JP2005096539A - 車両用空調装置 - Google Patents

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功 任田
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公志 岩坂
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Abstract

【課題】
複数の空調風吹出し口と、複数の空調風吹出しモードとを備え、ルーフ部の開放、閉鎖状態にそれぞれ対応したモードを設け、これら各モードを選択可能と成すことにより、ルーフオープン走行時とルーフクローズ走行時との快適性が両立でき、特に、ルーフオープン走行時には乗員の好みに応じた空調制御ができ、快適性を確保することができる車両用空調装置の提供を目的とする。
【解決手段】
開閉可能なルーフ部を備えたオープンカーの車両用空調装置であって、
複数の空調風吹出し口と複数の空調風吹出しモードm1〜m8とを備え、
上記ルーフ部の開放状態と上記ルーフ部の閉鎖状態とにそれぞれ対応したモードm2,m4,m1,m5を有し、上記各モードm2,m4,m1,m5を選択可能な空調制御手段を備えたことを特徴とする。
【選択図】図20

Description

この発明は、幌(ソフトトップ)またはハードトップのような開閉可能なルーフ部を備えたオープンカーの車両用空調装置に関する。
従来、オープンカーの空調装置としては、次のような構造のものが知られている。
すなわち、運転席(ドライバーズシート)と助手席(パッセンジャーズシート)との間に設置されるセンタコンソールの両側面に空調風を乗員の足元部に向けて吹出す吹出し口を設け、ルーフ検出センサがルーフ部のオープンを検出した時、空調モードをルーフオープンモードに切換えて、上述の吹出し口から空調風を乗員の足元部に向けて吹出し、オープンカーのルーフ部をオープン状態にした場合、車室内に流れ込む巻き込み風の影響による冷風感(乗員の膝部および大腿部の冷風感)を低減すべく構成し、快適な空調フィーリングを得るように構成した空調装置である(例えば特許文献1参照)。
一方、幌(ルーフ部)の開閉を検出する状態判別手段を設け、この状態判別手段が幌の開放を検出した時、フロントヘッダ部に設けた吹出し口から空気が吹出して、この吹出し空気により車両走行中に走行風が開放されたルーフ部から車室内に巻き込むように流れるのを防止して、空調装置による空調作用が円滑に実行されるように構成したものもある(例えば特許文献2参照)。
しかし、何れの従来構造においても、ルーフオープン走行時に乗員の好みに応じた空調制御を行うという点では未だ充分ではなかった。
特開2002−12020号公報 特開平7−266841号公報
そこで、この発明は、複数の空調風吹出し口と、複数の空調風吹出しモードとを備え、ルーフ部の開放、閉鎖状態にそれぞれ対応したモードを設け、これら各モードを選択可能と成すことにより、ルーフオープン走行時とルーフクローズ走行時との快適性が両立でき、特に、ルーフオープン走行時には乗員の好みに応じた空調制御ができ、快適性を確保することができる車両用空調装置の提供を目的とする。
この発明による車両用空調装置は、開閉可能なルーフ部を備えたオープンカーの車両用空調装置であって、複数の空調風吹出し口と複数の空調風吹出しモードとを備え、上記ルーフ部の開放状態と上記ルーフ部の閉鎖状態とにそれぞれ対応したモードを有し、上記各モードを選択可能な空調制御手段を備えたものである。
上述の複数の空調風吹出し口は、左席、右席のそれぞれの乗員に対応する首元吹出し口、背中吹出し口、大腿部吹出し口、足元吹出し口に設定してもよく、また、複数の空調風吹出しモードは、ベントモード(但し、空調風を主として乗員の首元部に向けて吹出すモード)、ルーフオープンベントモード、バイレベルモード、フットモード、ルーフオープンフットモード、デフ/フットモード、デフモード、全閉モードに相当するシャットモードの複数に設定してもよい。
上記構成によれば、空調制御手段はルーフ部の開放状態(ルーフオープン状態)と、ルーフ部の閉鎖状態(ルーフクローズ状態)とにそれぞれ対応したモードを選択するので、ルーフオープン走行時にはこれに対応したモードが選択され、ルーフクローズ走行時にもこれに対応したモードが選択される。このため、ルーフオープン走行時とルーフクローズ走行時との快適性が両立でき、特に、ルーフオープン走行時には乗員の好みに応じた空調制御ができて、快適性を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記空調制御手段は上記各モードを手動選択するモード切換え操作部を備えたものである。
上述のモード切換え操作部は、モードコントロールダイヤルにて形成してもよい。
上記構成によれば、乗員がモード切換え操作部を操作することにより、ルーフオープン時とルーフクローズ時とに対応して該乗員の所望するモードに手動にて切換え操作することができる。
この発明による車両用空調装置はまた、開閉可能なルーフ部を備えたオープンカーの車両用空調装置であって、複数の空調風吹出し口と複数の空調風吹出しモードとを備え、上記ルーフ部の開閉状態に応じて空調風吹出しモード内の空調風吹出し口を自動選択して切換える空調制御手段を備えたものである。
上記構成によれば、空調制御手段はルーフ部の開閉状態に応じて複数の空調風吹出しモード内の空調風吹出し口を自動選択するので、ルーフオープン走行時にはこれに対応したモードが自動選択され、ルーフクローズ走行時にもこれに対応したモードが自動選択される。このため、手動によるモード選択操作が不要となることは勿論、ルーフオープン走行時とルーフクローズ走行時との快適性が両立でき、特に、ルーフオープン走行時には乗員の好みに応じた自動空調制御ができて、快適性を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記空調風吹出し口は少なくとも乗員の首元に空調風を吹出す首元吹出し口を備えたものである。
上記構成によれば、首元吹出し口から吹出される空調風により、乗員の首元部を効率的に空調することができる。
この発明の一実施態様においては、上記空調風吹出し口が少なくとも乗員の背中に空調風を吹出す背中吹出し口を備えたものである。
上記構成によれば、背中吹出し口から吹出される空調風により、乗員の背中部を効率的に空調することができる。
この発明の一実施態様においては、上記空調風吹出し口は少なくとも乗員の大腿部に空調風を吹出す大腿部吹出し口を備えたものである。
上記構成によれば大腿部吹出し口から吹出される空調風により、乗員の大腿部を効率的に空調することができる。
この発明の一実施態様においては、上記空調風吹出し口は少なくとも乗員の大腿部と足元に空調風を吹出す大腿部吹出し口と足元吹出し口とを備え、上記大腿部吹出し口と足元吹出し口との上流側にこれら両吹出し口を同時制御する開閉手段を備えたものである。
上記構成によれば、大腿部吹出し口または/および足元吹出し口から吹出される空調風により、乗員の大腿部または/および足元部を効率的に空調することができるのは勿論、上述の開閉手段により大腿部吹出し口と足元吹出し口との上流側を同時に閉成制御することができる。
この発明の一実施態様においては、乗員の首元に向けて空調風を吹出すベントモードを有し、上記ルーフ部の閉鎖時には首元吹出し口のみから空調風を吹出し可能とし、上記ルーフ部の開放時には首元吹出し口とその他の吹出し口とから空調風を吹出し可能としたものである。
