JP2005094543A - 反転増幅器の駆動不良検出回路、及び過負荷検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は反転増幅器の駆動不良検出回路、及び当該回路を使用した過負荷検出装置に関し、特に過大入力からの復帰を迅速に行うと共に、過大入力の印加、及び過負荷状態を検知し、ユーザに報知する反転増幅器の駆動不良検出回路、及び当該回路を使用した過負荷検出装置を提供するものである。
【解決手段】 本発明は演算増幅器A1の出力端子と演算増幅器A1の反転入力端子(−入力端子)間にツェナーダイオードD3、D4とフォトカプラPC1、PC2の直列回路を配設し、過大な入力が印加された際、クリップ用のツェナーダイオードD3、D4に電流を流し、過大入力の振幅をクリップすると共に、フォトカプラPC1又はPC2に流れる電流によって光通信を行い、フォトカプラPC1、PC2の受光側に配設された警報回路1を駆動してユーザに過大入力の印加を報知する構成である。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明は演算増幅器A1の出力端子と演算増幅器A1の反転入力端子(−入力端子)間にツェナーダイオードD3、D4とフォトカプラPC1、PC2の直列回路を配設し、過大な入力が印加された際、クリップ用のツェナーダイオードD3、D4に電流を流し、過大入力の振幅をクリップすると共に、フォトカプラPC1又はPC2に流れる電流によって光通信を行い、フォトカプラPC1、PC2の受光側に配設された警報回路1を駆動してユーザに過大入力の印加を報知する構成である。
【選択図】 図1
Description
本発明は反転増幅器の駆動不良検出回路、及び当該回路を使用した過負荷検出装置に関する。
図4は反転増幅器の基本構成であり、抵抗R1の一端と抵抗R2の一端を高利得である演算増幅器の反転入力端子(−入力端子)に接続し、非反転入力端子(+入力端子)は回路コモン電位に接続する。抵抗R1を介して反転入力端子(−入力端子)側に信号が入力し、出力は負帰還電流として抵抗R2を介して反転入力(−入力端子)に戻される。
この様にすると、出力信号は、入力信号のR1とR2で抵抗比倍された反転信号を得ることが出来る。しかし、演算増幅器の出力範囲を超える過大入力があると出力振幅が飽和し、抵抗比倍の電圧が出力されず、また出力電圧が飽和したことにより内部回路の蓄積効果によって過大入力を除去した後の復帰動作が遅延する。
この様にすると、出力信号は、入力信号のR1とR2で抵抗比倍された反転信号を得ることが出来る。しかし、演算増幅器の出力範囲を超える過大入力があると出力振幅が飽和し、抵抗比倍の電圧が出力されず、また出力電圧が飽和したことにより内部回路の蓄積効果によって過大入力を除去した後の復帰動作が遅延する。
そこで、上記出力振幅の飽和を防止し、回路動作の遅延を防ぐため、図5に示す振幅制限回路を付加した反転増幅器が提案されている。この回路は、演算増幅器A1の反転入力端子(−入力端子)と演算増幅器A1の出力端子間にダイオードD1、D2、及びクリップ用のツェナーダイオードD3、D4を配設するものである。
これにより、演算増幅器の出力範囲がD1〜D4のバイアス電圧以下であれば、振幅制限回路はオフされているため、この反転増幅回路に影響を与えない。しかし、バイアス電圧より大きい出力範囲では、振幅制限回路がONされるため全帰還が掛かり反転増幅器A1の出力電圧が制限される。
これにより、演算増幅器の出力範囲がD1〜D4のバイアス電圧以下であれば、振幅制限回路はオフされているため、この反転増幅回路に影響を与えない。しかし、バイアス電圧より大きい出力範囲では、振幅制限回路がONされるため全帰還が掛かり反転増幅器A1の出力電圧が制限される。
