JP2005095322A - 食器洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 運転条件が異なる複数の洗浄運転を実行可能なものにおいて、1回の洗浄運転にかかる経費に関する情報を簡単に得ることができるようにする。
【解決手段】 食器洗浄機の制御回路は、実行可能な全ての運転条件に対応する経費のエコレベルを予め記憶している。運転条件が設定されると、制御回路はその運転条件に対応するエコレベルを読み込み、そのエコレベルに対応する数だけ表示部16のLEDを点灯させる。
【選択図】 図4
【解決手段】 食器洗浄機の制御回路は、実行可能な全ての運転条件に対応する経費のエコレベルを予め記憶している。運転条件が設定されると、制御回路はその運転条件に対応するエコレベルを読み込み、そのエコレベルに対応する数だけ表示部16のLEDを点灯させる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、複数の洗浄運転コースを選択的に実行可能な食器洗浄機に関する。
食器洗浄機は、洗浄槽内に貯留された洗浄水を循環させつつ食器に吹き付けて汚れを洗い落とす構成であるため、食器を手洗いする場合に比べて少ない水で食器を洗浄することができる。また、高温の水で洗浄できるため、食器に付着した油脂をきれいに洗い落とすことができる。このような利点から、近年、この種の食器洗浄機が一般家庭においても広く普及してきている。
ところで、使用者の大きな関心事の一つに、食器洗浄機による食器の洗浄にかかる経費がある。例えば食器洗浄機のカタログやテレビコマーシャル、広告等では、食器洗浄機を用いて食器を洗浄する方が手洗いするよりも経費が安く、経済的であると宣伝されている。しかし、このような経費の比較は、食器洗浄機の洗浄槽に収容可能な十分量の食器が収容された状態で標準的な洗浄運転を実行させることを前提に行われている。
ところが、最近の食器洗浄機は標準的な洗浄運転に加えて、洗浄工程、すすぎ工程、乾燥工程の時間、乾燥工程の有無、洗浄水の温度等の運転条件が異なる多種類の洗浄運転を実行可能であり、使用者は食器の汚れの程度に応じた運転条件で洗浄運転を実行させることができる。運転条件が異なると使用される水の量や通電時間等が異なるため、1回の洗浄運転にかかる経費も異なる。しかし、従来の食器洗浄機では、実行可能な全ての洗浄運転にかかる経費がどの程度であるかという情報を入手することは困難であった。
特開2003−174995号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転条件が異なる複数の洗浄運転を実行可能なものにおいて、1回の洗浄運転にかかる経費に関する情報を簡単に得ることができる食器洗浄機を提供することである。
本発明の食器洗浄機は、洗浄運転の運転条件を設定する運転条件設定手段と、設定された運転条件に基づいて給水装置及び洗浄装置並びに乾燥装置の駆動を制御することにより洗浄運転を実行する制御手段と、前記洗浄運転の実行に必要な経費に関連する情報を記憶する経費関連情報記憶手段と、設定された運転条件に対応する経費関連情報を前記経費関連情報記憶手段から読み込む読込手段と、前記読込手段が読み込んだ経費関連情報に基づき、設定された運転条件に対応する経費情報を出力する出力手段とを具備することを特徴とする。
本発明の食器洗浄機は、洗浄運転の運転条件が設定されると、その設定された運転条件に対応する経費情報が報知されるため、使用者は設定した運転条件で行われる洗浄運転の経済性を認識することができる。また、報知される経費情報に基づき設定した運転条件を見直すことができる。更に、例えば食器点数が少ないにもかかわらず経費が高い場合に食器点数が増えるまで洗浄運転の実行を待機するといった判断を容易に行うことができる。
(第1の実施例)
以下、本発明の第1の実施例について図1ないし図6を参照しながら説明する。図1ないし図3は本実施例に係る食器洗浄機1の構成を示している。これらの図に示すように、食器洗浄機1は内部に洗浄槽2を有する洗浄機本体3、前記洗浄機本体3の前面に設けられ前記洗浄槽2の前部開口を開閉するための下部扉4及び上部扉5、前記下部扉4の下部に設けられた操作パネル6を備えて構成されている。
以下、本発明の第1の実施例について図1ないし図6を参照しながら説明する。図1ないし図3は本実施例に係る食器洗浄機1の構成を示している。これらの図に示すように、食器洗浄機1は内部に洗浄槽2を有する洗浄機本体3、前記洗浄機本体3の前面に設けられ前記洗浄槽2の前部開口を開閉するための下部扉4及び上部扉5、前記下部扉4の下部に設けられた操作パネル6を備えて構成されている。
前記扉4,5は、それぞれ上端部及び下端部において洗浄機本体3に軸支されており、図示しないリンク機構を介して連動して回動するように構成されている。前記下部扉2の前面には扉2,3を開放させるための押ボタン7が設けられている。両扉2,3は、前記押ボタン7を押圧操作し、前記下部扉2を手前に引き下げることにより開放されるようになっている。また、前記上部扉3には、前記洗浄槽2内の水蒸気を排出するための排気口8が設けられている。
図4は操作パネル6の構成を示している。前記操作パネル6には、電源スイッチ9や一時停止スイッチを兼用するスタートスイッチ10、各種の洗浄コースを設定するためのコース設定スイッチ11、乾燥時間を設定するための時間設定スイッチ12、除菌モード設定スイッチ13、設定された洗浄コースを表示するコース表示部14、運転状況を表示する状況表示部15、1回の洗浄運転に必要な経費情報を表示する経費情報表示部16(出力手段、発光手段に相当)が設けられている。前記表示部16は上下方向に並べられた4個の短いバー状のLED16a〜16d(発光部材に相当)から構成されており、後述するようにLEDの点灯数にて経費情報を表示する。前記LED16a〜16dは全て同じ長さである。
一方、図1ないし図3に示すように、洗浄槽2の内部には上下2個の食器かご18,19が出し入れ可能に収容されている。また、洗浄槽2内の奥部には噴射ノズル20が固定されている。前記噴射ノズル20は、洗浄槽2の内面に沿って左右に延びる帯状の中空部材20aとその前面に形成された複数の噴射孔20bから構成されている。中空部材20aの途中部には洗浄槽2の下部まで延びる筒状部21が一体的に設けられている。更に、洗浄槽2内の下部には2個の回転式の噴射ノズル22が左右に並んで設けられている。前記噴射ノズル22は、中空状のアーム部22aと、その上面に形成された複数の噴射孔22baとから構成されている。アーム部22aの基端部はアーム支え23に回転自在に接続されている。
前記洗浄槽2の底部の左前部には貯水部24が一体的に設けられており、右前部にはシーズヒータ25が配置されている。前記貯水部24の上には取り外し可能な残滓フィルタ26が配置されている。また、前記シーズヒータ25の上部には多孔板からなる保護カバー27が被せられている。
洗浄機本体3内のうち洗浄槽2の下部には洗浄ポンプ及び排水ポンプを兼用するポンプ28並びに送風機29が配設されている。詳しい説明は省略するが、前記ポンプ28は、洗浄用インペラ及び排水用インペラ(いずれも図示せず)を収容するケーシング28aと、前記洗浄用及び排水用インペラを回転駆動するポンプモータ30(図4にのみ示す)とを備えている。前記ポンプ28は、前記モータ30が一方向に回転するときは例えば洗浄用インペラが機能し、排水用インペラは機能しないようになっている。これに対してモータ30が他方向に回転するときは排水用インペラが機能し、洗浄用インペラは機能しないようになっている。つまり、前記ポンプ28は、モータ30の回転方向を切り替えることにより洗浄用ポンプとして機能する状態と排水用ポンプとして機能する状態とに切り替え可能に構成されている。