上記構成によれば、ルーフ部の閉鎖時には走行風がルーフ部から車室内に流入しないので、首元吹出し口のみからの空調風の吹出しで、乗員は空調効果を充分に体感することができ、ルーフ部の開放時には走行風がルーフ部から車室内に流入するので、首元吹出し口のみからの空調風吹出しでは不充分となり、このため首元吹出し口と他の吹出し口とから空調風を吹出すことにより、乗員を効果的に空調することができる。
つまり、ルーフ部の閉鎖時(ルーフクローズ時)とルーフ部の開放時(ルーフオープン時)とにそれぞれ対応して乗員が体感できる適切な空調を行うことができる。
この発明の一実施態様においては、上記ベントモードにおけるルーフ部の開放時には、首元吹出し口、背中吹出し口、大腿部吹出し口から空調風を吹出すものである。
上述のベントモードにおけるルーフ部の開放時は、ルーフオープンベントモードに相当する。
上記構成によれば、ルーフオープン時において可及的多数の吹出し口から空調風を吹出すので、走行風が車室内に流入しても、空調をより一層効果的に実行することができる。
この発明の一実施態様においては、乗員の足元に向けて空調風を吹出すフットモードを有し、ルーフ部の閉鎖時には首元吹出し口からの空調風の吹出しを禁止すべく構成したものである。
上記構成によれば、フットモード時には温風が吹出されるので、ルーフの閉鎖時に首元吹出し口からの空調風の吹出しを禁止することにより、暖かい空気が乗員の首元部に吹出されるのを禁止して、乗員の不快感を防止することができる。
この発明の一実施態様においては、上記フットモードにおけるルーフ部の開放時には、足元吹出し口とその他の少なくとも1つの吹出し口とから空調風を吹出し可能に成したものである。
上述のフットモードにおけるルーフ部の開放時は、ルーフオープンフットモードに相当する。
上記構成によれば、ルーフ部の開放時には、開放されたルーフ部から車室内に走行風が流入するので、足元吹出し口のみからの空調風では、乗員は空調効果を体感することができない。このためルーフオープン時には足元吹出し口と他の吹出し口とから空調風を吹出すことで、乗員の空調効果体感度の向上を図ることができる。
この発明によれば、複数の空調風吹出し口と、複数の空調風吹出しモードとを備え、ルーフ部の開放、閉鎖状態にそれぞれ対応したモードを設け、これら各モードを選択可能と成したので、ルーフオープン走行時とルーフクローズ走行時との快適性が両立でき、特に、ルーフオープン走行時には乗員の好みに応じた空調制御ができ、快適性を確保することができる効果がある。
ルーフオープン走行時とルーフクローズ走行時との快適性を両立し、特にルーフオープン走行時に乗員の好みに応じた空調制御を行うという目的を、複数の空調風吹出し口と複数の空調風吹出しモードを備えて、ルーフ開放状態とルーフ閉鎖状態とにそれぞれ対応したモードを具備し、各モードを選択可能な空調制御手段を設けるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用空調装置を示すが、まず図1、図2、図3を参照して車体構造について説明する。なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示す。
図1(側面図)および図2(平面図)において、エンジンルーム1と車室2とを仕切り部材としてのダッシュロアパネル3(ダッシュパネル)で前後方向に仕切っている。
上述の車室2の上方は開閉可能なルーフ部4(可動ルーフ部)によって覆われる一方、ダッシュロアパネル3の車幅方向の中央部を車両後方側に凹設して凹部3aを形成し、この凹部3a内には駆動装置としてのエンジン5を配設している。
このエンジン5は縦置きに配設され、該エンジン5の後部には連続してISGユニット6(integrated・starter・generator・unit、インテグレーテッド・スタータ・ジェネレータ・ユニットのことで、内蔵されたスタータとジェネレータとを兼ねるユニットであって、ケース内に固定子としてのステータと、回転子としてのロータが配設され、プロペラシャフト等の駆動軸によりロータが回転して、発電が行なわれるように構成されたユニット)を備えると共に、このISGユニット6の後方にはフロアパネル8のトンネル部16内に連続して配設されるトランスミッション7を設け、上述のエンジン5、ISGユニット6、トランスミッション7の三者によりパワートレインを構成している。
また、上述のダッシュロアパネル3の下端後部には略水平に後方へ延びるフロアパネル8を連設し、このフロアパネル8の後部から前低後高状に傾斜して立上がるリヤバルクヘッド9を設け、このリヤバルクヘッド9の上端部背面には車幅方向に延びるリヤカウル部10(リヤカウルメンバ)を配設している。ここで、上述のリヤバルクヘッド9は車室2と車室後部とを仕切るパネル部材である。
また上述のリヤバルクヘッド9の上下方向中間部から後方に向けて水平状に延びるリヤフロア11を設け、このリヤフロア11におけるリヤカウル部10近傍位置には車室2を空調するリヤ空調ユニット12を配設し、このリヤ空調ユニット12の後方にはトランクルーム13(荷室)を形成している。上述のリヤ空調ユニット12は図1からも明らかなようにホイールベース内に配置したものである。
さらに、上述のリヤ空調ユニット12は図2に示すように、ブロア&クーリングユニット14とヒータユニット15とを備え、ヒータユニット15を車幅方向の中央部に配設し、ブロア&クーリングユニット14を車幅方向の一側部に配設している。
上述のダッシュロアパネル3と連続して車室フロアを形成するところのフロアパネル8の中央部には図1、図3に示すように、車室2内側に突設して車両の前後方向に延びるトンネル部16が形成され、このトンネル部16の上部には該トンネル部16に沿って延びる上部トンネルメンバ17(いわゆるハイマウントバックボーンフレーム)が接合されている。この上部トンネルメンバ17はその前端がダッシュロアパネル3に接合され、その後端がリヤバルクヘッド9に接合されると共に、上部トンネルメンバ17とトンネル部16との間には図3に示すように、車両の前後方向にほぼ平行に延びる2つの閉断面17A,17Aが形成されたもので、該上部トンネルメンバ17によりフロア剛性、車体剛性の向上を図るように構成している。
ここで、上述のフロアパネル8およびトンネル部16の車室側の面には図3に示すように、フロアマット18が敷設されると共に、上部トンネルメンバ17とトンネル部16の上部とを囲繞するようにコンソール19を設けている。
上述のトンネル部16および上部トンネルメンバ17を隔ててフロアパネル8の上部には、図1、図2に示すようにシートクッション20とシートバック21とを備えた左右のシート22,22を配設している。この実施例ではステアリングホイール23に対応する右側のシート22をドライバーズシート(運転席)に設定し、左側のシート22をパッセンジャーズシート(助手席)に設定しているが、左ハンドル車両と成してもよいことは勿論である。
ところで、図1、図2に示すように、上述のエンジンルーム1内には左右一対で車両の前後方向に延び後端がダッシュロアパネル3に接続されたフロントサイドフレーム24,24(車体剛性部材)を設け、これら各フロントサイドフレーム24,24後部のキックアップ部をダッシュロアパネル3に沿設し、キックアップ部の下端部にはフロアパネル8に沿って車両の後方に延びる左右一対のフロアフレーム25,25を設けている。
