JP2005099987A - カップ式自動販売機の粉末原料供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】2分割できる原料シュートの清掃時は効率よく清掃すべく、全ての種類の原料シュートをはずし分割して清掃するが、その組み立ての際、幅や長さ等の違いで組み立て間違いや、あるいは、片側だけ紛失してしまうことがある。
【解決手段】原料シュート15が、2枚の側板15aと15bに設けられた円筒形状15cと前記円筒形状15cに貫通し抜け止めを施されたピンからなる回動可能なヒンジ構造と、2枚のシュート部材に設けられた突起18と爪17とからなる係止構造を有するものであるので、係止を解除することにより原料シュート15が開き、内側面を容易に清掃することができ、かつ、連結された一体部品であるので、清掃時に、組み立て間違いや、部品の紛失をなくすことができる。
【選択図】図1
【解決手段】原料シュート15が、2枚の側板15aと15bに設けられた円筒形状15cと前記円筒形状15cに貫通し抜け止めを施されたピンからなる回動可能なヒンジ構造と、2枚のシュート部材に設けられた突起18と爪17とからなる係止構造を有するものであるので、係止を解除することにより原料シュート15が開き、内側面を容易に清掃することができ、かつ、連結された一体部品であるので、清掃時に、組み立て間違いや、部品の紛失をなくすことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、カップ式自動販売機において、粉末原料を吐出する粉末原料供給装置に関するものである。
従来、カップ式自動販売機の粉末原料供給装置においては、清掃性を向上させるため、特に、粉末原料を導く原料シュート部分においては、分割形成した一対の部材からなっていた。(例えば、特許文献1参照)。
図8は従来のカップ式自動販売機の正面図、図9は従来のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の断面図、図10は従来の原料シュートの分割図である。
以下、図面を参照しながら、従来のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置について説明する。
前面を開口する箱型状に形成された自動販売機筺体1の開口部には、主扉2がヒンジ3a、3bにより軸支されている。主扉2には、商品取り出し口4が設けられている。自動販売機筐体1の内部には、氷片を製造するする製氷機5、飲料を攪拌生成する飲料攪拌装置6、熱湯を沸かす温水器7、カップを搬送するカップ搬送装置8、粉末原料を吐出する粉末原料供給装置9などが収容されている。飲料攪拌装置6は、攪拌羽根10を有し、攪拌羽根10の上下移動および回転により飲料を攪拌する。カップ搬送装置8は、左右方向及び前後方向の移動により粉末原料供給装置9の下部、飲料攪拌装置6の下部、および商品取り出し口4の位置まで、それぞれカップを搬送することができる。
ここで、粉末原料供給装置9について詳しく説明する。
原料収容箱11には、コーヒーや砂糖などの粉末原料を貯留している。原料収容箱11は複数個あり、載置部材12に載置されている。原料収容箱11の下方の前方には、原料吐出口11aが設けられている。原料吐出口11aと対向する位置に駆動接続部材11bが設けられ、駆動モータ13に接続されている。原料収容箱11の下方内部には螺旋形状をしたスクリュー11cが配設されており、駆動モータ13の回転動作が駆動接続部11bを介して、スクリュー11cに伝達されることにより、粉末原料が原料吐出口11aより、その原料吐出口11aの下部に設けられた原料シュート14へ排出される。原料シュートは面板14a、面板14bで構成される。原料シュート15は、原料シュート14とは幅が異なり、複数の原料収容箱11から吐出される粉末原料をひとつに集約できる。
以上のように構成されたカップ式自動販売機の粉末原料供給装置について、以下その動作について説明する。
飲料販売時には、カップ供給装置(図示せず)から搬出されたカップをカップ搬送装置8が受け、粉末原料供給装置9の下方の原料シュート14の下部まで搬送される。そして、モータ13の動作により駆動接続部材11bを介してスクリュー11cが回転し、原料吐出口11aより粉末原料が吐出され、粉末原料は原料シュート14に導かれカップに入る。粉末原料の入ったカップはカップ搬送装置8により飲料攪拌装置6の下部まで搬送される。その後、温水器7から湯が注入され、必要に応じて、製氷機5から氷片が投入された後、攪拌羽根10が下降して攪拌し、飲料として完成する。攪拌羽根10が上昇してから、カップ搬送装置8により商品取り出し口4の位置まで搬送され、販売が終了となる。
当然販売を重ねると、原料シュート14内にも粉末原料が付着してしまう。また、自販機庫内の湿気等と結合し、さらに、付着が広がってしまう。そこで、定期的に原料シュート14内を清掃する必要があり、その場合は、原料シュート14を、面板14a、面板14bに分割し、その内面を清掃する。
実公昭59−22621号公報
