JP2005097912A - 融雪装置 - Google Patents

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平吉 雪田
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Abstract

【課題】 持ち運びを可能にして設置を容易にするとともに、温水利用して除雪した雪を簡易に融雪できるようにして除雪作業の労力を低減できるようにし、一般住宅等で容易に用いることができるようにした。
【解決手段】 底壁11及び底壁11から立設される側壁12を有し側壁12により形成される開口13から雪が投入される消雪槽10を備え、消雪槽10の底壁11及び側壁12を可撓性の樹脂シートで形成し、消雪槽10を折りたたみ可能に保持する保持フレーム20を設け、消雪槽10の下部に温水送給パイプ41が接続され温水送給パイプ41からの温水を消雪槽10の内部に送給可能にする温水送給口40を設け、消雪槽10の側壁12上部に消雪槽10内で上昇した水が排出される排水口45を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、庭や道路等の屋外に積もった雪を溶かす融雪装置に関し、特に風呂の残り湯等の一般家庭から不要となって排出される温水を利用する融雪装置に関する。
従来、この種の温水を利用して雪を融雪する融雪装置にあっては、例えば、特許文献1(実開昭56−87516号公報)に記載されたものが知られている。
図6に示すように、この融雪装置Saには、道路の両側部路面の下部に設けられる通路2が備えられている。この通路2は、下部にホテルや旅館等の建物3の風呂場3a等より排出された温泉4が流されるとともに、上部に空気層5を有している。この通路2は、道路1の両側部に埋設され上側に開口を有した通路構成部材6と、この通路構成部材6の開口を覆うとともに平行になる蓋部材7とから構成されている。
この装置Saを用いる場合は、建物3の風呂場3aより温泉4を排出する。排出された温泉4は、排出管8を介して道路1の両側部路面の下面に設けた通路2を通って下水等に排出される。そして、排出された温泉4が通路を通るとき、その熱が空気層5を介して道路1の両側部路面に伝わって、道路1の両側部の路面上に積もった雪を融雪する。
実開昭56−87516号公報
ところで、一般に住宅では、家の玄関先等は、人がスコップ等により除雪し一時的に庭に除けるようにするが、その除雪した雪が溜まって置き場が無くなると、トラック等を介して、所謂、雪捨て場にいちいち移送しなければならず、この作業が煩雑であるという問題があった。その為、上記従来の融雪装置Saのような設備を利用して風呂の排温水を少しでも利用して融雪することが考えられる。
しかしながら、このような上記従来の融雪装置Saにあっては、道路1の両側部路面の下部に設けられるので、既存の道路1に設けるには、道路1の舗装を剥いだりする等の工事が必要となり、一般住宅用に不向きになっていた。
また、この装置Saは固定なので、汎用性に劣るという問題もあった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、持ち運びを可能にして設置を容易にするとともに、温水を利用して除雪した雪を簡易に融雪できるようにして除雪作業の労力を低減できるようにし、一般住宅等で容易に用いることができる融雪装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の融雪装置は、底壁及び該底壁から立設される側壁を有し該側壁により形成される開口から雪が投入される消雪槽を備え、該消雪槽の底壁及び側壁を可撓性の樹脂シートで形成し、上記消雪槽を折りたたみ可能に保持する保持フレームを設け、上記消雪槽の下部に温水送給パイプが接続され該温水送給パイプからの温水を該消雪槽の内部に送給可能にする温水送給口を設け、上記消雪槽の側壁上部に該消雪槽内で上昇した水が排出される排水口を設けている。
従って、この融雪装置を用いる場合は、まず、この消雪槽を折りたたみ状態から組み立て、温水送給口に温水送給パイプを接続する。この場合、温水送給パイプには、温水の供給源としてお風呂の残り湯等の温水か、あるいは家庭用のボイラーからの温水を直接流すようにする。
そして、この消雪槽に除雪した雪を投入していく。ある程度雪が溜まってから、あるいは、雪を投入している間に、温水送給口から消雪槽内に温水を送給する。
この際、消雪槽内に投入された雪は温水送給パイプからの温水により溶かされていく。溶かされた雪及び温水送給パイプからの温水により、消雪槽内の水位が上昇していく。この消雪槽内の水位の上昇により、消雪槽内の水が排水口から排出される。
