JP2005105016A - 水密組成物およびそれを使用した水密絶縁電線 - Google Patents

水密組成物およびそれを使用した水密絶縁電線 Download PDF

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Abstract

【課題】
解決しようとする課題は、エチレン−エチルアクリレート共重合樹脂からなる水密組成物を使用した水密絶縁電線において、水密性、皮剥性に加え、加工性が優れている水密組成物およびそれを使用した水密絶縁電線を提供することを課題とした。
【解決手段】
上記課題は、エチルアクリレート基の含有量が15.0重量%〜25.0重量%で、かつメルトフローレート(JIS K 7210に基づく、190℃−2.16kgf)が55.0g/10min〜225g/10minの樹脂組成物を含有する水密組成物およびそれを使用した水密絶縁電線にて解決できる。
【選択図】なし。

















Description

本発明は、水密組成物およびそれを使用した水密絶縁電線に関するものである。
銅線を素線とする導体(導体撚線)には、素線の線引き加工時や撚り線加工時に発生する引張応力や、曲げ応力が歪みとして残留している。こうした残留応力と水分との相乗作用により導体の腐食が進行する現象、(応力腐食割れ(以下、「SCC」という))が発生する。このSCCは、ひどい場合には導体が断線するという場合もあり、SCCの防止方法が種々検討されている。
SCCの防止方法は、これまでに種々の水密組成物およびそれを用いた水密絶縁電線が検討されており、例えば、水分が導体と接触するのを防ぐための水密組成物の研究開発や、それら水密組成物を導体に被覆する方法等が種々検討されている。また、撚線導体を圧縮成形することで、SCCの発生を抑制することが提案されている。
これまで、開発検討されてきた水密組成物としては、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(以下、「EVA」という)や、エチレン−エチルアクリレート共重合樹脂(以下、「EEA」という)などが主に使用されてきたが、EVAは、水分存在下で、導体腐食を促進させる酢酸イオンが生成することがわかり、近年水分の存在下でも導体腐食を促進させるものを生成しないEEAが主流となりつつあるが、現状、市販されている例えば、日本ユニカー社製のDPDJ−8026、日本ユニカー社製のDPDJ−6182、日本ユニカー社製のDPDJ−9169、日本ユニカー社製のNUC−6070、三井デュポン社製A701、三井デュポン社製A710、三井デュポン社製A707、三井デュポン社製A704は、水密絶縁電線に用いた場合、水密絶縁電線に要求される水密性、加工性、皮剥性のいずれかの特性が満足しないという課題があった。
特開2003−051217号公報
解決しようとする課題は、上記のとおり、EEAからなる水密組成物およびそれを使用した水密絶縁電線において、水密性、皮剥性に加え、加工性が優れている水密組成物およびそれを使用した水密絶縁電線を提供することにある。
本発明者らは、鋭意研究を進めた結果、水密性、皮剥性、加工性の特性がEEAのエチルアクリレート基の含有量(以下、「EA量」という)およびメルトフローレート(JIS K7210に基づく、190℃−2.16kgf(単位:g/10min))(以下、「MFR」という)と密接に関係していることを見出し、上記課題を以下の水密組成物およびそれを使用した水密絶縁電線で解決するに至った。
(1)エチルアクリレート基の含有量が15.0重量%〜25.0重量%で、かつメルトフローレート(JIS K 7210に基づく、190℃−2.16kgf)が55.0g/10min〜225g/10minの樹脂組成物を含有する水密組成物。
(2)エチルアクリレート基の含有量が15.0重量%〜25.0重量%で、かつメルトフローレート(JIS K 7210に基づく、190℃−2.16kgf)が103g/10min〜191g/10minの樹脂組成物を含有する水密組成物。
(3)前記樹脂組成物が2種類以上のエチレン−エチルアクリレート共重合体を混合してなる(1)または(2)に記載の水密組成物。
(4)前記樹脂組成物が1種類以上のエチレンーエチルアクリレート共重合体と低密度ポリエチレンとを混合してなる(1)または(2)に記載の水密組成物。
(5)さらに、架橋剤を含有する(1)〜(4)のいずれかに記載の水密組成物。
(6)(1)〜(5)のいずれかに記載の水密組成物が、導体撚線の銅素線間および導体撚線と絶縁層との間に充填されている水密絶縁電線。
本発明の水密絶縁電線は、従来にはなかった特定のEA量および特定のMFRを有する樹脂組成物を含有することを特徴とする水密組成物を使用しているので、従来のEEAでは、成し得なかった加工性、水密性、皮剥性の3つ特性を十分に満足する水密組成物およびそれを用いた水密絶縁電線を提供することができる。
本発明の水密組成物およびそれを用いた水密絶縁電線は、EEAを含有する水密組成物を使用するという点では、従来と同じであるが、使用する樹脂組成物のEA量およびMFRを特定した点で異なっており、従来にはなかった効果(加工性、水密性、皮剥性の全てを満足するという効果)を得ることが可能となった。
