JP2005099264A - 音楽演奏プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】
ソフト音源プラグインを利用する音楽演奏プログラムにおいて、立ち上げ時や新規ソングの作成時であってもラックへのソフト音源プラグインの登録操作を行うことなく、予めデフォルトでラックに登録されているソフト音源プラグインを選択できるようにし、またプラグインに関するタイプ情報の初期設定を行うことができるようにすることを目的とする。
【解決手段】
シーケンスソフトの立ち上げ時あるいは新規ソング作成時に、従来は空の状態になっていた音源ラックにデフォルトのソフト音源プラグインを初期設定できるようにする。また、各ソフト音源プラグインに対応付けて、当該ソフト音源プラグインがシーケンサに登録されたとき有効になるタイプ情報を予め設定できるようにした。設定されたタイプ情報は、そのソフト音源プラグインがシーケンサに登録されたときに、その登録されたプラグインの備えるポートに設定される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ソフト音源プラグインを利用するシーケンスソフトなどの音楽演奏プログラムに関する。
従来より、パーソナルコンピュータ(PC)のオペレーティングシステム(OS)上で動作し、波形トラックとMIDIトラックを有するソングを演奏するシーケンスソフト(シーケンサ)であって、MIDIトラックの再生にソフト音源プラグインを利用可能なシーケンサが知られている。該シーケンサでは、以下のような手順でソフト音源プラグインを利用する。
(1)まず、使用したいソフト音源プラグインをラックに登録する。ラックとは、使用可能なソフト音源プラグインを集めて管理するもの(いわゆるオブジェクトと見ることができる)である。ラックは、所定の様式で表示することができ、どのようなソフト音源プラグインが登録されているか確認することができる。
(2)各MIDIトラック毎に、そのトラックに割当てるソフト音源プラグインをラックに登録されたソフト音源プラグインの中から選択する。選択されたソフト音源プラグインは、当該トラックの出力先として表示される。
より詳しく言えば、シーケンサの各トラックでは、複数のポートの中から1つのポートを選択することにより、そのポートに接続された音源(ハード音源またはソフト音源)が選択されることとなる。ポートとは、各トラックで発生するイベントを受け付ける音源との間の出入口のような概念で、具体的にはOSに認識されているMIDIドライバのポート、およびシーケンサのラックに登録されたソフト音源プラグインのポートの中から選択可能である。MIDIドライバのポートは、PCに備えられたUSBインターフェース(USB I/O)やシリアルインターフェース(シリアルI/O)を、外部の音源装置と接続するためのMIDIポートとして動作させるMIDIドライバを該PCにインストールすることにより利用できるようになる。該MIDIドライバのポートに対してMIDIイベントを与えることにより、当該ポートに接続された外部の音源装置(ハード音源)で発音を行なわせることができる。ソフト音源プラグインのポートは、上述したラックにソフト音源プラグインを登録することにより使用可能になる。
各ポートに対応して、そのポートに接続された音源のタイプを示すタイプ情報が記録される。タイプ情報とは、MIDIドライバのポートであれば、そのドライバで駆動する音源装置を特定する型番などであり、ソフト音源プラグインのポートであれば、そのソフト音源プラグインで模擬する音源を特定する型番などである。タイプ情報は、その音源の機種に相当するものである。音色マップ(音色番号と音色名などを対応付けるマップ情報)、音源チャンネル(CH)、エフェクタの構成などは機種毎すなわちタイプ情報毎に決定される。シーケンサでは、各トラックに設定された音色の音色名として、指定された音色番号(バンク選択およびプログラムチェンジ)と該タイプ情報に対応した音色名を表示する。また、音源エディタプラグインを使用して、機種に応じた音源CHやエフェクタの構成に応じた設定が行われる。
