JP2005102047A - クロック入力回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 マイクロコンピュータの電源電圧に依存せずに高精度なノイズ除去ができるクロック入力回路を提供する。
【解決手段】 このクロック入力回路は、マイクロコンピュータの電源電圧のレベルに基づいて切換制御を行なうためのスイッチ回路4、切換回路5およびプログラマブルレジスタ7を備える。マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値以上の場合は、シュミットトリガ回路2,3およびコンデンサ6を用いた通常のノイズ除去を行なう。一方、マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値よりも低い場合は、シュミットトリガ回路2およびフリップフロップ8,9を用いたノイズ除去を行なう。したがって、マイクロコンピュータの電源電圧に依存しない高精度なノイズ除去が実現できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 このクロック入力回路は、マイクロコンピュータの電源電圧のレベルに基づいて切換制御を行なうためのスイッチ回路4、切換回路5およびプログラマブルレジスタ7を備える。マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値以上の場合は、シュミットトリガ回路2,3およびコンデンサ6を用いた通常のノイズ除去を行なう。一方、マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値よりも低い場合は、シュミットトリガ回路2およびフリップフロップ8,9を用いたノイズ除去を行なう。したがって、マイクロコンピュータの電源電圧に依存しない高精度なノイズ除去が実現できる。
【選択図】 図1
Description
この発明はクロック入力回路に関し、特に、マイクロコンピュータのクロック入力回路に関する。
マイクロコンピュータのクロック入力回路は、外部からの基準クロック信号を受け、マイクロコンピュータの動作を規定するシステムクロック信号を生成する。
従来のマイクロコンピュータのクロック入力回路では、基準クロック信号の高周波成分をカットするローパスフィルタ、およびローパスフィルタの出力信号を受けてシステムクロック信号を生成するクロック発生回路が設けられる。このクロック入力回路では、マイクロコンピュータの電源電圧が低くなると、ローパスフィルタのカットオフ周波数が低下し、必要な周波数成分までカットされてしまう。しかし、このローパスフィルタを用いない場合、基準クロック信号に高周波のノイズが混入すると、ノイズの影響によりシステムが誤動作することがある。
従来のマイクロコンピュータのパルス発生回路では、発振器の出力クロック信号を波形整形した後分周回路で分周し、分周回路の入力信号または出力信号のうちのどちらか一方を任意に選択して出力する選択回路を設け、選択回路の後段にノイズ除去回路を設けたものが提案されている。選択回路は、動作電源電圧が十分に高いときは分周回路の入力信号を選択し、動作電源電圧が低いときは分周回路の出力信号を選択する。これにより、広範囲の動作電源電圧に対してノイズの影響を受けにくいパルス発生回路が実現できる(たとえば、特許文献1参照)。
また、外部からの基準クロック信号を分周する分周回路、および分周回路の出力信号のエッジのタイミングを変更するエッジタイミング変更回路を設けたことによって、ノイズによる影響を受けにくいクロック信号を発生するクロック発生回路も提案されている。この場合、クロック信号に同期して動作するデジタル回路の誤動作を低減することができる(たとえば、特許文献2参照)。
また、所定のクロックをカウントするアップダウンカウンタを設けて、入力データを積分するデータ抽出回路も提案されている。この場合、雑音による影響を受けにくくなり、伝送されたデータに対してデータ識別誤動作が防止される(たとえば、特許文献3参照)。
特開平11−8536号公報
特開2003−15761号公報
特開昭63−14544号公報
以上のように、従来のマイクロコンピュータのクロック入力回路では、マイクロコンピュータの電源電圧に依存してノイズ除去の精度が低下するという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、マイクロコンピュータの電源電圧に依存せずに高精度なノイズ除去ができるクロック入力回路を提供することである。
この発明に係るクロック入力回路は、マイクロコンピュータのクロック入力回路であって、外部からの基準クロック信号を受ける第1の波形整形回路、その一方電極が第1の波形整形回路からのクロック信号を受け、その他方電極が基準電位を受けるコンデンサ、およびコンデンサの一方電極に現われるクロック信号を波形整形する第2の波形整形回路を含むノイズ除去回路と、第1の波形整形回路からのクロック信号を分周する分周回路と、マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値よりも高いことを示す第1の制御信号に応答してノイズ除去回路を選択し、マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値よりも低いことを示す第2の制御信号に応答して分周回路を選択する切換回路と、切換回路によって選択された回路の出力信号に基づいて、マイクロコンピュータを動作させるためのシステムクロック信号を生成するクロック発生回路とを備えたものである。
