JP2005107042A - 自動写真撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 2つのカメラを用いた場合でも使用者の視線を精度良くガイドする。
【解決手段】 所定の撮影範囲内の使用者を含む画像を高解像度で撮影する印刷用カメラ(A)11aと、上記撮影範囲内の前記使用者を含む画像を低解像度で撮影する表示用カメラ(B)11bと、印刷用カメラ(A)11aで撮影された高解像度画像を使用者による印刷確定操作により印刷出力する印刷装置14と、表示用カメラ(B)11bで撮影された低解像度画像を表示する表示部12と、使用者の撮影開始操作に伴い表示用カメラ(B)11bで撮影して表示部12に静止画として表示する低解像度画像と、当該撮影開始操作に伴い印刷用カメラ(A)11aで撮影し印刷装置14で印刷に用いる高解像度画像とが一致した時間若しくは略一致した時間で撮影された画像となるように処理制御する制御装置10とを具える。
【選択図】 図6
【解決手段】 所定の撮影範囲内の使用者を含む画像を高解像度で撮影する印刷用カメラ(A)11aと、上記撮影範囲内の前記使用者を含む画像を低解像度で撮影する表示用カメラ(B)11bと、印刷用カメラ(A)11aで撮影された高解像度画像を使用者による印刷確定操作により印刷出力する印刷装置14と、表示用カメラ(B)11bで撮影された低解像度画像を表示する表示部12と、使用者の撮影開始操作に伴い表示用カメラ(B)11bで撮影して表示部12に静止画として表示する低解像度画像と、当該撮影開始操作に伴い印刷用カメラ(A)11aで撮影し印刷装置14で印刷に用いる高解像度画像とが一致した時間若しくは略一致した時間で撮影された画像となるように処理制御する制御装置10とを具える。
【選択図】 図6
Description
本発明は、所定の撮影範囲内の使用者を含む画像を高解像度で撮影する第1のカメラと、撮影範囲内の使用者を含む画像を低解像度で撮影する第2のカメラとを有し、第1のカメラの出力に基づき印刷画像を形成し、第2のカメラの出力に基づきモニタ画像を表示する自動写真撮影装置に関し、特に、2つのカメラを用いた場合でも使用者の視線を精度良くガイドすることができるようにした自動写真撮影装置に関する。
従来、コンビニエンスストアや駅等に設置され、パスポートや履歴書等に貼付する身分証明用写真を自動撮影する自動写真撮影装置(特許文献1参照)が知られている。
この従来の自動写真撮影装置においては、1つのカメラ(撮影手段)を用いて撮影を行う構成を採っている。そして、この構成では、例えば、使用者の視線を上記1台のカメラに正確にガイドする為に、そのカメラ付近に視線ガイド用発光素子を具えた構成となっている。
ところで、近年では、それとは別に、例えば、撮影範囲内を撮影して印刷装置で使用者の写真印刷用に用いる高解像度の画像を撮影する印刷用カメラと、上記撮影範囲内を撮影して上記使用者の撮影画像の確認用として表示装置で表示用に用いる低解像度の画像を撮影する表示用カメラとの2つのカメラを具える自動写真撮影装置が提供されつつある。
ところが、このように2つのカメラを具える自動写真撮影装置においては、上述のように、1つのカメラで撮影する自動写真撮影装置における視線ガイド方法を単に適用しただけでは、使用者の視線を正確にガイドすることができない。
特願2002−207031号。
上述の如く、2つのカメラ(撮影手段)を用いて撮影を行う自動写真撮影装置にあっては、従来ののように、1つのカメラで撮影する自動写真撮影装置における視線ガイド方法を単に適用しただけでは、使用者の視線を正確にガイドすることができないという不都合がある。
そこで、本発明は上記実状に鑑み、2つのカメラを用いた場合でも使用者の視線を精度良くガイドすることが可能な自動写真撮影装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、所定の撮影範囲内の該使用者を含む画像を高解像度で撮影する第1のカメラと、前記第1のカメラの撮影範囲を含む画像を低解像度で撮影する第2のカメラとを有し、前記第1のカメラの出力に基づき印刷画像を形成し、前記第2のカメラの出力に基づきモニタ画像を表示する自動写真撮影装置において、前記第1のカメラ及び前記第2のカメラを共通の撮影範囲を撮影可能な位置に設置すると共に、前記第1のカメラ及び前記第2のカメラの配置位置に関連して前記使用者の視線をガイドする視線ガイド用発光素子を設置することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第1のカメラに導かれる入射光軸と前記第2のカメラに導かれる入射光軸とが前記使用者の顔面付近で交差するように、前記第1のカメラと前記第2のカメラとをそれぞれ所定角度傾けて設置することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、所定の撮影範囲内の該使用者を含む画像を高解像度で撮影する第1のカメラと、前記第1のカメラの撮影範囲を含む画像を低解像度で撮影する第2のカメラとを有し、前記第1のカメラの出力に基づき印刷画像を形成し、前記第2のカメラの出力に基づきモニタ画像を表示する自動写真撮影装置において、前記使用者側から入射される光を透過して前記第1のカメラ或いは前記第2のカメラのいずれか一方に導くと共に、他のカメラに前記使用者側から入射される光を反射して導くハーフミラーを具えると共に、前記第1のカメラに入射する光の入射光軸と、前記第2のカメラに入射する光の入射光軸とが重なるように前記第1のカメラと前記第2のカメラとを設置することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、所定の撮影範囲内の該使用者を含む画像を高解像度で撮影する第1のカメラと、前記第1のカメラの撮影範囲を含む画像を低解像度で撮影する第2のカメラとを有し、前記第1のカメラの出力に基づき印刷画像を形成し、前記第2のカメラの出力に基づきモニタ画像を表示する自動写真撮影装置において、前記使用者側から入射される光を全反射する全反射ミラーと、前記全反射ミラーで全反射された光を透過して前記第1のカメラに導くと共に、前記全反射された光を反射して前記第2のカメラに導くハーフミラーとを具え、前記第1のカメラに入射する光の入射光軸と、前記第2のカメラに入射する光の入射光軸とが重なるように前記第1のカメラと前記第2のカメラとを設置することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項3または4の発明において、前記第1のカメラのレンズ及び前記第2のカメラのレンズに前記使用者の視線をガイドする視線ガイド用発光素子を更に設置することを特徴とする。
本発明によれば、2つのカメラを用いた場合でも使用者の視線を精度良くガイドすることができる。
以下、この発明に係わる実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した自動写真撮影装置100の概略外観の一構成例を示す図である。そして、図1(a)が、使用者が撮影空間部屋に入ることが可能な正面側から見た場合の自動写真撮影装置100の一概略外観構成を示し、図1(b)が、撮影空間部屋の使用者が腰掛ける椅子が設置されている側から見た場合の自動写真撮影装置100の一概略外観構成を示している。
図1(a)において、この自動写真撮影装置100は、概略的に大きく分けると、撮影機構室外部筐体1と、撮影空間部屋2と、屋根部3とから構成される。
