JP2005103993A - 射出成形同時加飾品の製造方法および射出成形同時加飾用金型 - Google Patents

射出成形同時加飾品の製造方法および射出成形同時加飾用金型 Download PDF

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Abstract

【課題】成形品の両面に射出成形同時加飾する場合、金型からの離型に際し、加飾シートがあるためエジェクタピンによる突き出しが困難である。
【解決手段】射出成形同時加飾用金型は、A金型5に第一加飾シート2を載置し、B金型に第二加飾シート(第二加飾層30)を載置した後、A金型とB金型との型閉めにより成形用空間部を形成し、該成形用空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に第一加飾シートおよび第二加飾シートを一体化形成させるための射出成形同時加飾用金型であって、A金型の第一加飾シートの載置部と異なる位置にエジェクタピン4が設置され、成形空間部の一部がA金型のエジェクタピンの先端部と接していることを特徴とする。よって、第一加飾シートが載置されてもエジェクタピンの作動には何の支障もなく、A金型から成形同時加飾成形品を容易に離型させることができる。
【選択図】図1

Description

射出成形同時加飾法は、射出成形金型のA金型とB金型との間に基体シート上に加飾層を備えた加飾シートを配置し、A金型とB金型との型閉めにより形成した成形用空間内に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に射出成形品の表面に加飾層を一体化接着させる方法である。
そして、最近では、意匠性の向上や成形樹脂表面の物性向上のニーズから、特許文献1のような成形樹脂層の片面のみならず、両面に加飾層を設ける射出成形同時両面加飾法が脚光を浴びている。このような射出成形同時両面加飾法の場合には、加飾シートをA金型およびB金型の両方の射出成形金型に配置し、成形樹脂を注入するのが一般的である。
特開平6−99457号
しかし、成形樹脂層の両面に加飾層を形成する場合、得られる射出成形同時加飾成形品が、A金型の側に保持されても、加飾シートがあるためエジェクタピンによる突き出しが困難で、無理に強い力で突き出そうとすると射出成形同時加飾成形品を傷つけたりする問題が生じていた。
そこで、本発明者は、上記課題を解決するために、次の構成を採った。本発明の第一態様は、A金型に第一加飾シートを載置し、B金型に第二加飾シートを載置した後、A金型とB金型との型閉めにより成形用空間部を形成し、該成形用空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に第一加飾シートおよび第二加飾シートを一体化形成させるための射出成形同時加飾用金型であって、A金型の第一加飾シートの載置部と異なる位置にエジェクタピンが設置され、成形空間部の一部がA金型のエジェクタピンの先端部と接していることを特徴とする射出成形同時加飾用金型である。
本発明の第二態様は、A金型に第一加飾シートを載置し、B金型に第二加飾シートを載置した後、A金型とB金型との型閉めにより成形用空間部および補助成形空間部を形成し、該成形用空間部および補助成形空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に第一加飾シートおよび第二加飾シートを一体化形成させるための射出成形同時加飾用金型であって、A金型の第一加飾シートの載置部と異なる位置にエジェクタピンが設置され、補助成形空間部がA金型のエジェクタピンの先端部と接していることを特徴とする射出成形同時加飾用金型である。
本発明の第三態様は、前記射出成形同時加飾用金型のA金型に第一加飾シートを載置し、B金型に第二加飾シートを載置した後、第一加飾シートと第二加飾シートとの間に形成された成形空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に第一加飾シートおよび第二加飾シートを一体化形成させる射出成形同時加飾品の製造方法であって、成形樹脂が冷却固化した後、A金型のエジェクタピンによって射出成形同時加飾品の一部を突き出すことにより、A金型から射出成形同時加飾品を離型させることを特徴とする射出成形同時加飾品の製造方法である。
本発明の第四態様は、前記射出成形同時加飾用金型のA金型に第一加飾シートを載置し、B金型に第二加飾シートを載置した後、第一加飾シートと第二加飾シートとの間に形成された成形空間部および補助成形空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に第一加飾シートおよび第二加飾シートを一体化形成させる射出成形同時加飾品の製造方法であって、成形樹脂が冷却固化した後、A金型のエジェクタピンによって補助成形品を突き出すことにより、A金型から射出成形同時加飾品を離型させることを特徴とする射出成形同時加飾品の製造方法である。
また、本発明の射出成形同時加飾用金型は、A金型に第一加飾シートを載置し、B金型に第二加飾シートを載置した後、A金型とB金型との型閉めにより成形用空間部を形成し、該成形用空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に第一加飾シートおよび第二加飾シートを一体化形成させるための射出成形同時加飾用金型であって、A金型の第一加飾シートの載置部と異なる位置にエジェクタピンが設置され、成形空間部の一部がA金型のエジェクタピンの先端部と接していることを特徴とする。したがって、A金型に第一加飾シートが載置されてもエジェクタピンの作動には何の支障もなく、A金型から成形同時加飾成形品を容易に離型させることができる効果がある。
また、本発明の射出成形同時加飾用金型は、A金型に第一加飾シートを載置し、B金型に第二加飾シートを載置した後、A金型とB金型との型閉めにより成形用空間部および補助成形空間部を形成し、該成形用空間部および補助成形空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に第一加飾シートおよび第二加飾シートを一体化形成させるための射出成形同時加飾用金型であって、A金型の第一加飾シートの載置部と異なる位置にエジェクタピンが設置され、補助成形空間部がA金型のエジェクタピンの先端部と接していることを特徴とする。したがって、A金型に第一加飾シートが載置されてもエジェクタピンの作動には何の支障もなく、A金型から成形同時加飾成形品を容易に離型させることができ、かつ射出成形同時加飾品の製品部分の傷つきを防止できる効果がある。
