JP2005107765A - 識別センサ及び識別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物の種類を問わず高精度に識別可能な識別センサや識別装置を提供する。
【解決手段】識別センサには、走査方向S1に対して直交方向のセンシング領域Wが幅広に確保された複数の光学素子10が隣接して設けられ、各光学素子は、対象物の表面構成6をセンシングして対象物情報を取得する識別情報取得部、バーコード8をセンシングしてバーコード情報を取得するバーコード情報取得部から構成される。識別装置は、表面構成の種類に応じて各光学素子の中から識別情報取得部又はバーコード情報取得部を構成する特定の光学素子を選択する光学素子選択手段14、特定の光学素子を制御して表面構成をセンシングする光学素子制御手段16、特定の光学素子からの電気信号に所定の演算処理を施して対象物情報又はバーコード情報を算出する演算手段18、対象物情報又はバーコード情報とサンプル情報とを比較して対象物を識別する比較識別手段20を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、対象物の種類を問わず、その対象物を高精度に識別することが可能な識別センサに関し、特に、対象物として紙幣を高精度に識別するだけで無く、例えばバーコード付きチケットの識別に際し、そのバーコードも正確に識別することが可能な識別センサに関する。
従来、この種の識別センサとしては、例えば特許文献1に示すように、紙幣の識別を行うための磁気センサと、バーコード付きチケットの識別を行うための光学センサとを備えたバーコードセンサ付紙幣鑑別装置が知られている。
この装置は、対象物の種類に応じた識別処理がされるようになっており、どのような種類の対象物であっても、まず、その対象物の印刷部(例えば、紙幣では表面に施された文字や図形などの印刷パターン、バーコード付きチケットであれば表面に施された各種デザイン)の磁気成分の有無が検出される。このとき、磁気センサが対象物の印刷部に磁気成分を検出したとき、その対象物が紙幣であると認識し、磁気センサの検出結果に基づいて紙幣の真贋が判定される。これに対して、磁気センサが対象物の印刷部に磁気成分を検出しなかったとき、その対象物がバーコード付きチケットであると認識し、光学センサによりバーコードからバーコード情報が検出される。
しかし、従来の識別センサには、紙幣の識別を行うための磁気センサと、バーコード付きチケットの識別を行うための光学センサとが別々に必要であるため、部品点数が増加して装置構成が複雑化すると共に、製造コストも上昇する。
また、バーコードを光学的にセンシングする場合、例えば図2(b)に示すように、光学センサからバーコード上に集光したセンシング光の集光スポットPは、バーコードを構成する複数種のバーに跨って形成されてしまう。この場合、特にバー相互が密集しているような箇所では、個々のバーからの光が混在し、あたかも1個の太幅のバーからの光と同様の光学的特性を奏する。このとき得られたセンシングデータは、例えば図2(c)に示すようなバーコード形状に一致した矩形波状のデータ特性とならず、例えば図2(d)に示すような不明瞭なデータ特性を奏する。この結果、バーコード情報を正確に検出することができなくなってしまう。
特開平6−325240号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的は、対象物の種類を問わず、その対象物を高精度に識別することが可能であって、特に、対象物として紙幣を高精度に識別するだけで無く、例えばバーコード付きチケットの識別に際し、そのバーコードも正確に識別することが可能な識別センサを提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明は、対象物の表面に沿って走査した際に、その対象物の表面に施された表面構成6を光学的にセンシングすることにより対象物を識別する識別センサ2であって、識別センサには、走査方向S1に対して直交方向のセンシング領域Wが幅広に確保された複数の光学素子10が走査方向に互いに隣接して設けられている。この場合、複数の光学素子は、表面構成を光学的にセンシングして対象物を識別するための対象物情報を取得する識別情報取得部(例えば、全ての光学素子10)と、複数種のバーとスペースとの組合せにより各種のバーコード情報が付与されたバーコード8が表面構成に含まれている場合に、バーコードを光学的にセンシングしてバーコード情報を取得するバーコード情報取得部(例えば、光学素子10a)とから構成されている。