撮影機構室外部筐体1の外側には、写真取出し口1−1が設置される。ここで、写真取出し口1−1は、カメラにて撮影した画像を印刷装置でプリントした写真を装置外部に排出して使用者に取らせる為の取出し口である。
撮影空間部屋2には、カーテン2−1と、椅子2−2とが設置される。ここで、カーテン2−1は、撮影空間部屋の様子を外から見えない様に遮ったり、撮影空間部屋の外からの光を遮る。また、椅子2−2は、被写体となる使用者が腰掛ける為のものであり、例えば、シリンダー式昇降機構を具え、ユーザが任意に椅子の高さを調整することが可能である。
屋根部3には、蛍光灯ベースの照明等が設置され、例えば、この自動写真撮影機のタイトル名等を表示する表示部が具わる。
また、図1(b)において、この自動写真撮影装置100の使用者の操作側には、操作部13と、照明部17と、ハーフミラー18と、紙幣投入/返却口19と、硬貨投入口20と、釣り銭/投入硬貨返却口21とが設置される。尚、この場合、ハーフミラー18越しに撮影画像確認用表示部12が見える様子を示している。
ここで、操作部13は、例えば、パスポート用や、履歴書用といった写真種別を選択する場合或いは撮影開始、撮り直しをする場合に用いられる[選択/撮影]ボタン13−1や、選択した写真種別に決定する場合や、印刷を行う場合に用いられる[決定/プリント]13−2等を備えユーザ操作のインタフェースを採る。
照明部17は、被写体(使用者)に写真撮影に適した光を照らすものであり、例えば、HID(HIGH INTENSITY DISCHARGE)ランプを採用する。
ハーフミラー18は、反射皮膜が形成され、被写体(使用者)とカメラとの間で反射光を被写体に返すと共に、透過光をカメラに導く為のミラーであり、使用者は、反射光から自己の像を把握することができる。即ち、使用者は、このハーフミラーに映った像によりリアルタイムで自分の表情や姿勢をチェックすることができる。
紙幣投入/返却口19は、使用者の紙幣を投入する口であると共に、投入紙幣を返却する口でもある。
硬貨投入口20は、使用者の硬貨を投入する口である。
釣り銭/投入硬貨返却口21は、使用者が投入した貨幣の釣り銭を払い出す口であると共に、硬貨投入口20から投入された硬貨の返却をする口でもある。
図2は、図1に示した自動写真撮影装置100の撮影機構室外部筐体1の内部構成を示す図である。
図2において、撮影機構室外部筐体1の内部には、大きく分けると、制御装置10と、印刷用カメラ(A)11aと、表示用カメラ(B)11bと、表示部12と、操作部13と、印刷装置14と、現金処理部15と、電源部16とを具えて構成される。
制御装置10は、この自動写真撮影装置100全体を統括的に制御する装置である。具体的には、印刷用カメラ(A)11aや、表示用カメラ(B)11bや、表示部12や、操作部13や、印刷装置14や、現金処理部15等と電気的に接続し、それらの各種処理動作を制御する。特に、本実施例では、印刷用カメラ(A)11a及び表示用カメラ(B)11bの2台のカメラにおける撮影に係わる一連の処理を制御する。
印刷用カメラ(A)11aは、撮影範囲内の使用者を含む画像を高解像度で撮影する撮影装置である。そして、このカメラ(A)11aで撮影された高解像度画像を印刷装置14で印刷する場合に用いる。尚、写真印刷用として高画質を望むので高解像度で撮影できるように受光素子を数多く具えたCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)を搭載したディジタルカメラやビデオカメラを採用する。
表示用カメラ(B)11bは、撮影範囲内の使用者を含む画像を低解像度で撮影する撮影装置である。そして、このカメラ(B)11bで撮影された低解像度画像を撮影画像確認用表示部12で表示する場合に用いる。尚、確認さえできれば良いので画質は問わず低解像度で撮影できる受光素子が少ないCCDを搭載したディジタルカメラやビデオカメラを採用する。
撮影画像確認用表示部12は、使用者が印刷してもよい撮影画像かどうかを判断する場合に用いられる撮影画像を表示する。特に、この実施例では、表示用カメラ(B)11bにて撮影した撮影画像を表示する。そして、その表示される撮影画像は、印刷用カメラ(A)11aにて撮影して印刷用に利用すべく形成される撮影画像が撮影された時間と一致した時間或いは略一致した時間にて表示用カメラ(B)11bで撮影した画像である。尚、この表示部を実現する手段としては、低コスト化を考慮して安価なビデオモニター或いはTVを採用する。
操作部13は、例えば、パスポート用や、履歴書用といった写真種別を選択する場合或いは撮影開始、撮り直しをする場合に用いられる[選択/撮影]ボタン13−1や、選択した写真種別に決定する場合や、印刷を行う場合に用いられる[決定/プリント]13−2等を備えユーザ操作のインタフェースを採る。
印刷装置14は、用紙やインク等を有し、上述の印刷用カメラ(A)11aにて撮影した撮影画像を高画質にてプリント出力するプリンタであり、白黒(モノクロ)又はカラーにて出力する事が可能であり、例えば、昇華型熱転写式を採用している。また、この印刷装置14は、印刷した用紙の表面をラミネート加工して出力する機能を具える。尚、このラミネート加工により、完全防水、汚れに強い、破れない等の耐久性を写真に持たすことができると共に、偽造防止の機能も有する。
現金処理部15は、紙幣投入/返却口19或いは硬貨投入口20を介して投入された貨幣の有価価値を識別して識別結果を制御装置10に通知する。また、この場合、この現金処理部15は、特に図示していないが投入された貨幣を保管する金庫を搭載している。
電源部16は、この自動写真撮影装置100において電源供給により動作する各構成要素部に電源を供給するものであり、差込プラグ16−1を介して外部から商用電源を取り込んで各構成要素毎に所定の電圧にして内部に供給する。
図3は、図2に示した制御装置10の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
図3において、この制御装置10は、カメラ制御部101と、表示処理制御部102と、操作処理制御部103と、画像処理制御部104と、プリンタ処理制御部105と、課金処理制御部106とを具えて構成される。
ここで、主制御部100は、この制御装置10全体を統括的に制御する。具体的には、カメラ制御部101と、表示処理制御部102と、操作処理制御部103と、画像処理制御部104と、プリンタ処理制御部105と、課金処理制御部106等とを電気的に接続し、それらを統括的に制御する。
カメラ制御部101は、印刷用カメラ(A)11a及び表示用カメラ(B)11bの撮影に係わる各種制御を行う。特に、本実施例では、後述の図7、図10、図13、図16で述べるようなカメラ制御を行う。
表示処理制御部102は、上記カメラ制御部101の撮影開始指令信号に基づき表示用カメラ(B)11bが撮影して同表示用カメラ(B)11b内に内装されているメモリB11bに蓄積された撮影画像を受け取って撮影画像確認用表示部12に表示制御する。
操作処理制御部103は、操作部13に具わる[選択/撮影]ボタン13−1や[決定/プリント]13−2等の押下信号を入力処理する。
画像処理制御部104は、印刷用カメラ(A)11aから入力される画像の処理を行う。特に、本実施例では、メモリ(A)104−1を具え、印刷用カメラ(A)11aで撮影した高解像度画像を印刷装置14で印刷用に用いる画像データとして上記メモリ(A)104−1に格納処理する。
