JP2005103840A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】吐出口毎のインク着弾位置のばらつきを低減する。
【解決手段】 インクジェットプリンタ1は、複数の吐出口13,…から記録媒体Kに向かって光硬化型のインクを吐出するシリアル型の記録ヘッド7〜10と、記録媒体Kに着弾したインクに光を照射する照射装置11,12と、記録ヘッド7〜10を制御する制御装置15と、記録ヘッド7〜10と記録媒体Kとの間隔を測定する測定装置14とを有している。制御装置15は、測定装置14による測定結果に基づいて、記録媒体Kに近い吐出口13ほど、吐出タイミングが遅くなるように、各吐出口13,…の吐出タイミングを変化させるようになっている。
【選択図】図1
【解決手段】 インクジェットプリンタ1は、複数の吐出口13,…から記録媒体Kに向かって光硬化型のインクを吐出するシリアル型の記録ヘッド7〜10と、記録媒体Kに着弾したインクに光を照射する照射装置11,12と、記録ヘッド7〜10を制御する制御装置15と、記録ヘッド7〜10と記録媒体Kとの間隔を測定する測定装置14とを有している。制御装置15は、測定装置14による測定結果に基づいて、記録媒体Kに近い吐出口13ほど、吐出タイミングが遅くなるように、各吐出口13,…の吐出タイミングを変化させるようになっている。
【選択図】図1
Description
本発明は、インクを吐出することによって記録媒体の表面に画像を形成するインクジェット記録装置に関する。
従来、インクを吐出して記録媒体の表面に画像の記録を行うインクジェット記録装置の記録ヘッドには、記録を高速化したり、カラーで記録したりするため、複数の吐出口が設けられており、インクジェット記録装置は、これら吐出口をそれぞれ制御して記録を行っている。
ところで、インクジェット記録装置を製造する際には、製造誤差などにより、記録ヘッドの吐出面が記録媒体と平行にならない場合がある。このような場合には、図6(a)中左側の吐出口13,…によって図中右側のドット配列を形成すべくインクを吐出しても、図6(b)に示すように画像記録方向Xにインク着弾位置がばらついてしまう。この問題は、記録ヘッドと記録媒体との間隔が大きくなると更に顕著化する。また特に、光硬化型のインクジェット記録装置においては、インクが記録媒体に吸収されないため、インク着弾位置がずれると、インクが硬化するまでの間にドット同士が分子間力により引き合って結合してしまい、画質が劣化する場合も生じる。
近年、このような問題を解決する方法として、吐出口毎に印加する電圧のパルス幅を変化させることにより、吐出口毎の吐出量のばらつきを補正する方法(例えば、特許文献1参照)や、記録媒体の凹凸を検知して記録ヘッドの位置を制御する方法(例えば特許文献2参照)等がある。
特許第2961855号公報
特開2001−310454号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示の方法では、濃度むらを低減させることはできるものの、インクの着弾位置のばらつきを低減することはできない。
また、上記特許文献2に開示の方法では、記録ヘッド毎のインク着弾位置のばらつきを補正することは可能であっても、吐出口毎のインク着弾位置のばらつきを低減することはできない。
また、上記特許文献2に開示の方法では、記録ヘッド毎のインク着弾位置のばらつきを補正することは可能であっても、吐出口毎のインク着弾位置のばらつきを低減することはできない。
本発明の課題は、吐出口毎のインク着弾位置のばらつきを低減することができるインクジェット記録装置を提供することである。
請求項1記載の発明は、インクジェット記録装置であって、
複数の吐出口から記録媒体に向かってインクを吐出する記録ヘッドと、
この記録ヘッドを制御する制御装置と、
前記記録ヘッドと前記記録媒体との間隔を測定する測定装置とを有し、
前記制御装置は、前記測定装置による測定結果に基づいて、前記複数の吐出口の少なくとも一部の吐出タイミングを変化させることを特徴とする。
複数の吐出口から記録媒体に向かってインクを吐出する記録ヘッドと、
この記録ヘッドを制御する制御装置と、
前記記録ヘッドと前記記録媒体との間隔を測定する測定装置とを有し、
前記制御装置は、前記測定装置による測定結果に基づいて、前記複数の吐出口の少なくとも一部の吐出タイミングを変化させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、記録ヘッドと記録媒体との間隔に基づいて、複数の吐出口の少なくとも一部の吐出タイミングを変化させるので、吐出口と記録媒体との間隔が変化した場合にも、この間隔のばらつきに起因して画像記録方向に生じるインク着弾位置のばらつきを吐出口毎に低減することができる。従って、従来と異なり、高品質の画像を記録することができる。
なお、吐出口と記録媒体との間隔が変化する場合としては、製造誤差によって記録ヘッドとプラテンとが平行にならない場合や、プラテンの表面に凹凸がある場合などがある。
なお、吐出口と記録媒体との間隔が変化する場合としては、製造誤差によって記録ヘッドとプラテンとが平行にならない場合や、プラテンの表面に凹凸がある場合などがある。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送装置と、
