JP2005098259A - 冷媒圧縮機の起動補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安定した一定の負荷条件を素早く得ると共に、過剰に大型化することなく少ない電力でスムーズに起動することのできる冷媒圧縮機の電動機の起動を補助する補助装置を提供する。
【解決手段】 蓄電装置20を備えて電動機18で熱交換機の冷媒圧縮機11を起動する装置において、蓄電装置20などから電力の供給を受けて冷媒圧縮機11を駆動する電動モータ18と、該電動モータ18で駆動される冷媒圧縮機11の出力側となる高圧冷媒回路と、入力側となる低圧部の冷媒回路とをバイパスするバイパス回路3と、該バイパス回路3の開閉をおこなうバイパス電磁弁2とを具備して、バイパス電磁弁2の開閉動作で冷媒圧縮機11の差圧を緩和して起動補助をおこなう。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蓄電装置を備えて電動機で熱交換機の冷媒圧縮機を起動する装置に関するものである。
従来から電動機で冷媒圧縮機を駆動して、冷凍サイクルを得る熱交換装置が知られている。
図4のL1で示す冷凍サイクルは、電動機(電動モータM)18、コンプレッサ(圧縮機C)11、コンデンサ(放熱器)12、レシーバ/ドライヤ(凝縮器)13、エキパン(拡張弁)14、エバポレータ(蒸発器)15、逆止弁16、アキュムレータ(液分離器)17を備えて、冷却作用を営む装置の冷媒の流れを示すものである。
この冷凍回路内の冷媒の流れは、まず電動機Mが駆動されてコンプレッサCが圧縮を開始する。このコンプレッサCで圧縮された高圧ガスは、コンデンサ12で放熱をおこない、続いてレシーバ/ドライヤ13で凝縮されて液化する。そして、この液化された冷媒がエキパン14へ流れ込むことになる。そこで、エキパン14では液体状の冷媒を霧状に気化させることで、エバポレータ15内では気化した冷媒の気化熱により、周辺の熱を奪い冷却をおこなっている。
一方この冷媒は、逆止弁16を介してアキュムレータ17に送られ、コンプレッサ11の吸引圧を受けて、液体が分離されて、低圧の気体のみがコンプレッサ11に吸い込まれ、上記冷凍回路を循環している。
ここでアキュムレータ17は、コンプレッサ11が液状の冷媒を吸入すると、液圧縮を起こし破損の原因となることから設けられているものである。また、逆止弁16はコンプレッサ11が停止中にその差圧で冷媒ガスがエバポレータ15側に逆流して、冷却をおこなうはずのエバポレータ15に暖気が流入することを防止している。
又、図4に示す電動機18(M)は、蓄電20エネルギー或いはオルタネータ21で発電された電気エネルギーを受けるモータドライバ19等を介して供給される電力を受けて回転する電動モータである。
なお、一般に電動機は起動時には、約5倍とも7倍ともいわれる大きな起動電流が必要である。更に、停止後再起動する際、コンプレッサ入出力に生じる圧力差により、高圧側からの冷媒ガスの逆流入でコンプレッサの回転が妨げられ、より多くの起動トルクが要求されることが知られている。
そこで、蓄電や発電機など限られた電力で起動させる用途にあっては、起動電流を如何に低減させるかは重要なポイントであり、特開平10−205952号公報(特許文献1)では、蒸発器温度センサと凝縮器温度センサとで冷凍サイクルの圧力状態を検出して、電動機が起動可能か否かを判定し、タイマで起動待時間を決定するものであった。また特開平08−223980号公報(特許文献2)にあっては、直流ブラシレスモータの回転状態を検出するセンサを設けて、回転状態に応じて直流ブラシレスモータの駆動電源の電圧を抵抗分圧して、起動電流を制御しようというものである。さらに、特開2000−314564号公報(特許文献3)にあっては、起動時は商用電源を使って起動しておいて、起動後インバータへ切り替えて誘導電動機を運転させることで、インバータの容量を小さくするものが開示されている。