また、本発明は、対象物の表面に沿って走査した際に、その対象物の表面に施された表面構成を光学的にセンシングすることにより対象物を識別する識別センサを備えた識別装置であって、識別センサには、走査方向に対して直交方向のセンシング領域が幅広に確保された複数の光学素子が走査方向に互いに隣接して設けられている。この場合、複数の光学素子は、表面構成を光学的にセンシングして対象物を識別するための対象物情報を取得する識別情報取得部と、複数種のバーとスペースとの組合せにより各種のバーコード情報が付与されたバーコードが表面構成に含まれている場合に、バーコードを光学的にセンシングしてバーコード情報を取得するバーコード情報取得部とから構成されている。一方、識別装置は、表面構成の種類に応じて、複数の光学素子の中から識別情報取得部又はバーコード情報取得部を構成する特定の光学素子を選択する光学素子選択手段14と、光学素子選択手段により選択した特定の光学素子を制御して、対象物の表面構成を光学的にセンシングする光学素子制御手段16と、光学素子制御手段で制御した特定の光学素子から出力された電気信号に所定の演算処理を施して、対象物情報又はバーコード情報を算出する演算手段18と、算出手段で算出した対象物情報又はバーコード情報と、予めROM24に登録したサンプル情報とを比較して、対象物を識別する比較識別手段20とを備える。
この場合、複数の光学素子は、それぞれ、対象物の表面構成に向けて所定のセンシング光を発光する発光部12aと、発光部から所定のセンシング光が発光された際に対象物の表面構成から生じた光を受光する受光部12bとを備えて構成されている。この構成において、バーコード情報取得部における特定の光学素子のセンシング領域は、バーコードを構成する複数種のバーとスペースとに跨らないように、表面構成上に形成される。
なお、対象物の表面構成から生じた光には、対象物の表面構成から反射した反射光Rや対象物の表面構成を透過した透過光Tが含まれ、対象物の表面構成には、例えば紙幣の表面に印刷された文字や図形等の印刷パターンや、例えば遊技施設で使用するキャッシュアウトチケット(バーコード付きチケット)に印刷されたバーコードが含まれる。
本発明によれば、対象物の種類を問わず、その対象物を高精度に識別することが可能であって、特に、対象物(例えば、紙幣)を高精度に識別するだけで無く、対象物に付されたバーコードも正確に取得することが可能な識別センサを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る識別センサ及び識別装置について添付図面を参照して説明する。
図1(a)には、本実施の形態の識別センサ2が組み込まれた識別装置の外観構成が示されている。この場合、識別センサ2は、対象物の表面に沿って走査した際に、その対象物の表面構成6を光学的にセンシングすることにより、対象物を識別することができるようになっている。ここでは、対象物として紙幣4a(図1(b))又はキャッシュアウトチケット4b(図1(c))を想定し、紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4bの表面に印刷されている文字や図形等の印刷パターンやバーコード8等を表面構成6と規定する。なお、キャッシュアウトチケット4bは、遊技施設のコインレスマシン(図示しない)からプリントアウトされるチケットであり、コインで払い出す代わりに金額がバーコード8で記載されている。
識別センサ2は、対象物(紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4b)の特徴部分に沿ってセンシング(走査)されるように、複数箇所に配列される。例えば図1(a)には、対象物である紙幣4aの長手方向を横断する方向(短手方向)に沿って複数の識別センサ2を所定間隔に配列し、紙幣4の長手方向にセンシングする構成が示されているが、これ以外に例えば紙幣4の長手方向に沿って複数の識別センサ2を所定間隔に配列し、紙幣4の短手方向にセンシングするように構成しても良い。