また、反転増幅器の帰還抵抗に並列にツェナーダイオードを接続した例として特許文献1がある。この発明は、反転増幅器にツェナーダイオードと抵抗Rを並列に接続して帰還を掛け、入力信号に対して複数の利得を持った増幅器を実現するものである。
上記従来の反転増幅器では、反転増幅器の増幅度が大きければ負帰還により入力抵抗及び増幅度は非常に安定している。しかし、演算増幅器の出力電圧値及び出力電流値は有限であり、これを超えると負帰還が正常に掛からなくなる。この為、入力抵抗及び出力振幅が不安定となり、反転増幅器としての動作が不可能になる。
例えば、測定器の入力回路に上記反転増幅器を使用した場合、上記動作不良により正確な測定ができない。例えば、図6は前出の反転増幅器の、R1を0Ωにすることにより、入力した電流を電圧に変換する回路であり、電流計に応用する回路である。この場合、演算増幅器A1の出力部において、出力可能範囲内の入力電流であれば入力抵抗値は以下の計算式に示すように小さな抵抗値となる。
入力抵抗=R2/A0(A0:演算増幅器電圧利得)
入力抵抗=R2/A0(A0:演算増幅器電圧利得)
しかしながら、入力に出力可能範囲以上の大きな電流が供給された場合、正常に測定できなくなるばかりではなく、入力抵抗が大きくなり電流計として被測定対象に影響を及ぼしてしまう。すなわち、反転増幅器の入力抵抗値は電圧利得が大きい演算増幅器を使用した場合において、負帰還によって反転入力端子(−入力端子)にコモン電位(接地電位)を擬似的に生成させるように出力電圧が制御されるが、負帰還動作が正常に動作しない状態では、演算増幅器の出力電圧は飽和し、電流は図6に矢印で示す経路を流れ、入力抵抗は以下のようになる。
入力抵抗=R2+r(r:増幅器の内部抵抗)
入力抵抗=R2+r(r:増幅器の内部抵抗)
一方、入力電流によっては、正常動作時の出力電圧値が反転増幅器A1の出力に現れる場合もある。例えば、反転増幅器A1の出力電圧は電流を吸収する方向の制限電圧で振れようとするが、出力抵抗の電圧降下のために電圧が戻されてしまう。この場合、ユーザは測定値の異常に気づかない可能性が高く、誤測定の原因となる。
上記課題は、請求項1に記載した発明によれば、
演算増幅器と、
該演算増幅器の出力端子と反転入力端子間に配設され、過大入力が前記演算増幅器に入力した際、電圧値を制限する電圧制限素子と、
該電圧制限素子に直列に接続された光通信素子と、
前記電圧制限素子に流れる電流によって駆動する前記光通信素子に基づき、前記過大入力の報知を行う警報回路と、
を有することを特徴とする反転増幅器の駆動不良検出回路提供することによって解決できる。
演算増幅器と、
該演算増幅器の出力端子と反転入力端子間に配設され、過大入力が前記演算増幅器に入力した際、電圧値を制限する電圧制限素子と、
該電圧制限素子に直列に接続された光通信素子と、
前記電圧制限素子に流れる電流によって駆動する前記光通信素子に基づき、前記過大入力の報知を行う警報回路と、
を有することを特徴とする反転増幅器の駆動不良検出回路提供することによって解決できる。
ここで、上記電圧制限素子は、例えばクリップ用のツェナーダイオードであり、反転増幅器の出力端子と反転入力端子(−入力端子)間に接続され、過大入力があった時、ツェナー電圧を超える電圧が演算増幅器に掛かることを防止する。
また、光通信素子は、例えばフォトカプラであり、ツェナーダイオードが駆動し、ツェナーダイオードに流れる電流を検知し、光通信を行って警報回路を駆動する。
このように構成することにより、反転増幅器に過大入力があった時、直ちに警報回路が駆動し、ユーザに反転増幅器の駆動不良を報知することができる。
請求項2の記載は、上記記請求項1記載の発明において、前記警報回路は電源に接続されたバイアス抵抗と前記光通信素子の受光側の接続点の電位変化に基づいて過大入力の検知を行う構成である。