なお、MIDIドライバのポートは、各MIDIドライバ毎に決められた固定数である。例えば、1つのUSB−MIDIドライバは4つのポートを有する。また、ソフト音源プラグインはマルチインスタンス化されており、1つのプラグインをラックに複数登録することができる。登録されたソフト音源プラグインはそれぞれ独立した音源として動作し、独立したポートを備える。
上述したように、シーケンサでトラックにソフト音源プラグインを割当てるときには、一旦ラックにそのソフト音源プラグインを登録することが必要である。従来のシーケンサでは、その立ち上げ時あるいは新規ソングの作成時には、ラックがクリアされ何も登録されていない状態になっていた。従って、この場合は、まずソフト音源プラグインのラックへの登録を行ってから、各トラックへのソフト音源プラグイン(ポート)の選択操作を行わなければならなかった。また、MIDIドライバの動作していないPCでシーケンサを起動した場合、起動時の状態では音を出せる音源が準備できていなかった。
さらに、従来のシーケンサでは、プラグインに関する初期設定が考えられていなかった。例えば、従来のシーケンサでも、MIDIドライバに関しては、その複数のポートの各々に、該ポートに接続されているハード音源のタイプ情報を、予め設定するようになっている。そして、その設定に従い、シーケンサの起動時にMIDIドライバの各ポートには対応するタイプ情報が設定される。しかしながら、ソフト音源プラグインのポートは、ソフト音源プラグインをシーケンサに登録した後でないと存在しないので、その設定を行うことができなかった。従って、ソフト音源プラグインをシーケンサに登録した後に、別途、タイプ情報の設定を行わなければならず、ユーザに対して操作上の手間を強いているのが現状であった。
この発明は、上述の従来技術における問題点に鑑み、ソフト音源プラグインを利用する音楽演奏プログラムにおいて、立ち上げ時や新規ソングの作成時であってもラックへのソフト音源プラグインの登録操作を行うことなく、予めデフォルトでラックに登録されているソフト音源プラグインを選択できるようにすることを目的とする。また、プラグインに関するタイプ情報の初期設定を行うことができるようにすることを目的とする。
この目的を達成するため、この発明は、シーケンスソフトの立ち上げ時あるいは新規ソング作成時に、従来は空の状態になっていた音源ラックに、デフォルトのソフト音源プラグインを初期設定できるようにしたことを特徴とする。デフォルトのソフト音源プラグインはユーザが設定できる。
また、各ソフト音源プラグインに対応付けて、当該ソフト音源プラグインがシーケンサに登録されたとき有効になるタイプ情報を、予め設定できるようにした。設定されたタイプ情報は、そのソフト音源プラグインがシーケンサのラックに登録されたときに、その登録されたプラグインの備えるポートに設定される。
この発明によれば、ソフト音源プラグインを利用する音楽演奏プログラムにおいて、立ち上げ時や新規ソングの作成時に予めデフォルトで設定されているソフト音源プラグインを音源ラックに初期設定するので、立ち上げ時や新規ソングの作成時に音源ラックへのソフト音源プラグインの登録操作を行う必要が無くなる。また、ラックに登録され起動されているプラグインではなく、プラグインフォルダに記憶されている各プラグインに対してタイプ情報の設定を行うので、プラグインが登録されポートが生成されたとき自動的にタイプ情報が設定され、タイプ情報の設定操作を行うことなく直ちに作業に入ることができる。
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る音楽演奏プログラム(シーケンサ)をPC上で動作させたときのソングの演奏に係るタスク構成を示す。タスク構成100において、ソングファイル読出し処理101は、再生対象のソングファイルからMIDIトラックのMIDIシーケンスデータを読み出す処理を行う。WAVEファイル読出し処理102は、同ソングファイルからWAVEトラックのWAVEシーケンスを読み出す処理を行う。なお、本シーケンサを動作させるPCは、入力装置(キーボードやマウス)、表示装置(ディスプレイ)、波形データを放音するサウンドボードなどを備えているものとする。MIDIシーケンスは、タイミングを示すタイムスタンプの付与されたMIDIイベントの列であり、WAVEシーケンスは、タイミングを示すタイムスタンプの付与された波形データの列である。ソングファイルは、PCに内蔵あるいは外部接続されている各種の記憶装置に格納されているものとする。