上述のフロントサイドフレーム24,24の前端部には連結部材26,26を取付け、左右の連結部材26,26相互間には車幅方向に延びるフロントバンパレインフォースメント27を張架している。
また左右のフロントサイドフレーム24,24相互間には車幅方向に延びるフロントクロスメンバ28を張架する一方、エンジン5の側方においてダッシュロアパネル3の一般面(凹設されていない面)の直前部には左右一対のバッテリ29,29を設け、これらバッテリ29,29を上述のフロントサイドフレーム24,24に取付けている。
これら左右一対のバッテリ29,29はISGユニット6が発電した電気エネルギを充電する役目を兼ねるもので、この実施例ではバッテリ29は左右一対のフロントサイドフレーム24,24におけるダッシュロアパネル接続部に配設され、バッテリ29の前端位置がエンジン5よりも前方に位置するように配設され、車両の正面衝突時の荷重を左右一対のバッテリ29,29で受止めて、エンジン5の後退を防止すべく構成している。また、1つの大型バッテリを搭載することなく、重量物としてのバッテリ29,29を左右一対の合計2つに設定することで、重量バランスの適正化を図っている。
上述の上部トンネルメンバ17の延長部17a,17aは図2に示すように、ダッシュロアパネル3のバッテリ配設位置に接続されたものであり、衝突荷重をボディに分散させるように構成している。
さらに図1、図2に示すように、左右一対のバッテリ29,29のエンジンルーム1内側方には、これらバッテリ29,29と車両の前後方向にオーバラップするようにラジエータ30(熱交換器)が配設されている。
しかも、エンジン5およびISGユニット6を含む駆動装置と、補機としての左右一対のバッテリ29,29と、補機としてのラジエータ30とのそれぞれの重量物はヨー慣性モーメントの低減を図り、かつ操縦安定性の向上を図る目的で、図1、図2に示すようにホイールベース内に配設されたものである。
また図1に示すように、下部に凹設部31aが形成されたエアクリーナ31を設け、この凹設部31aにラジエータ30のアッパタンクを臨設することで、適切なエアクリーナ容量を確保しつつ、このエアクリーナ31をラジエータ30に対して車両の上下方向および前後方向にオーバラップするように配設している。
上述のエアクリーナ31の上流側には図2に示すように、平面視ほぼL字状の吸気管32が接続されている。
ところで、図1、図2に示すように、フロアパネル8下面に接合されたフロアフレーム25,25の後端部には車幅方向に延びるリヤクロスメンバ33,33を設けている。
このリヤクロスメンバ33の背面からリヤフロア11の下面に延びるように左右一対のリヤサイドフレーム34,34を設け、これら左右のリヤサイドフレーム34,34相互間には車幅方向に延びる2つのリヤクロスメンバ35,36を車両の前後方向に離間して配設すると共に、左右一対のリヤサイドフレーム34,34の後部には車幅方向に延びるリヤバンパレインフォースメント37を配設している。ここで、上述の各要素34,35,36,37は車体剛性部材である。
図2、図3に示すように、上述のフロアフレーム25と平行にフロアパネル8の左右両端部には車両の前後方向に延びるサイドシル38,38を設けている。これらサイドシル38,38は図3に示すようにサイドシルインナ39とサイドシルアウタ40とを接合して、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面41をもった車体剛性部材である。なお、必要に応じてサイドシル閉断面41内にはサイドシルレインフォースメントが設けられる。
図2に示すように、上述のサイドシル38の前端部は、上下方向に延びるヒンジピラー42の下端部に接合されている。このヒンジピラー42はヒンジピラーインナとヒンジピラーアウタとを接合して、上下方向に延びるピラー閉断面43をもった車体剛性部材である。
図1に示すように、上述のダッシュロアパネル3の上端部には車幅方向に延びるカウルアッパパネル44が配設される一方、このカウルアッパパネル44を含む、フロントカウル部の後方に離間してダッシュロアパネル3の上部を車幅方向に延びる閉断面構造のインパネメンバ45が設けられている。
このインパネメンバ45の左右両端部は図2に示すようにヒンジピラー42におけるヒンジピラーインナの後部相互間に接合されている。このインパネメンバ45はインストルメントパネル46を支持する車体剛性部材である。
そして、前述の凹部3aは図1、図2に示すようにダッシュロアパネル3の車幅方向中央部をフロントカウル部からインパネメンバ45の間まで後方に凹設して形成されたものである。また、上述のトンネル部16の上部に接合した上部トンネルメンバ17には、該上部トンネルメンバ17と一体または一体的に上述の延長部17aを形成し、この延長部17aをダッシュロアパネル3の凹部3aに沿って、その一般面(凹設されていない面)まで配設し、ダッシュロアパネル3と延長部17aとの間には閉断面を形成している。
なお、図1〜図3において、47は前輪、48は後輪、49はボンネット、50はトランクリッド、51はステアリングラック、52はフロントサスペンションクロスメンバ(いわゆるサスクロス)、53は排気管、54はフロアパネル8の下面に接合されてフロアフレーム25と略平行に車両の前後方向に延びる下部トンネルメンバ、55は左右の下部トンネルメンバ54,54相互間を着脱可能に接続する下部接続メンバ、56は差動装置としてのリヤディファレンシャル装置である。
次に、図4〜図7を参照して車両用空調装置における内外気の導入構造について説明する。
リヤバルクヘッド9の傾斜上端部から後方に向けて略水平にリヤパッケージ60を設け、上述のリヤカウル部10はリヤパッケージ60の前部とリヤバルクヘッド9の上部とのコーナ部に設けられている。
また図7に示すように、リヤパッケージ60の上部には左右のシート22,22(この実施例では右側のシート22が運転席、左側のシート22が助手席)に対応して、乗員を保護するための部材としてのロールバー61,61(roll-bar)が設けられており、これら左右のロールバー61,61間には図4〜図6に示すように、リヤパッケージ60およびリヤカウル部10に一体的に内外気導入口62が形成されている。
上述のブロア&クーリングユニット14は内外気導入口62およびリヤカウル部10の閉断面10Aを介してその取入れ口14aから内外気を導入するように構成されている。
図7に示すように、左右一対のロールバー61,61の上部相互間には車幅方向に沿う支軸63が回動可能に軸支されており、この支軸63にはエアロボード64(オープンカーにおいてルーフ部4のオープン時に走行風の巻込みを防止するための板部材)が取付けられ、このエアロボード64の下端は、リヤカウル部10の上方に設けられた内外気導入口62の近傍まで延出されている。
左右一対のロールバー61,61のうちの何れか一方のロールバー61の背面にはブラケット(図示せず)を介して、または直接、直流モータ等のアクチュエータ65が設けられ、その回転軸に取付けられた原動ギヤ66と、支軸63に嵌合した従動ギヤ67とを常時噛合させて、アクチュエータ65にて各要素66,67,63を介してエアロボード64を位置変更すべく構成している。