また、この発明に係る他のクロック入力回路は、マイクロコンピュータのクロック入力回路であって、外部からの基準クロック信号を受ける第1の波形整形回路と、その一方電極が第1の波形整形回路からのクロック信号を受け、その他方電極が基準電位を受ける第1のコンデンサと、その一方電極が基準電位を受ける第2のコンデンサと、マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値よりも高いことを示す第1の制御信号に応答して、第1の波形整形回路の出力ノードと第2のコンデンサの他方電極とを接続し、マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値よりも低いことを示す第2の制御信号に応答して、第1の波形整形回路の出力ノードと第2のコンデンサの他方電極とを切離すスイッチング素子と、第1のコンデンサの一方電極に現われるクロック信号を波形整形する第2の波形整形回路と、第2の波形整形回路の出力信号に基づいて、マイクロコンピュータを動作させるためのシステムクロック信号を生成するクロック発生回路とを備えたものである。
この発明に係るクロック入力回路では、外部からの基準クロック信号を受ける第1の波形整形回路、その一方電極が第1の波形整形回路からのクロック信号を受け、その他方電極が基準電位を受けるコンデンサ、およびコンデンサの一方電極に現われるクロック信号を波形整形する第2の波形整形回路を含むノイズ除去回路と、第1の波形整形回路からのクロック信号を分周する分周回路と、マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値よりも高いことを示す第1の制御信号に応答してノイズ除去回路を選択し、マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値よりも低いことを示す第2の制御信号に応答して分周回路を選択する切換回路と、切換回路によって選択された回路の出力信号に基づいて、マイクロコンピュータを動作させるためのシステムクロック信号を生成するクロック発生回路とが設けられる。したがって、マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値よりも高い場合は、ノイズ除去回路を用いた通常のノイズ除去を行なう。一方、マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値よりも低い場合は、分周回路を用いたノイズ除去を行なう。したがって、マイクロコンピュータの電源電圧が低下しても高精度なノイズ除去が行なわれる。
また、この発明に係る他のクロック入力回路では、外部からの基準クロック信号を受ける第1の波形整形回路と、その一方電極が第1の波形整形回路からのクロック信号を受け、その他方電極が基準電位を受ける第1のコンデンサと、その一方電極が基準電位を受ける第2のコンデンサと、マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値よりも高いことを示す第1の制御信号に応答して、第1の波形整形回路の出力ノードと第2のコンデンサの他方電極とを接続し、マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値よりも低いことを示す第2の制御信号に応答して、第1の波形整形回路の出力ノードと第2のコンデンサの他方電極とを切離すスイッチング素子と、第1のコンデンサの一方電極に現われるクロック信号を波形整形する第2の波形整形回路と、第2の波形整形回路の出力信号に基づいて、マイクロコンピュータを動作させるためのシステムクロック信号を生成するクロック発生回路とが設けられる。この場合、マイクロコンピュータの電源電圧が所定の値より低くなっても、ローパスフィルタのカットオフ周波数が所定の周波数よりも低くならないため、外部からの基準クロック信号の必要な周波数成分が除去されるのが防止される。したがって、マイクロコンピュータの電源電圧に依存しない高精度なノイズ除去が実現できる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるクロック入力回路の概略構成を示すブロック図である。図1において、このクロック入力回路は、入力端子1、シュミットトリガ回路2,3、スイッチ回路4、切換回路5、コンデンサ6、プログラマブルレジスタ7、フリップフロップ8,9、およびクロック発生回路10を備える。
図1は、この発明の実施の形態1によるクロック入力回路の概略構成を示すブロック図である。図1において、このクロック入力回路は、入力端子1、シュミットトリガ回路2,3、スイッチ回路4、切換回路5、コンデンサ6、プログラマブルレジスタ7、フリップフロップ8,9、およびクロック発生回路10を備える。
