JP2005107144A - 電気光学装置の駆動方法、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置の駆動方法、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な構成で輝度傾斜を無くすことができる電気光学装置の駆動方法、電気光学装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】 表示パネル部12上に備えられた走査線を第1の走査線Y1〜Y728と第2の走査線Z1〜Z728とから構成される2種類の走査線に分けた。第1の走査線Y1〜Y728の走査開始走査線を表示パネル部12の最上段部に位置する走査線Y1とした。また、第2の走査線Z1〜Z728の走査開始走査線を表示パネル部12の中段部に位置する走査線とした。そして、第1の走査線Y1〜Y728は、Y1→Y2→・・・→Y728の順に選択され、またそれと同期して第2の走査線Z1〜Z728は、中段部に位置する走査線から、順次、…→Z728→Z1→・・・の順に選択されるようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置及び電子機器に関するものである。
電気光学装置、例えば液晶表示装置は、各種電子機器の表示パネル部に採用されている。また、液晶表示装置は、プロジェクターに採用されている。
この種の液晶表示装置には、表示パネル部に行方向に備えられた複数の走査線と、列方向に備えられた複数のデータ線とその各走査線とデータ線の交差部にTFT等のアクティブ素子を備えた画素を配置したアクティブマトリクス型液晶表示装置がある。そして、表示パネル部に画像を表示する場合、液晶表示装置は、走査線駆動回路にて複数の走査線を上から下に向かって順番に1本ずつ選択し、データ線駆動回路にてその選択される走査線に接続された各画素に対してそれぞれのデータ線を介して画像データを供給することによって1フレームの画像が表示される。
ところで、液晶は、直流電圧で駆動すると寿命が短くなることから交流電圧駆動、極性反転駆動が行われている。この極性反転駆動の一つとして、1フレーム毎に、全画素を同時にその極性を切り換えるフレーム反転方式がある。このフレーム反転方式は、輝度傾斜が生じることが知られている(例えば、特許文献1)。
これは、1フレーム毎に画素電位の極性の切り換えが行われることから、表示パネル部の上部では、画像データが書き込まれて長時間同極性の信号が与えられるので、画素電位の低下の割合が小さいのに対して、画面下部では画像データが書き込まれてからすぐに逆極性の信号が与えられるので、画素電位の低下が大きいことから輝度むらが発生する。
図11は、従来の駆動方法によって表示されたノーマルホワイトモードでの画像の画面図である。また、図12は、従来の駆動方法によって表示されたノーマルブラックモードでの画像の画面図である。
輝度傾斜は、ノーマリーホワイトモードの場合、図11に示すように、走査方向(走査線を選択して行く方向)であって、画面の下にいくほど明るくなる輝度むらが発生する。反対に、ノーマリーブラックモードの場合、図12に示すように、走査方向であって、画面の下にいくほど暗くなる輝度むらが発生する。
この輝度むらを解消するために、特許文献1では、走査線の選択順序を表示パネル部の上側から下側に向かって順番に選択する方法に替えて、走査線の選択する順番をランダムに行う。これによって、画素電位の低下の割合が画面全体にわたって平均化され、輝度傾斜の発生をなくすようにしている。
特開平6−266310号公報
しかしながら、特許文献1では、走査線の選択する順番をランダムに選択しなければならないとともに、その選択された走査線に合わせてその走査線上の各画素に対する画像データを供給しなければならないため、走査線駆動回路及びデータ線駆動回路は複かつ大型化になる問題があった。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、簡単な構成
で輝度傾斜を無くすことができる電気光学装置の駆動方法、電気光学装置及び電子機器を提供することにある。
本発明の電気光学装置の駆動方法は、複数のデータ線の各々を、少なくとも2つの組に区分するとともに、複数の走査線の各々を、前記区分した組毎にその組に属するデータ線に対応するように区分し、前記区分した組毎に、当該区分した組に属する複数の走査線における選択が開始される走査線を異ならせるようにした。
これによれば、走査線の選択順序を従来のように画面の上側から下側に向かって順番に選択する方法に替えて、走査線を少なくとも2つの組に区分し、その組に属する複数の走査線のうち選択が開始される走査線を互いに相違させたので、画素電位の低下の割合が画面全体にわたって平均化され、輝度傾斜の発生をなくすことができる。
この電気光学装置の駆動方法において、前記複数のデータ線の各々は、奇数番目と偶数番目の2つの組に区分し、前記複数の走査線の各々は、前記奇数番目のデータ線と対応する第1の走査線群と、偶数番目のデータ線に対応する第2の走査線群で構成し、前記奇数番目のデータ線に対応する前記第1の走査線群の選択が開始される走査線と、前記偶数番目のデータ線に対応する前記第2の走査線群の選択が開始される走査線を異ならせてもよい。
これによれば、複数の走査線を奇数番目のデータ線に対応する走査線と偶数番目のデータ線に対応する走査線に区分し、それぞれ、走査を開始する走査線を相違させた。従って、奇数番目のデータ線及び偶数番目のデータ線毎に画素電位の低下の割合を平均化することができる。
この電気光学装置の駆動方法において、前記第1の走査線群と前記第2の走査線群の走査方向は、互いに異なる方向であってもよい。
これによれば、前記区分された組毎でその走査線の走査方向が異なるようにすることで、その画素電位の低下の割合を隣接した前記区分した組毎に平均化させることができる。
この電気光学装置の駆動方法において、前記第1の走査線群と前記第2の走査線群の走査方向は、互いに同じ方向であってもよい。
これによれば、前記区分された組毎でその走査線の走査方向が同じになるようにすることで、その画素電位の低下の割合を隣接した前記区分した組毎に平均化させることができる。
この電気光学装置の駆動方法において、前記第1の走査線群は、選択が開始される走査線を上段位置又は下段位置にし、前記第2の走査線群は、選択が開始される走査線を中段位置にしてもよい。
これによれば、前記第1の走査線群に対応する画素は、上段位置または下段位置にある走査線からその走査方向に沿ってその輝度が低下していき、前記第2の走査線群に対応する画素は、その中段位置にある走査線からその走査方向に沿ってその輝度が低下していく。これにより輝度むらの出方は各々の組の画素の走査方向で異なるため、輝度のむらを平均化させることができる。
この電気光学装置の駆動方法において、前記第1の走査線群は、選択が開始される走査線を上段位置にし、前記第2の走査線群は、選択が開始される走査線を下段位置してもよい。
これによれば、前記第1の走査線群に対応する画素は、上段位置にある走査線からその走査方向に沿ってその輝度が低下していき、前記第2の走査線群に対応する画素は、その下段位置にある走査線からその走査方向に沿ってその輝度が低下していく。これにより輝度むらの出方は各々の組の画素の走査方向で異なるため、輝度のむらを平均化させることができる。
本発明の電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と複数のデータ線との交差部に対応してそれぞれ設けられた画素と、前記複数の走査線を選択する走査線駆動回路と、前記複数のデータ線にデータ信号を供給するデータ線駆動回路とを具備し、前記複数のデータ線の各々は、少なくとも2つの組に区分されるとともに、前記複数の走査線の各々は、前記区分した組毎にその組に属するデータ線に対応するように区分され、前記走査線駆動回路は、前記区分された組に属する走査線群に対応して設けられ、前記区分された組に属する走査線群は各々他の組に属する走査線群と同期して選択されるとともに、前記区分された組に属する走査線群の選択が開始される走査線を前記他の組に属する走査線群に対して異ならせ、前記データ線駆動回路は、前記走査線群が同期して対応する走査線を選択するとき、選択された前記走査線群に対応する画素に対する前記データ信号を前記データ線を介して供給する。