前記搬送方向と略直交する走査方向に沿って、前記記録ヘッドを前記記録媒体に対して相対移動させる第1移動装置と、
複数の前記測定装置とを備え、
前記複数の吐出口及び前記複数の測定装置は、前記搬送方向に沿ってそれぞれ配列されていることを特徴とする。
前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送装置と、
前記搬送方向と略直交する走査方向に沿って、前記記録ヘッドを前記記録媒体に対して相対移動させる第1移動装置と、
複数の前記測定装置とを備え、
前記複数の吐出口及び前記複数の測定装置は、前記搬送方向に沿ってそれぞれ配列されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、複数の吐出口及び複数の測定装置が搬送方向に沿ってそれぞれ配列されているので、記録ヘッドと記録媒体との間隔が吐出口の配列方向、つまり搬送方向に沿って変化する場合に、各吐出口と記録媒体との間隔を測定装置の測定結果から得ることができる。従って、吐出口毎のインク着弾位置のばらつきを確実に低減することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のインクジェット記録装置において、
前記第1移動装置は、前記記録ヘッドとともに前記測定装置を移動させることを特徴とする。
前記第1移動装置は、前記記録ヘッドとともに前記測定装置を移動させることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、記録ヘッドの走査時に記録ヘッドと記録媒体との間隔が変化する場合に、この変化を測定することができるため、間隔の変化に起因するインク着弾位置のばらつきをより確実に低減することができる。
なお、第1移動装置は、記録ヘッドと測定装置とを一体的に移動させることとしても良いし、別々に移動させることとしても良い。
請求項4記載の発明は、請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送装置と、
複数の前記測定装置とを備え、
前記複数の吐出口及び前記複数の測定装置は、前記搬送方向の略直交方向に沿ってそれぞれ配列されていることを特徴とする。
前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送装置と、
複数の前記測定装置とを備え、
前記複数の吐出口及び前記複数の測定装置は、前記搬送方向の略直交方向に沿ってそれぞれ配列されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、複数の吐出口及び複数の測定装置が搬送方向の略直交方向に沿ってそれぞれ配列されているので、記録ヘッドと記録媒体との間隔が吐出口の配列方向、つまり前記略直交方向に沿って変化する場合に、各吐出口と記録媒体との間隔を測定装置の測定結果から得ることができる。従って、吐出口毎のインク着弾位置のばらつきを確実に低減することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送装置と、
前記搬送方向の略直交方向に沿って、前記測定装置を前記記録ヘッドに対して相対移動させる第2移動装置とを備え、
前記複数の吐出口は、前記略直交方向に沿って配列されていることを特徴とする。
前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送装置と、
前記搬送方向の略直交方向に沿って、前記測定装置を前記記録ヘッドに対して相対移動させる第2移動装置とを備え、
前記複数の吐出口は、前記略直交方向に沿って配列されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、吐出口の配列方向、つまり前記略直交方向に沿って測定装置が移動するので、記録ヘッドと記録媒体との間隔が吐出口の配列方向に沿って変化する場合に、各吐出口と記録媒体との間隔を測定装置の測定結果から得ることができる。従って、吐出口毎のインク着弾位置のばらつきを確実に低減することができる。
請求項6記載の発明は、インクジェット記録装置であって、
複数の吐出口から記録媒体に向かってインクを吐出する記録ヘッドと、
この記録ヘッドを制御する制御装置と、
前記記録ヘッドと前記記録媒体との間隔を記憶する第1記憶装置とを有し、
前記制御装置は、前記第1記憶装置の記憶データに基づいて、前記複数の吐出口の少なくとも一部の吐出タイミングを変化させることを特徴とする。
複数の吐出口から記録媒体に向かってインクを吐出する記録ヘッドと、
この記録ヘッドを制御する制御装置と、
前記記録ヘッドと前記記録媒体との間隔を記憶する第1記憶装置とを有し、
前記制御装置は、前記第1記憶装置の記憶データに基づいて、前記複数の吐出口の少なくとも一部の吐出タイミングを変化させることを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、記録ヘッドと記録媒体との間隔に基づいて、複数の吐出口の少なくとも一部の吐出タイミングを変化させるので、吐出口と記録媒体との間隔のばらつきに起因して画像記録方向に生じるインク着弾位置のばらつきを吐出口毎に低減することができる。従って、従来と異なり、高品質の画像を記録することができる。