洗浄機本体3内のうち洗浄槽2の下部には洗浄ポンプ及び排水ポンプを兼用するポンプ28並びに送風機29が配設されている。詳しい説明は省略するが、前記ポンプ28は、洗浄用インペラ及び排水用インペラ(いずれも図示せず)を収容するケーシング28aと、前記洗浄用及び排水用インペラを回転駆動するポンプモータ30(図4にのみ示す)とを備えている。前記ポンプ28は、前記モータ30が一方向に回転するときは例えば洗浄用インペラが機能し、排水用インペラは機能しないようになっている。これに対してモータ30が他方向に回転するときは排水用インペラが機能し、洗浄用インペラは機能しないようになっている。つまり、前記ポンプ28は、モータ30の回転方向を切り替えることにより洗浄用ポンプとして機能する状態と排水用ポンプとして機能する状態とに切り替え可能に構成されている。
前記ケーシング28aの上部には洗浄用の吐出口(図示せず)が設けられており、前記吐出口は配水管31a,31bを介してアーム支え23及び筒状部21にそれぞれ接続されている。ケーシング28aの側部には排水用の吐出口(図示せず)が設けられており、前記吐出口には排水ホース32が接続されている。前記排水ホース32は、洗浄槽2内の最高水位よりも高い位置を経由させて洗浄機本体3の後部の下部から外部に引き出されている。
前記ケーシング28aの下部には筒状部33が設けられている。前記筒状部33は、接続管34を介して貯水部24の下端部に接続されている。図示しないが、ケーシング28aの下部のうち前記筒状部33内に位置する部分には洗浄用及び排出用の吸入口が形成されている。一方、接続管34の内部は洗浄用水路と排水路とに区画されており、洗浄用水路の端部は前記洗浄用の吸入口に連通し、排水路の端部は前記排水用の吸入口に連通している。
前記ポンプ28が排水ポンプとして機能するときは、貯水部24内の洗浄水は接続管34内の排水路を通り排水用の吸入口からポンプ28内に吸入された後、排水用の吐出口から排水ホース32を経て外部に排出される。一方、前記ポンプ28が洗浄ポンプとして機能するときは、貯水部24内の洗浄水は接続管34内の洗浄用水路を通り洗浄用の吸入口からポンプ28内に吸入される。その後、洗浄水は洗浄用の吐出口から配水管31a,31bに吐出され、噴射ノズル20,22から洗浄槽2内に噴射される。
前記送風機29は洗浄槽2の下部のうち前記ヒータ25の近傍に配置されている。前記送風機29は、ケーシング35内に収容されたファン(図示せず)及びファンモータ36(図5にのみ示す)から構成されている。ケーシング35は、送風管37を介して洗浄槽2内のヒータ25近傍に接続されている。
前記洗浄槽2の底部の後部中央には給水口38が設けられている。給水口38は、洗浄槽2の底部に突設され上端部に開口を有する筒状部38aと、前記筒状部38aの上部を覆うカバー38bとから構成されている。筒状部38aの下部には給水弁40を介して給水配管41が接続されている。給水配管41は洗浄機本体3の後下部を貫通して洗浄機本体3の外部まで延びており、その端部は給水ホース(図示せず)を介して水道等の給水源に接続されるようになっている。
前記洗浄槽2の底部の後部中央には給水口38が設けられている。給水口38は、洗浄槽2の底部に突設され上端部に開口を有する筒状部38aと、前記筒状部38aの上部を覆うカバー38bとから構成されている。筒状部38aの下部には給水弁40を介して給水配管41が接続されている。給水配管41は洗浄機本体3の後下部を貫通して洗浄機本体3の外部まで延びており、その端部は給水ホース(図示せず)を介して水道等の給水源に接続されるようになっている。
本実施例では、シーズヒータ25及び送風機29から乾燥装置が構成される。また、ポンプ28及びポンプモータ30から洗浄装置が構成される。給水口38、給水弁40、給水配管41等から給水装置が構成される。
図5は食器洗浄機1の電気的構成をブロック図として示している。この図5において、制御回路50(制御手段、読込手段、出力手段に相当)はマイクロコンピュータを主体に構成されており、記憶手段として揮発性メモリであるRAM50aと書き換え可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ50b(経費関連情報記憶手段に相当)とを備えている。前記フラッシュメモリ50bには前記マイクロコンピュータが実行する制御プログラムや経費関連情報が記憶されている。制御プログラムには、洗浄運転を行うための処理ステップや表示部15〜17の表示を行うための処理ステップが含まれている。
図5は食器洗浄機1の電気的構成をブロック図として示している。この図5において、制御回路50(制御手段、読込手段、出力手段に相当)はマイクロコンピュータを主体に構成されており、記憶手段として揮発性メモリであるRAM50aと書き換え可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ50b(経費関連情報記憶手段に相当)とを備えている。前記フラッシュメモリ50bには前記マイクロコンピュータが実行する制御プログラムや経費関連情報が記憶されている。制御プログラムには、洗浄運転を行うための処理ステップや表示部15〜17の表示を行うための処理ステップが含まれている。
前記制御回路50には、操作パネル6の各種スイッチの操作に応動するスイッチ入力部51、下部扉4の開閉動作に応動する扉開放検知センサ52、洗浄槽2内の洗浄水の温度を検出する水温センサ53、洗浄槽2内の水位を検出する2種類の水位センサ(低水位センサ54及び高水位センサ55)、入力電源の周波数を検知する商用周波数検知センサ56の各出力信号が与えられるようになっている。
また、制御回路50にはインバータ回路57を介してポンプモータ30が接続されている。更に、制御回路50には駆動回路58を介してファンモータ36、シーズヒータ25、表示回路59、報知装置60、給水弁40が接続されている。
前記水位センサ54,55は、例えば洗浄槽2に隣接して設けられた水タンク(図示せず)に設けられており、前記水タンク内の水位を検出することにより前記洗浄槽2内の水位を間接的に検出するように構成されている。表示回路59には、表示部16〜17が接続されている。報知装置60は洗浄運転の終了やエラー発生等をブザーを鳴動させることにより知らせるものである。
前記水位センサ54,55は、例えば洗浄槽2に隣接して設けられた水タンク(図示せず)に設けられており、前記水タンク内の水位を検出することにより前記洗浄槽2内の水位を間接的に検出するように構成されている。表示回路59には、表示部16〜17が接続されている。報知装置60は洗浄運転の終了やエラー発生等をブザーを鳴動させることにより知らせるものである。
次に、本実施例の作用について説明する。まず、制御回路50のマイクロコンピュータが実行する洗浄運転について説明する。操作パネル6の各種のスイッチが操作されて洗浄コースや乾燥時間、除菌モードについて設定され、洗浄運転の開始が指示されると、制御回路50は洗浄工程、すすぎ工程、加熱すすぎ工程、乾燥工程を順に実行する。
洗浄工程及び各すすぎ工程では、給水弁40を開放動作させて洗浄槽2内に給水する動作、ポンプ28を動作させて貯水部24内の水を噴射ノズル20,22から噴出させる洗い動作或いはすすぎ動作、ポンプ28を動作させて貯水部24内の水を排出する動作が順に実行される。
洗浄工程及び各すすぎ工程では、給水弁40を開放動作させて洗浄槽2内に給水する動作、ポンプ28を動作させて貯水部24内の水を噴射ノズル20,22から噴出させる洗い動作或いはすすぎ動作、ポンプ28を動作させて貯水部24内の水を排出する動作が順に実行される。