これによれば、走査線の選択順序を従来のように画面の上側から下側に向かって順番に選択する方法に替えて、走査線を少なくとも2つの組に区分し、その組に属する複数の走査線のうち選択が開始される走査線を互いに相違させたので、画素電位の低下の割合が画面全体にわたって平均化され、輝度傾斜の発生をなくすことができる。また、走査線を少なくとも2つの組に区分し、その組に属する複数の走査線の走査開始走査線を互いに相違させただけなので、走査線駆動回路及びデータ線駆動回路が複雑且つ大型化になることなく簡単な構成で輝度傾斜を低減させることができる。
この電気光学装置において、前記複数のデータ線の各々は、奇数番目と偶数番目の2つの組に区分され、前記複数の走査線の各々は、前記奇数番目のデータ線と対応する第1の走査線群と、偶数番目のデータ線に対応する第2の走査線群で構成され、前記走査線駆動回路は、奇数番目のデータ線に対応する前記第1の走査線群を選択する第1の走査線駆動回路と、偶数番目のデータ線に対応する前記第2の走査線群を選択する第2の走査線駆動回路とからなっていてもよい。
これによれば、選択が開始される走査線を奇数番目のデータ線に対応する走査線と偶数番目のデータ線に対応する走査線とで相違させた。従って、奇数番目のデータ線及び偶数番目のデータ線毎に画素電位の低下の割合を平均化することができる。
この電気光学装置において、前記第1の走査線駆動回路と前記第2の走査線駆動回路の走査方向を異ならせるようにしてもよい。
これによれば、選択を開始する走査線を第1の走査線群と第2の走査線群とで相違させるとともにその第1の走査線群と第2の走査線群とで各走査線の走査方向を異ならせることで、その画素電位の低下の割合を前記区分した組毎に平均化させることができる。
この電気光学装置において、前記第1の走査線駆動回路と前記第2の走査線駆動回路の走査方向を同じ方向にさせてもよい。
これによれば、選択を開始する走査線を第1の走査線群と第2の走査線群とで相違させるとともにその第1の走査線群と第2の走査線群とで各走査線の走査方向を同じにすることで、その画素電位の低下の割合を前記区分した組毎に平均化させることができる。
この電気光学装置において、前記第1の走査線駆動回路は、選択が開始される走査線を上段位置又は下段位置にさせ、前記第2の走査線駆動回路は、選択が開始される走査線を中段位置にさせてもよい。
これによれば、第1の走査線群に対応する画素は、上段位置または下段位置にある走査線からその走査方向に沿ってその輝度を低下させるようにし、第2の走査線群に対応する画素は、その中段位置にある走査線からその走査方向に沿ってその輝度を低下させるようにすることで、輝度のむらを平均化させることができる。
この電気光学装置において、前記第1の走査線駆動回路は、選択が開始される走査線を上段位置にさせ、前記第2の走査線駆動回路は、選択が開始される走査線を下段位置にさせてもよい。
これによれば、第1の走査線群に対応する画素は、上段位置にある走査線からその走査方向に沿ってその輝度が低下していき、第2の走査線群に対応する画素は、その下段位置にある走査線からその走査方向に沿ってその輝度が低下していく。これにより輝度むらの出方は各々の組の画素の走査方向で異なるため、輝度のむらを平均化させることができる。
本発明の電子機器は、上記電気光学装置を備えた。
これによれば、簡単な構成で輝度傾斜を低減させることができる電気光学装置を備えた電子機器を提供することにある。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。図1は、本実施形態に係る液晶表示装置の電気的構成を示すブロック回路図である。図2は、表示パネル部の電気的構成を説明するための図である。図3は、画素の等価回路図である。図4は、各種信号のタイミングチャートである。
液晶表示装置10は、図1に示すように、制御回路11、表示パネル部12、第1の走査線駆動回路13a、第2の走査線駆動回路13b、データ線駆動回路14及びフレームメモリ15を備えている。
液晶表示装置10の制御回路11、第1の走査線駆動回路13a、第2の走査線駆動回路13b、データ線駆動回路14及びフレームメモリ15は、それぞれが独立した電子部品によって構成されていてもよい。例えば、制御回路11、第1の走査線駆動回路13a、第2の走査線駆動回路13b、データ線駆動回路14及びフレームメモリ15が各々1チップの半導体集積回路装置によって構成されていてもよい。また、制御回路11、第1の走査線駆動回路13a、第2の走査線駆動回路13b、データ線駆動回路14及びフレームメモリ15の全部若しくは一部がプログラマブルなICチップで構成され、その機能がICチップに書き込まれたプログラムによりソフトウェア的に実現されてもよい。
制御回路11は、外部からクロック信号CLKを入力する。制御回路11は、前記クロック信号CLKに基づいて垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCを生成する。また、フレームメモリのリード制御信号、及びライト制御信号、対向電位LCCOM、そしてデータ線に対してデータを送信するタイミングを決定するイネーブル信号EB1〜EB4を生成する。制御回路11は、その生成した垂直同期信号VSYNCを第1の走査線駆動回路13a及び第2の走査線駆動回路13bにそれぞれ出力する。また、制御回路11は、水平同期信号HSYNCをデータ線駆動回路14に出力する。
表示パネル部12は、図2に示すように、その行方向に沿って延びる複数の第1の走査線Y1,Y2,…,Yn(これが、特許請求の範囲に記載の「第1の走査線群」に相当する)と複数の第2の走査線Z1,Z2,…,Zn(これが、特許請求の範囲に記載の「第2の走査線群」に相当する)とを備えている。第1の走査線Y1〜Ynは、表示パネル部12の上側から下側に向かってY1,Y2,…,Ynの順に備えられている。また、第2の走査線Z1〜Znは、表示パネル部12の上側から下側に向かってZ1,Z2,…,Znの順に備えられている。
そして、各第1の走査線Y1〜Ynと各第2の走査線Z1〜Znは、表示パネル部12の上下方向に対して交互に備えられている。つまり、図2に示すように、第1の走査線Y1〜Ynのうち上から数えて1番目の走査線Y1の下段方向の位置には、第2の走査線Z1〜Znのうちの上から数えて1番目の走査線Z1が備えられている。また、第1の走査線Y1〜Ynのうちの上から数えて2番目の走査線Y2の下段方向の位置には、第2の走査線Z1〜Znのうちの上から数えて2番目の走査線Z2が配置されるように備えられている。
また、表示パネル部12は、その列方向に沿って延びる複数のデータ線X1,X2,…,Xmを備えている。複数のデータ線X1〜Xmは、その表示パネル部12の左端側から順に、第1のデータ線X1,第2のデータ線X2,…,第mのデータ線Xmとなるように備えられている。
前記複数のデータ線X1〜Xmの各々は、本実施形態においては、奇数番目のデータ線X1,X3,…と、偶数番目のデータ線X2,X4,…とからなる2つの組に区分する。そして、前記第1の走査線Y1〜Ynの各々は、前記区分した2つの組のうちの奇数番目のデータ線X1,X3,…とそれぞれ対応する走査線を構成している。同様に、前記第2の走査線Z1〜Znの各々は、前記区分した2つの組のうちの偶数番目のデータ線X2,X4,…とそれぞれ対応する走査線を構成している。
尚、本実施形態の表示パネル部12には、それぞれ728本の第1の走査線Y1〜Y728と第2の走査線Z1〜Z728とが備えられている。また、本実施形態の表示パネル部12には、1320本のデータ線X1〜X1320が備えられている。従って、データ線X1〜X1320のうちの奇数番目に備えられたデータ線X1,X3,…,X1319が第1の走査線Y1〜Y728に対応する。また、データ線X1〜X1320のうちの偶数番目に備えられたデータ線X2,X4,…,X1320が第2の走査線Z1〜Z728に対応する。
