JP2005096002A - 回転軸主軸台モジュール装置及び回転軸主軸台 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定仕様の主軸台と摺動仕様の主軸台を容易に変更することができる回転軸主軸台モジュール装置等を提供する。
【解決手段】回転軸主軸台モジュール装置は、ベッド1又はテーブル2上に固定され主軸用枢孔311,312が形成された主軸台本体31と、主軸台本体31に対して軸線回りに相対回転可能に主軸用枢孔311,312に枢支されラム用枢孔が形成されチャック6を装着可能な主軸32と、主軸32に対して軸線方向へ摺動可能にラム用枢孔に枢支され主軸センタ35を有するラム34と、主軸32を回転駆動する主軸回転用モータ33とを備え、主軸台31は、固定用ブラケット36の一端側又はラム駆動装置37の支持部371に交換係合可能な主軸台係合部316を有し、ラム34は、固定用ブラケット36の他端側又はラム駆動装置37のラム駆動用ブラケット375に交換係合可能なラム係合部341を有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転軸主軸台モジュール装置及び回転軸主軸台に関するものである。
研削盤や旋盤等における被加工物を回転支持する主軸台には、被加工物を支持するセンタが主軸の軸線方向に移動しない仕様のものと、センタが主軸の軸線方向に移動する仕様のものがある。例えば、センタが主軸の軸線方向に移動する仕様の主軸台としては、特開2003−205403号に開示されたものがある。当該公報に開示された主軸台は、軸線方向に摺動するラムを有している。
特開2003−205403号公報
ところで、センタが軸線方向に摺動する仕様の主軸台と、センタが軸線方向に固定された仕様の主軸台とは、それぞれ別個独立なものであった。そのため、それぞれの仕様の変更が生じた場合には、主軸台そのものを変更する必要があり、容易ではなかった。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、それぞれの仕様を容易に変更することができるように、センタが軸線方向に固定される仕様とセンタが軸線方向に摺動する仕様とのそれぞれの特有の構成部品のみを交換可能な回転軸主軸台モジュール装置及び回転軸主軸台を提供することを目的とする。
請求項1に係る回転軸主軸台モジュール装置は、工作機械のベッド又はテーブル上に固定され軸線方向に主軸用枢孔が形成された主軸台本体と、前記主軸台本体に対して軸線回りに相対回転可能に前記主軸用枢孔に枢支され軸線方向にラム用枢孔が形成され先端側にワークを把持するチャックを装着可能な主軸と、前記主軸に対して軸線方向へ摺動可能に前記ラム用枢孔に枢支され先端側に前記ワークの軸中心を位置決めするセンタを有するラムと、前記主軸を回転駆動する主軸回転駆動手段とを備え、前記主軸台本体は、前記ラムの前記摺動を固定する固定用ブラケットの一端側又は前記ラムの前記摺動を可能とするラム駆動手段の支持部に交換係合可能な主軸台本体係合部を有し、前記ラムは、前記固定用ブラケットの他端側又は前記ラム駆動手段の駆動部に交換係合可能なラム係合部を有することを特徴とする。
請求項2に係る回転軸主軸台モジュール装置は、工作機械のベッド又はテーブル上に固定され軸線方向にラム用枢孔が形成された主軸台本体と、前記主軸台本体に対して軸線方向へ摺動可能に前記ラム用枢孔に枢支され軸線方向に主軸用枢孔が形成されたラムと、前記ラムに対して軸線回りに相対回転可能に前記主軸用枢孔に枢支され先端側にワークを把持するチャック又はワークを支持するセンタを装着可能な主軸と、前記主軸を回転駆動する主軸回転駆動手段とを備え、前記主軸台本体は、前記ラムの前記摺動を固定する固定用ブラケットの一端側又は前記ラムの前記摺動を可能とするラム駆動手段の支持部に交換係合可能な主軸台本体係合部を有し、前記ラムは、前記固定用ブラケットの他端側又は前記ラム駆動手段の駆動部に交換係合可能なラム係合部を有することを特徴とする。
請求項3に係る回転軸主軸台モジュール装置は、前記ラム係合部は、前記ラムの後端側に配設されることを特徴とする。
請求項4に係る回転軸主軸台モジュール装置は、ワークを研削する研削盤の主軸台に用いられることを特徴とする。
