JP2000325559A - 遊技機のプラスチック部品 - Google Patents

遊技機のプラスチック部品

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JP2000325559A
JP2000325559A JP11138638A JP13863899A JP2000325559A JP 2000325559 A JP2000325559 A JP 2000325559A JP 11138638 A JP11138638 A JP 11138638A JP 13863899 A JP13863899 A JP 13863899A JP 2000325559 A JP2000325559 A JP 2000325559A
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JP
Japan
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plastic
layer
transfer film
plating
base material
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Pending
Application number
JP11138638A
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English (en)
Inventor
Koji Fujisawa
孝治 藤澤
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SEVEN CORP KK
Seven Corp Co Ltd
Original Assignee
SEVEN CORP KK
Seven Corp Co Ltd
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Publication date
Application filed by SEVEN CORP KK, Seven Corp Co Ltd filed Critical SEVEN CORP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機のプラスチック部品の製造時における
公害発生を回避し、プラスチックの再生使用を容易にす
ること。 【解決手段】プラスチック部品の基材50の表面には、
転写フィルム30から層構造が転写されている。金属色
を有する遊技機のプラスチック部品を射出成形により極
めて簡単に製造できる。製造された遊技機のプラスチッ
ク部品は、金属色を有するがメッキではないので製造工
程での公害発生のおそれはなく、プラスチック量に比べ
てきわめてわずかな金属しか有さないので再生使用が簡
単である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機のプラスチ
ック部品の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機に代表される弾球遊技機、ス
ロットマシン等の回胴式遊技機、ピンボールゲーム機等
の遊技機には、プラスチック製の部品が多数使用されて
いる。これらのプラスチック部品の中には、メッキによ
って金属光沢を与えられた部品がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】メッキは、メッキ層と
プラスチックとの結合強度が高いので、例えば遊技球が
頻繁に衝突するような部品に使用するのに適してはいる
が、青酸化合物による公害等の問題があった。またプラ
スチックに対するメッキ金属の比率が高いことからプラ
スチックの再生使用が難しい面もあった。
【0004】本発明は、遊技機のプラスチック部品にメ
ッキによらない金属層を設けることにより、メッキに伴
う公害の発生を回避し、またプラスチックの再生使用を
容易にすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1記載の遊技機のプラスチック部品は、プラ
スチック製の基材の表面に金属蒸着層を配したことを特
徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1記載の遊技機のプラスチ
ック部品の形状は、事実上プラスチック製の基材の形状
になる。基材として使用されるプラスチックには特に制
限はなく、例えばABS、ポリスチレン、ポリエステ
ル、アクリル等が挙げられるが、通常は射出成形するの
で熱可塑性を有するプラスチックが好ましい。
【0007】金属蒸着層は、例えばアルミニウム、銅、
銀、金等の金属を直接蒸着することもできるが、プラス
チックフィルム(転写フィルム)に金属を蒸着して形成
された金属蒸着層を射出成形時に転写するのが簡便であ
る。なお、転写フィルムに金属を蒸着する方法は公知で
あり、射出成形時における転写はインモールド成形とし
て知られている。インモールド成形によれば、基材の射
出成形と金属蒸着層の形成が1工程で済むので、きわめ
て効率がよい。
【0008】通常、インモールド成形では射出圧とプラ
スチックの熱によって転写フィルムがキャビティの形状
に応じて(すなわち基材の形状通りに)変形するので、
基材と転写フィルムとが密着し金属蒸着層は正確に設定
位置に転写されるが、基材の凹凸が大きい場合などに
は、真空または圧空によって転写フィルムに基材の凹凸
に対応する凹凸をつけておけば良好な転写を行うことが
できる。
【0009】金属蒸着層は、プラスチック部品の表側に
設けてもよいし、基材を透明あるいは半透明にして内側
に設けてもよい。メッキを使用しないので、公害発生の
おそれはないし、金属蒸着層を形成する金属の蒸着量は
極めて微量であるから、プラスチック部品の再生使用に
当たって問題にならない。
【0010】なお、金属蒸着層に着色層を積層してもよ
い。例えば金属蒸着層をアルミニウムで形成すると、そ
の色は銀色(シルバー)になる。このシルバーの層の上
(遊技者に面する側)に例えば透光性の黄色の着色層を
配すると、シルバーと黄色が合成されて金色になるの
で、高価な金を用いなくても金色光沢を持たせることが
できる。また、着色層を不透明にすれば、例えばシルバ
ーの地に着色層の模様が入ったデザインにできる。しか
も着色層を多色あるいは多層にして複雑な模様を描くこ
ともできる。
【0011】着色層を備える転写フィルムを用いれば、
成形加工後に遊技機の金属光沢を有する部品に色や模様
を施すための工程例えば色入れやシール貼りが不要とな
る。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例により、発明の実施の
形態をさらに具体的に説明する。まずプラスチック部品
の製造に使用される射出成型機の構造を図1を参照して
説明する。射出成型機10は、原料プラスチックを可塑
化する加熱筒12と可塑化されたプラスチックを射出す
るノズル14とを備える射出装置16、位置が固定され
ている固定盤18、固定盤18に保持される固定金型2
0、固定金型20と対になって成形金型を構成する可動