バッファ管理&波形処理103は、ソングファイルにおける波形データの再生を制御するブロックである。バッファ管理&波形処理103は、所定の周期毎に再生用の波形データを複数サンプル分格納する波形バッファを用意し、ソングファイルの波形トラックにおいて再生タイミングとなっている1ないし複数の波形データを読み出してその波形バッファ上でミキシング(順次累算)する。また、ソングファイル読出し処理101で読出したシーケンスデータにソフト音源プラグインが割当てられているMIDIトラックのシーケンスデータがある場合は、同周期毎に、前記波形バッファと同サイズの生成バッファを用意し、当該MIDIトラックに割当てられている音源プラグイン(106や107)に当該シーケンスデータとともに渡して波形生成を指示する。音源プラグインは、受け取ったシーケンスデータに基づいて波形データを生成し、受け取った生成バッファに格納してバッファ管理&波形処理103に返却する。バッファ管理&波形処理103は、返却された生成バッファに格納された波形データを、波形バッファに格納されている波形データに足し込む。さらに、バッファ管理&波形処理103は、波形バッファに格納された波形データに対して、エフェクトを付与するなどの波形処理を施し、前記周期毎に、処理された波形データをWAVEドライバ111に対して出力する。
ソフト音源プラグイン106、107は、上述したように、バッファ管理&波形処理103からの生成指示に応じて波形データを生成するプラグインソフトウェアである。音源ラックに登録された音源プラグインが使用可能なソフト音源プラグインであるから、図1に図示された音源プラグイン106,107は音源ラックに登録されたものを示していることになる。WAVEドライバ111は、不図示のサウンドボード(サウンドカード)を駆動し、与えられた波形データに応じた楽音を放音する。
MIDIリアルタイム再生処理105は、ソングファイル読出し処理101で読出したMIDIシーケンスデータのうちハード音源に割当てられているMIDIトラックのMIDIシーケンスデータを受け、該トラックの各MIDIイベントを、そのイベントに付与されたタイムスタンプのタイミングで再生する。この再生処理では、再生された各トラックのMIDIイベントは、当該トラックに割当てれているMIDIドライバのMIDIポートに出力され、そのMIDIポートに接続されているハード音源が駆動される。タイマ処理104は、バッファ管理&波形処理103やMIDIリアルタイム再生処理105に対して管理用の時間情報を出力するタスクである。これにより、バッファ管理&波形処理103およびMIDIリアルタイム再生処理105におけるタイムスタンプに基づいたMIDIイベントや波形データの再生の時間管理を行う。
図2は、このシステムを構成するPCの表示装置に表示される音源ラックのウインドウの例を示す。このウインドウ200は、ユーザによる音源ラックの表示の指示があったときに表示される。音源ラックは、使用可能なソフト音源プラグインを表す表示202〜204を積み重ねて表示される。リストボックス213の右側にある下向き矢印214をマウスでクリックすることによりソフト音源プラグインの一覧(所定のフォルダ(以下、プラグインフォルダと呼ぶ)にモジュールファイルが格納されているソフト音源プラグインの一覧)が表示され、その中から音源ラックに登録するソフト音源プラグインを選択することができる。
例えば、表示202は、ソフト音源プラグインとして「InstA−1(MU50)」が登録されていることを示す。「InstA−1」はソフト音源プラグイン名(ポートを特定する名前でもある)を示す。このうち「InstA」がソフト音源プラグイン名の本体であり、「−1」は当該ソフト音源プラグインの1つめの登録であることを示している。ソフト音源プラグインはマルチインスタンス化されているので、1つのプラグインを複数登録することができ、1つ目の登録に「−1」を、2つ目の登録に「−2」を、…というようにして幾つ目の登録かを特定できるようにしている。「MU50」は該ポートに設定されているタイプ情報を示す。タイプ情報の設定については後述するが、本実施形態のシーケンサでは予めソフト音源プラグインがラックに登録されたときに設定するタイプ情報を予め決めておくことができる(特に、デフォルトで設定するタイプ情報、1つ目の登録時のタイプ情報、2つ目の登録時のタイプ情報、…というように予め決めておくことができる)。従って、ソフト音源プラグインを音源ラックに登録した時点で、そのソフト音源プラグインのポートにはタイプ情報が設定されている。205は未だソフト音源プラグインが選択されていないものである。
