JP2005098346A - 油圧ショベル用油圧システム - Google Patents

油圧ショベル用油圧システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005098346A
JP2005098346A JP2003331204A JP2003331204A JP2005098346A JP 2005098346 A JP2005098346 A JP 2005098346A JP 2003331204 A JP2003331204 A JP 2003331204A JP 2003331204 A JP2003331204 A JP 2003331204A JP 2005098346 A JP2005098346 A JP 2005098346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching valve
pump
hydraulic
pressure oil
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003331204A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4071696B2 (ja
Inventor
Satoru Matsumoto
哲 松本
Takashi Araya
隆 新家
Masayuki Kobayashi
正幸 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP2003331204A priority Critical patent/JP4071696B2/ja
Publication of JP2005098346A publication Critical patent/JP2005098346A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4071696B2 publication Critical patent/JP4071696B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

【課題】簡単な方法で、従来の油圧システムで問題とされていた省エネ、複合操作性を同時に大幅に向上させることのできる油圧ショベル用油圧システムを提供する。
【解決手段】油圧ショベル用の油圧システムであって、可変容量ポンプVPMの圧油供給ライン3にパラレルに接続されたクローズドセンター型の、旋回操作用を除く切換弁を内蔵した第1の制御弁CVL1と、固定容量ポンプFPMの圧油供給ライン3Aに接続されたオープンセンター型の旋回操作用切換弁及び合流用切換弁を上流側より順に配設内蔵した第2の制御弁CVL2を備え、当該合流用切換弁の操作端部に前記第1制御弁の各切換弁用の操作信号を作用させる。前記合流用切換弁からの圧油は合流ライン10を経て前記圧油供給ラインに合流される。前記旋回操作用切換弁は、合流用切換弁に対し、固定容量ポンプFPMからの圧油の供給に関し優先機能を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は油圧ショベル用の油圧システムに係り、特に操作性向上と油圧パワーの有効活用に関する。
従来の油圧ショベル用油圧システムは、特開平4−146336号公報(特許文献1)の第1図に示されるように、一方の走行用切換弁及びブーム用切換弁その他を備え第1のポンプに接続される第1制御弁グループ、他方の走行用切換弁及びアーム用切換弁その他を備え第2のポンプに接続される第2制御弁グループ、廃土板用切換弁及びその他を備え第3のポンプに接続される第3の制御弁グループとから構成されている。
さらに他の従来例としては、特開平5−302603号公報(特許文献2)の第1図に示されるように、単一の可変容量ポンプを備え、低負荷側アクチュエータの単独操作から別の高負荷側アクチュエータを複合操作した場合に、低負荷側アクチュエータの急激な速度低下を防止して極力高速に維持することにより、作業性及び省エネを向上する再生油圧回路に関するものである。
前記特許文献1においては、油圧源として3つのポンプが使用され、共にオープンセンター型の切換弁が接続されている。この油圧システムでは、旋回操作性の向上等を目的として3つのポンプが使用されているが、切換弁が中立位置にあるとき各ポンプ吐出油の全量が切換弁を通してタンクへ放出されるのでエネルギーロスが大きく、且つ合流のための油圧回路が複雑である。
