JP2005102980A - 爪化粧品および爪化粧品ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単に爪に塗布することの可能な,本物の宝石を含有した爪化粧品を提供する。
【解決手段】 多面体にカッティング加工された0.0033カラット以上0.01カラット以下の質量のダイヤモンド108をネールエナメル液106に複数含有させたネールエナメル114を,ハケ124などでネールエナメル液106と同時にダイヤモンド108を自在に掬えるように,広口の開口部110を持つネールエナメル容器100に保存した。
【選択図】 図6

Description

本発明は,爪化粧品および爪化粧品ユニットに関する。
従来,ネールエナメルやトップコートなどの爪化粧品を爪または付け爪などの人工爪に塗布して爪を美しく飾ることは一般的に行われている。爪化粧品は透明または着色された液体であって,爪に塗布し乾燥させることによって爪に固定される。細かいラメなどの装飾用の固体を含有した爪化粧品も開発されている。ラメなどの細かい装飾用固体の場合には,ラメが沈殿せずに液体全体に拡散するように爪化粧品に含有される(例えば特許文献1参照)。また,ラインストーン等のラメ等に比べて大きい,または重い装飾用固体などを別個に使用し,ネールエナメルを爪または人工爪に塗布後,爪化粧品に含有されていない上記の装飾用固体を爪の所望の位置に載せた状態でトップコートを塗布して爪に装飾物を固定することも行われている。
特開2003−55159号公報
しかし,従来の爪化粧品に含有される装飾用固体は,ラメ等のように液体全体に拡散させることが可能な物質であった。ラインストーン等の比較的大きく,または重くて液体全体に拡散させることが難しい装飾用固体の場合には,爪化粧品に含有されていない別個の装飾用固体を爪の所望の位置に載せた状態でトップコートを塗布するなどして爪に固定しなくてはならず,高度な技術が必要であった。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,高度な技術を必要とせずに簡単に爪に塗布することの可能な,宝石を含有した爪化粧品を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,爪に塗布する爪化粧品であって,多面体にカッティング加工された宝石を1または2以上含有する皮膜形成剤を含む透明溶剤であることを特徴とする爪化粧品が提供される。
上記発明において,皮膜形成剤を含む透明溶剤に宝石を含有させることによって,液体である透明溶剤を爪に塗布すると同時に宝石を爪に塗布し,皮膜形成剤が爪上で固まることによって宝石を爪に固定させることができる。なお,爪には付け爪等の人工爪が含まれる。また,多面体にカッティング加工された宝石が光を受けた場合,各面が光を各々の方向に反射および屈折し,かかる光の反射,屈折等によって宝石の輝きを増加させることができる。さらに,多面体にカッティング加工されることにより宝石に平面ができるため,球状の場合よりも爪に固定し易くなる。
上記宝石を,0.0033カラット以上0.01カラット以下であるように構成してもよい。かかる構成により,宝石を0.0033カラット以上の質量に限定することによって宝石の多面体へのカッティング加工を可能にする。また,宝石を0.01カラット以下の質量に限定することによって,宝石を爪に塗布した後に宝石の重量や大きさにより宝石が爪から落下することを防止し,宝石を爪に固定した後に宝石が衣類等に引っかかり爪から剥離することを防止し,宝石を安定的に爪に固定することができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,容器本体部と,前記容器本体部に形成され爪化粧品に含有される宝石を爪化粧品塗布具で掬い上げることができる程度に広口である開口部と,前記開口部に係合可能な蓋部と,を備える爪化粧品保存容器に,請求項1または2に記載の爪化粧品が保存されていることを特徴とする,爪化粧品ユニットが提供される。
上記発明では,容器本体部の開口部が広口であるため,使用者が,容器本体部の内部に保存された爪化粧品を爪化粧品塗布具などで取得する際に爪化粧品塗布具を容器本体部内で自在に動かすことができる。そのため,使用者が爪化粧品塗布具で爪化粧品に含まれる宝石を所望の数取得し易くなる。