また、予め記録ヘッドと記録媒体との間隔を記憶するので、この間隔を測定するために測定装置を設ける場合と比較して、インクジェット記録装置を簡易な構成とすることができる。
また、予め記録ヘッドと記録媒体との間隔を記憶するので、この間隔を測定するために測定装置を設ける場合と比較して、インクジェット記録装置を簡易な構成とすることができる。
請求項7記載の発明は、請求項6記載のインクジェット記録装置において、
前記間隔は、前記記録媒体の種類によって異なることを特徴とする。
前記間隔は、前記記録媒体の種類によって異なることを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、記録媒体の種類が異なる結果、記録ヘッドと記録媒体との間隔が異なる場合でも、吐出口毎のインク着弾位置のばらつきを低減することができる。
ここで、記録媒体の種類が異なる結果、記録ヘッドと記録媒体との間隔が異なる場合としては、記録媒体の厚さが異なる場合や、プラテンの表面に凹凸がある場合に、この凹凸への記録媒体の追従性が異なる場合などがある。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記制御装置は、
前記記録媒体に近い吐出口ほど、吐出タイミングを遅くすることを特徴とする。
前記制御装置は、
前記記録媒体に近い吐出口ほど、吐出タイミングを遅くすることを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、記録媒体に近い吐出口の吐出タイミングを遅くし、記録媒体に遠い吐出口の吐出タイミングを早くするので、記録媒体へのインクの着弾タイミングを一定にすることができる、つまり、画像記録方向に対してインク着弾位置を一定にすることができる。
請求項9記載の発明は、請求項1〜8の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録媒体へのインク着弾位置の画像記録方向における相対的なずれ量を、各吐出口と対応付けて記憶する第2記憶装置を備え、
前記制御装置は、前記ずれ量と前記間隔とに基づいて前記複数の吐出口の少なくとも一部の吐出タイミングを変化させることを特徴とする。
前記記録媒体へのインク着弾位置の画像記録方向における相対的なずれ量を、各吐出口と対応付けて記憶する第2記憶装置を備え、
前記制御装置は、前記ずれ量と前記間隔とに基づいて前記複数の吐出口の少なくとも一部の吐出タイミングを変化させることを特徴とする。
ここで、画像記録方向とは、吐出口が搬送方向に配列されたシリアル型の記録ヘッドを有するインクジェット記録装置においては走査方向のことであり、吐出口が搬送方向の略直交方向に配列されたラインヘッド型の記録ヘッドを有するインクジェット記録装置においては搬送方向の逆方向のことである。
請求項9記載の発明によれば、吐出口毎の前記ずれ量と前記間隔とに基づいて吐出タイミングを変化させるので、吐出口毎のインク着弾位置のずれを低減することができる、つまり、インク着弾位置のばらつきをいっそう低減することができる。
請求項10記載の発明は、請求項9記載のインクジェット記録装置において、
前記第2記憶装置は、
各吐出口から吐出される前記インクの飛翔速度に対して前記ずれ量を相対的に変化させて記憶することを特徴とする。
前記第2記憶装置は、
各吐出口から吐出される前記インクの飛翔速度に対して前記ずれ量を相対的に変化させて記憶することを特徴とする。
請求項10記載の発明によれば、吐出口毎のインク飛翔速度のばらつきに応じて吐出タイミングを制御することができる。従って、画像記録方向に生じるインク着弾位置のばらつきをより確実に低減することができる。
請求項11記載の発明は、請求項1〜10の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録媒体に着弾した前記インクに光を照射する照射装置を備え、
前記インクは光硬化型のインクであることを特徴とする。
前記記録媒体に着弾した前記インクに光を照射する照射装置を備え、
前記インクは光硬化型のインクであることを特徴とする。
請求項11記載の発明によれば、特にインク着弾位置のずれに伴い画質劣化が著しい光硬化型のインクを用いる場合であっても、請求項1〜10の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項1記載の発明によれば、インク着弾位置のばらつきを吐出口毎に低減することができる。従って、従来と異なり、高品質の画像を記録することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果を得ることができるのは勿論のこと、吐出口毎のインク着弾位置のばらつきを確実に低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明による効果を得ることができるのは勿論のこと、記録ヘッドの走査時に記録ヘッドと記録媒体との間隔が変化する場合に、この変化を測定することができる。
請求項4,5記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果を得ることができるのは勿論のこと、吐出口毎のインク着弾位置のばらつきを確実に低減することができる。