例えば、上記光通信素子がフォトカプラである場合、フォトカプラの受光側素子とバイアス抵抗との接続点の電位を検知し、例えばこの電位が接地電位になると警報回路を駆動する。このように構成することにより、過大入力の検知をより正確に行うことができる。
請求項3の記載は、上記記請求項1、又は2の記載において、前記電圧制限素子と光通信素子の直列回路には、更にダイオードが直列に接続される構成である。
このように構成することにより、ツェナーダイオード等の電圧制限素子にリーク電流がある場合、リーク電流を阻止し、過大入力以外の正常時に測定影響をより少なくすることができる。
請求項4の記載は、上記記請求項1、2、又は3の記載において、前記演算増幅器の出力にはバッファアンプが接続され、該バッファアンプの出力は帰還抵抗を介して前記演算増幅器の反転入力に供給される構成である。
このように構成することにより、大きな電流測定を可能にすることができる。
上記課題は、請求項5に記載した発明によれば、
演算増幅器と、
該演算増幅器の出力端子に接続され、帰還抵抗を介して前記演算増幅器の反転入力端子に負帰還電流を供給するバッファアンプと、
前記演算増幅器の出力端子と反転入力端子間に配設され、過大入力が前記演算増幅器に供給された際、演算増幅器の出力電圧値を制限する電圧制限素子と、
該電圧制限素子に直列に接続された光通信素子と、
該光通信素子の駆動に基づいて、報知を行う警報回路と、
前記バッファアンプの出力端子に接続された負荷回路より成り、
該負荷回路が過負荷である時、前記電圧制限素子が駆動し、前記光通信素子を介して警報回路を駆動し、過負荷の報知を行うことを特徴とする過負荷検出装置を提供することによって解決できる。
演算増幅器と、
該演算増幅器の出力端子に接続され、帰還抵抗を介して前記演算増幅器の反転入力端子に負帰還電流を供給するバッファアンプと、
前記演算増幅器の出力端子と反転入力端子間に配設され、過大入力が前記演算増幅器に供給された際、演算増幅器の出力電圧値を制限する電圧制限素子と、
該電圧制限素子に直列に接続された光通信素子と、
該光通信素子の駆動に基づいて、報知を行う警報回路と、
前記バッファアンプの出力端子に接続された負荷回路より成り、
該負荷回路が過負荷である時、前記電圧制限素子が駆動し、前記光通信素子を介して警報回路を駆動し、過負荷の報知を行うことを特徴とする過負荷検出装置を提供することによって解決できる。
本発明は上記請求項1記載の反転増幅器の駆動不良検出回路を使用した過負荷検出装置であり、バッファアンプに過負荷が接続された際、電圧制限素子が働き一定電圧以上の電圧が反転増幅器に掛からないように制御すると共に、ユーザに対して過負荷状態を報知する構成である。
このように構成することにより、過負荷から反転増幅器を保護すると共に、ユーザは警報回路の駆動によって過負荷状態を知ることができる。
請求項6の記載は、上記記請求項5記載の発明において、
前記警報回路は、前記光通信素子の受光側の電位変化に基づいて過負荷の検知を行う構成である。
前記警報回路は、前記光通信素子の受光側の電位変化に基づいて過負荷の検知を行う構成である。
また、請求項7の記載は、上記記請求項5、又は6の記載において、前記電圧制限素子と光通信素子の直列回路には、更にダイオードが直列に接続されている構成である。
上記請求項6及び7は、前述の請求項2及び3の記載に対応し、このように構成することにより、過負荷の検知をより正確に行うことができる。
