JP2005098659A - 空気調和設備及び空気調和設備の制御方法 - Google Patents

空気調和設備及び空気調和設備の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 フィーリング低下を防止する空気調和設備を提供すること。
【解決手段】 空気調和設備は、機10と、室外機10にそれぞれ個別に接続される複数の室内機20a,20bとを備え、複数の室内機20a,20bのそれぞれに設けられた熱交換器21,21が室外機10によって除霜される際、複数の室内機20a,20bのうち少なくとも一つの室内機20aに設けられた熱交換器21の除霜開始時が、他の室内機20bに設けられた熱交換器21の除霜開始時と異なる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、1台の室外機と複数台の室内機とを有する空気調和設備に関する。
従来の空気調和設備は、1台の室外機と複数台の室内機とを有し、1台の室外機と複数台の室内機とがそれぞれ接続されている。この空気調和設備は、一つの大きな空間内に設置され、その空間内を空調するようになっている。
従来の空気調和設備として、例えば、室外機には、冷媒を圧縮する圧縮機と、冷媒の循環方向を切替える四方弁と、室外熱交換器と、その室外熱交換器に熱交換用の空気を送風する送風機とが設けられており、また、室内機には、室内熱交換器と、電気式膨張弁とが設けられており、それら室外機と室内機とが接続配管で接続されているものがある。この空気調和設備は、複数台の室内機を同時にまたは選択的に、冷房あるいは暖房のみの単一運転だけでなく、冷房主体あるいは暖房主体の冷暖房同時運転を任意に選択できるものである(特許文献1参照)。
また、従来の別の空気調和設備として、例えば、複数の室内機の内、暖房運転の数が冷房運転より多い暖房主体の冷暖房同時運転の場合、四方弁を暖房側に切替えるとともに、暖房運転の室内熱交換器から流出した液冷媒の一部を、冷房運転の室内熱交換器に導入させる一方、残りの液冷媒を第三開閉弁により減圧し、室外熱交換器を経由して圧縮機に戻す構成とすることにより、暖房能力の効率を向上することができるものがある(特許文献2参照)。
特開平2−103352号公報(第2−3頁、第3図) 特開2002−89996号公報(第3−4頁、第1,2図)
従来の空気調和設備の空調制御方法として、いわゆるフロスト防止制御がある。フロスト防止制御とは、空気調和設備において冷房運転中、複数台の室内機にそれぞれ設けられた熱交換器の温度が低下して着霜した場合、熱交換器の温度を上昇させて除霜する制御である。
また、フロスト防止制御は、冷房運転を開始してから所定の時間を経た後、複数台の室内機に対してそれぞれ個別に作動するようになっている。すなわち、冷房運転を開始してから所定の時間を経てから、各室内機がそれぞれ自らの熱交換器の温度を検出し、その検出結果に基づいて、自らの熱交換器の温度を上昇させるよう室外機に対して指示を出すようになっており、他の室内機に設けられた熱交換器の温度に影響されないようになっている。
一つの大きな空間内に設けられた複数の室内機は、いずれも同一の性能を有している。したがって、その空間内は、冷房運転によって全体が均一に冷却される。しかしながら、複数の室内機がいずれも同一の性能を有していることにより、各室内機に設けられた熱交換器の温度が均一に低下することによって各熱交換器が同時に着霜するため、フロスト防止制御が各熱交換器に対して同時に作動する。これによって、一時的に全ての熱交換器に対してフロスト防止制御が同時に開始されるため、空間内では全ての冷房運転を停止した状態となり、空間内の温度が上昇することで、フィーリングが低下してしまうという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、フィーリング低下を防止する空気調和設備を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明における空気調和設備は、室外機と、前記室外機にそれぞれ個別に接続される複数の室内機とを備え、前記複数の室内機のそれぞれに設けられた熱交換器が前記室外機によって除霜される際、前記複数の室内機のうち少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器の除霜開始時が、他の室内機に設けられた熱交換器の除霜開始時と異なることを特徴とする。