211はミュートボタン、212はエディットボタンである。ミュートボタン211をオンするとその音源の発音が停止する。エディットボタン212をオンすると、所定のパラメータ設定ウインドウが開き、当該音源に関する詳細な設定を行うことができる。201は複数のソフト音源プラグインを一括して音源ラック200に登録するためのライブラリを選択するリストボックスである。
図3(a)は、MIDIポート(MIDIドライバのポートおよびソフト音源プラグインのポート)に対してタイプ情報を予め設定するためのウインドウである。このウインドウ300は、ユーザによるタイプ情報設定の指示があったときに表示される。タイプ情報設定ウインドウ300は、MIDIドライバのポート311に対応するタイプ情報312を設定するためのテーブル301と、音源プラグイン名321に対応するタイプ情報322を設定するためのテーブル302を備える。これらのテーブルによりMIDIドライバのポートに対するタイプ情報とソフト音源に対応するタイプ情報とを設定することができる。
具体的には、テーブル301であれば、MIDIドライバのポート311の欄には、OSにインストールされており、当該シーケンサの起動時にオープンされた全MIDIドライバのポートが表示されるので、それぞれに対応するタイプ情報312をリストボックス313などで選択するだけでよい。タイプ情報312が「−−−−」は未選択状態であることを示す。同様に、テーブル302であれば、音源プラグイン名321の欄には、当該シーケンサの起動時に所定のプラグインフォルダに格納されている全ソフト音源プラグイン名が表示されるので、それぞれに対応するタイプ情報322をリストボックス323などで選択するだけでよい。ここで、プラグインフォルダは当該シーケンサで利用するプラグインを格納するためのフォルダであって、当該シーケンサの起動時点で、プラグインフォルダに格納されている全ソフト音源プラグインがラックに登録可能なソフト音源プラグインとして認識される。すなわち、テーブル302にはラックに登録されておらず、未だポートの存在していないソフト音源プラグインの名前も含まれている。タイプ情報の設定後、OKボタン303をクリックすると設定したタイプ情報が有効となり(所定の記憶装置に格納される)、キャンセルボタン304をクリックすると設定はキャンセルされる。
音源プラグイン名321の欄に記載の名称の先頭に表示された右向き矢印326は、そのソフト音源プラグインに関しては、デフォルトのタイプ情報の他に、1つめのラック登録時のタイプ情報や2つめのラック登録時のタイプ情報などが設定されていることを示す。この右向き三角印326をクリックすることにより、それらの下位のタイプ情報が展開して表示される。下向き矢印325は、下位のタイプ情報について展開表示してあることを示す。すなわち、ソフト音源プラグイン「InstA」には、デフォルトとしてタイプ情報「TG300」が設定され、さらに1つめのラック登録「InstA−1」にはタイプ情報「MU50」が設定され、2つめのラック登録「InstA−2」にはタイプ情報「EL100」が設定されていることを示している。下向き矢印325をクリックすることにより、展開表示されている「InstA−1」と「InstA−2」の行が非表示となり(その下の行が詰めて表示される)、下向き矢印325は右向き矢印に変更される。