なお、識別センサ2の配列間隔や個数は、対象物(紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4b)の特徴部分の形状や位置などに合わせて任意に設定されるため、識別センサ2の配列間隔や個数については特に限定しない。また、対象物の特徴部分とは、その紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4bを判定及び識別するのに有効な部分(例えば、表面構成6のうち、その紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4bの特徴を最も良く表した部分)を指す。
また、複数の識別センサ2を対象物(紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4b)の特徴部分に沿って走査する方法として、例えば図1(a)に示すように、各識別センサ2を矢印S1で示す走査方向に沿って移動させる方法や、紙幣4を矢印S2で示す走査方向に沿って移動させる方法が考えられるが、ここでは、その一例として、各識別センサ2を走査方向S1に移動させる方法を採用する(図1(b),(c))。なお、いずれの方法でも、各々の識別センサ2や対象物(紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4b)を移動させるための手段として既存の移動装置を利用することができるため、その説明は省略する。この場合、各々の識別センサ2を移動させるタイミングとしては、各識別センサ2を同時に移動させる方法が一般的であるが、これに限定されることは無く、各識別センサ2の移動タイミングを個別に制御して相対的にずらして移動させる方法を適用しても良い。
図1(a)〜(e)に示すように、各識別センサ2には、それぞれ、走査方向S1を横断する方向のセンシング領域Wが幅広に確保された複数の光学素子10が走査方向S1に互いに隣接して設けられている。
本実施の形態では、その一例として、10個の光学素子10が適用されており、これらの光学素子10は、表面構成6を光学的にセンシングして対象物(紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4b)を識別するための対象物情報を取得する識別情報取得部と、複数種のバーとスペースとの組合せにより各種のバーコード情報が付与されたバーコード8が表面構成6に含まれている場合に、バーコード8を光学的にセンシングしてバーコード情報を取得するバーコード情報取得部とから構成されている。
ここで、対象物情報とは、例えば紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4bを識別するための識別情報であり、かかる識別情報に基づいて、例えば紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4bの真贋を判定することができる。また、バーコード情報とは、例えばキャッシュアウトチケット4bの払出し金額を特定するための識別情報であり、かかる識別情報に基づいてバーコード8の真贋が判定され、真正なバーコード8であれば、そのバーコード情報に応じた金額の支払を受けることができる。
また、識別情報取得部は、10個の光学素子10で構成され、対象物(紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4b)の表面構成6から生じた光を各光学素子10で受光することにより、上記対象物情報を取得できるようになっている。また、バーコード情報取得部は、10個の光学素子10の中から特定の光学素子(例えば図1(c)では、符号10aで示す1個の光学素子)を選択して構成され、その1個の光学素子10aでバーコード8からの光を受光することにより、上記バーコード情報を取得できるようになっている。
