JP2005109159A - トランス及びトランスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トランスの被覆体を必要とせずに、トランスのリードを制御基板にはんだ付けしたあとで湿気による絶縁不良から防止する充填樹脂の影響を受けないトランス及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】 上部トランスコアと下部トランスコアとに2分割されたトランスコアと、コイルが巻かれると共に下方に制御基板へのリードを設けたボビン脚部を有するたコイルボビンとを具備し、上部トランスコアをコイルボビン上端部側より挿入し下部トランスコアをコイルボビン下端部側より挿入して上部トランスコアと下部トランスコアを一体化するトランスにおいて、コイルボビン上端部と上部トランスコアの内面平坦部との間に隙間を設けるとともに、前記コイルボビン下端部と下部トランスコア内面平坦部との間を密着させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、基板に実装される電子部品及びトランスのリードを湿度や結露水から保護するために樹脂を充填することにより防湿性能を確保する製品において、上部と下部と2分割されるトランスコアと、コイルが巻かれたコイルボビンで構成されたトランス及びその製造方法に関する。
従来、湿度が高く、結露するような環境の中で使用される温水洗浄便座や浴室暖房乾燥装置等の住宅用設備機器製品や家電製品、便器自動洗浄装置、自動水栓等のパブリック用設備機器製品が増加しており、これらの製品の動作を制御する制御基板に実装された電子部品の充電金属部間及びトランスの充電金属部間、配線パターンの充電パターン間等を湿気による絶縁不良から防止する必要がある。これを解決するものとして、制御基板に実装された電子部品及びトランスの防湿性能を確保するために、トランスを合成樹脂の被覆体で覆い、電子部品や配線パターンを覆うように樹脂充填することが知られている。(例えば、特許文献1参照)
特開平8−18255号公報 (第3−5頁、第1図)
このものにおいては、電子部品及び配線パターンの充電金属部は部品の高さが低いが、トランスはその高さが高く、トランス高さに併せて樹脂充填すると樹脂充填量が多くなるために、トランスを合成樹脂の被覆体で覆い、電子部品、配線パターン、被覆体下部を覆うように樹脂を充填することにより樹脂充填量を少なくしていた。
しかしながら、トランスを合成樹脂の被覆体で覆うことはトランスより大きな被覆体で覆う必要があり、最近では1mmオーダーで基板の幅や高さ寸法を小型化する要求が高まっており、かつ、トランスも小型化されその発熱も大きくなってきているため、被覆体の耐熱温度を高くすることによるコストアップやトランスの形状によって都度被覆体を製作しなければならずコストアップになるといった不具合が生じている。
そこで、図12に示すように、トランスのコイルボビンとトランスコアをワニス含浸し、ワニス含浸不可能な部分であるボビン脚部やリード部分と電子部品や配線パターンを覆うように樹脂を充填することも、実施されている。
しかし、この防湿方法では、下部トランスコア5の内面平坦部11とコイルボビン1のコイルボビン下端部12の間に隙間8がある場合に、リード3が覆われる高さまで防湿用樹脂16を充填すると、この隙間8に充填された樹脂16が浸入し、浸入した樹脂16が温度や湿度の影響を受けて膨張することにより、上部トランスコア4と下部トランスコア5との接着が剥がれ、トランスTの性能が低下するという問題が生じる。
即ち、高湿度且つ温度も高い状態の中にトランスTを実装した制御基板が曝されると、隙間8に浸入した充填樹脂16が膨張し、その膨張に対して基板14にはんだ付けされたリード3を有するコイルボビン1及びコイルボビン下端部12は充填樹脂16の膨張力より強い力で膨張前と同じ基板に保持されているが、ワニスの接着力で固定された上部トランスコア4と下部トランスコア5は湿度が高く温度が高い状態ではワニスの接着力が低下し、隙間8に浸入した充填樹脂16の膨張力より、上部トランスコア4と下部トランスコア5の接着面13が剥がれ、インダクタンスの低下によって性能劣化を起こしてしまう。
本発明は、これらの不具合を解消し、トランスの被覆体を必要とせず、トランスのリードを制御基板にはんだ付けしたあとで湿気による絶縁不良から防止する充填樹脂の影響を受けないトランス及びトランスの製造方法を提供することにある。
