JP2005106789A - 車両用計器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 残量が少ない領域で、燃料の残量の表示精度を上げることができる。
【解決手段】 車両用計器は、表示セグメント21a〜21eを表示する液晶表示パネル20と、車載燃料タンク内の燃料の残量を検出して、この検出される残量の減少に伴い、表示セグメント21a〜21eのうち点灯表示する表示セグメントの数を減らすように液晶表示パネル20を制御する電子制御装置10と、を備えており、電子制御装置10は、表示セグメント21a〜21eのうち残り1つの表示セグメントを点灯表示した後、残量の減少に伴い、表示セグメント21a〜21eの全てを点滅表示させて、更に残量が減少するときにはその減少に伴い点滅表示する表示セグメントの数を減らすように液晶表示パネル20を制御する。これにより、残量が少ない領域では、残量の減少に伴い、点滅表示する表示セグメントの数を減らす。
【選択図】 図3
【解決手段】 車両用計器は、表示セグメント21a〜21eを表示する液晶表示パネル20と、車載燃料タンク内の燃料の残量を検出して、この検出される残量の減少に伴い、表示セグメント21a〜21eのうち点灯表示する表示セグメントの数を減らすように液晶表示パネル20を制御する電子制御装置10と、を備えており、電子制御装置10は、表示セグメント21a〜21eのうち残り1つの表示セグメントを点灯表示した後、残量の減少に伴い、表示セグメント21a〜21eの全てを点滅表示させて、更に残量が減少するときにはその減少に伴い点滅表示する表示セグメントの数を減らすように液晶表示パネル20を制御する。これにより、残量が少ない領域では、残量の減少に伴い、点滅表示する表示セグメントの数を減らす。
【選択図】 図3
Description
本発明は、車両駆動用燃料タンク内の燃料の残量を検出する車両用計器に関する。
従来、7つの表示セグメントを略8の字状に並べて数字「0」〜「9」を表示可能に構成されている、いわゆる”7セグ”を複数個有する表示パネルを用いて、車両用駆動用ガソリンタンクの残量を表示する残量計が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいて、複数の7セグを表示部に構成する必要があるので、表示部の構造が複雑になる。
そこで、表示部の構造を簡素化するために、長方形の表示セグメントを、例えば、5個、横一列に並べただけの表示部を用いて、図10のごとく、残量が減るにつれて、点灯表示している表示セグメントの数を順次減らしてゆくものも提案されている。
また、残量が例えば15%未満になると、警告表示させる警告インジケータ用のランプなどを別途、設けて、警告インジケータ用のランプの点灯により、少なくとも残量が15%未満であることをユーザに通知するものも提案されている。
特開2003−97977号公報
ところで、上述のごとく、残量が減るにつれて、点灯表示する表示セグメントの数を順次減らしてゆく残量計では、図10(e)に示すように、残量が20%〜0%のとき、最後の1つの表示セグメントを点灯表示させるものの、残量が20%未満で変化しても、表示セグメントによる表示が変化しない。すなわち、残量が少ない領域で、燃料の残量の表示精度が低く、ユーザにとって、残量が20%〜0%のうち何れなのかが分からない。
また、上述のように、警告インジケータ用のランプを設けて、少なくとも残量が15%未満であることをユーザに通知する場合には、警告インジケータ用のランプなどの新たな部品が必要になり、コストアップを招くことになる。