請求項6記載の発明によれば、インク着弾位置のばらつきを吐出口毎に低減することができる。従って、従来と異なり、高品質の画像を記録することができる。また、インクジェット記録装置を簡易な構成とすることができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明による効果を得ることができるのは勿論のこと、記録媒体の種類が異なる結果、記録ヘッドと記録媒体との間隔が異なる場合でも、吐出口毎のインク着弾位置のばらつきを低減することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項1〜7の何れか一項に記載の発明による効果を得ることができるのは勿論のこと、画像記録方向に対してインク着弾位置を一定にすることができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項1〜8の何れか一項に記載の発明による効果を得ることができるのは勿論のこと、吐出口毎のインク着弾位置のずれを低減することができる、つまり、インク着弾位置のばらつきをいっそう低減することができる。
請求項10記載の発明によれば、請求項9記載の発明による効果を得ることができるのは勿論のこと、インク着弾位置のばらつきをより確実に低減することができる。
請求項11記載の発明によれば、特にインク着弾位置のずれに伴い画質劣化が著しい光硬化型のインクを用いる場合であっても、請求項1〜10の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施の形態においてはインクジェット記録装置をインクジェットプリンタとして説明する。このインクジェットプリンタは、連続して搬送される記録媒体に対し光硬化性のインクによって所望の画像を記録する装置である。
<第1の実施の形態>
図1に示す通り、本実施の形態におけるインクジェットプリンタ1には、画像の記録を行う各種の装置が搭載された画像記録装置2がプラテン4と対向して配設されている。
図1に示す通り、本実施の形態におけるインクジェットプリンタ1には、画像の記録を行う各種の装置が搭載された画像記録装置2がプラテン4と対向して配設されている。
プラテン4は、記録媒体Kを裏面側から支持している。プラテン4の上面には、部材の継ぎ目からなる凹凸や、記録媒体Kを吸引する吸引部(図示せず)からなる凹凸が形成されている。プラテン4によって支持された記録媒体Kは、ローラ等の搬送装置18により、搬送方向Aに沿って間欠的に搬送されている。
プラテン4の上方には、搬送方向Aと略直交する走査方向(画像記録方向)Bに沿って延在するガイド部材5が配設されている。ガイド部材5には、キャリッジ(第1移動装置)6が支持されている。キャリッジ6は、ガイド部材5によりガイドされた状態で、記録媒体Kの上を走査方向Bに沿って往復運動自在となっている。つまり、キャリッジ6は走査方向Bに沿って記録媒体Kに対し相対移動自在となっている。
このキャリッジ6には、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各プロセスカラーのインクを吐出し、記録媒体Kに着弾させる4つの記録ヘッド7〜10が搭載されている。
これら記録ヘッド7〜10は、走査方向Bに沿って配列されており、図2(a)に示すように、インクを吐出する複数の吐出口13,…を下面に備えている。複数の吐出口13,…は、搬送方向Aに沿って等間隔で配列されている。
これら記録ヘッド7〜10は、走査方向Bに沿って配列されており、図2(a)に示すように、インクを吐出する複数の吐出口13,…を下面に備えている。複数の吐出口13,…は、搬送方向Aに沿って等間隔で配列されている。
また、記録ヘッド7の側方には、図2(a),(b)に示すように、記録ヘッド7〜10と記録媒体Kとの間隔を測定する2つの測定装置14,14が搬送方向Aに沿って配列され、キャリッジ6に追従して記録ヘッド7〜10とともに走査するようになっている。これら測定装置14,14は、記録ヘッド7〜10と記録媒体Kとの間隔がプラテン4の上面の凹凸によって変化する場合にも、この変化を検知することができるようになっている。以下、本実施の形態においては、便宜的に、記録ヘッド7〜10と記録媒体Kとの間隔は、図3(a)に示すように、搬送方向Aの上流側で大きく、下流側で小さくなっているものとする。なお、測定装置14はレーザー変位計から構成されている。
またキャリッジ6の両端には、下方の記録媒体Kに向けて紫外線を照射する照射装置11,12が搭載されている。照射装置11,12は、紫外線を照射する紫外線光源110を備えている。なお、紫外線光源110としては、蛍光管やレーザー、LED、電子線照射装置などを用いることができる。
また、インクジェットプリンタ1には、例えば以下の表1に示すように、各吐出口13と記録媒体Kとの間隔に応じた吐出タイミングの補正量をテーブルとして記憶する記憶装置(第2記憶装置、図4参照)16が設けられている。
ここで、表中、「間隔1」〜「間隔3」とは吐出口13と記録媒体Kとの間隔のことである。
また、「基準補正量」とは、吐出口13,…の補正量を算出するのに用いられる値であり、各吐出口13,…と対応付けて記憶されている。この「基準補正量」はインク着弾位置のずれ量δ(図3(b)参照)に基づいて算出されるものであり、各吐出口13,…のインク着弾位置の相対的なずれ量を表している。本実施の形態においては「基準補正量」=ずれ量δとなっている。
