JP2005105301A - 段差付き部材の高周波焼入方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 未熟練者でも容易に焼入作業を行なうことができる上に、正味焼入時間の短縮が可能となる段差付き部材の高周波焼入方法を提供する。
【解決手段】 素材領域Mとこの素材領域Mに段差部6を介して隣接する加工領域Nとを有する段差付き部材(例えば、ポールパーキング1)を焼入対象物とし、段差付き部材の加工領域Nを高周波焼入するための方法であって、素材領域Mの一部箇所であってかつ段差部6の近傍箇所に一対の電極接触子7,8を当接させて加工領域Nに直接通電することにより加工領域Nを加熱し、次いで所要の焼入温度に加熱された加工領域Nを焼入冷却液9にて冷却することにより加工領域Nに焼入硬化層Sを形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば自動車のパーキング機構部に採用されるポールパーキングのように加工領域と素材領域との間に段差部を有する段差付き部材を高周波焼入するための方法に関し、特に、ポールパーキングの加工領域に設けられた歯形の突起を高周波焼入するのに適用して好適な高周波焼入方法に関する。
図6(a),(b)は、車両用自動変速機のパーキングロック装置に用いられるポールパーキング1を示すものであって、このポールパーキング1は、ギヤパーキングの歯部に係合してその回転を阻止するために使用される自動車用部品である。ポールパーキング1は板状の鋳造品から成り、その一端部には支持孔(軸孔)2が形成されると共に、その略中央箇所に歯形の突起(係合突部)3が形成されている。なお、上述の歯形の突起3は、パーキングロック装置のパーキングギヤに係合(噛合)する部位であるため、この突起3並びにその周囲の部分4を焼入により硬化させることが要請されている。具体的には、ポールパーキング1の突部箇所α、及び、この突部箇所αの両側に隣接する窪み部箇所β,γに焼入硬化層Sを形成することが要請されている。
ポールパーキング1の突起3並びにその周囲の部分4を硬化させるべく焼入を行なうに当たっては、従来より、誘導加熱による高周波焼入方法すなわち図7〜図9に示すような高周波誘導加熱コイル5を用いた高周波焼入方法が一般に採用されている。なお、高周波誘導加熱コイル5は、いわゆるヘアピン型のコイルであって、互いに平行状に配置された一対の直線状コイル部5a,5bと、これらの直線状コイル部5a,5bにそれぞれ連なる左右一対のU字状コイル部5c,5dとを有するコイルである。
高周波誘導加熱コイル5を用いてポールパーキング1を高周波焼入するに際しては、図7〜図9に示すように、高周波誘導加熱コイル5をポールパーキング1の焼入対象箇所に所定の間隔をもって対向配置して焼入を行なうようにしている。すなわち、まず図7に示すように高周波誘導加熱コイル5の基端側の直線状コイル部5a,5bをポールパーキング1の突部箇所αの両側に所定間隔をもって対応配置してポールパーキング1の突部箇所α及び窪み部箇所β,γを高周波誘導作用により予備加熱し、しかる後に、図8及び図9に示すように高周波誘導加熱コイル5の先端側のU字状コイル部5c,5dを前記突部箇所αの両側に所定間隔をもって対応配置してポールパーキング1の突部箇所α及び窪み部箇所β,γを高周波誘導作用により本加熱を行なうようにしている。そして、これらの箇所α,β,γを所要の焼入温度に高周波誘導加熱した後に焼入冷却液にて冷却することによって、これらの箇所α,β,γに図9に示すような一連の焼入硬化層Sを形成するようにしている。
しかしながら、上述の如き従来の誘導加熱による高周波焼入方法では、焼入処理に要する時間が長いという問題点がある。例えば、予備加熱に約8sec、本加熱に約8sec、焼入冷却に約8secを要し、全体として約24secの正味焼入時間がかかる。