上記開口部を,開口部外周上の任意の2点間の距離のうち最長のものが前記容器本体部の深さ以上の長さを有する,如く構成してもよい。かかる構成により,容器本体部の内部底面に沈殿した宝石を爪化粧品塗布具によって掬い上げることができる。具体的には例えば,爪化粧品塗布具を沈殿した宝石を目標として開口部から開口部とほぼ垂直に容器本体部の内部に挿入し,宝石を爪化粧品塗布具の一部に密着させた後に宝石を安定的に爪化粧品塗布具に載せるべく,爪化粧品塗布具を開口部に対して略水平になるよう傾斜させていき,そのままの状態で容器本体部から爪化粧品塗布具とともに宝石を取り出すことができる。
また,上記爪化粧品ユニットは,上記爪化粧品を爪に塗布するための爪化粧品塗布具と,上記爪化粧品保存容器と別体に構成され,爪化粧品塗布具の乾燥を防止するべく上記透明溶剤と同一溶剤中において前記爪化粧品塗布具を保存する爪化粧品塗布具保存容器と,をさらに含んで構成してもよい。
かかる構成によれば,爪化粧品を爪や人工爪に塗布するためのハケ,筆または匙などの爪化粧品塗布具を保存する爪化粧品塗布具保存容器と,爪化粧品が保存された爪化粧品保存容器が別個に提供される。すなわち,爪化粧品保存容器と爪化粧品塗布具が通常のように一体化されて構成されない。そのため,広口の開口部に係合可能に構成された蓋部に爪化粧品塗布具が一体形成されることによって発生し得る爪化粧品塗布具使用時の不便性を回避できる。また,宝石を含有した爪化粧品によって爪化粧品塗布具を保存した場合には,保存中に宝石が爪化粧品塗布具に付着し,使用者が爪化粧品塗布具を爪化粧品保存容器から取り出した際に爪化粧品塗布具に付着した宝石が飛び出して落下してしまう可能性がある。爪化粧品と爪化粧品塗布具を別々に保存することによって上記の事態を回避できる。さらに,爪化粧品塗布具は爪化粧品塗布具保存容器の中で乾燥しないように皮膜形成剤を含む透明溶剤によって保存されるため,爪化粧品塗布具が乾燥して劣化することを防止できる。
以上説明したように本発明によれば,高度な技術を必要とすることなく爪および人工爪に塗布することの可能な,宝石を含有した爪化粧品を提供できる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(1.爪化粧品)
初めに,図1を参照して本実施形態にかかる爪化粧品の構成について説明する。以降では,本発明の好適な実施形態にかかる爪化粧品を,宝石の一例としてダイヤモンド108を使用し,無色透明のネールエナメル液106にダイヤモンド108が複数個含有されたネールエナメル114に適用して説明する。すなわち,ネールエナメル114は,多面体にカッティング加工された宝石を1または2以上含有する皮膜形成剤を含む透明溶剤の一例として構成されるものである。爪には,付け爪等の人工爪も含まれる。なお,図1は本実施形態にかかる爪化粧品が爪化粧品保存容器に保存されている状態を示した説明図である。
(1−1.宝石)
本実施形態にかかる爪化粧品の一例であるネールエナメル114は,ダイヤモンド108と,ネールエナメル液106などを含む。まず,ダイヤモンド108について説明する。本実施形態にかかるダイヤモンド108は例えば0.0033カラットの質量であり,ネールエナメル液106に複数個混入される。なお,1カラットは0.2g(グラム)である。複数個のダイヤモンド108は各々多面体にカッティング加工される。図2に示すように,本実施形態にかかるダイヤモンド108は例えば58面体にカッティング加工(ラウンド・ブリリアント・カット)される。
上記説明では,宝石の一例としてダイヤモンドを適用したが,本発明はかかる例には限定されない。例えば,ガーネット,ルビー,サファイア,トルマリン,またはエメラルドなどの宝石または貴石であれば構わないが,多面体にカッティング加工することが可能な宝石であって,多面体にすることによって光を受けた各々の面が異なる方向に光を反射し,かかる反射等によって輝きが増して見える宝石であることが望ましい。
ダイヤモンド等の宝石は0.0033カラット以上0.01カラット以下であればいずれの質量であってもよい。上記範囲の質量の宝石を使用することにより,宝石の価値を減少させることなく,かつ爪に宝石を塗布後に爪からの宝石の剥離を防止できる。具体的には例えば,宝石が0.0033カラットに満たない質量であってあまりにも小さすぎると,宝石を多面体にカッティング加工することが難しい。宝石が多面体にカッティング加工されないと宝石が持つ輝きなどが十分に発揮されず,本物の宝石を含有しているにも関わらずその価値が一見して分からない可能性があり,宝石の価値を減少させる場合がある。現状のカッティング技術では0.0033カラットが宝石を58面体にカッティングできる最小の質量である。