また、洗浄工程及び加熱すすぎ工程では、制御回路50は水温センサ53からの入力信号に基づき洗浄槽2内の洗浄水の温度が所定温度となるように前記シーズヒータ25を間欠的に発熱させる。乾燥工程では、シーズヒータ25を間欠的に発熱させつつ送風機29を動作させることにより洗浄槽2内に温風を流通させる。
この場合、洗浄及び各すすぎ工程の実行時間や、洗浄工程や加熱すすぎ工程における洗浄水の温度、すすぎ工程の回数、ポンプモータ30の回転数等は洗浄コース毎に決められている。本実施例では、コース設定スイッチ11を操作することにより、「標準」、「スピーディ」、「洗剤なし」、「がんこ汚れ」、「調理器具」、「おやすみ」、「予約」という7種類の洗浄コースの中から任意のコースを設定することができる。
この場合、洗浄及び各すすぎ工程の実行時間や、洗浄工程や加熱すすぎ工程における洗浄水の温度、すすぎ工程の回数、ポンプモータ30の回転数等は洗浄コース毎に決められている。本実施例では、コース設定スイッチ11を操作することにより、「標準」、「スピーディ」、「洗剤なし」、「がんこ汚れ」、「調理器具」、「おやすみ」、「予約」という7種類の洗浄コースの中から任意のコースを設定することができる。
乾燥時間は操作パネル6の時間設定スイッチ12を操作することにより設定される。ここでは、乾燥時間を「0分(乾燥工程なし)」、「20分」、「40分」、「60分」のいずれかに設定することができる。
除菌モードは、加熱すすぎ工程における洗浄水の温度を通常よりも高くして洗浄運転を実行するモードであり、操作パネル6の除菌モード設定スイッチ13を操作することにより設定される。
除菌モードは、加熱すすぎ工程における洗浄水の温度を通常よりも高くして洗浄運転を実行するモードであり、操作パネル6の除菌モード設定スイッチ13を操作することにより設定される。
つまり、本実施例では、コース設定スイッチ11、時間設定スイッチ12、除菌モード設定スイッチ13から運転条件設定手段が構成される。そして、制御回路50は洗浄コース、乾燥時間、除菌モードの組み合わせから56種類の運転条件に基づく洗浄運転を自動的に実行することができる。
尚、本実施例に係る食器洗浄機1は、洗浄機本体3の設置時において、洗浄槽2に水を供給する給水モードと洗浄槽2に約40℃の水を供給する給湯モードのいずれかに設定することができる。従って、実際は112種類の運転条件に基づく洗浄運転が実行可能であるが、ここでは、給水モードに設定されたものとして説明する。
尚、本実施例に係る食器洗浄機1は、洗浄機本体3の設置時において、洗浄槽2に水を供給する給水モードと洗浄槽2に約40℃の水を供給する給湯モードのいずれかに設定することができる。従って、実際は112種類の運転条件に基づく洗浄運転が実行可能であるが、ここでは、給水モードに設定されたものとして説明する。
さて、制御回路50は、これら56種類の運転条件に対応する経費関連情報を予め記憶し、洗浄コースの設定、乾燥時間の設定、除菌モードの設定が行われる毎にこの経費関連情報を読み込む。そして、読み込んだ経費関連情報に基づき経費情報を表示部16に表示させる。図6を参照しながら経費関連情報及び経費情報について説明する。
図6は56種類の洗浄運転を1回実行するときに必要な経費(以下、洗浄経費)の一例を示す図である。洗浄経費は、洗浄運転に必要な燃料(電気及びガス)、水、洗剤の使用量及び燃料、水、洗剤の単価に基づき算出されたものである。図6に示すように、運転条件によって洗浄経費が異なる。洗浄経費が少ない洗浄運転は経済的であり、節水、省エネルギーの面で優れることから、本実施例では各運転条件の洗浄運転について洗浄経費の大きさに応じた経済的レベル(以下「エコレベル」と称する)が設定されている。制御回路50には、経費関連情報としてのエコレベルが運転条件毎に記憶されている。
図6は56種類の洗浄運転を1回実行するときに必要な経費(以下、洗浄経費)の一例を示す図である。洗浄経費は、洗浄運転に必要な燃料(電気及びガス)、水、洗剤の使用量及び燃料、水、洗剤の単価に基づき算出されたものである。図6に示すように、運転条件によって洗浄経費が異なる。洗浄経費が少ない洗浄運転は経済的であり、節水、省エネルギーの面で優れることから、本実施例では各運転条件の洗浄運転について洗浄経費の大きさに応じた経済的レベル(以下「エコレベル」と称する)が設定されている。制御回路50には、経費関連情報としてのエコレベルが運転条件毎に記憶されている。
具体的には、洗浄経費が33円以上の運転条件は「エコレベル1」、29円以上33円未満の運転条件は「エコレベル2」、26円以上29円未満の運転条件は「エコレベル3」、26円未満の運転条件は「エコレベル4」に設定されている。
そして、運転条件が設定されると制御回路50はそのエコレベルを読み込み、エコレベルの数だけ表示部16のLEDを点灯させる。つまり、本実施例では、LEDの点灯数が経費情報に相当する。
そして、運転条件が設定されると制御回路50はそのエコレベルを読み込み、エコレベルの数だけ表示部16のLEDを点灯させる。つまり、本実施例では、LEDの点灯数が経費情報に相当する。
例えば、洗浄コースを「標準」に設定すると共に「乾燥なし」、「非除菌モード」に設定したときの洗浄運転のエコレベルは「4」であり、このとき、制御回路50は表示部16の全てのLED16a〜16dを点灯させる。
これにより、食器洗浄機1を用いた洗浄運転が節水や省エネルギーの面で優れ経済的であることを強調している。
これにより、食器洗浄機1を用いた洗浄運転が節水や省エネルギーの面で優れ経済的であることを強調している。
洗浄コースを「標準」に設定すると共に乾燥時間を「20分」、「非除菌モード」に設定したときのエコレベルは「3」であり、このとき、制御回路50は表示部16の最上部を除く3個のLED16b〜16dを点灯させる。
洗浄コースを「標準」に設定すると共に乾燥時間を「40分」、「除菌モード」に設定したときのエコレベルは「2」であり、このとき、制御回路50は表示部16の最下部のLED16d及び下から2番目のLED16cを点灯する。
洗浄コースを「標準」に設定すると共に乾燥時間を「40分」、「除菌モード」に設定したときのエコレベルは「2」であり、このとき、制御回路50は表示部16の最下部のLED16d及び下から2番目のLED16cを点灯する。
そして、洗浄コースを「がんこ汚れ」に設定した場合は、乾燥時間及び除菌モードの設定の有無に関係なくエコレベルは「1」となり、このとき、制御回路50はレベル表示部16の最下部のLED16dを点灯させる。
このように本実施例によれば、運転条件が設定されると、その洗浄運転の経費情報としてのエコレベルが表示される。特に、本実施例では、洗浄経費が少ない運転条件ほどエコレベルを高くし、そのエコレベルに対応する数だけ表示部16のLEDを点灯させた。従って、使用者は表示部16の点灯したLEDの数を見て洗浄経費の目安を知ることができると共に食器洗浄機1を用いた洗浄運転が節水や省エネルギーの面で優れ経済的であるか否かを容易に認識することができる。
このため、例えば食器点数が少ないにもかかわらず経済レベルが低い場合には、設定した自動洗浄運転の内容を見直したり、食器点数が増えるまで洗浄運転の実行を待機したりすることができる。
このように本実施例によれば、運転条件が設定されると、その洗浄運転の経費情報としてのエコレベルが表示される。特に、本実施例では、洗浄経費が少ない運転条件ほどエコレベルを高くし、そのエコレベルに対応する数だけ表示部16のLEDを点灯させた。従って、使用者は表示部16の点灯したLEDの数を見て洗浄経費の目安を知ることができると共に食器洗浄機1を用いた洗浄運転が節水や省エネルギーの面で優れ経済的であるか否かを容易に認識することができる。
このため、例えば食器点数が少ないにもかかわらず経済レベルが低い場合には、設定した自動洗浄運転の内容を見直したり、食器点数が増えるまで洗浄運転の実行を待機したりすることができる。