プリンタ処理制御部105は、印刷装置14とのインタフェースを取り、上記画像処理制御部104のメモリ(A)104−1に格納された画像データを用いて印刷装置14に撮影画像の印刷を指示する。尚、このプリンタ処理制御部105では、予め設定されている情報に基づいて、この自動写真撮影装置100で撮られた写真が違法な修正や改竄をしていない無修正写真であることを保証する証明書(例えば、正規証明写真であることを証する文字情報等)データを生成し、その証明書データとメモリ104−1に蓄積された撮影画像とを合成して印刷データを生成して出力する。
課金処理制御部106は、現金処理部15の処理を制御し、投入された貨幣の確認或いは釣り銭等の課金計算処理を制御する。
次に、上述してきたような自動写真撮影装置100において撮影から印刷までの一連の処理の流れを図4に示すフローチャートを用いて説明する。
図4において、まず、使用者等によって紙幣投入/返却口19或いは硬貨投入口20を介して所定金額以上の貨幣が投入されたことを現金処理部15経由で課金処理制御部106が検知すると(ステップS1)、この撮影印刷処理が開始される。
すると、自動写真撮影装置100では、アナウンス手段等を用いて使用者に対し利用操作手順等の説明が行われる(ステップS2)。例えば、音声にて通知したり、図5に示すように、表示部12に利用操作手順等の説明を表示して通知する。
その後、使用者が、例えば図5に示す画面上に表示される「パスポート用」選択項目12−1或いは「履歴書用」選択項目12−2を[選択/撮影]ボタン13−1或いは[決定/プリント]ボタン13−2を用いて選択決定し、その選択決定操作に基づき写真種別の選択指示が入力される(ステップS3)。
次いで、自動写真撮影装置100では、使用者により[選択/撮影]ボタン13−1が押下されるのを待機する(ステップS4)。
ここで、[選択/撮影]ボタン13−1が押下されたことを検知すると(ステップS104YES)、主制御部100の制御のもと、印刷用カメラ(A)11a及び表示用カメラ(B)11bの撮影制御が行われると共に、画像処理制御部104で印刷用カメラ(A)11aで撮影された画像の画像処理が行われると共に、表示処理制御部102で表示用カメラ(B)11bで撮影した画像の表示処理が行われる(ステップS5)。
その後、自動写真撮影装置100では、使用者により[決定/プリント]ボタン13−2或いは[選択/撮影]ボタン13−1のいずれかのボタンが押下されるのを待機する(ステップS6及びステップS7)。
ここで、[決定/プリント]ボタン13−2が押下されたこと、即ち、写真印刷確定指示を検知すると(ステップS106YES)、印刷用カメラ(A)11aで撮影してメモリ(A)104−1に蓄積した撮影画像に基づき写真の印刷処理が行われる(ステップS8)。
その後、印刷した写真を使用者が受け取れるように、写真取り出し口1−1に排出して(ステップS9)、撮影印刷処理を終了する。
また、他方、上述のステップS6及びステップS7の監視の結果、使用者により[決定/プリント]ボタン13−2が押下されず(ステップS6NO)、[選択/撮影]ボタン13−1が押下されれば(ステップS7YES)、上述のステップS105に遷移して以下同様の処理を行う。即ち、このルートが撮り直し処理となる。
次に、上述の図4に示した処理手順の処理ステップS105における印刷用カメラ(A)及び表示用カメラ(B)の撮影制御処理と、印刷用カメラ(A)で撮影した画像の画像処理と、表示用カメラ(B)で撮影した画像の表示処理の詳細について以下の[1]〜[4]の実施例にて説明する。
まず、[1]:上記図2及び図3に示した印刷用カメラ(A)11aと表示用カメラ(B)11bの両方共にDSC(ディジタルスチールカメラ)を採用した場合について図6乃至図8を用いて説明する。尚、この場合、説明の都合上、上述の図4に示す処理ステップS6以降の処理部分についても示している。
図6乃至図7において、まず、使用者により[選択/撮影]ボタン13−1が押下されると(S101)、主制御部100の制御のもと、上述のカメラ制御部101がリアルタイムで印刷用カメラ(A)11aに対し撮影開始指令が出されると共に(S102)、遅延回路等を用いて[選択/撮影]ボタン13−1が押下されてから所定時間後[印刷用カメラ(A)11aが撮影指示を受けてから実際にカメラ(A)の受光素子に光の照射を開始するまでの準備動作(1/X秒)経過後]に表示用カメラ(B)11bに対し撮影開始指令が出される(S111)。これにより、使用者の撮影開始操作に伴いメモリ(A)104−1に格納され印刷用に用いられる画像と、メモリ(B)11−1に格納され表示用に用いられる画像とが一致した時間或いは略一致した時間で撮影されたものとなる。
即ち、ここで表示用カメラ(B)11bの撮影タイミングを遅延させている理由は、図8に示すように、印刷用カメラ(A)11aの方が表示用カメラ(B)11bよりCCDの受光素子数が桁違いに多いことで、表示用カメラ(B)11bの方がCCDの残存する余計な電荷を一掃する等の処理を行って受光素子に光を照射するまでの準備動作を瞬時(t3−t2')に完了するのに対し、印刷用カメラ(A)11aの方はそのような準備動作を完了するまでに大幅に時間[t3−t2(t3−t2>t3−t2')]が掛かかってしまうという事を考慮し、その時間差を吸収して使用者の撮影開始操作に伴い印刷用に用いられる画像と表示用に用いられる画像とが一致した時間或いは略一致した時間で撮影されたものとする為である。
別の言い方をすると、使用者の撮影開始操作に基づき印刷用カメラ(A)11aに対し撮影開始指示を出しその印刷用カメラ(A)11aが撮影して写真用としてメモリ(A)104−1に格納される高解像度画像と、使用者の撮影開始操作に基づき表示用カメラ(B)11bに対しその表示用カメラ(B)11bが撮影して表示用としてメモリ(B)11−1に格納される低解像度画像とが一致した時間或いは略一致した時間で撮影した時の撮影画像(同じ時間で撮影した2つの画像若しくは許容される範囲内の時間差で撮影した2つの画像)となるようにする為である。
そして、上記S102の処理において、印刷用カメラ(A)11aに撮影指令が出されると、印刷用カメラ(A)11aにおいて撮影動作が開始される(S103)。すると、印刷用カメラ(A)11aにおいて、CCDの受光素子に照射された光が電荷に変換されたアナログ映像信号(電気信号)をA/Dコンバータによりディジタル映像信号に変換処理し、その変換後のディジタル映像信号をキャプチャー処理回路を介してJPEG等の静止画像を生成処理が行われる。そして、この印刷用カメラ(A)11aからUSB等を介して画像処理制御部104に上記生成された静止画像(ディジタル映像信号)が転送され、画像処理制御部104において、上記転送されてきた画像のメモリ(A)104−1への格納処理が行われる(S104)。
また、上記S103及びS104の転送処理及び格納処理に並行するように、上記S111の処理において、表示用カメラ(B)11bに撮影指令が出されると、表示用カメラ(B)11bにおいて撮影動作が開始される(S112)。そして、表示用カメラ(B)11bにおいて、CCDの受光素子に照射された光が電荷に変換されたアナログ映像信号(電気信号)をA/Dコンバータによりディジタル映像信号に変換処理し、その変換後のディジタル映像信号をキャプチャー処理回路を介してJPEG等の静止画像の生成処理が行われ、その生成された画像のメモリ(B)11−1への格納処理が行われる(S113)。また、格納が完了すると、表示処理制御部102の制御のもと、メモリ(B)11−1に格納された画像が読み出され表示部12に表示処理される(S114)。