しかしながら、前記従来の構成では、清掃時は効率よく清掃すべく、全ての種類の原料シュートをはずし分割して清掃するが、その組み立ての際、幅や長さ等の違いで組み立て間違いや、あるいは、片側だけ紛失してしまうことがある。特に、オーバーホール等、設置場所から一旦引き上げて、工場等で一度に複数のカップ式自動販売機を清掃する場合には、特に、紛失や、組み立て間違いの可能性が高くなる。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、完全に分割するのではなく、連結されたまま、原料シュートが開く形状とすることにより、内側面を清掃できるようにする。連結された一体物であるので、組み立て間違いが無く、また、片側だけ紛失してしまう事が無いカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の提供を目的とする。
また、前記従来の構成では、粉末原料を吐出する際、原料吐出口と原料シュートとの隙や、原料シュートの下側の開口部より粉末原料が舞い散り、自動販売機庫内を汚してしまう。汚してしまうことにより不衛生になり、また、清掃の手間もかかる。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、原料収容箱の原料吐出口と原料シュートの隙、原料シュートと粉末原料を受けるカップとの隙を減らし、自動販売機庫内への粉末原料の舞い散りを低減するカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の提供を目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置は、ヒンジ構造により複数に分割可能な筒状シュートにより原料吐出口から吐出させた原料を案内するもので、筒状シュートを分割することにより筒状シュートが開き、内側面を容易に清掃することができる。ヒンジ構造により一体構造となり、完全に分割するもののではないので、紛失や組み立て間違いがなくなる。
また、前記従来の課題を解決するために、本発明のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置は、原料収容箱の原料吐出口と勘合する穴形状を有した原料シュートからなるものであるので、原料吐出口と原料シュートの隙を減らし、粉末原料が自動販売機庫内へ舞い散る隙を減らす。さらに、原料シュートの下側開口部の外側に板状の覆いを有することにより、原料シュートと粉末原料を受けるカップとの隙を減らす。これにより、自動販売機庫内への粉末原料の舞い散りを低減させることができる。
本発明のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置は、内側面を開放でき、かつ、連結された一体部品であるので、清掃時に、組み立て間違いや、部品の紛失をなくすことができる。
また、原料吐出口と原料シュートとの隙、原料シュートと粉末原料を受けるカップとの隙を低減し、自動販売機庫内への粉末原料の舞い散りを低減できるので、自動販売機庫内を汚すことなく、また、清掃の手間も少なくすることができる。
第1の発明は、粉末原料シュートにおいて、ヒンジ構造により回動可能に連結された2枚のシュート部材と、係止構造を有するものであるので、係止を解除することにより粉末原料シュートが開き、内側面を容易に清掃することができ、かつ、連結された一体部品であるので、清掃時に、組み立て間違いや、部品の紛失をなくすことができる。
第2の発明は、第1の発明の粉末原料シュートにおいて、2枚のシュート部材に設けられた円筒形状と前記円筒形状に貫通し抜け止めを施されたピンからなる回動可能なヒンジ構造と、2枚のシュート部材に設けられた突起と爪とからなる係止構造を有するものであるので、係止を解除することにより粉末原料シュートが開き、内側面を容易に清掃することができ、かつ、連結された一体部品であるので、清掃時に、組み立て間違いや、部品の紛失をなくすことができる。
第3の発明は、第1の発明の粉末原料シュートにおいて、2枚のシュート部材が一体となり、弾性を有する樹脂にて薄肉成型された回動可能なヒンジ構造と、係止構造を有するものであるので、係止を解除することにより粉末原料シュートが開き、内側面を容易に清掃することができ、かつ、連結された一体部品であるので、清掃時に、組み立て間違いや、部品の紛失をなくすことができる。また、樹脂にて、一体成型された部品であるので、部品点数も少なく、安価に製造することができる。
第4の発明は、第1の発明の粉末原料シュートにおいて、上側の開口部が水平方向に開口し、原料収容箱の原料吐出口と勘合する穴形状を有したものであるので、原料吐出口と原料シュートとの隙を低減し、粉末原料吐出時の自動販売機庫内への舞い散りを低減することができる。自動販売機庫内への粉末原料の舞い散りを低減できるので、自動販売機庫内を汚すことなく、また、清掃の手間も少なくすることができる。
第5の発明は、第1の発明の粉末原料シュートにおいて、下側の開口部が垂直方向に開口し、かつ、開口部の外側に板状の覆いを有するものであるので、原料シュートと粉末原料を受けるカップとの隙を低減し、自動販売機庫内への粉末原料の舞い散りを低減できるので、自動販売機庫内を汚すことなく、また、清掃の手間も少なくすることができる。