また、前記特許文献2においては、油圧源として1つの可変容量ポンプが使用されているので、合流配管等が不要であり、油圧システムは単純化されているが、油圧ショベルにおいては、非常に慣性の大きい旋回と慣性の小さな他のアクチュエータを、1つの共通の油圧源にて同時操作する場合、良好な複合操作性を得るには多くの技術的困難を伴う。
特開平4−146336号公報(第1図) 特開平5−302603号公報(第1図)
本発明の目的は、非常に簡単な方法で、従来の油圧システムで問題とされていた省エネ、複合操作性を同時に大幅に向上させることのできる油圧ショベル用油圧システムを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明による油圧ショベル用油圧システムは、油圧ショベルに搭載された油圧アクチュエータに圧油を供給する可変容量形の第1のポンプ、前記油圧アクチュエータのそれぞれに対応する複数のクローズドセンター型切換弁を前記第1のポンプの圧油供給ラインに対してパラレルに接続形成してなる第1の制御弁及び、前記各切換弁を操作する切換弁操作手段を備え、前記切換弁を操作して前記第1のポンプからの圧油を前記アクチュエータへ供給すると共にその戻り油をタンクに排出し、前記アクチュエータへの供給油量を当該切換弁のメータイン側差圧が一定となるよう前記第1のポンプの吐出流量を調整するよう構成した第1のシステムと、前記油圧ショベルに搭載された旋回操作用の油圧アクチュエータに圧油を供給する可変または固定容量形の第2のポンプ及び、同第2のポンプの圧油供給ラインを前記第1のポンプの圧油供給ラインへ接続する合流用切換弁及び前記旋回操作用切換弁を内蔵するとともに前記各切換弁はオープンセンター型で形成され、前記合流用切換弁は前記第1のポンプに接続された切換弁操作信号で操作するよう形成した第2の制御弁を備えた第2のシステムとから構成される。
その場合、前記旋回操作用切換弁は前記合流用切換弁に対し、前記第2のポンプの圧油供給ラインに関し優先機能を持つよう構成することができる。
またその場合、前記優先機能は第2のポンプへの切換弁接続順序を、前記合流用切換弁に対し旋回操作用切換弁を上流側に配置するとともにタンデム接続するよう構成することができる。
さらにその場合、前記優先機能は第2のポンプへの切換弁接続順序を、前記合流用切換弁に対し前記旋回操作用切換弁を上流側に配置するとともに、これらをタンデムパラレル接続し且つ、当該パラレルラインに絞りを設けて構成することができる。
またその場合、制御弁1と制御弁2とを一体的に形成することができる。
またその場合、前記第1のポンプ及び第2のポンプを駆動するエンジンと、当該エンジンの冷却用ファンを駆動する油圧モータと、同油圧モータへの圧油の給排を切換える切換弁とを備え、同切換弁は前記第2の制御弁内に形成されるよう構成することもできる。
また、前記第1のポンプの圧油供給ラインからタンクラインに接続されるバイパスラインと、同バイパスライン上において上流側から順に設けられた圧力補償流量調整弁及び圧力発生手段とを備え、同圧力発生手段の上流側圧力により前記第1のポンプの吐出流量を調整するよう構成することができる。
またその場合、第1の制御弁中の切換弁の操作に応じて操作される第2の制御弁中の切換弁は、当該第1の制御弁の切換弁が所定ストローク移動後に前記第2のポンプの圧油供給ラインを前記第1のポンプの圧油供給ラインに接続するよう構成することができる。
本発明によれば、油圧ショベルに搭載された油圧アクチュエータに圧油を供給する可変容量形の第1のポンプ、前記油圧アクチュエータのそれぞれに対応する複数のクローズドセンター型切換弁を前記第1のポンプの圧油供給ラインに対してパラレルに接続形成してなる第1の制御弁及び、前記各切換弁を操作する切換弁操作手段を備え、前記切換弁を操作して前記第1のポンプからの圧油を前記アクチュエータへ供給すると共にその戻り油をタンクに排出し、前記アクチュエータへの供給油量を当該切換弁のメータイン側差圧が一定となるよう前記第1のポンプの吐出流量を調整するよう構成した第1のシステムと、前記油圧ショベルに搭載された旋回操作用の油圧アクチュエータに圧油を供給する可変または固定容量形の第2のポンプ及び、同第2のポンプの圧油供給ラインを前記第1のポンプの圧油供給ラインへ接続する合流用切換弁及び前記旋回操作用切換弁を内蔵するとともに前記各切換弁はオープンセンター型で形成され、前記合流用切換弁は前記第1のポンプに接続された切換弁操作信号で操作するよう形成した第2の制御弁を備えた第2のシステムとから構成されるので、従来の油圧ショベル用油圧システムに比較して操作性及び油圧エネルギーの有効活用の点できわめて優れたシステムを構成できるという効果を奏するものである。
