JP2005105749A - アンカー式ダボ - Google Patents

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Noriyuki Sakashita
典之 坂下
Naoki Yoshida
直樹 吉田
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Abstract

【課題】 木工素材の木口端面の接合において、その接合強度を向上するとともに接合作業を簡素化し、しかも接着剤を塗布する場合は、その塗布量が一定となるようにするもので、均質な作業結果が得られるようにする。
【解決手段】 筒状に形成したスリーブ2の両端の開口部にブロック体3を装着してなり、該ブロック体3がスリーブ2内を進入するに従い、このブロック体3のテーパ面3dによりスリーブ2の開口端部を放射方向に拡開する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種の木製構築物の木口端面などの接合に用いるダボに関するもので、ダボ接合に伴う作業を簡素化するとともに、接合強度を向上するようにしたアンカー式ダボに関するものである。
一般に家具、建具などにおいた木工素材の木口端面を接合する場合、接合する双方の端面にダボを埋め込み、接着剤で固定する方法が採用されている。この場合のダボは、円筒状に形成され、その外周面に縦溝あるいは螺状溝が形成され、主体の一方の過半を接合する一方の木口端面に形成したダボ孔に圧入し、他方の過半を接合する他方の木口端面に形成したダボ孔に圧入するようにしている。そして、接合強度を向上するため、通常、ダボの圧入に際し水溶性の接着剤を塗布するようにしている。
このように、従来から一般に採用されているダボには以下に述べるような不具合を生ずる問題があるとされている。即ち、水溶性の接着剤をダボの周側面に塗布することからこの接着剤がダボに含浸するので、ダボが膨張してダボ孔の内周面と圧接する。そして、接着剤が固化することにより確実な接合状態が得られるようにしているのであるが、ダボが膨張し、接着剤が固化するまで十分な時間を要するものであり、生産効率を低くする要因となっていた。
そこで、このような問題を解決するための手段として、ダボの両側端から軸に沿って楔溝を形成し、この楔溝に楔を臨ませた状態で楔とともにダボの端部を前記ダボ孔に圧入するようにしたものがある(例えば、特許文献1)。
ところが、このように構成されたダボにおいても、ダボとダボ孔との接触は面接触であり、接合強度を十分に向上することができなかった。しかも、この種のダボによる接合構造による場合の大きな問題は、接合強度を向上しなければならないことから接着剤を用いるため、この接着剤を木口接合面から漏出する問題を避けることができなかった。
木口接合面から接着剤が漏出した場合、その接着剤が製品の表面を汚す原因となるため、素早くこれを拭き取るなどの作業を行い、商品価値が低下しないようにしなけれならず、組立作業に余分な工程が生じてしまうことになる。このような問題を未然に防止するためには、個々のダボへ適正な量の接着剤を塗布すればよいのであるが、この作業は熟練を要するものであり、均質な作業結果が得られるものではなかった。
特開平5−98714号公報
本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたもので、木工素材の木口端面の接合において、その接合強度を向上するとともに接合作業を簡素化し、しかも接着剤を塗布する場合は、その塗布量が一定となるようにするもので、均質な作業結果が得られるようにする。
そこで本発明は、以下に述べる各手段により上記課題を解決するようにした。即ち、請求項1記載の発明では、筒状に形成したスリーブの両端の開口部にブロック体を装着してなり、該ブロック体がスリーブ内を進入するに従い、このブロック体のテーパ面によりスリーブ開口端部を放射方向に拡開するようにする。
請求項2記載の発明では、筒状に形成したスリーブ内部に接着剤を封入したカプセルを配置するとともに、主体の端面に尖端を形成したブロック体をスリーブ両端の開口部に装着してなり、該ブロック体がスリーブ内を進入するに従い、このブロック体のテーパ面によりスリーブの開口端部を放射状に拡開し、且つ、前記カプセルを破砕して接着剤を浸出させるようにする。
請求項3記載の発明では、上記請求項1乃至請求項2記載の発明において、スリーブの両端の開口部の外周にスパイクを形成する。
請求項4記載の発明では、上記請求項1乃至請求項2記載の発明において、ブロック体の端部外周に係止突起を形成する一方、スリーブの周面に係止窓を形成し、ブロック体の進入停止位置において前記係止突起と係止窓が嵌合するようにする。
請求項5記載の発明では、上記請求項1乃至請求項2記載の発明において、ブロック体の端部外周の係止突起に戻り止めのための段部を形成する。
請求項6記載の発明では、上記請求項1乃至請求項2記載の発明において、スリーブの周面に、ブロック体の端部外周に形成した係止突起を遊嵌する係止窓を形成し、ブロック体を仮止め可能となるようにする。