請求項5に係る回転軸主軸台は、工作機械のベッド又はテーブル上に固定され軸線方向に主軸用枢孔が形成された主軸台本体と、前記主軸台本体に対して軸線回りに相対回転可能に前記主軸用枢孔に枢支され軸線方向にラム用枢孔が形成され先端側にワークを把持するチャックを装着可能な主軸と、前記主軸に対して軸線方向へ摺動可能に前記ラム用枢孔に枢支され先端側に前記ワークの軸中心を位置決めするセンタを有するラムと、前記主軸を回転駆動する主軸回転駆動手段と、一端側を前記主軸台本体に固定され他端側を前記ラムに固定され前記ラムの前記摺動を固定する固定用ブラケットと、前記主軸台本体に支持された支持部と前記ラムに取付けられた駆動部とからなり前記ラムの摺動を可能とするラム駆動手段とを備え、前記固定用ブラケットと前記ラム駆動手段とを交換可能としたことを特徴とする。
請求項6に係る回転軸主軸台は、工作機械のベッド又はテーブル上に固定され軸線方向にラム用枢孔が形成された主軸台本体と、前記主軸台本体に対して軸線方向へ摺動可能に前記ラム用枢孔に枢支され軸線方向に主軸用枢孔が形成されたラムと、前記ラムに対して軸線回りに相対回転可能に前記主軸用枢孔に枢支され先端側にワークを把持するチャック又はワークを支持するセンタを装着可能な主軸と、前記主軸を回転駆動する主軸回転駆動手段と、一端側を前記主軸台本体に固定され他端側を前記ラムに固定され前記ラムの前記摺動を固定する固定用ブラケットと、前記主軸台本体に支持された支持部と前記ラムに取付けられた駆動部とからなり前記ラムの摺動を可能とするラム駆動手段とを備え、前記固定用ブラケットと前記ラム駆動手段とを交換可能としたことを特徴とする。
請求項1及び請求項2に係る回転軸主軸台モジュール装置によれば、固定用ブラケットによりラムを容易に固定することができる構成とすることが容易にできると共に、ラム駆動手段によりラムを容易に摺動させる構成とすることも容易にできる。つまり、本発明によれば、センタが軸線方向に固定された仕様の主軸台と、センタが軸線方向に摺動する仕様の主軸台とをそれぞれ容易に変更することができる。すなわち、固定用ブラケット又はラム駆動手段のみを交換することにより達成できる。また、それぞれの仕様の変更の際に交換する必要のない回転軸主軸台モジュール装置は共通化することができるので、全体としての部品点数を削減することができる。その結果、製造コストを低減することができる。また、回転軸主軸台モジュール装置が共通化することは、主軸台の信頼性を向上させることにもつながる。
なお、請求項1に係る回転軸主軸台モジュール装置は、主軸の内部側にラムを配設した構成である。すなわち、センタが主軸と共に回転しない構成を採用している。つまり、このようなセンタが回転しない構成の回転軸主軸台に対して、固定用ブラケット及びラム駆動手段を交換可能な回転軸主軸台モジュール装置を提供することができる。
また、請求項2に係る回転軸主軸台モジュール装置は、ラムの内部側に主軸を配設した構成である。すなわち、センタが主軸と共に回転する構成を採用している。つまり、このようなセンタが回転する構成の回転軸主軸台に対して、固定用ブラケット及びラム駆動手段を交換可能な回転軸主軸台モジュール装置を提供することができる。
請求項3に係る回転軸主軸台モジュール装置によれば、容易にラム係合部を形成することができる。つまり、容易な構成により本発明の回転軸主軸台モジュール装置を形成することができる。
請求項4に係る回転軸主軸台モジュール装置によれば、センタが軸線方向に固定された仕様とセンタが軸線方向に摺動する仕様とを有する場合が特に多い研削盤に用いることができるので、上記効果をより発揮させることができる。
請求項5及び請求項6に係る回転軸主軸台によれば、上記の回転軸主軸台モジュール装置と同様の効果を奏する。つまり、本発明の回転軸主軸台は、交換可能な固定用ブラケット及びラム駆動手段を有しているので、容易にセンタが軸線方向に固定された仕様とセンタが軸線方向に摺動する仕様とを変更することができる。
次に、実施形態を挙げ、本発明を研削盤の回転軸主軸台に適用した場合を例に取り、図面を参照してより詳しく説明する。図1には、研削盤を示した構成図である。図1に示すように、研削盤は、ベッド1と、テーブル2と、回転軸主軸台(以下、単に「主軸台」という)3と、心押台4と、砥石台5と、砥石車Gとから構成される。