本発明は、上記点に鑑み、燃料の残量を表示する車両用計器において、コストアップを招くことなく、残量が少ない領域で、燃料の残量の表示精度を上げるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、各表示セグメント(21a〜21e)を表示する表示部(20)と、車載燃料タンク内の燃料の残量を検出して、この検出される残量の減少に伴い、前記各表示セグメントのうち点灯表示する表示セグメントの数を減らすように前記表示部を制御する制御手段(10)と、を備える車両用計器であって、前記制御手段は、前記各表示セグメントのうち残り1つの表示セグメントを点灯表示した後、前記残量の減少に伴い、前記各表示セグメントの全てを点滅表示させて、更に前記残量が減少するときにはその減少に伴い前記点滅表示する表示セグメントの数を減らすように前記表示部を制御することを特徴とする。
したがって、残量が少ない領域においては、点滅表示する表示セグメントの数を減らすことにより、残量の減少をユーザに表示することができる。この場合、新たなランプ等の部品を追加していないので、コストアップを招くことなく、残量が少ない領域で、燃料の残量の表示精度を上げることができる。
また、請求項2に記載の発明では、各表示セグメント(21a〜21e)を表示する表示部(20)と、車載燃料タンク内の燃料の残量を検出して、この検出される残量の減少に伴い、前記各表示セグメントのうち点灯表示する表示セグメントの数を減らすように前記各表示セグメントを制御する制御手段(10)と、を備える車両用計器であって、前記制御手段は、前記各表示セグメントのうち残り1つの表示セグメントを点灯表示した後、更に前記残量が減少するときには、その残量の減少に伴い前記各表示セグメントのうち所定個の表示セグメントを点滅表示させて更に前記残量が減少するときにはその残量の減少に伴い前記所定個の表示セグメントによる点滅のデューティ比を変化させるように前記表示部を制御することを特徴とする。
したがって、残量が少ない領域においては、所定個の表示セグメントによる点滅のデューティ比を変化させることにより、請求項1に記載の発明と同様、残量の減少をユーザに表示することができる。この場合、新たなランプ等の部品を追加していないので、コストアップを招くことなく、残量が少ない領域で、燃料の残量の表示精度を上げることができる。
具体的には、請求項3に記載の発明のように、前記制御手段が、前記残量の減少に伴い前記点滅のデューティ比をリニアに変化させるように前記表示部を制御してもよい。
また、請求項4に記載の発明では、前記制御手段は、前記燃料の残量が前記表示セグメントの点滅表示により表示可能な最小残量に到達する前では、前記燃料の残量の減少に伴って前記デューティ比をリニアに変化させて、前記燃料の残量が前記最小残量に到達するときには、前記燃料の残量の減少に伴って前記デューティ比が段階的に変化させるように前記表示部を制御することを特徴とする。
したがって、燃料の残量が最小残量に到達するときには、デューティ比を段階的に変化させることにより、残量が最小残量に到達したことをユーザに明確に表示することができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記制御手段が、前記残量の減少に伴い前記デューティ比を段階的に変化させるようにしてもよい。
更に、請求項6に記載の発明では、前記燃料の残量が前記表示セグメントの点滅表示により表示可能な最小残量に到達する前では、前記燃料の残量の減少に伴って前記デューティ比が第1の変化率で変化し、前記燃料の残量が前記最小残量に到達するときには、前記燃料の残量の減少に伴って前記デューティ比が第2の変化率で変化し、前記第2の変化率は、前記第1の変化率に比べて大きくなっていることを特徴とする。
したがって、燃料の残量が最小残量に到達したとき、デューティ比が第2の変化率にて変化することにより、燃料の残量が最小残量に到達した旨をユーザに明確に表示することができる。
請求項7に記載に発明では、各表示セグメント(21a〜21e)を表示する表示部(20)と、車載燃料タンク内の燃料の残量を検出して、この検出される残量の減少に伴い、前記各表示セグメントのうち点灯表示する表示セグメントの数を減らすように前記各表示セグメントを制御する制御手段(10)と、を備える車両用計器であって、前記制御手段は、前記各表示セグメントのうち残り1つの表示セグメントを点灯表示した後、更に前記残量が減少するときには、その残量の減少に伴い前記各表示セグメントのうち所定個の表示セグメントを点滅表示させて更に前記残量が減少するときにはその残量の減少に伴い前記所定個の表示セグメントによる点滅周期を変化させるように前記表示部を制御することを特徴とする。