また、本実施例では、印刷用カメラ(A)11a側のS104の処理において、A/D変換及び静止画生成処理や、転送処理や、格納処理が行われている最中に、使用者により[選択/撮影]ボタン13−1の押下による撮り直し操作が行われると(S105NO→S108YES)、それら一連の画像処理を中断して(S109)、上述のS101に戻り、再度、撮り直し操作に伴う印刷用カメラ(A)11aの撮影処理へと移行する。これにより、撮り直し操作に伴う新たな撮影画像のメモリ(A)104−1への上書き処理へと遷移する。
また、他方、表示用カメラ(B)11b側のS114の処理後に、上述のように、使用者により[選択/撮影]ボタン13−1の押下による撮り直し操作が行われると(S115)、上述のS101に戻り、再度、撮り直し操作に伴う新たな撮影画像のメモリ(B)11−1への上書き処理へと遷移する。
また、他方、本実施例では、印刷用カメラ(A)11a側のS104の処理を行って、A/D変換処理→静止画生成処理→転送処理→格納処理の一連の処理が終了した後(S105YES)、使用者による[決定/プリント]ボタン13−2或いは[選択/撮影]ボタン13−1のいずれかが押下されるのを待機している(S106及びS110)。
ここで、使用者により[決定/プリント]ボタン13−2が押下された場合には(S106YES)、メモリ(A)104−1に格納された印刷用カメラ(A)11aで撮影した高解像度画像が読み出され、プリンタ処理制御部105の制御により印刷装置14で写真印刷が行われる(S107)。
また、他方、使用者により[選択/撮影]ボタン13−1が押下されず(S106NO)、使用者により[決定/プリント]ボタン13−2が押下された場合には(S110YES)、上述のS101に戻り、再度、撮り直し操作に伴う新たな撮影画像のメモリ(B)11−1への上書き処理へと遷移する。
次に、[2]:上記図2及び図3に示した印刷用カメラ(A)11aと表示用カメラ(B)11bの両方共にビデオカメラを採用した場合について図9乃至図11を用いて説明する。尚、この場合、説明の都合上、上述の図4に示す処理ステップS6以降の処理部分についても示している。
また、以下の説明では、図4の処理S1で使用者により現金が投入された際に、印刷用カメラ(A)11aと表示用カメラ(B)11bの両方共にビデオ撮影動作を開始するものとして説明する。
図9乃至図11において、まず、使用者により[選択/撮影]ボタン13−1が押下されると(S201)、印刷用カメラ(A)11a側の処理においては、主制御部100の制御のもと、画像処理制御部104は、印刷用カメラ(A)11aから連続して入力されるアナログ映像信号のうち[選択/撮影]ボタン13−1が押下された時点から最初に印刷用カメラ(A)11aで準備動作して得れる1フィールド分の画像(X)を撮影画像として確定処理する(S202)。また、表示用カメラ(B)11b側の処理においては、主制御部100の制御のもと、表示用カメラ(B)11−1は、印刷用カメラ(A)11aで確定された画像(X)を撮影した時間と、一致した時間若しくは略一致した時間で表示用カメラ(B)11bで準備動作して得れる画像を表示用画像として確定処理する(S210)。これにより、使用者の撮影開始操作に伴いメモリ(A)104−1に格納され印刷用に用いられる画像と、メモリ(B)11−1に格納され表示用に用いられる画像とが一致した時間或いは略一致した時間で撮影されたものとなる。
そして、上記S202の確定処理後、印刷用カメラ(A)11a側の処理においては、主制御部100の制御のもと、印刷用カメラ(A)11aから連続して入力されるアナログ映像信号のうち[選択/撮影]ボタン13−1が押下された時点から最初に印刷用カメラ(A)11aで準備動作して得れるアナログ映像信号(X)をA/Dコンバータによりディジタル映像信号に変換し、その変換後のディジタル映像信号からキャプチャー処理回路によりJPEG等の静止画像を生成し、その生成した静止画像をメモリ(A)104−1に格納処理するという一連の画像処理動作へと移行する(S203)。
また、上記S203の処理に並行するように、上記S210の確定処理後、表示用カメラ(B)11b側の処理においては、主制御部100の制御のもと、表示用カメラ(B)11−1は、印刷用カメラ(A)11aで確定された画像(X)を撮影した時間と一致した時間若しくは略一致した時間で表示用カメラ(B)11bで準備動作して得れる画像をアナログ映像信号(Y)をメモリ(B)11−1に格納処理する(S211)。また、格納が完了すると、表示処理制御部102の制御のもと、メモリ(B)11−1に格納された画像が読み出され表示部12に表示処理される(S212)。
また、本実施例では、印刷用カメラ(A)11a側のS203の処理において、A/D変換及び静止画生成処理、格納処理が行われている最中に、使用者により[選択/撮影]ボタン13−1の押下による撮り直し操作が行われると(S204NO→S207YES)、それら一連の画像処理を中断して(S208)、上述のS201に戻り、再度、撮り直し操作に伴う新たな撮影画像のメモリ(A)104−1への上書き処理へと遷移する。
また、他方、表示用カメラ(B)11b側のS212の処理後に、上述のように、使用者により使用者により[選択/撮影]ボタン13−1の押下による撮り直し操作が行われると(S213YES)、上述のS201に戻り、再度、撮り直し操作に伴う新たな撮影画像のメモリ(B)11−1への上書き処理へと遷移する。
また、他方、本実施例では、印刷用カメラ(A)11a側のS203の処理を行って、A/D変換処理→静止画生成処理→格納処理の一連の処理が終了した後(S204YES)、使用者による[決定/プリント]ボタン13−2或いは[選択/撮影]ボタン13−1のいずれかが押下されるかを待機している(S205及びS209)。
ここで、使用者により[決定/プリント]ボタン13−2が押下された場合には(S205YES)、メモリ(A)104−1に格納された印刷用カメラ(A)11aで撮影した高解像度画像が読み出され、プリンタ処理制御部105の制御により印刷装置14で写真印刷が行われる(S206)。
また、他方、使用者により[選択/撮影]ボタン13−1が押下されず(S205NO)、使用者により[決定/プリント]ボタン13−2が押下された場合には(S209YES)、上述のS201に戻り、再度、撮り直し操作に伴う新たな撮影画像のメモリ(B)11−1への上書き処理へと遷移する。
尚、上記S202に示した確定処理方法以外として、例えば、使用者の撮影操作を検知した場合、予め設定されている所定時間後に、画像処理制御部104に入力される最初の1フィールド分の画像(X)を撮影画像として確定し、S210において、表示用カメラ(B)11−1は、印刷用カメラ(A)11aで確定された画像(X)を撮影した時間と、一致した時間若しくは略一致した時間で表示用カメラ(B)11bで準備動作して得れる画像を表示用画像として確定する場合も考えられる。
次に、[3]:上記図2及び図3に示した印刷用カメラ(A)11aとしてDSC(ディジタルスチールカメラ)を採用し、表示用カメラ(B)11bとしてビデオカメラを採用した場合について図12乃至図14を用いて説明する。尚、この場合、説明の都合上、上述の図4に示す処理ステップS6以降の処理部分についても示している。
また、以下の説明では、図4の処理S1で使用者により現金が投入された際に、表示用カメラ(B)11bのビデオ撮影動作を開始するものとして説明する。