すなわち、図4に示すようにエアロボード64を中立状態に設定した時は、内外気導入口62に内気と外気との双方を導入し、図5に示すようにエアロボード64の下端をリヤ側に位置設定した時には、内外気導入口62に内気のみを導入し、図6に示すようにエアロボード64の下端をフロント側に位置設定した時には、該エアロボード64背面部の負圧を利用して内外気導入口62に外気(巻き込み風)を導入するように構成している。要するに、エアロボード64の配設位置の変更(傾斜角度の変更)により内外気の導入切換えを行なうように構成したものである。
図8は図7のA−A線に沿う要部の断面図であって、リヤカウル部10の車外側の端部にはインナパネル70を接合し、このインナパネル70の車外側には車体外側壁としてのリヤフェンダパネル71を設けている。また、インナパネル70のリヤフェンダパネル71側の面には剛性部材としてのベルトラインレインフォースメント72が接合されている。
そして、上述のリヤカウル部10より車体外側壁としてのリヤフェンダパネル71に開放する外気導入通路73を設けている。この外気導入通路73はリヤフェンダパネル71の開口部にメッシュ部材74を取付けて形成した外気導入口75と、ベルトラインレインフォースメント72の開口部72aと、インナパネル70の開口部70aと、リヤカウル部10側端の開口部10aとを車幅方向に連通させて形成したものである。ここで、上述の外気導入通路73はブロア&クーリングユニット14の取入れ口14aを隔てた左右両側に形成してもよい。なお、図4〜図6において76はリヤフロア11の前部下面とリヤバルクヘッド9の中間部背面との間のコーナ部に設けられたクロスメンバであって、これら三者11,9,76間には車幅方向に延びる閉断面が形成されている。
次に、図2、図9、図10を参照して、ヒータユニット15からの冷気などの空調風(温調風)の吹出し経路について説明する。
上述のヒータユニット15は図9、図10に示すように、各一対の複数の吹出部B,C,D,E,Gを備えている。これら吹出部のうち吹出部B、C、Dは運転席と助手席とに対応した一対に設定されている。一方、上述のリヤバルクヘッド9の車室内側には該リヤバルクヘッド9に近接して前述の乗員用シート22(特に、そのシートバック21参照)が設けられている。
そして、ヒータユニット15の各吹出部B,C,D,E,Gのうちのは1つの吹出部Bには送風通路としてのダクト77を接続し、上方に向けて延びるこのダクト77上端の蛇腹部78の先端には首元吹出し口79を設けて、この首元吹出し口79をリヤバルクヘッド9の車室内側に位置させて、リヤ空調ユニット12にて温度調整された空調風を乗員の首筋部(首元部)に向けてスポット的に吹出すように構成している。上述の蛇腹部78により乗員のニーズや体格に応じて首元吹出し口79の位置および向きを任意に調整し得るように構成している。
またヒータユニット15の他の吹出部Cには送風通路としてのダクト80を接続し、斜め上方に向けて延びるこのダクト80先端の蛇腹部81の前端には背中吹出し口82を設けて、この背中吹出し口82を運転席側のシート22および助手席側のシート22のそれぞれのシートバック21に取付けて、シート22に着座した乗員の背中部および腰部に向けてリヤ空調ユニット12からの空調風をスポット的に吹出すように構成している。
図11に示すように、シートバック21の中間部には、その表裏を貫通する貫通孔83を形成すると共に、この貫通孔83の前後方向中間部にはネット部材84(またはメッシュ部材)を張架している。
また背中吹出し口82の口縁(ダクト80における蛇腹部81よりも上端の部分外周)は取付け部材85を介してシートバック21の背面部に取付けられている。このように構成することで、乗員がシートバック21にもたれても、背中吹出し口82が閉塞されないので、乗員の背中部および腰部に対して適切に空調風を供給することができ、しかも、蛇腹部81によりシート22の前後方向へのスライド、並びにシートバック21のリクライニング角度にも対応し得るように構成している。なお、図面では蛇腹部81のヒダの数を概略的に示したが、シートスライド、シートリクライニングに対応するヒダ数に設定するとよい。また、図11では一方のシート22のみを示したが、乗員の背中部に対する吹出し口構造は運転席と助手席との双方に同等に形成されている。
さらにヒータユニット15のさらに他の吹出し部Dには図9、図10に示すように、送風通路としてのダクト86を接続し、前方に向けて延びるこのダクト86を上部トンネルメンバ17と、リヤバルクヘッド9の下部から車両前方に延びるトンネル部16との間の閉断面17A内に導くと共に、リヤ空調ユニット12からの空調風を乗員の大腿部に向けてスポット的に吹出す大腿部吹出し口87と、乗員の足元部に向けてスポット的に吹出す足元吹出し口88とを設けている。上述の各吹出し口87,88はコンソール19および上部トンネルメンバ17を介して閉断面17A内部のダクト86に連通接続されると共に、これらの各吹出し口87,88には可動ルーバが設けられる。
ここで、上述のダクト86は図10に示すようにリヤバルクヘッド9の開口部および上部トンネルメンバ17の開口部を介して閉断面17A内に導いてもよく、または図12に示すようにリヤフロア11の開口部、クロスメンバ76による閉断面内およびリヤバルクヘッド9の開口部を介して閉断面17A内に導いてもよい。
図13に示すように周囲がトランクトリム90で囲繞されたトランクルーム13は複数の荷室13A,13Bに区画され、容積が相対的に小さい側の荷室13Bはクーラボックス91に設定されている。このクーラボックス91の上端開口部はクーラボックスリッド(図示せず)により開閉可能に覆われている。
そして、図10または図12に示すヒータユニット15のさらに他の吹出部Eには、図10、図12、図13に示すように、冷気をトランクルーム13に導入して冷却するトランクルーム冷却風通路としての一対のダクト92,92を設け、特に荷室13Bに冷気を導入することで、この荷室13Bをクーラボックス91に設定したものである。
ところで、図2、図14に示すように、トランクルーム13の近傍には、車両の後輪48を支持するサスペンションダンパ93が配設されている。このサスペンションダンパ93はダンパサポート93a、アッパスプリングシート93b、ストラット93c、コイルスプリング93d等を備え、アッパスプリングシート93bはリヤフロア11またはサスペンションハウジング(図示せず)に支持され、ダンパサポート93aの上端部はブラケット94を介してサスタワー95(詳しくはサスペンションタワー)に支持されている。このサスペンションダンパ93の内部にはオイルやゴム類が存在する。
そして、図10または図12に示すヒータユニット15の残りの吹出部Gには、図2、図10、図12、図14に示すように空調ユニット12の冷気を左右の各サスペンションダンパ93に導くダンパ冷却風通路としてのダクト96,96を設けて、左右の各サスペンションダンパ93を空調ユニット12の冷気により冷却すべく構成している。
この実施例では、図2、図14に示すように上述の各ダクト96の先端開口部96aを、トランクトリム90を介して、サスタワー95に取付け、サスタワー95の内部空間を介してサスペンションダンパ93、特に、その内部のオイルおよびゴム類を冷却し、サスペンションダンパ93の耐久性の低下を防止すると共に、ダンパ性能が熱によって変化するのを防止すべく構成している。