なお、テーブル302は、初期状態では、プラグインフォルダに格納されている全ソフト音源プラグインについて、1つのソフト音源プラグインに対応してソフト音源プラグイン名が1つ音源プラグイン名321の欄に表示される。従って、この状態からのタイプ情報の設定は、各ソフト音源プラグインのデフォルトのタイプ情報の設定となる。その後さらに、各ソフト音源プラグインについて、1つめのラック登録時のタイプ情報、2つめのラック登録時のタイプ情報、…を設定したいときには、明示的な所定の操作により設定する。例えば、デフォルトのタイプ情報が設定されている行を選択状態とした後、右クリックで表示されるメニューから選択することにより1つめや2つめのラック登録に対応するタイプ情報の設定ができるようにしてもよい。
このように、タイプ情報設定ウインドウ300により、図2で説明した音源ラック200で例えばリストボックス213の下向き三角印214をクリックしたときに表示されるプラグインフォルダ内の全ソフト音源プラグインに対して予めタイプ情報を設定しておくことができる。タイプ情報設定ウインドウ300で設定するタイプ情報については、当該ソフト音源プラグインのポートが実際に存在している必要はない。すなわち、ソフト音源プラグインを音源ラックに登録する前に予めタイプ情報が設定できる。当該ソフト音源プラグインが音源ラックに実際に登録されたとき、そのソフト音源プラグインのポートに対応するタイプ情報として、タイプ情報設定ウインドウ300で設定したタイプ情報が自動的に設定される。タイプ情報はポートに対して設定されるものであるので、従来技術ではポートが実存していないと(すなわち実際にソフト音源プラグインのラックへの登録が済んでいないと)タイプ情報が設定できない。タイプ情報が設定できないと、後述するソングウインドウで音色名などが出力できない。これに対し本実施形態では、ポートができていなくてもタイプ情報の設定だけしておいて、音源ラックに登録されたとき、設定したタイプ情報でタイプ付けをしてやることができる。
図3(b)は、オープンされたMIDIポートとタイプ情報との対応を示す模式図である。333や337は、各トラックに割当てるポートを模式的に示したものである。各ポートにはハード音源やソフト音源が割当てられている。例えば、シリアルI/OのMIDIドライバMIDI_A331のポート333には、タイプ情報TG500(332)が割当てられている。USB_I/OのMIDIドライバMIDI_B334の4ポート337には、タイプ情報MU1000(335)およびMU500(336)が割当てられている。338はソフト音源プラグインInstAの起動された1つ目のインスタンスInstA−1のポートに対し、タイプ情報MU50が割当てられていることを示す。
図4は、音源ラックのデフォルト設定を行うウインドウを示す。このウインドウ400は、ユーザによる音源ラックのデフォルト設定の指示があったときに表示される。デフォルト設定ウインドウ400は、デフォルトの音源プラグイン名を選択するテーブル402を備えている。テーブル402では、各リストボックスによりデフォルトの音源プラグイン名を選択する。例えば、1番上のリストボックスの下向き矢印421をクリックすると、プラグインフォルダ内の全ソフト音源プラグイン名の一覧が表示されその中から1つを選択することにより、デフォルトのソフト音源プラグイン名を選択できる。選択の後、OKボタン411をオンすることによりデフォルトの音源プラグインが決定する(所定の記憶装置に格納される)。412はキャンセルボタンである。401はデフォルトの複数の音源プラグイン名を一括して選択するためのライブラリを選択するリストボックスである。
図4では、「InstA」と「InstB」と「InstA」がこの順でデフォルトのソフト音源プラグインとして設定されている。これにより、シーケンサの立ち上げ時や新規ソングの作成時には、自動的に「InstA」と「InstB」と「InstA」がこの順で音源ラック(図2)に登録されている状態となる。この際、タイプ情報についても図3のように予め設定されていれば、図2の音源ラックの表示で、1番目の「InstA」が「InstA−1(MU50)」となり、2番目の「InstB」が「InstB(SY99)」となり、3番目の「InstA」が「InstA−2(EL100)」と表示される。