図12乃至図14において、まず、使用者により[選択/撮影]ボタン13−1が押下されると(S301)、印刷用カメラ(A)11a側の処理においては、主制御部100の制御のもと、上述のカメラ制御部101がリアルタイムで印刷用カメラ(A)11aに対し撮影開始指令が出される(S302)。すると、印刷用カメラ(A)11aにおいて受光素子に光を照射するまでの準備動作を行ってから、実際に受光素子に光の照射開始して撮影が行われる(S303)。
尚、この時撮影される画像を(X)とすると、表示用カメラ(B)11b側の処理においては、主制御部100の制御のもと、表示用カメラ(B)11−1は、印刷用カメラ(A)11aで画像(X)が撮影される時間と、一致した時間若しくは略一致した時間で表示用カメラ(B)11bで準備動作して得れる画像を表示用画像として確定処理する(S312)。例えば、表示用カメラ(B)11−1は、主制御部100の制御のもと、印刷用カメラ(A)11aが準備動作完了したタイミングにて連続してCCDから出力されるアナログ映像信号のうち最初に表示用カメラ(B)11bで準備動作して得れる1フィールド分の画像を撮影画像として確定する。これにより、使用者の撮影開始操作に伴いメモリ(A)104−1に格納され印刷用に用いられる画像と、メモリ(B)11−1に格納され表示用に用いられる画像とが一致した時間或いは略一致した時間で撮影されたものとなる。
そして、上記S302の処理で印刷用カメラ(A)11aにおいて、CCDの受光素子に照射された光が電荷に変換されたアナログ映像信号(電気信号)をA/Dコンバータによりディジタル映像信号に変換処理し、その変換後のディジタル映像信号をキャプチャー処理回路を介してJPEG等の静止画像の生成処理が行われる。そして、この印刷用カメラ(A)11aからUSB等を介して画像処理制御部104に上記生成された静止画像(ディジタル映像信号)が転送され、画像処理制御部104において、上記転送されてきた画像のメモリ(A)104−1への格納処理が行われる(S304)。
また、上記S304の処理に並行するように、上記S312の確定処理により、表示用カメラ(B)11bにおいて印刷用カメラ(A)11aで画像(X)が撮影される時間と、一致した時間若しくは略一致した時間で表示用カメラ(B)11bで準備動作して得れるアナログ映像信号を表示用画像としてメモリ(B)11−1に格納処理される(S313)。また、格納が完了すると、表示処理制御部102の制御のもと、メモリ(B)11−1に格納された画像が読み出され表示部12に表示処理される(S314)。
また、本実施例では、印刷用カメラ(A)11a側のS304の処理において、A/D変換及び静止画生成処理、転送処理、格納処理が行われている最中に、使用者により[選択/撮影]ボタン13−1の押下による撮り直し操作が行われると(S305NO→S308YES)、それら一連の画像処理を中断して(S309)、上述のS301に戻り、再度、撮り直し操作に伴う印刷用カメラ(A)11aの撮影処理へと移行する。これにより、撮り直し操作に伴う新たな撮影画像のメモリ(A)104−1への上書き処理へと遷移する。
また、他方、表示用カメラ(B)11b側のS314の処理後に、上述のように、使用者により使用者により[選択/撮影]ボタン13−1の押下による撮り直し操作が行われると(S315)、上述のS301に戻り、再度、撮り直し操作に伴う新たな撮影画像のメモリ(B)11−1への上書き処理へと遷移する。
また、他方、本実施例では、印刷用カメラ(A)11a側のS304の処理を行って、A/D変換処理→静止画生成処理→転送処理→格納処理の一連の処理が終了した後(S305YES)、使用者による[決定/プリント]ボタン13−2或いは[選択/撮影]ボタン13−1のいずれかが押下されるのを待機している(S306及びS310)。
ここで、使用者により[決定/プリント]ボタン13−2が押下された場合には(S306YES)、メモリ(A)104−1に格納された印刷用カメラ(A)11aで撮影した高解像度画像が読み出され、プリンタ処理制御部105の制御により印刷装置14で写真印刷が行われる(S307)。
また、他方、使用者により[選択/撮影]ボタン13−1が押下されず(S306NO)、使用者により[決定/プリント]ボタン13−2が押下された場合には(S310YES)、上述のS301に戻り、再度、撮り直し操作に伴う新たな撮影画像のメモリ(B)11−1への上書き処理へと遷移する。
尚、上記S312に示した確定処理方法以外として、例えば、表示用カメラ(B)11−1は、主制御部100の制御のもと、印刷用カメラ(A)11aが準備動作完了後の所定時間経過後に連続してCCDから出力されるアナログ映像信号のうち最初に表示用カメラ(B)11bで準備動作して得れる1フィールド分の画像を撮影画像として確定する場合も考えられる。
次に、[4]:上記図2及び図3に示した印刷用カメラ(A)11aとしてビデオカメラを採用し、表示用カメラ(B)11bとしてDSC(ディジタルスチールカメラ)を採用した場合について図15乃至図17を用いて説明する。尚、この場合、説明の都合上、上述の図4に示す処理ステップS6以降の処理部分についても示している。
また、以下の説明では、図4の処理S101で使用者により現金が投入された際に、印刷用カメラ(A)11aのビデオ撮影動作を開始するものとして説明する。
図15乃至図17において、まず、使用者により[選択/撮影]ボタン13−1が押下されると(S401)、印刷用カメラ(A)11a側の処理においては、主制御部100の制御のもと、画像処理制御部104は、印刷用カメラ(A)11aから連続して入力されるアナログ映像信号のうち[選択/撮影]ボタン13−1が押下された時点から最初に印刷用カメラ(A)11aで準備動作して得れる画像(X)を撮影画像として確定処理する(S402)。また、表示用カメラ(B)11b側の処理においては、主制御部100の制御のもと、[選択/撮影]ボタン13−1が押下されてからすぐ撮影開始指令を出すのではなく、印刷用カメラ(A)11aが撮影ボタン押下された時点から最初に準備動作して得れる画像(X)を撮影した時間と、一致した時間若しくは略一致した時間で表示用カメラ(B)11bが撮影できるタイミングで表示用カメラ(B)11bに対し撮影開始指令が出される(S410)。これにより、使用者の撮影開始操作に伴いメモリ(A)104−1に格納され印刷用に用いられる画像と、メモリ(B)11−1に格納され表示用に用いられる画像とが一致した時間或いは略一致した時間で撮影されたものとなる。
そして、上記S402の確定処理後、印刷用カメラ(A)11a側の処理においては、主制御部100の制御のもと、印刷用カメラ(A)11aから連続して入力されるアナログ映像信号のうち[選択/撮影]ボタン13−1が押下された時点から最初に印刷用カメラ(A)11aで準備動作して得れるアナログ映像信号(X)をA/Dコンバータによりディジタル映像信号に変換し、その変換後のディジタル映像信号からキャプチャー処理回路によりJPEG等の静止画像を生成し、その生成した静止画像をメモリ(A)104−1に格納処理するという一連の画像処理動作へと移行する(S403)。
また、上記S403の処理に並行するように、上記S410の処理において、表示用カメラ(B)11bに撮影指令が出されると、表示用カメラ(B)11bにおいて撮影動作が開始される(S411)。そして、表示用カメラ(B)11bにおいて、CCDの受光素子に照射された光が電荷に変換されたアナログ映像信号(電気信号)をA/Dコンバータによりディジタル映像信号に変換処理し、その変換後のディジタル映像信号をキャプチャー処理回路を介してJPEG等の静止画像の生成処理が行われ、その生成された画像のメモリ(B)11−1への格納処理が行われる(S412)。また、格納が完了すると、表示処理制御部102の制御のもと、メモリ(B)11−1に格納された画像が読み出され表示部12に表示処理される(S413)。