これにより、除雪後の雪の処理の際には、温水送給パイプからの温水を消雪槽の内部に送給すればよく、温水を利用して簡易に融雪される。そのため、除雪後の雪が溶かされて水になり下水等に流すことができるので、いちいち雪捨て場等に移送しなくてもよくなり、それだけ除雪作業の労力が低減される。このようにして、消雪槽に順次雪を投入していき、消雪槽の周囲の雪を除雪していく。
また、ホース等の管体を介して下水等への配管ができる。そのため、消雪槽の水が開口から溢れずに排出される。また、排水口が温水送給パイプよりも上に位置しているので、温水送給パイプからの温水が消雪槽に投入された雪に行き渡ってから排水されるので、雪を効率よく溶かすことができる。
次に、消雪槽の内部の水の排出を終えた後、この融雪装置を片付ける場合には、消雪槽を折りたたむ。そのため、折りたたんだ状態で、様々な場所に容易に持ち運びができるようになり、汎用性を向上させることができる。また、折りたたんだ状態では、収納も容易になる。
そして、別の場所の除雪を行なう場合は、その除雪する場所に、この融雪装置を持ち運んで再び組み立てて除雪を行なう。
更に、必要に応じ、上記底壁を矩形状に形成するとともに上記側壁を該底壁の各辺に連接される4つの壁体を備えて構成し、上記保持フレームを、上記各壁体に付帯させられ、剛性を有し上記壁体の側辺に沿う縦柱部及び当該壁体の上辺に沿う横柱部によりΠ字状に形成されるフレーム部材を備えて構成し、上記消雪槽の相対向する壁体のうち、少なくともいずれかの相対向する壁体の上記フレーム部材を当該壁体に対して着脱自在に形成している。
融雪装置を組み立てる際は、フレーム部材の縦柱部を壁体の側辺に、フレーム部材の横柱部を壁体の上辺に沿うように付帯させる。
Π形なので、簡単な構造で、消雪槽を形成できる。
消雪槽の折りたたみの際には、着脱自在に形成されたフレーム部材を消雪槽から取り外し、取り外したフレーム部材は消雪槽内に入れるかまたは、消雪槽に固定された相対向するフレーム部材同士を合わせるように、消雪槽を扁平状に折りたたむ。もしくは、フレーム部材をすべて取り外して底壁及び側壁を折りたたむ。
そのため、フレーム部材を取り外すだけで、保持フレームを分解することができ、容易に融雪装置の折りたたみを行なうことができる。また、この融雪装置の不使用の際は、消雪槽を折りたたんで保管する。融雪装置が折りたたまれてその容積が小さくなり、場所をあまり必要としないので保管も容易になる。
更にまた、必要に応じ、上記側壁の各壁体の両側辺に、上部に挿通口を有し上記フレーム部材の縦柱部が挿通されて保持される袋状の保持部を設けている。
フレーム部材の装着の際には、フレーム部材の一対の縦柱部を、各側壁の壁体の各側辺に設けられる保持部に挿通口から挿通する。縦柱部を保持部から抜いて、このフレーム部材を取り外せばよくなり、容易に折りたたむことができる。
また、必要に応じ、上記側壁の各壁体の上辺に延設部を形成し、上記延設部を上記フレーム部材の横柱部を覆って折り返し、該延設部で上記横柱部を保持するとともに、少なくともいずれか相対向する壁体のフレーム部材を覆う延設部の端縁を該延設部の設けられる壁体に着脱可能に止着する止着部を設けている。
消雪槽の組立の際には、壁体の上辺に設けられる延設部でフレーム部材を覆って折り返して、このフレーム部材を保持し、延設部の端縁を止着部により側壁に止着する。
消雪槽の内部の水の排出を終えた後、この融雪装置を折りたたむ場合には、まず、延設部の端縁を壁体から分離し、フレーム部材の横柱部を覆う壁体の上辺に形成される延設部を取り外してから、フレーム部材の縦柱部を保持部から抜いて、このフレーム部材を取り外す。
そのため、消雪槽にフレーム部材を容易に付帯させられ、フレーム部材の着脱も容易になる。
そしてまた、必要に応じ、上記止着部を、上記各延設部の端縁及び上記各側壁のいずれか一方に設けられる雄形部材と、上記各延設部の端縁及び上記各側壁のいずれか他方に設けられ上記雄形部材を着脱自在に係止する雌形部材とを備えて構成している。
この融雪部材を折りたたむ場合には、止着部の雄形部材と雌形部材とを分離し、フレーム部材の横柱部を覆う壁体の上辺に形成される延設部を取り外す。そのため、延設部のフレーム部材からの取り外しが容易になる。
以上説明したように、本発明の融雪装置によれば、底壁及び底壁から立設される側壁を有し側壁により形成される開口から雪が投入される消雪槽を備え、消雪槽の底壁及び側壁を可撓性の樹脂シートで形成し、消雪槽を折りたたみ可能に保持する保持フレームを設け、消雪槽の下部に温水送給パイプが接続され温水送給パイプからの温水を消雪槽の内部に送給可能にする温水送給口を設けたので、装置を容易に移動できるようになり、この装置を持ち運んで融雪できるようになり、それだけ汎用性を向上させることができる。また、持ち運びが簡単なことから、設置も容易にすることができる。