図1は本発明の基本的な構成を例示する実施例であり、破線で囲まれた2つのシステムSYS1とSYS2を有する。一方のシステムSYS1は、可変容量ポンプVPMと同可変容量ポンプVPMの圧油供給ライン3に接続されている第1の制御弁CVL1から構成される。
前記圧油供給ライン3には、旋回操作用切換弁を除く油圧ショベルに搭載された各種の油圧アクチュエータ用切換弁がパラレルに接続されており、具体的には同図の上方から、オプション用切換弁OPT、バケットシリンダ用切換弁BKT、アームシリンダ用切換弁AM、ブームシリンダ用切換弁BM、左走行油圧モータ用切換弁TLおよび右走行油圧モータ用切換弁TRであり、図示のようにこれら切換弁はクローズドセンター型の切換弁として形成されている。
さらに、前記圧油供給ライン3からはバイパスライン4が配設され上流側から順に圧力補償流量制御弁5及び本発明における圧力発生手段としての絞り6を経てタンク7に接続されており、前記絞り6の上流側圧力は前記可変容量ポンプVPMの容量調整機構8に与えられている。なお、参照符号RFV1はリリーフ弁である。前記第1の制御弁CVL1の各切換弁からは破線で示される圧力検出信号が逆止弁を介して合流されており、その合流圧力信号が前記圧力補償流量調整弁5に与えられている。即ち、圧力補償流量調整弁5には、前記各切換弁の圧力検出信号の中で最高の値が選択されて与えられるようになっている。
なお、第1の制御弁CVL1のさらに詳細な構成については、前述した特許文献2に記載されており、また第3図にはアームシリンダ用切換弁AMの構成例が示されているので、ここではその説明は省略する。
次に、図1のシステムSYS2について説明する。
システムSYS2は、固定容量型ポンプFPMと、同ポンプFPMの圧油供給ラインに接続された第2の制御弁CVL2とで構成される。第2の制御弁CVL2には上流側から順に、旋回操作用切換弁SWVL、合流用切換弁FSVLが配設されており、これら切換弁は共にオープンセンター型の切換弁として形成されている。なお、参照符号HDMTRは旋回駆動用油圧モータ、RFV2はリリーフ弁である。
前記合流操作用切換弁FSVLの一側操作入力部には、システムSYS1側の各切換弁からの操作信号が入力されるようになっており、これらの信号により合流用切換弁FSVLが切り換えられる(右端の状態)とポンプFPMからの圧油は入力ポート9を経て合流ライン10に至り、さらに前記圧油供給ライン3に合流する。また、旋回操作用切換弁SWVLにおいて、その左または右操作部に圧油信号が与えられるとポンプFPMからの圧油は前記油圧モータHDMTRを回転駆動させる。このときオープンセンター通路は遮断される。
なお、前記合流用切換弁FSVLへの操作信号は、第1の制御弁CVL1のすべての切換弁に対応していてもよく、また必ずしもすべての切換弁に対応していなくてもよく、要求される最大流量に応じて、これらの中の特定の切換弁、例えばブーム用、アーム用切換弁の操作信号だけを選択するようにしてもよい。
図3は、図1における例えばアーム用切換弁AMを、その操縦桿22により操作する場合における合流用切換弁FSVLの状態を示す。同図3において、可変容量ポンプVPMの吐出油は、圧油供給ライン3を経てアーム用切換弁AMに至り、当該切換弁の操作量に従って一義的に定まる切換弁内の可変絞り11、通路18を経てアクチュエータであるアームシリンダ19の油室20に流入してアームシリンダ19を駆動すると同時に、同シリンダの油室21からの戻り油は通路46、切換弁内通路47、通路43、分流補償弁31の通路45を経てタンク7へ排出されるようになっている。なお、参照符号22Aは他のアクチュエータ用の操縦桿を示し、高圧選択手段35Cの高圧側圧力が高圧選択手段35Bの右方に入力されている。
一方、この実施例の場合、固定容量ポンプFPMから吐出される圧油がアーム用切換弁AMの一方の操作端部bAMに作用すると、ライン33上の圧油信号は高圧選択手段35A、35Bを介してライン25に至り合流用切換弁FSVLの操作端部bFSに作用して固定容量ポンプFPMの吐出ライン36を、逆止弁48、合流用切換弁FSの入力ポート9、切換弁内の通路41、及び合流通路10を経て可変容量ポンプVPMの圧油供給ライン3へ合流させるようになっている。
従って、このような状態では、アームシリンダ19へは、固定容量ポンプFPMの吐出量の全量と、アーム用切換弁AMのメータイン側可変絞り11での差圧が、定容量ポンプFPMの吐出量との合計において、一定となるだけの可変容量ポンプVPMの吐出油量とが供給される。
この場合には、可変容量ポンプVPMの油量が合流されない場合に比較して、可変容量ポンプVPMの吐出流量は少ないが、当該可変容量ポンプVPMの可変最少流量を比較的小さく設定しておくことにより、可変絞り11の開度に対して可変容量ポンプVPMと固定容量ポンプFPMとの合計流量が過剰となることはない。