この場合、各光学素子10は、対象物(表面構成6)に向けて所定のセンシング光Lを発光する発光部12aと、発光部12aから所定のセンシング光Lが発光された際に対象物(表面構成6)から生じた光Rを受光する受光部12bとを備えて構成しても良いし(図1(d))、それぞれの光学素子10を受光部12bだけで構成しても良い(図1(e))。なお、各光学素子10としては、幅広のセンシング領域Wを確保できれば市販されているものを利用することが可能であり、発光部12aとしては、例えば半導体レーザや発光ダイオード等を適用すれば良い。また、受光部12bとしては、例えばフォトダイオードやフォトトランジスタ等を適用すれば良い。
ここで、所定のセンシング光Lとは、例えば発光部12aに半導体レーザや発光ダイオードを用いた場合、その発光部12aから発光する所定周波数の光を想定している。これに対して、対象物の表面構成6から生じた光Rとは、対象物(表面構成6)から反射した反射光Rを想定しており、その反射光Rは、表面構成6の形状や位置、及び、表面構成6の印刷に使用するインクの種類(例えば磁気インク)や濃淡に応じて異なる光学的特性(光強度の変化、散乱、波長変化など)を有する。なお、各光学素子10を受光部12bだけで構成した場合、反射光Rは、例えば自然光や室内灯からの光により対象物(表面構成6)から反射した光である。
このように識別センサ2の各光学素子10におけるセンシング領域Wを幅広に確保することにより、対象物(紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4b)の表面構成6がズレて印刷されている場合でも、その印刷ズレがセンシング領域Wを超えるものでない限り、かかる印刷ズレの影響を受けること無く、対象物(表面構成6)の特徴部分を光学的にセンシングして対象物を高精度に識別することができる。
また、各光学素子10により識別情報取得部を構成した場合(本実施の形態では、その一例として、全ての光学素子10で識別情報取得部を構成すると)、センシング領域Wを走査方向S1に10倍した領域で表面構成6がセンシングされることになる。これによれば、10個の光学素子10をまとめて1つのセンサとして機能させた場合と同様の作用効果を発揮するため、印刷ズレがあっても、それを網羅した広い範囲の対象物情報を取得することが可能となる。この結果、対象物を高精度に識別することができる。
更に、10個の光学素子10の中から特定の光学素子(例えば図1(c)では、符号10aで示す1個の光学素子)を選択してバーコード情報取得部を構成した場合、その特定の光学素子10aのセンシング領域Wは、例えば図2(b)に示すように、バーコード8を構成する複数種のバーとスペースに跨ることが無いため、複数種のバーとスペースとを個別にセンシングすることができる。この場合、得られるバーコード情報は、従来のような不明瞭なデータ特性(図2(d))とはならず、例えば図2(c)に示すようなバーコード形状に一致したデータ特性となる。この結果、バーコード情報を正確に検出することができる。
次に、上述したような識別センサ2を識別装置に組み込んで対象物(紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4b)の真贋やバーコード8の真贋を識別するための構成及び動作について、添付図面を参照して説明する。
図1(a),(f)に示すように、本実施の形態の識別装置は、対象物の表面構成6の種類に応じて、10個の光学素子10の中から上述した識別情報取得部又はバーコード情報取得部を構成する特定の光学素子(例えば、全ての光学素子10又は1個の光学素子10a)を選択する光学素子選択手段14と、光学素子選択手段14により選択した特定の光学素子を制御して、対象物の表面構成6を光学的に走査する光学素子制御手段16と、光学素子制御手段16で制御した特定の光学素子から出力された電気信号に所定の演算処理を施して、上述した対象物情報又はバーコード情報を算出する演算手段18と、演算手段18で算出した対象物情報又はバーコード情報と、予め登録したサンプル情報とを比較して、対象物を識別(例えば、紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4bの真贋、バーコード8の真贋などを識別)する比較識別手段20とを備えている。
なお、光学素子選択手段14、光学素子制御手段16、演算手段18、比較識別手段20は、制御部22に収容されている。
