JP2005103728A - 圧縮空気ねじ締め機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小形軽量で操作性の良い高速ねじ締め機を実現すること。
【解決手段】 回転体6をプラスチック材で成形し、回転体6とメタル52に各々溝51と突起53を設け嵌挿し一体に回転させることにより回転体6の耐熱性を向上することができる。ねじ18を所定の深さまで打ち込む主ピストン21及び主ピストン21内を摺動し打ち込まれたねじ18を被締結材にねじ込む際にドライバビット11を前進させる副ピストンによりピストンを構成し、主ピストン21の下死点到達後は戻し空気室20に圧縮空気を送るためのピストン穴39とエアモータ2に圧縮空気を送るための通気口16間をシールするために主ピストン21の外周にOリング46を装着することにより、回転スライド部材7がプレート部15に当接するだけでエアモータ2を確実に停止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明はピストンによる推進力とモータによる回転によりねじを被締結材にねじ込む圧縮空気ねじ締め機に関するものである。
エアモータにより駆動される回転体内に上下動可能に支持された回転スライド部材に上端が係止され、下端部にピストン部及びドライバビット装着部が形成されたシャフト部材と、回転体の下方に設けられ、ピストン部を上下動可能に支持するシリンダと、シャフト部材に装着されるドライバビットとを備え、エアモータ及びピストン部により回転及び軸方向の運動を与えられるドライバビットによってねじをねじ込み、戻し空気室に蓄えられた圧縮空気によりピストン及びドライバビットを初期状態に戻す機構を有する圧縮空気ねじ締め機は、例えば特許文献1等で周知の構成であり、さらに操作性の向上のためになお一層の高速ねじ締め、軽量化が望まれている。
特開平11−300639号公報
上記した周知構成の圧縮空気ねじ締め機を図6に示す。釘打機並みの高速ねじ締めを実現するためにはエアモータの出力を上げ、ドライバビット71をより高速回転させる必要があった。
ドライバビット71は回転体72と一体に回転するため、回転体72を高速回転しなければならない。回転体72と後述するダンパプレート83の間にスラスト軸受用の含油焼結された摺動材75を設け、回転体72の底面73を摺動材75上で摺動させていたが、回転体72の速度が速くなると底面73と摺動材75との摩擦による発熱が大きくなり、連続作業を続けると温度上昇値が150度にもなるため、耐熱性の問題から、回転体72はアルミ材に硬質アルマイト処理を施し対処していた。しかし、アルミ材は一般的にプラスチックの約3倍の密度を有し、軽量化に反するばかりではなくエアモータの停止後も回転慣性力で回り過ぎ、ねじが被締結材に必要以上に入り込んでねじ深さがばらついてしまうという不具合があった。
また回転体72の振れ回りを防ぐために、回転体72の外周76を同種の非鉄金属のアルミ材あるいはマグネシウム材からなるボディ74の内周面で直接的に支承させると互いに凝着、摩耗粉の噛み込みによる傷の発生等が問題となる。このためベアリング77を用いて回転体72を遊嵌支承するようにしているがベアリング77の使用が質量増加の要因ともなっていた。
回転体72の内壁に設けられた一対の凹部78に係合する凸部79を外壁に有する回転スライド部材80は、摺動性、コスト面及び軽量化のためプラスチック材で成形されているが、ねじ締め終了時にエアモータへ通じる圧縮空気通路である通気口87を塞ぐために、回転スライド部材80の中央部にはウレタン等の弾性体からなるエア遮断面81を有するリング状のダンパ93が嵌着され、エア遮断面81をシリンダ82上部のダンパプレート83と当接させることによりシリンダ82上部をシールすると共に通気口87を塞ぎエアモータを停止させていた。
回転スライド部材80のエア遮断面81はシール性を考慮して弾性体により形成され、突当り時の衝撃緩和の役割をも持たせ、回転スライド部材80を保護している。回転スライド部材80は高速で回転するため慣性力によりダンパプレート83に突き当ると同時に回転停止することができず、エア遮断面81はダンパプレート83に接しながら回転滑り状態となるため摩耗し、ダンパ93は摩耗の進行により終いには切れてしまうことがあった。