従って、油圧ショベルの旋回アクチュエータを操作する場合には、当該切換弁SWVLはオープンセンター型の切換弁であるので、当該切換弁を操作したとき、大きな慣性にも拘らず、異常な飛び出し感もなく、オープンシステムとしての良好な操作性を得ることができる。
一方、旋回アクチュエータを操作しない場合には、合流用切換弁FSVLを介して旋回以外のアクチュエータへ固定容量ポンプFPMの圧油を有効に活用でき、且つ上述のように可変容量ポンプVPMに接続された当該切換弁のメータイン側開度に応じて可変容量ポンプVPMの吐出油量が、固定容量ポンプFPMと可変容量ポンプVPMの合計油量でのメータイン側差圧が予め定められた値となるよう調整されるので、圧油供給ライン3の圧力は異常に上昇することもなく適切に維持される。従って、省エネに優れ、且つ各ポンプVPM、FPMの吐出油を有効に活用できる油圧システムを構成するようになっている。
さらにまた、従来の、可変容量ポンプVPMだけを油圧源とするシステムにおいては、アーム、ブーム等の複数のアクチュエータを同時操作する場合には、当然ながら複数の切換弁のメータイン側可変絞りが圧油供給ライン3に対して開口するので、可変容量ポンプVPMの単一吐出量全量をもってしてもメータイン側の差圧が定められた値に達せず、可変容量ポンプVPMが飽和する場合があるが、本発明の例では、可変容量ポンプVPMに加え、固定容量ポンプFPMの吐出油をも合流するので、アクチュエータの合計必要量に対してポンプ吐出油量を確保することができる。その結果、複合操作性及び生産性に優れた油圧システムを形成することができる。
更には、システムSYS1のみの場合には、例えば図3において、可変容量ポンプVPMの吐出流量は信号ライン30、14を経て切換弁のメータイン側の圧力がバイパスライン4上の圧力補償流量調整弁5に伝達され、且つこれがバイパスライン4の流量変化、圧力発生手段である絞り6の上流側圧力変化を生じさせ、この信号圧によって可変容量ポンプVPMの吐出流量が調整されるという、各過程を経るので、寒冷環境下では切換弁の操作に対するポンプ吐出流量調整に遅れが生ずる等の問題があるが、本実施例では固定容量ポンプFPMの吐出油が同時に合流されるので、切換弁を操作したときのアクチュエータの起動に遅れを生ずることがない。
なお、前記合流用切換弁FSVLにおいても、切換弁の移動過程においては、図2に示すように中立位置イとストロークエンド位置ハとの中間位置を取るので、センターバイパス、ロ−1合流通路10への接続通路ロ−2の、当該合流用切換弁のストロークに対する開度調整や、例えばアーム用切換弁AMのストロークに対する絞り通路11の変化量を適切に調整することにより、圧油供給ライン3に対する固定容量ポンプFPMの合流のタイミングを良好に設定することができ、油圧システム全体として、従来技術に比較して非常に操作性及び油圧エネルギーの有効活用において、きわめて優れたシステムを構成することができる。
図4は、第2の制御弁CVL2に内蔵されている上流側の旋回操作用切換弁SWVLと下流側の合流用切換弁FSVLをパラレルライン通路PALで接続し且つ、同通路PAL上に絞りTHRを設けるようにした例である。
同図示のように、パラレルライン通路PALは、合流用切換弁FSVLの入力ポートと圧油供給ライン3Aの間に形成されており、絞りTHRが図示の如くパラレルライン通路PAL上に配設されている。図1の第2の制御弁CVL2においては、前述の如く、旋回操作用切換弁SWVLが中立位置以外を選択すると固定容量ポンプFPMの圧油供給ライン3A上の圧油は旋回操作用切換弁SWVL内でブロックされ合流用切換弁FSVLへは供給されない。
しかし、図4においては、パラレルライン通路PALを介して一部が合流用切換弁FSVLの入力ポートへ与えられる。その際絞りTHRが設けられていることにより、合流用切換弁FSVLに対する旋回操作用切換弁SWVLの優先機能が確保されるようになっている。ここで、旋回操作用切換弁SWVLの優先機能とは、オープンセンター型の旋回操作用切換弁SWVLが合流用切換弁FSVLの上流側に配置され、タンデム接続されていることにより実現されており、図1の場合でいえば、合流用切換弁FSVLの操作中に旋回操作用切換弁SWVLが操作されたとき、前記固定容量ポンプFPMの圧油は合流用切換弁FSVLに供給されず旋回操作用切換弁SWVLにのみ供給されるという点で優先機能は絶対的である。
一方、図4の場合では、パラレルライン通路PAL及び絞りTHRを設けることにより合流用切換弁FSVLの機能は、旋回操作用切換弁SWVLが操作されたときでもその機能が失われることはなく、その意味で優先機能は相対的である。