また、誘導加熱による高周波焼入は熟練者でなければ良好に行なうことができない不具合がある。その理由を簡単に説明すると、次の通りである。まず、歯形の突起3及びその周囲の部分4に既述のような焼入硬化層Sを安定して形成するためには、図7に示すように、焼入すべき箇所α,β,γの部位を機械加工する必要がある。このため、ポールパーキング1の素材領域Mと加工領域N(図10及び図11参照)との境界箇所には段差部6が形成されることとなるが、ポールパーキング1の素材形状のバラツキに起因して、ポールパーキング1の素材領域Mと加工領域Nとの間の段差部6の部分の段差寸法δにバラツキが生じる。すなわち、図6における加工領域N(α,β,γ)の形状を安定形状に機械加工する際に、素材形状の寸法にバラツキがあると、どうしても前記段差部6の部分の段差寸法δが一定とならず、図10に示す如く段差寸法δが相対的に大きいものや、図11に示す如く段差寸法δが相対的に小さいものが混在してしまうのが実状である。かくして、この段差部6の段差寸法δに高低差(バラツキ)があると、高周波誘導加熱コイル5とポールパーキング1の被加熱領域(高周波誘導加熱すべき領域)との間の間隔が一定にならないため、同一の高周波焼入条件では焼入硬化層Sの形状(焼入深さや硬化層パターン等)にバラツキが生じ、場合によっては不合格品が発生するおそれがある。
なお、段差部6の段差寸法δに対応して高周波焼入条件や高周波誘導加熱コイル5の形状を変えることは一般に不可能であり、またコスト高にもなる。そのため、従来の誘導加熱による高周波焼入方法を施行するに当たっては、熟練者の技能により安定した焼入処理を行うことが必要になり、未熟練者を含めた誰でもが焼入作業を良好に行うことができないという問題点がある。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、段差付き部材の素材及び加工のバラツキにより段差寸法にバラツキが生じても常に良好な焼入硬化層を形成することができ、高周波焼入条件を段差部に対応させて調整する必要もなく、従って未熟練者でも容易に焼入作業を行なうことができる上に、正味焼入時間の短縮が可能であり、結果として作業コストの低減を図ることができるような段差付き部材の高周波焼入方法を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明では、素材領域とこの素材領域に段差部を介して隣接する加工領域とを有する段差付き部材を焼入対象物とし、前記段差付き部材の加工領域を高周波焼入するための方法であって、前記素材領域の一部箇所であってかつ前記段差部の近傍箇所に一対の電極接触子を当接させて前記加工領域に直接通電することにより前記加工領域を加熱し、次いで所要の焼入温度に加熱された前記加工領域を焼入冷却液にて冷却することにより前記加工領域に焼入硬化層を形成するようにしている。
また、本発明では、前記段差付き部材は、前記加工領域に突起が形成された部材であるようにしている。
また、本発明では、前記段差付き部材は、前記突起を歯形に成形して成るポールパーキングであるようにしている。
請求項1に記載の本発明は、段差付き部材の素材領域の一部箇所であってかつ段差部の近傍箇所に一対の電極接触子を当接させて段差付き部材の加工領域に直接通電することにより前記加工領域を加熱して焼入冷却液にて冷却することにより前記加工領域に焼入硬化層を形成するようにしたものであるから、直接通電方式による加熱を採用したことに伴い、段差付き部材の素材及び加工のバラツキにより段差寸法にバラツキが生じても常に良好な焼入硬化層を形成することができ、高周波焼入条件を段差部に対応させて調整する必要もなく、段差部の大きさに無関係に安定品質の高周波焼入を未熟練者でも容易にかつ短時間で行なうことが可能となる。すなわち、本発明における直接通電方式による加熱は、段差付き部材に高周波誘導加熱コイルを近接して誘導加熱するようにした従来の焼入方法とは全く相異し、焼入箇所の全体を直接通電して加熱を行なうようにしたものであるため、これにより段差部のバラツキ(高低差)の影響は全くなくなり、安定した高周波焼入が可能となる。そして、正味焼入時間の短縮に伴い、結果として作業コストの低減を図ることができる。また、直接通電方式の加熱に際しては、段差付き部材の素材領域に電極接触子が当接されるため、その箇所に若干のスパーク傷が生じるが、スパーク傷が発生する場所は素材領域の部分であり、従ってこのスパーク傷は製品の品質に関して特に問題とならない。なお、このようなスパーク傷を極力小さくするためには、例えば、予備加熱を伴う2段加熱方式を採用すればよい。