因に、車両を日中において屋外等に放置すると、サスペンションダンパ93の配設部位が高温になり、この熱によってサスペンションダンパ93の耐久性が低下したり、またはダンパ性能が熱によって変化するが、ダンパ冷却風通路としてのダクト96からの冷気によりサスペンションダンパ93を冷却することで、斯かる問題点を解消するものである。
一方、図15に示すように前述のダッシュロアパネル3の上部に配設されたカウルアッパパネル44には、フロントウインドガラス57(但し、強化プラスチック製のものを含む)の前端を支持するフロントカウルパネル58が接合されている。
このフロントカウルパネル58は略L字状の断面形状を有し、車幅方向に延出されると共に、フロントカウルパネル58とカウルアッパパネル44との間にはカウル閉断面59が形成されている。
そして、上述のフロントカウルパネル58の縦壁部と、カウルアッパパネル44のカウル閉断面59対応部とには、フロントナチュラルベンチレーション用の開口部58a,44aがそれぞれ形成されている。
ところで、図3、図9で示した左右一対のダクト86,86は、トンネル部16と上部トンネルメンバ17との間の閉断面17A,17Aを介してフロント側まで延出されており、図16に示すように、これら一対のダクト86,86をインストルメントパネル46内におけるフロントウインドガラス57の傾斜下端部近傍まで延出し、この延出部には左右一対のフロントデフロスタ・ダクト68およびサイドデフロスタ・ダクト69を連通接続し、窓ガラスの曇り止めを行なうように構成している。ここで、上述の各デフロスタダクト68,69は一対の各ダクト86,86のフロント側への延出部から車幅方向に延びるように形成されている。
また図16に示すように車室前方のインストルメントパネル46内に配設されて走行風を導入して該走行風を車室2内に吹出すフロントナチュラルベンチレーションユニット102を備えている。
このフロントナチュラルベンチレーションユニット102は図15に示す上述の開口部44aに連通する二股状かつ左右略対称のダクト103,103を有し、ダクト103の一方を構成するサイドダクト103Aにはインストルメントパネル46の車幅方向の端部側に位置するように、サイドベント吹出口104を設け、ダクト103の他方を構成するセンタダクト103Bには、インストルメントパネル46の車幅方向の中央側に位置するように、センタベント吹出口105を設けて、これらの各ベント吹出口104,105をインストルメントパネル46の表面部に配置している。
つまり、図15に矢印で示すように、走行風はフロントカウルパネル58の開口部58a、カウル閉断面59、カウルアッパパネル44の開口部44aから左右一対のナチュラルベンチレーション用のダクト103,103に導入され、この走行風が左右一対のサイドベント吹出口104、センタベント吹出口105を介して車室2内に吹出されるように構成したものであり、この走行風(自然風)は吹出口104,105を介してドライバおよびパッセンジャの顔部に向けて吹出される。
図17は車両用空調装置の全体構成を概略的に示す断面図であって、リヤ空調ユニット12におけるブロア&クーリングユニット14は、ブロアモータ106で駆動されるブロア107と、このブロア107の下流側に設けられたフィルタ108およびエバポレータ109とを備えている。
またリヤ空調ユニット12におけるヒータユニット15は吹出部E,Gに対応する上流側の一部を除いて、それより下流側を仕切り部材110,111,112によりその内部をドライバーズ側DRの領域113と、パッセンジャーズ側PAの領域114とに区画すると共に、仕切部材110の上流部には各領域113,114で共用するヒータコア115を設け、さらに各領域113,114毎に2つのエアミックスドアD1,D2を設けている。
前述の各吹出部B,C,D,E,Gにはそれぞれ首元用ドアD3、背中用ドア
D4、トンネル用ドアD5、トランクルーム用ドアD6、ダンパ用ドアD7を開閉制御可能に取付けている。これら各ドアD3〜D7のうちのドアD3〜D5は運転席側DRと助手席側PAとをそれぞれ別々に独立して制御すべく各領域113,114毎に設けられている。
ここで、上述のトンネル用ドアD5は大腿部吹出し口87と足元部吹出し口88との上流側に設けられており、このドアD5の閉成(クローズ)によって、これら両吹出し口87,88を同時に閉制御する開閉手段である。
またトンネル部16側において各シート22,22に対応して運転席側DRと助手席側PAとのそれぞれに設けられた大腿部吹出し口87と足元吹出し口88との内方側には大腿部用ドアD8と足元部用ドアD9とをそれぞれ別々に独立して開閉制御できるように取付けている。
さらに、フロントデフロスタ・ダクト68およびサイドデフロスタ・ダクト69の上流側にも運転席側DRと助手席側PAとにそれぞれ対応してデフドアD10,D10(詳しくはデフロスタ・ドア)をそれぞれ開閉制御可能に取付けている。
図17で示した被制御部材としての各要素106,107,D1〜D10は運転席側DRと助手席側PAの空調風の特性を別々に独立して調整可能な空調制御装置100(図19参照)にて制御されるが、この空調制御装置100を調整する調整操作手段101(図18参照)を備えているので、まず、この空調調整操作手段101の構成を図16,図18を参照して詳述する。
上述の空調調整操作手段101は図16に示すようにセンタベント吹出口105の近傍におけるセンタコンソール部に設けられている。図16に示す実施例においては空調調整操作手段101をセンタベント吹出口105の下部に設けたが、これはセンタベント吹出口105の上部においてインストルメントパネル46に設けてもよい。
図18に示すように空調調整操作手段101は、モード切換え操作部としてのモードコントロールダイヤル116と、風量切換え操作部としての風量コントロールダイヤル117と、温度調整操作部としての温度コントロールダイヤル118とを備え、これら3つのダイヤル116,117,118により1組の操作部材119(図19参照)を構成している。
図18に示すようにモードコントロールダイヤル116の内側は押しボタン式ON,OFFタイプのリヤデフォッガ・スイッチ120に構成され、このスイッチ120の外周部に位置するモードコントロールダイヤル116をダイヤル操作することにより、空調モード(詳しくは空調風吹出しモード)をベントモードm1(但し、この実施例のベントモードは空調風を主として首元部に吹出すモードであって、乗員の顔部に向けて空調風を吹出すモードではない)、ルーフオープンベントモードm2、バイレベルモードm3、ルーフオープンモ−ドm4、フットモードm5、デフ/フットモードm6、デフモードm7、シャットモードm8に切換え操作すべく構成している。
また、風量コントロールダイヤル117の内側は押しボタン式ON,OFFタイプのエアコンスイッチ121に構成され、このスイッチ121の外周部に位置する風量コントロールダイヤル117をダイヤル操作することにより、空調風の吹出し風量を増減制御すべく構成している。
さらに、温度コントロールダイヤル118の内側は外気導入と内気循環とを切換える押しボタン式のインテークスイッチ112に構成され、このスイッチ122の外周部に位置する温度コントロールダイヤル118をダイヤル操作することにより、空調温度を高低制御すべく構成している。
ここで、上述のインテークスイッチ122により内気循環を選定すると、エアロボード64の位置が図5で示したように切換えられ、インテークスイッチ122により外気導入を選定すると、エアロボード64の位置が図6で示したように切換えられる。