更に、温水送給口からの温水により、簡易に温水を利用して融雪でき、除雪した雪を別の場所にいちいち移送しなくてもよくなり、除雪の作業を容易にすることができ、一般住宅等等においても容易に用いることができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明を実施するための最良の形態に係る融雪装置について詳細に説明する。
図1乃至図5には、融雪装置Sを示している。この融雪装置Sは、底壁11及びこの底壁11から立設される側壁12を有し側壁12により形成される開口13から雪55が投入される消雪槽10が備えられている。
この消雪槽10の底壁11は矩形状に形成されるとともに、側壁12は底壁11の各辺に連接される4つの壁体12aを備えて構成されている。この底壁11及び側壁12は折りたたみ可能な可撓性の樹脂シートで形成されている。
また、消雪槽10には、この消雪槽10を折りたたみ可能に保持する保持フレーム20が設けられている。
保持フレーム20は、各壁体12aに付帯させられ、剛性を有し壁体12aの側辺に沿う縦柱部22及び当該壁体12aの上辺に沿う横柱部23によりΠ字状に形成されるフレーム部材21a,21bを備えて構成されている。
フレーム部材21a,21bの横柱部23及び縦柱部22は、パイプ状に形成されている。符号24は、縦柱部22と横柱部23とを接続する樹脂製のエルボ管である。
また、フレーム部材21a,21bは、消雪槽10の相対向する壁体12aのうち、少なくともいずれかの相対向する壁体12aに対して着脱自在に形成されている。
本発明の実施の形態においては、長手方向に相対向する壁体12aに設けられるフレーム部材21aを着脱自在に形成した。
この融雪装置Sの不使用の際には、例えば、図3に示すように、長手方向に相対向する壁体12aからフレーム部材21aを夫々取り外すとともに、内側に折り込んで、長手方向に直交する方向に相対向する壁体12a同士を合わせて扁平状にする。
消雪槽10の側壁12の各壁体12aの両側辺には、上部に挿通口31を有しフレーム部材21aの縦柱部22が挿通されて保持される袋状の保持部30が設けられている。
保持部30は、消雪槽10と同様の樹脂シートで形成され、壁体12aの外側の側辺に縫いつけられている。
また、側壁12の各壁体12aの上辺には、延設部35が形成されている。
長手方向に相対向する壁体12aの延設部35は、フレーム部材21aの横柱部23を覆って折り返しされて、上記横柱部23を保持している。また、消雪槽10には、フレーム部材21aを覆う延設部35の端縁36を、この延設部35の設けられる壁体12aに着脱可能に止着する止着部37が設けられている。
図2に示すように、止着部37には、各延設部35の端縁36及び各側壁12のいずれか一方に設けられる雄形部材38と、各延設部35の端縁36及び各側壁12のいずれか他方に設けられ雄形部材38を着脱自在に係止する雌形部材39とを備えて構成されている。
雄形部材38及び雌形部材39は、市販の工業用スナップで構成されている。
この止着部37の雄形部材38は延設部35の端縁36に設けられ、雌形部材39は消雪槽10の側壁12に設けられている。また、雄形部材38及び雌形部材39は、消雪槽10の側壁12及び延設部35に複数設けられている(実施の形態では4コ)。
また、長手方向に直交する方向に相対向する壁体12aに設けられるフレーム部材21bは、長手方向に相対向する壁体12aに設けられるフレーム部材21aと異なり、横柱部23が、側壁12の各壁体12aの上辺に設けられる延設部35に覆われて保持される一方、延設部35の端縁36が、側壁12に縫いつけられて固着されている。これ以外の構成は、長手方向に相対向する壁体12aに設けられるフレーム部材21aと同様に側壁12の壁体12aに保持させられている。
消雪槽10の下部には、温水送給パイプ41が接続される温水送給パイプ41からの温水56を消雪槽10の内部に送給可能にする温水送給口40が設けられている。この温水送給口40は、消雪槽10の側壁12の壁体12aの下部に設けられている。
また、図2に示すように、温水送給口40には、温水56の流れをコック42aの操作によりON,OFFするバルブ42が接続されている。バルブ42には、温水送給パイプ41に差し込まれる差込部43が形成されている。この差込部43の外周には、温水送給パイプ41が温水送給パイプ41の内部を流れる温水56の水圧により、温水送給口40から容易に抜けないようにするための凸条が複数列設されている。