したがって、残量が少ない領域では、残量の減少に伴い所定個の表示セグメントによる点滅周期を変化させることにより、請求項1に記載の発明と同様、残量の減少をユーザに表示することができる。この場合、新たなランプ等の部品を追加していないので、コストアップを招くことなく、残量が少ない領域で、燃料の残量の表示精度を上げることができる。
具体的には、請求項8に記載の発明のように、制御手段は、残量の減少に伴い点滅周期をリニアに変化させるように表示部を制御してもよい。
また、請求項9に記載の発明では、前記制御手段は、前記燃料の残量が前記表示セグメントの点滅表示により表示可能な最小残量に到達する前では、前記燃料の残量の減少に伴って前記点滅周期をリニアに変化させて、前記燃料の残量が前記最小残量に到達するときには、前記燃料の残量の減少に伴って前記点滅周期が段階的に変化させるように前記表示部を制御することを特徴とする。
したがって、燃料の残量が最小残量に到達するときには、点滅周期が段階的に変化させることにより、燃料の残量が最小残量に到達した旨をユーザに明確に表示することができる。
さらに、請求項10に記載の発明のように、制御手段は、前記残量の減少に伴い前記点滅周期を段階的に変化させてもよい。
請求項11に記載の発明では、前記燃料の残量が前記表示セグメントの点滅表示により表示可能な最小残量に到達する前では、前記燃料の残量の減少に伴って前記点滅周期が第1の変化率で変化し、前記燃料の残量が前記最小残量に到達するときには、前記燃料の残量の減少に伴って前記点滅周期が第2の変化率で変化し、前記第2の変化率は、前記第1の変化率に比べて大きくなっていることを特徴とする。
したがって、燃料の残量が最小残量に到達したとき、点滅周期が第2の変化率にて変化することにより、燃料の残量が最小残量に到達した旨をユーザに明確に表示することができる。
また、請求項12に記載の発明のように、表示セグメントを点滅表示する場合には、前記表示セグメントを点灯表示するときに比べて、前記残量の表示の分解能が小さく設定されていれば、点滅表示する場合には、点灯表示するときに比べて、高精度に残量の表示を行うことができる。
なお、請求項13に記載の発明のように、車両の走行距離を表示するための走行距離表示部(22a〜22f)が併設されるように構成しても良い。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1に本発明の第1実施形態の車両用計器の電気的概略構成を示す。図1において、車両用計器は、電子制御装置10、および液晶表示パネル20から構成されており、電子制御装置10は、周知のマイクロコンピュータ及びメモリなどから構成されている。
図1に本発明の第1実施形態の車両用計器の電気的概略構成を示す。図1において、車両用計器は、電子制御装置10、および液晶表示パネル20から構成されており、電子制御装置10は、周知のマイクロコンピュータ及びメモリなどから構成されている。
電子制御装置10は、車両の駆動輪の回転数を検出する車速センサ40から出力されるセンサ出力に基づき、走行距離を求めるとともに、この走行距離を液晶表示パネル20に表示させるための処理を実行する。
また、電子制御装置10は、車載燃料タンク内のガソリンの残量を検出する残量センサ30から出力されるセンサ出力に基づき、ガソリンの残量を検出するとともに、この検出されたガソリンの残量を液晶表示パネル20に表示させる。
ここで、残量センサ30としては、車載燃料タンク内のガソリンに浮かぶフロートと、このフロートの高さを検出するポテンショメータとからが用いられ、この検出高さに基づきガソリンの残量が電子制御装置10によって算出されることになる。
なお、ガソリンとは、車両駆動用エンジンの燃料として用いられるものであり、駆動用エンジンによっては、ガソリンに代えて、軽油など各種の液体燃料を用いても良い。