ベッド1は、研削盤の土台であって、研削盤の設置場所に固定されている。このベッド1は、X軸方向に延在するX軸ガイドレール(図示せず)と、Z軸方向に延在するZ軸ガイドレール(図示せず)とを有している。さらに、ベッド1には、X軸モータとZ軸モータが固定されている。また、ベッド1には、X軸ガイドレールに平行に配設され一端側がX軸モータに連結されたX軸ボールねじが回動可能に軸支されている。また、ベッド1には、Z軸ガイドレールに平行に配設され一端側がZ軸モータに連結されたZ軸ボールねじが回動可能に軸支されている。
テーブル2は、ベッド1上の前方側に配設されている。具体的には、ベッド1のZ軸ガイドレール上を摺動可能に配設されている。さらに、テーブル2は、下方側にボールねじナットを有している。このボールねじナットは、ベッド1に取り付けられたZ軸ボールねじに連結されている。従って、Z軸ボールねじを回転させることにより、テーブル2はベッド1に対してZ軸方向に摺動する。
主軸台3は、テーブル2の左端側に配設されており、Z軸回りに回転可能な主軸32(図2に示す)を有している。さらに、主軸台3の右端側には、ワークWを把持可能なチャック6が配設されている。また、主軸台3の右端側の軸中央には、ワークWの一端側を支持すると共にワークWの軸心位置決め用の主軸センタ35が設けられている。なお、詳細な構成については後述する。
心押台4は、テーブル2の右端側で主軸台3に対向する位置に配設されている。この心押台4は、内側に主軸32と同心的にZ軸回りに回転可能な心押軸を有している。また、心押台4の左端側の軸中央には、ワークWの他端側を支持する心押センタ41が設けられている。
砥石台5は、ベッド1上の後方側に配設されている。具体的には、ベッド1のX軸ガイドレール上を摺動可能に配設されている。この砥石台5は、下方側にボールねじナットを有している。このボールねじナットは、ベッド1に取り付けられたX軸ボールねじに連結されている。従って、X軸ボールねじを回転させることにより、砥石台5はベッド1に対してX軸方向に摺動する。さらに、砥石台5は、Z軸回りに回転可能な砥石車Gを有している。
次に、主軸台3について図2及び図3を参照して詳細に説明する。図2は、主軸センタ35が軸線方向に固定された仕様の主軸台(以下、「固定仕様の主軸台」という)3の構成を示す。図3は、主軸センタ35が軸線方向に摺動する仕様の主軸台(以下、「摺動仕様の主軸台」という)3の構成を示す。
まずは、図2を参照して、主軸センタ35が軸線方向に固定された仕様の主軸台3(以下、「固定仕様の主軸台」という)について説明する。図2に示すように、固定仕様の主軸台3は、主軸台本体31と、主軸32と、主軸回転用モータ33と、ラム34と、主軸センタ35と、固定用ブラケット36とから構成される。ここで、主軸台本体31と、主軸32と、主軸回転用モータ33と、ラム34とは、本発明の主軸台モジュール装置を構成する。
主軸台本体31は、固定仕様の主軸台3の外形をなすものであって、テーブル2上にボルト等により位置決め固定されている。この主軸台本体31は、Z軸方向に平行な軸線を中心とする第1丸穴311(主軸用枢孔)及び第2丸穴312(主軸用枢孔)が形成されている。第1丸穴311は、主軸台本体31の右端側に形成されており、第2丸穴312は主軸台本体31のほぼ中央に形成されている。また、第1丸穴311は、第2丸穴312より大きな径にて形成されている。なお、これらの第1丸穴311及び第2丸穴312は、後述する主軸32を枢支するように同心的に形成されている。
さらに、主軸台本体31のうち第1丸穴311及び第2丸穴312の中心軸の上方側には、モータ取付座313が形成されている。そして、そのモータ取付座313の右内側で、かつ、第1丸穴311及び第2丸穴312の上方側には、第3丸穴314が形成されている。なお、モータ取付座313には、後述する主軸回転用モータ33を取付ける台座である。また、第3丸穴314には、主軸回転用モータ33の出力軸331を枢支する。さらに、主軸台本体31の左端下側の水平面には、後述する固定用ブラケット36を取付けるためのブラケット取付座315が形成されている。このブラケット取付座315には、複数の取付穴(主軸台係合部)316が鉛直方向に形成されている。