また、「基準補正量」とは、吐出口13,…の補正量を算出するのに用いられる値であり、各吐出口13,…と対応付けて記憶されている。この「基準補正量」はインク着弾位置のずれ量δ(図3(b)参照)に基づいて算出されるものであり、各吐出口13,…のインク着弾位置の相対的なずれ量を表している。本実施の形態においては「基準補正量」=ずれ量δとなっている。
このずれ量δは、(角度ずれ量δθ)+(速度ずれ量δv)で表され、吐出されるインクの飛翔速度が小さい吐出口ほど、大きな値となるものである。なお、図3(b)では、記録ヘッド7〜10は図中左側から右側に向かって走査している。また、角度ずれ量δθとは、所定の基準走査速度で記録ヘッド7〜10が走査する場合に走査方向Bに生じるインク着弾位置のずれ量のことである。また、速度ずれ量δvとは、基準走査速度と異なる走査速度で記録ヘッド7〜10が走査する場合に、走査速度の変化量に依存して走査方向Bに生じるインク着弾位置のずれ量のことであり、吐出されるインクの飛翔速度が小さいほど、大きくなるものである。
また、各補正量は、基準となる吐出タイミングを「100」とした場合に、この基準吐出タイミングに対する各吐出口13の吐出タイミングを示すものである。そして、補正量は、吐出口13と記録媒体Kとの間隔が大きいものほど値が小さくなり、吐出タイミングを早めることを意味している。これら補正量は、基準となる吐出タイミング「100」に「基準補正量」の整数倍を足すことにより算出されており、具体的には、「間隔1」の場合には(100+「基準補正量」×2)、「間隔2」の場合には(100+「基準補正量」×3)、「間隔3」の場合には(100+「基準補正量」×4)から算出されている。なお、上記表1では、吐出口番号が「1」,「7」及び「8」の吐出口13の吐出タイミングは、吐出口13と記録媒体Kとの間隔に関わらず一定となっている。
記憶装置16には、キャリッジ6、搬送装置18、照射装置11,12及び記録ヘッド7〜10等を制御する制御装置15が接続されている。
この制御装置15は、キャリッジ6を制御して、所定の走査速度で走査させるようになっている。
また、制御装置15は、搬送装置18を制御して記録媒体Kを搬送方向Aに搬送させるようになっている。
また、制御装置15は、照射装置11,12による紫外線の照射を制御するようになっている。
この制御装置15は、キャリッジ6を制御して、所定の走査速度で走査させるようになっている。
また、制御装置15は、搬送装置18を制御して記録媒体Kを搬送方向Aに搬送させるようになっている。
また、制御装置15は、照射装置11,12による紫外線の照射を制御するようになっている。
また、制御装置15は、測定装置14による測定結果と、記憶装置16に記憶された前記テーブルとに基づいて記録ヘッド7〜10における各吐出口13,…の吐出タイミングを変化させるようになっている。
次に、本実施形態に用いられる「インク」について説明する。
本実施形態に用いられるインクは、30℃で10〜500[mpas]程度の粘度を有する高粘度インクである。また、このインクはエア(大気中の空気)との接触では硬化せずにエアとの接触に対して開放された系で硬化するものである。具体的には本実施形態で用いられるインクは、光としての紫外線の被照射により硬化する性質を具備する光硬化型インクであり、主成分として、重合性化合物(公知の重合性化合物を含む。)と、光開始剤と、色材とを少なくとも含み、さらには30℃において10〜500m・Paの粘度を有するものである。
本実施形態に用いられるインクは、30℃で10〜500[mpas]程度の粘度を有する高粘度インクである。また、このインクはエア(大気中の空気)との接触では硬化せずにエアとの接触に対して開放された系で硬化するものである。具体的には本実施形態で用いられるインクは、光としての紫外線の被照射により硬化する性質を具備する光硬化型インクであり、主成分として、重合性化合物(公知の重合性化合物を含む。)と、光開始剤と、色材とを少なくとも含み、さらには30℃において10〜500m・Paの粘度を有するものである。
上記光硬化型インクは、重合性化合物として、ラジカル重合性化合物を含むラジカル重合系インクとカチオン重合性化合物を含むカチオン重合系インクとに大別されるが、その両系のインクが本実施形態に用いられるインクとしてそれぞれ適用可能であり、ラジカル重合系インクとカチオン重合系インクとを複合させたハイブリッド型インクを本実施形態に用いられるインクとして適用してもよい。本実施形態では光硬化型インクのうちカチオン重合系インクを用いている。
次に、本実施形態に用いられる「記録媒体K」について説明する。
本実施形態に用いられる記録媒体Kとしては、通常のインクジェットプリンタに適用される普通紙,再生紙,光沢紙等の各種紙,各種布地,各種不織布,樹脂,金属,ガラス等の材質からなる記録媒体が適用可能である。記録媒体Kの形態としては、ロール状、カットシート状、板状等が適用可能である。
本実施形態に用いられる記録媒体Kとしては、通常のインクジェットプリンタに適用される普通紙,再生紙,光沢紙等の各種紙,各種布地,各種不織布,樹脂,金属,ガラス等の材質からなる記録媒体が適用可能である。記録媒体Kの形態としては、ロール状、カットシート状、板状等が適用可能である。