本発明の水密組成物およびそれを使用した水密絶縁電線としては、水密性、皮剥性、加工性を良好にするために、EA量が15.0重量%〜25.0重量%で、かつMFRが55.0g/10min〜225g/10minの樹脂組成物を含有する水密組成物およびそれを使用した水密絶縁電線であり、水密性、皮剥性、加工性の点で、EA量が15.0重量%〜25.0重量%で、かつMFRが103g/10min〜191g/10minの樹脂組成物を含有する水密組成物およびそれを使用した水密絶縁電線が好ましい。EA量が15.0重量%より少ないと、水密性が十分でなく、SCCが起こりやすくなり、EA量が25.0重量%を超えると、皮剥性を満足しなくなる。一方、MFRが55g/10minより低いと十分に導体間および/または導体と絶縁層との間に水密組成物が充填されず、つまりは加工性が良好ではなく、MFRが225g/10minを超えると、皮剥性が良好ではなくなる。
本発明の水密絶縁電線に使用される水密組成物は、以下によって得ることができる。
まず、一つの水密組成物としては、2種類以上のエチレン−エチルアクリレート共重合体を混合してなる樹脂組成物を含有する水密組成物であり、例えば、以下の(A)または(B)によって得ることができる。
(A)EA量が高く、かつ、MFRが高いEEA(以下、「EEA1」という)とEA量が低く、かつ MFRが低いEEA(以下、「EEA2」という)とを混合してなる樹脂組成物を含有する水密組成物である。具体例として、EA量が25重量%(高EA量)で、かつMFRが250g/10min〜275g/10min(高MFR)であるEEA1とEA量が7.4重量%〜9.0重量%(低EA量)で、かつ、MFRが5.0g/10min〜13g/10min(低MFR)であるEEA2とを混合した樹脂組成物を含有させたものである。EEA1とEEA2との混合比は、EEA1:EEA2=95〜50:5:50である。好ましくは、EEA1:EEA2=90〜80:10〜20である。
(B)または、EA量が高く、かつ、MFRが高いEEA1とEA量が高く、かつ、MFRの低いEEA(以下、「EEA3」という)とを混合してなる樹脂組成物を含有する水密組成物である。具体例として、EA量が25重量%(高EA量)で、かつ、MFRが275g/10min(高MFR)のEEA1とEA量が25重量%(高EA量)で、かつ、MFRが5g/10min(低MFR)のEEA3との混合した樹脂組成物を含有させたものである。EEA1とEEA3との混合比は、EEA1:EEA3=90〜70:10〜30である。
ここで、EEA1として、日本ユニカー社製NUC−6070、三井デュポン社製A704等が挙げられ、EEA2としては、日本ユニカー社製DPDJ−8026、三井デュポン社製A701等が挙げられる。また、EEA3としては、三井デュポン社製A703が挙げられる。
もう一つの水密組成物としては、1種類以上のエチレンーエチルアクリレート共重合体と低密度ポリエチレンとを混合してなる樹脂組成物を含有する水密組成物であり、例えば、以下の(C)によって得ることができる。
(C)EEA1と低密度ポリエチレン(以下、「LDPE」という)との混合してなる樹脂組成物を含有する水密組成物である。具体例として、EA量が25重量%(高EA量)で、かつMFRが250g/10min(高MFR)であるEEA1とLDPE(例えば、密度:0.910g/cm〜0.925g/cmで、MFR5〜300g/10min、具体的には、日本ユニカー社製のNUC−8360、東ソー社製のペトロセン354等が挙げられる。)とを混合した樹脂組成物を含有する水密組成物である。EEA1とLDPEとの混合比は、80〜60:20〜40が好ましい。
また、本発明の水密組成物には、水密性、皮剥性、加工性を低下させない範囲で、エチレン酢酸ビニル共重合体、スチレン系熱可塑性エラストマ(例えば、ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン(SBS)、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレン(SIS)、ポリスチレン−ポリ(エチレン−ブチレン)−ポリスチレン(SEBS)ポリスチレン−ポリ(エチレン−プロピレン)−ポリスチレン(SEPS))、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)(例えば、オレフィン系ゴム(EPDM、IIR)とポリオレフィン樹脂との混合)、ポリウレタン系熱可塑性エラストマ(TPU)、ポリエステル系熱可塑性エラストマ(TPEE)、ポリアミド系熱可塑性エラストマ(TPEA)、1,2ポリブタジエン系熱可塑性エラストマ(TPVB)、トランスポリイソプレン系熱可塑性エラストマ(TPI)、フッ素ゴム系熱可塑性エラストマ、アイオノマー系エラストマ、超低密度ポリエチレン、エチレン−エチルアクリレート共重合体を配合しても良い。
一般的に、その配合量は、本発明の水密組成物100重量部に対し、3〜20重量部である。
その他に本発明の水密組成物は非架橋のままで用いてもよいが、ジクミルパーオキシド等の架橋剤を含有させてもよい。ジクミルパーオキシド等の架橋剤を水密組成物に含有させることで、皮剥性が向上するので好ましい。ジクミルパーオキシドの配合量は、水密組成物100重量部に対し、0.5重量部〜2.5重量部が好ましい。
本発明の水密組成物は、上記した材料を適宜配合し、公知の混練機、混練技術を用いて混合したものを適用すれば良く、充填、被覆についても同様に、公知の機械、技術を用いれば良い。
本発明の水密絶縁電線に使用される導体は、公知の銅素線(硬銅線、軟銅線)からなる撚線を適用すれば良い。
また、本発明の水密絶縁電線に使用される絶縁層は、公知の材料からなるものを適用すれば良く、例えば、非架橋タイプのポリエチレン、架橋タイプのポリエチレン等が適用される。中でも、耐熱性が良いという点で、架橋タイプのポリエチレンを適用することが好ましく、具体的には、過酸化物系架橋剤入りのポリエチレン、シラン系架橋剤入りのポリエチレンを適用すれば良い。特には、架橋工程が煩雑でないという点で、シラン系架橋剤入りのポリエチレンが絶縁層として好ましい。