一方で宝石が0.01カラットを超える質量であってあまりにも大きすぎると,爪に塗布した後にその重量により爪から宝石が落下したり,宝石の大きさに従って爪表面の凹凸が深くなるために爪に固定した宝石が衣類等に引っかかりやすくなり,宝石が爪から剥離する可能性が高くなる。かかる理由により,上記範囲内の質量の宝石を使用することが望ましい。
ダイヤモンド108等の宝石は例えば図2に示すように58面体などの多面体にカッティング加工される。多面体にカッティング加工されることによって,宝石が光を受けた場合に多面体の各々の面が異なる方向に光を反射する。かかる反射等によって宝石の持つ輝きを増加させることができる。上記説明では58面体を例示したが,本発明はかかる例には限定されず,例えば17,25,33,50,57または65面体等になるようにカッティング加工をされていても構わない。
なお,上記ダイヤモンド108等の宝石は,何度でも利用可能なものである。すなわち,ダイヤモンド108を含んだネールエナメル114を爪に塗布後乾燥させ,ダイヤモンド108を爪に固定した後に,通常の除光液等でネールエナメル114を爪から除去することが可能であり,その際に一度爪に固定したダイヤモンド108を爪から剥がし,爪化粧品保存容器等に戻すなどして再度利用することができる。
(1−2.ネールエナメル液体)
次に,ネールエナメル液106について説明する。ネールエナメル液106は,皮膜形成剤を含む透明溶剤の一例として構成されるものである。ネールエナメル液106には,透明溶剤,皮膜形成剤,可塑剤などが成分として含まれる。本実施形態にかかるネールエナメル液106は上記の通り透明溶剤を含むためにほぼ無色透明の液体である。また,皮膜形成剤を含むために爪に塗布された後に乾燥させられることによってかかる皮膜形成剤が固まり,爪にネールエナメル液106が固定される。ネールエナメル液106の成分は具体的には例えば,透明溶剤としては酢酸ブチル,酢酸エチル,イソプロパノール,エタノールなどを例示することができる。皮膜形成剤としては例えば,ニトロセルロース,アルキッド−2等のアルキッド樹脂,安息香酸スクロースなどを例示できる。可塑剤としては例えば,クエン酸アセチルトリブチル,カンフルなどを例示できる。その他に紫外線防止剤としてオキシベンゾンなどを成分として含んでもよい。上記成分を以下の範囲の割合で配合したネールエナメル液106にダイヤモンド108等の宝石を混入した場合に,ネールエナメル液に混入された宝石を爪の所望の位置に塗布し易くなるとともに,ネールエナメル液がほぼ無色透明となり,ダイヤモンド108の輝きを効果的に発揮させることができる。
酢酸ブチル:28〜31%
酢酸エチル:21〜24%
イソプロパノール:13〜16%
エタノール:3〜6%
カンフル:1〜2%
ニトロセルロース:10〜13%
アルキッド−2:6〜7%
クエン酸アセチルトリブチル:5〜6%
安息香酸スクロース:3〜4%
オキシベンゾン−3:0.3〜0.7%
但し,ネールエナメル液106の成分としては上記の例には限定されず,ベースコート,ネールエナメルまたはトップコート等の爪化粧品に通常使用可能なものであれば構わないし,その配合の割合も上記例示には限定されず,ネールエナメル液106に混入されたダイヤモンド108等の宝石を爪に塗布および固定できるべく配合されれば構わない。
本実施形態にかかるネールエナメル114は,透明溶剤である酢酸ブチル等を使用することによって略透明な液体になるため,爪化粧品に含有されるダイヤモンド108等の宝石の本来の色および輝き等を損なう可能性が低い。また,無色透明であるが故に,爪に予め所望の色のネールエナメル等を塗布した後に本実施形態にかかる爪化粧品を塗布することなども可能である。ただし,本発明はかかる例には限定されず,本発明にかかる爪化粧品は,含有される宝石の色および輝き等を損なわないように液体の透明度を失わない程度に着色されていても構わない。
以上で本実施形態にかかる爪化粧品の一例であるネールエナメル114について説明した。次に,爪化粧品ユニットについて説明する。
