JP2005094846A - モータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 モータ1は、モータフレーム2内に配置されたステータ3及びロータ4を備えて構成されている。モータフレーム2を、中空状の環状ケース10及びケース10の軸方向両端部に設けられた側版11,12とから構成する。前記ロータ4は前記ケース10の内周部に配置されている。ケース10の開口は側板11により水密に閉鎖され、その閉鎖空間としてのステータ収容部17にステータ3が収容されている。そして、前記ステータ収容部17には、炭素繊維21が混入されたパラフィン20を封入する。前記パラフィンは、モータ1の非駆動時は固体であり前記モータ1の駆動によるステータ3の温度上昇により融解する。
【選択図】 図1
Description
一方、モータフレームに水冷ジャケット等を設けた場合、主な発熱源であるステータコイルから水冷ジャケットまで十分に熱を伝達することができず、効率よく放熱できないという問題がある。これは、以下の理由による。
この場合、前記融解体の融解温度は、定格運転状態におけるステータの温度範囲にあることが好ましい。
前記ケース10の軸方向一端部(図1において右端部)は開口し、他端部(図1において左端部)は閉塞されている。前記ステータ3は前記開口からケース10内に圧入されている。尚、ケース10の内面には段部14が設けられており、前記段部14によりステータコア5が軸方向に位置決めされている。
さて、前記ステータ収容部17には、融解体としてのパラフィン20が封入されている。前記パラフィン20には、伝熱促進部材としての炭素繊維21(図1においてパラフィン20内の「点」で示す)が一様に混入されている。パラフィン20は、融点(融解温度)が約70℃であり、熱伝導率が0.2W/mKであるものが用いられている。パラフィン20の融点である70℃は本実施例に係るモータ1の定格運転状態におけるステータ3の温度範囲にある。
前記パラフィン20及び炭素繊維21は、次のようにステータ収容部17に封入される。即ち、ケース10内にステータ3を圧入した後、ケース10及びステータ3の全体を70℃以上に加温すると共に前記ケース10の開口が上になるようにケース10を配置する。そして、パラフィン20を70℃以上に加温して液体状にし、前記開口からケース10内に流し込む。ケース10に流し込まれたパラフィン20は、スロットとステータコイル6の間の間隙を通りステータコア5よりも他端部側のケース10内にも封入される。また、前記パラフィン20は、ステータコア5とモータフレーム2とのギャップにも進入する。
上述したように、パラフィン20の熱伝導率は0.2W/mKであり、また、パラフィン20に混入されている炭素繊維21の熱伝導率は数十〜500W/mKである。これに対して空気の熱伝導率は0.02W/mKである。従って、本実施例のモータ1は、ステータコイルやステータコアの熱が空気を介してフレームに伝達される構成の従来のモータに比べて、ステータコイル6及びステータコア5の熱を効率良くフレーム2に伝達して放熱することができる。
さらに、パラフィン20には炭素繊維21が混入されており、ステータコイル6やステータコア5から奪った熱は比較的早くパラフィン20のほぼ全体に伝達される。このため、パラフィン20のほぼ全体を効率よく融解させることができる。
また、本実施例では、ステータ収容部17内にパラフィン20を封入しても空隙17aが残るようにした。従って、パラフィン20が固体から液体に変化することに伴う体積の増大分が吸収されるので、パラフィン20の漏れを防ぐことができる。
前記水冷ジャケット31は、モータフレーム2の外周面に嵌合された筒状のケーシング32と、ケーシング32とモータフレームとの間に介装されたOリング33,34とを備えて構成されている。前記ケーシング32は、モータフレーム2の外周面との間に一定の距離をおいて対向する周壁部32aと、前記周壁部32aの軸方向両端部からモータフレーム2の外周面に向かって延びる環状の側板32b,32cとを一体成形することにより構成されている。
更に、ケーシング32の周壁部32aには入水部35及び出水部36が設けられている。上記構成により、ケーシング32とモータフレームとの間に通水路37が形成される。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような変形が可能である。
融解体はパラフィンのような天然ワックスの他、合成ワックスでもよく、また、複数種のワックスを混合して用いても良い。
Claims (5)
- ステータコア及び前記ステータコアに巻装されたステータコイルからなるステータと、
前記ステータコイルを通電することにより回転されるロータと、
前記ステータの全体を収容する閉鎖空間を有するフレームと、
前記閉鎖空間に封入され、少なくとも前記ステータコイルの非通電時は固体であり前記ステータコイルの通電による前記ステータの温度上昇により融解する融解体とを備えたモータ。 - 融解体の融解温度は、定格運転状態におけるステータの温度範囲にあることを特徴とする請求項1記載のモータ。
- 融解体には、前記融解体よりも熱伝導率が高い伝熱促進部材が混入されていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
- 閉鎖空間には、前記閉鎖空間に空隙が存在する量の融解体が封入されていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
- フレームには、通水路が設けられていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018112066A3 (en) * | 2016-12-14 | 2018-07-26 | American Axle & Manufacturing, Inc. | System and method for stator slot encapsulation using injected polymer |
CN111181285A (zh) * | 2020-02-05 | 2020-05-19 | 湖北工业大学 | 一种电机定子绕组的冷却方法 |
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2003
- 2003-09-12 JP JP2003321619A patent/JP2005094846A/ja active Pending
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