(第2〜第4の実施例)
図7ないし図9は本発明の第2ないし第4の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。これらの実施例は、いずれも洗浄運転の経費情報を表示する表示部の構成が第1の実施例と異なっている。
図7ないし図9は本発明の第2ないし第4の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。これらの実施例は、いずれも洗浄運転の経費情報を表示する表示部の構成が第1の実施例と異なっている。
図7に示す第2の実施例では、上部から下部に向かって幅狭となる台形状の経費情報表示部61を操作パネル6に設けている。即ち、本実施例では経費情報表示部61を構成する4個のLED61a〜61dは上部から下部に向かって徐々に短くなるように構成されている。
本実施例においても、設定された洗浄運転のエコレベルが「1」であるときは表示部61の最下部のLED61dのみが点灯し、エコレベルが「4」のときは全てのLED61a〜61dが点灯する。ただし、本実施例ではエコレベルが「1」上がることによるレベル表示部61の点灯面積の増加の割合が第1の実施例よりも大きくなっており、洗浄経費が少なく経済的に優れた洗浄運転であることが一層強調されるようになっている。
本実施例においても、設定された洗浄運転のエコレベルが「1」であるときは表示部61の最下部のLED61dのみが点灯し、エコレベルが「4」のときは全てのLED61a〜61dが点灯する。ただし、本実施例ではエコレベルが「1」上がることによるレベル表示部61の点灯面積の増加の割合が第1の実施例よりも大きくなっており、洗浄経費が少なく経済的に優れた洗浄運転であることが一層強調されるようになっている。
図8に示す第3の実施例では、円形状の経費情報表示部65を操作パネル6に設けている。前記表示部65は、中心部から外周部に向かって同心円状に4列配置された複数のLED66を備えている。各列の間には円環状の遮光板67が配置されている。
本実施例では、設定された洗浄運転のエコレベルが「1」であるときは中心部に配置されたLED66のみが点灯する(図8に示す状態)。そして、エコレベルが「2」であるときは中心部及びその周りに配置されたLED66が点灯し、エコレベルが「3」のときは最外周部に配置されたLED66を除くLED66が点灯する。また、エコレベルが「4」であるときは全てのLED66が点灯する。
このような実施例においても、使用者は表示部65の点灯面積を見て洗浄運転の洗浄経費の目安を容易に認識することができる。
本実施例では、設定された洗浄運転のエコレベルが「1」であるときは中心部に配置されたLED66のみが点灯する(図8に示す状態)。そして、エコレベルが「2」であるときは中心部及びその周りに配置されたLED66が点灯し、エコレベルが「3」のときは最外周部に配置されたLED66を除くLED66が点灯する。また、エコレベルが「4」であるときは全てのLED66が点灯する。
このような実施例においても、使用者は表示部65の点灯面積を見て洗浄運転の洗浄経費の目安を容易に認識することができる。
図9に示す本発明の第4の実施例では経費情報表示部71が操作パネル6に設けられている。前記表示部71は、上下方向に長く延びる棒状の発光部72を備えている。発光部72は上下方向に4個に区画されており、各区画の下方部にはそれぞれ1個のLED(図示せず)が配置されている。操作パネル6の前面のうち各区画の右側部には例えば「25円」、「30円」、「35円」、「40円」という金額を示す文字73がそれぞれ印刷されている。
また、本実施例では、制御回路50には各運転条件の洗浄経費(経費関連情報に相当)が記憶されている。そして、洗浄運転の運転条件が設定されると、制御回路50は設定された運転条件に対応する洗浄経費を読み込む。更に、制御回路50は、周波数検知センサ56からの入力に基づき入力電源の商用周波数を検知している。周波数が変化するとポンプモータ30やファンモータ36の回転数が変化して消費電力量が変化することから、制御回路50には周波数検知センサ56からの入力に基づいて洗浄経費を補正し、発光部72のうち洗浄経費に相当する部位のLEDを点灯させる。例えば、図9に示す表示部71は洗浄経費が40円以上であるときを示している。このような構成によれば、使用者は発光部72の点灯部位及びその横の文字72を見て、洗浄経費の概数を知ることができる。
(第5の実施例)
図10及び図11は本発明の第5の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。
図10は本実施例にかかる食器洗浄機1の操作パネル6を示している。前記操作パネル6の中央部には7セグメントLEDからなる数字表示部81が設けられている。前記数字表示部81は、洗浄運転の残り時間(単位:分)を表示する表示部及び洗浄経費(単位:円)を表示する表示部を兼用しており、その右側には表示部81の表示を切り替えるための切替スイッチ82が設けられている。そして、前記数字表示部81の左下部及び左上部には、数字表示部81が洗浄運転の残り時間を表示する状態であること及び洗浄経費を表示する状態であることを示すLED83,84が設けられている。
図10及び図11は本発明の第5の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。
図10は本実施例にかかる食器洗浄機1の操作パネル6を示している。前記操作パネル6の中央部には7セグメントLEDからなる数字表示部81が設けられている。前記数字表示部81は、洗浄運転の残り時間(単位:分)を表示する表示部及び洗浄経費(単位:円)を表示する表示部を兼用しており、その右側には表示部81の表示を切り替えるための切替スイッチ82が設けられている。そして、前記数字表示部81の左下部及び左上部には、数字表示部81が洗浄運転の残り時間を表示する状態であること及び洗浄経費を表示する状態であることを示すLED83,84が設けられている。
また、操作パネル6のうち電源スイッチ9の上部には地域設定スイッチ85が設けられている。地域設定スイッチ85は洗浄機本体3の設置地域を設定するためのものであり、使用者は、例えば食器洗浄機1の電源プラグをコンセント(いずれも図示せず)に差し込んだときに前記スイッチ85を操作して設置地域を設定するようになっている。設定された設置地域は制御回路50に記憶される。
本実施例では、洗浄機本体3の設置地域を数字で設定するようになっており、例えば食器洗浄機の取扱説明書に各地域を示す数字が記載されている。従って、使用者は取扱説明書を見ながら地域設定スイッチ85を操作することにより洗浄機本体3の設置地域を設定する。設定された地域は所定時間、数字表示部81に表示される。また、地域設定スイッチ85を繰り返し押圧操作することにより設置地域を変更することができる。
一方、制御回路50は各運転条件について1回の洗浄運転に必要な燃料(電気、ガス)、水、洗剤の使用量に関するデータ(使用量情報)、各設置地域における燃料、水道、洗剤の単価に関するデータ(単価情報)を記憶している。図11に電気、水道、ガスの単価に関するデータの一例を示す。図11に示すように、電気、水道、ガスの単価は地域によって異なっている。また、洗剤の単価は設置地域に関係なく同一に設定されている(例えば980円/800g)。
次に、本実施例の作用について説明する。ここでは、数字表示部81は洗浄経費を表示する状態に設定されているものとする。制御回路50は、洗浄コースの設定、乾燥時間の設定、除菌モードの設定が行われると、その運転条件に対応する使用量情報を読み込むと共に設定されている設置地域に対応する単価情報を読み込む。例えば、設定された設置地域が「地域2」であるときは、電気、水道、ガスの単価はそれぞれ23円/kwh、0.29円/L、167円/m3となる。