(2.爪化粧品ユニット)
本実施形態にかかる爪化粧品ユニット140は,図1に示す通り,広口の開口部110を備える容器本体部104の内部にダイヤモンド108を含有するネールエナメル114が保存されているネールエナメル容器100を少なくとも含む。望ましくは,図5に示すとおり,ネールエナメル114を爪に塗布するための爪化粧品塗布具の一例であるハケ124と,ハケ124を保存するハケ保存容器120とをさらに含んで構成される。
また,爪化粧品ユニット140は,ネールエナメル容器100およびハケ保存容器120を同時に収容可能な容積を持つボックス142に収容されていてもよい。ボックス142は,木製,金属製,陶磁器製などを問わない。
(2−1.爪化粧品保存容器)
図1に基づいて本実施形態にかかるネールエナメル114が保存されるネールエナメル容器100について説明する。ネールエナメル容器100は,爪化粧品保存容器の一例として構成される。本実施形態にかかるネールエナメル容器100は図1aおよび図1bに示す通り,蓋部102と,容器本体部104などとを含む。容器本体部104は,開口部110を備える。蓋部102は,鉄やアルミニウムなどの金属,合成樹脂,陶磁器やガラスなどで作られ,少なくとも開口部110と同じか,開口部110よりも大きい面積を持つ底面部と,底面部を取り囲む側面部とを備えて開口部110と係合可能に構成され,開口部110を塞ぐことができる。容器本体部104は,鉄やアルミニウムなどの金属,合成樹脂,陶磁器やガラスなどで作られ,底面部,開口部および側面部などを備え,本実施形態にかかるネールエナメル114を保存可能である。
開口部110は,ネールエナメル114の使用者が,開口部から爪化粧品塗布具の一例であるハケ124などを容器本体部104内に挿入してネールエナメル114に含まれるダイヤモンド108を自在に上記ハケ124で掬うことができる程度に広口に構成される。以下,開口部110について図3を参照して詳細に説明する。
図3の符号aは,容器本体部104の深さを示す。符号bは,開口部110の外周上の任意の2点間の距離のうち最長のものを示す。本実施形態にかかるネールエナメル容器100の開口部110は円形であるため,符号bは開口部110の直径を示す。容器本体部104の内部底面に沈殿したダイヤモンド108をハケ124で掬うためには,例えば図示のようにハケ124を開口部110とほぼ直角に容器本体部104の内部に挿入する。その後,ダイヤモンド108をハケ124に載せた状態でハケ124を図示した通りに操作してダイヤモンド108を容器本体部104の内部底面から開口部110付近へと移動させ,そのまま容器本体部104の外部へとハケ124とともに取り出す。かかる操作を可能にするためには,開口部110の直径bの長さは,容器本体部104の深さaと少なくとも同じか,それよりも大きくなければならず,b≧aが成立しなければならない。
なお,本実施形態においては蓋部102および容器本体部104の底面部,ならびに容器本体部104の開口部110は円形であるが,かかる例には限定されない。開口部110を蓋部102の底面部で塞ぐことができれば,蓋部102および容器本体部104の底面部,ならびに容器本体部104の開口部110は楕円形,多角形等で構わない。但し開口部110は,ネールエナメル114の使用者が開口部からハケなどを容器本体部104内に挿入してネールエナメル114に含まれるダイヤモンド108を自在に上記ハケで掬うことができる程度に広口でなければならない。すなわち,開口部110外周上の任意の2点間の距離のうち最長のものが,容器本体部104の深さ以上の長さを有しなくてはならない。
(2−2.爪化粧品塗布具保存容器)
図4を参照して,本実施形態にかかるネールエナメル114を爪または人工爪に塗布するための爪化粧品塗布具の一例であるハケ124および爪化粧品塗布具保存容器の一例であるハケ保存容器120について説明する。なお,本実施形態では爪化粧品塗布具の一例としてハケを挙げているが,かかる例には限定されない。爪化粧品塗布具は,例えば筆や匙などでもよく,液体であるネールエナメル液114とともにダイヤモンド108をネールエナメル容器100から取得して爪に塗布できるものであれば構わない。