主軸32は、中央に貫通孔(ラム用枢孔)が形成された略円筒形状に形成されており、主軸固定部321と主軸回転部322と軸受323とから構成される。主軸固定部321は、略円筒形状からなる。この主軸固定部321の外周左側が主軸台本体31の第2丸穴312に嵌合して固定されている。また、主軸固定部321の内周面は、後述するラム34を枢支するように形成されている。主軸回転部322は、略円筒形状からなる。この主軸回転部322は、主軸固定部321の外周右側に、軸受323を介して回転可能に配設されている。また、主軸回転部322の外周右側は、主軸台本体31の第1丸穴311に遊合している。すなわち、主軸回転部322は、主軸台本体31及び主軸固定部321に対して回転可能としている。さらに、主軸回転部322の最外周側には、ギヤ324が形成されている。なお、主軸回転部322の右端面には、ワークWを把持するチャック6(図1に示す)が装着されている。
主軸回転用モータ(主軸回転駆動手段)33は、出力軸331が右側に延在するように、主軸台本体31のモータ取付座313に取付固定されている。そして、この主軸回転用モータ33の出力軸331は、軸受を介して主軸台本体31の第3丸穴314に回転可能に枢支されている。さらに、この主軸回転用モータ33の出力軸331の先端外周側には主軸回転部322のギヤ324に螺合するギヤ332が形成されている。すなわち、主軸回転用モータ33の回転が、出力軸331のギヤ332及び主軸回転部322のギヤ324を介して、主軸回転部322に伝達される。
ラム34は、略円筒形状からなる。具体的には、ラム34の外周面はほぼ同径に形成されており、ラム34の内周右側は右側に向かって拡径するテーパ形状に形成されており、ラム34の内周左側はほぼ同径穴に形成されている。そして、このラム34の外周面は、主軸固定部321の内周面に遊合され、主軸固定部321に対して軸方向に摺動可能に配設されている。さらに、ラム34の左端面には、固定用ブラケット36を取付けるための取付穴341が水平方向に形成されている。
主軸センタ35は、ワークWの軸心位置決めを行うための尖部351とラム34の内周右側のテーパ部分に嵌合するテーパ部352とから構成されている。この主軸センタ35は、尖部351がラム34の右端面より右側に突出するように、テーパ部352をラム34に嵌合している。なお、主軸センタ35は、ワークWに応じて交換取付可能である。
固定用ブラケット36は、略L字型形状からなる。この固定用ブラケット36の水平面は、主軸台本体31のブラケット取付座315に当接し、ブラケット取付座315の取付穴316にボルトにより固定されている。また、固定用ブラケット36の鉛直面は、ラム34の左端面に当接し、ラム34に形成された取付穴341にボルトにより固定されている。すなわち、固定用ブラケット36により、主軸台本体31とラム34とを固定している。ここで、固定用ブラケット36は、主軸台本体31及びラム34との取付及び取外位置は、非常に容易な主軸台3の左端側としている。
次に、上述した固定仕様の主軸台3の動作について説明する。まず、主軸回転用モータ33が回転することにより、主軸回転用モータ33の出力軸331が回転する。続いて、この出力軸331が回転することにより、出力軸331に形成されたギヤ332に螺合する主軸回転部322が回転する。続いて、主軸回転部322が回転することにより、主軸回転部322の左端面に装着しているチャック6が回転する。続いて、チャック6が回転することにより、チャック6が把持しているワークWが回転する。
このとき、ラム34は、固定用ブラケット36を介して主軸台本体31に固定されているので、軸方向への移動も回転もしない。
次に、図3を参照して、主軸センタ35が軸線方向に摺動する仕様の主軸台3(以下、「摺動仕様の主軸台」という)について説明する。図3に示すように、摺動仕様の主軸台3は、主軸台本体31と、主軸32と、主軸回転用モータ33と、ラム34と、主軸センタ35と、ラム駆動装置37とから構成される。ここで、主軸台本体31と、主軸32と、主軸回転用モータ33と、ラム34とは、主軸台モジュール装置を構成する。この摺動仕様の主軸台3の主軸台モジュール装置と、上述した固定仕様の主軸台3の主軸台モジュール装置とは、共通化されている。すなわち、図2に示す固定仕様の主軸台3と図3に示す摺動仕様の主軸台3とは、固定用ブラケット36とラム駆動装置37とが相違するのみである。そこで、以下に、ラム駆動装置37についてのみ説明する。
