JP2005101837A - 光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1回の露光期間中の像ぶれを良好に補正することが困難であった。
【解決手段】 1回の露光中の撮像素子からの複数の出力から、像の位置変化を求め、その位置変化に基づいて複数の出力を合成して像ぶれ補正を行う。また合成されない部分の画像データの値を補正することにより良好な画像を得る。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像を合成して像ぶれ補正を行うカメラやビデオカメラなどの光学機器に関し、特に静止画撮像における1コマの撮影時の像ぶれ補正を行うデジタルスチルカメラなどの光学機器に関するものである。
従来より、像ぶれ補正機能を有するカメラやビデオカメラが知られている。
ここで、撮像素子を像ぶれ検出手段に用いたカメラが特許文献1に開示されている。また、撮像素子を像ぶれ検出手段に用いたビデオカメラが特許文献2に開示されている。
特許第3024979号公報 特開昭64−78581号公報
上記の特許文献1に開示されたカメラでは、撮像素子を像ぶれ検出に用いており、使用者が得る画像はフィルムに記録した出力によるものであった。その為、撮像素子を像ぶれ検出に用いるだけなので無駄があった。
また、特許文献2に開示されたビデオカメラでは、撮像素子の出力を像ぶれ検出と使用者が得る画像データの取得の両方に用いている為に無駄は無いが、動画を構成する各画像間の像の移動を像ぶれ検出に用いる構成である為、静止画には使用できない問題があった。さらに、撮像した画像の一部を切り出す事により像ぶれ補正した像を作成していた為、無駄があった。
本発明は、露光中の撮像素子からの出力により像の位置変化を求め、その位置変化に基づいて像を合成して像ぶれ補正を行うことができ、また合成されない部分の画像データの値に補正することにより良好な画像を得ることのできる光学機器を提供しようとするものである。
上記の目的を達成するために、本発明は、撮影光学系により結像された像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子の1回の露光期間中に該撮像素子により順次撮像された画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された複数の画像データ間の像の位置ずれを検出する検出手段と、前記検出手段の出力に基づいて前記像の位置ずれを補正するように前記複数の画像データを、平面座標内で移動させて合成する合成手段とを備えた光学機器であって、前記合成手段により、前記記憶手段に記憶された1つの画像データに他の1つの画像データを合成したときに、前記1つの画像データの平面座標領域のうち、前記他の1つの画像データが合成されなかった領域のデータを補正する補正手段を備えたことを特徴としている。
また、本発明は、撮影光学系により結像された像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子の1回の露光期間中に該撮像素子により順次撮像されたnm個の画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に順次記憶されたnm個の画像データにおいて基準となる画像データn1に対して他の各画像データn2〜nmの間の各像の位置ずれを検出する検出手段と、前記検出手段の出力に基づいて前記像の位置ずれを補正するように前記基準となる画像データn1に対して前記他の各画像データn2〜nmを、それぞれ平面座標内で移動させて合成する合成手段とを備えた光学機器であって、前記合成手段により、前記記憶手段に記憶された前記基準となる画像データn1に前記他の各画像データn2〜nmを合成したときに、前記基準となる画像データn1の平面座標領域のうち、前記他の画像データn2〜nmの全ての画像データが合成されなかった領域のデータを補正する補正手段を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、露光中の撮像素子からの出力により像の位置変化を求め、その位置変化に基づいて像を合成して像ぶれ補正を行うことができ、また合成されない部分の画像データの値に補正することにより良好な画像を得ることができる。