図5は、再生すべきシーケンスデータを表示し各種の設定を行うソングウインドウ500を示す。510は1つのソングを構成する各トラックの設定テーブルであり、ここでは6つのMIDIトラックの情報が表示されている。501〜505はテーブル510の項目を示す。501はトラック番号、502は各トラックのトラック名、503は各トラックのMIDIチャンネル、504は各トラックのポート名、505は音色名を示す。領域506は、各トラックのシーケンスデータを時系列的に表示する領域である。トラック番号501は、予め1番から順に付されている。トラック名502は、ユーザが任意に入力して名前を付けることができる。
シーケンサの新規立ち上げ時や新規ソング作成時、ソングウインドウ500はトラック番号501のみが表示され、他の項目は空白状態である。この状態から、ユーザは各トラックに任意にトラック名502を入力できる。また、任意のトラックのポート名504の欄を選択状態とすると、その欄がリストボックスとなり、該リストボックスに表示されたMIDIポートの中から当該トラックのMIDIイベントを出力先のMIDIポートを選択できる。該リストボックスには、OSにインストールされている全MIDIドライバのMIDIポートと、ラックに登録されたソフト音源プラグインのMIDIポートが表示される。プラグインフォルダに格納されたソフト音源プラグインのうち、ラックに未登録の音源プラグインについては未だポートが存在しないので表示されない。また、任意のトラックのMIDIチャンネル503の欄を選択状態にすると、当該トラックのMIDIイベントを該選択されたMIDIポートに出力する際に付与するMIDIチャンネル番号を入力できる。
図3で説明したように、MIDIドライバに関しては、その存在しているMIDIポートに対して各々ポート情報が予め設定され、ソフト音源プラグインに関しては、その音源プラグインがラックに登録されたときに生成されるポートに設定するタイプ情報が予め設定されている。つまり、ここで選択されるMIDIポートには予めタイプ情報が設定されており、そのポートのタイプ情報から音色マップが決まる。音色マップは、音色を切り替えるMIDIイベント(プログラムチェンジ等)と、その受信したイベントに応じて選択されるハード音源ないしソフト音源の音色に対応付けるためのマップであり、当該シーケンサでは音色名505の欄に表示する音色名を決めるために用いられている。例えば、図5のトラック3でプログラムチェンジのイベントが再生された場合、該イベントにはMIDIチャンネル番号「1」が付与されてソフト音源プラグインのポートInstA−1に出力されるとともに、該イベントは当該ポートのタイプ情報により決定される音色マップによって1つの音色に対応付けられ、トラック3の音色名欄505にその音色名が表示される。
図6は、音源ラックにソフト音源プラグインを登録するとき(すなわち図2のリストボックスでソフト音源プラグインを選択したとき)のシーケンサ側と音源プラグイン側の処理手順を示す。シーケンサ側では、ステップ601で、選択されたソフト音源プラグインを起動する。起動されたソフト音源プラグイン側では、ステップ602で該ソフト音源プラグインのインスタンスを生成し、ステップ603で生成したインスタンスの初期設定を行う。これにより該ソフト音源プラグインのポートが生成される。初期設定が行われた後、シーケンサ側では、ステップ604で、生成されたポートに予め図3で説明したように割当てられているタイプ情報を設定する。その後はシーケンサの所定の動作を継続する。以上により、ソフト音源プラグインが音源ラックに登録された時点で、そのポートに対してタイプ情報が設定される。
図7は、シーケンサの起動時あるいは新規ソングの作成時の処理手順を示す。シーケンサ起動時、ステップ701でシーケンサのアプリケーションを初期化する。ここで、OSにインストールされたMIDIドライバのMIDIポートをオープンし、図3で説明したMIDIドライバのタイプ情報の設定に従ってタイプ情報を初期設定する。ステップ702で、ソングの生成および初期化を行う。これにより図5のソングウインドウの枠組みだけはできあがる。次にステップ703で、バッファ管理&波形処理タスクを初期化する。ステップ704で音源ラックの初期設定を行う。これは、図4で説明したデフォルト設定されている音源プラグイン名を読み出し、この時点では空の音源ラックに読み出された音源プラグイン名に対応するソフト音源プラグインを登録する処理である。