与し、植物を急成長させ、(6)マット根が老化する前に収穫するしゅう酸の少ない植物の栽培方法(特願昭57−233116号の方法)、又は
(1)植物栽培土の窒素分を少なくして地力を無くし、(2)発芽又は定植後に水と窒素肥料を断ち、(3)この水と窒素肥料を断った痩地で植物が萎れ始めたら、慣行(清耕法)の約1/10〜1/100の小量の水と窒素肥料を与え、(4)(2)と(3)の作業を繰返して地表面付近に吸水力と吸肥力の強い断食根を生成させる高ビタミンC植物の栽培方法(特願昭57−233117号の方法)、又は
毎年の果実の生育初期の細胞分裂段階時に、一部分の枝の蕾、花又は幼果を摘蕾、摘花又は摘果し、残りの枝は無摘蕾、無摘花又は無摘果にして、高濃度でビタミン、ミネラル及び酵素の多い小玉果実を毎年多量に結果させる小玉果実の結果方法(特願昭58−233549号の方法)、又は
(1)地力の無い培地を雨水及び大地から遮断し、(2)作物を発芽又は定植させ、(3)発芽又は定植後に水と窒素肥料を断ち、(4)植物が萎れ始めたら慣行(清耕法)の1/10〜1/100以下の小量の水及び窒素肥料を与え、(5)(3)と(4)の作業を繰返して地表面付近に吸水力と吸肥力の強い断食根を生成させて糖度の高い作物を収穫する作物の栽培方法において、地力の無い培地を作物の根圏の深さを10cm以内に制限する栽培容器に収容して作物を栽培する作物の栽培方法(特願2000−252021号の方法)、又は
除草剤を施用しない豆の栽培方法において、(1)溝と幅広の畝を作り、(2)播種時に根粒菌をまぶし、(3)植鞍に播種又は定植し、(4)畝の上に発根促進剤を10a当り50〜200kg散布し、(5)10a当り過燐酸石灰2〜16kgを燐酸を0.05〜0.5重量%含む水溶液として葉面と地表面に上下散布し、発根促進剤と燐酸を含む水溶液との共勢作用によって側根を地表面付近に発達させて直根を消滅させることを特徴とする豆の栽培方法(特願2002−168479号の方法)により栽培し、
水田で大豆を前述の特願2002−168479号の方法により栽培し、又は牧草を通常の栽培方法で無肥料で栽培し、後作として米を、基肥としても追肥としても窒素肥料を施用せず発根促進剤を地表面に10a当り50〜200kg散布し、10a当り過燐酸石灰2〜16kgを燐酸を0.05〜0.5重量%含む水溶液として葉面と地表面に上下散布し、発根促進剤と燐酸を含む水溶液との共勢作用により根を地表面付近に発達させて直根を消滅させる無窒素肥料米の栽培方法(特願2002−168288号の方法)により栽培することにより、
環境負荷を生ずることなく、顧客吸引力のある高品質の農産物を生産することを特徴とする営農システムである。
簡約すると、本発明は液肥製造タンク及び家禽舎を有する樹林と、作物を栽培する畑と、大豆又は牧草を前作し後作として米を栽培する水田と、樹林、畑及び水田から流下する水を溜める池とを標高の高い順に上部から順次に配置し、池に溜まった流下水を樹林の貯水槽に揚水する揚水ポンプを有し、樹林、畑及び水田の合計面積が約1000坪であり、樹林の面積が合計面積の約1/3以上であり、
家禽舎で家禽を鶏基準で1000坪当り約30〜50羽の小規模で特願平2−117678号又は特願平7−140587号の方法により飼育し、
液肥製造タンクを特願2002−364999号の方法による構造として液肥を製造し、
畑で作物を特願昭57−233114号、特願昭57−233115号、特願昭57−233116号、特願昭57−233117号、特願昭58−233549号、特願2000−252021号又は特願2002−168479号の方法により栽培し、