本発明によれば、木工素材の木口端面の接合を簡素な組立作業で行うことができ、ダボがダボ孔に噛合する状態のダボ結合となることから、木口端面の結合が強固となる。また、接着剤を用いる場合は、適量の塗布を画一的行うことができることから木口接合部からの接着剤の漏出を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図にもとづいて詳細に説明する。
図1は、本発明のアンカー式ダボ1の基本的構成を示す斜視図であり、筒状のスリーブ2を主体とし、その両端の開口部に装着するブロック体3が一体となるように構成してある。前記スリーブ2は、合成樹脂、アルミニウムのような軽金属などの適度に剛性を備えた可撓性材料で成形されたもので、同一周面の複数箇所に開口面積の大きい係止窓2aと、この係止窓2aより開口面積の小さい係止窓2bが形成されている。そして、スリーブ2の両端の開口部の外周には、尖頭形状のスパイク2cが一体に形成されている。
つぎに、ブロック体3は、スリーブ2と同様に合成樹脂、アルミニウムのような軽金属で成形され、その主体部3aの外形がスリーブ2の内径より僅かに小さく形成されている。そして、スリーブ2へ装着する主体部3aの端部には段部3cを備える係止突起3bが前記スリーブ2の係止窓2a・2bと同一軸線上となるように形成されている。そして、主体部3aの他端は膨頭形状であり、その膨頭部の頂部から主体部3aにかけてテーパ面3dが形成されている。
本発明のアンカー式ダボ1は以上のごとく構成されており、予備的な組立状態では、図2に示すようにブロック体3の主体部3aがスリーブ2の開口部に装着され、ブロック対3の係止突起3bがスリーブ2の係止窓2aに遊嵌して臨む状態となっている。
つぎに、本発明のアンカー式ダボ1により木工素材の木口端面をダボ結合する場合の組立工程を図3乃至図6にもとづいて説明する。図3は、木工素材Wに予め形成されたダボ孔W1に図2に、示すように組み立てられた本発明のアンカー式ダボ1を手作業により装着した状態を示すもので、スリーブ2のスパイク2cの尖頭がダボ孔W1の内壁面を僅かに削る状態で切欠溝Waを形成して進入するため、スリーブ2の両端はダボ孔W1に仮固定された状態となる。
図3の状態からさらに木工素材Wの木口端面W2を前進すると、図4に示す状態に至る過程において、まず、ブロック体3の膨頭部がダボ孔W1の底部に当接する。そして、スリーブ2の開口部が前進してブロック体3のテーパ面3dに当接し、さらに前進が進行することによりスリーブ2の開口部が拡開し、図4に示すようにスリーブ2の開口部の先端とスパイク2cがダボ孔W1の周壁に喰い込む状態となる。
このとき、ブロック体3の係止突起3bは、スリーブ2の係止窓2bへスライドして移動し、この係止窓2bに係止突起3bが隙間なく嵌合するのでスリーブ2とブロック体3との相対的な移動が不能となるロックされた状態となり、ダボ結合を完了する。このように、本発明によれば、スリーブ2の両端の開口部の端部とスパイク2cがダボ孔W1の周壁に喰い込み、恰も錨と同様の作用を呈するため、ダボ結合が強固なものとなる。
図5は、本発明の発展的構成を示すもので、予めスリーブ2内部に、接着剤を封入したカプセルAを配置するとともに、ブロック体3に尖端3eを形成しておくようにしたものである。
このように構成したことにより、木工素材Wの木口端面W2を前進させると、まず、ブロック体3の膨頭部がダボ孔W1の底部に当接する。そして、スリーブ2の開口部が前進してブロック体3のテーパ面3dに当接し、さらに前進が進行することによりスリーブ2の開口部が拡開し、図6に示すようにスリーブ2の開口部の先端とスパイク2cがダボ孔W1の周壁に喰い込む状態となる。これと同時に、前記カプセルAがブロック体3の尖端3eにより破砕され、封入されていた接着剤Bが外部に浸出する。
そして、破砕されたカプセルAからは接着剤Bが勢いよく浸出するので、図6に示すようにダボ孔W1内の空間に接着剤Bが充満し、この接着剤の固化により強力なダボ結合を期待することができる。しかも、カプセルA内には正確に定められた量の接着剤を封入することができるので、ダボ孔内に浸出する接着剤が一定となり、熟練を要することなく均質な接着剤の塗布が可能となる。
本発明のアンカー式ダボは、木工素材の壁面と木口端面などを接合する場合に用いて好適であり、建具、木製家具、システムキッチンなどの木製構築物へ広範に採用することができる。
本発明のアンカー式ダボの基本的構成を示す分解斜視図である。 図1の組立状態を示す斜視図である。 本発明のアンカー式ダボの施工状態を示す断面図である。 図3の施工結果を示す断面図である。 本発明のアンカー式ダボの発展的構成を示す断面図である。 図5の施工結果を示す断面図である。
符号の説明
1・・・・・・アンカー式ダボ
2・・・・・・スリーブ
2a・・・・・係止窓(開口面積大)
2b・・・・・係止窓(開口面積小)
2c・・・・・スパイク
3・・・・・・ブロック体
3a・・・・・主体部
3b・・・・・係止突起
3c・・・・・段部
3d・・・・・テーパ面
3e・・・・・尖端
A・・・・・・カプセル
B・・・・・・接着剤
W・・・・・・木工素材
W1・・・・・ダボ孔
W2・・・・・木口端面