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明によれば、上部トランスコアと下部トランスコアとに2分割されたトランスコアと、コイルが巻かれると共に下方に制御基板へのリードを設けたボビン脚部を有するたコイルボビンとを具備し、上部トランスコアをコイルボビン上端部側より挿入し下部トランスコアをコイルボビン下端部側より挿入して上部トランスコアと下部トランスコアを一体化するトランスにおいて、コイルボビン上端部と上部トランスコアの内面平坦部との間に隙間を設けるとともに、コイルボビン下端部と下部トランスコア内面平坦部との間を密着したことを特徴としている。
このため、コイルボビン下端部と下部トランスコア内面平坦部の間を密着したので、トランスのボビン脚部のリードを基板に半田付け実装後、ボビン脚部のリードを樹脂で充填しても、コイルボビン下端部と下部トランスコア内面平坦部の間に樹脂が浸入しないために、充填樹脂が温度や湿度の影響を受けて膨張することにより、上部トランスコアと下部トランスコアが離れ、トランスの性能が低下するという問題が解消できる。
請求項2記載の発明では、上部トランスコアと下部トランスコアとに2分割されたトランスコアと、コイルが巻かれると共に下方に制御基板へのリードを設けたボビン脚部を有するたコイルボビンとを具備し、上部トランスコアをコイルボビン上端部側より挿入し下部トランスコアをコイルボビン下端部側より挿入して上部トランスコアと下部トランスコアを一体化するトランスの製造方法であって、上部トランスコアと下部トランスコアとを一体化した状態で、ボビン脚部を上向きにしてコイルボビンを支持する治具に取付けワニス槽に浸漬し、トランスコアの自重によりコイルボビン下端部と下部トランスコア内面平坦部を密着させ、その後この状態で乾燥させることで、コイルボビンとトランスコアを接着固定することを特徴としている。
このため、特別な装置を必要とせず、安価で容易にコイルボビン下端部と下部トランスコア内面平坦部同志を密着させることが可能となる。
請求項3記載の発明では、上部トランスコアと下部トランスコアとに2分割されたトランスコアと、コイルが巻かれると共に下方に制御基板へのリードを設けたボビン脚部を有するたコイルボビンとを具備し、上部トランスコアをコイルボビン上端部側より挿入し下部トランスコアをコイルボビン下端部側より挿入して上部トランスコアと下部トランスコアを一体化するトランスの製造方法であって、ボビン脚部を上向きにして、コイルボビン下端部側より下部トランスコアを挿入してコイルボビン下端部と下部トランスコア内面平坦部を密着させ、この状態で下部トランスコア外面平坦部とボビン脚部の内側面部を接着剤で固定し、次いでコイルボビン上端部側より上部トランスコアを挿入し、上部トランスコアと下部トランスコアとを一体化することを特徴としている。
このため、コイルボビン下端部とコイルボビン下端部の方向から挿入される下部トランスコア内面平坦部を特別な装置を用いることなく、安価で容易にかつ確実に密着させることが可能となる。
本発明によれば、基板に実装されるトランスを特別な被覆体で覆うことなく防湿処理が可能となるため、基板の小型化が可能となる効果がある。
また、本発明では特別な装置を必要とせずにトランスの防湿処理が可能となるため、安価で容易に行えるという効果がある。
以下、本発明の実施例について図1から図10を参照しながら説明する。
図1は本発明のトランスTの外観図、図2はその構造を示す断面図、図3はトランスTを異なる方向で断面した分解断面図、図4はトランスを基板に取付け防湿処理した構造図、図5はトランスの製造方法の第1実施例を示す断面図、図6はトランスの製造方法の第1実施例を示す治具の平面図、図7はトランスの製造方法の第2実施例を示す断面図、図8は本発明におけるトランスを実装した制御基板の外観図、図9は本発明のトランスを実装した温水洗浄便座の参考図、図10は本発明のトランスを実装した浴室暖房乾燥装置の参考図である。
図1において、コイルボビン1はその下部にボビン脚部2を備え、このボビン脚部2にはトランスTを基板に実装するためのリード3を備えており、又、トランスコアは、正面略E字状を呈し、両側部分は角柱形状、中央部分は円柱形状であって中央部分がコイルボビン1に挿入され両側部分が巻き線コイル7外方に位置する同形状の上部トランスコア4と下部トランスコア5から構成され両者は密着状に一体化されている。