水田で大豆を特願2002−168479号の方法により栽培し、又は牧草を通常の栽培方法で無肥料で栽培し、後作として米を特願2002−168288号の方法により栽培することにより、環境負荷を生ずることなく、顧客吸引力のある高品質の農産物を生産する営農システムである。
このような完結営農システムを形成することにより、環境負荷を生じないで高品質の農産物を生産することが可能になるので、限界集落を維持発展させ、振興することができる。
農園の合計面積約1000坪は広い農山村のことなので厳密には規定できないが、1000坪±50坪が一単位として好便宜に実施できる単位である。
営農システムは地域に複数個併設すると、機材が共通化でき、好都合である。池を共通化することも可能である。
樹林の面積は農園の合計面積の約1/3より少ないと、営農システムの有効性が低下するので、約1/3以上が適当である。上限は概ね約1/3以上+5%である。
牧草はれんげをも意味し、無肥料で通常の栽培方法により栽培できる。
かくて本発明によれば、環境負荷を生じない新規な完結営農システムを形成すると共に、顧客吸引力の有る高品質の農産物を生産することができる。
このようにすることにより、消滅の危機に瀕している山村、離島又は僻地の限界集落を維持発展させて、振興することができる。
樹林には樹木、果樹を植える。果樹は本発明者の永田照喜治の特許出願の方法により栽培すると好適である。例えば、特願昭57−233114号又は特願昭58−233549号の栽培方法である。樹林は樹下に草花などがある日本庭園的な農園であり、有機肥料の吸着、分解能力が有る。落ち葉などは林の中に留め置き、自然の腐葉土にする。
樹林には家禽舎を設置する。家禽舎は包タイプの移動式家禽舎で良く、鶏基準で1000坪当り約30〜50羽の小規模の家禽を特願平2−117678号又は特願平7−140587号の方法により飼育する。1000坪当り約30羽よりも少ないとシステムの効率が低くなり、採算が悪くなり、約50羽よりも多いと営農システムが環境負荷を生じ易い。環境負荷の大きい大型家畜の飼育は行わない。家禽は鶏以外に、あひる、うずら、合鴨及び鵞鳥を含む。鶏基準とは鶏の体重基準であり、鶏より軽い家禽は羽数が多くなり、重いと少なくなる。
上流の樹林の斜面には農舎を設ける。農舎には特願2002−364999号の液肥製造タンクを設置し、液肥を樹木と果樹に施肥する。発生するメタンをメタノール改質により燃料電池の燃料に使用して発電するか、当面は湯沸かし、暖房などに利用する。液肥の原料は家禽糞と畑からの作物屑及びし尿を用いる。
農舎にはガラスハウスを併設して、サンルーム、温室栽培に利用することができる。
畑は作物を本発明者の永田照喜治の特許出願の方法により栽培する。例えば、特願昭57−233114号、特願昭57−233115号、特願昭57−233116号、特願昭57−233117号、特願昭58−233549号、特願2000−252021号又は特願2002−168479号の方法である。
肥料は化学肥料の液肥を使用する。N10%の液肥を用いる場合、100〜1000倍に希釈して使用する。畑からの流下水のBOD排出量は、8.0ppm以下を基準とする。畑では土壌による濾過、浄化によって無公害化を図ることができる。
水田は本発明者の永田照喜治の特願2002−168288号の方法により、無肥料で米、酒米を栽培する。前作として大豆を特願2002−168479号の方法により栽培する。牧草は通常の栽培方法により無肥料で栽培する。無肥料栽培によって環境負荷を最小限に留めることができる。
稲科植物の根によって、土壌が有機物を分解し、団粒構造になり、地下浸透水を濾過、浄化する機能がある。上流での環境負荷の発生を制限できるので、水田からの流出水中のBOD値を全ての法的、環境技術的な基準値以下に制限できる。