第6の発明は、第1の発明の粉末原料シュートにおいて、原料収容箱の原料吐出口に設けられた突起と、前記突起に係止する爪を有したものであるので、原料吐出口に設けられた突起と、粉末原料シュートに設けられた爪を係止することにより、原料吐出口と原料シュートとの隙を低減し、粉末原料吐出時の自動販売機庫内への舞い散りを低減することができる。自動販売機庫内への粉末原料の舞い散りを低減できるので、自動販売機庫内を汚すことなく、また、清掃の手間も少なくすることができる。また、原料シュートに屈曲した部分があると、粉末原料が付着しやすくなってしまい清掃の手間が増えてしまうが、原料シュートの上部開口部と下部開口部が直線的につなげることができるので、粉末原料が付着しづらく、清掃の手間が少なくてすむ。
以下、本発明によるカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の構造図である。
図1は、本発明の実施の形態1によるカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の構造図である。
図1において、原料シュート15は、半円筒形をしたシュート部材15a及びシュート部材15bとピン16にて構成される。シュート部材15aとシュート部材15bはそれぞれ噛み合う寸法で分断された円筒形状15cを有し、それぞれの円筒形状15cを貫通したピン16により回動自在に勘合し、ヒンジを形成している。ピン16は、上部にヘッダー加工、下部にカシメ加工により変形させ、抜け止めとしている。シュート部材15aの円筒形状15c部の対辺部分には爪17が、シュート部材15bには突起18が形成されている。通常使用時は、爪17と突起18が係止され原料シュート15は円筒形を成している。
以上のように構成されたカップ式自動販売機の粉末原料供給装置について、以下その動作を説明する。
従来の構成同様に販売を重ねていくと、原料シュート15内に粉末原料が付着してしまう。そこで、原料シュート15を清掃する際、原料シュート15の突起18を有するシュート部材15bを押さえ、爪17を引き上げることにより、爪17と突起18の係止を解除すると、原料シュート15を開くことができ、内側面を清掃することができる。清掃に際しては、原料シュート15が分割されず連結された一体部品であるので、別々に清掃することが無い。清掃後、元の円筒形にするには、シュート部材15aとシュート部材15bを合わせるように押さえ、爪17と突起18を係止させる。
以上のように本実施の形態のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置は、2枚のシュート部材に設けられた円筒形状と前記円筒形状に貫通し抜け止めを施されたピンからなる回動可能なヒンジ構造と、2枚のシュート部材に設けられた突起と爪とからなる係止構造を有するものであるので、係止を解除することにより粉末原料シュートが開き、内側面を容易に清掃することができ、かつ、連結された一体部品であるので、清掃時に、組み立て間違いや、部品の紛失をなくすことができる。
なお、本実施の形態では、原料シュート15は円筒形状であるが、方形でも可能であり、また、上部から下部へ行くにつれ細くなる形状でも同様の効果がある。さらに、本実施の形態の原料シュート15は、粉末原料をカップに導くものであるが、カップ式自動販売機の種類によっては攪拌容器を有するものもあり、その攪拌容器に粉末原料を導く原料シュートに用いても同様の効果がある。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2におけるカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の構造図である。
図2は、本発明の実施の形態2におけるカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の構造図である。
図2において、原料シュート19は、弾性を有する樹脂材料にて一体成型され、半円筒形状のシュート部材19aとシュート部材19bは薄肉成型されたヒンジ20により結合されている。シュート部材19aのヒンジ20の対辺部分には爪21が、シュート部材19bには突起22が形成されている。通常使用時は、爪21と突起22が係止され原料シュート19は円筒形を成している。
以上のように構成されたカップ式自動販売機の粉末原料供給装置について、以下その動作を説明する。
従来の構成同様に販売を重ねていくと、原料シュート19内に粉末原料が付着してしまう。そこで、原料シュート19を清掃する際は、原料シュート19の突起22を有するシュート部材19bを押さえ、爪21を引き上げることにより、爪21と突起22の係止を解除すると、原料シュート19を開くことができ、内側面を清掃することができる。清掃に際しては、原料シュート19が分割されず連結された一体部品であるので、別々に清掃することが無い。清掃後、元の円筒形にするには、シュート部材19aとシュート部材19bを合わせるように押さえ、爪21と突起22を係止させる。