また、本発明の射出成形同時加飾品の製造方法は、前記射出成形同時加飾用金型のA金型に第一加飾シートを載置し、B金型に第二加飾シートを載置した後、第一加飾シートと第二加飾シートとの間に形成された成形空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に第一加飾シートおよび第二加飾シートを一体化形成させる射出成形同時加飾品の製造方法であって、成形樹脂が冷却固化した後、A金型のエジェクタピンによって射出成形同時加飾品の一部を突き出すことにより、A金型から射出成形同時加飾品を離型させることを特徴とする。したがって、射出成形同時加飾品が容易に得られる効果がある。
また、前記射出成形同時加飾用金型のA金型に第一加飾シートを載置し、B金型に第二加飾シートを載置した後、第一加飾シートと第二加飾シートとの間に形成された成形空間部および補助成形空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に第一加飾シートおよび第二加飾シートを一体化形成させる射出成形同時加飾品の製造方法であって、成形樹脂が冷却固化した後、A金型のエジェクタピンによって補助成形品を突き出すことにより、A金型から射出成形同時加飾品を離型させることを特徴とする。したがって、射出成形同時加飾品の製品部分の傷つきを防止でき、かつ射出成形同時加飾品が容易に得られる効果がある。
以下、本発明について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の射出成形同時加飾金型のA金型の一例を示す平面図である。図2は、本発明の射出成形同時加飾金型の一例を示す図1のXX線の縦断面図である。図3は、本発明の射出成形同時加飾金型の一例を示す図1のYY線の縦断面図である。図4は、本発明に係る射出成形同時加飾金型および射出成形同時加飾品の製造方法によって得られた射出成形同時加飾品の断面図を示す。図5は本発明に係る射出成形同時加飾品の製造方法に用いる第一加飾シートの断面図を示す。
本発明の射出成形同時加飾金型は対向配置した一対の射出成形同時加飾金型であり、A金型5の側に第一加飾シート2がセットされ、B金型6の側に第二加飾シート3がセットされた後、型締めされ、成形樹脂がゲート8を介して注入され、型締め後、成形空間部に溶融した成形樹脂が充填され、冷却固化された後、A金型5とB金型6とが開かれ、次いでA金型5に形成されたエジェクタピン4が、直接、射出成形同時加飾品10の一部または補助成形品40を突き出すことによって射出成形同時加飾品10がA金型5から離型される金型である(図3参照)。なお、補助成形品40とは、後に射出成形同時加飾品10の製品部分と切断して廃棄される成形品を指し、補助成形空間部を成形樹脂7で充填して得られた成形品である。
A金型5は、従来と同様に方形状に形成されるもので、その四周端部にはB金型6と直接接触する基準面を備える。基準面により囲まれた内側部分には、成形品の外形に適合した形状の凹部と第一加飾シート2を固定するクランプ13およびエジェクタピン4が形成されている(図1参照)。また、A金型5の成形空間部12の下部付近にはゲート8の注入口が形成され、成形樹脂7がこのゲート8を介して注入される。
一方、B金型6は、A金型5に対応した幅及び高さの方形状に形成されるもので、A金型5と直接接触する平面たる基準面を備える。この基準面により囲まれた内側部分には、成形品の外形に適合した形状の凹部と第二加飾シート3を固定するクランプとが形成されている。
そして、第一加飾シート2はA金型5を左右に移動し(図1参照)、第二加飾シート3はB金型6を上下に移動できるようになっている(図2参照)。第一加飾シート2のクランプ13の固定位置は、A金型5のエジェクタピン4と異なる位置に設置され、成形空間部の一部がA金型5のエジェクタピン4の先端部と接するように設ける。したがって、成形空間部の一部は第一加飾シート2によって覆われないようになっている(図1参照)。
したがって、エジェクタピン4は第一加飾シート2によって妨害されることなく作動し、直接射出成形同時加飾品10の一部または補助成形品部40を突き出すことができ、射出成形同時加飾品10をA金型5から離型させることができる。とくに、補助成形品部40のみを突き出す場合、射出成形同時加飾品10の製品部分には一切傷がつくことはない。
補助成形品部40は、一つのみであってもよいし複数設けてもよい。それに対応して、エジェクタピン4も一本のみであってもよいし複数本設けてもよい(図1参照)。
なお、上記の例は、第一加飾シート2がA金型5を左右に移動し、第二加飾シート3がB金型6を上下に移動する例であるが、第一加飾シート2がA金型5を上下に移動し、第二加飾シート3がB金型6を左右に移動するよう配置してもよい。
得られた射出成形同時加飾品10は、補助成形品40を設けた場合には所定寸法で切断して製品と補助成形品40とに分ける。切断方法としては、切削加工、レーザ加工、トムソン加工、金型プレス加工、彫刻刃加工(熱加工含む)、高周波加工等がある。
次に、本発明に使用する第一加飾シート2について説明する。第一加飾シート2は、基体シート21と加飾層20とから形成され、加飾層20は図柄層23、接着層24等からなる(図6参照)。なお本発明に使用する第二加飾シートも第一加飾シート2と同じ構成からなり、第二加飾層30も第一加飾層20と同じ構成からなる。
基体シート21としては、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、オレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂等から選択される単層フィルム、または上記の中から選択された2種以上の樹脂による積層フィルムまたは共重合フィルムがある。
基体シート21の厚みとしては、5〜500μmが好ましい。5μm未満のシートでは、金型セット時のハンドリングが悪く成形工程が不安定となり、500μmを越えるシートでは、剛性がありすぎる。
基体シート21上には、加飾層20が強固に密着するよう易接着層を形成しても良い。易接着層の材質としては、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、オレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂等がある。易接着層を設ける方法としては、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷法等の汎用印刷方法のほか、各種コーティング法のいずれでも構わない。