また、図18に示すように、上述の空調調整操作手段101は、モードコントロールダイヤル116および温度コントロールダイヤル118を運転席用操作モードと助手席用操作モードとに切換える座席モード切換え操作部123を備えている。
この座席モード切換え操作部123は単一のスライドスイッチにより構成され、該スライドスイッチのスライド部123aを図18に仮想線α示す右側に切換えた時には、運転席側DRの空調特性を調整する運転席用操作モードm9となり、スライド部123aを図18に仮想線βで示す左側に切換えた時には、助手席側PAの空調特性を調整する助手席用操作モードm10となり、スライド部123aを図18に実線で示す中央位置に切換えた時には、運転席側DRと助手席側PAとを同一の空調特性にまとめて操作可能なデュアルモードm11となる。
ここで、スライド部123aを図18に仮想線βで示す左側に切換えた助手席用操作モード時には、助手席側PAのデフモードm7およびデフ/フットモードm6の選択が不可能になるように構成されている。
さらに、上述の空調調整操作手段101はオート切換えスイッチ124と、助手席シャットダウンスイッチ125とを備えている。
上述のオート切換えスイッチ124は、該スイッチ124がON操作された場合に、後述するルーフオープン検出センサ126(図19参照)でルーフ部4の開閉状態を検出し、該ルーフ部4の開閉状態が開放状態の時(ルーフオープン時)には、運転席と助手席との独立調整を可能とし、ルーフ部4が閉鎖状態の時(ルーフオープン時)には、デュアルモードm11での調整を可能とするようになっている。
また、上述の助手席シャットダウンスイッチ125は、該スイッチ125がON操作された場合に、助手席側PAの空調制御を停止(禁止)させる助手席シャットダウンモードとなる。
図19は空調制御装置100の制御回路ブロック図であって、ルーフ部4の開閉状態を検出するルーフオープン検出センサ126(ルーフ部開閉検出手段)を設けている。
制御部としてのCPU127は、ルーフオープン検出センサ126、オート切換えスイッチ124、助手席シャットダウンスイッチ125、座席モード切換え操作部123、モードコントロールダイヤル116、風量コントロールダイヤル117、温度コントロールダイヤル118、からの入力に基づいて、ROM128に格納されたプログラムに従って、ブロアモータ106を介してブロア107を駆動すると共に、それぞれに対応するアクチュエータA1〜A15を介して、トランクローム用ドアD6、ダンパ用ドアD7、デフドアD10、エアミックスドアD1・D2、首元用ドアD3、背中用ドアD4、トンネル用ドアD5、大腿部用ドアD8、足元部用ドアD9を駆動する。また、RAM129は図20に示すマップやその他の必要なデータを記憶する記憶手段である。
ここで、上述の各ドアD3,D4,D5,D8,D9,D10の開閉による空調モード(空調風吹出しモード)は、ベントモードm1、ルーフオープンベントモードm2、バイレベルモードm3、フットモードm5、ルーフオープンフットモードm4、デフ/フットモードm6、デフモードm7、シャットモードm8の合計8つのモード(図18,図20参照)を有し、オート切換えスイッチ124がOFFの場合(マニュアル選定時)には、CPU127はモードコントロールダイヤル116の手動操作入力に対応してルーフ部4の開放状態に対応したモード(ルーフオープンベントモードm2、ルーフオープンフットモードm4)と、ルーフ部4の閉鎖状態に対応したモード(ベントモードm1、フットモードm5)を選択し、各ドアの開閉を図20に示すように制御する。
一方、オート切換えスイッチ124がONの場合(オート選定時)には、CPU127はルーフオープン検出センサ126からのルーフ開閉状態に基づいて、ルーフ部4の開放状態に対応したモード(ルーフオープンベントモードm2、ルーフオープンフットモードm4)と、ルーフ部4の閉鎖状態に対応したモード(ベントモードm1、フットモードm5)とを自動選択(図22参照)し、各ドアの開閉を図20または図22に示すように制御する。
図20に示すマップは横列にモードコントロールダイヤル116にて選定される空調モードに相当するベントモードm1、ルーフオープンベントモードm2、バイレベルモードm3、フットモードm5、ルーフオープンフットモードm4、デフ/フットモードm6、デフモードm7、シャットモードm8の各空調モードをとり、縦列に被駆動ドアとしての首元用ドアD3、背中用ドアD4、トンネル用ドアD5、大腿部用ドアD8、足元部用ドアD9、デフドアD10、エアミックスドアD1,D2、をとって、それぞれのモードm1〜m8に対応する各ドアの開閉状態をマトリクス状に記憶したもので、図20において○印はドア開を示し、×印はドア閉を示すものである。
制御部としてのCPU127は入力側の各要素126,124,125,123,116,117,118からの入力に基づいてRAM129のマップ(図20参照)からデータを読出して、各ドアを開閉制御するが、座席モード切換部123により運転席用操作モードm9に設定された時は、運転席側DR側のドアのみを開閉制御し、座席モード切換部123により助手席用操作モードm10に設定された時は助手席側PAのドアのみを開閉制御し、座席モード切換部123によりデュアルモードm11に設定された時は、運転席と助手席とが同一の空調特性になるように双方DR,PAのドアを共に開閉制御する。
なお、エアミックスドアD1,D2による温度調整は低温t18設定時には図17の状態となり、高温t32設定時には図21の状態となり、低温t18と高温t32との間の温度調整は温度コントロールダイヤル118の操作に応じて乗員が希望する空調温度になるように自動制御される。
この実施例では低温t18は約18℃に、高温t32は約32℃に設定しているが、これらの数値に限定されるものではない。
次に図20を参照してそれぞれの空調モードm1〜m8におけるドアD3〜D5、D8〜D10の開閉について説明する。
[ベントモードm1]
ベントモードm1(ルーフ部4の閉鎖時に相当)では、首元用ドアD3のみが開き、他のドアD4,D5,D8,D9,D10が閉成され、図9に示す首元吹出し口79のみから乗員の首元部に空調風が吹出される。
[ルーフオープンベントモードm2]
ルーフオープンベントモードm2(ルーフ部4の開放時に相当)では、首元用ドアD3、背中用ドアD4、トンネル用ドアD5、大腿部用ドアD8が開き、他のドアD9,D10が閉成され、図9に示す首元吹出し口79と、その他の吹出し口としての背中吹出し口82、大腿部吹出し口87から乗員の首元部、背中部、大腿部に空調風が吹出される。
[バイレベルモードm3]
バイレベルモードm3では、首元用ドアD3、トンネル用ドアD5、足元部用ドアD9が開き、他のドアD4、D8、D10が閉成され、図9に示す首元吹出し口79、足元吹出し口88から乗員の首元部、足元部に空調風が吹出される。
[フットモードm5]
フットモードm5(ルーフ部4の閉鎖時に相当)では、背中用ドアD4、トンネル用ドアD5、足元部用ドアD9が開き、他のドアD3、D8、D10が閉成され、図9に示す背中吹出し口82、足元吹出し口88から乗員の背中部、足元部に空調風が吹出される。特に、ルーフ部4の閉鎖時に対応するこのフットモードm5では、首元用ドアD3が閉成され、首元用の吹出し口79からの空調風の吹出しが禁止される。
[ルーフオープンフットモードm4]