シュミットトリガ回路2およびスイッチ回路4は、入力端子1とノードN1との間に直列接続される。コンデンサ6は、ノードN1と接地電位GNDのラインとの間に接続される。シュミットトリガ回路3および切換回路5は、ノードN1とクロック発生回路10との間に直列接続される。フリップフロップ8は、そのクロック入力端子Cがシュミットトリガ回路2の出力ノードN2に接続され、その負論理出力端子/Qがそのデータ入力端子Dに接続される。フリップフロップ9は、そのクロック入力端子Cがフリップフロップ8の正論理出力端子Qに接続され、その負論理出力端子/Qがそのデータ入力端子Dに接続されるとともに、切換回路5に接続される。フリップフロップ8,9は、それぞれ分周回路を構成している。プログラマブルレジスタ7の出力信号は、スイッチ回路4、切換回路5、フリップフロップ8のセット入力端子S、およびフリップフロップ9のリセット入力端子Rに与えられる。
シュミットトリガ回路2は、入力端子1を介して外部からの基準クロック信号CLK0を受け、基準クロック信号CLK0を波形整形してスイッチ回路4、およびフリップフロップ8に与える。プログラマブルレジスタ7の設定データは、マイクロコンピュータの電源電圧が所定の値以上の場合は“0”に設定され、マイクロコンピュータの電源電圧が所定の値よりも低い場合は “1”に設定される。プログラマブルレジスタ7は、その設定データが“0”の場合は「L」レベルの制御信号を出力し、その設定データが“1”の場合は「H」レベルの制御信号を出力する。
スイッチ回路4は、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「L」レベルのときはシュミットトリガ回路2とノードN1とを接続し、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「H」レベルのときはシュミットトリガ回路2とノードN1とを切離す。すなわち、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「L」レベルのときは、シュミットトリガ回路2の出力抵抗およびコンデンサ6がローパスフィルタ(RC積分回路)を構成し、入力信号の高周波成分をカットして高周波のノイズを除去する。シュミットトリガ回路3は、ローパスフィルタの出力信号を波形整形する。
切換回路5は、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「L」レベルのときはシュミットトリガ回路3とクロック発生回路10とを接続し、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「H」レベルのときはフリップフロップ9とクロック発生回路10とを接続する。
このように、マイクロコンピュータの電源電圧が所定の値以上の場合は、シュミットトリガ回路2,3およびコンデンサ6を用いた通常のノイズ除去が行なわれる。一方、マイクロコンピュータの電源電圧が所定の値よりも低い場合は、シュミットトリガ回路2およびフリップフロップ8,9を用いたノイズ除去が行なわれる。
フリップフロップ8は、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「L」レベルの場合は非活性化され、正論理出力端子Qから「H」レベルの信号を出力する。一方、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「H」レベルの場合は活性化され、シュミットトリガ回路2からのクロック信号を2分周(周波数を1/2に分周)する。すなわち、クロック入力端子Cに入力されるクロック信号の立上がりエッジに応じて出力信号の論理レベルを反転させる。フリップフロップ9は、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「L」レベルのときは場合は非活性化され、負論理出力端子/Qから「H」レベルの信号を出力する。一方、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「H」レベルのときは活性化され、フリップフロップ8の正論理出力端子Qからのクロック信号を2分周(周波数を1/2に分周)する。すなわち、クロック入力端子Cに入力されるクロック信号の立上がりエッジに応じて出力信号の論理レベルを反転させる。
クロック発生回路10は、切換回路5を介してシュミットトリガ回路3またはフリップフロップ9からのクロック信号を受け、互いに相補なシステムクロック信号CLK1,CLK2を生成してCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)に与える。
図2は、クロック発生回路10の構成を示す回路図である。図2において、このクロック発生回路10は、NOR回路11,12、インバータ13〜17を含む。
NOR回路11は、その一方入力端子が切換回路5からのクロック信号を受け、その他方入力端子がインバータ17の出力信号を受ける。NOR回路12は、その一方入力端子がインバータ13を介して切換回路5からのクロック信号を受け、その他方入力端子がインバータ15の出力信号を受ける。インバータ15は、インバータ14を介してNOR回路11の出力信号を受け、システムクロック信号CLK1を出力する。インバータ17は、インバータ16を介してNOR回路12の出力信号を受け、システムクロック信号CLK2を出力する。