光学素子選択手段14は、対象物の表面構成6の種類に応じて、作動させるべき光学素子を選択するようになっており、例えば紙幣4aを識別する場合には、全ての光学素子10を選択し1つのセンサとして機能させ、例えばキャッシュアウトチケット4bを識別する場合には、バーコード8を識別するための1個の光学素子10a(走査方向S1の最も下流位置の光学素子10a)を選択する。なお、キャッシュアウトチケット4bを識別する場合において、バーコード8以外の他の表面構成6をセンシングする各識別センサ2では、その10個の光学素子10を選択し1つのセンサとして機能させる。なお、この選択例は、あくまで一例であり、対象物の表面構成6の種類に応じて、光学素子10の数や位置は任意に選択される。
なお、各光学素子10は、対象物(表面構成6)からそれぞれ反射した反射光Rを受光した際に、その受光量に応じた強度の電気信号(例えば、電圧)を受光部12bから出力するようになっている。この場合、各光学素子10それぞれの受光部12bから出力される出力電圧は、受光量に比例しており、受光量が増えると出力電圧が増加し、受光量が減ると出力電圧は減少する。
対象物(紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4b)の表面構成6から反射する反射光Rは、表面構成6の形状や位置、及び、表面構成6の印刷に使用するインクの種類(例えば、紙幣4aでは磁気インクの種類)や濃淡に応じて異なる光学的特性(光強度の変化、散乱、波長変化など)となってあらわれ、その光学的特性に応じて反射光Rの光量が増減変化する。そして、このように反射光Rの光量が増減変化することにより、各光学素子10それぞれの受光部12bから出力される出力電圧(電気信号の信号レベル[V])も増減変化することになる。
以下、識別センサ2を組み込んだ識別装置の動作について説明する。
なお、この動作説明では、紙幣4aについては、その真贋を識別する動作を説明し、一方、キャッシュアウトチケット4bについては、そのバーコード8のバーコード情報を読み取る動作を説明する。
まず、実際の識別処理を行う前に、プレスキャンを行ってサンプル対象物(真正紙幣)の表面構成6を光学的にセンシングし、そのとき得られたサンプル情報(サンプル対象物情報)を識別装置(制御部22)のROM(Read Only Memory)24に登録する。
具体的には、サンプル対象物(真正紙幣)を多数(例えば数百個)用意し、それぞれのサンプル対象物を例えば図1(a)のように識別装置に1枚ずつセットして、各サンプル対象物毎に各識別センサ2によりサンプル情報(サンプル対象物情報)を取得する。このとき得られたサンプル情報は、例えば図2(a)に示すように、対象物の表面構成6の印刷ズレ等に応じて、ある程度の幅を持ったデータ情報として登録される。なお、かかるサンプル情報は、各識別センサ2(各光学素子10の受光部12b)から出力される電気信号を全てプロットしたものである。この場合、サンプル情報の最大値を結んで形成した最大ラインM1と、最小値を結んで形成した最小ラインM2との間の領域を許容範囲と規定する。
この後、実際の識別処理では、各光学素子10(受光部12b)からの電気信号が、予めROM24に登録したサンプル情報(サンプル対象物情報)の許容範囲内にあるか否かを比較することで対象物(紙幣4a)の真贋が識別される。また、バーコード8をセンシングした特定の光学素子10a(受光部12b)からの電気信号に基づいて、バーコード8のバーコード情報が読み取られる。なお、バーコード情報としては、例えば各種遊技機で獲得した金額をバーコード化した情報が含まれる。
ここで、対象物(紙幣4a)が真正であれば、光学素子10からの電気信号は、最大ラインM1と最小ラインM2との間の領域(許容範囲)に沿ってプロット(図2(a)の点線)される。これに対して、光学素子10からの電気信号が許容範囲を逸脱していれば、その対象物(紙幣4a)は贋物であると識別される。なお、対象物の表面構成6から生じる反射光Rは、新札と旧札とでは異なる光学的特性(光量変化)となって現われるが、反射光Rの光量差(即ち、電気信号の強度差)は新札と旧札とでは、それほど大きな違いはない。従って、予め検出したサンプル情報の最大ラインM1と最小ラインM2との間の幅を大きくする必要がないため、識別精度を向上させることができる。