以上のように従来技術にあっては、起動時などにあって負荷トルクが大きい状況下で、コンプレッサの電動モータを駆動するモータドライバの起動電流を抑える為のドライブ制御をおこなうものであった。
特開平10−205952号公報 特開平08−223980号公報 特開2000−314564号公報
上記従来の構成にあっては、温度センサや圧力センサ、或いは回転センサで負荷の状態を検出して、電動モータの起動電流を制御するか、商用電源で起動させるかなどおこなうものであった。
しかしながらコンプレッサモータの起動電流が大きくなる理由として、通常負荷でも起動時は5倍ほど突入電流が流れることもあるものであるが、特にコンプレッサにあっては、吸い込み圧と吐き出し圧とがアンバランスな圧力状態(吸い込み圧が低圧で、吐き出し圧が高圧の状態)にあっては、負荷が重すぎて起動失敗やモータに大電流が流れるもので、時に急峻な過電流による発熱等でモータドライバの故障を誘発するなどのことが知られている。
これは、放っておけばコンプレッサの入力弁側と出力弁側の圧力差はバランスされてくるが、停止直後は大きな圧力差が発生している。他方、冷凍機は一般にコンプレッサがON、OFFを繰り返して温度調整をおこなうものであるが、この際、冷凍室の開閉などで外気が室内に流入するなどで、停止状態からすぐに起動が要求される場合があるが、このような時、電動モータの起動制御が負荷状態に合致せず起動失敗や、バッテリの大電力消費、又はバッテリの劣化などを招くという問題や、圧力差がなくなるまでタイマなどで時間待ちするなどで、負荷の温度上昇を招いたり、温度のバラツキが大きくなるという問題があった。
一方、コンプレッサの吹出圧は、コンデンサやエバポレータの温度状態の影響を受けて変動するため、モータドライバや電動モータは起動可能なように、最高圧力差の状態を想定して、起動可能な容量の大きさの電動機が必要で、どうしても大型の容量のものを選定せざるを得ないという問題があった。
そこで、瞬時に大電力を消費してバッテリの劣化を招くことなく、しかも電動モータの種類や起動制御方法などに依存することなく、簡単で素早くコンプレッサ(電動モータ)を起動するものが望まれていた。
本発明は、安定した一定の負荷条件を素早く得ると共に、過剰に大型化することなく少ない電力でスムーズに起動することのできる冷媒圧縮機の電動機の起動を補助する補助装置を提供することを目的とする。
本発明の冷媒圧縮機の起動補助装置は、上記従来例の問題点を解決するため、蓄電装置を備えて電動機で熱交換機の冷媒圧縮機を起動する装置において、蓄電装置などから電力の供給を受けて冷媒圧縮機を駆動する電動モータと、該電動モータで駆動される冷媒圧縮機の出力側となる高圧冷媒回路と、入力側となる低圧部の冷媒回路とをバイパスするバイパス回路と、該バイパス回路の開閉をおこなうバイパス電磁弁とを具備して、バイパス電磁弁の開閉動作で冷媒圧縮機の差圧を緩和して起動補助をおこなうものであることを特徴とする。
また、高圧冷媒回路側のバイパス分岐路が、エバポレータ側に冷媒ガスが逆流入することを防止する逆止弁と、液体と気体を分離するアキュムレータとの間に挿入されて、バイパス回路を形成して成ることが好適である。
さらに、冷媒圧縮機の停止時にバイパス回路の開路がおこなわれ、冷媒圧縮機の起動時にバイパス回路が閉路して成ることで、安定した一定の負荷条件を素早く得ることができる。
そして、冷媒圧縮機の起動時に閉路されるバイパス回路が、バイパス回路経由で冷媒が循環することで一旦冷媒圧縮機が空回り運転したのち、一定時間後にバイパス回路が閉路して冷凍サイクル回路を得ることが、少ない電力でスムーズに起動するものとなる。
(作用)
本発明は上記構成によって、次のような作用を営むことができる。すなわち、蓄電装置などから電力の供給を受けて冷媒圧縮機を駆動する電動モータと、該電動モータで駆動される冷媒圧縮機の出力側となる高圧冷媒回路と、入力側となる低圧部の冷媒回路とをバイパスするバイパス回路と、該バイパス回路の開閉をおこなうバイパス電磁弁とを具備して、バイパス電磁弁の開閉動作で冷媒圧縮機の差圧を緩和して起動補助をおこなうことで、バイパス回路の存在が圧力差を素早く緩和すると共に、バイパス電磁弁によりセンサレスで低圧バランスが保証されて圧力差のない一定圧の起動条件を得るものとなる。