以上のように本実施の形態のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置は、2枚のシュート部材が一体となり、弾性を有する樹脂にて薄肉成型された回動可能なヒンジ構造と、係止構造を有するものであるので、係止を解除することにより粉末原料シュートが開き、内側面を容易に清掃することができ、かつ、連結された一体部品であるので、清掃時に、組み立て間違いや、部品の紛失をなくすことができる。また、樹脂にて、一体成型された部品であるので、部品点数も少なく、安価に製造することができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3におけるカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の構造図、図4は、同実施の形態のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の断面図である。
図3は、本発明の実施の形態3におけるカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の構造図、図4は、同実施の形態のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の断面図である。
図3、図4において、原料シュート23は、上側の開口部が水平方向に開口し、原料収容箱11の原料吐出口11aと勘合する穴形状を有したものである。原料シュート23は、弾性を有する樹脂材料にて一体成型され、略半円筒形状のシュート部材23aとシュート部材23bは薄肉成型されたヒンジ24により結合されている。シュート部材23aのヒンジ24の対辺部分には爪25が、シュート部材23bには突起26が形成されている。通常使用時は、爪25と突起26が係止され略円筒形を形成し、原料シュート23の水平方向に開口した開口部が、原料吐出口11aと勘合されている。
以上のように構成されたカップ式自動販売機の粉末原料供給装置について、以下その動作を説明する。
販売時に原料吐出口11aから吐出された粉末原料は、原料シュート23にて下方に導かれる。原料吐出口11aと原料シュート23には隙が無いため、粉末原料が自動販売機庫内に舞い散るのを防止している。さらに、販売を重ねていくと、原料シュート23内に粉末原料が付着してしまう。そこで、原料シュート23を清掃する際は、原料シュート23の突起26を有するシュート部材23bを押さえ、爪25を引き上げることにより、爪25と突起26の係止を解除すると、原料シュート23を開くことができ、内側面を清掃することができる。清掃に際しては、原料シュート23が分割されず連結された一体部品であるので、別々に清掃することが無い。清掃後、元の略円筒形にするには、シュート部材23aとシュート部材23bを合わせるように押さえ、爪25と突起26を係止させる。
以上のように本実施の形態のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置は、2枚のシュート部材が一体となり、弾性を有する樹脂にて薄肉成型された回動可能なヒンジ構造と、係止構造を有するものであるので、係止を解除することにより粉末原料シュートが開き、内側面を容易に清掃することができ、かつ、連結された一体部品であるので、清掃時に、組み立て間違いや、部品の紛失をなくすことができる。また、樹脂にて、一体成型された部品であるので、部品点数も少なく、安価に製造することができる。また、さらに、上側の開口部が水平方向に開口し、原料収容箱の原料吐出口と勘合する穴形状を有したものであるので、原料吐出口と原料シュートとの隙を低減し、粉末原料吐出時の自動販売機庫内への舞い散りを低減することができる。自動販売機庫内への粉末原料の舞い散りを低減できるので、自動販売機庫内を汚すことなく、また、清掃の手間も少なくすることができる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4におけるカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の構造図、図6は、同実施の形態のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の断面図である。
図5は、本発明の実施の形態4におけるカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の構造図、図6は、同実施の形態のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の断面図である。
図5、図6において、原料シュート27は、上側の開口部が水平方向に開口し、原料収容箱11の原料吐出口11aと勘合する穴形状を有したものである。原料シュート27は、弾性を有する樹脂材料にて一体成型され、略半円筒形状のシュート部材27aとシュート部材27bは薄肉成型されたヒンジ28により結合されている。シュート部材27aのヒンジ28の対辺部分には爪29が、シュート部材23bには突起30が形成されている。シュート部材27aの下端には、半円板31が、シュート部材27bの下端には半円板32が形成され、ヒンジ28にて回動したときお互いが接触しないように高さ方向でずらしてある。通常使用時は、爪29と突起30が係止され略円筒形を形成し、原料シュート23の水平方向に開口した開口部が、原料吐出口11aと勘合され、下側の開口部には、半円板31と半円板32により円板形状が形成される。