具体的には、まず、対象物(紙幣4a)の種類に応じて、光学素子選択手段14は、作動させるべき光学素子10を選択する。即ち、識別する対象物が紙幣4aであれば、各識別センサ2の全ての光学素子10を選択し、また、識別する対象物がキャッシュアウトチケット4bであれば、バーコード8をセンシングする識別センサ2の1個の光学素子10aを選択する。この場合、バーコード8をセンシングする識別センサ2以外の各識別センサ2では、その10個の光学素子10を選択し、バーコード8以外の部分をセンシングするようにしても良い。
続いて、光学素子制御手段16は、光学素子選択手段14により選択した特定の光学素子を制御して、対象物の表面構成6を光学的に走査する。この場合、対象物が紙幣4aであれば、特定の光学素子は各識別センサ2の全ての光学素子10となり、また、対象物がキャッシュアウトチケット4bであれば、特定の光学素子はバーコード8をセンシングする識別センサ2の1個の光学素子10aとなる。
このとき、光学素子制御手段16で制御した特定の光学素子(10,10a)から出力された電気信号は、演算手段18で所定の演算処理が施され、上述した対象物情報又はバーコード情報となって算出される。
ここで、対象物情報を算出する方法について簡単に説明する。
本実施の形態では、その一例として、識別センサ2の10個の光学素子10(受光部12b)を作動させているため、10個の受光部12bから異なる10個の電気信号が出力される。ところで、10個の受光素子10は、走査方向S1に沿って互いに隣接されているため、そこから出力される10個の電気信号は、互いに近似した値になるものと予想される。そこで、10個の電気信号を合計した値(電気信号レベルを合計した値)を10(光学素子の数)で割算した平均値を算出すれば、その算出結果は、10個の光学素子10を1つの光学素子として構成した場合に得られる1つの電気信号と同等とみなすことができる。
なお、かかる算出方法は、あくまで一例であり、同等の対象物情報を算出できれば、他の算出方法を適用しても良い。
一方、光学素子制御手段16で制御した1個の光学素子10aからの電気信号は、演算手段18で所定の演算処理が施されることにより、例えば各種遊技機で獲得した金額を表したバーコード情報として算出される。そして、算出されたバーコード情報に基づいて、図示しない払出し装置から獲得金額に応じた金銭(紙幣やコイン)の払い出しを受けることが可能となる。
また、演算手段18で算出された対象物情報は、比較識別手段20において、予めROM24に登録したサンプル情報(サンプル対象物情報)と比較される。
この場合、対象物が紙幣4aであれば、対象物情報とサンプル対象物情報とを比較し、対象物情報が図2(a)の許容範囲内にあれば(同図の点線)、その対象物(紙幣4a)は、真正なものと識別され、これに対して、対象物情報が図2(a)の許容範囲から逸脱していれば、その対象物(紙幣4a)は、贋物と識別される。
このような識別処理によれば、光学素子選択手段14により特定の光学素子10(センシング領域Wを幅広に確保した光学素子)を選択することにより、共通の識別センサ2で対象物の識別に加えて、バーコード8の識別も行うことができる。例えば、対象物(紙幣4a)の真贋を識別する場合には、光学素子選択手段14により例えば全ての光学素子10を選択し、それらをまとめて1つの識別センサ2として制御すれば良い。
また、バーコード8の識別を行う場合には、光学素子選択手段14により例えば1つの光学素子10aを選択し、その光学素子10aのみを作動させた状態で識別センサ2をバーコード8に沿ってセンシングすれば良い。
この場合、1個の光学素子10aのセンシング領域Wは、図2(b)に示すように、バーコード8を構成する複数種のバーとスペースとに跨って形成されることは無く、複数種のバーとスペースとを個別にセンシングできるように形成される。具体例を挙げて説明すると、1個の光学素子10aのセンシング領域Wの走査方向S1の幅寸法は、バーコード8を構成する例えば複数種のバー相互の間隔のうち、一番狭い間隔よりも若干小さい幅寸法(例えば、略0.4mm程度)に設定すれば良い。このような幅寸法に設定することにより、1個の光学素子10aのセンシング領域Wは、バーコード8を構成する複数種のバーとスペースとに跨って形成されることは無い。