ラム駆動装置(ラム駆動手段)37は、図3に示すように、支持部371と、ラム駆動モータ372と、ラム駆動用ボールねじ373と、ラム駆動用ボールねじナット374と、ラム駆動用ブラケット375とから構成される。
支持部371は、下面がほぼ水平に形成され、中央には貫通孔が形成されている。そして、支持部371の下面は、主軸台本体31のブラケット取付座315に当接し、ブラケット取付座315に形成された取付穴316にボルトにより固定されている。すなわち、支持部371は、主軸台本体31に固定している。
ラム駆動モータ372は、出力軸が右側に延在するように、支持部371のの左端面に取付固定されている。ラム駆動用ボールねじ373は、主軸32の軸線方向に平行な方向に延在するように、一端側がラム駆動モータ372の出力軸に連結され、他端側が主軸台本体31に当接している。このラム駆動用ボールねじ373は、支持部371の貫通孔に軸受を介して回転可能に枢支されている。ラム駆動用ボールねじナット374は、ラム駆動用ボールねじ373に螺合しており、ラム駆動用ボールねじ373の回転することにより、ラム駆動用ボールねじナット374は軸線方向に移動する。ラム駆動用ブラケット375は、ラム駆動用ボールねじナット374の外周側に嵌合して固定されている。そして、このラム駆動用ブラケット375の一端側がラム34の左端面に当接し、ラム34の取付穴にボルトにより固定されている。すなわち、ラム駆動用ボールねじナット374とラム34とは、ラム駆動用ブラケット375を介して固定されている。
次に、摺動仕様の主軸台3の動作について説明する。まず、主軸回転用モータ33が回転することにより、主軸回転用モータ33の出力軸331が回転する。続いて、この出力軸331が回転することにより、出力軸331に形成されたギヤ332に螺合する主軸回転部322が回転する。続いて、主軸回転部322が回転することにより、主軸回転部322の左端面に装着しているチャック6が回転する。続いて、チャック6が回転することにより、チャック6が把持しているワークWが回転する。
一方、ラム駆動モータ372が回転することにより、ラム駆動用ボールねじ373が回転する。続いて、ラム駆動用ボールねじ373が回転することにより、ラム駆動用ボールねじ373に螺合するラム駆動用ボールねじナット374が軸方向に移動する。続いて、ラム駆動用ボールねじナット374が軸方向に移動することにより、ラム駆動用ブラケット375を介して、ラム34が主軸固定部321に対して軸線方向に摺動する。
以上説明したように、主軸台モジュール装置が、固定用ブラケット36とラム駆動装置37とを交換可能な構成とすることにより、固定仕様の主軸台3と摺動仕様の主軸台3とを容易に変更することができる。また、主軸台モジュール装置は、固定仕様の主軸台3及び摺動仕様の主軸台3に共通させていることにより、全体の部品点数を削減することができる。その結果、製造コストを大幅に低減させることができる。さらに、主軸台モジュール装置として共通化することにより、主軸台3としての信頼性を向上させることができる。
なお、上記実施形態においては、主軸32の内側にラム34を配設して、ラム34が回転しない構成としたが、これに限られるものではない。例えば、特開2003−205403号公報に開示された主軸台のように、ラムが主軸を内蔵する構成であってもよい。この場合は、主軸センタが主軸と共に回転することになる。
本実施形態における研削盤の全体構成を示す図である。 本実施形態の固定仕様の主軸台を示す図である。 本実施形態の摺動仕様の主軸台を示す図である。
符号の説明
1:ベッド, 2:テーブル, 3:主軸台, 4:心押台, 5:砥石台, 6:チャック, 31:主軸台本体, 32:主軸, 33:主軸回転用モータ(主軸回転駆動手段), 34:ラム, 35:主軸センタ, 36:固定用ブラケット, 37:ラム駆動装置(ラム駆動手段), 311:第1丸穴(主軸用枢孔), 312:第2丸穴(主軸用枢孔), 313:モータ取付座, 314:第3丸穴, 315:ブラケット取付座, 316:取付穴(主軸台係合部), 321:主軸固定部, 322:主軸回転部, 323:軸受, 324:ギヤ, 331:出力軸, 332:ギヤ, 341:取付穴(ラム係合部), 351:尖部, 352:テーパ部, 371:支持部, 372:ラム駆動モータ, 373:ラム駆動用ボールねじ, 374:ラム駆動用ボールねじナット, 375:ラム駆動用ブラケット, 41:心押センタ, G:砥石車