Claims (6)

  1. 筒状に形成したスリーブの両端の開口部にブロック体を装着してなり、
    該ブロック体がスリーブを進入するに従い、このブロック体のテーパ面によりスリーブの開口端部を放射方向に拡開するようにしたことを特徴とするアンカー式ダボ。
  2. 筒状に形成したスリーブ内部に接着剤を封入したカプセルを配置するとともに、主体の端面に尖端を形成したブロック体をスリーブ両端の開口部に装着してなり、
    該ブロック体がスリーブ内を進入するに従い、このブロック体のテーパ面によりスリーブの開口端部を放射方向に拡開し、且つ、前記カプセルを破砕して接着剤を浸出させるようにしたことを特徴とするアンカー式ダボ。
  3. スリーブの両端の開口部の外周にスパイクを形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項2記載のアンカー式ダボ。
  4. ブロック体の端部外周に係止突起を形成する一方、スリーブの周面に係止窓を形成し、ブロック体の進入停止位置において前記係止突起と係止窓が嵌合するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項2記載のアンカー式ダボ。
  5. ブロック体の端部外周の係止突起に戻り止めのための段部を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項2記載のアンカー式ダボ。
  6. スリーブの周面に、ブロック体の端部外周に形成した係止突起を遊嵌する係止窓を形成し、ブロック体を仮止め可能となるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項2記載のアンカー式ダボ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200467348Y1 (ko) * 2012-02-28 2013-06-07 송현기공 주식회사 앵커볼트
CN107630874A (zh) * 2017-11-13 2018-01-26 中山市丰申电器有限公司 一种两件套的使用方法
CN107701552A (zh) * 2017-11-13 2018-02-16 中山市丰申电器有限公司 一种两件套

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