また、本実施例では、印刷用カメラ(A)11a側のS403の処理において、A/D変換及び静止画生成処理、格納処理が行われている最中に、使用者により[選択/撮影]ボタン13−1の押下による撮り直し操作が行われると(S404NO→S407YES)、それら一連の画像処理を中断して(S408)、上述のS401に戻り、再度、撮り直し操作に伴う新たな撮影画像のメモリ(A)104−1への上書き処理へと遷移する。
また、他方、表示用カメラ(B)11b側のS414の処理後に、上述のように、使用者により使用者により[選択/撮影]ボタン13−1の押下による撮り直し操作が行われると(S413YES)、上述のS401に戻り、再度、撮り直し操作に伴う新たな撮影画像のメモリ(B)11−1への上書き処理へと遷移する。
また、他方、本実施例では、印刷用カメラ(A)11a側のS403の処理を行って、A/D変換処理→静止画生成処理→格納処理の一連の処理が終了した後(S404YES)、使用者による[決定/プリント]ボタン13−2或いは[選択/撮影]ボタン13−1のいずれかが押下されるかを待機している(S405及びS409)。
ここで、使用者により[決定/プリント]ボタン13−2が押下された場合には(S405YES)、メモリ(A)104−1に格納された印刷用カメラ(A)11aで撮影した高解像度画像が読み出され、プリンタ処理制御部105の制御により印刷装置14で写真印刷が行われる(S406)。
また、他方、使用者により[選択/撮影]ボタン13−1が押下されず(S405NO)、使用者により[決定/プリント]ボタン13−2が押下された場合には(S409YES)、上述のS401に戻り、再度、撮り直し操作に伴う新たな撮影画像のメモリ(B)11−1への上書き処理へと遷移する。
尚、上記S402に示した確定処理方法以外として、例えば、使用者の撮影操作を検知した場合、予め設定されている所定時間後に、画像処理制御部104に入力される最初の1フィールド分の画像(X’)を撮影画像として確定する。そして、S410の表示用カメラ(B)11b側の処理においては、主制御部100の制御のもと、[選択/撮影]ボタン13−1が押下されてからすぐ撮影開始指令を出すのではなく、上記所定時間経過後に画像処理制御部104に入力される最初の1フィールド分の画像(X’)を撮影した時間と、一致した時間若しくは略一致した時間で表示用カメラ(B)11bが撮影できるタイミングで表示用カメラ(B)11bに対し撮影開始指令を出すようにする。
ところで、上記図6、図9、図12、図15に示す例では、印刷用カメラ(A)11aと表示用カメラ(B)11bの二つのカメラを一つの筐体に纏めたデュアル・ブロックカメラ(DBC)の場合を示している。ここで言うデュアル・ブロックカメラ(DBC)とは、機能と目的を異なえる二つのカメラを、取り扱いを容易にするため便宜的に一つの筐体に纏めたものであり、必ずしもこのように一纏めにする必要はない。
また、上記実施例では示していないが、高速確認表示用の表示部12とは別に、従来と同様に、印刷用カメラ(A)11aにて撮影してメモリ(A)104−1に格納した画像を最終的に確認する為のディスプレイ等の表示手段を追加しても良い。尚、この表示手段は必須ではない。
また、上記実施例では、撮り直しは使用者が印刷確定操作をするまでなら何度でもOKのように示したが、これ以外に、予め撮り直し制限回数や時間を設定してその回数或いは時間内での撮り直しを許容するように構成しても良いものとする。
また、上記実施例では、表示用カメラ(B)11bのメモリ(B)11−1を同カメラ(B)11b内に実装する場合の構成を示したが、これに限定されず、例えば,画像処理制御部104や表示処理制御部102に具えるようにしても良い。
また、更に、上記実施例では、印刷用カメラ(A)11a及び表示用カメラ(B)11b毎にそれぞれ撮影した画像を記憶するメモリをそれぞれ個別に具えるように示したが、これに限らず、1つのメモリで格納する領域を別々に区切って実現するようにしても良い。
また、上記実施例では、撮像素子としてCCDを用いるものを例に示したが、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)を用いるものを適用しても良い。
また、上記実施例では課金対象のものとして使用者により投入される貨幣を考えているが、これ以外にも、携帯電話機等の通信端末を用いて使用者の口座に預金されている現金からの引落しによる課金や、プリペイドカード等の電子マネー記録媒体から読取った電子マネーによる課金等を行えるものに適用しても良い。
また、図5の例では、写真種別としては、パスポート(3.5cm×4.5cm)用と履歴書用(3cm×4cm)しか示していないが、これ以外に、資格試験用(5cm×5cm)や、免許証用(2.4cm×3cm)等の写真種別を用意するようにしても良い。
以上説明してきた構成によると、撮影操作直後、表示部12に映し出される画像はメモリ(A)104−1に将来蓄積されるであろう画像とほぼ等価であり、これを見て使用者は写真印刷する撮影画像であるかどうかの諾否を決め、次の動作(写真印刷確定操作或いは撮り直し操作)を行う参考にできる。仮に再撮影の操作を行ったときは、メモリ(A)104−1に蓄積しようとしていた処理を中断し、新しい画像の処理を始めることができる。
即ち、このような構成によると、印刷用カメラ(A)11aで撮影した画像がメモリ(A)104−1に格納されるまでには大きなデータを画像処理する都合上相当の時間を要するものの、表示用カメラ(B)11bで撮影した画像は非常にデータが小さいことにより瞬時に表示部12に表示することができるので、使用者が撮影画像を確認する際の待ち時間をほとんど無くすことができる。特に、撮り直しをする場合においては、使用者は撮影開始ボタンを連続押下(快速連写作業)することで撮り直した撮影画像の確認を快適に行えるようになる。
そして、本発明によると、高画質の写真印刷及び確認画像の高速表示の両方を低コストにて実現することができる。具体的には、1台のカメラで撮影した画像を印刷用と表示用に用いる従来の構成に比べ、はるかに低コストにて高画質の写真印刷及び確認画像の高速表示の両方を実現することができる。また、技術レベルの進捗に合わせて装置に採用するデバイスを柔軟にチョイスしながら、より良い高画質の写真印刷及び確認画像の高速表示の両方を低コストにて実現することができる。特に、技術レベルの進捗状況によって、大きなデータを高速に処理するデバイスを用意できないような場合でも、高画質の写真印刷及び確認画像の高速表示が可能な自動写真印刷装置を提供することができる。
次に、上述のように2台のカメラを用いて撮影する場合のカメラの配置構成について説明する。即ち、2台のカメラを用いることで使用者の視線が片方のカメラに偏ったりすることを防ぎ、1台のカメラを用いた時と同じような使用者の視線が得れる撮影状態を提供可能にする構成について図18及び図19を用いて説明する。
まず、図18において、図18(a)は、図2に示す構成において、ハーフミラー18越しに撮影空間部屋2の撮影エリア(使用者が椅子の高さを調整すればその使用者の顔及び肩部分を撮影できるエリア)を撮影できる高さ位置に表示用カメラ(B)11bを上にし、そのもとに印刷用カメラ(A)11aを設置し、それら印刷用カメラ(A)11aと表示用カメラ(B)11bの間に、使用者の視線をガイドする為の光を発する視線ガイド用発光素子(青色LEDなど)22を設ける。