以上のように構成されたカップ式自動販売機の粉末原料供給装置について、以下その動作を説明する。
販売時には、カップ搬送装置8によりカップが原料シュート27の下側に搬送される。原料シュート27の下端には半円板31、半円板32によりカップの上に覆いが形成される。原料吐出口11aから吐出された粉末原料は、原料シュート27にて下方に導かれる。原料吐出口11aと原料シュート27には隙が無いため、粉末原料が自動販売機庫内に舞い散るのを防止している。さらに、原料シュート27に導かれた粉末原料は、カップの中に落下するが、落下の衝撃による舞い上がりや原料シュート27内での舞い散った粉末原料は、半円板31、半円板32の覆いに塞がれて、自動販売機庫内に舞い散るのを防止している。その後、カップはカップ搬送装置8により飲料生成の次工程に搬送される。
また、販売を重ねていくと、原料シュート27内に粉末原料が付着してしまう。そこで、原料シュート27を清掃する際は、原料シュート27の突起30を有するシュート部材27bを押さえ、爪29を引き上げることにより、爪29と突起30の係止を解除すると、原料シュート27を開くことができ、内側面を清掃することができる。清掃に際しては、原料シュート27が分割されず連結された一体部品であるので、別々に清掃することが無い。清掃後、元の略円筒形にするには、シュート部材27aとシュート部材27bを合わせるように押さえ、爪29と突起30を係止させる。
以上のように本実施の形態のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置は、2枚のシュート部材が一体となり、弾性を有する樹脂にて薄肉成型された回動可能なヒンジ構造と、係止構造を有するものであるので、係止を解除することにより粉末原料シュートが開き、内側面を容易に清掃することができ、かつ、連結された一体部品であるので、清掃時に、組み立て間違いや、部品の紛失をなくすことができる。また、樹脂にて、一体成型された部品であるので、部品点数も少なく、安価に製造することができる。また、さらに、上側の開口部が水平方向に開口し、原料収容箱の原料吐出口と勘合する穴形状を有したものであるので、原料吐出口と原料シュートとの隙を低減し、粉末原料吐出時の自動販売機庫内への舞い散りを低減することができる。さらに、原料シュート下端に設けられた覆いにより、カップに粉末原料が落下するときの粉末原料の舞い散りを防ぐことができる。自動販売機庫内への粉末原料の舞い散りを低減できるので、自動販売機庫内を汚すことなく、また、清掃の手間も少なくすることができる。
(実施の形態5)
図7は、本発明の実施の形態5におけるカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の構造図である。
図7は、本発明の実施の形態5におけるカップ式自動販売機の粉末原料供給装置の構造図である。
図7において、原料収容箱11の下方の前方には原料吐出口33が設けられ、下方に向いた円筒形の開口部34が形成されている。開口部34の外周方向にはL型の突起が2個設けられている。原料シュート36は、弾性を有する樹脂材料にて一体成型され、半円筒形状のシュート部材36aとシュート部材37bは薄肉成型されたヒンジ37により結合されている。シュート部材36aのヒンジ37の対辺部分には爪38が、シュート部材36bには突起39が形成されている。シュート部材36aおよびシュート部材36bの上端には、突起35に回転方向に係止する爪40が形成されている。シュート部材36aおよびシュート部材36bにて形成される円筒形状は、原料吐出口33の開口部34の円筒形状に勘合する。通常使用時は、爪38と突起39が係止され円筒形を形成した原料シュート36を、原料吐出口33の開口部34に勘合させ、円周方向に回転させることにより、爪40が突起35にはまり込む。
以上のように構成されたカップ式自動販売機の粉末原料供給装置について、以下その動作を説明する。
販売時に原料吐出口33から吐出された粉末原料は、原料シュート36にて下方に導かれる。原料吐出口33と原料シュート36には隙が無いため、粉末原料が自動販売機庫内に舞い散るのを防止している。さらに、販売を重ねていくと、原料シュート36内に粉末原料が付着してしまう。そこで、原料シュート36を清掃する際は、原料シュート36を回転させ、突起35から爪40をはずすことにより、原料シュート36が開口部34から引き抜くことができる。そして、原料シュート36の突起39を有するシュート部材36bを押さえ、爪38を引き上げることにより、爪38と突起39の係止を解除すると、原料シュート36を開くことができ、内側面を清掃することができる。清掃に際しては、原料シュート36が分割されず連結された一体部品であるので、別々に清掃することが無い。清掃後、元の円筒形にするには、シュート部材23aとシュート部材23bを合わせるように押さえ、爪25と突起26を係止させる。円筒形の原料シュート36の爪40が原料吐出口33の開口部34の突起35に係止させることにより通常の使用状態となる。