また、液晶表示パネル20は、長方形の表示セグメント21a〜21e、および、7セグ22a〜22fを、それぞれ左右に一列に並べるように表示可能に構成されている。また、表示セグメント21a〜21eとしては、ガソリンの残量の表示に用いられる一方、7セグ22a〜22fとしては、車両の走行距離の表示に用いられる。なお、液晶表示パネル20は、車室内のインストルメントパネルにて車両後方に向けて配置されている。
次に、本実施形態の作動について図3、図4を用いて説明する。図3は、電子制御装置10による液晶表示パネル20の表示処理を示す制御フローチャートであり、図4(a)〜(j)は、液晶表示パネル20での表示セグメント21a〜21eの表示状態を示す図である。
先ず、電子制御装置10が、図3の制御フローチャートにしたがって、コンピュータプログラムを実行する。このコンピュータプログラムは、一定周期毎に、実行される。
先ず、残量センサ30からのセンサ出力に基づき、ガソリンの残量(%)を算出する。この残量(%)とは、車載燃料タンク内にガソリンが満タン状態に充填された状態を100%とする比率を百分率にて示す値である。
ここで、ガソリンの残量(%)が100%〜80%のとき(S100)、図4(a)に示すように、表示セグメント21a〜21eの全てを点灯表示させるように液晶表示パネル20を制御する(S101)。
その後、ガソリンの残量(%)が80%〜60%であることを判定すると(S110)、図4(b)に示すように、表示セグメント21eを消灯して、かつ、表示セグメント21a〜21dを点灯表示させるように液晶表示パネル20を制御する(S111)。
さらに、ガソリンの残量(%)が60%〜40%であると判定すると、図4(c)に示すように、表示セグメント21dを消灯して、かつ、表示セグメント21a〜21cを点灯表示させるように液晶表示パネル20を制御する。
その後、ガソリンの残量(%)が40%〜20%であると判定すると、図4(d)に示すように、表示セグメント21cを消灯して、かつ、表示セグメント21a、21bを点灯表示させるように液晶表示パネル20を制御する。
そして、ガソリンの残量(%)が20%〜15%であると判定すると(S120)、図4(e)に示すように、表示セグメント21bを消灯して、かつ、表示セグメント21aだけを残り1つの表示セグメントとして点灯表示させるように液晶表示パネル20を制御する(S121)。
その後、ガソリンの残量(%)が15%〜12%であると判定すると(S130)、図4(f)に示すように、表示セグメント21a〜21eの全てを点滅表示させるように液晶表示パネル20を制御する(S131)。
そして、更にガソリンの残量(%)が減少して12%〜9%であると判定すると(S140)、その減少に伴い、図4(g)に示すように、表示セグメント21eを消灯して、かつ、表示セグメント21a〜21dを点滅表示させるように液晶表示パネル20を制御する(S141)。
さらに、ガソリンの残量(%)が9%〜6%であると判定すると(S150)、図4(h)に示すように、表示セグメント21dを消灯して、かつ、表示セグメント21a〜21cを点滅表示させるように液晶表示パネル20を制御する(S151)。
その後、ガソリンの残量(%)が6%〜3%であると判定すると(S160)、図4(i)に示すように、表示セグメント21cを消灯して、かつ、表示セグメント21a、21bを点滅表示させるように液晶表示パネル20を制御する(S161)。
そして、ガソリンの残量(%)が3%〜0%である判定すると(S170)、図4(j)に示すように、表示セグメント21bを消灯して、かつ、表示セグメント21aだけを残り1つの表示セグメントとして点滅表示させるように液晶表示パネル20を制御する(S171)。
以上説明したように本実施形態によれば、残量が15%未満の領域(すなわち、残量が少ない領域)になると、表示セグメント21a〜21eの全てを点滅表示させて、更に残量が減少するときにはその減少に伴い点滅表示する表示セグメントの数を減らすことにより、残量の減少をユーザに対して表示することができる。