切換回路5からのクロック信号が「L」レベルのとき、インバータ13の出力信号が「H」レベルになるため、NOR回路12の出力信号が「L」レベルになる。これに応じて、インバータ17からのシステムクロック信号CLK2は「L」レベルになる。このとき、NOR回路11の出力信号は「H」レベルになるため、インバータ15からのシステムクロック信号CLK1は「H」レベルになる。
切換回路5からのクロック信号が「H」レベルのとき、NOR回路11の出力信号は「L」レベルになる。これに応じて、インバータ15からのシステムクロック信号CLK1は「L」レベルになる。このとき、NOR回路12の出力信号は「H」レベルになるため、インバータ17からのシステムクロック信号CLK2は「H」レベルになる。
このように、クロック発生回路10は、切換回路5からのクロック信号に基づいて、互いに相補なシステムクロック信号CLK1,CLK2を生成する。なお、図示しないが、切換回路5とクロック発生回路10との間に分周回路を設けてもよい。この場合、分周回路がクロック発生回路10への入力クロック信号を分周する。このため、クロック発生回路10は、周波数の低いシステムクロック信号CLK1,CLK2を生成する。
次に、クロック入力回路の動作について説明する。図3は、外部からの基準クロック信号CLK0にノイズが混入しない場合のクロック入力回路の動作を示すタイムチャートである。図3において、時刻t0にマイクロコンピュータの電源電圧が所定の値よりも低くなったことに応じて、プログラマブルレジスタ7の設定データが“0”から“1”に切換えられる。
時刻t0までの期間において、プログラマブルレジスタ7の設定データが“0”にされる。プログラマブルレジスタ7は、設定データ“0”に基づいて、スイッチ回路4、切換回路5およびフリップフロップ8,9に「L」レベルの制御信号を与える。スイッチ回路4は、プログラマブルレジスタ7からの「L」レベルの制御信号に応じて、シュミットトリガ回路2とノードN1とを接続する。切換回路5は、プログラマブルレジスタ7からの「L」レベルの制御信号に応じて、シュミットトリガ回路3とクロック発生回路10とを接続する。シュミットトリガ回路2の出力ノードN2を伝達する信号は、シュミットトリガ回路2によって基準クロック信号CKL0が論理的に反転された波形になる。このとき、出力ノードN2を伝達する信号は、コンデンサ6によってなまった波形になっている。また、フリップフロップ8,9は、プログラマブルレジスタ7からの「L」レベルの制御信号に応じて、ノードN3,N4の電位を「H」レベルに保持する。ここで、ノードN3はフリップフロップ8とフリップフロップ9の間のノードであり、ノードN4はフリップフロップ9と切換回路5の間のノードである。
時刻t0に、プログラマブルレジスタ7の設定データが “1”に切換えられる。プログラマブルレジスタ7は、スイッチ回路4、切換回路5およびフリップフロップ8,9への制御信号を「H」レベルに立上げる。これに応じて、スイッチ回路4はシュミットトリガ回路2とノードN1とを切離し、切換回路5はフリップフロップ9とクロック発生回路10とを接続する。
時刻t0以降は、出力ノードN2はコンデンサ6の影響を受けないため、出力ノードN2を伝達する信号の波形はなまらない。また、フリップフロップ8は、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「H」レベルにされたこと応じて、出力ノードN2からのクロック信号を2分周(周波数を1/2に分周)してノードN3に出力する。フリップフロップ9は、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「H」レベルにされたこと応じて、ノードN3からのクロック信号を2分周(周波数を1/2に分周)してノードN4に出力する。
時刻t1において、基準クロック信号CLK0が「L」レベルに立下げられたことに応じて、出力ノードN2の電位は「H」レベルに立上げられる。これに応じて、ノードN3の電位が「L」レベルに立下げられる。
時刻t2において、基準クロック信号CLK0が「L」レベルに立下げられたことに応じて、出力ノードN2の電位は「H」レベルに立上げられる。これに応じて、ノードN3の電位が「H」レベルに立上げられ、ノードN4の電位は「L」レベルに立下げられる。時刻t3において、基準クロック信号CLK0が「L」レベルに立下げられたことに応じて、出力ノードN2の電位は「H」レベルに立上げられる。これに応じて、ノードN3の電位が「L」レベルに立下げられる。
時刻t4において、基準クロック信号CLK0が「L」レベルに立下げられたことに応じて、出力ノードN2の電位は「H」レベルに立上げられる。これに応じて、ノードN3の電位が「H」レベルに立上げられ、ノードN4の電位は「H」レベルに立上げられる。このように、シュミットトリガ回路2のからのクロック信号は、フリップフロップ8,9によって4分周(周波数が1/4に分周)されてクロック発生回路10に与えられる。