図5は、第2の制御弁CVL2内に、エンジンファン駆動油圧モータ用切換弁を設けた場合を例示する。同図5において、エンジンENGは前記可変容量ポンプVPM及び固定容量ポンプFPMを駆動するものである。前記第2の制御弁CVL2内には最下流側にオープンセンター型のエンジンファン駆動油圧モータ用切換弁FNVLが設けられ、同切換弁FNVLにはエンジン冷却用のファンFNを回転駆動する油圧モータHDMTRが接続されている。
従って、上流側の切換弁FSVL、SWVLが停止中、即ち、全てのアクチュエータが停止しているときに優先してエンジンファンを油圧駆動してエンジンENGを冷却することができるので、エンジン温度に応じて、エンジンファン駆動油圧モータ用切換弁FNVLを操作することができ、寒冷環境での無駄なエンジン冷却を避けることができる。また同時に騒音低減を図ることもできる。
なお、以上の実施例の説明においては、第2のシステムSYS2における油圧ポンプは固定容量ポンプFPMとして説明したが、これに限られるものではなく、可変容量ポンプVPMであってもよい。また、第1の制御弁CVL1と第2の制御弁CVL2は別体として説明したが一体的に形成してもよい。
さらに、図1において、合流用切換弁FSVLから合流ライン10を経て圧油供給ライン3に供給される固定容量ポンプFPMからの圧油の合流タイミングを正確に制御するため、信号ライン25上に油電変換手段及び電油変換手段を設け、油電変換された圧油信号を電気的に遅延させて電油変換手段により圧油信号を再生するようにしてもよい。
本発明の基本的な構成を例示するものであって、破線で囲まれた2つのシステムSYS1とSYS2を有する。 合流用切換弁における切換弁の移動過程を示す図である。 図1におけるアーム用切換弁を、操作する場合における合流用切換弁の状態を示す図である。 第2の制御弁に内蔵されている上流側の旋回操作用切換弁と下流側の合流用切換弁をパラレルライン通路で接続し且つ、同通路上に絞りTHRを設けた例を示す図である。 第2の制御弁内に、エンジンファン駆動油圧モータ用切換弁を設けた場合を例示する図である。
符号の説明
3 圧油供給ライン
4 バイパスライン
5 圧力補償流量制御弁
6 絞り
7 タンク
8 容量調整機構
9 入力ポート
10 合流ライン
11 圧力発生手段
19 アームシリンダ
20、21 油室
22、22A 操縦桿
35A、35B、35C 高圧選択手段
CVL1 第1の制御弁
CVL2 第2の制御弁
FN 冷却ファン
FNVL エンジンファン駆動油圧モータ用切換弁
FSVL 合流用切換弁
HDMTR 油圧モータ
OPT オプション用切換弁
BKT バケット用切換弁
AM アーム用切換弁
BM ブーム用切換弁
TL 左走行用切換弁
TR 右走行用切換弁
FPM 固定容量ポンプ
VPM 可変容量ポンプ
SYS1 システム1
SYS2 システム2

Claims (8)

  1. 油圧ショベルに搭載された油圧アクチュエータに圧油を供給する可変容量形の第1のポンプ、前記油圧アクチュエータのそれぞれに対応する複数のクローズドセンター型切換弁を前記第1のポンプの圧油供給ラインに対してパラレルに接続形成してなる第1の制御弁及び、前記各切換弁を操作する切換弁操作手段を備え、前記切換弁を操作して前記第1のポンプからの圧油を前記アクチュエータへ供給すると共にその戻り油をタンクに排出し、前記アクチュエータへの供給油量を当該切換弁のメータイン側差圧が一定となるよう前記第1のポンプの吐出流量を調整するよう構成した第1のシステムと、
    前記油圧ショベルに搭載された旋回操作用の油圧アクチュエータに圧油を供給する可変または固定容量形の第2のポンプ及び、同第2のポンプの圧油供給ラインを前記第1のポンプの圧油供給ラインへ接続する合流用切換弁及び前記旋回操作用切換弁を内蔵するとともに前記各切換弁はオープンセンター型で形成され、前記合流用切換弁は前記第1のポンプに接続された切換弁操作信号で操作するよう形成した第2の制御弁を備えた第2のシステムとからなる油圧ショベル用油圧システム。
  2. 請求項1において、前記旋回操作用切換弁は前記合流用切換弁に対し、前記第2のポンプの圧油供給ラインに関し優先機能を持つよう構成したことを特徴とする油圧ショベル用油圧システム。
  3. 請求項2において、前記優先機能は第2のポンプへの切換弁接続順序を、前記合流用切換弁に対し前記旋回操作用切換弁を上流側に配置するとともにタンデム接続したことを特徴とする油圧ショベル用油圧システム。
  4. 請求項2において、前記優先機能は第2のポンプへの切換弁接続順序を、前記合流用切換弁に対し前記旋回操作用切換弁を上流側に配置するとともに、これらをタンデムパラレル接続し且つ、当該パラレルラインに絞りを設けたことを特徴とする油圧ショベル用油圧システム。