本発明は上記構成により、測定確度に影響が少なく、過大入力に対して復帰速度が速く、正確に反転増幅器の駆動不良を検知し、当該駆動不良及び過負荷状態をユーザに報知することが可能な反転増幅器の駆動不良検出回路、及び過負荷検出装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は本実施形態の反転増幅器の駆動不良検出回路の回路構成を示す図である。同図において、抵抗R1の一端と抵抗R2の一端を高利得である演算増幅器A1の反転入力端子(−入力端子)に接続し、非反転入力端子(+入力端子)は回路コモン電位に接続する。抵抗R1を介して反転入力端子(−入力端子)側に信号が入力し、出力は負帰還電流として抵抗R2を介して反転入力端子(−入力端子)に戻される。演算増幅器A1の出力にはバッファアンプA2が直列に接続されている。
(実施形態1)
図1は本実施形態の反転増幅器の駆動不良検出回路の回路構成を示す図である。同図において、抵抗R1の一端と抵抗R2の一端を高利得である演算増幅器A1の反転入力端子(−入力端子)に接続し、非反転入力端子(+入力端子)は回路コモン電位に接続する。抵抗R1を介して反転入力端子(−入力端子)側に信号が入力し、出力は負帰還電流として抵抗R2を介して反転入力端子(−入力端子)に戻される。演算増幅器A1の出力にはバッファアンプA2が直列に接続されている。
また、演算増幅器A1の反転入力端子(−入力端子)と演算増幅器A1の出力端子間には、漏れ電流の小さいダイオードD1、D2は異なる向きで並列接続され、これにカソードを対向させて接続された電圧制限素子であるツェナーダイオードD3、D4が直列接続されている。ダイオードD1、D2とツェナーダイオードD3との接続点Aは、抵抗R3を介してコモン電位に接続される。
更に本例においては光通信素子であるフォトカプラPC1、PC2の発光素子が異なる向きで並列に接続され、ツェナーダイオードD4に直列に接続されている。このフォトカプラPC1、PC2は、演算増幅器A1が駆動不良を起こした時の駆動不良検出用であり、クリップ用の上記ツェナーダイオードD3、D4が駆動し、ツェナーダイオードD3、D4に電流が流れると、フォトカプラPC1、PC2の発光素子にも同じ電流が流れ、発光する。
尚、バッファアンプA2の出力は帰還抵抗R2を介して演算増幅器A1の反転入力端子(−入力端子)に接続されている。
一方、図2は上記フォトカプラPC1、PC2の受光側の回路構成であり、フォトカプラPC1、PC2の受光側(フォトトランジスタのコレクタ)はバイアス抵抗R5に直列に接続され、バイアス抵抗R5を介して電圧(Vcc)が印加されている。また、バイアス抵抗R5とフォトカプラPC1、PC2との接続点Cには警報回路1が接続され、例えばフォトカプラPC1、PC2の発光側が発光し、当該発光を受光するとオン駆動し、上記接続点Cが接地電位になり、警報回路1を駆動する。
一方、図2は上記フォトカプラPC1、PC2の受光側の回路構成であり、フォトカプラPC1、PC2の受光側(フォトトランジスタのコレクタ)はバイアス抵抗R5に直列に接続され、バイアス抵抗R5を介して電圧(Vcc)が印加されている。また、バイアス抵抗R5とフォトカプラPC1、PC2との接続点Cには警報回路1が接続され、例えばフォトカプラPC1、PC2の発光側が発光し、当該発光を受光するとオン駆動し、上記接続点Cが接地電位になり、警報回路1を駆動する。
上記構成において、先ず反転増幅器として正常に動作している場合、演算増幅器A1の出力電圧はダイオードD1又はD2の順電圧+ツェナーダイオードD3又はD4の順電圧以内であり、フォトカプラPC1又はPC2には電流が流れず、フォトカプラPC1、PC2は駆動しない。また、上記回路に電流が殆ど流れないため、ダイオードD1、D2とツェナーダイオードD3、D4との接続点AはR3により略接地電位であり、また、演算増幅器A1の反転入力端子(−入力端子)も仮想接地電位が印加された状態が保たれている。このため、この場合ダイオードD1、D2には殆ど電圧が掛からないためオフ状態で、漏れ電流も小さいため、増幅確度にほとんど影響しない。
