JP2005100114A - 床面設置用icタグ - Google Patents
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Abstract
【課題】 踏みつけなどによる局所的な圧力に対する耐性のある床面設置用ICタグを提供する。
【解決手段】 ICチップ2とアンテナコイル3とを平面的に並べて樹脂シート1,5でラミネートしたICタグにおいて、上記ICチップ2及びアンテナコイル3の近隣にこれらICチップ2及びアンテナコイル3よりも厚さの厚い補強材4を配置することにより、圧力をもっぱら補強材4で受ける。
【選択図】 図1
【解決手段】 ICチップ2とアンテナコイル3とを平面的に並べて樹脂シート1,5でラミネートしたICタグにおいて、上記ICチップ2及びアンテナコイル3の近隣にこれらICチップ2及びアンテナコイル3よりも厚さの厚い補強材4を配置することにより、圧力をもっぱら補強材4で受ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、床面に配置するICタグに係り、踏みつけなどによる局所的な圧力に対する耐性のある床面設置用ICタグに関する。
RFIDは、非接触での自動認識を行う技術であり、その用途は様々な分野に拡大しつつある。RFIDに用いるICタグは、カードやタグの形状に形成され、人が持ったり物に固定されたりして使用される。特許文献1では、ICタグが床面に配置されて人や物の経路誘導や位置情報提供に利用されている。
ICタグを床面に配置する場合、ゴムシート製誘導タイルやマット、絨毯等の敷物の下にICタグを配置することになるので、薄型のICタグであることが要求される。薄型のICタグの構造としては、ICチップとアンテナコイルとを平面的に並べて、PVC、PETG等の樹脂シートで熱プレスラミネートしたもの、熱接着剤付きシートを重ねてロールラミネートしたものが考えられる。例えば、図6に示されるように、ベースシート1の上面にICチップ2とアンテナコイル3とを載置し、その上面を熱接着剤付きPETフィルム5でラミネート封止する。
しかし、このような構造は、踏みつけなどによる局所的な圧力に対する耐性が考慮されていない。図示のように、ICチップ2やアンテナコイル3のところがその近隣よりも厚みが若干厚くなっている。このため、踏みつけなどによる局所的な圧力がICチップ2やアンテナコイル3に加わりやすくなっている。従って、図6の構造のICタグは、床面に配置すると、人に踏まれることなどによってICチップ2の破損やアンテナコイル3の断線といった不具合が生じる可能性が高い。
一方、ICタグの圧力に対する耐性を高める構造として、樹脂注型や射出成形などで強固な封止構造としたものも考えられる。例えば、図7に示されるように、壁で囲まれた樹脂ケース71の底部にICチップ2とアンテナコイル3とを載置し、その上から熱硬化性樹脂72を充填する。しかし、このようなICタグは、薄型化が困難であるため、ゴムシート製誘導タイルの下に敷くには厚すぎ、敷設するにはICタグの厚さのスペースを予め考慮した床面を用意しなくてはならない。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、踏みつけなどによる局所的な圧力に対する耐性のある床面設置用ICタグを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、ICチップとアンテナコイルとを平面的に並べて樹脂シートでラミネートしたICタグにおいて、上記ICチップ及びアンテナコイルの近隣にこれらICチップ及びアンテナコイルよりも厚さの厚い補強材を配置したものである。
上記樹脂シートの上面にゴムシート製誘導タイルを重ねてもよい。
上記樹脂シートの上面と上記ゴムシート製誘導タイルとをブチルテープで貼り合わせてもよい。
上記樹脂シートの下面と床面とをブチルテープで貼り合わせてもよい。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)ICタグに加わる局所的な圧力を補強材が受けるので、ICチップやアンテナコイルは圧力を避けることができる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1に示されるように、本発明に係る床面設置用ICタグ(以下、単にICタグという)11は、PETフィルムからなるベースシート1上に、ICチップ(ICモジュールともいう)2とアンテナコイル3が配置され、さらに、ICチップ2の近隣及びアンテナコイル3の近隣には、これらICチップ2及びアンテナコイル3を取り囲むようにICチップ2及びアンテナコイル3よりもやや厚さの厚い補強材4が配置され、これらICチップ2、アンテナコイル3及び補強材4の上、即ち外層には熱接着剤付きPETフィルムからなるカバーシート5が被せてラミネート封止されている。この例では、矩形状のベースシート1の外周辺のやや内側にアンテナコイル3が矩形状に巡らせて配置されており、そのアンテナコイル3の一辺に沿わせてICチップ2が配置されている。補強材4は、アンテナコイル3の外側を矩形状に囲むものと、アンテナコイル3の内側をICチップ2のところだけ迂回して凹字状に囲むものとが設けられている。
図1のICタグ11を床面に設置したときの断面構造を図2に示す。図示のように、ICタグ11は、ベースシート1が床面6に接するように敷設され、カバーシート5の上面にはゴムシート製誘導タイル(以下、単にゴムシートという)7が重ねられている。カバーシート5の上面とゴムシート7とは、柔軟性を有するブチルテープ8で貼り合わせて固定してあり、ベースシート1の下面と床面6も、柔軟性を有するブチルテープ8で貼り合わせて固定してある。図2から明らかなように、補強材4は、ICチップ2及びアンテナコイル3より厚みがあり、ICチップ2の両側を挟むように、また、アンテナコイル3の両側を挟むように設けられている。
図2を用いて本発明の作用を説明する。
ICタグ11を設置した床面6を人が往来し、ハイヒール靴のヒール10がたまたまICタグ11を敷き込んだゴムシート7のICチップ2或いはアンテナコイル3の直上に載ってしまったとする。従来であったならば、このヒール10による局所的な圧力がICチップ2やアンテナコイル3にもろに加わることになる。しかし、本発明では、ICチップ2及びアンテナコイル3の近隣にこれらICチップ2及びアンテナコイル3よりも厚さのやや厚い補強材4を配置してあるので、補強材4が圧力を受けることになり、ICチップ2及びアンテナコイル3は圧力を受けることがないので、破損したり断線したりすることがない。しかも、ICタグ11の厚みは、補強材がなかった図6のものよりやや厚い程度であり、図7のような樹脂ケースを使ったものより顕著に薄くすることができる。