またダンパ93は回転スライド部材80との間でも回転滑り状態となり、相互の摺動摩擦により熱が発生し、回転スライド部材80の溶融、摩耗、ダンパ93の摩耗によりシール性が落ち、確実なエアモータの停止が困難な状態にあった。さらには、回転スライド部材80の通気孔85から圧縮空気が常に供給されているので、ねじ締め終了時にはシリンダ82室内の圧縮空気をエアモータへの通気口87に送り込まないようにするのが回転スライド部材80に装着されるOリング86の役割である。Oリング86はシリンダ82の内周上端側をシールするが、回転スライド部材80は軽量化のためプラスチックで成形され寸法精度的には高くなく、シャフト部材84とは隙間を持たせてピン結合され、ガタのある状態で装着されているためにシリンダ82に対し片寄り、傾いたままシリンダ82内に入りこむことがあり、Oリング86がシリンダ82に噛み込みしばしば早期に摩耗、破損することもあった。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の圧縮空気ねじ締め機は、回転体の底面に摺動材を嵌装し、摺動材を静止固定部上を回転摺動させることを特徴としている。
かかる構成の圧縮空気ねじ締め機によれば、回転体と摺動材は一体となって回転して回転体及び摺動材の発熱が少なくなるので、回転体を重いアルミ材で形成する必要がなくなる。
請求項2記載の圧縮空気ねじ締め機は、請求項1記載の特徴に加えて、回転体をプラスチック材で形成すると共に回転体の外周をボディによって遊嵌把持させたことを特徴としている。
請求項3記載の圧縮空気ねじ締め機は、請求項1記載の特徴に加えて、回転体及び摺動材の対向面に凹凸部を設け、凹凸部を介して摺動材を回転体に嵌挿させ、回転体の底面と摺動材との間で熱が発生しないよう両者間に相対速度が生じないようにしたことを特徴としている。
請求項4記載の圧縮空気ねじ締め機は、請求項1記載のピストンを主ピストン及び副ピストンにより構成すると共に、回転スライド部材をエアモータへの圧縮空気供給通路を遮断するダンパを含めて弾性体により一体に形成したことを特徴としている。
請求項5記載の圧縮空気ねじ締め機は、請求項4記載の特徴に加えて、主ピストンが下死点到達後及びねじ締め終了後にエアモータへの圧縮空気供給を確実に停止することを特徴としている。
請求項1、請求項2記載による本発明の圧縮空気ねじ締め機は、プラスチック材からなる回転体の底面及び摺動材の対向面に凹凸部を介在させ摺動材を凹凸部を介して嵌挿させたので、回転体と摺動材との間に相対速度が発生しなくなり、これらの発熱が小さくなる。静止固定部であるシリンダと摺動材間で発熱する熱の大部分は大きな表面積を有するシリンダを介して外部に逃げ、間接的に回転体に熱が伝わるものの温度上昇は50度以下で何ら問題はなくなる。併せて回転体外周面とボディ内周面との回転摺動は材質が異なり遊嵌状態であるため、温度上昇、凝着は起きず摩耗を抑止し確かなねじ締めが可能となる。
請求項3、請求項4記載による本発明の圧縮空気ねじ締め機は、回転スライド部材とエアモータへの圧縮空気供給通路を遮断するダンパを弾性体で一体に成形することにより質量をほとんど変えることなく、しかもシール性が向上しエアモータを確実に停止できるようになる。また、ねじを所定の深さまで打ち込む主ピストンと主ピストン内を摺動し打ち込まれたねじを被締結材にねじ込む際、ドライバビットを前進させる副ピストンの2段構造とし、主ピストンの第1連通穴とエアモータへの圧縮空気通路の間に位置するように主ピストンの外周にOリングを装着したので、圧縮空気は回転スライド部材と回転体の隙間からのみ圧縮空気通路を通ってエアモータへ送られ、戻し空気室とは圧縮空気の経路を別にするので、ねじ締め終了時に回転スライド部材がプレート部に当接するだけでエアモータを確実に停止できる。そのため回転スライド部材のOリングは不要となる。またシリンダは主ピストンの一部を常時ガイドしているのでOリングの痛みも少ない。
小形軽量を維持したまま高速のねじ締めを実現するとの目的を、回転体と摺動材との構成、回転スライダ部材の構成、ピストンを主ピストン及び副ピストンにより構成すると共にこれらの構成を工夫することにより実現した。