更に、具体的には、使用者から見たハーフミラー18に映し出される使用者自身の鏡像の見かけ上の距離(即ち、使用者からハーフミラー18までの距離と、ハーフミラー18から各カメラまでの距離が同じとなる位置)に印刷用カメラ(A)11a及び表示用カメラ(B)11bをそれぞれ設置すると共に、各カメラの上下左右の位置が使用者の希望する写真の2本の対角線が交差した位置となるように各カメラを設置する。
また、上述のように、各カメラの上下左右の位置が使用者の希望する写真の2本の対角線が交差した位置となるように各カメラを設置している都合上、レンズの中心に視線をガイドすると使用者の目線が下向きになってしまうので、これを防いで使用者の目線が正面を見るようにする為に視線ガイド用発光素子(B)11bを印刷用カメラ(A)11aのレンズより上の位置で且つレンズサイズとの関係から使用者の目線が正面を向く位置に設置する。
これにより、使用者は、撮影時に視線ガイド用発光素子22が発する光を見ることで2台のカメラを用いて撮影した場合でも両方のカメラで同じような撮影画像を撮ることができる。
また、図18(b)は、上記図18(a)と同じように、図2に示す構成において、図2に示すハーフミラー18越しに撮影空間部屋2の撮影エリアを撮影できる高さ位置にに表示用カメラ(B)11bを上にし、そのもとに印刷用カメラ(A)11aを設置し、それら印刷用カメラ(A)11aと表示用カメラ(B)11bの間に、使用者の視線をガイドする為の光を発する視線ガイド用発光素子22を設ける。
そして、この図18(b)の場合では、印刷用カメラ(A)11aと表示用カメラ(B)11bをそれぞれ視線ガイド用発光素子22側に所定角度:αだけ傾け、それぞれのカメラのレンズ(A)11a−1及びレンズ(B)11b−1越しに使用者側から入射する印刷用カメラ(A)及び表示用カメラ(B)それぞれの入光軸a及び入光軸bがちょうど使用者の顔の中心(鼻部分)に交差するように設置する。
また、この場合も、使用者からハーフミラー18までの距離と、ハーフミラー18から各カメラまでの距離が同じとなる位置に印刷用カメラ(A)11a及び表示用カメラ(B)11bをそれぞれ設置すると共に、各カメラの上下左右の位置が使用者の希望する写真の2本の対角線が交差した位置となるように各カメラを設置する。また、視線ガイド用発光素子(B)11bを印刷用カメラ(A)11aのレンズより上の位置で且つレンズサイズとの関係から使用者の目線が正面を向く位置に設置する。
これによっても、使用者は、撮影時にその視線ガイド用発光素子22が発する光を見ることで2台のカメラを用いて撮影した場合でも両方のカメラで同じような撮影画像を撮ることができる。
尚、上記した視線ガイド用発行素子の設置位置以外に、印刷用カメラ(A)11a及び表示用カメラ(B)11bの配置位置に関連して使用者の視線を適切にガイドする位置があればその位置に設置するようにしても良い。
また、図19は、上記図18に示した2台のカメラ配置構成より更に良い状態で撮影可能な場合を示し、この場合であれば、1台のカメラで撮影した場合とほとんど同じ状態で撮影できる場合のカメラ配置構成を示す。
図19において、この場合、図2に示す構成において、撮影機構室外部筐体1内に、ハーフミラー18経由で使用者側から入射される光を透過して印刷用カメラ(A)11aのレンズに導くと共に、使用者側から入射される光を反射して表示用カメラ(B)11bのレンズに導くハーフミラー23を設けると共に、印刷用カメラ(A)及び表示用カメラ(B)それぞれの入射光軸a及び入射光軸bが重なるように印刷用カメラ(A)11aと表示用カメラ(B)11bを設置する。
そして、更に、印刷用カメラ(A)11a付近に使用者の視線をガイドする視線ガイド用発光素子22を設ける。
更に、具体的には、使用者からハーフミラー18までの距離Xと、ハーフミラー18から各カメラまでの距離(Y及びZ+W)が同じとなる位置に印刷用カメラ(A)11a及び表示用カメラ(B)11bをそれぞれ設置すると共に、各カメラの上下左右の位置が使用者の希望する写真の2本の対角線が交差した位置となるように各カメラを設置する。
また、上述のように、使用者の目線が正面を見るようにする為に視線ガイド用発光素子(B)11bを印刷用カメラ(A)11aのレンズより上の位置で且つレンズサイズとの関係から使用者の目線が正面を向く位置に設置する。
これにより、2台のカメラを用いた場合でも、従来の1台のカメラにて撮影した場合とほぼ同様の状態で撮影できる。
また、その他の方法として、図示していないが、撮影機構室外部筐体1内に、ハーフミラー18経由で使用者側から入射される光を全反射する全反射ミラーと、この全反射ミラーで全反射された光を透過して印刷用カメラ(A)11aに導くと共にその全反射された光を反射してカメラ(B)11bに導くハーフミラーとを具え、印刷用カメラ(A)11aと表示用カメラ(B)11bそれぞれのレンズ(A)11a−1及びレンズ(B)11b−1越しに使用者側から入射する印刷用カメラ(A)及び表示用カメラ(B)それぞれの入光軸a及び入光軸bが重なるように印刷用カメラ(A)11aと表示用カメラ(B)11bを設置する。そして、印刷用カメラ(A)11aの付近に視線ガイド用発光体素子を設置する。
尚、上記図18及び図19の場合、視線ガイド用発光素子22と制御装置10とを電気的に接続し、その視線ガイド用発光素子22の発光制御を制御装置10で行うようにする。例えば、使用者の現金投入により撮影可能状態になった場合に点滅するような制御を行う。そして、使用者が撮影ボタンを押下した場合には、その発光素子22の発光を一時停止制御してから実際に撮影を開始するようにする。これにより、印刷写真に発光素子の光がノイズとなって現れるのを防ぐことができる。また、印刷写真のノイズとしては、表示部12のモニタ表示も写真に影響を与えるので、撮影ボタンが押下された場合には、一時モニタ表示を停止する。
次に、印刷用カメラ(A)11aと表示用カメラ(B)11bでそれぞれ画角の違うもの、即ち、画角調節機能を持ったものと画角調節機能を持たない単焦点のものとを使用した場合について図20を用いて説明する。
即ち、印刷用カメラ(A)11aとして写真種別(例えば、パスポート用や、履歴書用等)に応じて画角を調整する機能を搭載したカメラを用意し、表示用カメラ(B)11bとして低コストを意識して広い画角[即ち、印刷用カメラ(A)11aにおける広い画角と同じ画角]のみ固定されている単焦点ものを用意した場合における表示部12で表示する画像のサイズ調整処理について説明する。
図20において、使用者の写真種別の選択指示が行われると、制御装置10においてカメラ制御部101に選択信号が出される。
例えば、使用者により狭い画角で撮影する必要のあるパスポート用の写真種別が選択された場合、カメラ制御部101及び画像処理制御部104にパスポート用選択信号Xが入力される。
すると、カメラ制御部101が印刷用カメラ(A)11aにおける画角幅をパスポート用、即ち、狭い画角幅に調整制御する。この場合、表示用カメラ(B)11bは、固定なので表示用カメラ(B)11bに対しては画角幅の調整制御は行わない。
その後、印刷用カメラ(A)11aで撮影された画像が画像処理制御部104に入力されると共に、表示用カメラ(B)11bで撮影された画像が表示処理制御部105に入力される。
ここで、この場合は、使用者によって指定されている写真種別は表示用カメラ(B)11bの画角幅で撮影する履歴書用でなく、狭い画角幅で撮影するパスポート用であるので、表示部12に表示する画像を調整する必要がある。