また、本実施形態においては、前記した1320本のデータ線X1〜X1320のうち、互いに隣接する12本のデータ線毎に一つのデータ線群(ブロック)を構成している。つまり、第1のデータ線X1〜第12のデータ線X12で一つのデータ線群(ブロック)を、第13のデータ線X13〜第24のデータ線X24で一つのデータ線群(ブロック)を、…、第1309のデータ線X1309〜第1320のデータ線X1320で一つのデータ線群(ブロック)を構成している。従って、行方向に110組並設されることになる。
さらに、表示パネル部12には、前記各第1の走査線Y1〜Y728と前記奇数番目のデータ線X1,X3,…との交差部に対応して画素20がそれぞれ設けられている。また、前記各第2の走査線Z1〜Z728と前記偶数番目のデータ線X2,X4,…との交差部に対応して画素20がそれぞれ設けられている。つまり、本実施形態の表示パネル部12には、728×1320個の画素20がマトリクス状に配置されている。
図3は、第1のデータ線X1と第1の走査線Y1、及び第2のデータ線X2と第2の走査線Z1との交差部に応じた位置にそれぞれ配設された2つの画素20の等価回路図である。尚、各画素20の電気的構成は全て同じであるので、説明の便宜上、以下、第1のデータ線X1と第1の走査線Y1、及び第2のデータ線X2と第2の走査線Z1との交差部に応じた位置に形成された画素20についてのみについて説明し、他の画素20についてはその説明を省略する。
画素20は、スイッチトランジスタQsw、液晶素子LCD及び補助容量素子Coを備えている。スイッチトランジスタQswは、通常はTFT(薄膜トランジスタ)で構成されている。スイッチトランジスタQswはスイッチ素子として機能するトランジスタである。スイッチトランジスタQswは本実施形態ではその導電型がN型である。
スイッチトランジスタQswのドレインは、液晶素子LCDの画素電極D1に接続されている。図示しない液晶を介して画素電極D1に対向する位置には対向電極D2が形成されている。対向電極D2は共通電極COMに接続されている。また、スイッチトランジスタQswのドレインは、補助容量素子Coの第1の電極K1に接続されている。図示しない誘電材料を介して第1の電極K1に対向する位置には第2の電極K2が形成されている。第2の電極K2は前記共通電極COMに接続されている。つまり、補助容量素子Coは前記液晶素子LCDに並列に接続されている。
そして、図3に示すように、第1のデータ線X1と第1の走査線Y1との交差部に応じた位置に配設された画素20(図中左側の画素20)のスイッチトランジスタQswのドレインは対応する第1のデータ線X1に接続されるとともに、同スイッチトランジスタQswのゲートは第1の走査線Y1に接続されている。また、第2のデータ線X2と第2の走査線Z1との交差部に応じた位置に配設された画素20(図中右側の画素20)のスイッチトランジスタQswのドレインは対応する第2のデータ線X2に接続されるとともに、同スイッチトランジスタQswのゲートは、前記第1の走査線Y1の下段に位置する第2の走査線Z1に接続されている。また、前記各画素20の共通電極COMは電気的に接続されている。
上記のように構成された画素20のうち、列方向に配置された各画素20は、対応するデータ線X1〜X1320に接続されている。制御用トランジスタTcは、本実施形態においては、その導電型がN型である。制御用トランジスタTcは、前記水平同期信号HSYNCに基づいたタイミングでオンになることで、対応するデータ線X1〜X1320の電位を所定電位に制御するためのトランジスタである。詳しくは、各制御用トランジスタTcは、対応するデータ線X1〜X1320と、表示パネル部12上であって各制御用トランジスタTcより上段位置に前記第1の走査線Y1〜Y728及び第2の走査線Z1〜Z728に並行に延設された電位制御線G1,G2,G3との間の位置に形成されている。そして、各制御用トランジスタTcはそのゲートが第1の電位制御線G1に接続されている。第1の電位制御線G1には、前記水平同期信号HSYNCのタイミングでHレベルの電圧信号が供給されるようになっている。
また、各制御用トランジスタTcのドレインは電位制御線G1,G2,G3のうちの第2の電位制御線G2または第3の電位制御線G3のいずれかに接続されている。即ち、奇数番目のデータ線X1,X3,…に対応した制御用トランジスタTcの各ドレインは第2の電位制御線G2に接続されている。データ線X1〜X1320のうち偶数番目のデータ線X2,X4,…,X1320に対応した制御用トランジスタTcの各ドレインは第3の電位制御線G3に接続されている。本実施形態においては、第2の電位制御線G2と第3の電位制御線G3とは同じ電位になるように予め設定されている。
また、各データ線X1〜X1320は、表示パネル部12上であって前記各画素20より下側(下段位置)に形成されたスイッチング用トランジスタTsにそれぞれ接続されている。スイッチング用トランジスタTsは、本実施形態においては、その導電型がN型である。
詳しくは、各スイッチング用トランジスタTsは、対応する画素20と、表示パネル部12上であって前記各画素20より下段位置に前記各第1の走査線Y1〜Y728及び第2の走査線Z1〜Z728に並行に延設されたデータ供給線L1,L2,…,L12との間の位置に形成されている。このデータ供給線L1〜L12は、前記した各ブロックを構成する1組のデータ線群を構成するデータ線の数(本実施形態では12本)だけ備えられている。第1のデータ供給線L1には第1のビデオデータVID1、第2のデータ供給線L2には第2のビデオデータVID2、…、第12のデータ供給線L12には第12のビデオデータVID12がそれぞれ供給されるようになっている。
前記した各ブロックに設けられた12個のスイッチング用トランジスタTsの各ソースは、対応する前記データ供給線L1〜L12にそれぞれ接続されている。また、各ブロックに設けられた12個のスイッチング用トランジスタTsの各ゲートは互いに電気的に接続されている。また、各スイッチング用トランジスタTsの各ドレインは、対応する第1〜第1320のデータ線X1〜X1320にそれぞれ接続されている。
ブロック毎にそれぞれ対応する110個のアンド回路Ad1〜Ad110が設けられている。各アンド回路Ad1〜Ad110は、それぞれ対応するブロックの各スイッチング用トランジスタTsのゲートにその出力端子が接続されている。各アンド回路Ad1〜Ad110の2つの入力端子のうち、一方の入力端子はデータ線駆動回路14に接続されている。本実施形態は、110個のアンド回路Ad1〜Ad110は、その互いに隣接する2つのアンド回路を1組とし、その55個の組毎に対してデータ線駆動回路14からそれぞれ対応する制御信号P1〜P55個の組毎に対してデータ線駆動回路14からそれぞれ対応する制御信号P1〜P55が供給される。制御信号P1〜P55は、図4に示すように、クロック信号CLK(水平同期信号HSYNC)の立ち上がりと立ち下がりに順番に出力されるパルス制御信号であって、その制御信号P1〜P55が順番に出力されると、11個のアンド回路Ad1〜Ad110の選択が一巡されることとなる。そして、110個のアンド回路Ad1〜Ad110の選択が一巡されると、再び制御信号P1〜P55が順番に出力され、110個のアンド回路Ad1〜Ad110の選択を以降同様に繰り返すようになっている。
各アンド回路Ad1〜Ad110の他方の入力端子は、それぞれ対応するイネーブル制御線E1〜E4に接続されている。第1のデータ線X1〜第12のデータ線X12のブロックに対応した第1のアンド回路Ad1は、第1のイネーブル制御線E1に接続されている。第13のデータ線X13〜第24のデータ線X24のブロックに対応した第2のアンド回路Ad2は、第2のイネーブル制御線E2に接続されている。また、第25のデータ線X25〜第36のデータ線X36のブロックに対応した第3のアンド回路Ad3は、第3のイネーブル制御線E3に接続されている。また、第37のデータ線X37〜第48のデータ線X48のブロックに対応した第4のアンド回路Ad4は、第4のイネーブル制御線E4に接続されている。以後、同様に、各アンド回路Ad1〜Ad110は、第1のイネーブル制御線E1、第2のイネーブル制御線E2、第3のイネーブル制御線E3、第4のイネーブル制御線E4の順番を繰り返しながら対応する制御線と接続されている。