また、請求項2に記載の本発明は、焼入対象としての段差付き部材を、前記加工領域に突起が形成された部材としたものであるから、段差部と共に突起のある部材に対して安定品質の焼入硬化層を未熟練者であっても容易な作業にて形成することができる。すなわち、加工領域に突起がある場合には、特に、従来の誘導加熱による高周波焼入方法では段差部の高低差に応じて影響がでるが、本発明における直接通電方式の加熱によれば突起の影響は全くなくなり、突起を含む高周波焼入領域の全域にわたって所望の焼入硬化層を形成することができる。
また、請求項3に記載の本発明は、焼入対象としての段差付き部材を、前記突起を歯形に成形して成るポールパーキングとしたものであるから、歯形の突起を有するポールパーキングを焼入対象物として、安定した焼入品質のポールパーキングを製作することができ、ひいてはポールパーキングを用いた装置の信頼性の向上を図ることができる。
以下、本発明に係る段差付き部材の高周波焼入方法の一実施形態につき図1〜図5を参照して説明する。なお、図1〜図5において、図6〜図11と同様の部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態では、焼入対象物である段差付き部材として図6(a),(b)に示すようなポールパーキング1を採用している。このポールパーキング1は、素材領域Mとこの素材領域Mに段差部6を介して隣接する加工領域Nとを有する段付き部材であり、ポールパーキング1の加工領域Nを高周波焼入するようにしている。更に具体的に述べると、ポールパーキング1は、略中央箇所に歯形の突起3を突出形成すると共に一端側に支持孔2(図6(a)参照)を形成して成る板状の鋳造品であり、歯形の突起3を含む予め機械加工された加工領域N、すなわち、突部箇所α並びに窪み部箇所β,γを高周波焼入するようにしている。
本実施形態では、図1に示すように、ポールパーキング1の素材領域Mの一部箇所であってかつ段差部6の近傍箇所P,Qに一対の電極接触子7,8をそれぞれ当接させて加工領域Nに直接通電することにより加工領域Nを加熱し、次いで所要の焼入温度に加熱された加工領域Nを焼入冷却液9にて冷却することにより加工領域N(すなわち、突部箇所α及び窪み部箇所β,γ)に焼入硬化層Sを形成するようにしている。なお、直接通電加熱方式による加熱技術そのものは公知技術であるので、その詳細な説明は省略する。
図1は、本発明に係る高周波焼入方法を施行する直接通電加熱方式の高周波焼入装置10を示している。本装置10に備えられたジャケット11には上述の一対の電極接触子7,8が支持されており、ジャケット11の内部に貯蔵された焼入冷却液9がジャケット11の焼入冷却液噴射孔12から既述の加工領域Nに向けて適宜に噴射されるように構成されている。この直接通電加熱方式の高周波焼入装置10を用いてポールパーキング1の加工領域Nを高周波焼入するに当たっては、一対の電極接触子7,8を焼入対象物(被焼入物)の焼入部位の近接箇所、すなわち、ポールパーキング1の素材領域Mの一部箇所であってかつ段差部6の近傍箇所P,Qに当接し、図外の高周波電源から高周波電流を電極接触子7,8に送って電極接触子7,8間を通電状態にすることにより焼入対象物であるポールパーキング1の加工領域Nを所要の焼入温度に加熱し、次いで所要の焼入温度に加熱された加工領域Nに焼入冷却液9を噴射することによりこの加工領域Nに図1に示すような一連の焼入硬化層Sを形成する。
このような高周波焼入方法によれば、直接通電加熱方式を採用したことに伴い、段差部6の段差寸法にバラツキがあっても焼入箇所(加工領域N)の全体がほぼ均一に加熱することが可能となり、段差部6の段差寸法のバラツキによる影響は殆ど生じない。なお、電極接触子7,8を使用することによりポールパーキング1の側にはスパーク傷が残ることとなるが、スパーク傷が残るのはポールパーキング1の素材領域Mの一部分であるので、ポールパーキング1の製品としての全体品質の上では殆ど問題にならない。なお、スパーク傷を極力小さくするためには予備加熱等を施すようにすればよいが、実際上この工程は特に必要はない。
次に、ポールパーキング1について本発明に係る直接通電加熱による高周波焼入方法を施行した一例を以下に示す(なお、高周波焼入条件としては下記の条件に限定されるものではない)。
実施例
(1)周波数 : 30kHz
(2)出力調整器 : 13.6kW〜15.9kW
(3)加熱時間 : 6.5sec〜5.6sec
(4)空冷時間 : 0.5sec
(5)冷卸時間 : 8.0sec