図4は、外部からの基準クロック信号CLK0にノイズが混入した場合のクロック入力回路の動作を示すタイムチャートである。図4において、時刻t0にマイクロコンピュータの電源電圧が所定の値よりも低くなったことに応じて、プログラマブルレジスタ7の設定データが“0”から“1”に切換えられる。
時刻t1までの信号波形は、図3に示した信号波形と同じである。時刻t1と時刻t2の間の時刻t10において、パルス幅の短いスパイクノイズが基準クロック信号CLK0に混入する。基準クロック信号CLK0に混入したスパイクノイズは、出力ノードN2に伝達する。出力ノードN2に伝達したスパイクノイズの立上がりエッジに応じて、ノードN3の電位が「H」レベルに立上げられる。これに応じて、ノードN4の電位は「L」レベルに立下げられる。
時刻t2において、基準クロック信号CLK0が「L」レベルに立下げられたことに応じて、出力ノードN2の電位は「H」レベルに立上げられる。これに応じて、ノードN3の電位が「L」レベルに立下げられる。
時刻t3において、基準クロック信号CLK0が「L」レベルに立下げられたことに応じて、出力ノードN2の電位は「H」レベルに立上げられる。これに応じて、ノードN3の電位が「H」レベルに立上げられ、ノードN4の電位は「H」レベルに立下げられる。
時刻t4において、基準クロック信号CLK0が「L」レベルに立下げられたことに応じて、出力ノードN2の電位は「H」レベルに立上げられる。これに応じて、ノードN3の電位が「L」レベルに立下げられる。
このように、基準クロック信号CLK0にスパイクノイズが混入した場合、ノードN4を伝達する信号は、スパイクノイズが混入しない場合(図3参照)に比べて、基準クロック信号CLK0の1周期分だけ位相が進んだ波形になる。このように、基準クロック信号CLK0にパルス幅の短いノイズが混入した場合でも、ノイズの波形がフリップフロップ8,9によって分周される結果、ノードN4にはパルス幅の短いクロック信号は伝達しない。このとき、クロック発生回路10で生成されるシステムクロック信号CLK1,CLK2の周波数は低くなり、CPUの処理速度が低下するが、システムの誤動作は発生しない。
従来のマイクロコンピュータのクロック入力回路では、フリップフロップ8,9が設けられていなかった。マイクロコンピュータの電源電圧が低下すると、シュミットトリガ回路2に供給される電圧も同様に低下する。このため、シュミットトリガ回路2を構成するトランジスタのドライブ能力が低下し、シュミットトリガ回路2の出力抵抗が大きくなる。これにより、シュミットトリガ回路2の出力抵抗およびコンデンサ6によって構成されるローパスフィルタ(RC積分回路)のCR時定数が大きくなる。したがって、ローパスフィルタのカットオフ周波数が低下し、外部からの基準クロック信号CLK0の必要な周波数成分まで除去されてしまうことがあった。
しかし、この実施の形態1では、フリップフロップ8,9が設けられる。マイクロコンピュータの電源電圧が所定の値以上の場合は、プログラマブルレジスタ7の設定データを“0”に設定することによって、シュミットトリガ回路2,3およびコンデンサ6を用いた通常のノイズ除去を行なう。一方、マイクロコンピュータの電源電圧が所定の値よりも低い場合は、プログラマブルレジスタ7の設定データを“1”に設定することによって、シュミットトリガ回路2およびフリップフロップ8,9を用いたノイズ除去を行なう。したがって、マイクロコンピュータの電源電圧に依存しない高精度なノイズ除去が実現できる。
実施の形態1の変更例.
図5は、この発明の実施の形態1の変更例によるクロック入力回路の概略構成を示すブロック図であって、図1と対比される図である。図5のクロック入力回路を参照して、図1のクロック入力回路と異なる点は、NチャネルMOSトランジスタ21が追加されている点である。
図5は、この発明の実施の形態1の変更例によるクロック入力回路の概略構成を示すブロック図であって、図1と対比される図である。図5のクロック入力回路を参照して、図1のクロック入力回路と異なる点は、NチャネルMOSトランジスタ21が追加されている点である。
NチャネルMOSトランジスタ21は、ノードN1と接地電位GNDのラインとの間に接続され、そのゲートはプログラマブルレジスタ7からの制御信号を受ける。NチャネルMOSトランジスタ21は、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「L」レベルの場合は非導通になり、「H」レベルの場合は導通する。
プログラマブルレジスタ7の設定データが“1”のとき、スイッチ回路4はプログラマブルレジスタ7からの「H」レベルの制御信号を受けて、シュミットトリガ回路2とノードN1とを切離す。このとき、NチャネルMOSトランジスタ21が設けられていない場合は、シュミットトリガ回路3の入力信号の電位が不定の状態となってしまう。このため、シュミットトリガ回路3に不要な貫通電流が流れ、マイクロコンピュータの消費電流が大きくなる。
しかし、この実施の形態1の変更例では、NチャネルMOSトランジスタ21を設けたことによって、プログラマブルレジスタ7の設定データが“1”のとき、シュミットトリガ回路3の入力信号の電位を接地電位GNDに固定する。これにより、シュミットトリガ回路3に不要な貫通電流が流れるのが防止される。したがって、マイクロコンピュータの消費電流が低減される。
実施の形態1の他の変更例.