図柄層23の材質としては、アクリル系樹脂、硝化綿系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂などを挙げることができるが、特に限定されない。
また、図柄層23には、真空蒸着やメッキ等の方法によって、アルミニウム、クロム、銅、ニッケル、インジウム、錫、酸化珪素などの金属膜層を設けてもよい。この場合、金属膜層は全面でもパターン状でもよい。
図柄層23の膜厚は0.5μm〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な意匠性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。但し、金属膜層の場合は50Å〜1200Åが好ましい。金属膜層の膜厚が50Åより薄いと、十分な金属光沢感が得られないという問題があり、1200Åより厚いと、クラックが生じやすいという問題があるためである。
図柄層23を全面またはパターンで設ける方法としては、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷法等の汎用印刷方法、タンポ印刷、塗装、各種コーティング法、蒸着、イオンプレーティング、スパッタ法等の金属膜形成法等がある。
接着層24は、第一加飾層20と成形樹脂層1とを接合する作用を有するものである。接着層24の材質としては、アクリル系樹脂、硝化綿系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、オレフィン系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂等を用いるのが良い。
接着層24の厚みは、0.5〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な接着性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。接着層24の形成方法は、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの汎用印刷方法でも、塗装、ディッピング、リバースコーターなどいずれの方法でもよい。
なお、第一加飾層20のみを成形樹脂7と接合させる場合には、基体シート21と図柄層23との間に剥離層22を設けてもよい。あるいは、基体シート21上に離型層25を設けて離型性のある基体シートとしてもよい。
剥離層22の材質としては、アクリル系樹脂、硝化綿系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、オレフィン系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂等を用いるのが良い。
剥離層22の厚みは、0.5〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な接着性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。剥離層22の形成方法は、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの汎用印刷方法でも、塗装、ディッピング、リバースコーターなどいずれの方法でもよい。
離型層25の材質としては、アクリル系樹脂、硝化綿系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、オレフィン系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂等を用いるのが良い。
離型層25の厚みは、0.5〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な接着性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。離型層55の形成方法は、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの汎用印刷方法でも、塗装、ディッピング、リバースコーターなどいずれの方法でもよい。
離型層25の厚みは、0.5〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な接着性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。離型層55の形成方法は、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの汎用印刷方法でも、塗装、ディッピング、リバースコーターなどいずれの方法でもよい。
成形樹脂としては、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ノリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂といった熱可塑性樹脂を用いることができる。
本発明は、射出成形同時加飾用金型および射出成形同時加飾品の製造方法に関する。本発明に係る射出成形同時加飾用金型および射出成形同時加飾品の製造方法は、特に、射出成形品の両面に加飾をする場合に好適なものである。そしてこの発明によって得られた射出成形同時加飾成形品は、携帯通話機器の上蓋や下蓋、電子応用玩具の表面部品や外装部品、炊飯器入力部パネルや自動車内外装パネル、パチンコ台の外枠などに利用できる。
図面は、何れも、本発明に係る射出成形同時加飾用金型および射出成形同時加飾品の製造方法並びにこれらを用いて得られた射出成形同時加飾品およびこれらに用いる加飾シートの一実施例を示す。
成形後、A金型とB金型とを型開きした状態を示す射出成形同時加飾用金型のB金型側からみたA金型の平面図である。 図1の射出成形同時加飾用金型のXX線断面図である。 型開き後、A金型のエジェクタピンによって射出成形同時加飾品が突き出された状態を示す図1の射出成形同時加飾用金型のYY線断面図である。 本発明に係る射出成形同時加飾用金型および射出成形同時加飾品の製造方法を用いて得られた射出成形同時加飾品の断面図である。 本発明に係る射出成形同時加飾品の製造方法に用いる第一加飾シートの断面図である。
符号の説明
1 A金型
2 第一加飾シート
3 第二加飾シート
4 エジェクタピン
5 A金型
6 B金型
8 ゲート
10 射出成形同時加飾品
13 クランプ
20 第一加飾層
21 基体シート
22 剥離層
23 図柄層
24 接着層
25 離型層
26 アンカー層
30 第二加飾層
40 補助成形品