本体1の外枠を形成するボディ5内には圧縮空気取入口35に連通した蓄圧室4、トリガレバー33により開閉される操作弁30、操作弁30により開閉される主弁28が設けられ、上方にあるエアモータ2、遊星歯車装置3を介して回転される円筒状のプラスチック材からなる回転体6の下方の底面50には2個の溝51が設けられ、溝51には含油焼結材からなるメタル52の突起53が嵌挿され、メタル52の底面には鋼材ワッシャ54が装着される(図4参照)。回転体6の外周面は例えばマグネシウム材からなるボディ5の内周面55に遊嵌状態で回転可能に支持されている。回転体6の内壁には軸方向に延びた一対の凹部10が設けられている。凹部10に嵌挿する一対の凸部8を上方に有するウレタン等の弾性体からなる回転スライド部材7が軸方向に移動可能な如く回転体6内に設けられている。回転スライド部材7にはエア遮断面14が設けられている。上端が回転スライド部材7に圧入固着されたシャフト部材9の上端部と中央付近には後述するピストン部13に圧縮空気を供給するための空気供給穴38及び小径穴37が設けられている。シャフト部材9の下端部には、ドライバビット11を装着するドライバビット装着部40、その上方外周部にピストン部13、その下方に後述する主ピストン21の中空部22の下部内径より小さい径の鍔部25が設けられている。空気供給穴38は回転スライド部材7上面に設けられた穴を介して回転体6内と連通している。小径穴37はシャフト部材9外側と空気供給穴38を連通するもので、本発明第2連通穴を構成する。またシャフト部材9は本発明副ピストンを構成する。
主ピストン21は、回転スライド部材7の下方でシャフト部材9を内包し、シリンダ12内に摺動可能に設けられている。主ピストン21の中空部22は上部がシャフト部材9の外径より大きくかつピストン部13の外径より小さく、下部はピストン部13が摺動可能な如く上部より大径に形成される。主ピストン21の外周下端部と中央付近にはOリング45、46が設けられ、Oリング45、46の間にはピストン部13より上方の位置にピストン穴39が設けられている。Oリング46は主ピストン21の下死点到達時に、前記ピストン穴39とエアモータ2への圧縮空気通路部分の間に位置するように配置される。すなわちOリング46は、主ピストン21が下死点に到達した後は、空気供給穴38、小径穴37、ピストン穴39を介して後述する通気口16に圧縮空気が供給されるのを阻止している。ピストン穴39は主ピストン21の内外を連通させるためのもので、本発明第1連通穴を構成する。
シリンダ12の上部には、回転スライド部材7が所定距離降下した時に回転スライド部材7のエア遮断面14と当接するプレート部15が設けられ、プレート部15の下方には通気口16が設けられている。通気口16は図示しないエア通路を介してエアモータ2の図示しない入気口に連通する。
ボディ5の下方とシリンダ12の外周の間には、空気釘打機等において周知構成の戻し空気室20が形成され、シリンダ12下方には戻し空気室20に圧縮空気を供給する圧縮空気流出穴23が設けられている。その外周には逆止弁の働きをするゴムリング47が装着され、戻し空気室20内の圧縮空気がシリンダ12内へ流入するのを防止している。圧縮空気流出穴23の下方には戻し空気室20とシリンダ12内を繋ぐ圧縮空気流入穴24が複数個設けられている。シリンダ12の下方には主ピストン21が下死点に到達した時に主ピストン21の底面及びシャフト部材9の鍔部25が当接するピストンダンパ31が設けられている。ボディ5の下方には、ねじ18、ドライバビット11が通過する孔を有し、釘打機において周知構成のノーズ部36が設けられ、また図示しない連結バンドにより連結され、マガジン17内に装填され連結されたねじ18の先頭をノーズ部36に自動供給するねじ送り部19がノーズ部36近傍に設けられている。ねじ送り部19の下方には操作弁30と連接したプッシュレバー26が設けられている。
以上のように構成された本発明圧縮空気ねじ締め機の動作について以下説明する。