以下を本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施例1に係るカメラシステム(光学機器)の要部を示す構成図であり、図中、左側がカメラアクセサリであるレンズを示し、右側がカメラ本体を示している。
同図において、1はレンズ鏡筒であり、撮影レンズ1aを構成する複数のレンズG1,G2,G3を有している。2は絞りであり、ピニオンギア4を介してモータ3により開閉駆動する。5は絞り制御回路であり、レンズ鏡筒1側に設けたレンズ制御CPU11からの信号に基づいて絞り2の開閉状態を制御する。6はフォーカス駆動用モータであり、ウォームギア7を介して撮影レンズ1aのうちのフォーカスレンズ(不図示)を光軸1b方向に駆動させてフォーカス駆動を行う。
8はモータ制御回路であり、レンズ制御CPU11からの信号に基づいてモータ6の駆動状態を制御し、フォーカス駆動を行う。9はパルス板であり、フォーカス駆動用モータ6に連結したウォームギア7の回転軸に取り付けられている。10はフォトインタラプタであり、パルス板9の回転状態を検出して、検出結果をレンズ制御CPU11に入力する。
12はフォーカス・ゾーン検出器であり、例えば平面または曲面上に配置された電極上をブラシが移動し、フォーカスレンズの位置を検出するスイッチを有している。前記レンズ制御CPU11は、該フォーカス・ゾーン検出器12の出力に応じてそのフォーカスレンズの位置での光学情報をカメラ制御CPU31に通信し、また、フォーカスレンズの位置に応じて絞り制御回路5とモータ制御回路8の駆動制御を行う。
ここで、レンズ側のレンズ制御CPU11の各端子について説明する。
CKはカメラ本体側のカメラ制御CPU31とレンズ側のレンズ制御CPU11との間の通信の同期をとるクロック入力端子である。DOはレンズ側のデータをカメラ本体側に送信するデータ出力端子であり、DIはカメラ本体側からのデータおよび命令を入力するデータ入力端子である。M1はフォーカス駆動モータ6のON/OFFの駆動速度および駆動方向を制御するためのフォーカス駆動モータ制御端子であり、M2は絞り駆動モータ3のON/OFFと駆動方向および駆動量を制御するための絞り駆動モータ3のON/OFFと駆動方向および駆動量を制御するための絞り駆動モータ制御端子である。PIはフォーカス駆動モータ6の回転量および回転速度を検出するための検出端子である。
13はズーム検出器であり、例えばブラシ等のスイッチによりズームレンズの位置を検出する。前記レンズ制御CPU11は、該ズーム検出器13の出力に応じてそのズームレンズの位置での光学情報をカメラ制御CPU31に通信し、ズームレンズの位置に応じ絞り制御回路5とモータ制御回路8の駆動制御を行う。
レンズ制御CPU11は、レンズ側の各種動作をカメラ本体側に設けられたカメラ制御CPU31からの信号に基づいて制御する。なお、レンズ制御CPU11内には、レンズの製品の種類等を示すIDデータ、自動露出制御用のAE用光学データ、自動焦点調節用のAF用光学データ、分光透過率データを含む画像処理用光学データを格納している。
カメラ本体側において、21は撮影光束が通る撮影光路に対して斜設および待避可能に回動する主ミラーであり、中央部分がハーフミラー面21aとなっている。この主ミラー21は斜設状態にあるとき、撮影レンズ1aを通過した撮影光束の一部をピント板(フォーカススクリーン)23の方向に反射させる。これにより、ピント板23面上には被写体像が形成される。22はサブミラーであり、主ミラー21の裏面に固着されている。このサブミラー22は、斜設状態の主ミラー21のハーフミラー面21aを通過した光束をフォーカス検出器30に反射させる。
