JP2005105530A - 車載制御装置 - Google Patents

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穂高 神谷
Takashi Tanaka
敬 田中
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Abstract

【課題】 携帯機に対する質問信号を車両の各ドア周辺の領域の各々へある順番で送信し、その質問信号に対する携帯機からの応答信号に基づいて、車両の各ドアに対応して設けられている電気負荷を駆動又は駆動許可する車載制御装置において、上記電気負荷を駆動又は駆動許可する際の応答性の悪化を防止する。
【解決手段】 車載制御装置は、駐車時に携帯機の接近を検知すると、各ドア毎に順番で質問信号を送信し、携帯機からの応答信号に基づき自車両用の携帯機だと認識すると(S220:YES)、携帯機が近づいたドアを判別し(S230)、そのドアのノブが触られたことを検知すると(S240:YES)該ドアを解錠させる(S260)が、ドアを解錠させる毎にそのドアについてのカウント値をインクリメントし(S270)、更に各ドア毎の質問信号の送信順序を上記カウント値が大きいドアほど質問信号が先に送信されるように設定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、携帯機との間の無線通信に基づいて、車両の各ドアに対応して設けられている電気負荷を駆動又は駆動許可する車載制御装置に関する。
従来より、車載制御装置の一つとして、例えば、特許文献1のようなものがある。
まず、車両が駐車状態(詳しくは、車両のエンジンが停止してドアが施錠された状態)において、車両のルーフ中央部分に配置されたアンテナから車両周辺の範囲内に信号(電波)を送信し、その範囲内に入った携帯機から上記信号に対して送信されてくる信号に基づいて、携帯機が車両周辺のある範囲内にいることを検知する。
次いで、携帯機の検知ができたら、各ドア毎に設けられた送信アンテナから狭域ID要求信号を各ドア周辺の狭い領域内に送信し、携帯機に応答される信号に基づいて、携帯機がこの車両用の携帯機であるか否かを認識すると共に、携帯機が接近したドアを判別する。具体的に説明すると、各ドア毎に設けられた送信アンテナから送信される狭域ID要求信号の各々には、それぞれ異なったIDコードが含まれている。また、携帯機は、受信した狭域ID要求信号のIDコードに対応するIDコードを含んだ信号を送信するようになっている。そして、車両側の装置は、携帯機から受信したIDコードが、当該装置のメモリ内に予め記憶されている各ドア毎のIDコードのうちの何れか一つと一致していれば、携帯機がこの車両用の携帯機であると認識すると共に、一致したIDコードに対応するドアを、携帯機が接近したドアとして判別する。
そして、判別されたドア(即ち、携帯機を持っている使用者が開けようとしているドア)の解錠を行う。
特開2000−073635号公報
ところで、上記従来の車載制御装置では、携帯機が自車両用の携帯機であるか否かと、その携帯機がどのドアに接近したかとを判別するための信号(以下、各ドア毎の質問信号という)を、各ドアに対応して設けられた送信アンテナから同時に送信しているが、そのような各ドア毎の質問信号を一定の順番で送信するように構成することも考えられる。
そして、各ドア毎の質問信号を同時ではなく一定の順番で送信するように構成すれば、例えば下記(1),(2)のメリットが得られる。
(1)まず、必ずしも各ドア毎に異なるIDコードを設定しなくても良い。つまり、携帯機がどのドアに接近したのかは、携帯機からの応答がくる直前にどのドアについて質問信号を送信したかで判別することができるからである。このため、メモリ容量の低減や処理の簡略化が可能となる。
(2)次に、自車両用の携帯機が何れかのドアに接近したことを検知した時点で、以降の質問信号の送信を止めるように構成すれば、各ドア毎の質問信号を常に全ドア分だけ送信しなくても済み、消費電力を低減することができる。
しかしながら、各ドア毎の質問信号を一定の順番で送信するように構成した場合、以下の問題が生じる。