本発明の水密絶縁電線の製造工程には、2つの製造方法があり、本発明の水密絶縁電線は、どちらの製造方法でも製造することができる。
まず、一つの製造方法(一括充填方式)は、
(A)銅素線を撚線した導体に、水密組成物を押出し、銅素線間、および導体外周に水密組成物を充填、被覆する。
(B)引続き、導体外周に塗布された水密組成物の外周に絶縁層を押出被覆する。この時、非架橋タイプの樹脂(ポリエチレン)を絶縁層として使用した場合、押出被覆後、ドラムに巻取れば良い。
架橋タイプの樹脂として、ポリエチレンにシラン系架橋剤が配合された樹脂組成物を絶縁層として使用した場合、押出被覆後、60〜90℃の温水または60〜90℃の水蒸気中で前記樹脂組成物を架橋させ、ドラムに巻き取ったり、ポリエチレンに過酸化物系架橋剤が配合された樹脂組成物を絶縁層として使用した場合、押出し後、高温(160℃〜200℃)高圧(10kg/cm〜30kg/cm)に保持された雰囲気で前記樹脂組成物を架橋させ、ドラムに巻き取ればよい。
また、水密組成物に架橋剤が添加されている場合は、絶縁層を架橋させるのと同時に水密組成物を架橋すればよい。
もう一つの方法(分割充填方式)は、
(A)まず、銅素線を撚り併せ、水密組成物を銅素線間に充填する(第1水密組成物の充填)。引続いて、撚線導体の外周に水密組成物を押出被覆(第2の水密組成物の充填)する。
また、第1水密組成物の充填後、占積率が85〜95%になるように圧縮成形後に、第2水密組成物の充填を行っても良い。圧縮成形することによって、さらに、SCCを抑制できる。
ここで、第1水密組成物と第2水密組成物は、同じもの(EA量、MFRが同じ)でも、異なるもの(EA量、MFRが異なる)でも良く、つまりは、本発明で特定したEA量およびMFRの範囲内のものであれば良い。
(B)引続き、絶縁層の形成は、一括被覆方式と同様である。
一括充填方式または分割充填方式のどちらで本発明の水密組成物を充填、被覆しても良いが、SCC防止という点で分割充填方式で製造し、導体を圧縮した水密絶縁電線が好ましい。
以下に本発明を表1に示す実施例および表2に示す比較例をもって、さらに説明をする。なお、表1または表2に示す材料は、DPDJ−8026、DPDJ−6182、DPDJ−9169、NUC−6070は、日本ユニカー社製のEEA、また、A701、A710、A703、A704、A709、A715は、三井デュポン社製のEEAである。また、LDPEは、日本ユニカー社製のMFR:65g/10min、密度:915kg/mの低密度ポリエチレンを使用した。また、水密組成物に含有させた架橋剤は、ジクミルパーオキシド(DCP)である。
水密絶縁電線は、導体断面積150mmの導体撚線の銅素線間および導体撚線の外周に表1または表2に示す水密組成物を一括充填方式にて充填、被覆し、その外周に絶縁層として、シラン系架橋剤が配合されたポリエチレンを押出被覆(絶縁層厚さ:2.5mm)後、圧力が15kg/cmで、温度が200℃の水蒸気下で架橋させた(架橋剤が含有している水密組成物を使用したものは、絶縁層と同時に架橋させた)後、ドラムに巻き取った。
Figure 2005105016
Figure 2005105016
EA量は、表1または表2に示す水密組成物をフーリエ変換赤外分光装置を用いて測定した。
MFR(単位:g/10min)は、表1または表2に示す水密組成物でもって、をJIS K 7210に基づいて、190℃−2.16kgfの値を測定した。
加工性の評価は、導体(導体撚線)は溶融した水密組成物で満たされた充填装置内を通り導体内部(銅素線間)に圧入される。この時、導体(導体撚線)に保持力(ブレーキ)が加わり、溶融粘度が高い水密組成物の場合では、その力が大きいため導体(導体撚線)の引取り速度が遅くなり、送り出し側で導体(導体撚線)のたるみが発生する。このような導体(導体撚線)のたるみの発生の有無で評価を行い、水密組成物が十分に充填されていないものを×とし、水密組成物が十分に充填されているものを○と評価した。
水密性は、長さ2mの電線の片端に、差圧が0.01気圧になるように水圧を掛けて、24時間後の水の進入長さを測定し、時間あたりの水の進入速度(mm/時間)を求め、これの値を水密性の指標とし、判定の基準を以下のとおりとした。◎:水の進入速度が1mm/時間未満、○:水の進入速度が1mm/時間以上、10mm/時間未満、△:水の進入速度が、10mm/時間以上、100mm/時間未満、×:100mm/時間以上。
皮剥性は、間隔を80cm離して固定された1対のバイスに、長さ1mの電線の両端を掴んで、挟まれた電線の中央部を40cm、専用皮剥ぎ工具(GSピラー古川電機社製)で皮剥ぎする。皮剥ぎ時の温度は、常温(25℃±5℃)とし、評価基準を以下の通りとした。◎:撚線導体を構成する複数の導体素線の表面に水密組成物付着がない。○:水密組成物の残りはあるが、導体素線間のみで、撚線間のみで、撚線導体の外接円周を超えて残っていない場合。△:水密組成物が、導体素線の撚り溝に、撚線導体の外接円周を超えて残っている場合、×:水密組成物が、皮剥両端部に連続して、つながって残っている場合。
総合評価は、加工性、水密性、皮剥性のいずれかに×の評価がある水密絶縁電線は、総合評価×と評価し、加工性、水密性、皮剥性のいずれかに△の評価があり、それ以外は○以上であるものを総合評価○とし、加工性、水密性、皮剥性のいずれかに◎があり、それ以外は○以上であるものを総合評価◎と評価した。
本発明は、電力エネルギーを配電する配電線として使用することが可能であり、特には、銅導体を撚線導体とする水密絶縁電線に利用することが可能となる。