図6は、この発明の実施の形態1の他の変更例によるクロック入力回路の概略構成を示すブロック図であって、図5と対比される図である。図6のクロック入力回路を参照して、図5のクロック入力回路と異なる点は、AND回路31が追加されている点である。
図6は、この発明の実施の形態1の他の変更例によるクロック入力回路の概略構成を示すブロック図であって、図5と対比される図である。図6のクロック入力回路を参照して、図5のクロック入力回路と異なる点は、AND回路31が追加されている点である。
AND回路31は、その一方入力端子がシュミットトリガ回路2の出力ノードN2に接続され、その他方入力端子がプログラマブルレジスタ7からの制御信号を受け、その出力端子がフリップフロップ8のクロック入力端子Cに接続される。
プログラマブルレジスタ7の設定データが“0”のとき、フリップフロップ8,9は使用されない。このとき、AND回路31が設けられていない場合は、フリップフロップ8のクロック入力端子がシュミットトリガ回路2からのクロック信号を受け、フリップフロップ8,9に不要な動作電流が流れてしまう。
しかし、この実施の形態1の他の変更例では、AND回路31を設けたことによって、プログラマブルレジスタ7の設定データが“0”のとき、フリップフロップ8のクロック入力端子の電位が「L」レベルに固定される。これにより、フリップフロップ8,9に不要な動作電流が流れるのが防止される。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2によるクロック入力回路の概略構成を示すブロック図であって、図6と対比される図である。図7のクロック入力回路を参照して、図6のクロック入力回路と異なる点は、プログラマブルレジスタ7が電圧検出回路41で置換されている点である。
図7は、この発明の実施の形態2によるクロック入力回路の概略構成を示すブロック図であって、図6と対比される図である。図7のクロック入力回路を参照して、図6のクロック入力回路と異なる点は、プログラマブルレジスタ7が電圧検出回路41で置換されている点である。
電圧検出回路41は、マイクロコンピュータの電源電圧を検出し、マイクロコンピュータの電源電圧が所定の値以上の場合は「L」レベルの制御信号を出力し、マイクロコンピュータの電源電圧が所定の値よりも低い場合は「H」レベルの制御信号を出力する。電圧検出回路41からの制御信号は、スイッチ回路4、切換回路5、NチャネルMOSトランジスタ21、フリップフロップ8のセット入力端子S、フリップフロップ9のリセット入力端子RおよびAND回路31の入力端子に与えられる。
電圧検出回路41からの制御信号が「L」レベルの場合は、シュミットトリガ回路2,3およびコンデンサ6を用いた通常のノイズ除去を行ない、電圧検出回路41からの制御信号が「H」レベルの場合は、シュミットトリガ回路2およびフリップフロップ8,9を用いたノイズ除去を行なう。
なお、シュミットトリガ回路2,3およびコンデンサ6を用いて通常のノイズ除去を行なう場合は、マイクロコンピュータの電源電圧が十分に高く、外部からの基準クロック信号CLK0の必要な周波数成分は除去されないものとする。
実施の形態1に示したようにプログラマブルレジスタ7を用いた場合、マイクロコンピュータの電源電圧のレベルを監視して、マイクロコンピュータの電源電圧のレベルに応じてプログラマブルレジスタ7の設定データを変更する必要がある。しかし、この実施の形態2では、マイクロコンピュータの電源電圧のレベルに応じて、電圧検出回路41からの制御信号の論理レベルが自動的に切換えられるため、手間が省ける。
実施の形態2の変更例.
図8は、この発明の実施の形態2の変更例によるクロック入力回路の概略構成を示すブロック図であって、図7と対比される図である。図8のクロック入力回路を参照して、図7のクロック入力回路と異なる点は、電圧検出回路41が削除され、電圧検出回路41からの制御信号に代わってCPUからのウェイト信号WTが用いられている点である。
図8は、この発明の実施の形態2の変更例によるクロック入力回路の概略構成を示すブロック図であって、図7と対比される図である。図8のクロック入力回路を参照して、図7のクロック入力回路と異なる点は、電圧検出回路41が削除され、電圧検出回路41からの制御信号に代わってCPUからのウェイト信号WTが用いられている点である。
CPUは、要求している資源(たとえば、入出力機器)が空くのを待っている状態や、メッセージの到達を待っている状態などのウェイト状態において、ウェイト信号WTを活性化レベルの「H」レベルにする。また、通常動作時はウェイト信号WTを非活性化レベルの「L」レベルにする。このウェイト信号WTは、外部からの制御信号、またはCPUの内部タイマからのオーバーフロー信号(タイマが所定の時間を超えてカウントした場合に活性化される信号)などをトリガとして、その論理レベルが切換えられる。
CPUからのウェイト信号WTが「L」レベルの場合は、シュミットトリガ回路2,3およびコンデンサ6を用いた通常のノイズ除去を行ない、ウェイト信号WTが「H」レベルの場合は、シュミットトリガ回路2およびフリップフロップ8,9を用いたノイズ除去を行なう。
なお、ここでは、CPUがウェイト状態(ウェイト信号WTが「H」レベル)である場合はマイクロコンピュータの電源電圧が低く、通常動作時(ウェイト信号WTが「L」レベル)はマイクロコンピュータの電源電圧が十分に高いことを利用している。
したがって、この実施の形態2の変更例では、CPUからのウェイト信号WTを用いることによって、マイクロコンピュータの電源電圧のレベルに応じた適切なノイズ除去が行なわれる。