ここで、表示セグメントやランプ等などの部品を従来の車両用計器に対して追加してないので、コストアップを招くことなく、燃料の残量の表示精度を上げることができる。
また、本実施形態によれば、図4(a)〜(d)に示すように、表示セグメントを点灯表示するときには(但し、図4(e)の場合を除く)、残量率が20%以上減少すると、1つの表示セグメントを消灯するのに対して、図4(f)〜(j)に示すように、表示セグメントを点滅表示するときには、残量率が3%以上減少すると、1つの表示セグメントを消灯する。
以上によれば、表示セグメントを点滅表示する場合には、表示セグメントを点灯表示するときに比べて、残量表示の分解能を小さく設定されていることになり、残量が少ない領域では、高精度に残量の表示を行うことができる。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態では、残量15%未満の領域にて、残量率が減るにつれて点滅表示する表示セグメントの数を減らすようにした例について説明したが、これに代えて、点滅表示する表示セグメントの点滅周期を一定にして、オンデューティ比を変化させるようにする。
上述の第1実施形態では、残量15%未満の領域にて、残量率が減るにつれて点滅表示する表示セグメントの数を減らすようにした例について説明したが、これに代えて、点滅表示する表示セグメントの点滅周期を一定にして、オンデューティ比を変化させるようにする。
ここで、本実施形態では、オンデューティ比(ONDuty)としては、図5に示すように、1周期Tのうち点灯(オン)している期間Toの比率(%)を表すものである{d=(To/T)×100}。
次に、本実施形態の具体的な作動について図6、図7を用いて説明する。図6(a)〜(f)は、液晶表示パネル20での表示セグメント21a〜21eの表示状態を示す図であり、図7は、デューティ比と残量率との関係を示すグラフである。
例えば、ガソリンの残量(%)が100%〜15%のときには、上述の第1実施形態と同様に、図6(a)〜図5(e)に示すように、残量(%)が減少するにつれて、点灯表示している表示セグメントを1つずつ順次消灯していき、残り1つの表示セグメントだけを点灯された後、更に残量が減少するときにはその残量(%)の減少に伴い、次のように液晶表示パネル20を制御する。
すなわち、図6(f)に示すように、ガソリンの残量(%)が15%〜10%になると、オンデューティ比を80パーセントとして、残り1つの表示セグメント21aを点滅表示させる。
その後、図6(g)に示すように、ガソリンの残量(%)が10%〜5%になると、残り1つの表示セグメント21aのオンデューティ比を50パーセントに低下させて、さらに、ガソリンの残量(%)が5%〜0%になると、図6(h)に示すように、残り1つの表示セグメント21aのオンデューティ比を20パーセントに低下させる。
以上によれば、ガソリンの残量(%)が15%〜10%、10%〜5%、5%〜0%の順で低下すると、図7に示すように、残り1つの表示セグメント21aのオンデューティ比が階段状に低下することになる。
本実施形態では、ガソリンの残量が表示セグメントの点滅表示により表示可能な最小残量(5%〜0%)に到達する前では、すなわち、残量が(15%〜10%)から(10%〜5%)に減少するときには、オンデューティ比の変化率は1.6%(=80%/50%:第1の変化率)となる一方、残量が(10%〜5%)から(5%〜0%)に減少するときには、オンデューティ比の変化率は、2.5%(=50%/20%:第2の変化率)となる。
したがって、残量が最小残量(5%〜0%)に到達したとき、オンデューティ比が2.5%にて変化することにより、燃料の残量が最小残量に到達した旨をユーザに明確に表示することができる。
上述の第2実施形態では、一般的に、視覚表示におけるドライバが感じる緊急度(重大性)の強さは、オンデューティが小さいほど高いので、残量が減少するほどオンデューティを減少させる例を示したが、これに代えて、残量が減少するほどオンデューティを増加させるようにしてもよい。