次に、上記状態において過大入力があり、例えば演算増幅器A1の出力点Bの電位がダイオードD1又はD2の順電圧+ツェナーダイオードD3又はD4の順電圧を超えると、ツェナーダイオードD3、D4が駆動し、フォトカプラPC1、PC2に電流を流す。例えば、上記出力点Bが上記加算電位以上の電位になると、フォトカプラPC2、ツェナーダイオードD4、D3、を介して、R3及びD2に電流が流れる。
この為、例えばフォトカプラPC2を発光し、前述の図2に示す受光側のフォトカプラPC2が上記発光を受光し、警報回路1を駆動する。したがって、ユーザはこの警報回路1の駆動によって反転増幅器が正常に動作していないことを知る。
また、この時ダイオードD2、ツェナーダイオードD3、D4、フォトカプラPC2がオンし、全帰還になり演算増幅器A1の出力はクリップされ、飽和状態になる。一方、演算増幅器A1の入力側が高電位になると、逆にダイオードD1、ツェナーダイオードD3、D4、フォトカプラPC1が駆動し、演算増幅器A1の出力はクリップされる。
したがって、過大入力に対して演算増幅器A1を保護すると共に、過大入力の除去後においても、蓄積効果の影響を受けず、迅速に正確な出力値に戻すことができる。
また、本例では警報回路1が駆動し、過大入力が印加されている間、ユーザは反転増幅器A1の駆動不良状態を知ることができ、例えば本例の反転増幅器を使用して測定を行う際、この間の測定結果を使用しない等の処置を講じることができる。
尚、上記実施形態の説明では、ダイオードD1、D2、R3を使用する構成としたが、クリップ用のツェナーダイオードD3、D4のリーク電流を無視できる場合には省略する構成としてもよい。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。本例は前述の実施形態1の反転増幅器を信号発生器等の出力段に使用し、過負荷検出装置に適用するものである。以下、具体的に説明する。
次に、本発明の実施形態2について説明する。本例は前述の実施形態1の反転増幅器を信号発生器等の出力段に使用し、過負荷検出装置に適用するものである。以下、具体的に説明する。
図3(a)は本実施形態の反転増幅器を含む過負荷検出装置の回路図である。同図において、演算増幅器A1、バッファアンプA2、ダイオードD1、D2、ツェナーダイオードD3、D4、フォトカプラPC1、PC2の構成は前述の実施形態1と同様である。本例においては、バッファアンプA2の出力(出力端子2)に負荷(RL)が接続され、負荷(RL)の他端3はコモン電位に接続されている。
尚、フォトカプラPC1、PC2の受光側の回路は、図3(b)に示すように前述の図2の回路構成と同じであり、フォトカプラPC1、PC2の受光側はバイアス抵抗R5に接続され、電圧(Vcc)が印加され、バイアス抵抗R5とフォトカプラPC1、PC2との接続点Cには警報回路1が接続されている。
尚、フォトカプラPC1、PC2の受光側の回路は、図3(b)に示すように前述の図2の回路構成と同じであり、フォトカプラPC1、PC2の受光側はバイアス抵抗R5に接続され、電圧(Vcc)が印加され、バイアス抵抗R5とフォトカプラPC1、PC2との接続点Cには警報回路1が接続されている。
尚、同図に示すように、例えばツェナーダイオードD3、D4の降状電圧は4.7Vであり、接続する負荷(RL)の抵抗値は10Ωであり、バッファアンプA2の最大出力電流は100mAである。