補強材4の材質は、金属やゴムのように可撓性のあるもの以外であれば何でもよく、例えば、ABS、ポリカーボネートなどのエンジニアリングプラスチックなら好ましい。
補強材4の圧縮強度は、ハイヒール靴のヒール10などによる想定される踏みつけの圧力を上回るようにしておけばよく、例えば、100kg/cm2 以上が望ましい。
補強材4とICチップ2及びアンテナコイル3との間隔は、ハイヒール靴のヒール10などゴムシート7上に載ることが想定される荷重の集中した物品よりも狭くしておけばよく、例えば、10mm以下ならば好ましい。
補強材4の厚さは、床面に敷設するのに差し支えない程度にできるだけ薄くする一方、ICチップ2及びアンテナコイル3よりも厚い必要があるので、例えば、ICチップ2(ここではアンテナコイル3より厚いと仮定)より0.2mm〜0.4mm程度厚くするのが好ましい。
補強材4の圧縮歪みの大きさは、上記厚さを考慮すると、0.2mm以下とするのが好ましい。
補強材4の構造は、図2では断面角状とし、図1のように板材で実現してもよいが、図3に示されるように、断面円状とするべく丸棒材を寝かせて配置してもよい。即ち、ICチップ2及びアンテナコイル3の近隣に、これらICチップ2及びアンテナコイル3の厚さよりも太い経を有する丸棒材からなる補強材4aを配置してもよい。
補強材4の配置パターンは、図1のようにICチップ2及びアンテナコイル3の周囲を切れ目なく縁取るよう、連続体の補強材4を構成してもよいが、図4に示されるように、アンテナコイル3の内側部分のほぼ全面を均一な厚さで覆う補強材4bを配置してもよい。また、図5に示されるように、不連続体で凹凸や折れ曲がりの少ない単調な形状の複数の補強材4cを組み合わせ配置してもよい。
本発明は、特許文献1に開示されている視覚障害者誘導・警告情報通知システムにおいて圧力耐久性の高い床面設置用に好適なICタグを提供する。また、このような床面設置のICタグに限らず、物流、店舗、家庭用品など様々の分野において、衝撃や荷重に対して耐性のある優れたICタグを提供することができる。
1 ベースシート
2 ICチップ
3 アンテナコイル
4,4a,4b,4c 補強材
5 カバーシート
6 床面
7 ゴムシート製誘導タイル
8 ブチルテープ
2 ICチップ
3 アンテナコイル
4,4a,4b,4c 補強材
5 カバーシート
6 床面
7 ゴムシート製誘導タイル
8 ブチルテープ
Claims (4)
- ICチップとアンテナコイルとを平面的に並べて樹脂シートでラミネートしたICタグにおいて、上記ICチップ及びアンテナコイルの近隣にこれらICチップ及びアンテナコイルよりも厚さの厚い補強材を配置したことを特徴とする床面設置用ICタグ。
- 上記樹脂シートの上面にゴムシート製誘導タイルを重ねたことを特徴とする請求項1記載の床面設置用ICタグ。
- 上記樹脂シートの上面と上記ゴムシート製誘導タイルとをブチルテープで貼り合わせたことを特徴とする請求項2記載の床面設置用ICタグ。
- 上記樹脂シートの下面と床面とをブチルテープで貼り合わせたことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の床面設置用ICタグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003333355A JP2005100114A (ja) | 2003-09-25 | 2003-09-25 | 床面設置用icタグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003333355A JP2005100114A (ja) | 2003-09-25 | 2003-09-25 | 床面設置用icタグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005100114A true JP2005100114A (ja) | 2005-04-14 |
Family
ID=34461384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003333355A Pending JP2005100114A (ja) | 2003-09-25 | 2003-09-25 | 床面設置用icタグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005100114A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006330185A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Tohoku Pioneer Corp | 電気光学パネル、封止部材及び電気光学パネルの製造方法 |
WO2008105133A1 (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-04 | Omron Corporation | Icタグ及びその製造方法 |
JPWO2008117382A1 (ja) * | 2007-03-23 | 2010-07-08 | 富士通株式会社 | 電子装置、電子装置が実装された電子機器、電子装置が装着された物品、および電子装置の製造方法 |
-
2003
- 2003-09-25 JP JP2003333355A patent/JP2005100114A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2008117382A1 (ja) * | 2007-03-23 | 2010-07-08 | 富士通株式会社 | 電子装置、電子装置が実装された電子機器、電子装置が装着された物品、および電子装置の製造方法 |
JP4962563B2 (ja) * | 2007-03-23 | 2012-06-27 | 富士通株式会社 | 電子装置 |
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