そして、冷却作用を営む主たる冷媒の流れ(第1ループ)と、バイパス路を形成して起動補助を営む冷媒の流れ(第2ループ)とを成し、バイパス電磁弁により、この第1ループと第2ループの2種のループを切り替えて冷媒の流れを自在に制御することができる。
また、高圧冷媒回路側のバイパス分岐路が、エバポレータ側に冷媒ガスが逆流入することを防止する逆止弁と、液体と気体を分離するアキュムレータとの間に挿入されて、バイパス回路を形成するものであれば、バイパス回路の一端がアキュムレータ前段に設けられることで、負荷のガス圧条件や温度条件に依存することなく、しかも逆止弁は冷却作用に影響を与えることなく、冷媒気体のみをスムーズにコンプレッサに送り出すことができる。
すなわち、上記バイパス経路にあっては、単にコンプレッサの入力と出力とをバイパスするだけのものではなく、コンデンサの温度や外気温、ガス圧力などで決まる冷媒ガスの状態に依存することなく、アキュムレータで一旦液体分離がおこなわれて、冷媒ガスのみをコンプレッサに戻すという役割を担っている。そして、電動機の種類や起動制御方法などに依存することなく、バイパス分岐路を形成することができるものである。
さらに、冷媒圧縮機の停止時にバイパス回路の開路がおこなわれ、冷媒圧縮機の起動時にバイパス回路が閉路して成るものであれば、停止時にすぐ、バイパス回路の開路がおこなわれて、再立ち上げ時に無駄な時間待ちなく圧力差を緩和しておくことができることから、安定した一定の軽負荷条件を素早く得るものとなる。
特に、コンプレッサのON/OFFを繰り返し、安定したきめ細かな温度コントロールが求められる用途にあっては、高圧ガスの逆流入でコンプレッサの回転が妨げられ電動機に突入電流が流れてしまい、或いは急激な大電流放電でバッテリの劣化を促進させてしまうことなく、安定した軽負荷再起動条件が短時間で得られる点で極めて有効である。
そして、冷媒圧縮機の起動時に閉路されるバイパス回路が、バイパス回路経由で冷媒が循環することで一旦冷媒圧縮機が空回り運転したのち、一定時間後にバイパス回路が閉路して冷凍サイクル回路を得るものであれば、このバイパス経由の空回り冷媒ルートにあっては、極めて安定した軽負荷であり、電動モータを過剰に大型化させなくても起動状態を得て、一定時間後にバイパス回路が閉路することで、少ない電力でスムーズに冷凍サイクル回路へ移行するものとなる。
これは本来、外気温やコンデンサ或いはエバポレータの温度などから冷凍サイクルの負荷の状態(負荷の重さ)が変動するものであり、もっとも困難な起動条件をクリヤする大きさの容量の電動機を選定しなければならなかったものを、上述の圧力差を緩和することのみに留まらず更に、バイパス回路による空回り運転で電動機を予め安定回転状態に起動しておくことで、より小型の少ないトルクで起動可能となり、しかも冷凍サイクルへスムーズに移行することができるものである。
本発明によれば、安定した一定の負荷条件を素早く得ると共に、過剰に大型化することなく少ない電力でスムーズに起動することのできる冷媒圧縮機の電動機の起動を補助する補助装置を提供することができる。
また、瞬時に大電力を消費してバッテリの劣化を招くことなく、しかも電動モータの種類や起動制御方法などに依存することなく、極めて容易に、簡単で素早いコンプレッサ(電動モータ)の起動を実現するこができる。
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図3は本発明の実施例を示すものである。図1は本発明を車載用の冷凍冷蔵装置に適用したもので、図の10で示す冷凍冷蔵装置は、電動機(電気式モータM)18とコンプレッサ(圧縮機C)11とを有する密閉型の電動コンプレッサ4、コンデンサ(放熱器)12、レシーバ/ドライヤ(凝縮器)13、エキパン(拡張弁)14、エバポレータ(蒸発器)15、逆止弁16、アキュムレータ(液分離器)17を備えた冷却回路と、図の1で示す冷媒管3、3、電磁弁Sを有した起動補助装置によるバイパス回路とを車体に備えている。