図2に示すように、絶縁テープ6をコイルボビン1へ巻き、巻線コイル7と一次−二次を絶縁している。又、コイルボビン上端部10と上部トランスコア4の内面平坦部9の間には隙間8を設け、コイルボビン下端部12と下部トランスコア5の内面平坦部11間は密着させた状態で、上部トランスコア4と下部トランスコア5同志を接着面13で密着し、この状態で図5に示すようにコイルボビン下端部12とリード3を除いてワニス含浸することにより、コイルボビン1と上部トランスコア4と下部トランスコア5を固定している。
本実施例では、図面では省略しているが、上部トランスコア4と下部トランスコア5とを接着面13で密着させた状態で、その外周をテープで巻いて固定している。
ワニス含浸は図5に示す通り、基板に実装するリード3にワニス17が付着しない範囲でコイルボビン1と上部トランスコア4、下部トランスコア5をワニス液に浸漬して含浸後、これらを乾燥することでコイルボビン下端部12と下部トランスコア5の内面平坦部11間及び上部トランスコア4と下部トランスコア5間がワニスで接着固定される。
図3に基づいて本実施例におけるトランスTの寸法関係を示すと、上部トランスコア4の内面突起部の寸法h1と下部トランスコア5の内面突起部寸法h2は9.6+0.3,−0.2mmであり、コイルボビン上端部10とコイルボビン下端部12の高さ寸法h3は18.4±0.15mmであり、前述したコイルボビン上端部10と、コイルボビン上端部10と並行に位置する上部トランスコア4の内面平坦部9との間の隙間8は最大1.55mm、最小0.25mmとなっている。
また、コイルボビン下端部12と、リード3備えたボビン脚部2を有するコイルボビン下端部12と並行に位置する下部トランスコア5の内面平坦部11との寸法は0.15mm以下として、コイルボビン下端部12と下部トランスコア5の内面平坦部11との隙間に万一充填樹脂が浸入したとしても上部トランスコア4と下部トランスコア5の接着が剥がれることのない寸法としている。
次に図3に基づきトランスの防湿処理について説明すると、トランスTのリード3によって基板14へはんだ付けされた基板14をケース15に固定し、充填樹脂16を少なくともワニス含浸されていないリード3が覆われる高さまで充填する。尚、この図面においては、基板14に電子部品も実装されているが電子部品は省略して示している。
このように、リード3が充填樹脂16で覆われ、コイルボビン1と上部トランスコア4、下部トランスコア5等はワニス含浸されているため、湿気などによるトランスの絶縁不良を防止することができる。
本発明では図4に示す通り、コイルボビン1のコイルボビン下端部12と下部トランスコア5の内面平坦部11とを密着させ、コイルボビン1のコイルボビン上端部10と上部トランスコア4の内面平坦部9との間に隙間8が生じるようにしたため、コイルボビン下端部12と下部トランスコア5の内面平坦部11との間に充填樹脂16がほとんど侵入しないをもって、トランスTを実装した制御基板14が高湿度且つ温度が高い状態に曝されても充填樹脂16の膨張による上部トランスコア4と下部トランスコア5の接着面13が剥がれることはなく、インダクタンスの低下に伴うトランスTの性能劣化を防止することができる。
本実施例における充填樹脂材料として、二液混合性ウレタン系樹脂(例えば、第一工業製薬製、商品名EF−355M、EF−355、サンユレック製、商品名UE−18T又はUF−872)を用いているがエポキシ系樹脂などを用いても良い。
次に、図5に基づいてコイルボビン下端部12と下部トランスコア5の内面平坦部11とを密着させ、コイルボビン上端部10と上部トランスコア4の内面平坦部9間に隙間8を生じさせる第一の製造方法について説明する。
図5において、コイルボビン1に上部トランスコア4と下部トランスコア5を挿入し、予め上部トランスコア4と下部トランスコア5とを接着面13で密着させて、その外周をテープで巻いて固定した状態で、ボビン脚部2を上向きにして、図6に示すような上部トランスコア4、下部トランスコア5とは接触せず、ボビン脚部2が掛止するワニス含浸治具18に載せ、リード3に付着しない高さまでワニス17に浸漬しワニス17を含浸させ、次いで、ワニス含浸治具18を引き上げ、この状態でワニス17を乾燥させる。
ワニス含浸治具18は例えば金網のような材料からなり、上部トランスコア4、下部トランスコア5とは接触せず、ボビン脚部2が掛止する形状の開口Hが形成されている。