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3によるクロック入力回路の概略構成を示すブロック図であって、図6と対比される図である。図9のクロック入力回路を参照して、図6のクロック入力回路と異なる点は、クロック発生回路10がクロック発生回路51で置換されている点である。
図9は、この発明の実施の形態3によるクロック入力回路の概略構成を示すブロック図であって、図6と対比される図である。図9のクロック入力回路を参照して、図6のクロック入力回路と異なる点は、クロック発生回路10がクロック発生回路51で置換されている点である。
図10は、クロック発生回路51の構成を示す回路図であって、図2と対比される図である。図10のクロック発生回路51を参照して、図2のクロック発生回路10と異なる点は、インバータ52が追加されている点である。
図10において、インバータ52は、切換回路5からのクロック信号を受け、周辺回路用のクロック信号CLK11を出力する。この周辺回路用のクロック信号CLK11と、CPU用のシステムクロック信号CLK1,CLK2とは位相や振幅が異なる。周辺回路用のクロック信号CLK11は、A/D(Analog to Digital)変換器、タイマ、シリアル入出力回路などに供給される。これにより、マイクロコンピュータの電源電圧が低く、シュミットトリガ回路2およびフリップフロップ8,9を用いたノイズ除去が行なわれる場合、CPU用のシステムクロック信号CLK1,CLK2および周辺回路用のクロックCLK11の周波数が共通に低くされる。
実施の形態1,2に示したように、クロック発生回路10が周辺回路用のクロック信号CLK11を生成しない場合、マイクロコンピュータの電源電圧が低くなると、フリップフロップ8,9によってCPUへ供給されるシステムクロック信号CLK1,CLK2の周波数が低くされるが、周辺回路へ供給されるクロック信号CLK11の周波数は低くされない。この場合、システムが誤動作する可能性がある。
しかし、この実施の形態3では、CPU用のシステムクロック信号CLK1,CLK2および周辺回路用のクロック信号CLK11を共通に制御することによって、システムが誤動作するのが防止される。
なお、ここでは、周辺回路用のクロック信号CLK11を生成するためにインバータ52を1つだけ設けた場合について説明したが、インバータの数は任意である。たとえば、複数のインバータを直列に設けても、複数のインバータを並列に設けてもよい。複数のインバータを並列に設けて周辺回路用の複数のクロック信号を生成した場合、異なるクロック信号を必要とする複数の周辺回路に対して異なるクロック信号を供給することができる。
実施の形態4.
図11は、この発明の実施の形態4によるクロック入力回路の概略構成を示すブロック図であって、図1と対比される図である。図11のクロック入力回路を参照して、図1のクロック入力回路と異なる点は、スイッチ回路4、切換回路5およびフリップフロップ8,9が削除され、スイッチ回路61およびコンデンサ62が追加されている点である。
図11は、この発明の実施の形態4によるクロック入力回路の概略構成を示すブロック図であって、図1と対比される図である。図11のクロック入力回路を参照して、図1のクロック入力回路と異なる点は、スイッチ回路4、切換回路5およびフリップフロップ8,9が削除され、スイッチ回路61およびコンデンサ62が追加されている点である。
スイッチ回路61およびコンデンサ62は、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「L」レベルのときはノードN1とコンデンサ62とを接続し、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「H」レベルのときはノードN1とコンデンサ62とを切離す。すなわち、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「L」レベルのときは、シュミットトリガ回路2の出力抵抗およびコンデンサ6,62がローパスフィルタ(RC積分回路)を構成し、プログラマブルレジスタ7からの制御信号が「H」レベルのときは、シュミットトリガ回路2の出力抵抗およびコンデンサ6がローパスフィルタ(RC積分回路)を構成する。
従来のマイクロコンピュータのクロック入力回路では、スイッチ回路61およびコンデンサ62が設けられていなかった。マイクロコンピュータの電源電圧が低下すると、シュミットトリガ回路2に供給される電圧も同様に低下する。このため、シュミットトリガ回路2を構成するトランジスタのドライブ能力が低下し、シュミットトリガ回路2の出力抵抗が大きくなる。これにより、シュミットトリガ回路2の出力抵抗およびコンデンサ6によって構成されるローパスフィルタ(RC積分回路)のCR時定数が大きくなる。したがって、ローパスフィルタのカットオフ周波数が低下し、外部からの基準クロック信号CLK0の必要な周波数成分まで除去されてしまうことがあった。
しかし、この実施の形態4では、スイッチ回路61およびコンデンサ62が設けられる。マイクロコンピュータの電源電圧が所定の値以上の場合は、プログラマブルレジスタ7の設定データを“0”に設定することによって、シュミットトリガ回路2,3およびコンデンサ6,62を用いたノイズ除去を行なう。一方、マイクロコンピュータの電源電圧が所定の値よりも低い場合は、プログラマブルレジスタ7の設定データを“1”に設定することによって、シュミットトリガ回路2,3およびコンデンサ6を用いたノイズ除去を行なう。したがって、マイクロコンピュータの電源電圧が所定の値よりも低くなると、シュミットトリガ回路2の出力抵抗が大きくなるが、スイッチ回路61によってノードN1とコンデンサ62とを切離すことで、ローパスフィルタ(RC積分回路)のCR時定数が小さくされる。このため、マイクロコンピュータの電源電圧が所定の値より低くなっても、ローパスフィルタのカットオフ周波数が所定の周波数よりも低くならないため、外部からの基準クロック信号CLK0の必要な周波数成分が除去されるのが防止される。したがって、マイクロコンピュータの電源電圧に依存しない高精度なノイズ除去が実現できる。