即ち、同図20の(a)に示すように、表示処理制御部105内の画像処理機能において、表示用カメラ(B)11bで広い画角幅で撮影した画像からパスポート用に使用する画像部分(W)だけを切り取り処理を行う。そして、その切り取った画像を表示部12を用いて表示する。つまり、表示用カメラ(B)11bで撮影した画像がそのままのサイズで表示されるのでは無く、切り取り処理された画像が表示される[同図20の(b)参照]。
また、他方、例えば、使用者により広い画角で撮影する必要のある履歴書用の写真種別が選択された場合、カメラ制御部101に履歴書用選択信号Yが入力される。
すると、カメラ制御部101が印刷用カメラ(A)11aにおける画角幅を履歴書用、即ち広い画角幅に調整制御する。この場合、表示用カメラ(B)11bは、固定なので表示用カメラ(B)11bには、画角幅調整制御を行わない。
その後、印刷用カメラ(A)11aで撮影された画像が画像処理制御部104に入力されると共に、表示用カメラ(B)11bで撮影された画像が表示処理制御部105に入力される。
ところで、この場合、使用者によって指定されている写真種別は表示用カメラ(B)11bの画角幅で撮影する履歴書用であるので、表示部12に表示する画像を調整しなくても良い。
従って、同図20の(c)に示すように、切り取り処理は実行せず、撮影した画像を表示部12でそのまま表示する[同図20の(d)参照]。
また、上記図20とは別の方法として、表示用カメラ(B)11bにズームレンズ機能を有するもの用意し、使用者の写真種別の選択に応じてカメラ制御部101の制御のもと表示用カメラ(B)11bのズーム調節を行うようにする。
尚、この場合、表示カメラ(B)11bではCCDの受光素子が少ないことによりレンズサイズの小さいものを用意することができ、低コストにて実現することができる。
100…自動写真撮影装置、1…撮影機構室外部筐体、2…撮影空間部屋、3…屋根部、1−1…写真取り出し口、2−1…カーテン、2−2…椅子、12…撮影画像確認用表示部、13…操作部、17…照明部、18…ハーフミラー、19…紙幣投入/返却口、20…硬貨投入口、21…釣り銭/投入硬貨返却口、13−1…[選択/撮影]ボタン、13−2…[決定/プリント]ボタン、10…制御装置、11a…印刷用カメラ(A)、11b…表示用カメラ(B)、14…印刷装置、15…現金処理部、16…電源部、16−1…差込プラグ、100…主制御部、101…カメラ制御部、102…表示処理部、103…操作処理制御部、104…画像処理制御部、105…プリンタ処理制御部、106…課金処理制御部、11b…メモリ(B)、104−1…メモリ(A)
Claims (5)
- 所定の撮影範囲内の該使用者を含む画像を高解像度で撮影する第1のカメラと、前記第1のカメラの撮影範囲を含む画像を低解像度で撮影する第2のカメラとを有し、前記第1のカメラの出力に基づき印刷画像を形成し、前記第2のカメラの出力に基づきモニタ画像を表示する自動写真撮影装置において、
前記第1のカメラ及び前記第2のカメラを共通の撮影範囲を撮影可能な位置に設置すると共に、
前記第1のカメラ及び前記第2のカメラの配置位置に関連して前記使用者の視線をガイドする視線ガイド用発光素子を設置する
ことを特徴とする自動写真撮影装置。 - 前記第1のカメラに導かれる入射光軸と前記第2のカメラに導かれる入射光軸とが前記使用者の顔面付近で交差するように、前記第1のカメラと前記第2のカメラとをそれぞれ所定角度傾けて設置する
ことを特徴とする請求項1記載の自動写真撮影装置。 - 所定の撮影範囲内の該使用者を含む画像を高解像度で撮影する第1のカメラと、前記第1のカメラの撮影範囲を含む画像を低解像度で撮影する第2のカメラとを有し、前記第1のカメラの出力に基づき印刷画像を形成し、前記第2のカメラの出力に基づきモニタ画像を表示する自動写真撮影装置において、
前記使用者側から入射される光を透過して前記第1のカメラ或いは前記第2のカメラのいずれか一方に導くと共に、他のカメラに前記使用者側から入射される光を反射して導くハーフミラー
を具えると共に、
前記第1のカメラに入射する光の入射光軸と、前記第2のカメラに入射する光の入射光軸とが重なるように前記第1のカメラと前記第2のカメラとを設置する
ことを特徴とする自動写真撮影装置。 - 所定の撮影範囲内の該使用者を含む画像を高解像度で撮影する第1のカメラと、前記第1のカメラの撮影範囲を含む画像を低解像度で撮影する第2のカメラとを有し、前記第1のカメラの出力に基づき印刷画像を形成し、前記第2のカメラの出力に基づきモニタ画像を表示する自動写真撮影装置において、
前記使用者側から入射される光を全反射する全反射ミラーと、
前記全反射ミラーで全反射された光を透過して前記第1のカメラに導くと共に、前記全反射された光を反射して前記第2のカメラに導くハーフミラーと
を具え、
前記第1のカメラに入射する光の入射光軸と、前記第2のカメラに入射する光の入射光軸とが重なるように前記第1のカメラと前記第2のカメラとを設置する
ことを特徴とする自動写真撮影装置。 - 前記第1のカメラのレンズ及び前記第2のカメラのレンズに前記使用者の視線をガイドする視線ガイド用発光素子
を更に設置することを特徴とする請求項3または4記載の自動写真撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003338591A JP2005107042A (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 自動写真撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003338591A JP2005107042A (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 自動写真撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005107042A true JP2005107042A (ja) | 2005-04-21 |
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ID=34534062
Family Applications (1)
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JP2003338591A Pending JP2005107042A (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 自動写真撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005107042A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008061105A (ja) * | 2006-09-01 | 2008-03-13 | Sega Corp | 自動写真館 |
-
2003
- 2003-09-29 JP JP2003338591A patent/JP2005107042A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008061105A (ja) * | 2006-09-01 | 2008-03-13 | Sega Corp | 自動写真館 |
JP4720684B2 (ja) * | 2006-09-01 | 2011-07-13 | 株式会社セガ | 自動写真館 |
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