続いて、制御回路50は読み込んだ使用量情報及び単価情報に基づいて洗浄経費を算出し、数字表示部81に表示する。従って、使用者は、数字表示部81に表示される数字を見て、これから実行する洗浄運転に要する経費を正確に知ることができる。特に、本実施例では、各設置地域の単価情報に基づいて洗浄経費が算出されるため、設置地域の単価を反映したより正確な洗浄経費を数字表示部81に表示することができる。
(第6の実施例)
図12及び図13は本発明の第6の実施例を示すものであり、第5の実施例と異なるところを説明する。尚、第5の実施例と同一部分には同一符号を付している。本実施例に係る食器洗浄機1は通信手段としての通信回路91を備えており、ホーム端末92との間で双方向の無線通信可能に構成されている。
図12及び図13は本発明の第6の実施例を示すものであり、第5の実施例と異なるところを説明する。尚、第5の実施例と同一部分には同一符号を付している。本実施例に係る食器洗浄機1は通信手段としての通信回路91を備えており、ホーム端末92との間で双方向の無線通信可能に構成されている。
前記ホーム端末92は、食器洗浄機1を含む家電機器からなる家庭内LANのサーバとして機能するものであり、マイコンを主体としROM,RAMなどを含んで構成された制御回路93を備えている。前記制御回路93には、外部ネットワーク通信部94、表示パネル95、入力部96、記憶部97、通信回路98が接続されている。
前記食器洗浄機1を含む家電機器のメーカーは、Webサーバとしての情報提供サーバ99(経費関連情報提供源に相当)によりインターネット100上にWebサイトを公開している。情報提供サーバ99は、インターネット100を介した通信を行う通信手段(図示せず)と、電気、ガス、水道の単価情報が格納されたデータベース101を備えている。データベース101には、設置地域設定スイッチ85にて設定される地域別に格納されている。食器洗浄機1のメーカーは、各地の電力会社やガス会社、水道局等のWebサーバ102がインターネット上に公開するWebサイトにアクセスして最新の単価情報を取得し、データベース101に格納している。
前記食器洗浄機1を含む家電機器のメーカーは、Webサーバとしての情報提供サーバ99(経費関連情報提供源に相当)によりインターネット100上にWebサイトを公開している。情報提供サーバ99は、インターネット100を介した通信を行う通信手段(図示せず)と、電気、ガス、水道の単価情報が格納されたデータベース101を備えている。データベース101には、設置地域設定スイッチ85にて設定される地域別に格納されている。食器洗浄機1のメーカーは、各地の電力会社やガス会社、水道局等のWebサーバ102がインターネット上に公開するWebサイトにアクセスして最新の単価情報を取得し、データベース101に格納している。
従って、食器洗浄機1の使用者はホーム端末92を介してメーカーのWebサイトにアクセスすることにより、最新の単価情報を取得することができる。ホーム端末92が取得した最新の単価情報は、通信回路98を介して食器洗浄機1に送信され、制御回路50に記憶される。
つまり、本実施例では、制御回路50に格納される単価情報を水道、電気、ガスの単価の改定に応じて更新することができる。従って、制御回路50が算出する洗浄経費の精度をより一層向上することができる。
つまり、本実施例では、制御回路50に格納される単価情報を水道、電気、ガスの単価の改定に応じて更新することができる。従って、制御回路50が算出する洗浄経費の精度をより一層向上することができる。
(第7の実施例)
図14は本発明の第7の実施例を示すものであり、第6の実施例と異なるところを説明する。尚、第6の実施例と同一部分には同一符号を付している。図14に示すように、本実施例の食器洗浄機1はGPS受信機105(現在位置情報取得手段に相当)及びGPSアンテナ106を備えており、GPS衛星からの電波を受信して自己の現在位置情報を取得することができるようになっている。尚、GPS受信機105及びGPSアンテナ106を設けたことに代えて、本実施例の食器洗浄機1は地域設定ボタン(図4参照)を備えていない。
図14は本発明の第7の実施例を示すものであり、第6の実施例と異なるところを説明する。尚、第6の実施例と同一部分には同一符号を付している。図14に示すように、本実施例の食器洗浄機1はGPS受信機105(現在位置情報取得手段に相当)及びGPSアンテナ106を備えており、GPS衛星からの電波を受信して自己の現在位置情報を取得することができるようになっている。尚、GPS受信機105及びGPSアンテナ106を設けたことに代えて、本実施例の食器洗浄機1は地域設定ボタン(図4参照)を備えていない。
本実施例では、制御回路50はGPS受信機105を介して取得した自己の現在位置情報に基づいて食器洗浄機1の設置地域を設定する。設置地域の設定は例えば食器洗浄機1の電源プラグがコンセントに差し込まれるときに行われ、設定された設置地域は制御回路50に記憶される。
つまり、本実施例では食器洗浄機1の使用者が介在することなく設置地域が設定される。従って、設置地域を設定するために使用者が面倒な作業をする必要がなく、また、設置地域が誤って設定されることを防止できる。
つまり、本実施例では食器洗浄機1の使用者が介在することなく設置地域が設定される。従って、設置地域を設定するために使用者が面倒な作業をする必要がなく、また、設置地域が誤って設定されることを防止できる。
(第8の実施例)
図15は本発明の第8の実施例を示すものであり、第5の実施例と異なるところを説明する。尚、第5の実施例と同一部分には同一符号を付している。
食器洗浄機1による1回の洗浄運転に要する経費(以下、洗浄経費)は、設定された運転条件が同じであれば洗浄槽2に収容される食器点数に関係なく略一定になる。従って、食器点数が少ないほど、食器1点あたりの洗浄経費は高くなる。これに対して、食器を手洗いした場合は、食器点数が増えるほど水道や洗剤等の使用量が増える。つまり、食器点数と水道、洗剤等の使用量とは略比例する。従って、食器点数に関係なく食器1点当たりの洗浄経費は略一定になる。このため、洗浄する食器点数が少ない場合は、食器を手洗いした方が食器洗浄機1を用いるよりも洗浄経費が安くなる。
図15は本発明の第8の実施例を示すものであり、第5の実施例と異なるところを説明する。尚、第5の実施例と同一部分には同一符号を付している。
食器洗浄機1による1回の洗浄運転に要する経費(以下、洗浄経費)は、設定された運転条件が同じであれば洗浄槽2に収容される食器点数に関係なく略一定になる。従って、食器点数が少ないほど、食器1点あたりの洗浄経費は高くなる。これに対して、食器を手洗いした場合は、食器点数が増えるほど水道や洗剤等の使用量が増える。つまり、食器点数と水道、洗剤等の使用量とは略比例する。従って、食器点数に関係なく食器1点当たりの洗浄経費は略一定になる。このため、洗浄する食器点数が少ない場合は、食器を手洗いした方が食器洗浄機1を用いるよりも洗浄経費が安くなる。
そこで、本実施例では、食器1点当たりの洗浄経費を数字表示部81に表示するように構成している。図15に示すように、本実施例の食器洗浄機1の操作パネル6には洗浄槽2に収容する食器の点数を入力するための食器点数入力ボタン111が設けられている。この場合、食器点数入力ボタン111を押圧操作すると数字表示部81に食器点数が表示される。数字表示部81に表示される食器点数は、前記ボタン111の上半部或いは下半部を押圧することにより増減する。従って、使用者は数字表示部81の数字を見て入力した食器点数を確認することができる。