ところで、従来のセンサでは、バーコード8上に集光したセンシング光の集光スポットPは、バーコードを構成する複数種のバーとスペースとに跨って形成されてしまう。特にバー相互が密集しているような箇所では、個々のバーからの光が混在し、あたかも1個の太幅のバーからの光と同様の光学的特性を奏する。そして、このとき得られたバーコード情報は、例えば図2(c)に示すような矩形のバーコード形状に一致したデータ特性とならず、例えば図2(d)に示すような不明瞭なデータ特性を奏する。この場合、バーコード情報を正確に得ることができないため、例えば遊技時の獲得金額に応じた金銭(紙幣やコイン)の払い出しを受けることができなくなってしまう場合がある。
これに対して、本実施の形態によれば、1個の光学素子10aのセンシング領域Wにより得られるバーコード情報は、図2(c)に示すような矩形のバーコード形状に一致したデータ特性となる。この場合、バーコード情報を正確に得ることができるため、例えば遊技時の獲得金額に応じた金銭(紙幣やコイン)の払い出しを確実に受けることができる。
また、上述した実施の形態では、反射光Rを用いた識別センサ2の例を示したが、これに限定されることは無く、例えば図3(a),(b)に示すように、透過光Tを用いた識別センサ2とすることもできる。この場合、例えば発光部12aと受光部12bとが対向するように各識別センサ2を対象物(4a,4b)を挟んで対向配置させる。これにより一方の識別センサ2の発光部8aからのセンシング光(透過光)Tは、対象物(4a,4b)を透過した後、他方の識別センサ2の受光部8bに受光される。なお、このような透過型の場合には、対象物(4a,4b)は光透過性を有するものに限定されることになる。
なお、同図(a)は、対象物情報を取得する際の透過光Tの制御状態を示しており、同図(b)は、バーコード情報を取得する際の透過光Tの制御状態を示している。
また、上述した実施の形態において、識別センサ2の発光部12aの発光タイミングや発光波長について特に説明しなかったが、発光タイミングや発光波長は識別装置の制御部22によって任意に設定することが可能である。例えば、異なる波長帯域のセンシング光L(近赤外光、可視光)を個別に発光(所定のタイミングで交互に発光)するように制御することが可能である。この場合、互いに異なる波長帯域のセンシング光Lのうち、その一方は略700nmから1600nmの波長帯域(近赤外光)に設定し、その他方は略380nmから700nmの波長帯域(可視光)に設定することが好ましい。
また、上述した実施の形態では、対象物として紙幣4a又はキャッシュアウトチケット4bを適用しているが、これに限定されることは無く、例えば微細な集積回路がパターン印刷された半導体基板を対象物として適用することも可能である。この場合の表面構成6は、パターン印刷された集積回路となる。このような構成によれば、集積回路6を高精度に識別することができるため、製品の歩留まりを向上させることが可能となる。
また、上述した実施の形態では、複数種のバーとスペースとの組合せによるバーコード8を例示したが、これに限定されることは無く、例えば2次元コードとしての「QR(Quick Response)コード」等も適用可能であることは言うまでも無い。
本発明は、紙幣やキャッシュアウトチケットの識別のみならず、例えばプリペードカードや有価証券などの真贋判定や、或いは、例えば半導体ウェハの技術分野において、半導体ウェハ上に施された複雑な回路パターンの精度や歩留まり等を判定する判定装置としても利用可能である。
(a)は、本発明の一実施の形態に係る識別センサ及び識別装置の外観構成を示す斜視図、(b)は、識別センサで紙幣をセンシングしている状態を示す平面図、(c)は、識別センサでキャッシュアウトチケット(バーコード)をセンシングしている状態を示す平面図、(d)は、発光部と受光部とから構成された識別センサの外観斜視図、(e)は、受光部のみで構成された識別センサの外観斜視図、(f)は、識別装置の内部構成を概略的に示すブロック図。 (a)は、ROM24に登録したサンプル情報の許容範囲を示す図、(b)は、バーコードの構成例を示す平面図、(c)は、バーコードをセンシングした際に得られるバーコード情報を示す図、(d)は、従来技術でセンシングした際に得られるバーコード情報を示す図。 透過光を用いて対象物を識別する識別センサの構成を示す図であって、(a)は、対象物情報を得るための構成例、(b)は、は、バーコード情報を得るための構成例。