第1〜第4のイネーブル制御線E1〜E4は、前記制御回路11から出力されるイネーブル信号EB1〜EB4を対応するアンド回路Ad1〜Ad110に出力する。第1〜第
4のイネーブル制御線E1〜E4は、前記制御回路11にて生成される。イネーブル信号EB1〜EB4は、同じパルス幅のパルス信号であって、図4に示すように、クロック信号CLKの半周期で、予め定めた順番で1回ずつ出力される。
従って、前記110個のアンド回路Ad1〜Ad110は、それぞれ対応する前記制御信号P1〜P55とイネーブル信号EB1〜EB4とが入力されたとき、それぞれHレベルの選択信号Q1〜Q110を対応するブロックのスイッチング用トランジスタTsに出力する。つまり、順番に選択信号Q1〜Q110が出力されることにより、図2の表示パネル部12において、左側のブロックから右側のブロックに向かって、各ブロックが順番に選択される。そして、選択される各ブロックにおいて、そのブロックの12個のスイッチング用トランジスタTsがオンされる。すると、選択されたブロックであって後記する第1及び第2の走査線駆動回路13a,13bにてそれぞれ選択された第1及び第2の走査線上の画素20のための第1〜第12のビデオデータVID1〜VID12がフレームメモリ15〜読み出される。そして、その第1〜第12のビデオデータVID1〜VID12がスイッチング用トランジスタTsを介してそれぞれ対応するブロックのデータ線に供給されるようになっている。
尚、前記した12本のデータ線で構成される1組のデータ線群と、そのデータ線の各々に接続された12個の制御用トランジスタTcと12個の12個のスイッチング用トランジスタTsとが形成された領域Roを図2において二点鎖線で示している。そして、この領域Roが、表示パネル部12の行方向に110個配置されている。
第1の走査線駆動回路13aは、前記奇数番目のデータ線に対応した画素20にそれぞれ接続された第1の走査線Y1〜Y728にそれぞれ接続されている。第1の走査線駆動回路13aは、第1の走査信号SY1,SY2,…,SY728を作成する。各走査信号SY1〜SY728はLレベルまたはHレベルを有する電圧信号である。
第1の走査線駆動回路13aは、垂直同期信号VSYNCのタイミングで第1の走査線Y1〜Y728のうちの1本の第1の走査線にHレベルの走査信号を出力することで走査線を選択する。詳しくは、第1の走査線駆動回路13aは、本実施形態においては、前記垂直同期信号VSYNCに基づいて複数の第1の走査線Y1〜Y728の各々を表示パネル部12の上段位置にある第1の走査線Y1を走査開始走査線として、予め定めた走査方向であるY1→Y2→…→Y728の順にHレベルの走査信号SY1〜SY728を出力する。
また、第1の走査線駆動回路13aによる各第1の走査線Y1〜Y728の選択期間(走査信号SY1〜SY728のHレベルのパルス幅)は、前記制御信号P1〜P55によって110個のアンド回路Ad1〜Ad110の選択が一巡される期間としている。従って、走査信号SY1〜SY728によって選択された第1の走査線Y1〜Y728上の奇数番目のデータ線に接続された各画素20には、それぞれ前記ブロックの単位で順番に第1〜第12のビデオデータVID1〜VID12のうち、奇数番に対応するビデオデータVID1,VID3,…,VID11が供給される。
そして、第1の走査線駆動回路13aは、その全ての第1の走査線Y1〜Y728が選択されて1フレーム分の画像が表示された後、1フレーム分の新たな画像を表示させる場合は、再び第1の走査線Y1にHレベルの走査信号SY1を供給する。そして、第1の走査線駆動回路13aは、再びY1→Y2→…→Y728の走査方向で順次選択する。
第2の走査線駆動回路13bは、前記偶数番目のデータ線に対応した画素20にそれぞれ接続された第2の走査線Z1〜Z728にそれぞれ接続されている。第2の走査線駆動
回路13bは、第2の走査信号SZ1,SZ2,…,SZ728を作成する。各走査信号SZ1〜SZ728はLレベルまたはHレベルを有する電圧信号である。第2の走査線駆動回路13bは、第2走査線Z1〜Z728のうちの1本の第2の走査線にHレベルの走査信号を出力することでその走査線を選択する。
詳しくは、第2の走査線駆動回路13bは、前記垂直同期信号VSYNCに基づいて複数の第2の走査線Z1〜Z728の各々を表示パネル部12の中段位置にある上から数えて365番目の第2の走査線Z365を走査開始走査線として、予め定めた走査方向であるZ365→Z366→…→Z728→Z1→Z2→…Z364の順にHレベルの走査信号SZ1〜SZ728を出力することで選択する。従って、第2の走査線Z1〜Z728と第1の走査線Y1〜Y728とは選択されるタイミングは同じであるが、選択が開始される走査線(走査開始走査線)及びその選択方向(走査方向)は相違する。
また、第2の走査線駆動回路13bによる各第2の走査線Z1〜Z728の選択期間(走査信号SZ1〜SZ728のHレベルのパルス幅)は、前記制御信号P1〜P55によって110個のアンド回路Ad1〜Ad110の選択が一巡される期間としている。従って、走査信号SZ1〜SZ728によって選択された第2の走査線Z1〜Z728上の偶数番目のデータ線に接続された各画素20には、それぞれ前記ブロックの単位で順番に第1〜第12のビデオデータVID1〜VID12のうち、偶数番に対応するビデオデータVID2,VID4,…,VID12が供給される。
ここで、フレームメモリ15から読み出される第1〜第12のビデオデータVID1〜VID12は、第1及び第2の走査線駆動回路13a,13bにてそれぞれ選択された第1及び第2の走査線上であって選択されたブロックのデータ線上の画素20のためのビデオデータである。
そして、本実施形態の第2の走査線駆動回路13bは、その全ての第2の走査線Z1〜Z728が選択されて1フレーム分の画像が表示された後、再び1フレーム分の新たな画像を表示させる場合は、前記複数の第2の走査線Z1〜Z728のうちの走査開始走査線である365番目の第2の走査線Z365にHレベルの走査信号を供給する。そして、第2の走査線駆動回路13bは、再びZ365→Z366→…→Z728→Z1→Z2→…Z364の走査方向で順次選択する。
図5は、第1及び第2の走査線駆動回路13a,13bが出力する第1及び第2の走査信号SY1〜SY728,SZ1〜SZ728のタイミングチャートを示す。第1の走査線駆動回路13aは、第1の走査信号SY1〜SY728を、SY1→SY2→SY3→…→SY365→SY366→SY367→…→SY728の順で出力する。第2の走査線駆動回路13bは、第1の走査信号SY1〜SY728と同期させて第2の走査信号SZ1〜SZ728を、SZ356→SZ366→SZ365→…→SZ2→SZ1→SZ728→SZ727→…→SZ357の順で出力する。
従って、奇数番目のデータ線X1,X3,…と対応する第1の走査線Y1〜Y728は、Y1→Y2→Y3→…→Y365→Y366→Y367→…→Y728の順で選択される。また、偶数番目のデータ線X2,X4,…と対応する第2の走査線Z1〜Z728は、Z356→Z366→Z365→…→Z2→Z1→Z728→Z727→…→Z357の順で選択される。
データ線駆動回路14は、図2に示すように、表示パネル部12の下方に備えられている。データ線駆動回路14は、前記水平同期信号HSYNCに基づいて制御信号P1〜P55を生成する。各制御信号P1〜P55は、LレベルまたはHレベルを有する電圧信号
である。そして、データ線駆動回路14は、Hレベルの制御信号を第1の制御信号P1→第2の制御信号P2→…→第55の制御信号P55の順に出力する。
フレームメモリ15は、前記データ供給線L1〜L12に接続されている。また、フレームメモリ15は、前記制御回路11の制御に基づいて図示しない外部回路から画像データDを入力して1フレーム毎に記憶する。フレームメモリ15は、前記制御回路11の制御に基づいて記憶した1フレーム分の画像データDの所定のアドレスの画像データを適宜読み出して出力することができるフレームメモリであって、例えば、SRAMといった公知のメモリで構成されている。