上記構成においては、食器点数入力ボタン111を操作して食器点数を入力すると共に洗浄コース、乾燥時間、除菌モードについて設定されると、制御回路50は設定された内容の洗浄運転を1回実行する場合に必要な使用水量、消費電力量、洗剤使用量、ガス使用量等の消費量情報、洗剤の単価情報及び設定されている設置地域に対応する水道、電気、ガスの単価情報を読み込む。
続いて、制御回路50は読み込んだ消費量情報及び単価情報に基づいて洗浄経費を算出し、この洗浄経費を入力された食器点数で除することにより食器1点当たりの洗浄経費を算出する。そして、数字表示部81が洗浄経費を表示する状態にあるとき、制御回路50は算出した食器1点当たりの洗浄経費を数字表示部81に表示する。従って、使用者は、数字表示部81に表示された数字を見て食器1点当たりの洗浄経費を認識することができる。
(第9の実施例)
図16は本発明の第9の実施例を示すものであり、第8の実施例と異なるところを説明する。この第9の実施例では、洗浄工程における洗浄水の温度変化に基づいて食器点数を求めるように構成されている。従って、本実施例では、食器点数入力ボタン111は設けられていない。
図16は本発明の第9の実施例を示すものであり、第8の実施例と異なるところを説明する。この第9の実施例では、洗浄工程における洗浄水の温度変化に基づいて食器点数を求めるように構成されている。従って、本実施例では、食器点数入力ボタン111は設けられていない。
具体的には、制御回路50には洗浄工程における食器点数毎の温度変化パターンが予め記憶されている。そして、洗浄運転が実行されると、制御回路50は水温センサ53からの入力信号に基づき洗浄工程における洗浄水の温度変化を検出する。そして、検出された温度変化と予め記憶されている温度変化パターンとを比較することにより食器点数を求めるようになっている。
図16は、食器点数と洗浄水の温度変化との関係を示す図であり、実線P1,P2,P3はそれぞれ食器点数が10点、25点、45点のときの温度変化を示している。図16に示すように食器点数が少ないほど温度上昇率が大きい。例えば洗浄工程における加熱開始から10分間に上昇する温度は、食器点数が10点のときは約27(deg)であるのに対して食器点数が45点のときは約22(deg)である。
本実施例では、洗浄運転が終了すると、制御回路50は求められた食器点数に基づいて食器1点当たりの洗浄経費を算出する。そして、洗浄運転が終了すると、制御回路50は食器1点当たりの洗浄経費を数字表示部81に表示する。
上記構成によれば、食器点数が自動的に検知されるため、使用者が食器点数を入力する手間を省くことができる。
上記構成によれば、食器点数が自動的に検知されるため、使用者が食器点数を入力する手間を省くことができる。
(第10の実施例)
図17は本発明の第10の実施例を示すものであり、第8の実施例と異なるところを説明する。尚、第8の実施例と同一部分には同一符号を付している。本実施例では、図17に示すように食器洗浄機1に収容される各食器121に無線タグ122が装着されている。無線タグ122は例えば数mm角の超小型タグで、食器121に埋め込まれたり貼り付けられたりしている。前記無線タグ122は、ICチップ及びアンテナコイル(いずれも図示せず)を備えており、前記ICチップには装着対象である食器121の大きさ、重量、形状、材質、使用可能温度等の識別情報が記憶されている。一方、洗浄機本体3内の前下部には無線タグ122の受信機123(通信手段に相当)が配設されている。
図17は本発明の第10の実施例を示すものであり、第8の実施例と異なるところを説明する。尚、第8の実施例と同一部分には同一符号を付している。本実施例では、図17に示すように食器洗浄機1に収容される各食器121に無線タグ122が装着されている。無線タグ122は例えば数mm角の超小型タグで、食器121に埋め込まれたり貼り付けられたりしている。前記無線タグ122は、ICチップ及びアンテナコイル(いずれも図示せず)を備えており、前記ICチップには装着対象である食器121の大きさ、重量、形状、材質、使用可能温度等の識別情報が記憶されている。一方、洗浄機本体3内の前下部には無線タグ122の受信機123(通信手段に相当)が配設されている。
前記無線タグ122は、受信機123に近付けられると受信機123からの電波を受信して動作電力を得、各食器の識別情報を受信機123に送信するようになっている。食器洗浄機1の制御回路50は、受信機123を介して受信した識別情報に基づき洗浄槽2内に収容された食器点数を求め、食器1点当たりの洗浄経費を算出すると共に算出した洗浄経費を数字表示部81に表示する。従って、本実施例においても食器点数を入力する手間を省くことができる。
また、制御回路50は受信機123を介して受信した各食器の識別情報に基づき必要に応じて洗浄運転の運転条件を変更する。例えば、洗浄槽2内に収容された食器の中に耐熱温度が低いプラスチック製容器やクリスタルガラス等が含まれており、且つ、洗浄工程や加熱すすぎ工程における洗浄水の温度が高い洗浄コースが設定されている場合には、制御回路50は洗浄工程及び加熱すすぎ工程における洗浄水の温度を低くする。従って、洗浄槽2に収容した食器に不適な運転条件で洗浄運転が実行されてしまうことがない。
この場合、制御回路50は運転条件を変更したことを例えばブザーを鳴動させることにより報知すると共に変更後の設定内容に基づいて洗浄経費を算出し、数字表示部81に表示する。このような構成によれば、食器の識別情報に基づいて運転条件が自動的に変更されても、実際に実行される洗浄運転の運転条件に対応する洗浄経費を確実に表示することができる。
(第11の実施例)
図18及び図19は本発明の第11の実施例を示すものであり、第8の実施例と異なるところを説明する。本実施例では、食器を手洗いするときに必要な経費(以下、手洗い経費)に対する食器洗浄機1を使用したときの洗浄経費の差額(以下、節約コスト)が数字表示部81に表示されるように構成されている。
図18及び図19は本発明の第11の実施例を示すものであり、第8の実施例と異なるところを説明する。本実施例では、食器を手洗いするときに必要な経費(以下、手洗い経費)に対する食器洗浄機1を使用したときの洗浄経費の差額(以下、節約コスト)が数字表示部81に表示されるように構成されている。
従って、本実施例では切替スイッチ82を操作すると、数字表示部81は洗浄運転の残り時間を表示する状態及び節約コストを表示する状態に切り替えられる。そして、上記構成に応じて、操作パネル6のうち数字表示部81の左下部及び左上部には、数字表示部81が洗浄運転の残り時間を表示する状態であること及び節約コストを表示する状態であることを示すLED83,131が設けられている。
また、制御回路50には、使用量情報及び単価情報に加えて食器1個当たりの手洗い経費に関するデータが記憶されている。手洗い経費情報は、1個の食器を手洗いするときに必要な洗剤、水、ガスの使用量からなる。
尚、1個の食器を手洗いするときに必要な洗剤の使用量は例えば0.24mlに設定されている。また、水の使用量は[0.358(min)×6.5(L/min)]とされている。ガスの使用量は、上記下使用量の水を20℃から40℃に温めるために必要な量とされている(日本電気工業会基準)。
尚、1個の食器を手洗いするときに必要な洗剤の使用量は例えば0.24mlに設定されている。また、水の使用量は[0.358(min)×6.5(L/min)]とされている。ガスの使用量は、上記下使用量の水を20℃から40℃に温めるために必要な量とされている(日本電気工業会基準)。
上記構成においては、食器点数入力ボタン111を操作して食器点数を入力すると共に洗浄コース、乾燥時間、除菌モードについての設定がなされると、制御回路50は設定された運転条件に対応する使用量情報及び設定されている設置地域に対応する単価情報並びに手洗い経費情報を読み込む。そして、消費量情報及び単価情報に基づいて洗浄経費を算出する。また、制御回路50は手洗い経費情報及び単価情報並びに入力された食器点数に基づいて洗浄槽2に収容された食器の手洗い経費を算出する。