本実施形態にかかるハケ124は,ネールエナメル容器100およびネールエナメル114とは隔離された状態で,ハケ保存容器120によって保存される。ネールエナメルを塗布するためのハケはネールエナメルと同一の容器に保存されるべく,ネールエナメルの保存容器の蓋と一体化されているのが通常である。しかしながら本実施形態にかかるネールエナメル容器100は上述の通り広口の開口部110および開口部110以上の面積の底面部を持つ蓋部102とを含んで構成されるため,かかる蓋部102にハケ124を一体化して構成した場合,蓋部102の大きさによってハケ124の使い勝手が悪くなる可能性がある。そこで,ハケ124をハケ保存容器120によって保存した。ハケ保存容器120は,ハケ124が一体化して構成される蓋部122と,容器本体部126などを含んで構成される。容器本体部126には,ハケ124の乾燥を防止するためにネールエナメル液106が入れられる。ただし,ハケ保存容器120に入れられるネールエナメル液106にはダイヤモンド108は含まれないことが望ましい。
上述のように爪化粧品ユニットを,ネールエナメル114が保存されたネールエナメル容器100,ハケ124およびハケ124を保存するハケ保存容器120とで構成することによって,ハケ124をネールエナメル容器100とは別にハケ保存容器120で保存することができる。よって,ハケ124の使い勝手を悪くすることなく,ネールエナメル114に含有されたダイヤモンド108をハケ124によって自在に掬うことができるようにネールエナメル容器の開口部110を広口にすることができる。
また,ダイヤモンド108を含有したネールエナメル114によってハケ124を保存した場合には,保存中にダイヤモンド108がハケ124に付着し,使用者がハケ124をネールエナメル容器100から取り出した際にハケ124に付着したダイヤモンド108が飛び出して落下してしまう可能性がある。ネールエナメル114とハケ124を別々に保存することによって上記の事態を回避できる。さらに,ハケ保存容器120にはハケ124の乾燥防止のためにネールエナメル114に含まれるネールエナメル液106と同じ液体が入れられるため,ハケ124が乾燥して劣化することを防止できると同時に,ハケ124によってネールエナメル114に異なる液体などの異物が混入されることを防止できる。
以上で本実施形態にかかる爪化粧品ユニット140の構成について説明した。次に,図6を参照して本実施形態にかかる爪化粧品ユニット140を用いてダイヤモンド108を爪に塗布する手順について説明する。
まず,図6(a)に示した通り,使用者はハケ124をネールエナメル容器100の広口の開口部110から容器本体部104の内部に挿入し,ネールエナメル液106に混入されているダイヤモンド108にハケ124の一部を密着させる。
次に,図6(b)に示す通り,ダイヤモンド108をハケ124の一部に載せるようにして掬い上げ,その後ハケ124を容器本体部104の外部へと抜き出すことによってダイヤモンド108を容器本体部104から取り出す。なお,ハケ124を容器本体部104の外部へと抜き出した時には,ハケ124にはネールエナメル液106が付着している。ダイヤモンド108をハケ124によって掬い上げて容器本体部104から取り出す方法としては例えば,ハケ124の一部にダイヤモンド108を密着させた後にダイヤモンド108がハケ124から落下しない程度にハケ124を傾斜させ,傾斜させた状態のまま開口部110からハケ124を抜き出すことができる。または,ハケ124の一部にダイヤモンド108を密着させた後にダイヤモンド108を安定的にハケ124上に載せるべくハケ124をほぼ水平にして,ハケ124が開口部110に対してほぼ水平の状態で開口部110から抜き出すこともできる。
その後,図6(c)に示す通り,ハケ124の一部に載せたダイヤモンド108を爪または人工爪の所望の位置に移動させる。この際に,ハケ124にはネールエナメル液106が付着しているため,ハケ124によってダイヤモンド108がハケ124から爪へと移動させられると同時にネールエナメル液106が爪に塗布される。従って,ダイヤモンド108はネールエナメル液106とともに爪に塗布されることによって爪に付着し,ネールエナメル液106が乾燥することによって爪に固定される。