まず、車両の使用者は、一般的に、車両の各ドアのうち運転席ドアを開ける回数が最も多いと考えられるが、それ以外のドアを開ける回数(頻度)については、使用者によって様々である。例えば、助手席ドアを開けることが多い人もいれば、運転席側リア席のドアを開けることが多い人もいる。
このため、各ドア毎の質問信号を単にある一定の順番で送信するようにしたのでは、人によっては、自分が開けたいドアに接近してからそのドアが解錠されるまでに時間がかかる、といった現象が頻繁に起こることとなり、その使用者に対して違和感を与えてしまう。つまり、あらゆる使用者にとって使い勝手が良いものとはならない。
尚、この問題は、ドアを解錠する装置に限らず、携帯機が車両のドアの近くに接近していることを認識すると、そのドアの解錠を許可した状態となり、例えば、解錠許可されたドアの外側のノブに人の手が差し込まれたことをセンサによって検知してはじめて、そのドアを自動的に解錠するといった、ドアの解錠を許可してから解錠をする装置に関しても同様である。また、ここでは、ドアの解錠を例に挙げたが、ドアの解錠に限らず、各ドアに対応して設けられている電気負荷を駆動させる、あるいは、上記電気負荷の駆動を許可する装置であれば、上記問題は同様に生じる。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、携帯機に対する質問信号を車両の各ドア周辺の領域の各々へある順番で送信し、その質問信号に対する携帯機からの応答信号に基づいて、車両の各ドアに対応して設けられている電気負荷を駆動又は駆動許可する車載制御装置において、上記電気負荷を駆動又は駆動許可する際の応答性の悪化を防止することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の車載制御装置では、車両から所定の範囲内に携帯機が接近したことを検知手段が検知すると、送信手段が、当該車両の各ドア毎に設定された各ドア周辺の個別送信領域の各々へ、ある順番で質問信号を送信する。そして、送信手段により送信された質問信号を受信した携帯機から、その質問信号に応答して送信されてくる応答信号を受信手段が受信する。
そして、制御手段が、受信手段により受信された応答信号に基づいて、その応答信号を送信した携帯機が当該車両用の携帯機であると認識すると、その携帯機に応答された質問信号が送信された個別送信領域に対応するドアについて、そのドアに対応して設けられている電気負荷を駆動させるか、あるいは、その電気負荷の駆動を許可する。
そして特に、この車載制御装置では、計測手段が、当該車両の各ドアについて、そのドアに対応した電気負荷が駆動又は駆動許可された回数を計測して記憶手段に記憶させる。更に、送信順序設定手段が、送信手段が質問信号を送信する個別送信領域の順番を、記憶手段に記憶された上記回数に応じて、その回数が多いドアに対応する個別送信領域ほど質問信号が先に送信されるように設定する。
このような請求項1の車載制御装置によれば、電気負荷が駆動又は駆動許可された頻度の高いドアであって、使用者が接近する可能性が高いと予想されるドアほど、質問信号が早く送信されることとなる。よって、携帯機を持った使用者が何れかのドアに近づいてからそのドアの電気負荷が駆動又は駆動許可されるまでの応答性が悪くなる可能性を低減することができる。そして、このことから、当該車載制御装置は、あらゆる使用者(即ち、自車両用の携帯機を所有した人)にとって使い勝手が良いものとなる。
ところで、請求項1の車載制御装置において、請求項2に記載の如く、上記電気負荷が、上記各ドアを解錠するための電気負荷であれば、携帯機を持った使用者が何れかのドアに近づいてからそのドアの解錠又は解錠許可が行われるまでの応答性の悪化を防ぐことができ、車両の使用者は速やかにドアを開けて、違和感なく車両に乗り込むことができる。
また、請求項1又は請求項2の車載制御装置において、上記記憶手段は、請求項3に記載の如く不揮発性のメモリ(例えば、EEPROMやフラッシュROM)であることが好ましい。不揮発性のメモリであれば、当該車載制御装置に電力が供給されない場合でも、記憶された上記回数が消去されることを防ぐことができるからである。