上述の第2実施形態では、オンデューティを減少させて残量の減少を表示する例を示したが、これに代えて、残量の減少に伴い点滅周期を小さく(或いは、大きくして)残量の減少を表示するようにしてもよい。
(第3実施形態)
上述の第2実施形態では、ガソリンの残量(%)が15%〜0%の範囲で低下すると、残り1つの表示セグメント21aのオンデューティ比が階段状に低下する例について説明したが、これに代えて、本第3実施形態では、表示セグメント21aのオンデューティ比がリニア(すなわち無階段状)に低下させるようにする。
上述の第2実施形態では、ガソリンの残量(%)が15%〜0%の範囲で低下すると、残り1つの表示セグメント21aのオンデューティ比が階段状に低下する例について説明したが、これに代えて、本第3実施形態では、表示セグメント21aのオンデューティ比がリニア(すなわち無階段状)に低下させるようにする。
具体的には、ガソリンの残量(%)が15%〜0%で減少すると、図8、図9に示すように、残量の減少に伴い、残り1つの表示セグメント21aのオンデューティ比を80%〜50%の間でリニア(すなわち無階段状)に低下させる。
なお、図8(a)〜(g)は、液晶表示パネル20での表示セグメント21a〜21eの表示状態を示す図であり、図9は、オンデューティ比と残量率との関係を示すグラフである。
上述の第3実施形態では、ガソリンの残量(%)が15%〜0%の範囲で低下すると、オンデューティ比をリニアに変化させる例について説明したが、これに代えて、点滅周期をリニアに変化させるようにしてもよい。
上述の第3実施形態では、ガソリンの残量(%)が15%〜0%の範囲で低下すると、オンデューティ比をリニアに変化させるようにした例について説明したが、これに代えて、ガソリンの残量(%)が15%〜5%の範囲で低下したとき、すなわち、最小残量(5%〜0%)に到達する前では、オンデューティ比をリニアに変化させて、かつ、ガソリンの残量(%)最小残量(5%〜0%)に到達したとき、オンデューティ比を段階的に変化させるようにしてもよい。
さらに、これに代えて、ガソリンの残量(%)が15%〜5%の範囲で低下したとき、点滅周期をリニアに変化させて、かつ、ガソリンの残量(%)最小残量(5%〜0%)に到達したとき、点滅周期を段階的に変化させるようにしてもよい。
(その他の実施形態)
上述の各実施形態では、表示部として、液晶表示パネルを用いた例を示したが、これに代えて、ELなどの各種の表示パネルを用いてもよい。
上述の各実施形態では、表示部として、液晶表示パネルを用いた例を示したが、これに代えて、ELなどの各種の表示パネルを用いてもよい。
上述の第2、第3実施形態では、所定の表示セグメントとしての残り1つの表示セグメント21aを点滅させる例について説明したが、これに代えて、いずれか2つ以上の表示セグメントを点滅させるようにしてもよい。
10…電子制御装置、20…液晶表示パネル、
21a〜21e…表示セグメント。
21a〜21e…表示セグメント。
Claims (13)
- 各表示セグメント(21a〜21e)を表示する表示部(20)と、
車載燃料タンク内の燃料の残量を検出して、この検出される残量の減少に伴い、前記各表示セグメントのうち点灯表示する表示セグメントの数を減らすように前記表示部を制御する制御手段(10)と、を備える車両用計器であって、
前記制御手段は、
前記各表示セグメントのうち残り1つの表示セグメントを点灯表示した後、前記残量の減少に伴い、前記各表示セグメントの全てを点滅表示させて、更に前記残量が減少するときにはその減少に伴い前記点滅表示する表示セグメントの数を減らすように前記表示部を制御することを特徴とする車両用計器。 - 各表示セグメント(21a〜21e)を表示する表示部(20)と、
車載燃料タンク内の燃料の残量を検出して、この検出される残量の減少に伴い、前記各表示セグメントのうち点灯表示する表示セグメントの数を減らすように前記各表示セグメントを制御する制御手段(10)と、を備える車両用計器であって、