24はペンタプリズムであり、ピント板23面上に形成された被写体像を正立正像として接眼レンズ25に導く。26はフォーカルプレーンシャッタであり、シャッタ駆動回路27により駆動される。28は撮像素子でのエリアジング防止のための光学ローパスフィルタである。29は測光素子であり、ピント板23面上の照度を測定して、その測定結果をカメラ制御CPU31に入力する。
カメラ本体側のカメラ制御CPU31は、カメラ本体側の各種動作を制御すると共に、レンズ側のレンズ制御CPU11と通信することにより、レンズの各種動作を制御する。カメラ制御CPU31内には、既に製造され、使用可能なレンズの必要な光学データと設計値または製造時測定した撮像素子41の各画素の感度に関する補正データを格納してある。
ここで、カメラ本体側のカメラ制御CPU31の各端子について説明する。
CKはカメラ本体側のカメラ制御CPU31とレンズ側のレンズ制御CPU11と間の通信の同期をとるクロック出力端子である。LINはレンズ側データの入力端子であり、LOUT はカメラ本体側からレンズ側に命令およびデータを出力するデータ出力端子である。S1は測距・測光開始スイッチ34の入力端子であり、S2はレリーズスイッチ35の入力端子である。AFINはフォーカス検出素子30のデータ入力端子であり、AEINは測光素子29のデータ入力端子である。SHOUTはシャッタ駆動回路27への出力信号端子である。
34は測光・測距開始用のスイッチ(以下、スイッチSW1とも記す)であり、35はレリーズスイッチ(以下、スイッチSW2とも記す)である。36はカメラ本体およびレンズの駆動用電源となる電池である。37は電池36の電源を必要な電圧に安定化し、カメラ制御CPU31に供給する安定化電源である。38はカメラの撮影モード等を設定する操作部、39はレンズの装着状況を検出するレンズ検出部、40は光学ローパスフィルタ28の装着状況を検出する検出する光学ローパスフィルタ検出部である。
前記カメラ制御CPU31は、光学ローパスフィルタ28の有無を不図示の表示部にその旨表示する。また、操作部38の設定により光学ローパスフィルタ28の有無により後述する画像処理方法を一部変更することもできる。
41はCMOSセンサ、CCDセンサ等の撮像素子であり、フォーカルプレーンシャッタ26が開いている間、レンズ側により得られた像を撮像する。42は撮像素子41の各画素毎の水平駆動並びに垂直駆動の為のドライバ回路であり、撮像素子41はその出力で所定駆動する事により、画像信号出力を発生する。43はCDS/AGC回路であり、公知のCDS回路で撮像素子41の出力信号の雑音除去を行い、公知のAGC回路で出力信号の増幅度を調整する。44はカメラ制御用CPU31に制御され全体の駆動タイミングを決定するタイミングジェネレータ(TG)である。画像処理は決められた動作を短時間で実施する必要があるため、カメラ制御用CPU31だけでなく短い時間の管理を該タイミングジェネレータ44により行う。なお、CDS/AGC回路43も同様に、カメラ制御用CPU31とタイミングジェネレータ44の出力により制御される。
45はAD変換回路であり、カメラ制御用CPU31とタイミングジェネレータ44の出力により、CDS/AGC回路43の出力をAD変換し、各画素毎のデジタルデータとして出力する。46はフレームメモリであり、AD変換回路45の出力を格納する。特に像ぶれ情報(像の位置ずれ情報)を得るため、フォーカルプレーンシャッタ26が開いている間(1回の露光期間)、カメラ制御用CPU31とタイミングジェネレータ44が撮像素子41の出力をAD変換回路45で画像データに変換し、像ぶれ補正に必要な時間毎に、フレームメモリ46に複数回画素データを格納する。さらに連写撮影等の場合は全ての各画素データをフレームメモリ46に一時的に格納する。
47はカメラDSPであり、カメラ制御用CPU31とタイミングジェネレータ44の出力により、AD変換回路45の出力、または、フレームメモリ46に格納した各画素データからRGBの各色信号を生成する。このとき、レンズの画像処理用データを用いて画像処理を行う。また、AD変換回路45の出力、または、フレームメモリ46に格納された各画素データから違う時刻に得た像データの位置の違いを検出し(詳細は後述する)、各像データの位置を合せて加算する事により像ぶれ補正を行う。