以下に、本発明が適用された実施形態の車載制御システムについて説明する。
まず、図1は、実施形態の車載制御システム1を表す構成図である。
図1に示すように、この車載制御システム1は、車両(本実施形態では、4ドアの自動車)に搭載された車載制御装置3と、車両の使用者に携帯され、車載制御装置3が送信した信号を受信すると、その信号に対応した信号を送信する携帯機5とから構成されている。
携帯機5は、車載制御装置3との間でデータを送受信可能な携帯無線装置であり、車載制御装置3から送信されてくる信号(詳しくは、後述する検知信号及び質問信号)を受信する受信アンテナ7と、受信アンテナ7により受信された信号を復調する受信部9と、受信部9にて復調された信号に含まれる送信コードに基づき、その送信コードに対応したIDコードを出力する制御部11と、制御部11から出力されるIDコードを用いて所定周波数帯の搬送波を変調することにより該IDコードを含む信号を生成する送信部13と、送信部13にて生成される信号を送信する送信アンテナ15とを備えている。尚、制御部11が送信部13に出力するIDコードは、携帯機5固有のコードであり、携帯機認証用のIDコードである。
一方、車載制御装置3は、車載制御システム1の制御を実施する制御部17と、制御部17から出力される送信コードを用いて所定周波数帯の搬送波を変調することにより該送信コードを含む信号を生成する運転席送信部19a、助手席送信部19b、運転席側リア席送信部19c及び助手席側リア席送信部19dと、車両の各ドアにそれぞれ設けられ、上記4つの送信部19a〜19dのうち、自己に対応する送信部により生成された信号を送信する送信アンテナ21a〜21dと、携帯機5から送信されてくる信号を受信する受信アンテナ23と、アンテナ23により受信された信号を復調して、その信号に含まれるIDコードを制御部17に入力させる受信部25と、車両の各ドアのノブにそれぞれ設けられ、そのノブが人に触れられたことを検知してその旨を制御部17に伝える人体検出センサ27a〜27dと、車両の各ドアにそれぞれ設けられたドアロックモータ31a〜31dを制御部17からの指令に応じて駆動するドアロック制御装置29と、データの書き換えが可能で且つ制御部17がアクセス可能な不揮発性のメモリ33とを備えている。
尚、制御部17は、マイクロコンピュータを中心に構成されている。また、メモリ33は、例えばフラッシュROMやEEPROMである。一方、受信アンテナ23は、例えば、車両の屋根の中央部分に取り付けられている。また、ここでは、運転席ドアに設けられている送信アンテナ、人体検出センサ及びドアロックモータをそれぞれ、運転席送信アンテナ21a、運転席人体検出センサ27a及び運転席ドアロックモータ31aといい、同様に助手席ドアに設けられているものを、助手席送信アンテナ21b、助手席人体検出センサ27b及び助手席ドアロックモータ31bといい、運転席側リア席ドアに設けられているものを、運転席側リア席送信アンテナ21c、運転席側リア席人体検出センサ27c及び運転席側リア席ドアロックモータ31cといい、助手席側リア席ドアに設けられているものを、助手席側リア席送信アンテナ21d、助手席側リア席人体検出センサ27d及び助手席側リア席ドアロックモータ31dという。
次に、車両のドアが施錠状態から解錠されるまでに、車載制御装置3の制御部17が実行する処理を、図2及び図3に示すフローチャートを用いて説明する。尚、図2及び図3の処理は、車両駐車時で車両の全てのドアが施錠状態の場合に並行して実行される。
制御部17が図2の処理を開始すると、まずS110にて、送信部19a〜19dへ検知信号用の送信コードを出力して検知信号を生成させる。そして、それら検知信号を送信アンテナ21a〜21dから同時に送信させる。
尚、検知信号とは、車両のある検知範囲内に携帯機が接近したことを検知するために、その検知範囲へ送信される信号である。また、検知信号が送信される領域(検知範囲)は、例えば、車載制御装置3の各送信アンテナ21a〜21dを中心とした半径90〜100cm程度の領域である。