水田からの流出水は最下段の池に溜めて、樹林の貯水槽に揚水して循環利用する。貯水槽からの水を重力流下式で液肥製造タンク、畑の液肥調整タンク及び灌水パイプに配水する。
本発明を次に実施例につきさらに詳細に説明する。
この実施例では農園の合計面積を約950坪とし、樹林を約350坪とし、約150坪の畑と約450坪の水田を用い、くぬぎを主とする樹林に元々植えて在った栗と柿を整枝して栽培し、樹林で特願平2−117678号の実施例1の方法により36羽の鶏を飼育して鶏卵を生産し、特願2002−364999号の実施例1の構造の液肥製造タンクを用いて液肥を製造し、畑でナスを特願昭57−233114号の実施例1の方法により栽培し、水田で大豆を特願2002−168479号の実施例1の方法により前作し、コシヒカリ米を特願2002−168288号の実施例1の方法により栽培した例を示す。
鶏の飼育と鶏卵の生産
樹林の一角に図4〜5に示す形状の底辺が直径2mの円形で高さ約2mの移動式包型鶏舎を2棟設置し、各棟に産卵鶏を18ずつ合計36羽飼育した。病死と事故による羽数の変動は無かった。
飼育に当っては、鶏に魚、魚粉等の動物性蛋白質を与えないで、クローバー等から調製した生の緑餌又は乾燥緑餌と、米ぬか、大豆、とうもろこし、オカラ等の穀類とを混合し乳酸醗酵させて製造した乳酸醗酵緑餌を成るべく大量に与えて飼育した。1年間の産卵数は約9000個であった。卵は魚臭が無く、生卵を抵抗感無く食用できた。1年以上飼育した鶏を用いて燻製肉とソーセージを製造したところ、一般の魚粉等の動物性蛋白質を与えて生産した鶏肉に見られる魚臭等の臭いが無い、美味な燻製肉とソーセージを製造できた。
液肥の製造
液肥製造タンクは全面的に鋼板、鋼製アングル及びチャンネル材を使用し、鉄工所で溶接が必要な部分を完成させた。輸送の便のため、上部の蓋と天板は組立式とし、現場でボルトナットを用いて組み立てた。タンクの上部構造、脱硫装置、配管等は現地で施工した。
屋外にバイオガスの脱臭装置、除湿装置及び積算メーター等を取付けた。
地下タンクの埋設工事完了を俣って、農舎を地下タンクの真上に建設した。
農舎内に簡易水洗トイレを、タンクの投入口の真上に当る位置に設置した。
生ごみその他の有機物の投入口は別途屋外に設けた。
農舎の1階に簡単な流しを設け、樹林の貯水槽から水を重力で給水した。
照明にはバイオガスを利用してガス灯を点灯した。
農舎からの排水はシステム外には排出しなかった。有害な薬剤や望ましくない洗剤等は全く使用しなかった。
営農システム内の樹林と畑から生ずる水分の多い生葉や野菜屑を、定期的に継続的に収集し、容量10tのタンクに投入した。また、毎週一回鶏舎から鶏糞を回収して水に混ぜて投入した。始動時にタンクに水を約8000l注入した。投入材料は始動時だけ市販の乾燥鶏糞を約60kg用いた。以後はシステム内で発生する有機物のみを投入した。投入量は次の表1に示す通りであった。タンクが有機物スラリーで充満するまでに約1カ月を要した。室内外の気温とタンク内の液温が15℃前後と低温だったため、醗酵が極めて緩徐に進行した。3カ月経過後、本格的な醗酵が始まった。バイオガスがガスバーナーで着火し、継続的に燃焼することによって醗酵を確認した。発生したバイオガスは脱硫・脱臭剤(商品名:ニッサンガードラーL)を充填した充填塔に通して、略々完全に硫化水素と悪臭ガスを吸着し、除去できた。製造期間は11月〜翌年の10月であった。
かくて、初期始動時の水8000l と希釈水5400lと合計5710kgの有機物+鶏糞(水分を含む)の醗酵により、約19tの液肥を製造した。
Figure 2005110541
投入孔で採取した原料スラリーと排出孔で採取した液肥の成分(mg/l)は、次の表2に示す通りであった。