特に、本実施形態で用いられる記録媒体Kとして、いわゆる軟包装に用いられる透明又は不透明な非吸収性の樹脂製フィルムが適用できる。樹脂製フィルムの具体的な樹脂の種類として、ポリエチレンテレフタレート,ポリエステル,ポリオレフィン,ポリアミド,ポリエステルアミド,ポリエーテル,ポリイミド,ポリアミドイミド,ポリスチレン,ポリカーボネート,ポリ-ρ-フェニレンスルフィド,ポリエーテルエステル,ポリ塩化ビニル,ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等が適用可能であり、さらには、これら樹脂の共重合体、これら樹脂の混合物、これら樹脂を架橋したもの等も適用可能である。中でも、樹脂製フィルムの樹脂の種類として、延伸したポリエチレンテレフタレート,ポリスチレン,ポリプロピレン,ナイロンのいずれかを選択するのが、樹脂製フィルムの透明性・寸法安定性・剛性・環境負荷・コスト等の面で好ましく、2〜100μm(好ましくは6〜50μm)の厚みを有する樹脂製フィルムを用いるのが好ましい。また、樹脂製フィルムの支持体の表面にコロナ放電処理、易接着処理等の表面処理を施してもよい。
さらに、本実施形態に用いられる記録媒体Kとして、樹脂により表面を被覆した各種紙,顔料を含むフィルム,発泡フィルム等の不透明な公知の記録媒体も適用可能である。
次に、画像記録時におけるインクジェットプリンタ1の動作について説明する。
まず、搬送装置18による記録媒体Kの搬送が停止した状態で、キャリッジ6が記録媒体Kの直上を走査方向Bに沿って1回走査する。
まず、搬送装置18による記録媒体Kの搬送が停止した状態で、キャリッジ6が記録媒体Kの直上を走査方向Bに沿って1回走査する。
これにより記録ヘッド7〜10及び照射装置11,12がキャリッジ6に追従して走査し、この走査の際に各記録ヘッド7〜10の吐出口13,…が、記録媒体Kに対してインクを吐出する。このとき、測定装置14,14は記録ヘッド7〜10と記録媒体Kとの間隔を測定する。この測定結果から、制御装置15は、図3(a)に示すように、最も下流側の吐出口13(以下、便宜的に吐出口13Aとする)と最も上流側の吐出口13(以下、便宜的に吐出口13Bとする)との高低差x2を、搬送方向Aにおける吐出口13A,13Bの間隔x3で割り、各吐出口13,…と記録媒体Kとの間隔を求める。次に、制御装置15は、各吐出口13,…及び記録媒体Kの間隔と、各吐出口13のインク着弾位置のずれ量δを用いて作成された前記テーブルとに基づいて、各吐出口13,…の吐出タイミングの補正量を算出し、各補正量に基づいて各吐出口13の吐出タイミングを制御する。このように制御装置15が各吐出口13,…と記録媒体Kとの間隔と、各吐出口13のインク着弾位置のずれ量δとに基づいて、各吐出口13,…の吐出タイミングを制御するので、記録ヘッド7〜10と記録媒体Kとの間隔が搬送方向Aに沿って変化する場合にも、記録媒体Kへのインクの着弾タイミングは一定となる、つまり、走査方向Bに対する各吐出口13のインク着弾位置は一定となる。
また、上記走査の際に、キャリッジ6の移動方向に対して記録ヘッド7〜10よりも後側の照射装置11(又は12)が点灯し、記録媒体Kの表面に向かって紫外線を照射する。これにより、各記録ヘッド7〜10から吐出されたインクは記録媒体Kに着弾した直後に紫外線によって即座に硬化し、記録媒体Kの表面上に定着する。
次に、搬送装置18により所定の長さだけ記録媒体Kが搬送方向Aに搬送される。
以降、インクジェットプリンタ1が上記の各動作を繰り返し、各プロセスカラーの複数のドットからなる所望の画像が記録媒体Kの表面に順次記録される。
以降、インクジェットプリンタ1が上記の各動作を繰り返し、各プロセスカラーの複数のドットからなる所望の画像が記録媒体Kの表面に順次記録される。
以上のようなインクジェットプリンタ1によれば、画像記録方向に対する各吐出口13のインク着弾位置を一定にする、つまり、走査方向Bに生じるインク着弾位置のばらつきを低減することができるので、従来と異なり、高品質の画像を記録することができる。
また、測定装置14によって記録ヘッド7〜10と記録媒体Kとの間隔をリアルタイムに測定するので、走査時に記録ヘッド7〜10と記録媒体Kとの間隔が変化しても、この変化に起因するインク着弾位置のばらつきを低減することができる。
また、各吐出口13,…のインク飛翔速度に基づいて算出された補正量によって吐出タイミングを変化させるので、インク飛翔速度のばらつきに起因するインク着弾位置のばらつきも低減することができる。
また、各吐出口13,…のインク飛翔速度に基づいて算出された補正量によって吐出タイミングを変化させるので、インク飛翔速度のばらつきに起因するインク着弾位置のばらつきも低減することができる。
なお、上記第1の実施の形態においては、キャリッジ6は、記録ヘッド7〜10と測定装置14,14とを一体的に移動させることとして説明したが、別々に移動させることとしても良い。
<第1の実施の形態の変形例>
続いて、インクジェットプリンタ1の変形例について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