温水送給口40に接続される温水送給パイプ41は、例えば、ホース等の可撓性の管体で形成され、一端側が温水送給口40に接続されるとともに、他端側が温水56の供給源50に接続されている。温水56の供給源50としては、お風呂の残り湯等の温水56を流す。
消雪槽10の側壁12上部には、消雪槽10内で上昇した水57が排出される排水口45が設けられている。
排水口45には、ホース47が接続されている。ホース47の、一端は排水口45に設けられる挿入部46を介して排水口45に接続されるとともに、他端は下水に接続されている。挿入部46の外周には、ホース47が内部を流れる水57の水圧により容易に抜けないようにするための凸条が外周に複数列設されている。
従って、この融雪装置Sを用いる場合は、図1乃至4に示すように、まず、扁平状に折りたたまれた消雪槽10を組み立てる。
詳しくは、長手方向に直交する方向に相対するフレーム部材21b同士を離間させ、消雪槽10をボックス状に開き、この状態で、長手方向に相対向する各側壁12の壁体12aの保持部30に、消雪槽10内に入れたフレーム部材21aをその挿通口31から挿通する。
そして、壁体12aの上辺に設けられる延設部35でフレーム部材21aを覆って折り返して、このフレーム部材21aを保持し、延設部35の端縁36に設けられる止着部37の雌形部材39を、側壁12に設けられる止着部37の雄形部材38に係止する。そしてまた、温水送給口40に温水送給パイプ41を、排水口45にホース47を夫々接続する。保持部30にフレーム部材21aを挿通し、延設部35で覆うだけで保持フレーム20を組み上げることができるので、融雪装置Sの組み立てが簡単になる。
この融雪装置Sを使用するときは、以下のようにする。図5(a)に示すように、この消雪槽10に除雪した雪55を投入していく。次に、図5(a)に示すように、ある程度雪55が溜まってから、あるいは、雪55を投入している間に、温水送給口40のコック42aを操作してバルブ42を開にし、消雪槽10内に温水56を送給する。
この際、消雪槽10内に投入された雪55は温水送給パイプ41からの温水56により溶かされていく。溶かされた雪55及び温水送給パイプ41からの温水56により、消雪槽10内の水位が上昇していき排水口45に至ると、この排水口45から水57が排水されていく。排水口45からの水57は、ホース47を介して下水に送水される。
これにより、除雪後の雪55の処理の際には、温水送給パイプ41からの温水56を消雪槽10の内部に送給すればよく、簡易に温水56を利用して融雪される。そのため、除雪後の雪55が溶かされて水になり下水に流されるので、いちいち雪捨て場に移送しなくてもよくなり、それだけ除雪作業の労力が低減される。
また、この際、排水口45が温水送給パイプ41よりも上に位置しているので、温水送給パイプ41からの温水56が消雪槽10に投入された雪55に行き渡ってから排水されるので、消雪槽10内の雪55が温水56により効率よく溶かされる。
このようにして、消雪槽10に順次雪55を投入していき、消雪槽10の周囲の雪(図示せず)を除雪していく。
また、この融雪装置Sを、持ち運ぶときは以下のようにして行なう。除雪後、消雪槽10内の雪55が溶けきって水57のみになり、この融雪装置Sを折りたたむ前に、消雪槽10の内部の水57を外部に排出する。
この際、例えば、消雪槽10を横転させて、開口13から内部の水57を下水に排出させる。または、温水送給口40のコック42aを操作してバルブ42を閉にしてから温水送給パイプ41を取り外し、温水送給口40のコック42aを操作してバルブ42を開にして、温水送給口40から消雪槽10の水57を排水していく。この際、温水送給口40に、排水口45に接続されたホース47を接続し直して、下水に配管するようにしてもよい。
ある程度、消雪槽10の内部の水57が温水送給口40から排出されて、消雪槽10が軽くなってから横転させて残りの水57を排出するようにする。
そのため、比較的非力な人であっても消雪槽10内の水57をあらかた減らしてから横転させられるようになり、消雪槽10の内部の水57を容易に排出させることができる。
次に、消雪槽10の内部の水57の排出を終えた後、この融雪装置Sを折りたたむ。この際には、図2に示すように、まず、止着部37の雄形部材38と雌形部材39とを分離し、フレーム部材21aの横柱部23を覆う壁体12aの上辺に形成される延設部35を取り外してから、フレーム部材21aの縦柱部22を保持部30から抜いて、このフレーム部材21aを取り外す。
そして、取り外したフレーム部材21aは消雪槽10内に入れるとともに、図3に示すように、長手方向に相対向する側壁12を折りたたんで、長手方向に直交する方向に相対向するフレーム部材21b同士を合わせ、消雪槽10を扁平状に折りたたむ。そのため、長手方向のフレーム部材21aを取り外すだけで保持フレーム20を分解することができ、容易に融雪装置Sの折りたたみを行なうことができる。