Claims (6)

  1. 工作機械のベッド又はテーブル上に固定され軸線方向に主軸用枢孔が形成された主軸台本体と、
    前記主軸台本体に対して軸線回りに相対回転可能に前記主軸用枢孔に枢支され軸線方向にラム用枢孔が形成され先端側にワークを把持するチャックを装着可能な主軸と、
    前記主軸に対して軸線方向へ摺動可能に前記ラム用枢孔に枢支され先端側に前記ワークの軸中心を位置決めするセンタを有するラムと、
    前記主軸を回転駆動する主軸回転駆動手段とを備え、
    前記主軸台本体は、前記ラムの前記摺動を固定する固定用ブラケットの一端側又は前記ラムの前記摺動を可能とするラム駆動手段の支持部に交換係合可能な主軸台本体係合部を有し、
    前記ラムは、前記固定用ブラケットの他端側又は前記ラム駆動手段の駆動部に交換係合可能なラム係合部を有することを特徴とする回転軸主軸台モジュール装置。
  2. 工作機械のベッド又はテーブル上に固定され軸線方向にラム用枢孔が形成された主軸台本体と、
    前記主軸台本体に対して軸線方向へ摺動可能に前記ラム用枢孔に枢支され軸線方向に主軸用枢孔が形成されたラムと、
    前記ラムに対して軸線回りに相対回転可能に前記主軸用枢孔に枢支され先端側にワークを把持するチャック又はワークを支持するセンタを装着可能な主軸と、
    前記主軸を回転駆動する主軸回転駆動手段とを備え、
    前記主軸台本体は、前記ラムの前記摺動を固定する固定用ブラケットの一端側又は前記ラムの前記摺動を可能とするラム駆動手段の支持部に交換係合可能な主軸台本体係合部を有し、
    前記ラムは、前記固定用ブラケットの他端側又は前記ラム駆動手段の駆動部に交換係合可能なラム係合部を有することを特徴とする回転軸主軸台モジュール装置。
  3. 前記ラム係合部は、前記ラムの後端側に配設されることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転軸主軸台モジュール装置。
  4. 前記回転軸主軸台モジュール装置は、ワークを研削する研削盤の主軸台に用いられることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の回転軸主軸台モジュール装置。
  5. 工作機械のベッド又はテーブル上に固定され軸線方向に主軸用枢孔が形成された主軸台本体と、
    前記主軸台本体に対して軸線回りに相対回転可能に前記主軸用枢孔に枢支され軸線方向にラム用枢孔が形成され先端側にワークを把持するチャックを装着可能な主軸と、
    前記主軸に対して軸線方向へ摺動可能に前記ラム用枢孔に枢支され先端側に前記ワークの軸中心を位置決めするセンタを有するラムと、
    前記主軸を回転駆動する主軸回転駆動手段と、
    一端側を前記主軸台本体に固定され他端側を前記ラムに固定され前記ラムの前記摺動を固定する固定用ブラケットと、
    前記主軸台本体に支持された支持部と前記ラムに取付けられた駆動部とからなり前記ラムの摺動を可能とするラム駆動手段とを備え、
    前記固定用ブラケットと前記ラム駆動手段とを交換可能としたことを特徴とする回転軸主軸台。
  6. 工作機械のベッド又はテーブル上に固定され軸線方向にラム用枢孔が形成された主軸台本体と、
    前記主軸台本体に対して軸線方向へ摺動可能に前記ラム用枢孔に枢支され軸線方向に主軸用枢孔が形成されたラムと、
    前記ラムに対して軸線回りに相対回転可能に前記主軸用枢孔に枢支され先端側にワークを把持するチャック又はワークを支持するセンタを装着可能な主軸と、
    前記主軸を回転駆動する主軸回転駆動手段と、
    一端側を前記主軸台本体に固定され他端側を前記ラムに固定され前記ラムの前記摺動を固定する固定用ブラケットと、
    前記主軸台本体に支持された支持部と前記ラムに取付けられた駆動部とからなり前記ラムの摺動を可能とするラム駆動手段とを備え、
    前記固定用ブラケットと前記ラム駆動手段とを交換可能としたことを特徴とする回転軸主軸台。
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