次に、続くS120にて、上記検知信号に応答する携帯機5からの信号が一定時間内に受信アンテナ23により受信されたか否かを判定すると共に、携帯機5からの信号が一定時間内に受信された場合には、その信号に含まれていたIDコードがメモリ33に予め記憶されている検知用のIDコードと一致しているか否かの照合を行う。
そして、携帯機5からの信号が一定時間内に受信アンテナ23により受信されなった場合、若しくは、携帯機5からの信号が一定時間内に受信されたが、その信号に含まれるIDコードが検知用のIDコードと一致していなかった場合には(S120:NO)、S110に戻る。
また、携帯機5からの信号が一定時間内に受信アンテナ23により受信され、且つ、その信号に含まれるIDコードが検知用のIDコードと一致した(検知OK)ならば、S130に進む。
ここで、メモリ33には、各ドアについて、そのドアに対応したドアロックモータを後述する図3のS260でアンロック(解錠)側に駆動させた回数(カウント値)Ca〜Cdが記憶されている。尚、本装置3の製造時におけるカウント値の初期値は、例えば、運転席カウント値Ca=4、助手席カウント値Cb=3、運転席側リア席カウント値Cc=2、助手席側リア席カウント値Cd=1となっている。
そして、S130では、メモリ33に記憶されているカウント値Ca〜Cdを読み込み、それらを大小順に並べるソート処理を行う。もし、カウント値Ca〜Cdが初期値のままだったら、制御部17は、カウント値Ca〜Cdを運転席カウント値Ca→助手席カウント値Cb→運転席側リア席カウント値Cc→助手席側リア席カウント値Cdの順番に並べることとなる。
尚、このようなソート処理としては、例えばバブルソートやクイックソートがあるが、その何れでも良い。
そして、続くS140にて、S130の処理により並べられたカウント値Ca〜Cdのうち、最大のカウント値に該当するドアに対応する送信アンテナから質問信号を送信させる。
次に、続くS150にて、S130の処理により並べられたカウント値Ca〜Cdのうち、2番目のカウント値のドアに対応する送信アンテナから質問信号を送信させる。
続いて、S160にて、S130の処理により並べられたカウント値Ca〜Cdのうち、3番目のカウント値のドアに対応する送信アンテナから質問信号を送信させる。
そして、続くS170にて、S130の処理により並べられたカウント値Ca〜Cdのうち、4番目のカウント値のドアに対応する送信アンテナから質問信号を送信させて、本図2の処理を終了する。
尚、S140〜S170の送信処理は一定の時間をおいて順次実行される。また、質問信号とは、携帯機5が自車両用の携帯機であるか否かを判別するための信号であって、検知信号に含まれる送信コードよりも複雑な送信コードを含んだ信号である。更に、質問信号に対して携帯機5から応答されてくる信号(以下、応答信号という)に含まれるIDコードも同様に複雑なIDコードである。そして、質問信号が送信される領域は、検知信号が送信される領域よりも狭い領域であり、例えば、車載制御装置3の各送信アンテナを中心とした半径60〜70cm程度の領域(個別送信領域に相当)である。
次に、制御部17が図3の処理を開始すると、まずS210にて受信アンテナ23が携帯機5から送信されてくる応答信号を受信したか否かを判断する。そして、受信アンテナ23にて応答信号が受信されなければ(S210:NO)、この処理(S210)を繰り返す。
一方、S210にて、携帯機5からの応答信号を受信したと判断した場合には(S210:YES)、S220に進む。そして、このS220にて、受信した応答信号に含まれていたIDコードがメモリ33に予め記憶されている携帯機認証用のIDコードと一致しているか否かの照合を行う。
そして、応答信号に含まれていたIDコードが携帯機認証用のIDコードと一致していなければ(S220:NO)、S210に戻る。
また、応答信号に含まれていたIDコードが携帯機認証用のIDコードと一致した(照合OK)ならば、携帯機5が自車両用の携帯機であると認識して、S230に進み、応答信号を受信した直前に質問信号を送信した送信アンテナから、それが設けられているドア(つまり、携帯機5を持っている使用者が近づいたドア)を判別する。
