JP2005105996A - ベーンポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータのベーン収容用スリット周りの剛性を向上させる。
【解決手段】回転軸5、回転軸5にて回転駆動されるロータ2、ロータ2のスリット21内にて摺動運動をするベーン1、ベーン1の外側にあって、ロータ2、ベーン1とともにポンプ室15を形成するカムリング3、これらカムリング3、ロータ2、ベーン1、回転軸5を収容するハウジング6からなる。ロータ2を、その横断面形態において、ベーン1の収容されるスリット21の両側面部のところにカムリング3の内周面側へ突出するように形成されたマウンド部22を有するようにする。相隣るスリット21、21間においてはカムリング3の内周面に対して凹面部23を形成させる。マウンド部22、22間に、円周方向に延びるように隆起形成されたリブ25を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧式パワーステアリング装置を初めとした各種油圧装置に圧油を供給するために用いられるベーンポンプ装置に関するものであり、特に、ベーンを保持するロータにおけるベーン収容用スリット周りにおける剛性を高めさせて、高圧高容量化を可能なようにしたベーンポンプ装置に関するものである。
一般に、油圧式パワーステアリング装置等の油圧装置にはベーンポンプ装置が用いられるようになっている。そして、当該ベーンポンプ装置は、例えば、特開2000−179469号公報または図4に示す如く、本ベーンポンプ装置駆動用のものであって回転運動を伝達する回転軸10、当該回転軸10にスプライン等により結合されるロータ20、当該ロータ20のスリット210内で摺動運動をするベーン30、当該ベーン30の外側にあってポンプ室を形成するカムリング40、これらカムリング40等からなるポンプ機能部品を収容するハウジング50、当該ハウジング50と対の状態で設けられるカバー等からなるものである。このような構成からなるものにおいて、上記ロータ20のスリット210内に収容されるベーン30の相隣るものどうしの間、並びに、ロータ20の外周面とカムリング40の内周面との間には、所定の容積を有するポンプ室250が形成されることとなる。そして、このようなポンプ室250を形成する上記ロータ20の外周面であってベーン30の収容される各スリット210、210の間には、上記カムリング40の内周面との間の距離を大きく採るように形成された凹面部240が設けられるようになっている。すなわち、ロータ20の横断面形状は星型の形態を有するようになっている。このような形態を採ることによって、上記カムリング40の内周面とロータ20の外周面との間に形成されるポンプ室250の容積は大きな値を有するようになり、ベーンポンプ装置の高容量化を図ることができるようになる。
特開2000−179469号公報
このように、従来のものにおいては、上記ロータ20の横断面形態を星型の形状からなるようにして、ポンプ室250の容積向上を図ることとしている。しかしながら、このような構成を採ることによって、上記ベーン30を収容するロータ20のスリット210周りの剛性が不足気味とならざるを得ないと言う問題点が、バス、トラック等の大型車両の油圧式パワーステアリング装置に用いられるベーンポンプ装置において生じるおそれがある。このような大型車両に用いられるベーンポンプ装置としては、パワーステアリング装置への供給圧力、供給流量を、ともに大きな値のもの、すなわち、高圧高容量化されたものが採用されるようになっている。その結果、このようなベーンポンプ装置におけるベーン30の収容部であるスリット210周りにおける剛性が不足すると、ハンドルを操舵エンドまで切った場合、すなわち、ポンプ装置にとって高負荷となる操舵状況が持続されるような場合、ポンプ室250内の圧力上昇によってロータ20のスリット210の口もと部210a(ラジアル方向最外部)が、図5における210bの位置へと押し広げられるように変形をするおそれがある。このような変形が発生すると、ポンプ作動中において、ベーン30が、ロータのラジアル方向(RD)に対して、傾き現象を呈することとなり、ポンプ性能を低下させるおそれがある。このような問題点を解決するために、ポンプ室容積は確保したうえで、ロータのベーン保持部周りの剛性を向上させるようにしたベーンポンプ装置を提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明である第一の発明においては、ハウジング内に収容されて回転運動をする回転軸、当該回転軸にて回転駆動されるロータ、当該ロータのスリット内にて摺動運動をするベーン、当該ベーンの外側にあって、上記ロータ、ベーンとともにポンプ室を形成するカムリング、これらカムリング、ロータ、ベーン、回転軸を収容するハウジングからなるベーンポンプ装置に関して、上記ロータを、その横断面形態においてベーンの収容されるスリットのところであってロータのラジアル方向最外部のところに上記カムリングの内周面側へ突出するように形成されたマウンド部を有するとともに、相隣るスリット間においては上記カムリングの内周面に対して凹面部を有する星型の形態からなるようにし、このような形態の上記ロータの外周面上であって上記相隣るマウンド部間に、円周方向に延びるように隆起形成され、かつ、ロータの軸方向の厚みよりは小さな値の所定の幅を有するリブを設けるようにした構成を採ることとした。
第一の発明によれば、ロータを、その横断面形状が星型の形態からなるようにするとともに、このような形態のロータの外周面上であってベーン収容用のスリット間に円周方向に延び、所定の幅を有する補強リブを設けるようにしたので、ベーンの収容されるスリットの、その側壁周りの強度・剛性が高められるようになる。その結果、ポンプ作動中において、ポンプ室内の過度の圧力上昇時においても、ロータのスリット口もと部(ロータのラジアル方向最外部)が押し広げられるように変形をするのが抑止されるようになる。その結果、ベーンが、ロータの中心点を基点にした放射軸方向に対して、傾いたり、倒れたりするようなことがなくなり、ベーンポンプ装置全体としての性能の安定化が図られるようになる。また、ロータが星型の形態を有するとともに、リブの幅がロータの軸方向の厚みよりは小さな値を有するようになっていることより、相隣るベーン、ロータ外周面、及びカムリング内周面にて形成されるポンプ室は、その容積が大きな値を有するように形成されることとなる。従って、本ベーンポンプ装置においては、上記ベーン収容部の剛性アップと相まって、高圧力化及び高容量化を図ることができるようになる。