ルーフオープンフットモードm4(ルーフ部4の開放時に相当)では、首元用ドアD3、背中用ドアD4、トンネル用ドアD5、大腿部用ドアD8、足元部用ドアD9が開き、他のドアD10が閉成され、図9に示す足元吹出し口88と、その他の少なくとも1つの吹出し口としての首元吹出し口79、背中吹出し口82、大腿部吹出し口87から乗員の首元部、背中部、大腿部、足元部に空調風が吹出される。
[デフ/フットモードm6]
デフ/フットモードm6では、背中用ドアD4、トンネル用ドアD5、足元部用ドアD9、デフドアD10が開き、他のドアD3,D8が閉成され、図9、図16に示す背中吹出し口82、足元吹出し口88から乗員の背中部、足元部に空調風が吹出されると共に、フロントデフロスタ・ダクト68およびサイドデフロスタ・ダクト69からの空調風により窓ガラスの曇り止めが実行される。
[デフモードm7]
デフモードm7では、トンネル用ドアD5、デフドアD10が開き、他のドアD3,D4,D8,D9が閉成され、図16に示すフロントデフロスタ・ダクト69およびサイドデフロスタ・ダクト69からの空調風により窓ガラスの曇り止めが実行される。
[シャットモードm8]
シャットモードm8では、全てのドアD3,D4,D5,D8,D9,D10が閉成される。
オート切換えスイッチ124がOFFのマニュアル操作時においては図18で示したモードコントロールダイヤル116のダイヤル操作による選定ポジションに対応して各モードのうちの選定されたモードになるように制御される。
図22は、図18、図19で示したオート切換えスイッチ124がON操作された場合の説明図であって、ルーフオープン検出センサ126でルーフ部4の開閉状態が検出され、ベントモードm1とルーフオープンベントモードm2との何れか一方を自動選定する際には、ルーフ閉鎖時にはベントモードm1にオート切換えされて、首元用ドアD3の開成により、首元吹出し口79のみから空調風が吹出され、ルーフ開放時にはルーフオープンベントモードm2にオート切換えされて、首元用ドアD3、背中用ドアD4、トンネル用ドアD5、大腿部用ドアD8の開成により首元吹出し口79と、そのほかの吹出し口82,87から空調風が吹出される。
また、フットモードm5とルーフオープンフットモードm4との何れか一方を自動選定する際には、ルーフ閉鎖時にはフットモードM5にオート切換えされて、首元用ドアD3が閉じられて、首元吹出し口79からの吹き出しを禁止して、背中用ドアD4、トンネル用ドアD5、足元部用ドアD9を開き、対応する背中吹出し口82、足元吹出し口88から空中風を吹出す一方、ルーフ開放時にはルーフオープンフットモードm4にオート切換えされて、デフドアD10以外の全てのドアD3,D4,D5,D8,D9を開き、対応する首元吹出し口79、背中吹出し口82、大腿部吹出し口87、足元吹出し口88から空調風を吹出す。
なお、図23に示すようにトンネル用ドアD5を省略し、部品点数の低減、構造及び制御の簡略化を図るように構成してもよい。
このように上記実施例の車両用空調装置は、開閉可能なルーフ部4を備えたオープンカーの車両用空調装置であって、複数の空調風吹出し口(吹出し口79,82,87,88参照)と複数の空調風吹出しモード(ベントモードm1、ルーフオープンベントモードm2、バイレベルモードm3、フットモードm5、ルーフオープンフットモードm4、デフ/フットモードm6、デフモードm7、シャットモードm8参照)とを備え、上記ルーフ部4の開放状態と上記ルーフ部4の閉鎖状態とにそれぞれ対応したモードを有し、上記各モードを選択可能な空調制御手段(空調制御装置100参照)を備えたものである。
この構成によれば、空調制御手段(空調制御装置100参照)はルーフ部4の開放状態(ルーフオープン状態)と、ルーフ部4の閉鎖状態(ルーフクローズ状態)とにそれぞれ対応したモード(ルーフオープンに対応したモードは、ルーフオープンベントモードm2、ルーフオープンフットモードm4、ルーフクローズに対応したモードは、ベントモードm1、フットモードm5)を選択するので、ルーフオープン走行時にはこれに対応したモードm2,m4が選択され、ルーフクローズ走行時にもこれに対応したモードm1,m5が選択される。この結果、ルーフオープン走行時とルーフクローズ走行時との快適性が両立でき、特に、ルーフオープン走行時には乗員の好みに応じた空調制御ができて、快適性を確保することができる。
また、上記空調制御手段(空調制御装置100参照)は上記各モードm1〜m8を手動選択するモード切換え操作部(モードコントロールダイヤル116参照)を備えたものである。
この構成によれば、乗員がモード切換え操作部(モードコントロールダイヤル116参照)を操作することにより、ルーフオープン時とルーフクローズ時とに対応して該乗員の所望するモードに手動にて切換え操作することができる。
さらに上記実施例の車両用空調装置は、開閉可能なルーフ部4を備えたオープンカーの車両用空調装置であって、複数の空調風吹出し口(吹出し口79,82,87,88参照)と複数の空調風吹出しモード(ベントモードm1、ルーフオープンベントモードm2、バイレベルモードm3、フットモードm5、ルーフオープンフットモードm4、デフ/フットモードm6、デフモードm7、シャットモードm8参照)とを備え、上記ルーフ部4の開閉状態に応じて空調風吹出しモード内の空調風吹出し口を自動選択して切換える空調制御手段を備えたものである。
この構成によれば、空調制御手段(空調制御装置100参照)はルーフ部4の開閉状態に応じて複数の空調風吹出しモード内の空調風吹出し口を自動選択するので、ルーフオープン走行時にはこれに対応したモードm2,m4が自動選択され、ルーフクローズ走行時にもこれに対応したモードm1,m5が自動選択される。このため、手動によるモード選択操作が不要となることは勿論、ルーフオープン走行時とルーフクローズ走行時との快適性が両立でき、特に、ルーフオープン走行時には乗員の好みに応じた自動空調制御ができて、快適性を確保することができる。
しかも、上記空調風吹出し口は少なくとも乗員の首元に空調風を吹出す首元吹出し口79を備えたものである。
この構成によれば、首元吹出し口79から吹出される空調風により、乗員の首元部を効率的に空調することができる。
また、上記空調風吹出し口が少なくとも乗員の背中に空調風を吹出す背中吹出し口82を備えたものである。
この構成によれば、背中吹出し口82から吹出される空調風により、乗員の背中部を効率的に空調することができる。
さらに、上記空調風吹出し口は少なくとも乗員の大腿部に空調風を吹出す大腿部吹出し口87を備えたものである。
この構成によれば大腿部吹出し口87から吹出される空調風により、乗員の大腿部を効率的に空調することができる。
加えて、上記空調風吹出し口は少なくとも乗員の大腿部と足元に空調風を吹出す大腿部吹出し口87と足元吹出し口88とを備え、上記大腿部吹出し口87と足元吹出し口88との上流側にこれら両吹出し口87,88を同時制御する開閉手段(トンネル用ドアD5参照)を備えたものである。
この構成によれば、大腿部吹出し口87または/および足元吹出し口88から吹出される空調風により、乗員の大腿部または/および足元部を効率的に空調することができるのは勿論、開閉手段(トンネル用ドアD5参照)により大腿部吹出し口87と足元吹出し口88との上流側を同時に閉成制御することができる。
また、乗員の首元に向けて空調風を吹出すベントモードm1,m2を有し、上記ルーフ部4の閉鎖時(ベントモードm1参照)には首元吹出し口79のみから空調風を吹出し可能とし、上記ルーフ部の開放時(ルーフオープンベントモードm2参照)には首元吹出し口79とその他の吹出し口(各吹出し口82,87参照)とから空調風を吹出し可能としたものである。