続いて、インクジェットプリンタ1の変形例について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本変形例におけるインクジェットプリンタ1Aは、上記第1の実施の形態で説明したインクジェットプリンタ1とほぼ同様の構成を有しているが、測定装置14を有していない。
また、記憶装置(第1記憶装置)16は、前記テーブルに加え、記録ヘッド7〜10と記録媒体Kとの間隔を、記録媒体Kの種類に応じてテーブルとして予め記憶している。なお、記録媒体Kの種類の区分としては、記録媒体Kの厚さに応じた区分や、プラテン4の上面の凹凸への記録媒体Kの追従性に応じた区分などがある。
また、制御装置15は、記憶装置16の記憶データに基づいて、記録媒体Kに近い吐出口13ほど吐出タイミングを遅く、前記補正量の大きい吐出口13ほど吐出タイミングを早くするようになっている。
以上のようなインクジェットプリンタ1Aによれば、記録媒体Kの種類と、記録ヘッド7〜10及び記録媒体Kの間隔との対応テーブルに基づいて、各吐出口13の吐出タイミングを制御するので、記録媒体Kの種類に関わらず、走査方向Bに生じるインク着弾位置のばらつきを低減することができる。従って、従来と異なり、高品質の画像を記録することができる。
また、予め記憶装置16が記録ヘッド7〜10と記録媒体Kとの間隔を記憶するので、この間隔を測定するために測定装置14を設ける場合と比較して、インクジェットプリンタ1を簡易な構成とすることができる。
<第2の実施の形態>
続いて、インクジェットプリンタ1の第2の実施の形態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
続いて、インクジェットプリンタ1の第2の実施の形態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5(a)に示すように、本実施の形態におけるインクジェットプリンタ1Bはライン型であり、記録ヘッド7〜10及び照射装置11は記録媒体Kの両端に亘って延在している。
記録ヘッド7〜10の下面には、記録媒体Kの幅方向Yに沿って複数の吐出口13,…が配列されている。
また、記録ヘッド7に対して搬送方向Aの上流側には、2つの測定装置14,14が記録媒体Kの幅方向Yに沿って配列されている。
また、記録ヘッド7に対して搬送方向Aの上流側には、2つの測定装置14,14が記録媒体Kの幅方向Yに沿って配列されている。
以上のインクジェットプリンタ1Bによれば、記録ヘッド7〜10と記録媒体Kとの間隔が複数の吐出口の配列方向、つまり、記録媒体Kの幅方向Yに変化する場合に、この変化を測定することができるため、間隔の変化に起因して画像記録方向、つまり、搬送方向Aの逆方向に生じるインク着弾位置のばらつきを低減することができる。
<第2の実施の形態の変形例>
続いて、インクジェットプリンタ1Bの変形例について説明する。なお、上記第2の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
続いて、インクジェットプリンタ1Bの変形例について説明する。なお、上記第2の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態におけるインクジェットプリンタ1Cは、図5(b)に示すように、1つの測定装置14を備えている。
測定装置14は、図示しない移動装置(第2移動装置)により、記録ヘッド7に沿って移動可能となっており、各吐出口13,…と記録媒体Kとの間隔を測定可能となっている。
測定装置14は、図示しない移動装置(第2移動装置)により、記録ヘッド7に沿って移動可能となっており、各吐出口13,…と記録媒体Kとの間隔を測定可能となっている。
以上のインクジェットプリンタ1Cによっても、記録ヘッド7〜10と記録媒体Kとの間隔が複数の吐出口の配列方向、つまり、記録媒体Kの幅方向Yに変化する場合に、この変化を測定することができるため、間隔の変化に起因して画像記録方向、つまり、搬送方向Aの逆方向に生じるインク着弾位置のばらつきを低減することができる。
なお、上記第1,第2の実施の形態及びこれらの変形例においては、記録ヘッドの個数を4つとして説明したが、3つ以下としても良いし、5つ以上としても良い。
また、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態においては、測定装置14,14は、記録ヘッド7の側方にのみ設けられていることとして説明したが、各記録ヘッド7〜10の側方にそれぞれ設けられていることとしても良い。
1 インクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)
6 キャリッジ(第1移動装置)
7〜10 記録ヘッド
11,12 照射装置
13 吐出口
14 測定装置
15 制御装置
16 記憶装置(第1記憶装置、第2記憶装置)
18 搬送装置
K 記録媒体
6 キャリッジ(第1移動装置)
7〜10 記録ヘッド
11,12 照射装置
13 吐出口
14 測定装置
15 制御装置
16 記憶装置(第1記憶装置、第2記憶装置)
18 搬送装置
K 記録媒体
Claims (11)
- 複数の吐出口から記録媒体に向かってインクを吐出する記録ヘッドと、
この記録ヘッドを制御する制御装置と、
前記記録ヘッドと前記記録媒体との間隔を測定する測定装置とを有し、