Claims (4)

  1. A金型に第一加飾シートを載置し、B金型に第二加飾シートを載置した後、A金型とB金型との型閉めにより成形用空間部を形成し、該成形用空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に第一加飾シートおよび第二加飾シートを一体化形成させるための射出成形同時加飾用金型であって、A金型の第一加飾シートの載置部と異なる位置にエジェクタピンが設置され、成形空間部の一部がA金型のエジェクタピンの先端部と接していることを特徴とする射出成形同時加飾用金型。
  2. A金型に第一加飾シートを載置し、B金型に第二加飾シートを載置した後、A金型とB金型との型閉めにより成形用空間部および補助成形空間部を形成し、該成形用空間部および補助成形空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に第一加飾シートおよび第二加飾シートを一体化形成させるための射出成形同時加飾用金型であって、A金型の第一加飾シートの載置部と異なる位置にエジェクタピンが設置され、補助成形空間部がA金型のエジェクタピンの先端部と接していることを特徴とする射出成形同時加飾用金型。
  3. 前記請求項1記載の射出成形同時加飾用金型のA金型に第一加飾シートを載置し、B金型に第二加飾シートを載置した後、第一加飾シートと第二加飾シートとの間に形成された成形空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に第一加飾シートおよび第二加飾シートを一体化形成させる射出成形同時加飾品の製造方法であって、成形樹脂が冷却固化した後、A金型のエジェクタピンによって射出成形同時加飾品の一部を突き出すことにより、A金型から射出成形同時加飾品を離型させることを特徴とする射出成形同時加飾品の製造方法。
  4. 前記請求項2記載の射出成形同時加飾用金型のA金型に第一加飾シートを載置し、B金型に第二加飾シートを載置した後、第一加飾シートと第二加飾シートとの間に形成された成形空間部および補助成形空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に第一加飾シートおよび第二加飾シートを一体化形成させる射出成形同時加飾品の製造方法であって、成形樹脂が冷却固化した後、A金型のエジェクタピンによって補助成形品を突き出すことにより、A金型から射出成形同時加飾品を離型させることを特徴とする射出成形同時加飾品の製造方法。
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