本発明によれば、複数の室内機のそれぞれに設けられた熱交換器が室外機によって除霜される際、複数の室内機のうち少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器の除霜開始時が、他の室内機に設けられた熱交換器の除霜開始時と異なることにより、熱交換器の除霜が全て同時に行われることがなく、少なくとも一つの熱交換器が除霜を行わずに冷房運転している状態となる。したがって、空気調和設備が設置された空間内の冷房運転を停止した状態が回避されることとなる。
また、本発明における空気調和設備は、前記複数の室内機にそれぞれアドレスが与えられ、前記アドレスに対して除霜開始時が設定されることを特徴とする。
本発明によれば、複数の室内機にそれぞれアドレスが与えられ、各アドレスに対して除霜開始時が設定されることにより、各アドレスにそれぞれ異なる除霜開始時を設定することが可能となるため、それぞれ異なって設定された除霜開始時に各熱交換器を除霜することが可能となる。
また、本発明における空気調和設備は、前記複数の室内機のうち少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器の最初の除霜開始時が、他の室内機に設けられた熱交換器の最初の除霜開始時と異なることを特徴とする。
本発明によれば、複数の室内機のうち少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器の最初の除霜開始時が、他の室内機に設けられた熱交換器の最初の除霜開始時と異なることにより、熱交換器の最初の除霜が全て同時に行われることがなく、少なくとも一つの熱交換器が除霜を行わずに冷房運転している状態となる。したがって、空間内の冷房運転を停止した状態が回避されることとなる。
また、本発明における空気調和設備は、前記複数の室内機のうち少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器における除霜開始時とその次の除霜開始時との時間が、他の室内機に設けられた熱交換器における除霜開始時とその次の除霜開始時との時間に一致することを特徴とする。
本発明によれば、複数の室内機のうち少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器における除霜開始時とその次の除霜開始時との時間が、他の室内機に設けられた熱交換器における除霜開始時とその次の除霜開始時との時間に一致することにより、少なくとも一つの熱交換器が除霜を行わずに冷房運転している状態が、少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器における除霜開始時とその次の除霜開始時との時間を一周期として連続的に繰り返されることとなる。
また、本発明における空気調和設備は、前記複数の室内機のそれぞれに設けられた熱交換器に対する除霜開始および除霜停止を行う前記室外機を制御する制御部を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の室内機のそれぞれに設けられた熱交換器に対する除霜開始および除霜停止を行う室外機を制御する制御部を有することにより、少なくとも一つの熱交換器が除霜を行わずに冷房運転している状態となり、したがって、空間内の冷房運転を停止した状態が回避されることとなるよう、室外機が制御部によって制御されることとなる。
また、本発明における空気調和設備の制御方法は、室外機にそれぞれ個別に接続される複数の室内機のそれぞれに設けられた熱交換器が前記室外機によって除霜される際、前記複数の室内機のうち少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器の除霜開始時を、他の室内機に設けられた熱交換器の除霜開始時と異なるように制御することを特徴とする。
本発明によれば、室外機にそれぞれ個別に接続される複数の室内機のそれぞれに設けられた熱交換器を室外機によって除霜する際、複数の室内機のうち少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器の除霜開始時を、他の室内機に設けられた熱交換器の除霜開始時と異なるように制御することにより、少なくとも一つの熱交換器が除霜を行わずに冷房運転している状態とすることが可能となる。したがって、空間内の冷房運転を停止した状態を回避することが可能となる。
本発明における空気調和設備及び空気調和設備の制御方法によれば、熱交換器の除霜が全て同時に行われることがなく、少なくとも一つの熱交換器が除霜を行わずに冷房運転している状態となり、したがって、空気調和設備が設置された空間内の冷房運転を停止した状態が回避されることとなるので、空気調和設備が設置された空間内の冷房運転を停止して空間内の温度が上昇したことによって起こるフィーリングの低下を防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明における実施形態を示す図であって、本発明を適用した空気調和設備の冷媒回路を示す図である。