前記制御手段は、
前記各表示セグメントのうち残り1つの表示セグメントを点灯表示した後、更に前記残量が減少するときには、その残量の減少に伴い前記各表示セグメントのうち所定個の表示セグメントを点滅表示させて更に前記残量が減少するときにはその残量の減少に伴い前記所定個の表示セグメントによる点滅のデューティ比を変化させるように前記表示部を制御することを特徴とする車両用計器。 - 前記制御手段は、前記残量の減少に伴い前記点滅のデューティ比をリニアに変化させるように前記表示部を制御することを特徴とする請求項2に記載の車両用計器。
- 前記制御手段は、
前記燃料の残量が前記表示セグメントの点滅表示により表示可能な最小残量に到達する前では、前記燃料の残量の減少に伴って前記デューティ比をリニアに変化させて、前記燃料の残量が前記最小残量に到達するときには、前記燃料の残量の減少に伴って前記デューティ比が段階的に変化させるように前記表示部を制御することを特徴とする請求項2に記載の車両用計器。 - 前記制御手段は、前記残量の減少に伴い前記デューティ比を段階的に変化させることを特徴とする請求項2に記載の車両用計器。
- 前記燃料の残量が前記表示セグメントの点滅表示により表示可能な最小残量に到達する前では、前記燃料の残量の減少に伴って前記デューティ比が第1の変化率で変化し、
前記燃料の残量が前記最小残量に到達するときには、前記燃料の残量の減少に伴って前記デューティ比が第2の変化率で変化し、
前記第2の変化率は、前記第1の変化率に比べて大きくなっていることを特徴とする請求項5に記載の車両用計器。 - 各表示セグメント(21a〜21e)を表示する表示部(20)と、
車載燃料タンク内の燃料の残量を検出して、この検出される残量の減少に伴い、前記各表示セグメントのうち点灯表示する表示セグメントの数を減らすように前記各表示セグメントを制御する制御手段(10)と、を備える車両用計器であって、
前記制御手段は、
前記各表示セグメントのうち残り1つの表示セグメントを点灯表示した後、更に前記残量が減少するときには、その残量の減少に伴い前記各表示セグメントのうち所定個の表示セグメントを点滅表示させて更に前記残量が減少するときにはその残量の減少に伴い前記所定個の表示セグメントによる点滅周期を変化させるように前記表示部を制御することを特徴とする車両用計器。 - 前記制御手段は、前記残量の減少に伴い前記点滅周期をリニアに変化させるように前記表示部を制御することを特徴とする請求項7に記載の車両用計器。
- 前記制御手段は、
前記燃料の残量が前記表示セグメントの点滅表示により表示可能な最小残量に到達する前では、前記燃料の残量の減少に伴って前記点滅周期をリニアに変化させて、前記燃料の残量が前記最小残量に到達するときには、前記燃料の残量の減少に伴って前記点滅周期が段階的に変化させるように前記表示部を制御することを特徴とする請求項7に記載の車両用計器。 - 前記制御手段は、前記残量の減少に伴い前記点滅周期を段階的に変化させることを特徴とする請求項7に記載の車両用計器。
- 前記燃料の残量が前記表示セグメントの点滅表示により表示可能な最小残量に到達する前では、前記燃料の残量の減少に伴って前記点滅周期が第1の変化率で変化し、
前記燃料の残量が前記最小残量に到達するときには、前記燃料の残量の減少に伴って前記点滅周期が第2の変化率で変化し、
前記第2の変化率は、前記第1の変化率に比べて大きくなっていることを特徴とする請求項7に記載の車両用計器。 - 前記表示セグメントを点滅表示する場合には、前記表示セグメントを点灯表示するときに比べて、前記残量の表示の分解能が小さく設定されていることを特徴とする請求項2ないし11のいずれか1つに記載の車両用計器。
- 車両の走行距離を表示するための走行距離表示部(22a〜22f)が併設されていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の車両用計器。
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