図1の10で示す冷凍回路は、図のL1で示す第1ループ(冷凍ループ)と、図のL2で示す第2ループの2種のループ(起動補助ループ)で構成されている。第1ループL1は冷凍/冷蔵作用を司る冷媒の流れであり、もう一方の第2ループL2は電動機18の起動補助を司る冷媒の流れを示している。
なお、図1において、20は蓄電池装置(12Vバッテリ)、21は蓄電池装置20の電力系統につながれ、エンジンの駆動力で発電をおこなうオルタネータ21、19は蓄電池装置20の系統から電力を受けて、電動機18を駆動する(モータ用)ドライバDである。また、実施例にあっては、冷媒ガスはHFC134aを使用している。
通常、冷凍・冷蔵作用を司る冷媒の流れは、まず車のエンジンの回転で発電をおこなうオルタネータ21の電力と蓄電装置20の電力とを受け、ドライバDで電動機Mが駆動されてコンプレッサCが冷媒ガスの圧縮を開始する。このコンプレッサCで圧縮されて圧力が0.6〜1.7MPaの高圧ガスは、コンデンサ12で放熱(冷媒温60度〜70度)をおこない、続いてレシーバ/ドライヤ13で凝縮されて液化する。そして、この液化された冷媒がエキパン14へ流れ込むことになる。そこで、エキパン14では液体状の冷媒を霧状に気化させることで、エバポレータ15内では気化した冷媒の気化熱により、周辺の熱を奪い冷却(冷媒温−10度〜−15度)をおこなうものである。
一方この冷媒は、逆止弁16を介してアキュムレータ17に送られ、コンプレッサCの吸引圧を受けて、液体が分離されて、圧力が0.2〜0.05MPaの低圧の気体のみがコンプレッサCに吸い込まれて、上記第1ループL1を循環している。
次に、電動機Mの起動補助を司る冷媒の流れを説明する。
まず図2のSで示すバイパス電磁弁2に、図のSaで示す信号が電磁コイル2aに入力されると、図3(b)に示す電磁弁2は図3(a)の矢印で示す方向へ移動してポートPaが選ばれバイパス回路を開路するものである。ここで図3において3はバイパス冷媒管、2bはバネ圧を示すものである。そして通常電磁弁2は図3(b)のPbポートが選択されていて閉路状態を保っている。なお図3(a)(b)は図1、図2の2と共通しているので、図1〜図3において共通部分に同一符号を付し詳細な説明を省略する。
そして、図2に示す4は、バイパス冷媒管3と冷媒管22とを結ぶ、T字状の分岐ジョイントである。
ここで一方の分岐ジョイント4はコンプレッサCの出力側に連通し、もう一方の分岐ジョイント4がアキュムレータ17の入力側に連通し、すなわち逆止弁16とアキュムレータ17との間に設けられている。
そして分岐ジョイント4、4間にバイバス冷媒管3、3が各々設けられ、更にバイパス冷媒管3、3の間にバイパス電磁弁2が挿入されている。
このように設けられた図1のL2で示す第2ループでは、コンプレッサCの入力側と出力側は、電磁弁が開路(Paポート側)してバイパス路を形成することから、アキュムレータ17を経由して冷媒圧は均等圧に保たれている。
なお、この均等圧は、コンデンサ12の吹出温やエバポレータ15の吹出温或いは外気などにはほとんど依存することなく、冷媒管22がバイパス路3で直接連通して得られるものである。
そして、これが冷媒圧縮機の差圧を緩和して、電動機Mの起動補助をおこなっている。
なお、実施においては、300Wクラスの電動機Mを、図の20で示す12V系の蓄電池の電力とエンジン動力で発電するオルタネータ21の電力を受けて、定格40Aのドライバ19出力で駆動して、6cc/revのコンプレッサCを約3000rpmで回転させている。
この図のL2で示す第2ループで差圧が緩和された状態にあっては、コンプレッサCの負荷が常に一定の条件に保たれて、起動条件を得ることからその条件で起動可能な容量の電動機18を選定すればよいことになる。