図19に手洗い経費と食器点数との関係を示す。図19中、実線L1,L2,L3はそれぞれ洗剤代、ガス代、水道代を示している。ここでは、300ml入り185円の洗剤が用いられたものとしている。また、水の単価0.184円/L、ガス単価を0.38円/Lとしている。図19に示すように、手洗い経費は食器点数に略比例する。従って、1点当たりの手洗い経費と食器点数を掛けあわせることにより、洗浄槽2内に収容されている全ての食器の手洗い経費が算出される。
洗浄経費及び手洗い経費を算出すると、制御回路50は手洗い経費に対する洗浄経費の差額を算出する。算出された差額は節約コストとして数字表示部81に表示される。
従って、使用者は数字表示部81の表示を見て、食器洗浄機1を用いた洗浄経費の手洗い経費に対する節約額をすぐに認識することができる。
尚、手洗い経費のほうが洗浄経費よりも安い場合は、制御回路50はその旨を知らせる警告音を報知装置60から出力する。従って、使用者は警告音を聞いて食器洗浄機1を用いて食器を洗浄すると、手洗いするよりも経費が高くなることをすぐに認識することができる。
従って、使用者は数字表示部81の表示を見て、食器洗浄機1を用いた洗浄経費の手洗い経費に対する節約額をすぐに認識することができる。
尚、手洗い経費のほうが洗浄経費よりも安い場合は、制御回路50はその旨を知らせる警告音を報知装置60から出力する。従って、使用者は警告音を聞いて食器洗浄機1を用いて食器を洗浄すると、手洗いするよりも経費が高くなることをすぐに認識することができる。
(第12の実施例)
図20及び図21は本発明の第12の実施例を示すものであり、第5の実施例と異なるところを説明する。図20に示すように、食器洗浄機1の給水配管41のうち給水弁40の近傍に導電率センサ141が配設されている。水の導電率は水の硬度と正の相関関係を有するため、制御回路50は導電率センサ141の出力に基づき洗浄槽2に供給される水の硬度を検出する。従って、導電率センサ141及び制御回路50が硬度検出手段を構成する。
図20及び図21は本発明の第12の実施例を示すものであり、第5の実施例と異なるところを説明する。図20に示すように、食器洗浄機1の給水配管41のうち給水弁40の近傍に導電率センサ141が配設されている。水の導電率は水の硬度と正の相関関係を有するため、制御回路50は導電率センサ141の出力に基づき洗浄槽2に供給される水の硬度を検出する。従って、導電率センサ141及び制御回路50が硬度検出手段を構成する。
前記制御回路50は、検出した水の硬度に応じて洗浄運転の運転条件を変更する。具体的には、運転条件の変更処理のフローチャートを示す図21において、洗浄工程の給水動作が開始されると、制御回路50は導電率センサ141の出力を読み込み、導電率λを検出する(ステップS1)。そして、導電率λと閾値kとを比較し、導電率λが閾値k以下であるとき(ステップS2にてNO)は、設定された運転条件に対応する使用量情報及び単価情報を読み込み洗浄経費を算出する(ステップS3)。
一方、導電率λのほうが大きいとき(ステップ2にてYES)は、使用者が設定した運転条件に対応するすすぎ工程の回数を1回増やす(ステップS4)。そして、ステップS3では、変更後の運転条件に対応する使用量情報及び単価情報を読み込み洗浄経費を算出する。ステップS5では、制御回路50は、ステップS4にて算出した洗浄経費を出力する。
硬度が高い水ほど水中のカルシウムイオンやマグネシウムイオン等の金属イオンが石鹸成分と結合して食器に付着し易いため、食器を十分にすすぐ必要がある。本実施例では、水の導電率が閾値よりも大きく、硬度が高いと判断されると、すすぎ工程を1回増やすように構成したため、水の硬度に関係なく十分に食器を洗浄することができる。
(第13の実施例)
図22は本発明の第13の実施例を示すものであり、第12の実施例と異なるところを説明する。例えば図22は、日本国内の複数の都市における水道水の硬度に関する情報(経費関連情報及び水質情報に相当)を示す図である。この図22に示すように、日本国内であっても地域によって水道水の硬度が大きく異なる。そこで、本実施例では、制御回路50に各地域の水の硬度に関する情報を記憶し、設置地域が設定されると、その設置地域に対応する水の硬度情報を読み込んで洗浄運転の運転条件を変更するように構成している。
このような構成においても第12の実施例と同様の作用、効果が得られる。また、導電率センサを省略することができるため、構成を簡単に済ませることができる。
図22は本発明の第13の実施例を示すものであり、第12の実施例と異なるところを説明する。例えば図22は、日本国内の複数の都市における水道水の硬度に関する情報(経費関連情報及び水質情報に相当)を示す図である。この図22に示すように、日本国内であっても地域によって水道水の硬度が大きく異なる。そこで、本実施例では、制御回路50に各地域の水の硬度に関する情報を記憶し、設置地域が設定されると、その設置地域に対応する水の硬度情報を読み込んで洗浄運転の運転条件を変更するように構成している。
このような構成においても第12の実施例と同様の作用、効果が得られる。また、導電率センサを省略することができるため、構成を簡単に済ませることができる。
(第14の実施例)
図23は本発明の第14の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。この第14の実施例に係る食器洗浄機1は音声発生装置151を備えており、制御回路50は洗浄運転に要する経費情報を音声で報知するようになっている。
このような構成によれば、食器洗浄機1から離れた位置にいる使用者に対しても経費情報を知らせることができる。
図23は本発明の第14の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。この第14の実施例に係る食器洗浄機1は音声発生装置151を備えており、制御回路50は洗浄運転に要する経費情報を音声で報知するようになっている。
このような構成によれば、食器洗浄機1から離れた位置にいる使用者に対しても経費情報を知らせることができる。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく例えば次のような変形、拡張が可能である。
第6及び第7の実施例では、食器洗浄機1の制御回路はホーム端末を介してWebサーバから全ての地域の単価情報を取得するように構成したが、設定された設置地域に対応する単価情報のみをホーム端末を介してWebサーバから取得するようにしても良い。
第6及び第7の実施例では、食器洗浄機1の制御回路はホーム端末を介してWebサーバから全ての地域の単価情報を取得するように構成したが、設定された設置地域に対応する単価情報のみをホーム端末を介してWebサーバから取得するようにしても良い。
GPS受信機及びGPSアンテナは、食器洗浄機ではなくホーム端末に設けても良い。ホーム端末は自己の位置情報に基づきWebサーバから単価情報を自動的に取得し、データベースの単価情報を適宜、更新するようにしても良い。
ホーム端末は、食器洗浄機のメーカーのWebサイトから単価情報を取得するのではなく、電力会社や水道局、ガス会社等のWebサイトから単価情報を入手するように構成しても良い。この場合は、電力会社や水道局、ガス会社等のWebサーバが経費関連情報提供源となる。
ホーム端末は、食器洗浄機のメーカーのWebサイトから単価情報を取得するのではなく、電力会社や水道局、ガス会社等のWebサイトから単価情報を入手するように構成しても良い。この場合は、電力会社や水道局、ガス会社等のWebサーバが経費関連情報提供源となる。