なお、ワニス含浸治具18を金網製とすることでワニス浸漬、含浸後、そのままワニスを乾燥させることが出来て生産性が向上するが、更に開口Hを複数設け複数のトランスTを同時に掛止するようにすれば一層生産性が向上し、加工費低減につながる。勿論、ワニス含浸治具18として、金網に代えて平行に間隔をあけた2本の線材で形成し、線材間にボビン脚部2を掛止する構造にしても良い。
以上のワニス含浸によるコイルボビン1と上部トランスコア上部4、下部トランスコア5の製造方法では、特別な装置を使用することなく、トランスコアの自重を利用してコイルボビン下端部12と下部トランスコア5の内面平坦部11を密着させ、コイルボビン上端部10と上部トランスコア4の内面平坦部9間に隙間8を生じるようにすることができる。
次に、コイルボビン下端部12と下部トランスコア5の内面平坦部11とを密着させ、コイルボビン上端部10と上部トランスコア4の内面平坦部9との間に隙間8を設けるための、別の製造方法について、図7に基づいて説明する。
この製造方法においては、コイルボビン下端部12と下部トランスコア5の内面平坦部11を密着させた状態で、ボビン脚部2の内側面部20と下部トランスコア5の外面平坦部19にシリコン系の室温硬化性で粘度の高い接着剤21を塗布する。
本実施例では、電子部品固定用シリコン系接着剤(例えば信越シリコン製、商品名KE−4908SC−T、KE−347W)を使用している。
そして、粘度の高い接着剤21が乾燥した後に上部トランスコア4と下部トランスコア5とを一体化する。
このように、コイルボビン下端部12と下部トランスコア5の内面平坦部11を密着させた後に、ボビン脚部2の内側面部20と下部トランスコア5の外面平坦部19を接着する製造方法では、特別な装置や治具を必要とせず、接着剤21塗布時、確実にコイルボビン下端部12と下部トランスコア4の内面平坦部11を密着させた状態で接着することができる。
尚、接着剤21として粘度が低いものを用いると、コイルボビン下端部12と下部トランスコア4の内面平坦部11を密着させた状態で接着剤21を塗布する際に、接着剤21がコイルボビン下端部12と下部トランスコア4の内面平坦部11の間に浸入し、侵入した接着剤が温度や湿度の影響で接着剤21が膨張することでトランスコアの接着が剥がれトランスの性能が低下することが生じるが、シリコン系の室温硬化性で粘度の高い接着剤21を使用することで、接着剤21がコイルボビン下端部12と下部トランスコア4の内面平坦部11の間に浸入することは無く、接着剤21の塗布作業効率を向上することが可能となる。
本発明のトランスTを実装した制御基板ユニット22は図8、図9に示すように温水洗浄便座23に用いると好適である。
図9において、図面には記載していないが、温水洗浄便座23には本体内に便器24内の臭気をファンモータで吸気し、触媒を通して脱臭する脱臭装置を組込んでいる。
脱臭装置は使用者が温水洗浄便座23に着座してお尻などを温水で洗浄している際にも作動するため、温水の蒸気を吸気することにより、本体内の湿度が高くなってしまい、制御基板ユニット22の周囲湿度も上昇するうえ、脱臭装置は人が温水洗浄便座23から離れた場合も、所定の時間作動するため、水の溜まった便器24内の湿気を吸気してしまうため、トランスTを実装した制御基板ユニット22は長時間、高湿度環境下に曝されることになる。
勿論、温水洗浄便座23には便座暖房機能を備えるのが一般的であり、制御基板ユニット22の周囲温度も比較的高く、更にはアンモニア雰囲気にも晒されているが、本発明のトランスT構造を採用することで防湿性、耐アンモニア性が向上し、長期にわたって安定した制御が可能となる。
同様に本発明のトランスTを実装した制御基板ユニット22は、図10に示すような浴室暖房乾燥装置25にも好適である。
図10において、図面には詳細には記載していないが、浴室暖房乾燥装置25は制御基板ユニット22を収納している本体内に浴室内の湿気を室外に排気する換気ファン27と浴室内の湿気を含んだ空気を吸気し、ヒータで加熱して浴室内に排気させる循環モータ26を備えている。
従って、浴室暖房乾燥装置25の制御基板ユニット22は浴室内の空気と浴室天井裏の空気の温度差により結露の影響を受けたり、製品内で完全密閉環境下でない制御基板ユニット22に浴室内の湿気が浸入するうえ、浴室暖房乾燥装置25は製品の特徴上、長時間、高温多湿の環境下に曝されることになる。
従って、本発明のトランスT構造を採用することで防湿性が向上し、長期にわたって安定した制御が可能となる。