詳しくは、フレームメモリ15から、まず、第1の走査線Y1〜Y728の走査開始走査線である第1の走査線Y1と、1つのブロックを構成する第1〜第12のデータ線X1〜X12のうちの奇数番目のデータ線X1,X3,・・・,X11との交差部に対応する位置に配置された画素20に対する画像データDを一斉に読み出す。その読み出した画像データDのうち第1のデータ線X1に接続した画素20に対応する画像データを第1のビデオデータVID1、第3のデータ線X3に接続した画素20に対応する画像データを第3のビデオデータVID3,…,第11のデータ線X11に接続した画素20に対応する画像データを第11のビデオデータVID11とする。フレームメモリ15は、第1のビデオデータVID1を第1のデータ供給線L1に,第3のビデオデータVID3を第3のデータ供給線L3に,…,第11のビデオデータVID11を第11のデータ供給線L11に出力する。以後、同様に、前記イネーブル信号EB1〜EB4に同期して順番に左側のブロックについてそのブロックにある奇数番目の各データ線上の画素20に対する画像データDが読み出され出力されるようになっている。
また、これと同期して、フレームメモリ15からは、第2の走査線Z1〜Z728の走査開始走査線である上から数えて365番目の第2の走査線Z365と、1つのブロックを構成する第1〜第12のデータ線X1〜X12のうちの偶数番目のデータ線X2,X4,・・・,X12との交差部に対応する位置に配置された画素20に対する画像データDを一斉に読み出す。その読み出された画像データDのうち第2のデータ線X2に接続した画素20に対応する画像データを第2のビデオデータVID2,第4のデータ線X4に接続した画素20に対応する画像データを第4のビデオデータVID4,…,第12のデータ線X12に接続した画素20に対応する画像データを第12のビデオデータVID12とする。フレームメモリ15は、第2のビデオデータVID2を第2のデータ供給線L2に,第4のビデオデータVID4を第4のデータ供給線L4に,…,第12のビデオデータVID12を第12のデータ供給線L12に出力する。以後、同様に、前記イネーブル信号EB1〜EB4に同期して順番に左側のブロックについてそのブロックにある偶数番目の各データ線上の画素20に対する画像データDが、読み出され出力されるようになっている。
そして、第1の走査線Y1上の全ての画素20及び第2の走査線Z365上の全ての画素20に対するビデオデータが読み出され、それら画素20にそれぞれ書き込まれると、
制御回路11は、フレームメモリ15から、第1の走査線Y2と、前記第1〜第12のデータ線X1〜X12のうちの奇数番目のデータ線X1,X3,・・・,X11との交差部に対応する位置に配置された画素20に対する画像データDを一斉に読み出す。そして、前記と同様に、第1のデータ線X1に接続した画素20に対応する画像データを第1のビデオデータVID1、第3のデータ線X3に接続した画素20に対応する画像データを第3のビデオデータVID3,…,第11のデータ線X11に接続した画素20に対応する画像データを第11のビデオデータVID11とする。そして、フレームメモリ15は、第1のビデオデータVID1を第1のデータ供給線L1に,第3のビデオデータVID3を第3のデータ供給線L3に,…,第11のビデオデータVID11を第11のデータ
供給線L11に出力する。以後、同様に、前記イネーブル信号EB1〜EB4に同期して順番に左側のブロックについてそのブロックにある奇数番目の各データ線上の画素20に対する画像データDが、読み出され出力されるようになっている。
また、制御回路11は、これと同期して、フレームメモリ15は、第2の走査線Z366と、前記第1〜第12のデータ線X1〜X12のうちの偶数番目のデータ線との交差部に対応する位置に配置された画素20に対する画像データDを一斉に読み出す。そして、前記と同様に、第2のデータ線X2に接続した画素20に対応する画像データを第2のビデオデータVID2,第4のデータ線X4に接続した画素20に対応する画像データを第4のビデオデータVID4,…,第12のデータ線X12に接続した画素20に対応する画像データを第12のビデオデータVID12とする。そして、フレームメモリ15は、第2のビデオデータVID2を第2のデータ供給線L2に,第4のビデオデータVID4を第4のデータ供給線L4に,…,第12のビデオデータVID12を第12のデータ供給線L12に出力する。以後、同様に、前記イネーブル信号EB1〜EB4に同期して順番に左側のブロックについてそのブロックにある偶数番目の各データ線上の画素20に対する画像データDが、読み出され出力されるようになっている。
以降、前記と同様にして、制御回路11は、第1の走査線駆動回路13aが選択する第1の走査線、及び、第2の走査線駆動回路13bが選択する第2の走査線に対応する画像データをデータ線駆動回路14が選択するブロック毎にフレームメモリ15から順次読み出されることで、1フレーム分の画像データDが読み出される。
つまり、1フレームの画像を表示パネル部12に表示する場合、奇数番目のデータ線に接続された各画素20の選択を受け持つ第1の走査線駆動回路13aは、第1の走査線Y1〜Y728を最上段走査線から最下段走査線に向かって順番に選択する。従って、表示パネル部12において、奇数番目のデータ線に接続された各画素20は、最上段位置の行から最下段位置の行に向かって順番にビデオデータが書き込まれる。これに対して、1フレームの画像を表示パネル部12に表示する場合、偶数番目のデータ線に接続された各画素20の選択を受け持つ第2の走査線駆動回路13bは、第2の走査線Z1〜Z728を中段走査線(走査開始走査線)から最下段走査線、そして、最上段走査線から中段走査線(捜査開始走査線)に向かって順番に選択する。従って、偶数番目のデータ線に接続された各画素20は、中段位置の行から最下段位置の行、そして、最上段位置の行から中段位置の行に向かって順番にビデオデータが書き込まれる。
尚、第1の走査線Y1〜Y728及び第2の走査線Z1〜Z728の各々が選択される毎にその画像データの極性が反転したデータが各データ供給線L1〜L4に出力されるようになっている。即ち、本実施形態の液晶表示装置10は、1フレーム毎に画素20の電位の極性が切り換われる、所謂、フレーム反転方式の液晶表示装置である。
従って、行方向において奇数番目の各画素20に(一つおきに)与えられる同極性の信号の時間は下段ほど短く画素電位の低下の割合が大きくなる。これに対して、行方向において偶数番目の各画素20に(一つおきに)与えられる同極性の信号の時間は、中段から下段そして上段から中段に向かうほど短く画素電位の低下の割合が大きくなる。その結果、表示パネル部12において、画素電位の低下する画素が散在し画素電位の低下の割合が画面全体にわたって平均化され、上下方向に対して発生する輝度傾斜を抑制することができる。例えば、本実施形態の液晶表示装置10がノーマリーホワイトモードで使用される場合であれば、表示パネル部12の下にいくほど明るくなるといった輝度むらの発生を抑制することができる。また、例えば、本実施形態の液晶表示装置10がノーマリーブラックモードで使用される場合であれば、表示パネル部12の下にいくほど暗くなるといった輝度むらの発生を抑制することができる。
尚、特許請求の範囲に記載のデータ信号は、本実施形態においては、画像データDに対応している。特許請求の範囲に記載の電気光学装置は、本実施形態においては、液晶表示装置10に対応している。
前記実施形態の液晶表示装置によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1) 本実施形態では、従来のように1種類の走査線から構成され表示パネル部の上部の走査線を走査開始走査線として下方に順次選択した場合と比較して画素電位の低下の割合が表示パネル部12全体にわたって平均化されるので、輝度傾斜の発生をなくすことができる。