符号の説明
2 識別センサ
4a 紙幣(対象物)
4b キャッシュアウトチケット(対象物)
6 表面構成
8 バーコード
10 光学素子
12a 発光部
12b 受光部
14 光学素子選択手段
16 光学素子制御手段
18 演算手段
20 比較識別手段
22 制御部
24 ROM
S1 走査方向
W センシング領域

Claims (6)

  1. 対象物の表面に沿って走査した際に、その対象物の表面に施された表面構成を光学的にセンシングすることにより前記対象物を識別する識別センサであって、
    前記識別センサには、走査方向に対して直交方向のセンシング領域が幅広に確保された複数の光学素子が走査方向に互いに隣接して設けられており、
    前記複数の光学素子は、
    前記表面構成を光学的にセンシングして前記対象物を識別するための対象物情報を取得する識別情報取得部と、
    複数種のバーとスペースとの組合せにより各種のバーコード情報が付与されたバーコードが前記表面構成に含まれている場合に、前記バーコードを光学的にセンシングしてバーコード情報を取得するバーコード情報取得部と、から構成されていることを特徴とする識別センサ。
  2. 前記バーコード情報取得部は、前記複数の光学素子の中から特定の光学素子を選択して構成され、選択された前記特定の光学素子のセンシング領域は、前記バーコードを構成する複数種のバーとスペースとに跨らないように、前記表面構成上に形成されることを特徴とする請求項1に記載の識別センサ。
  3. 前記複数の光学素子は、それぞれ、前記対象物の表面構成に向けて所定のセンシング光を発光する発光部と、前記発光部から所定のセンシング光が発光された際に前記対象物の表面構成から生じた光を受光する受光部とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の識別センサ。
  4. 対象物の表面に沿って走査した際に、その対象物の表面に施された表面構成を光学的にセンシングすることにより前記対象物を識別する識別センサを備えた識別装置であって、
    前記識別センサには、走査方向に対して直交方向のセンシング領域が幅広に確保された複数の光学素子が走査方向に互いに隣接して設けられており、
    前記複数の光学素子は、
    前記表面構成を光学的にセンシングして前記対象物を識別するための対象物情報を取得する識別情報取得部と、
    複数種のバーとスペースとの組合せにより各種のバーコード情報が付与されたバーコードが前記表面構成に含まれている場合に、前記バーコードを光学的にセンシングしてバーコード情報を取得するバーコード情報取得部と、から構成されていると共に、
    前記識別装置は、
    前記表面構成の種類に応じて、前記複数の光学素子の中から前記識別情報取得部又は前記バーコード情報取得部を構成する特定の光学素子を選択する光学素子選択手段と、
    前記光学素子選択手段により選択した前記特定の光学素子を制御して、前記対象物の表面構成を光学的にセンシングする光学素子制御手段と、
    前記光学素子制御手段で制御した前記特定の光学素子から出力された電気信号に所定の演算処理を施して、前記対象物情報又は前記バーコード情報を算出する演算手段と、
    前記算出手段で算出した前記対象物情報又は前記バーコード情報と、予め登録したサンプル情報とを比較して、前記対象物を識別する比較識別手段と、を備えていることを特徴とする識別装置。
  5. 前記光学素子選択手段により選択した前記特定の光学素子で構成された前記バーコード情報取得部において、前記特定の光学素子のセンシング領域は、前記バーコードを構成する複数種のバーとスペースとに跨らないように、前記表面構成上に形成されることを特徴とする請求項4に記載の識別装置。
  6. 前記複数の光学素子は、それぞれ、前記対象物の表面構成に向けて所定のセンシング光を発光する発光部と、前記発光部から所定のセンシング光が発光された際に前記対象物の表面構成から生じた光を受光する受光部とを備えていることを特徴とする請求項4又は5に記載の識別装置。
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