Figure 2005110541
ナスの栽培
面積約5a(150坪)の畑で、高さ約1.8m、樹冠の大きさが直径約1.6mのナスを栽培した。ナスは2月上旬に播種し、4月下旬に約2m間隔で定植した。ナスの株間に幅約10cm、深さ約10cmの施肥溝を切った。
施肥溝に住友化学(株)製の住友液肥2号(N10%、P5%、K8%)を原液で、4月上旬に10kg、5月に2.5kg、6月に7.5kg、7月に5kg、8月に5kg、9月に5kg、11月に5kg施肥した。従って、N成分の合計量は4kgであった。7〜11月にかけて6tのナスを収穫した。カルシウムの含有量は概ね100g当り22mg、糖度は5〜10度であった。これに対して一般栽培のナスは、各種肥料をN成分で約5〜6倍の20〜24kg施肥し、収穫量は4tであった。カルシウムの含有量は概ね100g当り16mg、糖度は約3度であった。
大豆の前作栽培
水田で青大豆を前作栽培し、5a当り次に示す結果を得た。
栽培品種 青大豆(在来種)
播種量 1.5kg
根粒菌使用量 50g
基肥施用量 施用せず
発根促進剤 粉砕した籾殻70kgに珪カル10kgを混合して散布し、
毎回水150lに過燐酸石灰4kgを含む水溶液を上下散布
することを2回繰り返すことにより、燐酸を含む水溶液を2
回散布した。
収量 70kg
品質 良
米の栽培
大豆の後作として無窒素肥料で米を栽培して、対照用の近接水田の慣行栽培と比較した。結果は次の表3に示す通りであった。
Figure 2005110541
水田と池の水質(収穫後BOD値ppm)
対照例 水田 9.0 池 1.7
本発明 水田 2.4 池 0.8
注:農業用水の水質基準は8ppm以下、
水道水用河川水は1ppm以下である。
この実施例では農園の合計面積を約1050坪とし、樹林と畑と水田の面積を夫々約350坪とし、樹林に元々植えて在ったミカンを整枝して特願昭57−233114号の実施例1の方法により栽培を継続し、樹林で特願平7−140587号の実施例1の方法により48羽の鶏を飼育して緑茶卵を生産し、実施例1の構造の液肥製造タンクを用いて液肥を製造し、畑で大豆を特願2002−168479号の実施例1の方法により栽培し、水田でれんげを通常の方法で前作し、後作として特願2002−168288号の実施例1の方法により山田錦米を栽培した例を示す。
樹林のミカンの栽培
ミカン(温州ミカン宮川早生)の樹間間隔は2mで、375本植えであった。樹高が2mよりも高い部分と樹冠が1.8mよりも大きい部分は、剪定により切除した。従って、樹冠と樹冠との間の空間の間隔は約40cmであった。この空間の下の地面に幅約10cm、深さ約10cmの施肥溝を切り、施肥溝に年2回1〜2月と6〜7月に住友化学(株)製の市販の濃厚液肥「燐安液肥(商品名)」(N7%、P20%)を原液で1回当り10〜60kg/10aの割合で施肥した。施肥後10日で地表から10cm下までの根は赤色に枯れた。施肥した濃厚液肥は地中の水分によって、深さ約50cm、幅約50cmの範囲に拡散して行き、薄くなって施肥溝の下方以外の根を傷めず、傷まない根によって吸収された。
濃厚液肥の施肥後3〜6カ月経過したとき、樹冠の下には地表面付近に一般栽培よりも2〜10倍も多量の白い毛細根が発生していた。施肥量はN成分として10a当り10kgであった。従来は各種肥料をN成分として10a当り30kg施肥していたので、施肥量は1/3となった。ミカンは糖度が一般の平均10度に対して平均12度有り、収穫量は4t/10aで一般の3t/10aよりも遙かに多かった。
緑茶卵の生産
樹林の一角に図4〜5に示す底辺2mの円形で高さ約2mの移動式包型鶏舎を3棟設置し、日令280日のロックホーン種の産卵鶏48羽を各棟16羽ずつ1年間飼育した。病死と事故による羽数の変動は無かった。産卵鶏48羽に緑茶粉末を3重量%混入した飼料を与えた。