(2) 本実施形態では、公知のメモリを使用するとともに、走査線を2種の走査線に分けそれぞれの走査線の走査開始走査線を相違させた。従って、従来のように走査線を選択する順番をランダムに選択することで画素電位の低下の割合が表示パネル部12全体にわたって平均化し輝度傾斜の発生をなくすようにしたものと比較して、その走査線駆動回路及びデータ線駆動回路が複雑且つ大型化になることもない。この結果、簡単な構成で輝度傾斜を無くすことができる液晶表示装置10を提供することができる。
(3) 本実施形態では、奇数番目のデータ線X1,X3,…,X1319に接続する画素20は表示パネル部12の上段位置にある走査線Y1からその走査方向に沿ってその輝度を低下させるようにした。また、偶数番目のデータ線X2,X4,…,X1320に接続する画素20は表示パネル部12の中段位置にある走査線Z365からその走査方向に沿ってその輝度を低下させるようにした。従って、輝度のむらを平均化させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図6に従って説明する。この第2実施形態においては、第1の走査線Y1〜Y728と第2の走査線Z1〜Z728の選択方法に特徴を有している。そのため、前記第1実施形態と同じ構成部材については符号を等しくし、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の液晶表示装置10は、第2の走査線駆動回路13bによる第2の走査線Z1〜Z728の走査方向が中段走査線(走査開始走査線)から最上段走査線、そして、最下段走査線から中段走査線(走査開始走査線)に向かって順番に選択する点が第1実施形態と相違する。なお、第1の走査線駆動回路13aによる第1の走査線Y1〜Y728の走査方向は、最上段走査線から最下段走査線に向かって順番に選択する点は第1実施形態と同じである。
図6は、第1及び第2の走査線駆動回路13a,13bが出力する第1及び第2の走査信号SY1〜SY728,SZ1〜SZ728のタイミングチャートを示す。第1の走査線駆動回路13aは、第1の走査信号SY1〜SY728を、SY1→SY2→SY3→…→SY365→SY366→SY367→…→SY728の順で出力する。第2の走査線駆動回路13bは、第1の走査信号SY1〜SY728と同期させて第2の走査信号SZ1〜SZ728を、SZ365→SZ364→SZ363→…→SZ1→SZ728→SZ727→…→SZ366の順で出力する。
従って、奇数番目のデータ線X1,X3,…と対応する第1の走査線Y1〜Y728は、Y1→Y2→Y3→…→Y365→Y366→Y367→…→Y728の順で選択される。また、偶数番目のデータ線X2,X4,…と対応する第2の走査線Z1〜Z728は、Z365→Z364→Z363→…→Z1→Z728→Z727→…→Z366の順で選択される。そして、この第2の走査線駆動回路13bによる選択に対応して、制御回路
11は、偶数番目の各データ線に供給する画像データDのフレームメモリ15からの読み出しを第1実施形態と変更させている。
従って、本実施形態では、前記実施形態と同様に、行方向において奇数番目の各画素20に(一つおきに)与えられる同極性の信号の時間は下段ほど短く画素電位の低下の割合が大きくなる。これに対して、行方向において偶数番目の各画素20に(一つおきに)与えられる同極性の信号の時間は、中段位置から最上段位置そして最下段位置から中段位置に向かうほど短く画素電位の低下の割合が大きくなる。その結果、表示パネル部12において、画素電位の低下する画素が散在し画素電位の低下する画素の割合が画面全体にわたって平均化される。このように、本実施形態においても、前記第1実施形態と同様な効果を有することになる。
(第3実施形態)
次に、本発明を具体化した第3実施形態を図7に従って説明する。この第3実施形態においては、第1の走査線Y1〜Y728と第2の走査線Z1〜Z728の選択方法に特徴を有している。そのため、前記第1実施形態と同じ構成部材については符号を等しくし、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の液晶表示装置10は、第1の走査線Y1〜Y728の走査開始走査線を表示パネル部12の最上段位置と中段位置の中間に位置する上から数えて182番目の第1の走査線Y182としている。また、液晶表示装置10は、第2の走査線Z1〜Z728の走査開始走査線を、表示パネル部12の中段位置と最下段位置の中間に位置する上から数えて546番目の第2の走査線Z564としている。つまり、本実施形態では、走査開始走査線を前記各実施形態とは相違させている。
さらに、本実施形態の液晶表示装置10は、第1の走査線駆動回路13aによる第1の走査線Y1〜Y728の走査方向を、走査開始走査線から最下段走査線、そして、最上段走査線から走査開始走査線に向かって順番に選択する。また、液晶表示装置10は、第2の走査線駆動回路13bによる第2の走査線Z1〜Z728の走査方向を、走査開始走査線から最上段走査線、そして、最下段走査線から走査開始走査線に向かって順番に選択する。
図7は、第1及び第2の走査線駆動回路13a,13bが出力する第1及び第2の走査信号SY1〜SY728,SZ1〜SZ728のタイミングチャートを示す。第1の走査線駆動回路13aは、第1の走査信号SY1〜SY728を、SY182→SY183→…→SY728→SY1→SY2→…→SY181の順で出力する。第2の走査線駆動回路13bは、第1の走査信号SY1〜SY728と同期させて第2の走査信号SZ1〜SZ728を、SZ564→SZ563→…→SZ1→SZ728→SZ727→…→SZ565の順で出力する。
従って、奇数番目のデータ線X1,X3,…と対応する第1の走査線Y1〜Y728は、Y182→Y183→…→Y728→Y1→Y2→…→Y181の順で選択される。また、偶数番目のデータ線X2,X4,…と対応する第2の走査線Z1〜Z728は、Z564→Z563→…→Z1→Z728→Z727→…→Z565の順で選択される。そして、制御回路11は、選択される第1及び第2の走査線に応じて奇数番目及び偶数番目の各データ線に供給する画像データDのフレームメモリ15から読み出している。
従って、本実施形態では、前記実施形態と同様に、表示パネル部12において、画素電位の低下する画素が散在し画素電位の低下する画素の割合が画面全体にわたって平均化される。その結果、本実施形態においても、前記第1及び第2実施形態と同様な効果を有することになる。
(第4実施形態)
次に、本発明を具体化した第4実施形態を図8に従って説明する。この第4実施形態においては、第1の走査線Y1〜Y728と第2の走査線Z1〜Z728の選択方法に特徴を有している。そのため、前記第1実施形態と同じ構成部材については符号を等しくし、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の液晶表示装置10は、第1の走査線Y1〜Y728の走査開始走査線を表示パネル部12の最上段位置に位置する上から数えて1番目の第1の走査線Y1としている。また、液晶表示装置10は、第2の走査線Z1〜Z728の走査開始走査線を、表示パネル部12の最下段位置に位置する上から数えて728番目の第2の走査線Z728としている。つまり、本実施形態では、走査開始走査線を前記各実施形態とは相違させている。
さらに、本実施形態の液晶表示装置10は、第1の走査線駆動回路13aによる第1の走査線Y1〜Y728の走査方向を、走査開始走査線(最上段走査線)から最下段走査線に向かって順番に選択する。また、液晶表示装置10は、第2の走査線駆動回路13bによる第2の走査線Z1〜Z728の走査方向を、走査開始走査線(最下段走査線)から最上段走査線に向かって順番に選択する。
図8は、第1及び第2の走査線駆動回路13a,13bが出力する第1及び第2の走査信号SY1〜SY728,SZ1〜SZ728のタイミングチャートを示す。第1の走査線駆動回路13aは、第1の走査信号SY1〜SY728を、SY1→SY2→SY3→…→SY728の順で出力する。第2の走査線駆動回路13bは、第1の走査信号SY1〜SY728と同期させて第2の走査信号SZ1〜SZ728を、SZ728→SZ727→SZ726→…→SZ1の順で出力する。