金型22、可動金型22を保持する可動盤24、可動盤
24が連結されているラム26、ラム26を前後駆動す
る型閉装置28、転写フィルム30が巻き付けられた供
給ローラ32、供給ローラ32から転写フィルム30を
巻き取る巻き取りローラ34等から構成されている。
【0013】固定金型20および可動金型22には、両
者を接合させた際に成型品(プラスチック部品)の外形
に対応するキャビティを形成する凹部36a、36bが
設けられている。これら固定金型20および固定盤18
には、凹部36aに通じる射出孔38が設けられてお
り、射出装置16を前進させてノズル14を固定盤18
に接合させると、ノズル14と射出孔38が一連にな
る。
【0014】また、型閉装置28によりラム26を押し
出すと、可動盤24と共に可動金型22を固定金型20
側に移動させ、可動金型22と固定金型20との間に転
写フィルム30を挟むようにして両金型22、20を接
合させて型閉できる。その型閉時には、凹部36a、3
6bによりキャビティが形成され、そのキャビティを横
断するようにして転写フィルム30が挿入されることに
なる。なお、可動金型22には、排気ポート22aが設
けられていて、ここから排気することによってキャビテ
ィ内を減圧できる。
【0015】本実施例で使用する転写フィルム30は、
例えば図2(a)に示すように、プラスチックフィルム
2上に剥離層3を形成し、その剥離層3上にアルミニウ
ムを蒸着して金属蒸着層6を形成し、さらに金属蒸着層
6上に接着剤を印刷して接着層8としたもの、図3
(a)に示すように、剥離層3と金属蒸着層6の間に印
刷による着色層5を配したもの、また図4(a)に示す
ように、金属蒸着層6と接着層8との間に着色層5を配
したもの等である。
【0016】この射出成型機10を使用して遊技機のプ
ラスチック部品を成形するには、まず成形されるプラス
チック部品の形状に対応する凹部36a、36bを有す
る固定金型20および可動金型22(必ずしも両金型に
凹部36a、36bを設けなくてもよく、例えば片方が
凹で片方が凸であってもよい)を射出成型機10に取り
付け、転写フィルム30の金属蒸着層6を凹部36a、
36bに正しく対応させて、可動金型22を固定金型2
0に接合させて型閉めする。ここで排気ポート22aか
ら排気して可動金型22側を減圧し、転写フィルム30
を可動金型22のキャビティ面に密着させてもよい。
【0017】その状態で射出装置16を前進させてノズ
ル14を固定盤18に接合させ、ノズル14から溶融状
態のプラスチックを射出する。なお、転写フィルム30
は、プラスチックフィルム2がキャビティ面側となり、
接着層8が射出されたプラスチック側とされている。
【0018】射出されたプラスチックは、射出孔38か
らキャビティ内に入って、キャビティに充満する。この
プラスチックの圧力によって、転写フィルム30は可動
金型22の凹部36bに押しつけられ、その形状に沿っ
て変形する。プラスチックはキャビティ内で徐々に冷え
て固化するが、このとき転写フィルム30上に設けられ
ていた金属蒸着層6、着色層5等が接着層8を介してプ
ラスチック側に転写される。プラスチックが完全に固化
した後、可動金型22を固定金型20から離れさせて型
開する。
【0019】このとき、成形品(基材50)の表面に
は、転写フィルム30が貼付いているが、剥離層3ある
いはプラスチックフィルム2自身が有する剥離性により
プラスチックフィルム2は簡単に剥がされ、基材上には
図2(b)〜4(b)に示されるような層構造が残留す
る(転写されている)。なお、図3(b)に示される構
造では着色層5が金属蒸着層6と基材50との間にある
ので、基材50が遊技者側になる(金属蒸着層6が内面
側になるような)プラスチック部品に適しており、これ
とは逆に図4(b)の構造は金属蒸着層6及び着色層5
が遊技者側になる(金属蒸着層6が表側になるような)
プラスチック部品に適している。
【0020】なお、この例では長尺の転写フィルム30
を用いたが、例えば1回に成形されるプラスチック部品
に対応する寸法に切断した転写フィルムを射出成形の各
回毎にインサートしてもよい。この実施例の方法によれ
ば、金属色を有する遊技機のプラスチック部品を極めて
簡単に製造できる。製造された遊技機のプラスチック部
品は、金属色を有するがメッキではないので製造工程で
の公害発生のおそれはなく、プラスチック量に比べてき
わめてわずかな金属しか有さないので再生使用が簡単で
ある。
【0021】なお、この実施例はあくまでも例であり、
本発明はこの例に限定されるものではない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の遊
技機のプラスチック部品は、プラスチック製の基材の表
面に金属蒸着層を配する構造としているので、金属色を
与えるための金属の使用量は極めて微量で済むから、遊
技機のプラスチック部品(プラスチック)の再生使用に
当たって問題にならない。しかも、メッキを使用しない
ので製造工程での公害発生のおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の射出成型機の概略構造の説明図であ
る。
【図2】 転写の説明図であり、図2(a)は転写フィ
ルムの層構造、図2(b)は金属蒸着層が転写されたプ
ラスチック部品の層構造の説明図である。
【図3】 転写の説明図であり、図3(a)は金属蒸着
層と接着層の間に着色層を有する転写フィルムの層構
造、図3(b)はその転写フィルムから金属蒸着層等が
転写されたプラスチック部品の層構造の説明図である。
【図4】 転写の説明図であり、図4(a)は金属蒸着
層と剥離層の間に着色層を有する転写フィルムの層構
造、図4(b)はその転写フィルムから金属蒸着層等が
転写されたプラスチック部品の層構造の説明図である。
【符号の説明】
6…金属蒸着層 30…転写フィルム 50…基材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックの基材の表面に金属蒸着層
    を配したことを特徴とする遊技機のプラスチック部品。
JP11138638A 1999-05-19 1999-05-19 遊技機のプラスチック部品 Pending JP2000325559A (ja)

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JP11138638A JP2000325559A (ja) 1999-05-19 1999-05-19 遊技機のプラスチック部品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093627A (ja) * 2001-09-25 2003-04-02 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093627A (ja) * 2001-09-25 2003-04-02 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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