上記構成において、バッファアンプA2に最大出力電流以上の負荷(RL)を接続した場合、バッファアンプA2の出力電圧は過負荷によって制限され、演算増幅器A1の出力はバッファアンプA2の出力電圧を上げる方向に推移する。そして、演算増幅器A1の出力電圧値が、ダイオードD1又はD2の順電圧(0.7V)+クリップ用ツェナーダイオードD3又はD4の順電圧(4.7V+0.7V)+フォトカプラPC1又はPC2の順電圧(0.7V)の加算値6.8Vを超えた時、本回路がオンする。
そして、同図に点線で示すように演算増幅器A1の出力はフォトカプラPC2、ツェナーダイオードD3、D4、ダイオードD2を通して帰還し、演算増幅器A1の出力振幅が制限される。また、この時フォトカプラPC2に流れる電流によって、フォトカプラPC2が発光し、受光側で当該発光を受光することにより、警報回路1を駆動する。したがって、本例においてもユーザはこの警報によって過負荷状態であることを直ちに知ることができる。
また、バッファアンプA2の出力の一部は帰還抵抗R2を流れる。例えば、最大出力電流100mAを超えた0.1mAの電流は10KΩの帰還抵抗R2を通して流れ、演算増幅器A1からの帰還電流0.9mAと加算され、1mAが帰還電流となる。尚、抵抗R1の抵抗値を1KΩとすれば、−1Vが帰還電圧(Vf)となる。
以上のように、本実施形態によれば過負荷に対して演算増幅器A1を保護すると共に、過負荷状態を警報回路1によってユーザに知らせることができる。したがって、この場合測定を中止する、又は過負荷状態を除去する等の処置を迅速に行うことができる。
1 警報回路
2 出力端子
3 他端
A1、A2 演算増幅器
D1、D2 ダイオード
D3、D4 ツェナーダイオード
PC1、PC2 フォトカプラー
2 出力端子
3 他端
A1、A2 演算増幅器
D1、D2 ダイオード
D3、D4 ツェナーダイオード
PC1、PC2 フォトカプラー
Claims (7)
- 演算増幅器と、
該演算増幅器の出力端子と反転入力端子間に配設され、過大入力が前記演算増幅器に入力した際、電圧値を制限する電圧制限素子と、
該電圧制限素子に直列に接続された光通信素子と、
前記電圧制限素子に流れる電流によって駆動する前記光通信素子に基づき、前記過大入力の報知を行う警報回路と、
を有することを特徴とする反転増幅器の駆動不良検出回路。 - 前記警報回路は前記光通信素子の受光側の電位変化に基づいて前記過大入力の検知を行うことを特徴とする請求項1記載の反転増幅器の駆動不良検出回路。
- 前記電圧制限素子と光通信素子の直列回路には、更にダイオードが直列に接続されていることを特徴とする請求項1、又は2記載の反転増幅器の駆動不良検出回路。
- 前記演算増幅器の出力にはバッファアンプが接続され、該バッファアンプの出力は帰還抵抗を介して前記演算増幅器の反転入力に供給されることを特徴とする請求項1、2、又は3記載の反転増幅器の駆動不良検出回路。
- 演算増幅器と、
該演算増幅器の出力端子に接続され、帰還抵抗を介して前記演算増幅器の反転入力端子に負帰還電流を供給するバッファアンプと、
前記演算増幅器の出力端子と反転入力端子間に配設され、過大入力が前記演算増幅器に供給された際、演算増幅器の出力電圧値を制限する電圧制限素子と、
該電圧制限素子に直列に接続された光通信素子と、
該光通信素子の駆動に基づいて、報知を行う警報回路と、
前記バッファアンプの出力端子に接続された負荷回路より成り、
該負荷回路が過負荷である時、前記電圧制限素子が駆動し、前記光通信素子を介して警報回路を駆動し、過負荷の報知を行うことを特徴とする過負荷検出装置。 - 前記警報回路は前記光通信素子の受光側の電位変化に基づいて過負荷の検知を行うことを特徴とする請求項5記載の過負荷検出装置。
- 前記電圧制限素子と光通信素子の直列回路には、更にダイオードが直列に接続されていることを特徴とする請求項5、又は6記載の過負荷検出装置。
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