従って、奇数番目のデータ線X1,X3,…と対応する第1の走査線Y1〜Y728は、Y1→Y2→Y3→…→Y728の順で選択される。また、偶数番目のデータ線X2,X4,…と対応する第2の走査線Z1〜Z728は、Z728→Z727→Z726→…→Z1の順で選択される。そして、制御回路11は、選択される第1及び第2の走査線に応じて奇数番目及び偶数番目の各データ線に供給する画像データDのフレームメモリ15から読み出している。
従って、本実施形態も、前記各実施形態と同様に、表示パネル部12において、画素電位の低下する画素が散在し画素電位の低下する画素の割合が画面全体にわたって平均化される。その結果、本実施形態においても、前記各実施形態と同様な効果を有することになる。
(第5実施形態)
次に、本発明を具体化した第5実施形態を図9に従って説明する。この第5実施形態の電気光学装置は、フルカラー表示可能な液晶表示装置であって、前記第1実施形態と同じ構成部材については符号を等しくし、その詳細な説明を省略する。図9は、第5実施形態の表示パネル部12の電気的構成を説明するための図である。
本実施形態の液晶表示装置30の表示パネル部12には、その列方向に沿って赤色用のデータ線XR1〜XRm、緑色用のデータ線XG1〜XGm及び青色用のデータ線XB1〜XBmを備えている。詳しくは、表示パネル部12の左端側から右側に向かって第1の赤用データ線XR1、第1の緑用データ線XG1、第1の青用データ線XB1、第2の赤用データ線XR2、第2の緑用データ線XG2、第2の青用データ線XB2、第3の赤用データ線XR3、第3の緑用データ線XG3、第3の青用データ線XB3、…、第mの赤
用データ線XRm、第mの緑用データ線XGm、第mの青用データ線XBmが設けられている。
また、表示パネル部12の行方向に沿って第1の走査線Y1〜Ynと第2の走査線Z1〜Znとを備えている。第1の走査線Y1〜Ynと第2の走査線Z1〜Znとは、表示パネル部12の上下方向に沿って交互に備えられている。
さらに、表示パネル部12の列方向に沿って同色の画素20が配置されている。つまり、図9に示すように、第1の赤色用のデータ線XR1に沿って赤色の画素20Rが、第1の緑用データ線XG1に沿って緑色の画素20Gが、第3の青用データ線XB3に沿って青色の画素20Gが配置されている。そして、前記赤色の画素20R、緑色の画素20G及び青色の画素20Gが行方向に沿って繰り返して配置されている。
そして、第1の赤色用のデータ線XR1、第1の緑用データ線XG1及び第1の青用データ線XB1の各々と第1の走査線Y1との交差部に対応する位置に配置された赤色の画素20R、緑色の画素20G及び青色の画素20Gは第1の走査線Y1に接続されている。第2の赤色用のデータ線XR2、第2の緑用データ線XG2及び第2の青用データ線XB2の各々と第2の走査線Z1との交差部に対応する位置に配置された赤色の画素20R、緑色の画素20G及び青色の画素20Gは第2の走査線Z1に接続されている。第3の赤色用のデータ線XR3、第3の緑用データ線XG3及び第3の青用データ線XB3の各々と第1の走査線Y1との交差部に対応する位置に配置された赤色の画素20R、緑色の画素20G及び青色の画素20Gは第1の走査線Y1に接続されている。
つまり、奇数番目の各色用のデータ線XR1,XG1,XB1,XR3,XG3,XB3,…は第1の走査線Y1〜Ynに接続されている。偶数番目の各色用のデータ線XR2,XG2,XB2,XR4,XG4,XB4,…は第2の走査線Z1〜Znに接続されている。そして、この第1の赤用データ線XR1、第1の緑用データ線XG1及び第1の青用データ線XB1が前記第1のデータ線X1に相当する。また、第2の赤用データ線XR2、第2の緑用データ線XG2及び第2の青用データ線XB2が前記第2のデータ線X2に相当する。他のデータ線に対しても、同様にして、第mの赤用データ線XRm、第mの緑用データ線XGm及び第mの青用データ線XBmが前記第mのデータ線Xmに相当する。そして、各赤色用データ線XR1〜XRm、緑色用データ線XG1〜XGm及び青色用データ線XB1〜XBmはデータ線駆動回路14aに接続されている。本実施形態のデータ線駆動回路14aは、フレームメモリから直接画像データDを入力する。
そして、データ線駆動回路14aは、水平同期信号HSYNCのタイミングで各赤色用データ線XR1〜XRm、緑色用データ線XG1〜XGm及び青色用データ線XB1〜XBmに一斉に1走査線に接続された画素20R,20G,20Bの画像データDを出力する。
次に、上記のように構成された液晶表示装置10の駆動方法について、その詳細を図9に従って説明する。
この第5実施形態においては、第1の走査線Y1〜Ynの走査開始走査線は表示パネル部12の最上段位置にある第1の走査線Y1である。第2の走査線Z1〜Znの走査開始走査線は表示パネル部12の最下段位置にある第2の走査線Znである。
そして、第1の走査線駆動回路13aは、第1の走査信号SY1〜SYnを、SY1→SY2→…→SYnの順で出力する。第2の走査線駆動回路13bは、第1の走査信号SY1〜SYnと同期させて第2の走査信号SZ1〜SZnを、SZn→SZn−1→…→SZ1の順で出力する。
従って、奇数番目の各色用のデータ線XR1,XG1,XB1,XR3,XG3,XB3,…と対応する第1の走査線Y1〜Ynは、Y1→Y2→…→Ynの順で選択される。また、偶数番目の各色用のデータ線XR2,XG2,XB2,XR4,XG4,XB4,…と対応する第2の走査線Z1〜Z728は、Zn→Zn−1→…→Z1の順で選択される。そして、制御回路11は、選択される第1及び第2の走査線に応じて奇数番目及び偶数番目の各データ線に供給する画像データDのフレームメモリ15から読み出している。
このようにすることで、フルカラー可能な液晶表示装置10においても上記実施形態と同様な効果を得ることができる。
(第6実施形態)
次に、第1〜第5実施形態で説明した電気光学装置としての液晶表示装置10の電子機器の適用について図10に従って説明する。液晶表示装置10は、液晶プロジェクター、モバイル型のパーソナルコンピュータ、携帯電話、デジタルカメラ等種々の電子機器に適用できる。
図10は、電子機器の一例たる液晶プロジェクター60の概略構成図である。液晶プロジェクター60は、前記液晶表示装置10を含む液晶表示モジュールを備え、その表示パネル部12は、赤用、緑用及び青用の表示パネル部12R,12G,12Bを有した投射型プロジェクターとして構成されている。液晶プロジェクター60では、白色光源ユニット61から投射光が発せられると、その投射光が複数のミラーM1を介して2枚のダイクロイックミラーM2によって、RGBの3原色に対応する光成分R、G、Bに分けられる。そして、各色用の表示パネル部12R,12G,12Bに導かれる。
そして、色用の表示パネル部12R,12G,12Bにより夫々変調された3原色に対応する光成分は、ダイクロイックプリズムPRにより再度合成された後、投写レンズLZを介してスクリーンなどにフルカラー画像として投写される。
この場合でも、液晶表示装置10を用いた液晶プロジェクター60は、前記と同様な効果を発揮する。従って、簡単な構成で輝度傾斜を無くすことができる液晶プロジェクター60を提供できる。
尚、発明の実施形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように実施してもよい。
上記各実施形態では、データ線X1〜X1320の各々を、奇数番目のデータ線X1,X3,…,X1319と、偶数番目のデータ線X2,X4,…,X1320とからなる2つの組に区分した。そして、奇数番目のデータ線X1,X3,…,X1319に接続された画素20に対応した走査線を第1の走査線Y1〜Y728、偶数番目のデータ線X2,X4,…,X1320に接続された画素20に対応した走査線を第2の走査線Z1〜Z728とした。これを、データ線X1〜X1320の各々を3つ以上の組に区分してもよい。このとき、この区分した数のデータ線に接続された画素20に対応して走査線の類を設定される。このようにすることで、上記第1〜第4実施形態と比較して更に画素電位の低下の割合が表示パネル部12全体にわたって平均化されるので、より、輝度傾斜の発生を抑制することができる液晶表示装置を提供することができる。