48はビデオメモリであり、表示部49の表示に適した画像データを格納する。操作部材38の操作がなされた場合、カメラ制御用CPU31とタイミングジェネレータ44の出力により、カメラDSP47で作成した画像データを格納し表示部49に表示する。50はワークメモリであり、カメラDSP47で画像処理を行った出力を格納する。51は圧縮・伸張部であり、カメラ制御用CPU31とタイミングジェネレータ44の出力により、所定の圧縮フォーマットに基づきデータ圧縮と伸張する。
52は不揮発性メモリであり、圧縮・伸張部51で圧縮したデータを格納する。例えば、フラッシュメモリ、ハードディスク等の不揮発性メモリを使用する。
また、不揮発性メモリ52に格納した撮影済みの圧縮画像データを観察する場合は、圧縮・伸張部51で通常の撮影画素毎のデータに伸張し、ビデオメモリ48へ格納し、表示部49により行う。
撮影時の処理は、短時間で実行可能となるように構成しており、撮影後すぐにワークメモリ50から不揮発性メモリ52へデータを格納しかつ表示部49での表示を行うことができる。
次に、レンズ側のレンズ制御CPU11とカメラ側のカメラ制御CPU31間のデータ通信について、図2を用いて説明する。この図2は、レンズとカメラ本体間の通信を示したタイミングチャートである。
同図において、CK,DI(LOUT),DO(LIN)は前述した通り、カメラ本体とレンズ間のシリアル通信を行うための各信号線である。通信は8bitで行われ、クロック8発分が1通信サイクルとなっている。
DI(LOUT)はカメラ本体側からレンズ側への命令およびデータを送出する信号線であり、同図の第1通信サイクルでは、00010000B(Bはバイナリーを表す)を示している。DO(LIN)はレンズ側からカメラ本体側へのデータを送出する信号線であり、同図では、第1通信サイクルの1サイクル前の通信結果のデータが現れるので、同図においては不定である。
図中、BUSYはレンズがカメラ本体からの命令を受信し処理を実行している事を示す為、レンズ制御CPU11が0レベルとしている。カメラ制御CPU31はBUSYが1レベルになった事を確認し、さらに一定時間経過後次の通信を行う。
次に、カメラ本体・レンズ間の通信命令の例について説明する。
カメラを基準とした命令体系となって16進数で表示してある。00Hは設定してない。01Hはレンズの種類、製品バージョン、機能のデータを含むIDコードの受信要求命令である。02Hは撮影レンズの焦点距離、撮影レンズの開放f値、AF敏感度、AF誤差補正量、最小絞り値、絞り段数等AF用光学データとAE用光学データの受信要求命令である。03Hはフォーカス駆動モータ6の駆動方向、速度の設定命令である。04Hはレンズ鏡筒1の駆動量設定命令である。05Hは絞り駆動モータ3の駆動方向、設定命令である。06Hは絞り2の駆動量設定命令である。
次に、レンズ側のフォーカス駆動動作について説明する。
レンズとカメラ本体間の通信により、レンズ内のフォーカスに関するデータ(以下、AF用光学データという)をカメラ本体側のカメラ制御CPU31が得る。そして、カメラ制御CPU31はこのAF用光学データとフォーカス検出素子30の出力とに基づいてフォーカスレンズの必要移動量を演算し、この演算結果(フォーカスレンズ移動量)をレンズ側のレンズ制御CPU11に通信する。
レンズ側のレンズ制御CPU11は、モータ制御回路8を介してフォーカス駆動モータ6を駆動する。フォーカス駆動モータ6の回転に伴ってレンズ鏡筒1内のフォーカスレンズがフォーカス駆動モータ6の回転軸に取り付けられたウォームギア7の回転により光軸方向に移動する。この回転軸にはパルス板9が一体回転可能に取り付けられており、フォーカス駆動モータ6が回転するとパルス9も回転する。このとき、インタラプタ10は、該パルス板9上のスリットを通して検出光が通過する毎(又はパルス板9により検出光が遮断される毎)に信号をレンズ側のレンズ制御CPU11に送り、レンズ制御CPU11はこの信号を内部のパルスカウンタでカウントすることにより、前記フォーカス駆動モータ6が何回転したか、つまりはフォーカスレンズがどれだけ移動量したかを認識する。