緑茶粉末を混入した飼料を与え始めてから、1週間位で卵白に変化が見られ、淡黄色から白濁色になる卵が産れ始めた。2週間位で卵白が白濁色のものが多くなり、無色透明のものが産まれ始めた。3週間位で卵白が無色透明のものが多くなった。1月位で全ての卵の卵白が無色透明になった。卵の魚臭が無く、卵白が粘りこくなり、長時間崩れ難くなり、鶏糞の悪臭が少なくなった。鶏糞は定期的に収集して、液肥製造タンクに投入して液肥製造に利用した。
参照用のため、システムに隣接した一般農地の一角に前述したと同様の移動式包型鶏舎を3棟設置し、日令280日のロックホーン種の産卵鶏48羽を各棟16羽ずつ1年間飼育した。飼料には一般の魚粉と骨粉入りの配合飼料を用い、緑茶粉末は混入しなかった。鶏糞には悪臭が有り、卵には普通に見られる魚臭が有り、卵白は薄いベージュ色を呈し、やゝ半透明であった。卵の品質は一般市販のものとほゞ同程度であった。
液肥の製造
実施例1と同様な構成の液肥製造タンクを用い、実施例1とほゞ同様にして液肥を製造した。投入量は次の表4に示す通りであった。製造期間は10月から翌年の9月であった。初期始動時の水8000l と希釈水6000lと合計6030kgの有機物+鶏糞(水分を含む)の醗酵により、約20tの液肥を製造した。
Figure 2005110541
投入孔で採取した原料スラリーと排出孔で採取した液肥の成分(mg/l)は、次の表5に示す通りであった。
Figure 2005110541
大豆の栽培
畑で大豆を本発明により栽培し、対照用の近接した畑での慣行栽培と比較した。結果は次の表6に示す通りであった。
Figure 2005110541
米の栽培
水田でれんげの後作として本発明により米を栽培して、対照用の近接水田の慣行栽培と比較した。結果は次の表7に示す通りであっった。
Figure 2005110541
水田と池の水質(収穫後BOD値ppm)
対照例 水田 11.0 池 2.0
本発明 水田 2.6 池 0.9
注:農業用水の水質基準は8ppm以下、
水道水用河川水は1ppm以下である。
以上、本発明を特定の数値及び実施例につき詳細に説明したが、本発明はこれ等の数値及び実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の広範な精神と視野を逸脱することなく、種々な変更と修整が可能なこと勿論である。
本発明の営農システムの一例を示す線図的説明図である。 本発明の営農システムの他の例を示す線図的側面図である。 図2の営農システムの水の流れを示す線図的側面図である。 本発明に係る家禽舎の一例を示す線図的説明図である。 図4の家禽舎の裾を上げた状態を示す線図的説明図である。 本発明に係る液肥製造タンクと農舎の一例を示す線図的横断面図である。 本発明に係る農舎の配置の一例を示す線図的平面図である。
符号の説明
1 樹林 21 包型鶏舎の内被網
2 果樹 22 包型鶏舎の外被
3 畑 23 補強金網
4 水田 24 撥ね上げ式扉
5 溜池 25 通風筒
6 揚水ポンプ 26 縦フレーム
7 貯水槽 27 横フレーム
8 鶏舎と温室 28 排水溝
9 液肥製造タンク 29 巻き上げた状態の外被
10 移動式鶏舎 30 排気出口
11 水田の濾過効果のある土壌
12 降水
13 地中への浸透
14 地下水の移動
15 溜池5からの揚水
16 温室

Claims (3)

  1. 液肥製造タンク及び家禽舎を有する樹林と、作物を栽培する畑と、水田と、樹林、畑及び水田から流下する水を溜める池とを標高の高い順に上部から順次に配置し、池に溜まった流下水を樹林の貯水槽に揚水する揚水ポンプを有し、樹林、畑及び水田の合計面積が約1000坪であり、樹林の面積が合計面積の約1/3以上であり、