(6)焼入冷却液の流量 : 10 L/min
(7)ポールパーキングとのギャップ : 5.0mm
(8)ワーククランプ圧力 : 約154kg
以上の条件により高周波焼入を行った結果、図2に示すような焼入硬化層Sが得られた。そして、得られた焼入硬化層Sの硬さ(マイクロビッカース硬度)を測定したところ、図3及び図4に示す如き結果が得られた。なお、図3は、図5(a)におけるA箇所及びB箇所における断面硬さ分布を示すグラフであり、図4は、図5(b)に示すC箇所における断面硬さ分布を示すグラフである。図示のように、A,B,C箇所とも所望の焼入硬化層が安定して形成されていることがわかる。また、焼入後の観察においても焼割れは全く発生せず、スパーク傷も問題にならないことが確認された。また、既述のように正味焼入時間は、全体として15sec(加熱時間6.5sec+空冷時間0.5sec+冷却時間8sec)であり、従来の誘導加熱による場合の24secに比べて大幅に短縮される。また、この直接通電加熱方式による高周波焼入は、電極接触子7,8をポールパーキング部材1の所定箇所に当接させて通電するものであるため、焼入作業を極めて容易に行なうことができ、未熟練者でも容易に行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、焼入対象物である段差付き部材としては、ポールパーキング1に限るものではなく、歯形の突起を有する各種の段差付き部材や全く突起のない部材に対しても本発明の高周波焼入方法を適用し得ることは言う迄もない。また、焼入条件は、既述のものに限らず、段差付き部材の素材の材質や形状、焼入領域等に応じて最適の条件がそれぞれ採用されることは勿論である。
本発明に係る高周波焼入方法を施行する直接通電加熱方式の高周波焼入装置を示す要部断面図である。 図1の高周波焼入装置を用いて焼入処理を施したポールパーキングの焼入箇所を示す断面図である。 図1の高周波焼入装置を用いて焼入処理を施したポールパーキングの加工領域の窪み部箇所における焼入硬化層の硬さを測定した結果を示すグラフである。 図1の高周波焼入装置を用いて焼入処理を施したポールパーキングの加工領域の突部箇所における焼入硬化層の硬さを測定した結果を示すグラフである。 図5(a)は前記窪み部箇所における焼入硬化層の硬度測定部位を示す図であり、図5(b)は前記突部箇所における焼入硬化層の硬度測定部位を示す図である。 図6(a)は段差付き部材の1例であるポールパーキングの正面図であり、図6(b)はこのポールパーキングの上面図である。 従来の誘導加熱による高周波焼入方法を説明する図であって、加熱初期段階における高周波誘導加熱コイルとポールパーキングとの配置状態を示す図である。 従来の誘導加熱による高周波焼入方法を説明する図であって、加熱初期段階後の次の加熱段階における高周波誘導加熱コイルとポールパーキングとの配置状態を示す図である。 図8におけるX−X船断面図である。 段差部の段差寸法が相対的に大きい場合のポールパーキングの要部断面図である。 段差部の段差寸法が相対的に小さい場合のポールパーキングの要部断面図である。
符号の説明
1 ポールパーキング
3 突起
6 段差部
7,8 電極接触子
9 焼入冷却液
10 高周波焼入装置
11 ジャケット
α 突部箇所
β,γ 窪み箇所
P,Q 近傍箇所
S 焼入硬化層

Claims (3)

  1. 素材領域とこの素材領域に段差部を介して隣接する加工領域とを有する段差付き部材を焼入対象物とし、前記段差付き部材の加工領域を高周波焼入するための方法であって、前記素材領域の一部箇所であってかつ前記段差部の近傍箇所に一対の電極接触子を当接させて前記加工領域に直接通電することにより前記加工領域を加熱し、次いで所要の焼入温度に加熱された前記加工領域を焼入冷却液にて冷却することにより前記加工領域に焼入硬化層を形成するようにしたことを特徴とする段差付き部材の高周波焼入方法。
  2. 前記段差付き部材は、前記加工領域に突起が形成された部材であることを特徴とする請求項1に記載の段差付き部材の高周波焼入方法。
  3. 前記段差付き部材は、前記突起を歯形に成形して成るポールパーキングであることを特徴とする請求項2に記載の段差付き部材の高周波焼入方法。
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