以上で爪化粧品ユニット104について説明した。次に本実施形態における作用について説明する。上記で説明した通り,本実施形態にかかる爪化粧品の一例であるネールエナメル114は,0.0033カラット以上0.01カラット以下の質量のダイヤモンド108等の宝石を,各々が多面体にカッティング加工された状態で複数個をネールエナメル液106に含有し,幅広の口を持つ爪化粧品保存容器の一例であるネールエナメル容器100に保存される。
よって,本実施形態にかかるネールエナメル114の使用者は,まず,ハケ保存容器120などに乾燥を防止された状態で保存されているハケ124などによってネールエナメル容器100から爪に塗布するネールエナメル114を所望の分量取得する。その際に,使用者はネールエナメル液106と同時にダイヤモンド108を自在に掬うことができ,ネールエナメル液106を爪に塗布すると同時にダイヤモンド108を爪の所望の位置に塗布し,その後爪に塗布したネールエナメル液106を乾燥させて固まらせることによってダイヤモンド108を爪に固定させることができる。
また,ダイヤモンド108等の宝石は0.0033カラット以上0.01カラット以下の多面体であるために,一度爪に固定した後に爪から剥離する可能性が低く,多面体の各面が光りを各々の方向に反射するために宝石の輝きが増す。その結果,使用者は高度な技術を必要とすることなく通常のネールエナメルを爪に塗布する場合とほぼ同じ要領で本物の宝石を爪に塗布および安定的に固定し,爪を宝石で飾ることが可能になる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,上記実施形態においては本発明にかかる爪化粧品を透明のネールエナメル液にダイヤモンドを含有したネールエナメルに適用したが,本発明はかかる例には限定されない。例えば,ベースコート,ネールエナメル,トップコート等のように爪を美しく見せることを目的として爪に塗布されるものであれば構わない。
本発明は,爪化粧品および爪化粧品ユニットに適用可能であり,特に高度な技術を必要とせずに簡単に爪に塗布することの可能な,本物の宝石を含有した爪化粧品と,かかる爪化粧品を保存する爪化粧品保存容器等を含む爪化粧品ユニットに適用可能である。
本発明の実施形態にかかるネールエナメルが保存されたネールエナメル容器を示す斜視図である。 本発明の実施形態にかかるネールエナメルが保存されたネールエナメル容器を示す外観図である。 同実施形態にかかるダイヤモンドを示す側面図である。 同実施形態にかかるネールエナメル容器の深さと開口部の大きさとの関係を示した説明図である。 同実施形態にかかるハケ保存容器を示す斜視図である。 同実施の形態にかかる爪化粧品ユニットを示す説明図である。 同実施形態にかかる爪化粧品ユニットの使用例を示す説明図である。
符号の説明
100 ネールエナメル容器
102 蓋部
104 容器本体部
106 ネールエナメル液
108 ダイヤモンド
110 開口部
114 ネールエナメル
120 ハケ保存容器
122 蓋部
124 ハケ
126 容器本体部
140 爪化粧品ユニット
142 ボックス

Claims (5)

  1. 爪に塗布する爪化粧品であって:
    多面体にカッティング加工された宝石を1または2以上含有する皮膜形成剤を含む透明溶剤であることを特徴とする爪化粧品。
  2. 前記宝石は,0.0033カラット以上0.01カラット以下であることを特徴とする,請求項1に記載の爪化粧品。
  3. 容器本体部と,前記容器本体部に形成され爪化粧品に含有される宝石を爪化粧品塗布具で掬い上げることができる程度に広口である開口部と,前記開口部に係合可能な蓋部と,を備える爪化粧品保存容器に,請求項1または2に記載の爪化粧品が保存されていることを特徴とする,爪化粧品ユニット。
  4. 前記爪化粧品保存容器は,前記開口部外周上の任意の2点間の距離のうち最長のものが,前記容器本体部の深さ以上の長さを有することを特徴とする,請求項3に記載の爪化粧品ユニット。
  5. 請求項1または2に記載の爪化粧品を爪に塗布するための爪化粧品塗布具と,
    前記爪化粧品保存容器と別体に構成され,前記爪化粧品塗布具の乾燥を防止するべく請求項1に記載の透明溶剤と同一溶剤中において前記爪化粧品塗布具を保存する爪化粧品塗布具保存容器と,をさらに含むことを特徴とする,請求項3または4に記載の爪化粧品ユニット。
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