    家禽舎で家禽を鶏基準で1000坪当り約30〜50羽の小規模で、
    家禽に魚、魚粉等の動物性蛋白質を与えないで、生の緑餌又は乾燥緑餌と、米ヌカ,大豆、大豆粕、小麦、トウモロコシ、オカラ、等の穀類とを混合して乳酸醗酵させて製造した乳酸醗酵緑餌を家禽になるべく大量に与え、緑餌の中の葉緑素により肉、卵の悪臭を除去する家禽の飼養方法(特願平2−117678号の方法)又は鶏の飼料中に0.1〜10重量%の粉末緑茶を混入する緑茶卵の製造方法(特願平7−140587号の方法)により飼育し、
    液肥製造タンクを、
    有機物のスラリーの導入口から出口方向に底面が約7〜18度下がって傾斜した順次に設けた好気性酸性醗酵域、酸性低下嫌気性醗酵域、アルカリ性嫌気性醗酵域及び熟成滅菌域と、酸性低下嫌気性醗酵域の上部に設けた生成ガス溜とを具え、熟成滅菌域を生成ガス溜の上方に延在させて生成ガスの温度変化を防止し、生成ガス溜のガスの圧力でアルカリ性嫌気性醗酵域から生成液肥を排出する構造として、有機物を固形分と液体に分離する固液分離処理により得た有機物スラリーを、温度を約13〜32℃に保つ好気性酸性醗酵域、酸性低下嫌気性醗酵域、アルカリ性嫌気性醗酵域及び熟成滅菌域に順次に通し、好気性酸性醗酵域で低温醗酵によりバイオガスの生成総量を抑制しながら分解させ、酸性低下嫌気性醗酵域で主としてメタンと二酸化炭素と窒素から成るガスの生成と液肥への分解を開始させ、アルカリ性嫌気性醗酵域でスラリーを分解して液肥として生成ガスの圧力によりアルカリ性嫌気性醗酵域から排出し、熟成滅菌域でスラリー中の病原菌と寄生虫卵を滅菌し、熟成滅菌域のスラリーをガス溜上に延在させて有機物スラリーの温度を略々一定に保つ無公害液肥の製造方法(特願2002−364999号の方法)により液肥を製造し、
    畑で作物を、
    密植した果樹及び果菜の成木の樹冠の下の地面の四周に溝を切るか樹冠の下の地面に盛土をすることによって樹冠の下の地面の四周に排水施肥溝を作り、この排水施肥溝に濃厚肥料を施肥して排水施肥溝の下方の根を枯らすことにより根を剪定し、樹冠の下の排水施肥溝で囲まれた土壌には白く細い毛細根群を地表面付近に多量に生成させる迄樹冠により直射日光を遮蔽しながら窒素肥料を施さない果樹及び果菜の栽培方法(特願昭57−233114号の方法)、又は
    (1)発芽又は定植後に水と窒素肥料を断ち、(2)植物が萎れ始めたら慣行の約1/10〜1/100の小量の水と窒素肥料を与え、(3)(1)と(2)の作業を繰返して地表面付近に吸水力と吸肥力の強い断食根を生成させ、(4)さらに(1)と(2)の作業を繰返して断食根を地表面付近にマット状に広がらせてマット根とすると共に直根や毛細根を枯れさせたり減少させたりし、(5)このマット根に小量の水に溶解したミネラル肥料を施して大量のミネラルを含有する植物を収穫する高ミネラル植物の栽培方法(特願昭57−233115号の方法)、又は
    (1)植物栽培土の窒素分を少なくして地力を無くし、(2)発芽又は定植後に水と窒素肥料を断ち、(3)この水と窒素肥料を断った痩地で植物が萎れ始めたら、慣行(清耕法)の約1/10〜1/100の小量の水と窒素肥料を与え、(4)(2)と(3)の作業を繰返して地表面付近に吸水力と吸肥力の強い断食根を生成させ、(5)さらに(2)と(3)の作業を繰返して、断食根が地表面付近にマット状に広がってマット根となり、直根や毛細根が枯れたり減少した段階で、慣行(清耕法)の約1/2〜1/10の小量の水と窒素肥料を施与し、植物を急成長させ、(6)マット根が老化する前に収穫するしゅう酸の少ない植物の栽培方法(特願昭57−233116号の方法)、又は