第13の実施例においては、ホーム端末がインターネットを通じて水質情報を提供するWebサイトにアクセスして各地の最新の水質情報を取得し、その水質情報を食器洗浄機1に送信するように構成しても良い。
音声発生装置は、洗浄経費のエコレベルをその数だけ「ピ」音を繰り返し出力するように構成しても良い。また、洗浄経費の金額を音声で出力するようにしても良い。
音声発生装置は、洗浄経費のエコレベルをその数だけ「ピ」音を繰り返し出力するように構成しても良い。また、洗浄経費の金額を音声で出力するようにしても良い。
出力手段は経費情報として水使用量や電気使用量を出力しても良い。
硬度検出手段は、洗浄水に含まれるマグネシウムイオンやカルシウムイオン等の金属イオン量を検出することにより洗浄水の硬度を検出するように構成しても良い。
硬度検出手段は、洗浄水に含まれるマグネシウムイオンやカルシウムイオン等の金属イオン量を検出することにより洗浄水の硬度を検出するように構成しても良い。
図面中、1は食器洗浄機、2は洗浄槽、3は洗浄機本体、11はコース設定スイッチ(運転条件設定手段)、12は時間設定スイッチ(運転条件設定手段)、13は除菌モード設定手段(運転条件設定手段)、16,61,65,71は経費情報表示部(出力手段、発光手段)、16a〜16d,61a〜61d,66はLED(発光部材)、25はシーズヒータ(乾燥装置)、28はポンプ(洗浄装置)、29は送風機(乾燥装置)、30はポンプモータ(洗浄装置)、37は給水口((給水装置)、40は給水弁(給水装置)、41は給水配管(給水装置)、50は制御回路(制御手段、読込手段、出力手段)、50bはフラッシュメモリ(経費関連情報記憶手段)、72は発光部(発光部材)、81は数字表示部、85は地域設定スイッチ(設置地域設定手段)、99は情報提供サーバ(経費関連情報提供源)、100はインターネット、105はGPS受信機(現在位置情報取得手段)、111は食器点数入力ボタン(食器点数入力手段)、122は無線タグ、123は受信機(通信手段)、141は導電率センサ(硬度検出手段)、151は音声発生装置(音声発生手段)を示す。
Claims (15)
- 洗浄機本体と、
前記洗浄機本体に設けられ食器を収容する洗浄槽と、
前記洗浄槽内に給水する給水装置と、
前記洗浄槽内に貯留された水を前記食器に吹き付けて前記食器を洗浄する洗浄装置と、
前記洗浄槽内に空気を流通させることにより前記洗浄槽内の食器を乾燥する乾燥装置と、
洗浄運転の運転条件を設定する運転条件設定手段と、
設定された運転条件に基づいて前記給水装置及び前記洗浄装置並びに前記乾燥装置の駆動を制御することにより洗浄運転を実行する制御手段と、
前記洗浄運転の実行に必要な経費に関連する情報を記憶する経費関連情報記憶手段と、
設定された運転条件に対応する経費関連情報を前記経費関連情報記憶手段から読み込む読込手段と、
前記読込手段が読み込んだ経費関連情報に基づき、設定された運転条件に対応する経費情報を出力する出力手段とを具備する食器洗浄機。 - 経費関連情報記憶手段は、1回の洗浄運転に必要な経費の経済的レベルを運転条件毎に記憶し、
出力手段は、設定された運転条件に対応する経済的レベルを出力することを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。 - 経費関連情報記憶手段は、1回の洗浄運転に必要な燃料、水、洗剤の使用量に関する情報を運転条件毎に記憶すると共に前記燃料、前記水、前記洗剤の単価に関する情報を記憶し、
出力手段は、設定された運転条件に対応する前記使用量情報及び前記単価情報に基づき1回の洗浄運転にかかる経費を演算して出力することを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。 - 洗浄機本体の設置地域を設定する設置地域設定手段を備え、
経費関連情報記憶手段は、設置地域別の経費関連情報を記憶し、
読込手段は、設定された設置地域に対応する経費関連情報を前記経費関連情報記憶手段から読み込むことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。 - インターネット等の通信回路を介して地域別の経費関連情報を提供する経費関連情報提供源にアクセス可能な通信手段を備え、
経費関連情報記憶手段は、前記通信手段を通じて前記経費関連情報提供源から地域別の経費関連情報を取得して記憶することを特徴とする請求項4記載の食器洗浄機。 - 自己の現在位置情報を取得可能な現在位置情報取得手段を備え、
設置地域設定手段は、前記現在位置情報取得手段が取得した自己の現在位置に基づいて設置地域を設定することを特徴とする請求項4記載の食器洗浄機。 - 経費関連情報記憶手段は、1回の洗浄運転の実行に必要な燃料、水、洗剤の使用量に関する情報を運転条件毎に記憶すると共に前記燃料、前記水、前記洗剤の設置地域別の単価情報を記憶し、
出力手段は、設定された運転条件に対応する前記使用量情報及び設定された設置地域に対応する前記単価情報に基づき1回の洗浄運転にかかる経費を算出して出力することを特徴とする請求項4記載の食器洗浄機。 - 経費関連情報記憶手段は、給水装置により洗浄槽内に供給される水の設置地域別の水質情報を記憶し、
制御手段は、設定された設置地域に対応する水質情報に基づいて運転条件を変更して洗浄運転を実行し、
出力手段は、変更された運転条件に対応する経費情報を出力することを特徴とする請求項4記載の食器洗浄機。 - 洗浄槽内に収容される食器点数を入力する食器点数入力手段を備え、
出力手段は、1階の洗浄運転にかかる経費を前記食器点数で除することにより食器1個当たりの洗浄経費を算出することを特徴とする請求項3または7記載の食器洗浄機。 - 洗浄槽内に収容される各食器に取り付けられ当該食器の識別情報を記憶する無線タグとの間で無線通信可能な通信手段を備え、
食器点数入力手段は、前記通信手段を介して受信した前記無線タグの識別情報に基づき前記洗浄槽内に収容された食器点数を入力することを特徴とする請求項9記載の食器洗浄機。 - 洗浄槽内に収容される食器点数を入力する食器点数入力手段を備え、
経費関連情報記憶手段は、洗浄運転を1回実行するときに必要な経費情報を運転条件毎に記憶すると共に食器を手洗いしたときに必要な経費情報を記憶し、
出力手段は、設定された運転条件に対応する洗浄経費と入力された食器点数に対応する手洗い経費とを比較した結果を出力することを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。 - 給水装置により洗浄槽内に供給される水の硬度を検出する硬度検出手段を備え、
制御手段は、検出された水の硬度に基づいて運転条件を変更して洗浄運転を実行し、
出力手段は、変更された運転条件に対応する経費情報を出力することを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。 - 数字表示手段を備え、
出力手段は、経費情報を前記数字表示手段に数字で表示させることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。 - 音声出力手段を備え、
出力手段は、経費情報を前記音声出力手段に音または音声で出力させることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。 - 複数の発光部材からなる発光手段を備え、
出力手段は、発光させる前記発光部材の数や位置を制御することにより経費情報を出力することを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
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