以上のように本実施の形態のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置は、2枚のシュート部材が一体となり、弾性を有する樹脂にて薄肉成型された回動可能なヒンジ構造と、係止構造を有するものであるので、係止を解除することにより粉末原料シュートが開き、内側面を容易に清掃することができ、かつ、連結された一体部品であるので、清掃時に、組み立て間違いや、部品の紛失をなくすことができる。また、樹脂にて、一体成型された部品であるので、部品点数も少なく、安価に製造することができる。また、さらに、原料シュートの上側の開口部が原料吐出口の開口部と勘合したものであるので、原料吐出口と原料シュートとの隙を低減し、粉末原料吐出時の自動販売機庫内への舞い散りを低減することができる。自動販売機庫内への粉末原料の舞い散りを低減できるので、自動販売機庫内を汚すことなく、また、清掃の手間も少なくすることができる。また、さらに、原料シュートに屈曲した部分があると、粉末原料が付着しやすくなってしまい清掃の手間が増えてしまうが、原料シュートの上部開口部と下部開口部が直線的につなげたものであるので、粉末原料が付着しづらく、清掃の手間が少なくてすむ。
以上のように、本発明にかかるカップ式自動販売機の粉末原料供給装置は、粉末原料の付着を取り除く清掃性の向上と、部品点数の削減による組み立て間違いや紛失防止を両立させたものであり、他の粉末を扱う機器においても適応できる。
11 原料収容箱
11a、33 原料吐出口
15、19、23、27、36 原料シュート
15a、15b、19a、19b、23a、23b、27a、27b、36a、36b シュート部材
15c 円筒形状
16 ピン
17、21、25、29、38、40 爪
18、22、26、30、35、39 突起
20、24、28、37 ヒンジ
31、32 半円板
11a、33 原料吐出口
15、19、23、27、36 原料シュート
15a、15b、19a、19b、23a、23b、27a、27b、36a、36b シュート部材
15c 円筒形状
16 ピン
17、21、25、29、38、40 爪
18、22、26、30、35、39 突起
20、24、28、37 ヒンジ
31、32 半円板
Claims (6)
- 原料収容箱と、原料収容箱下方に設けられた原料吐出口と、
前記原料吐出口から吐出させた原料を案内する筒状のシュートを備え、前記シュートはヒンジ構造により複数に分割可能であることを特徴としたカップ式自動販売機の粉末原料供給装置。 - 回動可能なヒンジ構造が、2枚のシュート部材に設けられた円筒形状と、前記円筒形状に貫通し抜け止めを施されたピンからなり、係止構造が2枚のシュート部材に設けられた突起と爪とからなる請求項1記載のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置。
- 回動可能なヒンジ構造が、可撓性を有する樹脂部材にて形成され、シュートを形成する2枚のシュート部材が一体になった請求項1記載のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置。
- シュートの一方の開口面が他方の開口面と略90度の角度を有し、前記一方の開口面が原料吐出口に勘合することを特徴とした請求項1から3のいずれか一項に記載のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置。
- 原料が案内されシュート出口側の開口部に鍔状の部材を有したことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置。
- 原料収容箱の原料吐出口とシュートを勘合し、係止するために、前記原料吐出口と前記シュートの各々に突起部及び爪部のいずれかを形成したこと特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のカップ式自動販売機の粉末原料供給装置。
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JP2003331168A JP2005099987A (ja) | 2003-09-24 | 2003-09-24 | カップ式自動販売機の粉末原料供給装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009043134A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 粉末原料供給装置 |
JP2010152520A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 飲料ディスペンサ |
JP2010527685A (ja) * | 2007-05-24 | 2010-08-19 | ブレイビロア・ホールディング・ビー.ブイ. | インスタント飲料を調理するための粉末状の材料のためのホルダー集合体 |
JP2011050448A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 飲料抽出装置 |
-
2003
- 2003-09-24 JP JP2003331168A patent/JP2005099987A/ja active Pending
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