このようにしてカメラ側のカメラ制御CPU31が通信したフォーカスレンズ移動量分だけフォーカスレンズが移動すると、フォーカス駆動モータ6の回転を停止させフォーカスを完了する。
次に、レンズ側の絞り駆動動作について説明する。
レンズとカメラ本体間の通信により撮影レンズ1a内の絞り2に関するデータ(以下、AE用光学データという)をカメラ本体側のカメラ制御CPU31が得る。そして、該カメラ制御CPU31はそのAE用光学データと測光素子29からの出力とに基づいて絞り2の開口径を演算し、レンズ側のレンズ制御CPU11に通信する。レンズ側のレンズ制御CPU11は絞り制御回路5によりモータ3を駆動し、カメラ側のカメラ制御CPU31の設定値どおりの開口径となるように絞り2を駆動する。
次に、像ぶれ補正方法について図3のフローチャートに沿って説明する。
図3はカメラ制御用CPU31とタイミングジェネレータ44とDSP47の像ぶれ補正動作を説明するフローチャートである。
まず、使用者がレリーズスイッチ35をONする事によりにより、シャッタ26が開き、ステップ(図では♯と示す)#301で開始する。
手ぶれ補正は、ぶれを補正する時間間隔が短いほど精度の高い像ぶれ補正動作を行う事ができるが、一方時間間隔が短いと撮像素子41に蓄積する電荷量が少なくなることにより像データの出力が低くなるため、被写体の明るさにより時間間隔(ぶれ補正時間、電荷蓄積時間)を変更する。
このことについて図4の露光中の撮像素子41に蓄積された電荷量を示す図を用いて説明する。
図4において、縦軸は撮像素子41の蓄積電荷量を示し、Q2は2回目までの電荷量、Qmはm回目までの電荷量を示す。また横軸は時刻で、t1でフォーカルプレーンシャッタ26を開き、露光開始し、tnでシャッタ26を閉じ、露光終了する。t2、tk、tmは露光中の時刻を示し、t1c、t2c、…tmcは1回毎の像データの蓄積期間、t1r、t2r、…tmrは蓄積された1回毎の像データの読出し期間、t1q、t2q、…tmqは各回毎の電荷量を示す。
例えば、シャッタ速度1/60の時、tn−t1=16.7[mS]である。図4では蓄積時間を1mSとする事により、像ぶれ補正をするのに十分な電荷を得る事が出来ているので、各像データを取得する間隔を1mSとする。
t1c=t2c=tkc=tmc=1[mS]
このとき、1枚の画像データ中の像ぶれを約1/16に減らす事が可能となる。
図3に戻り説明を続ける。ステップ#302で1回目の像データを取得し、ステップ#303で1回目の像データをフレームメモリ46に記録する。
ステップ#304で像データ内の輝度が最大となる位置等を検出する事により、1回目の像データの位置を検出する(検出方法についてはステップ#308で説明する)。
以下2回目以降m回目までのの像データ取得については繰り返しとなるので、k回目として示す。なお、mは露光時間を像ぶれ情報取得時間で割った商である。ステップ#305でk回目の像データを取得し、ステップ#306でk回目の像データをフレームメモリ46に記録する。ステップ#307でステップ#304と同様に像データ内の輝度が最大となる位置等を検出する事により、k回目の像データの位置を検出する。
ステップ#308ではステップ#304で検出した1回目の像データの位置に、ステップ#307で検出したk回目の像データを合せて各画素データを加算しワークメモリ50に記録する。
上記の各像データを一致させて加算する方法を図5を用いて説明する。
図5は、像データにおける、ある画素行の画素位置を横軸に、縦軸に画素からの出力(輝度出力)を示す。
画素からの出力には、AD変換回路45の出力、または、フレームメモリ46に格納した各画素データの出力を用いる。なお、画素出力はカラーフィルタ、感度の違いによりばらつきがあるため、出力の補正を行い感度の補正を行う。ここでは補正後の出力を模式的に示している(説明簡略の為にxl,xl+1,xl+2の3点の出力を示している)。