空気調和設備は、室外機10と、2台以上の同型の室内機20a,20b,…とを備えている。室外機10は、主に、少なくとも一つ例えば2つの圧縮機11,12と、4方弁13と、アキュムレータ14と、少なくとも一つ例えば3つの熱交換器15,16,17とを備えている。
室内機20a,20b,…はそれぞれ、主に熱交換器21と電子膨張弁22とを備えており、かつ熱交換器21の近傍には、熱交換器21の温度を検知する複数のセンサ23,24,25,26を備えている。
室外機10には、冷媒を通過させる配管を介して各室内機20a,20b,…それぞれが並列に接続されている。
図2は、室内機20a,20b,…に設けられた熱交換器21のフロスト防止制御を行う際の制御ブロック図を示す。このフロスト防止制御は、空気調和設備を冷房運転し、室内機20a,20b,…にそれぞれ設けられた熱交換器21の温度が低下して着霜した場合、熱交換器21の温度を上昇させて除霜する制御である。
空気調和設備には、フロスト防止制御を行う制御部31と、空気調和設備の冷房運転が開始されてから現在までの経過時間を計測するタイマ32と、その経過時間を記憶するメモリ33と、各室内機20a,20b,…が除霜を開始するまでの時間に関するデータを蓄積するデータ蓄積部34とが設けられている。制御部31は、図示しないが、熱交換器21の温度を検知する複数のセンサ23,24,25,26によって検出した温度の信号を受信し、各室内機20a,20b,…に配管を介して送られる冷媒の量を制御する信号を電子膨張弁22に送信するようになっている。
また、データ蓄積部34には、各室内機20a,20b,…にはそれぞれアドレスとしてID番号が設けられ、各室内機20a,20b,…のフロスト防止制御を第1回目に開始する除霜開始時までの時間及び次回以降のフロスト防止制御を開始するまでの時間が予め設定されている。特に、各室内機20a,20b,…のフロスト防止制御を第1回目に開始する除霜開始時までの時間は、少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器の除霜開始時が、他の室内機に設けられた熱交換器の除霜開始時と異なるように予め設定されている。例えば図3に示すように、室内機20a,20b,…のフロスト防止制御を第1回目に開始する除霜開始時までの時間はそれぞれ、10分、15分、…に設定され、次回以降のフロスト防止制御を開始するまでの時間はそれぞれ全て10分に設定されている。
ここで、冷房運転開始直後の空気調和設備においては、室外機10と各室内機20a,20b,…との圧力バランスが均一になっておらず、極端に圧力が低くなっている箇所が存在する。このため、室外機10と各室内機20a,20b,…との圧力バランスがある程度均一化されてから熱交換器21の温度を検知する複数のセンサ23,24,25,26によって温度を検知しないと誤検知が生じることとなる。したがって、空気調和設備の冷房運転開始から室内機20a,20b,…のフロスト防止制御を第1回目に開始する除霜開始時までの時間を10分以上設けることが好ましい。また、第2回目以降のフロスト防止制御を開始するまでの時間についても第1回目と同様に10分以上設けることが好ましい。
また、第1回目のフロスト防止制御を開始してから第2回目のフロスト防止制御を開始するまでの時間は、全ての室内機20a,20b,…において、同一の時間に設定されていることが好ましい。そうすれば、空気調和設備の冷房運転開始から第1回目に開始する除霜開始時までの時間が各室内機20a,20b,…で異なるように設定することによって、第1回目に開始する除霜開始時だけでなく、第2回目のフロスト防止制御を開始する除霜開始時についても、各室内機20a,20b,…で異なる設定となる。
同様に、第2回目のフロスト防止制御を開始してから第3回目のフロスト防止制御を開始するまでの時間、さらには第3回目以降の当該時間が、全ての室内機20a,20b,…において、上記と同様に同一の時間に設定されていることが好ましい。
なお、室外機10と各室内機20a,20b,…との圧力バランスが均一になることが確実であれば、第1回目に開始する除霜開始時までの時間あるいは次回以降のフロスト防止制御を開始するまでの時間を特に10分に限る必要はない。
上記の構成からなる空気調和設備の機能および作用について説明する。