  5. 請求項1乃至4において、前記制御弁1と制御弁2とを一体的に形成したことを特徴とする油圧ショベル用油圧システム。
  6. 請求項1乃至5において、前記第1のポンプ及び第2のポンプを駆動するエンジンと、当該エンジンの冷却用ファンを駆動する油圧モータと、同油圧モータへの圧油の給排を切換える切換弁とを備え、同切換弁は前記第2の制御弁内に形成されていることを特徴とする油圧ショベル用油圧システム。
  7. 請求項1乃至6において、前記第1のポンプの圧油供給ラインからタンクラインに接続されるバイパスラインと、同バイパスライン上において上流側から順に設けられた圧力補償流量調整弁及び圧力発生手段とを備え、同圧力発生手段の上流側圧力により前記第1のポンプの吐出流量を調整するよう構成したことを特徴とする油圧ショベル用油圧システム。
  8. 請求項1乃至7において、前記第1の制御弁中の切換弁の操作に応じて操作される前記第2の制御弁中の切換弁は、当該第1の制御弁の切換弁が所定ストローク移動後に前記第2のポンプの圧油供給ラインを前記第1のポンプの圧油供給ラインに接続するよう構成したことを特徴とする油圧ショベル用油圧システム。
JP2003331204A 2003-09-24 2003-09-24 油圧ショベル用油圧システム Expired - Lifetime JP4071696B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003331204A JP4071696B2 (ja) 2003-09-24 2003-09-24 油圧ショベル用油圧システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003331204A JP4071696B2 (ja) 2003-09-24 2003-09-24 油圧ショベル用油圧システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005098346A true JP2005098346A (ja) 2005-04-14
JP4071696B2 JP4071696B2 (ja) 2008-04-02

Family

ID=34459929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003331204A Expired - Lifetime JP4071696B2 (ja) 2003-09-24 2003-09-24 油圧ショベル用油圧システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4071696B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2050970A2 (en) * 2007-10-16 2009-04-22 Volvo Construction Equipment Holding Sweden AB Hydraulic circuit for heavy equipment
WO2009119277A1 (ja) * 2008-03-25 2009-10-01 株式会社小松製作所 作動油供給装置および建設機械
JP2016118154A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 株式会社クボタ 作業車
EP3121453A4 (en) * 2014-03-17 2018-01-17 Hitachi Construction Machinery Tierra Co., Ltd. Hydraulic drive apparatus for construction machinery
WO2022195852A1 (ja) * 2021-03-19 2022-09-22 日立建機株式会社 ダンプトラック

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2050970A3 (en) * 2007-10-16 2012-06-27 Volvo Construction Equipment Holding Sweden AB Hydraulic circuit for heavy equipment
CN101413519A (zh) * 2007-10-16 2009-04-22 沃尔沃建造设备控股(瑞典)有限公司 用于重型设备的液压回路
CN101413519B (zh) * 2007-10-16 2013-06-12 沃尔沃建造设备控股(瑞典)有限公司 用于重型设备的液压回路