図5(a)は、1回目の像データの値を示す。また、図5(b)はk回目の像データの値を示す。
図5(a)の位置、・・・xl,xl+1,xl+2,・・・に於ける出力のピークを求める。その簡単な方法を示す。
初めに1ライン上の各画素における出力値を検出し、これらの出力から最大値とその近傍、つまり隣の値を検出する。
図5(a)に於ける最大値は、画素位置xl+1での出力Vxl+1、その隣の値は画素位置xlでの出力Vxlである。画素位置xlと画素位置xl+1との間において、画素位置xl+1に近い側で、さらにVxlとVxl+1との比で分割した位置を、想定した出力のピーク位置xlpeak(1回目像データ)とする。
同様に、図5(b)の位置、・・・xl,xl+1,xl+2,・・・に於ける出力のピークは、図示のxlpeak(tk+1〜tk+2)の位置となる。出力のピーク位置xlpeak(1回目増データ)とxlpeak(k回目増データ)の差は、図5(b)に示すようにΔxlpeak(k回目像データ)として示される。
この様に、ピーク値を推定する事により、画素間の距離よりも小さな値の像ぶれを検出する事が出来、その値を用いて正確な像ぶれ補正(各像データを一致させて重ね合わせる)を行う事ができる。
図3のステップ#309では、図6に示すように1回目の像データとk回目の像データの位置がずれている。図6中Aの部分は1回目の像データとk回目の像データが重なっているので、ステップ#308で加算した部分である。Bの部分は1回目の像データに画素データがあるが、k回目の像データに画素データが無い為、加算できずAの部分に比較し画素データが小さくなっているので、補正する必要がある。そこで、1回目の像データのBの部分の領域の画素データを(1+1/k)倍し、ワークメモリ50に記録する。なお、Cの部分は1回目の像データに必要が無いので何もしない。
ステップ#310で前回まで像データ取得回数のカウント値kに1を加算してk(現在のカウント値)=k(前回のカウント値)+1とし、ステップ#311でk(現在のカウント値)=mと比較し最終像データの取得が終了したかを確認する。k=mで無ければステップ#305へ進み、1mSの像ぶれ補正時間経てから次の像データを取得する。
また、k=mではステップ#312へ進み像ぶれ補正動作を終了する。
上記のように、1回の露光中に得られる複数の像データのずれを補正して加算(重ねる)することにより、像ぶれ補正を行うことができ、また加算されないあるいは加算回数の異なる領域のデータを補正することにより、良好な画像を得ることが可能である。
以上の実施例1によれば、露光中に撮像素子41の出力(最大値及びその近傍の出力)を複数回得て重ね合せ、重ならない部分に関しては画素データの値を補正する事により、撮像素子41で撮影した全画素を記録する事が可能となった。
上記実施例1においては、像ぶれ補正情報として用いる画像データの範囲を特に指定せず、画素データ中のピーク値(想定した出力のピーク値)を像ぶれ補正情報として用いている。ここで、流し撮りのように背景に対し主被写体が移動している場合は、主被写体の像ぶれを補正することが必要である。
そこで、本発明の実施例2では、使用者が狙っている主被写体の像ぶれを補正する為にオートフォーカス情報を得る為の領域である測距点(もしくは焦点検出点)付近の位置の画素出力用いて像ぶれ補正を行うようにするものである。
図7(a)は撮像素子41を撮像面から見た模式図であり、画素の位置を示している。横軸は0からx3まで、縦軸は0からy3までの番地を示している。ある画素の位置は、(xm、yn)で示す事が出来る。
図7(b)は接眼レンズ25から見たファインダ内の測距点を示した図である。
使用者が不図示のスイッチ等の指示手段により中央の測距点を選択した場合は、像ぶれ補正用の画像データを(x1、y1),(x2、y1),(x2、y1),(x2、y2)の四点で囲まれた画素から得る(図7(a),(b)の破線参照)。