本発明を実施するための最良の形態について、図1ないし図3を基に説明する。本実施の形態にかかるものの、その構成は、図1に示す如く、モータ等によって回転駆動される回転軸5、当該回転軸5によって回転駆動されるロータ2、当該ロータ2のスリット21内に収容されてロータ2の中心点(O1)を基点にして、そのラジアル方向に摺動運動をするベーン1、当該ベーン1の外側にあってポンプ室15の形成に寄与するカムリング3、これらカムリング3、ロータ2、ベーン1等を収容するハウジング6等からなることを基本とするものである。
このような構成からなるものにおいて、上記ロータ2は、その横断面形状が、図1及び図2に示す如く、星型の形態を有するようになっているものである。具体的には、図2に示す如く、上記ロータ2には、その回転中心点(O1)を基点にして放射状に、ベーン1を収容するためのスリット21が複数本設けられるようになっている。そして、これらスリット21の口もと部21a(ロータ2のラジアル方向最外部)のところであってロータ2の外周面を形成するところには、外側へ盛上がるように形成されたマウンド部22が設けられるようになっている。これによって、ベーン1の収容されるスリット21周りの剛性を高めさせるようにしているものである。
また、これに対して、上記ロータ2の外周面であって上記スリット21のうちの相隣るものの間に形成される部分、すなわち、相隣る二つのマウンド部22、22の間には、凹陥状の形態からなる凹面部23が形成されるようになっている。このような凹面部23を設けることによって、上記ロータ2が、図1に示す如く、カムリング3内に組込まれると、ロータ2の外周面とカムリング3の内周面との間には比較的広目の空間が形成されることとなる。すなわち、相隣るベーン1、1並びにロータ2及びカムリング3にて形成されるポンプ室15は、比較的大きな容積を有するようになる。
このような構成からなるものにおいて、本実施の形態のものにおいては、上記凹面部23のところ、具体的には、相隣るスリット21、21の、それぞれのところに設けられたマウンド部22、22の間のところであって、ロータ2の外周面上に、図2及び図3に示す如く、円周方向に延びるように隆起形成されたリブ25が設けられるようになっている。このリブ25は、図3に示す如く、ロータ2の軸方向厚み(図3の左右方向)よりは小さな値の所定の幅を有するものであって、上記二つのマウンド部22、22間をつなぐように形成されているものである。このようなリブ25を設けることによって、ポンプ室15の容積減少を最小限に抑えたうえで、上記ベーン1の収容されるスリット21周りの強度・剛性を高めさせることができるようになる。すなわち、上記リブ25は補強リブの役目を担っているものである。なお、このリブ25は、必ずしも図3に示すような両マウンド部22、22間を連結するような形態のものからなる必要は無く、途中で切れているようなタイプのものであっても良い。
このような構成を採ることにより、本実施の形態のものにおいては、ロータ2の外周面上に設けられた補強リブ25の作用により、ベーン1の収容されるスリット21の、その側壁部周りの強度・剛性が高められるようになる。その結果、ポンプ作動中において、ポンプ室15内の過度の圧力上昇時においてもロータ2のスリット21の口もと部21aが押し広げられるように変形するのが抑制されることとなる。その結果、上記ベーン1が、ロータ2の中心点(O1)を基点にした放射軸方向に対して、傾いたりするようなことがなくなり、ベーンポンプ装置全体としての性能の安定化が図られるようになる。また、ロータ2が星型の形態を有していることより、相隣るベーン1、1、ロータ2の外周面、及びカムリング3の内周面にて形成されるポンプ室15は、比較的大きな容積を有するようになり、本ベーンポンプ装置としては上記ベーン収容部の剛性アップと相まって、高圧力化及び高容量化を図ることができるようになる。
本発明の全体構成を示す縦断面図である。 本発明の主要部を成すロータの全体構成を示す平面図である。 本発明の主要部を成すロータ及びリブの全体構成を示す正面図である。 従来のものの全体構成を示す縦断面図である。 従来のロータにおけるベーン収容用スリットの口もと部における変形状態を示す図である。
符号の説明
1 ベーン
15 ポンプ室
2 ロータ
21 スリット
21a 口もと部(ラジアル方向最外部)
22 マウンド部
23 凹面部
25 リブ
3 カムリング
5 回転軸
6 ハウジング










Claims (1)

  1. ハウジング内に収容されて回転運動をする回転軸、当該回転軸にて回転駆動されるロータ、当該ロータのスリット内にて摺動運動をするベーン、当該ベーンの外側にあって、上記ロータ、ベーンとともにポンプ室を形成するカムリング、これらカムリング、ロータ、ベーン、回転軸を収容するハウジングからなるベーンポンプ装置において、上記ロータを、その横断面形態においてベーンの収容されるスリットのところであってロータのラジアル方向最外部のところに上記カムリングの内周面側へ突出するように形成されたマウンド部を有するとともに、相隣るスリット間においては上記カムリングの内周面に対して凹面部を有する星型の形態からなるようにし、このような形態の上記ロータの外周面上であって上記相隣るマウンド部間に、円周方向に延びるように隆起形成され、かつ、ロータの軸方向の厚みよりは小さな値の所定の幅を有するリブを設けるようにしたことを特徴とするベーンポンプ装置。
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