図4は、空気調和設備のフロスト防止制御に関するフローチャートを示す。
まず、空気調和設備が冷房運転を開始すると、室外機10に設けられた圧縮機11,12が作動して、配管を介して冷媒が空気調和設備内を循環する(ステップS1)。これと同時に、空気調和設備の冷房運転が開始されてから現在までの経過時間を計測するタイマ32をスタートさせて、現在までの経過時間と、予め設定された室内機20a,20b,…のフロスト防止制御を第1回目に開始する除霜開始時までの時間とを比較する(ステップS2〜S4)。室内機20a,20b,…のいずれもフロスト防止制御を開始する除霜開始時に至っていなければ、ステップS2に戻り、ステップS2〜S4を繰り返す。
室内機20a,20b,…のいずれかが除霜開始時に至った場合、制御部31から電子膨張弁22に対して熱交換器21を流れる冷媒の量を調整する指示を出してフロスト防止制御を開始する(ステップS5)。そして、当該室内機に設けられた複数のセンサ23,24,25,26によって当該室内機に設けられた熱交換器21の温度を検知し、それらセンサ23,24,25,26によって検知された熱交換器21の温度に応じて熱交換器21を流れる冷媒の量を電子膨張弁22で調整する。このとき、熱交換器21の温度が低いほど着霜することから、例えばその温度が3℃以下であれば、熱交換器21が着霜しているものと判断して、電子膨張弁22を絞ることによって熱交換器21を流れる冷媒の量を減らし、さらにその温度が1℃以下であれば、電子膨張弁22を完全に絞ることによって熱交換器21を流れる冷媒の量を0にして熱交換器21の温度を上昇させる。
このように、熱交換器21を流れる冷媒の量を減らすことによって、流れる冷媒の温度に支配的であった熱交換器21の温度が、流れる冷媒の温度よりも空気の温度に支配されて上昇するようになるため、熱交換器21の温度が15℃まで上昇したときに(ステップS6)、制御部31から電子膨張弁22に対して熱交換器21を流れる冷媒の量を調整する指示を解除することによって、熱交換器21の着霜が完全に除去されることとなる(ステップS7)。
空気調和設備の冷房運転が継続している間、ステップS2に戻って繰り返しフロスト防止制御が行われる。
その後も引き続いて、空気調和設備の冷房運転が開始されてから現在までの経過時間と、予め設定された室内機20a,20b,…のフロスト防止制御を第1回目に開始する除霜開始時あるいは次の除霜開始時までの時間とを比較する(ステップS2〜S4)。室内機20a,20b,…のいずれもフロスト防止制御を開始する除霜開始時に至っていなければ、ステップS2に戻り、ステップS2〜S4を繰り返す。
室内機20a,20b,…のいずれかが第1回目に開始する除霜開始時あるいは次の除霜開始時に至った場合、上記と同様にして当該室内機に設けられた熱交換器21のフロスト防止制御を行う。
調和設備の冷房運転が終了すると、フロスト防止制御も終了する(ステップS8〜S9)。
この場合、室内機20a,20b,…のそれぞれに設けられた熱交換器21が室外機10によって除霜される際、室内機20a,20b,…のうち少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器21の除霜開始時が、他の室内機に設けられた熱交換器21の除霜開始時と異なることにより、熱交換器21の除霜が全て同時に行われることがなく、少なくとも一つの熱交換器21が除霜を行わずに冷房運転している状態となる。したがって、空気調和設備が設置された空間内の冷房運転を停止した状態が回避されることとなる。
上記の構成によれば、熱交換器21の除霜が全て同時に行われることがなく、少なくとも一つの熱交換器21が除霜を行わずに冷房運転している状態となり、したがって、空気調和設備が設置された空間内の冷房運転を停止した状態が回避されることとなるので、空気調和設備が設置された空間内の冷房運転を停止して空間内の温度が上昇したことによって起こるフィーリングの低下を防止することができる。
なお、各室内機20a,20b,…にアドレスとしてディップスイッチを設け、空気調和設備の冷房運転を開始した後ディップスイッチを操作することによって、各室内機20a,20b,…のフロスト防止制御を第1回目に開始する除霜開始時までの時間を設定してもよい。
この場合における空気調和設備のフロスト防止制御に関するフローチャートを図5に示す。