上記実施形態の第1及び第2の走査線駆動回路13a,13bを、例えば、セット・リセット機能付の加減算カウンタとマルチプレクサを用いて、走査線の選択を行うようにして実施してもよい。この場合、走査開始走査線に対応する初期値にセットした後、同カウンタを加減算させ、その時々の値をマルチプレクサに出力する。マルチプレクサは、そのカウント値から対応する走査線のみを選択し、その選択した走査線に走査信号を出力する
ことになる。
上記各実施形態では、データ線X1〜X1320の各々を、奇数番目のデータ線X1,X3,…,X1319と、偶数番目のデータ線X2,X4,…,X1320とからなる2つの組に区分したが、これに限定されるものではなく、要は、走査線を2種の走査線に分けそれぞれの走査線の走査開始走査線を相違させればよい。
上記実施形態では、液晶素子LCDを備えた液晶表示装置に具体化して好適な効果を得たが、液晶表示装置以外の例えば有機EL素子を用いた有機ELディスプレイ、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いたディスプレイ、電子放出素子を用いたディスプレイ(FED)やSED(Surface−Conduction Electron−Emitter Display)に具体化してもよい。
第1実施形態の液晶表示装置の電気的構成を示すブロック回路図である。 第1実施形態の表示パネル部の回路構成を示すブロック回路図である。 画素の等価回路図である。 各種信号のタイミングチャートである。 液晶表示装置の各走査線に供給される各走査信号のタイミングチャートである。 第2実施形態に係る液晶表示装置の各走査線に供給される各走査信号のタイミングチャートである。 第3実施形態に係る液晶表示装置の各走査線に供給される各走査信号のタイミングチャートである。 第4実施形態に係る液晶表示装置の各走査線に供給される各走査信号のタイミングチャートである。 第5実施形態の表示パネル部の電気的構成を説明するための図である。 第6実施形態に係る液晶プロジェクターの構成図である。 従来の駆動方法によって表示されたノーマルホワイトモードでの画像の画面図である。 従来の駆動方法によって表示されたノーマルブラックモードでの画像の画面図である。
符号の説明
D…データ信号としての画像データ、X1〜Xm…データ線、Y1〜Yn…第1の走査線、Z1〜Zn…第2の走査線、Y1,Z365…走査開始走査線、10…電気光学装置としての液晶表示装置、13a…第1の走査線駆動回路、13b…第2の走査線駆動回路、14,14a…データ線駆動回路、20…画素、60…電子機器としての液晶プロジェクター。

Claims (13)

  1. 電気光学装置の駆動方法において、
    複数のデータ線の各々を、少なくとも2つの組に区分するとともに、複数の走査線の各々を、前記区分した組毎にその組に属するデータ線に対応するように区分し、
    前記区分した組毎に、当該区分した組に属する複数の走査線における選択が開始される走査線を異ならせることを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置の駆動方法において、
    前記複数のデータ線の各々は、奇数番目と偶数番目の2つの組に区分し、
    前記複数の走査線の各々は、前記奇数番目のデータ線と対応する第1の走査線群と、偶数番目のデータ線に対応する第2の走査線群で構成し、
    前記奇数番目のデータ線に対応する前記第1の走査線群の選択が開始される走査線と、前記偶数番目のデータ線に対応する前記第2の走査線群の選択が開始される走査線を異ならせることを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  3. 請求項2に記載の電気光学装置の駆動方法において、
    前記第1の走査線群と前記第2の走査線群の走査方向は、互いに異なる方向であることを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  4. 請求項2に記載の電気光学装置の駆動方法において、
    前記第1の走査線群と前記第2の走査線群の走査方向は、互いに同じ方向であることを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  5. 請求項2に記載の電気光学装置の駆動方法において、
    前記第1の走査線群は、選択が開始される走査線を上段位置又は下段位置にし、前記第2の走査線群は、選択が開始される走査線を中段位置にすることを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  6. 請求項2に記載の電気光学装置の駆動方法において、
    前記第1の走査線群は、選択が開始される走査線を上段位置にし、前記第2の走査線群は、選択が開始される走査線を下段位置にすることを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  7. 電気光学装置において、
    複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記複数の走査線と複数のデータ線との交差部に対応してそれぞれ設けられた画素と、
    前記複数の走査線を選択する走査線駆動回路と、
    前記複数のデータ線にデータ信号を供給するデータ線駆動回路と
    を具備し、
    前記複数のデータ線の各々は、少なくとも2つの組に区分されるとともに、前記複数の走査線の各々は、前記区分した組毎にその組に属するデータ線に対応するように区分され、
    前記走査線駆動回路は、前記区分された組に属する走査線群に対応して設けられ、前記区分された組に属する走査線群は各々他の組に属する走査線群と同期して選択されるとともに、前記区分された組に属する走査線群の選択が開始される走査線を前記他の組に属する走査線群に対して異ならせ、
    前記データ線駆動回路は、前記走査線群が同期して対応する走査線を選択するとき、選択された前記走査線群に対応する画素に対する前記データ信号を前記データ線を介して供
    給することを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項7に記載の電気光学装置において、
    前記複数のデータ線の各々は、奇数番目と偶数番目の2つの組に区分され、
    前記複数の走査線の各々は、前記奇数番目のデータ線と対応する第1の走査線群と、偶数番目のデータ線に対応する第2の走査線群で構成され、
    前記走査線駆動回路は、奇数番目のデータ線に対応する前記第1の走査線群を選択する第1の走査線駆動回路と、
    偶数番目のデータ線に対応する前記第2の走査線群を選択する第2の走査線駆動回路とからなることを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項8に記載の電気光学装置において、
    前記第1の走査線駆動回路と前記第2の走査線駆動回路の走査方向を異ならせることを特徴とする電気光学装置。
  10. 請求項8に記載の電気光学装置において、
    前記第1の走査線駆動回路と前記第2の走査線駆動回路の走査方向を同じ方向にさせることを特徴とする電気光学装置。
  11. 請求項8乃至10のいずれか一つに記載の電気光学装置において、
    前記第1の走査線駆動回路は、選択が開始される走査線を上段位置又は下段位置にさせ、
    前記第2の走査線駆動回路は、選択が開始される走査線を中段位置にさせることを特徴とする電気光学装置。
  12. 請求項8乃至10のいずれか一つに記載の電気光学装置において、
    前記第1の走査線駆動回路は、選択が開始される走査線を上段位置にさせ、
    前記第2の走査線駆動回路は、選択が開始される走査線を下段位置にさせることを特徴とする電気光学装置。
  13. 請求項7乃至12のいずれか一つに記載の電気光学装置を備えた電子機器。
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