そして、続くS240にて、S230の処理により判別したドアに設けられている人体検出センサからの信号に基づき、そのドアのノブが人に触れられた(センサON)か否かを判定する。
そして、このS240で上記ノブが人に触れられていないと判定した場合には(S240:NO)、S250に進み、S230にてドアを判別してから一定時間が経過したか否かを判定する。そして、一定時間が経過していなければ(S250:NO)、再びS240に戻るが、一定時間が経過したら(S250:YES)、S210に戻る。
また、S240にて、上記ノブが人に触れられた(センサON)と判定したならば、S260に進んで、S230の処理により判別されたドアのドアロックモータをドアロック制御装置29にアンロック側に駆動させる。すると、そのドアが解錠されることとなる。
そして、続くS270にて、カウント値Ca〜Cdのうち、今回解錠させたドアのカウント値の値に1を加えて、メモリ33に更新記憶させ、その後当該図3の処理を終了する。
つまり、本実施形態の車載制御装置3は、携帯機5の車両への接近を検知すると(S120:YES)、各ドア毎にある順番で質問信号を送信して(S140〜S170)、その質問信号を受信した携帯機5から送信されてくる応答信号に基づき、自車両用の携帯機であるか否かを認識すると(S220)、携帯機5からの応答信号を受信した直前にどのドアについて質問信号を送信したかで、携帯機5が近づいたドアを判別し(S230)、その判別したドアのノブが人に触れられたことを検知すると(S240:YES)、そのドアを解錠させる(S260)ようにしているが、特に、ドアを解錠させる毎に、そのドアのカウント値(Ca〜Cdの何れか)に1を加える(S270)ようにしている。そして更に、カウント値Ca〜Cdを大小順に並べて(S130)、各ドア毎の質問信号の送信順序を、上記カウント値が大きいドアほど質問信号が先に送信されるように設定している。
次に、本実施形態の車載制御システム1の作用及び効果について、図4を用い説明する。
尚、図4(a)は、車載制御システム1の動作を表すタイムチャートであり、図4(b)は、比較用として、車載制御装置3が各ドア毎に固定の順番(この例では、運転席ドア→助手席ドア→運転席側リア席ドア→助手席側リア席ドアの順番)で質問信号を送信すると仮定した場合の車載制御システム1(つまり、本発明が適用されていない車載制御システム)の動作を表すタイムチャートである。
また、図4(a),(b)においては、車載制御装置3が検知信号を送信するタイミングを、斜線を付した四角で示し、車載制御装置3が質問信号を送信するタイミングを、網線を付した四角で示し、携帯機5が検知信号に対する応答の信号を送信するタイミングを、○印を付した四角で示し、携帯機5が質問信号に対する応答信号を送信するタイミングを、×印を付した四角で示している。
そして、ここでは、本車両の使用者は、全てのドアが施錠されている車両の何れかのドアを開ける際には助手席ドア及び助手席側リア席ドアよりも運転席側リア席ドアを開ける頻度が高い人であり、このことから、メモリ33に記憶されている各ドアのカウント値Ca〜Cdの大小順は、運転席カウント値Ca→運転席側リア席カウント値Cc→助手席カウント値Cb→助手席側リア席カウント値Cdの順になっているものとする。
まず、図4(a)に示すように、車両制御装置3は、車両の各ドアに設けられた送信アンテナ21a〜21dから検知信号を同時に且つ定期的に送信する。
そして、時刻t1にて、検知信号を受信した携帯機5が応答の信号を送信したとする。
すると、車載制御装置3がその携帯機5からの信号を受信し、前述したS120の処理にて検知OKとなると、車載制御装置3は、検知信号の送信を止めて、上記カウント値Ca〜Cdの大小順(ここではCa→Cc→Cb→Cd)に基づき、運転席ドア→運転席側リア席ドア→助手席ドア→助手席側リア席ドアの順に質問信号を送信することとなる。
そして、正規の携帯機5(つまり、本車載制御装置3が搭載された車両用の携帯機5)を持った使用者が運転席側リア席に接近したとすると、図4(a)の時刻t2に示すように、その携帯機5は、車載制御装置3が2番目に送信した質問信号を受信して応答信号を送信することとなる。