EP2050970A2 (en) * 2007-10-16 2009-04-22 Volvo Construction Equipment Holding Sweden AB Hydraulic circuit for heavy equipment
JP2009228874A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Komatsu Ltd 作動油供給装置および建設機械
US20110011076A1 (en) * 2008-03-25 2011-01-20 Komatsu Ltd. Operating Oil Supplying Device and Construction Machine
WO2009119277A1 (ja) * 2008-03-25 2009-10-01 株式会社小松製作所 作動油供給装置および建設機械
US8701397B2 (en) * 2008-03-25 2014-04-22 Komatsu Ltd. Operating oil supplying device and construction machine
EP3121453A4 (en) * 2014-03-17 2018-01-17 Hitachi Construction Machinery Tierra Co., Ltd. Hydraulic drive apparatus for construction machinery
JP2016118154A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 株式会社クボタ 作業車
WO2022195852A1 (ja) * 2021-03-19 2022-09-22 日立建機株式会社 ダンプトラック
JPWO2022195852A1 (ja) * 2021-03-19 2022-09-22
JP7253672B2 (ja) 2021-03-19 2023-04-06 日立建機株式会社 ダンプトラック

Also Published As

Publication number Publication date
JP4071696B2 (ja) 2008-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8572957B2 (en) Hydraulic system for construction equipment
JP4799624B2 (ja) 油圧駆動制御装置
CN100373014C (zh) 液压控制装置和建筑机械
JP4380643B2 (ja) 作業機械の油圧制御装置
JP4541209B2 (ja) 油圧回路
JP2007023606A (ja) 油圧ショベルの油圧制御装置
JPWO2014148449A1 (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JP2006200179A (ja) 油圧回路
JP5573824B2 (ja) 油圧エネルギー回生装置
KR100797315B1 (ko) 굴삭기의 주행 및 프론트작업의 복합작업용 유압제어장치
JP4071696B2 (ja) 油圧ショベル用油圧システム
JP3891893B2 (ja) 油圧駆動装置
KR101260072B1 (ko) 굴삭기의 복합동작 제어용 유압제어시스템
JP2018145726A (ja) ショベル
JP3898167B2 (ja) 建設機械の油圧回路
JP4926627B2 (ja) 電油システム
JPS6229629A (ja) 建設車両の油圧装置
US11313104B2 (en) Control system for construction machinery
JPH11336135A (ja) 建設機械の油圧制御回路
JP2010185472A (ja) パイロット切換機構付き流量制御弁
JP6510910B2 (ja) 油圧駆動装置
WO2020105230A1 (ja) 流体圧制御装置
JPH07317706A (ja) 建設機械の油圧回路
JPH0526204A (ja) 油圧駆動装置
JP2020094642A (ja) 建設機械の油圧制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070921

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4071696

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term