この状態で、融雪装置Sを持ち運ぶ。この際には、例えば、長手方向に直交する方向に相対向するフレーム部材21bの横柱部23を持って持ち運ぶ。
そして、別の場所の除雪を行なう場合は、その除雪する場所に、この融雪装置Sを持ち運び、上記と同様にして除雪を行なう。このため、融雪装置Sを折りたたんだ状態で、様々な場所に容易に持ち運ぶことができ、除雪を容易に行なうことができるようになり、汎用性を向上させることができる。
即ち、この融雪装置Sは、持ち運び及び組み立てが容易にできることから、設置を容易に行なうことができる。
また、この融雪装置Sの不使用の際は、消雪槽10を折りたたんで扁平状の状態で保管すればよく、場所をあまり必要としないので、保管も容易になる。
尚、本発明の実施の形態に係る融雪装置Sにおいては、除雪の際の融雪だけでなく、ペットの洗浄用の簡易な浴槽等としても用いることができる。
尚また、本発明の実施の形態に係る融雪装置Sにおいては、温水送給パイプ41から送給される温水56の供給源50をお風呂の残り湯としたが、家庭用のボイラーで加温された温水56でも良く、適宜変更して差し支えない。
本発明の実施の形態に係る融雪装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る融雪装置のフレーム部材の取り付け方を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る融雪装置の折りたたんだ状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係る融雪装置を示す半断面図である。 本発明の実施の形態に係る融雪装置の融雪時の作用を示す断面図である。 従来の融雪装置の一例を示す図である。
符号の説明
S 融雪装置
10 消雪槽
11 底壁
12 側壁
12a 壁体
13 開口
20 保持フレーム
21a,21b フレーム部材
22 縦柱部
23 横柱部
24 エルボ管
30 保持部
31 挿通口
35 延設部
36 端縁
37 止着部
38 雄形部材
39 雌形部材
40 温水送給口
41 温水送給パイプ
42 バルブ
42a コック
43 差込部
45 排水口
46 挿入部
47 ホース
50 温水の供給源
55 雪
56 温水
57 水

Claims (5)

  1. 底壁及び該底壁から立設される側壁を有し該側壁により形成される開口から雪が投入される消雪槽を備え、該消雪槽の底壁及び側壁を可撓性の樹脂シートで形成し、上記消雪槽を折りたたみ可能に保持する保持フレームを設け、上記消雪槽の下部に温水送給パイプが接続され該温水送給パイプからの温水を該消雪槽の内部に送給可能にする温水送給口を設け、上記消雪槽の側壁上部に該消雪槽内で上昇した水が排出される排水口を設けたことを特徴とする融雪装置。
  2. 上記消雪槽の底壁を矩形状に形成するとともに上記側壁を該底壁の各辺に連接される4つの壁体を備えて構成し、上記保持フレームを、上記各壁体に付帯させられ、剛性を有し上記壁体の側辺に沿う縦柱部及び当該壁体の上辺に沿う横柱部によりΠ字状に形成されるフレーム部材を備えて構成し、
    上記消雪槽の相対向する壁体のうち、少なくともいずれかの相対向する壁体の上記フレーム部材を当該壁体に対して着脱自在に形成したことを特徴とする請求項1記載の融雪装置。
  3. 上記側壁の各壁体の両側辺に、上部に挿通口を有し上記フレーム部材の縦柱部が挿通されて保持される袋状の保持部を設けたことを特徴とする請求項2記載の融雪装置。
  4. 上記側壁の各壁体の上辺に延設部を形成し、上記延設部を上記フレーム部材の横柱部を覆って折り返し、該延設部で上記横柱部を保持するとともに、少なくともいずれか相対向する壁体のフレーム部材を覆う延設部の端縁を該延設部が設けられる壁体に着脱可能に止着する止着部を設けたことを特徴とする請求項2または3記載の融雪装置。
  5. 上記止着部を、上記各延設部の端縁及び上記各側壁のいずれか一方に設けられる雄形部材と、上記各延設部の端縁及び上記各側壁のいずれか他方に設けられ上記雄形部材を着脱自在に係止する雌形部材とを備えて構成したことを特徴とする請求項4記載の融雪装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012002277A1 (ja) 2010-07-01 2012-01-05 日本化薬株式会社 インク組成物、インクジェット記録方法及び着色体

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