本発明のトランスT構造は、これ以外にも給湯機、電気温水器などの水回り住宅設備機器や食器洗浄乾燥装置、電子レンジ、洗濯機、エアコンなどの家電製品、パブリック用トイレの便器自動洗浄装置、自動水栓など高湿度雰囲気で用いられる機器の制御基板に好適である。
本発明におけるトランスの外観図である。 本発明におけるトランスの構造を示す断面図である。 本発明におけるトランスを異なる方向で断面した分解断面図である。 本発明におけるトランスを基板に取付け防湿処理した構造図である。 トランスの製造方法の第1実施例を示す断面図である。 トランスの製造方法の第1実施例を示す治具の平面図である。 トランスの製造方法の第2実施例を示す断面図である。 本発明におけるトランスを実装した制御基板の外観図である。 本発明のトランスを実装した温水洗浄便座の参考図である。 本発明のトランスを実装した浴室暖房乾燥装置の参考図である。 従来におけるトランスの防湿処理を示す構造図である。
符号の説明
T トランス
1 コイルボビン
2 ボビン脚部
3 リード
4 上部トランスコア
5 下部トランスコア
6 絶縁テープ
7 コイル
8 トランスコアとコイルボビン間の隙間
9 上部トランスコア内面平坦部
10 コイルボビン上端部
11 下部トランスコア内面平坦部
12 コイルボビン下端部
13 上部トランスコアと下部トランスコアの接着面
14 基板
15 樹脂充填用ケース
16 充填樹脂
17 ワニス
18 ワニス含浸治具
19 下部トランスコアの外面平坦部
20 コイルボビン脚部の内側面部
21 接着剤
22 制御基板ユニット
23 温水洗浄便座
24 便器
25 浴室暖房乾燥装置
26 循環モータ
27 換気モータ


Claims (3)

  1. 上部トランスコアと下部トランスコアとに2分割されたトランスコアと、コイルが巻かれると共に下方に制御基板へのリードを設けたボビン脚部を有するたコイルボビンとを具備し、前記上部トランスコアをコイルボビン上端部側より挿入し前記下部トランスコアをコイルボビン下端部側より挿入して上部トランスコアと下部トランスコアを一体化するトランスにおいて、前記コイルボビン上端部と上部トランスコアの内面平坦部との間に隙間を設けるとともに、前記コイルボビン下端部と下部トランスコア内面平坦部との間を密着したことを特徴とするトランス。
  2. 上部トランスコアと下部トランスコアとに2分割されたトランスコアと、コイルが巻かれると共に下方に制御基板へのリードを設けたボビン脚部を有するたコイルボビンとを具備し、前記上部トランスコアをコイルボビン上端部側より挿入し前記下部トランスコアをコイルボビン下端部側より挿入して上部トランスコアと下部トランスコアを一体化するトランスの製造方法であって、前記上部トランスコアと下部トランスコアとを一体化した状態で、前記ボビン脚部を上向きにしてコイルボビンを支持する治具に取付けワニス槽に浸漬し、トランスコアの自重により前記コイルボビン下端部と下部トランスコア内面平坦部を密着させ、その後この状態で乾燥させることで、コイルボビンとトランスコアを接着固定することを特徴とするトランスの製造方法。
  3. 上部トランスコアと下部トランスコアとに2分割されたトランスコアと、コイルが巻かれると共に下方に制御基板へのリードを設けたボビン脚部を有するたコイルボビンとを具備し、前記上部トランスコアをコイルボビン上端部側より挿入し前記下部トランスコアをコイルボビン下端部側より挿入して上部トランスコアと下部トランスコアを一体化するトランスの製造方法であって、前記ボビン脚部を上向きにして、コイルボビン下端部側より下部トランスコアを挿入してコイルボビン下端部と下部トランスコア内面平坦部を密着させ、この状態で、下部トランスコア外面平坦部とボビン脚部の内側面部を接着剤で固定し、次いで前記コイルボビン上端部側より上部トランスコアを挿入し、前記上部トランスコアと下部トランスコアとを一体化することを特徴とするトランスの製造方法。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3944018A1 (en) * 2014-04-02 2022-01-26 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Pellicle for lithography

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