ここで仮に、図4(b)に示す如く、車載制御装置3が前述した固定の順番で質問信号を送信するものとすると、正規の携帯機5を持った使用者が運転席側リア席に接近した場合、その携帯機5は、車載制御装置3が3番目に送信した質問信号を受信して応答信号を送信することとなり、図4(a)の場合と比較すると、車載制御装置3が携帯機5からの応答信号を取得できるタイミングが、質問信号の1回の送信間隔に相当する時間Tだけ遅くなる。よって、その分、運転席側リア席ドアのドアロックモータ31cがアンロック側に駆動されるタイミングも遅くなってしまう。そして、このことは、いつまでも変わることはない。
これに対して、本実施形態の車載制御装置3によれば、過去に解錠された頻度の高いドアであって、使用者が接近する可能性が高いと予想されるドア(図4(a)の例では運転席側リア席ドア)ほど、質問信号を早い順番で送信することとなるため、固定の順番で質問信号を送信する装置よりも、携帯機5からの応答信号を早期に得ることができる可能性が高いのである。
このため、本実施形態の車載制御装置3によれば、正規の携帯機5を持った使用者が何れかのドアに近づいてからそのドアが解錠されるまでの応答性が悪くなる可能性を低減することができ、このことから、あらゆる使用者にとって使い勝手が良いものとなる。
尚、本実施形態では、制御部17で実行されるS110及びS120の処理が、検知手段に相当し、送信部19a〜19d及び送信アンテナ21a〜21dと、S140〜S170の処理とが送信手段に相当している。また、受信アンテナ23及び受信部25と、S210の処理とが受信手段に相当し、S220〜S260の処理が制御手段に相当している。そして、S270の処理が計測手段に相当し、メモリ33が記憶手段に相当し、S130の処理が送信順序設定手段に相当している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、携帯機5がどのドアに接近したのかを、携帯機5からの応答信号を受信した直前にどのドアについて質問信号を送信したかで判別するようにしたが、各ドア毎の質問信号にそれぞれ異なった送信コードを含ませておくと共に、携帯機5がその各質問信号毎に異なったIDコードを含む応答信号を送信するようにして、そのIDコードから携帯機5がどのドアに接近したのかを判別するようにしても良い。
また、送信コード,検知用のIDコード,及び携帯機認証用のIDコードは、カウント値Ca〜Cdが記憶されるメモリ33とは別の不揮発性メモリに格納するようにしても良い。
また更に、カウント値Ca〜Cdは、データ書き換え可能な不揮発性のメモリ33ではなく、揮発性のメモリ(例えば、RAM)に記憶するようにしても良い。但し、バッテリ上がりやバッテリ外れが起こってもカウント値Ca〜Cdが消去されないという点で、不揮発性のメモリを用いた方が有利である。
一方、上記実施形態の車載制御装置3において、自車両用の携帯機が何れかのドアに接近したことを認識した時点(S220)で、以降の質問信号の送信を止めるように構成すれば、各ドア毎の質問信号を常に全ドア分だけ送信しなくても済むため、消費電力を効果的に低減することができる。例えば、図4(a)の例では、時刻t2以降の2回の質問信号が送信されなくなるため、その分、消費電力を低減することができる。
また、S270の処理は、S230の処理とS240の処理との間に実行しても良い。そして、この場合、各ドアについてそのドアに対応したドアロックモータのアンロック駆動が許可された回数をカウントすることとなり、その値をカウント値Ca〜Cdとしてメモリ33に記憶することとなる。尚、ドアロックモータのアンロック駆動が許可された回数は、ドアロックモータが実際にアンロック駆動された回数と必ずしも一致しないが、通常、解錠が許可されたドアは殆ど解錠されることとなると考えられるため、ドアロックモータのアンロック駆動許可回数をカウントするように構成しても、前述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
また更に、上記実施形態の車載制御装置3では、使用者がドアのノブに触れたことを検知してドアを解錠するようになっていたが、使用者がドアのノブに手を差し込もうとしたことを検知した時点で解錠するように構成しても良い。