本発明の圧縮空気ねじ締め機は、図1の状態から操作弁30とプッシュレバー26を共に操作して駆動を開始するものであるが、プッシュレバー26を図示しない被締結材に押し当てた後操作弁30を引いても、または操作弁30を引きながらプッシュレバー26を被締結材に押し当ててもねじ締めが可能である。圧縮空気取入口35を図示しないコンプレッサに接続すると、圧縮空気は蓄圧室4、操作弁30内に流入する。プッシュレバー26を被締結材に押し当てて操作弁30を作動させると主弁28が開き、圧縮空気は図示しないエア通路を介して回転体6内に流入し、主ピストン21の上面に空気圧が加わる。また、シャフト部材9のピストン部13の上面にも、空気供給穴38及び小径穴37を通過した圧縮空気とピストン穴39を通過した圧縮空気の空気圧が加わり、主ピストン21、シャフト部材9は下方に押し下げられる。ピストン部13すなわちシャフト部材9がねじ18を連結バンドから外す抵抗により下降速度が減速されると、主ピストン21はねじ18先端が被締結材に打ち込まれる前にピストン部13に追い付き、主ピストン21とシャフト部材9は一体となって下降し、ドライバビット11によりねじ18を被締結材に打ち込む。
主ピストン21が下死点に到達する直前、Oリング45が圧縮空気流出穴23を通過すると、空気供給穴38、小径穴37、ピストン穴39、空気流出穴23を介して戻し空気室20に圧縮空気が供給され始める。一方、回転体6内に供給された圧縮空気は通気口16を介してエアモータ2に供給されエアモータ2は回転する。エアモータ2の回転は遊星歯車装置3を介して回転体6と回転スライド部材7に伝達されるので、図2に示すように主ピストン21が下死点に到達した後は、ピストン部13すなわちシャフト部材9だけの推力によりドライバビット11は下降し、ねじ18を被締結材にねじ込む。ねじ18が所定の深さまで締められると、図3に示すように、回転スライド部材7のエア遮断面14はプレート部15に突き当たり下降を停止すると共に通気口16が閉じエアモータ2が停止してねじ締めが完了する。
操作弁30を戻すと回転体6内の圧縮空気が大気中に排気され、戻し空気室20内の圧縮空気は圧縮空気流入穴24を通りピストンダンパ31の当接面に比べ若干大きな径を有する主ピストン21を押し上げ、主ピストン21は初期位置に戻る。同時に、主ピストン21が移動したことで主ピストン21とピストンダンパ31による空気の遮断がなくなりピストン部13の下部にも戻し空気室20内の圧縮空気が流入し、ピストン部13、ドライバビット11も初期位置に戻る。同時にねじ送り部19により次のねじ18がドライバビット11軸上に送られて初期状態に戻る。
上記実施形態によれば、回転体6の底面においてはプラスチック材からなる回転体6とメタル52を一体に回転させるので回転体6の発熱は抑えられる。一方回転体6の外周面においては回転体6の外周面55を遊嵌するベアリングが不要になり、軽量化できねじ締め深さも安定する。すなわち、回転体6の外周面とボディ5内周面とが摺動する問題においては、回転体6がプラスチックであるために非鉄金属同士の凝着は起きないし、軟質の回転体6が摩耗するだけであるので摩耗紛による傷も発生しない。また回転体6とボディ5とは常時接触しているのではなく遊嵌状態にあるため極端な発熱がない。回転体6底面と回転体6外周面との摩擦摺動という点において、底面には回転体6の一対の凹部10に回転スライド部材7の凸部8が係合しトルクを受けながら回転スライド部材7が下降するため、凹部10と凸部8の摩擦力による下向きの大きな押付け力が働き、より発熱し易い状態にあり外周面とは大きく異なる点でもある。
また回転スライダ部材7を凸部8、遮断面14等と共に弾性体で一体に成形することにより、シール性が向上しエアモータ2を確実に停止できる。更に、ねじ18を所定の深さまで打ち込む主ピストン21及び主ピストン21内を摺動し打ち込まれたねじ18を被締結材にねじ込む際にドライバビット11を前進させるピストン部13を有する副ピストンの2段構造とし、主ピストン21が下死点に到達した後はピストン穴39とエアモータ2への通気口16の間に位置するように主ピストン21の外周にOリング46を装着したので、圧縮空気は回転スライド部材7と回転体6の隙間からのみ通気口16を通ってエアモータ2へ送られる。一方戻し空気室20には、シャフト部材9の空気供給穴38、小径穴37、主ピストン21の中空部22、ピストン穴39を経由して圧縮空気流出穴23から供給される。
以上のように圧縮空気はエアモータ2へ回転スライド部材7と回転体6の隙間からのみ通気口16を通って送られるため回転スライド部材7がプレート部15に当接するだけでエアモータ2を確実に停止できるようになる。
前記回転体6とメタル52の関係を、上記実施形態においては、ピストンを主ピストン21と副ピストンにより構成した圧縮空気ねじ締め機に採用するとしたが、図6に示すピストン88が1個の従来の圧縮空気ねじ締め機にも採用できることは明らかである。