音源ラックへ登録されたソフト音源プラグインについてはポートが生成される。次にステップ705でタイプ情報の初期設定を行う。これは、図3で説明したプラグインフォルダに格納された各ソフト音源プラグインに設定されているタイプ情報の中から、ラックに登録されたソフト音源プラグインに対応するタイプ情報を選択的に読み出し、その通りにタイプ情報を設定する処理である。次にステップ706でトラックの初期設定を行う。この時点では、既にデフォルトのソフト音源プラグインが音源ラックに登録されてポートが生成され、さらにタイプ情報も初期設定されているので、各トラックの初期設定時には、デフォルトで図5のソングウインドウ500のポート名504にこの時点で存在するポート名を並べるようにしてもよい。その後、ステップ707でその他の初期設定を行う。以降は、通常のシーケンサーとしての処理を続ける。新規ソング作成時はステップ702から処理を開始すればよい。
なお、シーケンサの各トラックについて予めデフォルトのMIDIポートを設定しておき、そのポートが存在しない場合、あるいはそのポートに音源が接続されていない場合に、各トラックでそのポートの代わりにソフト音源プラグインが選択されるようにしてもよい。
初期設定するタイプ情報は、シーケンサ側の初期設定ファイルとして記録してもよいし、プラグイン側の初期設定ファイルとして記録してもよい。シーケンサの各トラックには、ポート名を表示する代わりに、各ポートに設定されたタイプ情報に対応する名前を表示するようにしてもよい。
また、本発明を、ソフト音源プラグインではなくソフトエフェクタプラグインで実施してもよい。
この発明の実施の形態に係る音楽演奏プログラム(シーケンサ)をPC上で動作させたときのタスク構成を示す図 このシステムを構成するPCの表示装置に表示される音源ラックのウインドウの例を示す図 MIDIポートに対してタイプ情報を予め設定するためのウインドウおよびその設定例を示す図 音源ラックのデフォルト設定を行うウインドウを示す図 再生すべきシーケンスデータを表示し各種の設定を行うソングウインドウを示す図 音源ラックにソフト音源プラグインを登録するときのシーケンサ側と音源プラグイン側の処理手順を示す図 シーケンサの起動時あるいは新規ソングの作成時の処理手順を示す図
符号の説明
100…シーケンサタスク構成、101…ソングファイル読出し処理、102…WAVEファイル読出し処理、103…バッファ管理&波形処理、104…タイマ処理、105…MIDIリアルタイム再生処理、106,107…ソフト音源プラグイン、111…WAVEドライバ、112…MIDIドライバ。

Claims (2)

  1. ソフト音源プラグインを利用してシーケンスデータに基づく楽音を発生する音楽演奏プログラムであって、
    シーケンスデータの各トラックに割当て可能なソフト音源プラグインを登録する音源ラックを設定するステップと、
    プログラム立ち上げ時または新規ソング作成時に設定すべきデフォルトのソフト音源プラグインを設定するステップと、
    プログラム立ち上げ時または新規ソング作成時には、前記デフォルトのソフト音源プラグインを前記音源ラックに初期設定するステップと
    を備えたことを特徴とする音楽演奏プログラム。
  2. ソフト音源プラグインを利用してシーケンスデータに基づく楽音を発生する音楽演奏プログラムであって、
    予めソフト音源プラグインが音源ラックに登録される前に、各ソフト音源プラグインに対応して、当該ソフト音源プラグインのインスタンスが起動されたときに、生成された当該ソフト音源プラグインのポートに割り当てるべきタイプ情報を設定しておくステップと、
    シーケンスデータの各トラックに割当て可能なソフト音源プラグインを音源ラックに登録するステップと、
    前記ソフト音源プラグインの登録に応じて、当該ソフト音源プラグインのインスタンスを生成するステップと、
    生成されたソフト音源プラグインのポートに、当該ソフト音源プラグインに対応して設定されたタイプ情報を初期設定するステップと
    を備えたことを特徴とする音楽演奏プログラム。
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