また、上記実施形態において、人体検出センサ27a〜27dを設けずに、制御部17は、携帯機5が近づいたドアを判別すると(S230)、図3におけるS240及びS250の処理を行うことなくそのままS260に移行して、その判別されたドアを即座に解錠するようにしても良い。
一方、携帯機5が車両のある検知範囲内に接近してきたことを検知する方法としては、上記実施形態のように送信コード及びIDコードを通信して検知することに限らず、例えば、人間を含む物体に当たって反射可能な所定周波数帯(例えば、GHz帯)の電波を送信アンテナ21a〜21d又は他のアンテナから送信して、その電波が物体に当たって反射してくる反射波を受信することにより、車両への物体の接近を検知しても良い。
また、駆動対象の電気負荷は、ドアロックモータ31a〜31dに限らず、例えば、各ドア毎に設けられたランプなどでも良い。
また更に、車両のドアとは、人が乗り降りするドアは当然であるが、ボンネットやトランク等の開閉するものも含む。
実施形態の車載制御システムを表す構成図である。 車載制御装置で実行される処理を表すフローチャートである。 車載制御装置で実行される処理であって、図2の処理と並列に実行される処理を示すフローチャートである。 実施形態の車載制御システムの作用及び効果を説明するタイムチャートである。
符号の説明
1…車載制御システム、3…車載制御装置、5…携帯機、7,23…受信アンテナ、9,25…受信部、11,17…制御部、13,19a〜19d…送信部、15,21a〜21d…送信アンテナ、27a〜27d…人体検出センサ、29…ドアロック制御装置、31a〜31d…ドアロックモータ、Ca〜Cd…カウント値

Claims (3)

  1. 車両から所定の範囲内に携帯機が接近したことを検知する検知手段と、
    該検知手段により当該車両への前記携帯機の接近が検知されると、当該車両の各ドア毎に設定された各ドア周辺の個別送信領域の各々へ、ある順番で質問信号を送信する送信手段と、
    該送信手段により送信された前記質問信号を受信した携帯機から、その質問信号に応答して送信されてくる応答信号を受信する受信手段と、
    該受信手段により受信された前記応答信号に基づいて、その応答信号を送信した携帯機が当該車両用の携帯機であると認識すると、その携帯機に応答された質問信号が送信された個別送信領域に対応するドアについて、そのドアに対応して設けられている電気負荷を駆動させるか、あるいは、その電気負荷の駆動を許可する制御手段と、
    を備えた車載制御装置において、
    前記各ドアについて、そのドアに対応した電気負荷が駆動又は駆動許可された回数を計測して記憶手段に記憶させる計測手段と、
    前記送信手段が前記質問信号を送信する前記個別送信領域の順番を、前記記憶手段に記憶された前記回数に応じて、その回数が多いドアに対応する個別送信領域ほど前記質問信号が先に送信されるように設定する送信順序設定手段と、
    を備えたことを特徴とする車載制御装置。
  2. 請求項1に記載の車載制御装置において、
    前記電気負荷は、前記各ドアを解錠するための電気負荷であること、
    を特徴とする車載制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車載制御装置において、
    前記記憶手段は、不揮発性のメモリであること、
    を特徴とする車載制御装置。
JP2003336129A 2003-09-26 2003-09-26 車載制御装置 Withdrawn JP2005105530A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013226865A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Mitsubishi Electric Corp 車両周辺監視システム、車載器および携帯端末

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