また回転スライド部材7の凸部8も、摩耗を防ぐため鋼材、アルミ材あるいは硬質のプラスチック材等の別ピースで製作してもよい。
本発明圧縮空気ねじ締め機の一実施形態で初期状態を示す一部断面側面図。 図1からねじ締めが進んだ状態を示す一部断面側面図。 ねじ締め終了状態を示す一部断面側面図。 回転体と摺動材との関連を示す斜視図。 回転スライド部材の他の実施形態を示す一部省略斜視図。 従来の圧縮空気ねじ締め機の一例を示す一部断面側面図。
符号の説明
1は本体、5はボディ、6は回転体、7は回転スライド部材、9はシャフト部材、11はドライバビット、12はシリンダ、13はピストン部、15はプレート部、16は通気口、20は戻し空気室、21は主ピストン、23は圧縮空気流出穴、24は圧縮空気流入穴、46はOリング、52はメタルである。

Claims (5)

  1. エアモータと、エアモータによって回転され、内壁に回転伝達部が設けられた筒状の回転体と、回転体内に上下動可能に支持された回転スライド部材と、上端が回転スライド部材に装着され、下端部にドライバビット装着部及びピストン部を有するシャフト部材と、シャフト部材のピストン部を案内し、下方に圧縮空気流出穴及び圧縮空気流入穴を有するシリンダと、シャフト部材のドライバビット装着部に装着されたドライバビットと、シリンダの外周に設けられ、圧縮空気流出穴からの圧縮空気を蓄え、蓄えた圧縮空気を圧縮空気流入穴からシリンダ内に供給してドライバビット、シャフト部材、回転スライド部材を上昇させる戻し空気室と、シリンダの上方に設けられ、回転スライド部材によって閉じられるエアモータへの圧縮空気通路とを備え、ドライバビットを下降させることによりねじを締め、ねじ締め終了時にエアモータの回転を停止させると共に戻し空気室の圧縮空気によりシャフト部材等を初期位置に戻すようにした圧縮空気ねじ締め機であって、
    前記回転体の底面に摺動材を嵌装し、摺動材を静止固定部に回転摺動させることを特徴とした圧縮空気ねじ締め機。
  2. 前記回転体をプラスチック材で形成し、外周を直接ボディによって遊嵌把持させたことを特徴とする請求項1記載の圧縮空気ねじ締め機。
  3. 前記回転体及び摺動材の対向面に凹凸部を設け、凹凸部を介して摺動材を回転体に嵌挿したことを特徴とする請求項1記載の圧縮空気ねじ締め機。
  4. エアモータと、エアモータによって回転され、内壁に回転伝達部が設けられた筒状の回転体と、回転体内に上下動可能に支持された回転スライド部材と、上端が回転スライド部材に装着され、下端部にドライバビット装着部及びピストン部を有し、回転体室に連通する空気供給穴及び空気供給穴を外周外側と連通させる第2連通穴が上部に設けられ、副ピストンを構成するシャフト部材と、シャフト部材のピストン部を案内し、下方に圧縮空気流出穴及び圧縮空気流入穴を有するシリンダと、シャフト部材のドライバビット装着部に装着されたドライバビットと、シリンダの外周に設けられ、圧縮空気流出穴からの圧縮空気を蓄え、蓄えた圧縮空気を圧縮空気流入穴からシリンダ内に供給してドライバビット、シャフト部材、回転スライド部材を上昇させる戻し空気室と、シリンダの上方に設けられ、回転スライド部材のダンパ部がシリンダに突き当ることにより閉じられるエアモータへの圧縮空気通路と、長手方向中間位置に内外を連通する第1連通穴を有し、シャフト部材に上下動可能に支持されると共にシリンダ内を摺動する如く設けられた円筒状の主ピストンとを備え、
    前記回転スライド部材を弾性体で一体に形成するかまたは回転体の回転伝達部と係合する凸部を別ピースにしたことを特徴とした圧縮空気ねじ締め機。
  5. 前記主ピストンが下死点到達直前から、副ピストン及び主ピストンを通った圧縮空気が前記圧縮空気流出穴を介して前記戻し空気室に供給し始め、主ピストンが下死点到達時には、主ピストンと前記ピストンダンパの当接により副ピストンの底面と圧縮空気流入穴間の連通を遮断すると共にエアモータへの圧縮空気通路と主ピストンの第1連通穴間を塞ぐOリングを主ピストン外周に装着したことを特徴とする請求項4記載の圧縮空気ねじ締め機。
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