Claims (6)

  1. エチルアクリレート基の含有量が15.0重量%〜25.0重量%で、かつメルトフローレート(JIS K 7210に基づく、190℃−2.16kgf)が55.0g/10min〜225g/10minの樹脂組成物を含有する水密組成物。
  2. エチルアクリレート基の含有量が15.0重量%〜25.0重量%で、かつメルトフローレート(JIS K 7210に基づく、190℃−2.16kgf)が103g/10min〜191g/10minの樹脂組成物を含有する水密組成物。
  3. 前記樹脂組成物が2種類以上のエチレン−エチルアクリレート共重合体を混合してなる請求項1または請求項2に記載の水密組成物。
  4. 前記樹脂組成物が1種類以上のエチレンーエチルアクリレート共重合体と低密度ポリエチレンとを混合してなる請求項1または請求項2に記載の水密組成物。
  5. さらに、架橋剤を含有する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の水密組成物。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の水密組成物が、導体撚線の銅素線間および導体撚線と絶縁層との間に充填されている水密絶縁電線。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8404769B2 (en) 2007-04-26 2013-03-26 Hitachi Chemical Company, Ltd. Process for producing resin varnish containing semi-IPN composite thermosetting resin and, provided using the same, resin varnish for printed wiring board, prepreg and metal-clad laminate
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