この構成によれば、ルーフ部4の閉鎖時(ベントモードm1参照)には走行風がルーフ部4から車室内に流入しないので、首元吹出し口79のみからの空調風の吹出しで、乗員は空調効果を存分に体感することができ、ルーフ部4の開放時(ルーフオープンベントモードm2参照)には走行風がルーフ部4から車室内に流入するので、首元吹出し口79のみからの空調風吹出しでは不十分となり、このため首元吹出し口79と他の吹出し口82,87とから空調風を吹出すことにより、乗員を効果的に空調することができる。
つまり、ルーフ部4の閉鎖時(ルーフクローズ時)とルーフ部4の開放時(ルーフオープン時)とにそれぞれ対応して乗員が体感できる適切な空調を行うことができる。
さらに、上記ベントモードにおけるルーフ部の開放時(ルーフオープンベントモードm2参照)には、首元吹出し口79、背中吹出し口82、大腿部吹出し口87から空調風を吹出すものである。
この構成によれば、ルーフオープン時(ルーフオープンベントモードm2参照)において空調をより一層効果的に実行することができる。
また、乗員の足元に向けて空調風を吹出すフットモードm5,m4を有し、ルーフ部4の閉鎖時(フットモードm5参照)には首元吹出し口79からの空調風の吹出しを禁止すべく構成したものである。
この構成によれば、フットモードm5時には温風が吹出されるので、ルーフ部4の閉鎖時に首元吹出し口79からの空調風の吹出しを禁止することにより、暖かい空気が乗員の首元部に吹出されるのを禁止して、乗員の不快感を防止することができる。
さらに、上記フットモードにおけるルーフ部4の開放時(ルーフオープンフットモードm4参照)には、足元吹出し口88とその他の少なくとも1つの吹出し口79,82,87とから空調風を吹出し可能に成したものである。
この構成によれば、ルーフ部4の開放時には、開放されたルーフ部4から車室内に走行風が流入するので、足元吹出し口88のみからの空調風では、乗員は空調効果を体感することができない。このためルーフオープン時には足元吹出し口88と他の吹出し口79,82,87とから空調風を吹出すことで、乗員の空調効果体感度の向上を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の複数の空調風吹出し口は、実施例の首元吹出し口79、背中吹出し口82、大腿部吹出し口87、足元吹出し口88に対応し、
以下同様に、
複数の空調風吹出しモードは、ベントモードm1、ルーフオープンベントモードm2、バイレベルモードm3、フットモードm5、ルーフオープンフットモードm4、デフ/フットモードm6、デフモードm7、シャットモードm8に対応し、
ルーフ部の開放状態に対応したモードは、ルーフオープンベントモードm2、ルーフオープンフットモードm4に対応し、ルーフ部の閉鎖状態に対応したモードは、ベントモードm1、フットモードm5に対応し、
空調制御手段は、空調制御装置100に対応し、
モード切換え操作部は、モードコントロールダイヤル116に対応し、
開閉手段は、トンネル用ドアD5に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
本発明の車両用空調装置を備えたオープンカーの概略側面図。 図1の平面図。 要部の断面図。 図1の後部拡大側面図。 エアロボードの位置変更による内気導入状態を示す側面図。 エアロボードの位置変更による外気導入状態を示す側面図。 図4の要部斜視図。 図7のA−A線に沿う要部拡大断面図。 ダクトのレイアウトを示す斜視図。 図9の要部側面図。 シートバックとダクトの関係を示す断面図。 ダクトレイアウトの他の実施例を示す側面図。 複数の荷室に区画されたトランクルームの平面図。 サスペンションダンパとダクトの関係を示す断面図。 フロントナチュラルベンチレーションユニットを示す側面図。 デフロスタダクトのレイアウトを示す斜視図。 車両用空調装置の全体構成を示す断面図 空調調整操作手段の説明図 空調制御装置を示す制御回路ブロック図 RAMに記憶させたマップの説明図 エアミックスドアを高温設定側に切換えた状態で示す空調装置の断面図 オート切換えスイッチON操作時の説明図 車両用空調装置の他の実施例を示す断面図
符号の説明
4…ルーフ部
79…首元吹出し口
82…背中吹出し口
87…大腿部吹出し口
88…足元吹出し口
100…空調制御装置(空調制御手段)
116…モードコントロールダイヤル(モード切換え操作部)
D5…トンネル用ドア(開閉手段)
m1〜m8…空調風吹出しモード

Claims (11)

  1. 開閉可能なルーフ部を備えたオープンカーの車両用空調装置であって、
    複数の空調風吹出し口と複数の空調風吹出しモードとを備え、
    上記ルーフ部の開放状態と上記ルーフ部の閉鎖状態とにそれぞれ対応したモードを有し、上記各モードを選択可能な空調制御手段を備えた
    車両用空調装置。
  2. 上記空調制御手段は上記各モードを手動選択するモード切換え操作部を備えた請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 開閉可能なルーフ部を備えたオープンカーの車両用空調装置であって、
    複数の空調風吹出し口と複数の空調風吹出しモードとを備え、
    上記ルーフ部の開閉状態に応じて空調風吹出しモード内の空調風吹出し口を自動選択して切換える空調制御手段を備えた
    車両用空調装置。
  4. 上記空調吹出し口は少なくとも乗員の首元に空調風を吹出す首元吹出し口を備えた請求項1〜3の何れか1に記載の車両用空調装置。
  5. 上記空調風吹出し口は少なくとも乗員の背中に空調風を吹出す背中吹出し口を備えた請求項1〜4の何れか1に記載の車両用空調装置。
  6. 上記空調風吹出し口は少なくとも乗員の大腿部に空調風を吹出す大腿部吹出し口を備えた
    請求項1〜5の何れか1に記載の車両用空調装置。
  7. 上記空調風吹出し口は少なくとも乗員の大腿部と足元に空調風を吹出す大腿部吹出し口と足元吹出し口とを備え、
    上記大腿部吹出し口と足元吹出し口との上流側にこれら両吹出し口を同時制御する開閉手段を備えた
    請求項1〜6の何れか1に記載の車両用空調装置。
  8. 乗員の首元に向けて空調風を吹出すベントモードを有し、
    上記ルーフ部の閉鎖時には首元吹出し口のみから空調風を吹出し可能とし、
    上記ルーフ部の開放時には首元吹出し口とその他の吹出し口とから空調風を吹出し可能とした
    請求項1〜7の何れか1に記載の車両用空調装置。
  9. 上記ベントモードにおけるルーフ部の開放時には、首元吹出し口、背中吹出し口、大腿部吹出し口から空調風を吹出す。
    請求項8記載の車両用空調装置。
  10. 乗員の足元に向けて空調風を吹出すフットモードを有し、
    ルーフ部の閉鎖時には首元吹出し口からの空調風の吹出しを禁止すべく構成した
    請求項1〜9の何れか1に記載の車両用空調装置。
  11. 上記フットモードにおけるルーフ部の開放時には、足元吹出し口とその他の少なくとも1つの吹出し口とから空調風を吹出し可能に成した
    請求項10記載の車両用空調装置。
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