前記制御装置は、前記測定装置による測定結果に基づいて、前記複数の吐出口の少なくとも一部の吐出タイミングを変化させることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送装置と、
前記搬送方向と略直交する走査方向に沿って、前記記録ヘッドを前記記録媒体に対して相対移動させる第1移動装置と、
複数の前記測定装置とを備え、
前記複数の吐出口及び前記複数の測定装置は、前記搬送方向に沿ってそれぞれ配列されていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項2記載のインクジェット記録装置において、
前記第1移動装置は、前記記録ヘッドとともに前記測定装置を移動させることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送装置と、
複数の前記測定装置とを備え、
前記複数の吐出口及び前記複数の測定装置は、前記搬送方向の略直交方向に沿ってそれぞれ配列されていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送装置と、
前記搬送方向の略直交方向に沿って、前記測定装置を前記記録ヘッドに対して相対移動させる第2移動装置とを備え、
前記複数の吐出口は、前記略直交方向に沿って配列されていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 複数の吐出口から記録媒体に向かってインクを吐出する記録ヘッドと、
この記録ヘッドを制御する制御装置と、
前記記録ヘッドと前記記録媒体との間隔を記憶する第1記憶装置とを有し、
前記制御装置は、前記第1記憶装置の記憶データに基づいて、前記複数の吐出口の少なくとも一部の吐出タイミングを変化させることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項6記載のインクジェット記録装置において、
前記間隔は、前記記録媒体の種類によって異なることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1〜7の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記制御装置は、
前記記録媒体に近い吐出口ほど、吐出タイミングを遅くすることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1〜8の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録媒体へのインク着弾位置の画像記録方向における相対的なずれ量を、各吐出口と対応付けて記憶する第2記憶装置を備え、
前記制御装置は、前記ずれ量と前記間隔とに基づいて前記複数の吐出口の少なくとも一部の吐出タイミングを変化させることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項9記載のインクジェット記録装置において、
前記第2記憶装置は、
各吐出口から吐出される前記インクの飛翔速度に対して前記ずれ量を相対的に変化させて記憶することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1〜10の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録媒体に着弾した前記インクに光を照射する照射装置を備え、
前記インクは光硬化型のインクであることを特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003338608A JP2005103840A (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003338608A JP2005103840A (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005103840A true JP2005103840A (ja) | 2005-04-21 |
Family
ID=34534075
Family Applications (1)
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JP2003338608A Pending JP2005103840A (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | インクジェット記録装置 |
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JP (1) | JP2005103840A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013018137A (ja) * | 2011-07-07 | 2013-01-31 | Seiko Epson Corp | 画像記録装置、及び、画像記録方法 |
-
2003
- 2003-09-29 JP JP2003338608A patent/JP2005103840A/ja active Pending
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