なお、ここでは、プログラマレジスタ7を用いてスイッチ回路61を制御する場合について説明したが、プログラマレジスタ7に代わって、図7に示した電圧検出回路41、または図8に示したウェイト信号WTを用いてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 入力端子、2,3 シュミットトリガ回路、4,61 スイッチ回路、5 切換回路、6,62 コンデンサ、7 プログラマブルレジスタ、8,9 フリップフロップ、10,51 クロック発生回路、11,12 NOR回路、13〜17,52 インバータ、21 NチャネルMOSトランジスタ、31 AND回路、41 電圧検出回路。
Claims (11)
- マイクロコンピュータのクロック入力回路であって、
外部からの基準クロック信号を受ける第1の波形整形回路と、その一方電極が前記第1の波形整形回路からのクロック信号を受け、その他方電極が基準電位を受けるコンデンサと、前記コンデンサの一方電極に現われるクロック信号を波形整形する第2の波形整形回路とを含むノイズ除去回路、
前記第1の波形整形回路からのクロック信号を分周する分周回路、
前記マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値よりも高いことを示す第1の制御信号に応答して前記ノイズ除去回路を選択し、前記マイクロコンピュータの電源電圧が前記予め定められた値よりも低いことを示す第2の制御信号に応答して前記分周回路を選択する切換回路、および
前記切換回路によって選択された回路の出力信号に基づいて、前記マイクロコンピュータを動作させるためのシステムクロック信号を生成するクロック発生回路を備える、クロック入力回路。 - さらに、前記第1の波形整形回路の出力ノードと前記第2の波形整形回路の入力ノードとの間に接続され、前記第1の制御信号に応答して導通し、前記第2の制御信号に応答して非導通になる第1のスイッチング素子を備える、請求項1に記載のクロック入力回路。
- さらに、前記第2の波形整形回路の入力ノードと前記基準電位のラインとの間に接続され、前記第1の制御信号に応答して非導通になり、前記第2の制御信号に応答して導通する第2のスイッチング素子を備える、請求項1または請求項2に記載のクロック入力回路。
- 前記分周回路は、前記第1の制御信号に応答して非活性化され、前記第2の制御信号に応答して活性化される、請求項1から請求項3までのいずれかに記載のクロック入力回路。
- さらに、前記第1の波形整形回路の出力ノードと前記分周回路の入力ノードとの間に設けられ、前記第1の制御信号に応答して前記第1の波形整形回路からのクロック信号を遮断し、前記第2の制御信号に応答して前記第1の波形整形回路からのクロック信号を前記分周回路に伝達するゲート回路を備える、請求項1から請求項4までのいずれかに記載のクロック入力回路。
- マイクロコンピュータのクロック入力回路であって、
外部からの基準クロック信号を受ける第1の波形整形回路、
その一方電極が前記第1の波形整形回路からのクロック信号を受け、その他方電極が基準電位を受ける第1のコンデンサ、
その一方電極が前記基準電位を受ける第2のコンデンサ、
前記マイクロコンピュータの電源電圧が予め定められた値よりも高いことを示す第1の制御信号に応答して、前記第1の波形整形回路の出力ノードと前記第2のコンデンサの他方電極とを接続し、前記マイクロコンピュータの電源電圧が前記予め定められた値よりも低いことを示す第2の制御信号に応答して、前記第1の波形整形回路の出力ノードと前記第2のコンデンサの他方電極とを切離すスイッチング素子、
前記第1のコンデンサの一方電極に現われるクロック信号を波形整形する第2の波形整形回路、および
前記第2の波形整形回路の出力信号に基づいて、前記マイクロコンピュータを動作させるためのシステムクロック信号を生成するクロック発生回路を備える、クロック入力回路。 - 前記クロック発生回路は、周辺回路を動作させるためのクロック信号をさらに生成する、請求項1から請求項6までのいずれかに記載のクロック入力回路。
- 前記第1および第2の波形整形回路はシュミットトリガ回路である、請求項1から請求項7までのいずれかに記載のクロック入力回路。
- さらに、設定データに基づいて前記第1および第2の制御信号を出力するプログラマブルレジスタを備える、請求項1から請求項8までのいずれかに記載のクロック入力回路。
- さらに、前記マイクロコンピュータの電源電圧を検出し、検出結果に基づいて前記第1および第2の制御信号を出力する電圧検出回路を備える、請求項1から請求項8までのいずれかに記載のクロック入力回路。
- 前記第1の制御信号は、前記マイクロコンピュータの動作状態を示す第1のウェイト信号であり、前記第2の制御信号は、前記マイクロコンピュータの待機状態を示す第2のウェイト信号である、請求項1から請求項8までのいずれかに記載のクロック入力回路。
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