空気調和設備が冷房運転を開始すると、室外機10に設けられた圧縮機11,12が作動して、配管を介して冷媒が空気調和設備内を循環する(ステップS1)。これと同時に、空気調和設備の冷房運転が開始されてから現在までの経過時間を計測するタイマ32をスタートさせた後、各室内機20a,20b,…のディップスイッチを用いて第1回目に開始する除霜開始時までの時間及び第2回目以降の除霜開始時までの時間を設定する(ステップS1a,S1b)。この設定に基づいて、データ蓄積部34に除霜を開始するまでの時間に関するデータが蓄積される(ステップS1c)。
そして、現在までの経過時間と、予め設定された室内機20a,20b,…のフロスト防止制御を第1回目に開始する除霜開始時までの時間とを比較する(ステップS2〜S4)。その後のステップについては、上記実施形態と同様である。
この場合、各室内機20a,20b,…にアドレスとしてディップスイッチが設けられ、各ディップスイッチに対して除霜開始時が設定されることにより、各ディップスイッチにそれぞれ異なる除霜開始時を設定することが可能となるため、それぞれ異なって設定された除霜開始時に各熱交換器21を除霜することが可能となる。
また、熱交換器21の着霜を除去するために、電子膨張弁22を絞ることによって熱交換器21を流れる冷媒の量を減らす温度を3℃以下ではなく4℃以下とし、さらに、電子膨張弁22を完全に絞ることによって熱交換器21を流れる冷媒の量を0にする温度を1℃以下ではなく2℃以下とするというように、熱交換器21の着霜を判定する温度の設定を適当に変更してもよい。
また、空気調和設備に設けられる各室内機20a,20b,…を、異なる能力を有するように設置してもよい。各室内機20a,20b,…の性能が異なることによって、全ての室内機20a,20b,…が同時にフロスト防止制御を行うということが極めて稀になるため、熱交換器21の除霜が全て同時に行われることがなく、少なくとも一つの熱交換器21が除霜を行わずに冷房運転している状態となり、フィーリング低下を防止するという効果をより一層得やすくなる。
また、空気調和設備に設けられる各室内機20a,20b,…のうちいくつかは、空気調和設備の冷房運転開始から室内機20a,20b,…のフロスト防止制御を第1回目に開始する除霜開始時までの時間が一致してもよい。各室内機20a,20b,…のうちいくつかについてフロスト防止制御を第1回目に開始する除霜開始時までの時間が一致しても、空気調和設備が設置された空間内の冷房運転を停止した状態が回避されることとなるので、上記と同様の効果を失うことはない。
本発明における空気調和設備の冷媒回路を示す図である。 本発明におけるフロスト防止制御の制御ブロック図である。 本発明におけるフロスト防止制御間隔のタイムテーブルを示す図である。 本発明におけるフロスト防止制御のフローチャートである。 本発明におけるフロスト防止制御のフローチャートである。
符号の説明
10 室外機
20a,20b 室内機
21 熱交換器
31 制御部

Claims (6)

  1. 室外機と、前記室外機にそれぞれ個別に接続される複数の室内機とを備え、
    前記複数の室内機のそれぞれに設けられた熱交換器が前記室外機によって除霜される際、前記複数の室内機のうち少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器の除霜開始時が、他の室内機に設けられた熱交換器の除霜開始時と異なる空気調和設備。
  2. 前記複数の室内機にそれぞれアドレスが与えられ、各アドレスに対して除霜開始時が設定される請求項1記載の空気調和設備。
  3. 前記複数の室内機のうち少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器の最初の除霜開始時が、他の室内機に設けられた熱交換器の最初の除霜開始時と異なる請求項1または2記載の空気調和設備。
  4. 前記複数の室内機のうち少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器における除霜開始時とその次の除霜開始時との時間が、他の室内機に設けられた熱交換器における除霜開始時とその次の除霜開始時との時間に一致する請求項1から3のいずれか一項に記載の空気調和設備。
  5. 前記複数の室内機のそれぞれに設けられた熱交換器に対する除霜開始および除霜停止を行う前記室外機を制御する制御部を有する請求項1から4のいずれか一項に記載の空気調和設備。
  6. 室外機にそれぞれ個別に接続される複数の室内機のそれぞれに設けられた熱交換器を前記室外機によって除霜する際、前記複数の室内機のうち少なくとも一つの室内機に設けられた熱交換器の除霜開始時を、他の室内機に設けられた熱交換器の除霜開始時と異なるように制御する空気調和設備の制御方法。
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