    (1)植物栽培土の窒素分を少なくして地力を無くし、(2)発芽又は定植後に水と窒素肥料を断ち、(3)この水と窒素肥料を断った痩地で植物が萎れ始めたら、慣行(清耕法)の約1/10〜1/100の小量の水と窒素肥料を与え、(4)(2)と(3)の作業を繰返して地表面付近に吸水力と吸肥力の強い断食根を生成させる高ビタミンC植物の栽培方法(特願昭57−233117号の方法)、又は
    毎年の果実の生育初期の細胞分裂段階時に、一部分の枝の蕾、花又は幼果を摘蕾、摘花又は摘果し、残りの枝は無摘蕾、無摘花又は無摘果にして、高濃度でビタミン、ミネラル及び酵素の多い小玉果実を毎年多量に結果させる小玉果実の結果方法(特願昭58−233549号の方法)、又は
    (1)地力の無い培地を雨水及び大地から遮断し、(2)作物を発芽又は定植させ、(3)発芽又は定植後に水と窒素肥料を断ち、(4)植物が萎れ始めたら慣行(清耕法)の1/10〜1/100以下の小量の水及び窒素肥料を与え、(5)(3)と(4)の作業を繰返して地表面付近に吸水力と吸肥力の強い断食根を生成させて糖度の高い作物を収穫する作物の栽培方法において、地力の無い培地を作物の根圏の深さを10cm以内に制限する栽培容器に収容して作物を栽培する作物の栽培方法(特願2000−252021号の方法)、又は
    除草剤を施用しない豆の栽培方法において、(1)溝と幅広の畝を作り、(2)播種時に根粒菌をまぶし、(3)植鞍に播種又は定植し、(4)畝の上に発根促進剤を10a当り50〜200kg散布し、(5)10a当り過燐酸石灰2〜16kgを燐酸を0.05〜0.5重量%含む水溶液として葉面と地表面に上下散布し、発根促進剤と燐酸を含む水溶液との共勢作用によって側根を地表面付近に発達させて直根を消滅させる豆の栽培方法(特願2002−168479号の方法)により栽培し、
    水田で大豆を前述の特願2002−168479号の方法により前作し、又は牧草を通常の栽培方法で無肥料で前作し、後作として米を、基肥としても追肥としても窒素肥料を施用せず発根促進剤を地表面に10a当り50〜200kg散布し、10a当り過燐酸石灰2〜16kgを燐酸を0.05〜0.5重量%含む水溶液として葉面と地表面に上下散布し、発根促進剤と燐酸を含む水溶液との共勢作用により根を地表面付近に発達させて直根を消滅させる無窒素肥料米の栽培方法(特願2002−168288号の方法)により栽培することにより、
    環境負荷を生ずることなく、顧客吸引力のある高品質の農産物を生産することを特徴とする営農システム。
  2. 密植した果樹及び果菜の成木の樹冠の下の地面の四周に溝を切るか樹冠の下の地面に盛土をすることによって樹冠の下の地面の四周に排水施肥溝を作り、この排水施肥溝に濃厚肥料を施肥して排水施肥溝の下方の根を枯らすことにより根を剪定し、樹冠の下の排水施肥溝で囲まれた土壌には白く細い毛細根群を地表面付近に多量に生成させる迄樹冠により直射日光を遮蔽しながら窒素肥料を施さない果樹及び果菜の栽培方法(特願昭57−233114号の方法)により樹林内で果物を栽培する請求項1の営農システム。
  3. 毎年の果実の生育初期の細胞分裂段階時に、一部分の枝の蕾、花又は幼果を摘蕾、摘花又は摘果し、残りの枝は無摘蕾、無摘花又は無摘果にして、高濃度でビタミン、ミネラル及び酵素の多い小玉果実を毎年多量に結果させる小玉果実の結果方法(特願昭58−233549号の方法)により樹林内で果物を栽培する請求項1の営農システム。
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