この様に一部の特定した画素からの出力を用いて、像ぶれ補正を行う事によって、流し撮り時にも像ぶれを正しく行う事が出来るようになり、さらに上記実施の第1の形態で示したピーク検出演算を短縮する事も出来る。なお、主被写体が上記四点の外側に移動した場合はその周辺の画素のデータを用いる。
上記の実施例2によれば、前述の実施例1と同様、露光中に撮像素子41の出力を複数回像データを取得する事により像ぶれ補正(各像データを一致させて重ね合わせる)を行うようにしている。よって、撮像素子の出力により像ぶれ補正(各像データを一致させて重ね合わせる)を行うことができ、像ぶれ補正を行いながら撮像素子41の全画素の画像データを記録する事が可能となる。
更に、主被写体の存在する確率の高い測距点(もしくは焦点検出点)に相当する位置の画素出力(オートフォーカス情報を得る為の領域位置に相当する部分)により、像ぶれ補正(各像データを一致させて重ね合わせる)を行うようにしているので、流し撮り時にも主被写体の像ぶれを正しく行う事が出来るようになる。
図8(a),(b)は、図5と同様に、ある画素行の画素位置を横軸に、縦軸に画素からの出力(輝度出力)を示す(説明簡略の為に3点の出力を示している)。
図8(a)は、画素位置xpからxp+2の3点の出力での値を示し、図8(b)は、画素位置xqからxq+2の3点の出力での値を示す。
図8(a)における最大値は、画素位置xp+1での出力Vxp+1=3.2V、その隣の値は画素位置xpでの出力Vxp=3.0Vである。想定される出力のピークの位置は3.0対3.2の比で分割した所とする。このとき雑音等が重畳し、Vxp+1=3.15Vとなった場合は、ピークの位置は3.0対3.15の比で分割した所とする。
雑音によるピークの位置の変化は
3.2/(3.0+3.2)/{3.15/(3.0+3.15)}=1.0077
となり、0.77%の変化となる。
同様に、図8(b)における最大値は、画素位置xq+1での出力Vxq+1=3.5V、その隣の値はxqでの出力Vxq=3.0Vである。ピークの位置は3.0対3.5の比で分割した所とする。このとき雑音等が重畳し、Vxq+1=3.45Vとなった場合は、ピークの位置は3.0対3.45の比で分割した所とする。
雑音によるピークの位置の変化は
3.5/(3.0+3.5)/{3.45/(3.0+3.45)}=1.0067
となり、0.67%の変化となる。
このように、明暗比が大きい方(この例では、図8(b)の方)が雑音に対する変化が小さくなる(SN比が高い)。よって、画面中の明暗比が大きい部分の画素出力を用いる事により、精度の高い像ぶれ検出が可能となる。
上記の実施例3によれば、前述の実施例1と同様、露光中に撮像素子41の出力を複数回像データを取得する事により像ぶれ補正(各像データを一致させて重ね合わせる)を行うようにしている。よって、撮像素子の出力により像ぶれ補正を行うことができ、像ぶれ補正を行いながら撮像素子41の全画素の画像データを記録する事が可能となる。
更に、撮像素子の複数の出力の差、つまり画面中の明暗比が大きい画素位置の出力を像ぶれデータ取得に用いるようにしているので、精度の高い像ぶれ検出が可能となる。
図9は、図5と同様に、ある画素行の画素位置を横軸に、縦軸に画素からの出力を示す(説明簡略の為に3点の出力を示している)。
上記の実施の第3の形態と同様に、図8(a)との比較を行う。
図9における最大値は、画素位置xr+1での出力Vxr+1=4.2V、その隣の値は画素位置xrでの出力Vxr=4.0Vである。ピークの位置は4.0対4.2の比で分割した所とする。このとき雑音等が重畳し、Vxr+1=4.15Vとなったとする。ピークの位置は4.0対4.15の比で分割した所とする。
雑音によるピークの位置の変化は
4.2/(4.0+4.2)/{4.15/(4.0+4.15)}=1.0059
となり、0.59%の変化となる。
この様に画素出力が大きいほうが雑音に対する変化が小さくなる。よって、画面中の画素出力が大きい部分の画素出力を用いる事により、精度の高い像ぶれ検出が可能となる。