そこで、冷媒圧縮機11(コンプレッサC)が停止時した時にバイパス回路3の開路(図3(a)で示すpaポート側選択)がおこなわれ、冷媒圧縮機11の起動時にバイパス回路3が閉路(図3(b)で示すPbポート側選択)すれば、停止後すぐに差圧の緩和がおこなわれて、いつでもすぐに起動可能な状態にすることができる。
そして、冷媒圧縮機11が起動時する際に閉路されてバイパス回路が遮断されるものであるが、ここでしばらく、バイパス回路経由で冷媒がL2ループで循環することで、一旦冷媒圧縮機CがL2ループによる空回り運転をしたのち、一定時間後(実施にあっては3秒後)にバイパス回路が閉路して、図のL1で示す冷凍サイクル回路を得ているものである。
なお、実施においては、電磁弁2のPaポートが図3(c)の5に示す電磁可変絞りを備えて、バイバス回路3の閉路時に徐々に、L2ルートの流量が減少し、L1ルートの流量が増加するように、図のSbで示す電流大きさで流量コントロールがおこなわれて、急激にバイパス回路が閉路しないように設けられている。
なお、本実施例において蓄電装置20は12Vのバッテリとしたが、蓄電装置20を備えるものであれば、電動機Mへの供給電力は鉛電池(バッテリVb)のみに限定するものではなく、実施例のごとくオルタネータ21や他の電源装置と併用するものであっても差し支えない。また、バイパス電磁弁2はポート切り替えに限らず、開閉可能な電磁弁であれば、絞り弁による開閉であっても良いし、電磁パイロット弁などであってもよい。さらに、バイパス回路(L2ループ)の空回り運転の時間は、実施例で示したように3秒タイマなどのタイマ動作でおこなっても良いし、電動機Mの電流値や回転数などで判断するようなものであってもかまわない。なお、電磁弁2はSa信号の入力で開路(ポートが開きバイバス開路を形成)とし通常閉路としたが、Sa信号の入力で閉路して、通常は開路状態にあるものであっても差し支えない。すなわち本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施例を示す回路図。 その原理を示す回路図。 その電磁弁の動作を示す部分ブロック図。 従来例を示す冷凍回路図。
符号の説明
1 起動補助部
2 電磁弁(S)
3 バイパス回路
4 密閉型電磁コンプレッサ
10 冷凍(冷蔵)装置
11 コンプレッサ(圧縮機C)
12 コンデンサ(放熱器)
13 レシーバ/ドライヤ(凝縮器)
14 エキパン(拡張弁)
15 エバポレータ(蒸発器)
16 逆止弁
17 アキュムレータ(液分離器)
18 電動機(電動モータM)
19 ドライバ
20 バッテリ(蓄電装置Vb)
21 オルタネータ
22 冷媒管
L1 冷凍ループ
L2 起動補助ループ

Claims (4)

  1. 蓄電装置を備えて電動機で熱交換機の冷媒圧縮機を起動する装置において、
    蓄電装置などから電力の供給を受けて冷媒圧縮機を駆動する電動モータと、
    該電動モータで駆動される冷媒圧縮機の出力側となる高圧冷媒回路と、入力側となる低圧部の冷媒回路とをバイパスするバイパス回路と、
    該バイパス回路の開閉をおこなうバイパス電磁弁とを具備して、
    バイパス電磁弁の開閉動作で冷媒圧縮機の差圧を緩和して起動補助をおこなうものであることを特徴とする冷媒圧縮機の起動補助装置。
  2. 高圧冷媒回路側のバイパス分岐路が、エバポレータ側に冷媒ガスが逆流入することを防止する逆止弁と、液体と気体を分離するアキュムレータとの間に挿入されて、バイパス回路を形成して成る請求項1記載の冷媒圧縮機の起動補助装置。
  3. 冷媒圧縮機の停止時にバイパス回路の開路がおこなわれ、冷媒圧縮機の起動時にバイパス回路が閉路して成る請求項1又は2記載の冷媒圧縮機の起動補助装置。
  4. 冷媒圧縮機の起動時に閉路されるバイパス回路が、バイパス回路経由で冷媒が循環することで一旦冷媒圧縮機が空回り運転したのち、一定時間後にバイパス回路が閉路して冷凍サイクル回路を得る請求項3記載の冷媒圧縮機の起動補助装置。
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