上記の実施の第4の形態によれば、前述の実施の第1の形態と同様、露光中に撮像素子41の出力を複数回像データを取得する事により像ぶれ補正(各像データを一致させて重ね合わせる)を行うようにしている。よって、撮像素子の出力により像ぶれ補正を行うことができ、像ぶれ補正を行いながら撮像素子41の全画素の画像データを記録する事が可能となる。
更に、画面中の画素出力の大きい画素位置範囲を決定して像ぶれデータを取得するようにしているので、精度の高い像ぶれ検出が可能となる。
なお、図4において、各回毎に蓄積された像データの電荷量は
t1q=t2q=・・・=tkq=tmq=Qm/16.7
となる。ここで、1回の露光期間を16.7[mS]として蓄積した像データの電荷量をAQmとすると、AQmに比べてQm/16.7のSN比は34.5dB減少(SN比が低い)している。
そのSN比の低下を問題とする場合は、
・・・=t1c=t2c=・・・=tkc=tmcの時間間隔を粗く(長く)したり、前述の画像中の輝度の高い部分を用いて、ぶれを検出することが有効である。
これにより、像ぶれの予測等を行う事によりさらに像ぶれを減少する事も可能となる。
本発明の各実施形態に係るカメラシステム(光学機器)の構成を示すブロック図。 各実施形態におけるレンズとカメラ本体間の通信を示すタイミングチャート。 各実施形態における像ぶれ補正動作を説明するフローチャート。 実施形態1における露光中の撮像素子に蓄積した電荷量を説明するための図。 実施形態1における画素出力を説明するための図。 実施形態1における像データを説明するための図。 実施形態2における撮像素子を撮像面から見た画素の位置及び接眼レンズから見たファインダ内の位置を示す図。 実施形態3における画素出力を説明するための図。 実施形態4における画素出力を説明するための図。
符号の説明
1 レンズ鏡筒
11 レンズ制御CPU
31 カメラ制御CPU
41 撮像素子
43 CDS/AGC回路
47 カメラDSP

Claims (2)

  1. 撮影光学系により結像された像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子の1回の露光期間中に該撮像素子により順次撮像された画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された複数の画像データ間の像の位置ずれを検出する検出手段と、
    前記検出手段の出力に基づいて前記像の位置ずれを補正するように前記複数の画像データを、平面座標内で移動させて合成する合成手段とを備えた光学機器であって、
    前記合成手段により、前記記憶手段に記憶された1つの画像データに他の1つの画像データを合成したときに、前記1つの画像データの平面座標領域のうち、前記他の1つの画像データが合成されなかった領域のデータを補正する補正手段を備えたことを特徴とする光学機器。
  2. 撮影光学系により結像された像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子の1回の露光期間中に該撮像素子により順次撮像されたnm個の画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に順次記憶されたnm個の画像データにおいて基準となる画像データn1に対して他の各画像データn2〜nmの間の各像の位置ずれを検出する検出手段と、
    前記検出手段の出力に基づいて前記像の位置ずれを補正するように前記基準となる画像データn1に対して前記他の各画像データn2〜nmを、それぞれ平面座標内で移動させて合成する合成手段とを備えた光学機器であって、
    前記合成手段により、前記記憶手段に記憶された前記基準となる画像データn1に前記他の各画像データn2〜nmを合成したときに、前記基準となる画像データn1の平面座標領域のうち、前記他の画像データn2〜nmの全ての画像データが合成されなかった領域のデータを補正する補正手段を備えたことを特徴とする光学機器。
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