JPH05190950A - Ld劣化検出回路 - Google Patents

Ld劣化検出回路

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JPH05190950A
JPH05190950A JP4006716A JP671692A JPH05190950A JP H05190950 A JPH05190950 A JP H05190950A JP 4006716 A JP4006716 A JP 4006716A JP 671692 A JP671692 A JP 671692A JP H05190950 A JPH05190950 A JP H05190950A
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JP
Japan
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resistor
voltage
bias current
deterioration
reference voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP4006716A
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English (en)
Inventor
Takehiko Tokoro
武彦 所
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】温度、電源電圧等の環境変化にも対応した、高
感度にLD劣化検出回路を提供すること。 【構成】定電圧ダイオード12により、一定の電圧Vを
発生させ、その電圧をサーミスタ15と抵抗R1(1
3),R2(14)を用いて分圧し、LD劣化検出のた
めの基準電圧Vrefを発生させる。サーミスタRと抵
抗R1,R2の値は、温度によるバイアス電流変化の依
存性、すなわちLDの闘値電流の温度依存性に基準電圧
Vrefの温度依存性が一致するように選択した。一
方、バイアス電流が流れる経路の途中に挿入した抵抗R
e10により、バイアス電流を検出して電圧Vbを発生
させた。この電圧Vbと先程の基準電圧Vrefとをそ
れぞれ比較器17へ入力して大小を比較し、基準電圧V
refより、バイアス電流により発生させた電圧Vbの
方が大きい場合にLD劣化と判定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザダイオード(以後
LDと称す)の発行特性劣化を知らせるLD劣化検出回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3にLDを用いた光送信器の回路構成
を示す。一般に、LDを駆動する際には一定のバイアス
電流を与えた上に変調電流を重畳する。この場合、得ら
れる光出力レベル(平均値)は、バイアス電流1bに、
変調電流Im×マーク率Mを加えた電流をLDに流した
時に相当する。また、この光送信器では、モニタ用ホト
ダイオード(以下PDと称す)4を用いてLDの光出力
レベル(平均値)を検出し、APC(Automati
c Power Control)回路による負帰還制
御により光出力レベル(平均値)を安定化している。
【0003】LDはその寿命等により、発光特性が劣化
する場合がある。それを検出する手段としては、従来、
光出力レベルを測定または検出する方法がよく使われて
いる。しかし、図3に示すような、APC回路の付いた
光送信器においては、LDの発光効率が劣化した場合に
おいても、APC回路がLDに流しているバイアス電流
を増加させように働くため、光出力レベル(平均値)は
ほとんど変化しない。その代わり、光信号の消光比が劣
化したり。変調度が低下したりする。そして、符号誤り
の増加やSN比の劣化等光受信特性が悪化する。そのよ
うなAPC回路が構成されている場合に、LD発光効率
の劣化を知らせる手段としては、図3に示すバイアス電
流の増加量を検出することにより、LDの劣化状態を判
別する方法が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらLDは、
発光特性に図2に示すような温度依存性を持っている。
このような温度依存性をもつLDを図3に示すようなA
PC回路をもつ光送信器で駆動すると、温度変動により
バイアス電流が変化する。温度が高くなると、バイアス
電流は増加するため、LDは全く問題なくとも、図3の
LD劣化検出回路では、LDが劣化したと判断してしま
う。逆に温度が低い場合には、バイアス電流が減少する
ため、LDが劣化してバイアス電流の増加があった場合
でも、その増加量が温度低下によるバイアス電流の減少
より多くならない限り、LDが劣化したとは判断しな
い。以上のように従来のLD劣化検出回路では、温度変
化について行けず、誤判断をしてしまうという問題があ
った。
【0005】本発明の目的は前記した従来技術の欠点を
解消し、温度、電源電圧等の環境変化にも対応した、高
感度なLD劣化検出回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の要旨
は、電源、抵抗、サーミスタを用いて、温度変動に追従
して変化する基準電圧を発生させ、これと、バイアス電
流を検出して発生させた電圧を比較することにより、L
Dの劣化を広い温度範囲で安定に、且つ高感度に検出し
たことにあり、それによって、光送信器の保守点検を容
易にするとともに、光送信器の経年変化を実動作状態に
おいて把握できる機能を実現したものである。
【0007】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。定電圧ダイオ
ード12により、一定の電圧Vを発生させ、その電圧を
サーミスタと抵抗R1,R2を用いて分圧し、LD劣化
検出のための基準電圧Vrefを発生させた。サーミス
タの抵抗値Rは次式で表わされる。
【0008】R=Ro exp{B(1/T−1/T
o)} Ro:温度To(k)時の抵抗値 R:温度T(k)時の抵抗値 B:定数 T℃におけるVref電圧は、次式で表される。
【0009】 Vref(T)=V/{1/{(1/R1)+(1/R(T))}+R2} ×R2 式より、Vrefは温度に依存して電圧が変わることが
分かる。サーミスタRと抵抗R1,R2の値は、温度に
よるバイアス電流変化の依存性、すなわちLDの闘値電
流の温度依存性に基準電圧Vrefの温度依存性が一致
するように選択した。一方、バイアス電流が流れる経路
の途中に挿入した抵抗Re10により、バイアス電流を
検出して電圧Vbを発生させた。この電圧と先程の基準
電圧Vrefとをそれぞれ比較器17へ入力して大小を
比較し、基準電圧より、バイアス電流により発生させた
電圧の方が大きい場合にLD劣化と判定した。図1の場
合は、LD劣化時‘L’レベルを出力する。比較器への
入力を逆にすることにより、判定出力の極性を反転でき
る。
【0010】
【発明の効果】以上本発明では、LD劣化を判定するた
めの基準電圧に、電源、抵抗、サーミスタを用いて構成
した基準電圧発生回路出力を用いたため、温度が変化し
た場合でも、LDの消光比劣化等によるバイアス電流の
増加に基づいてLDの劣化状態を確実に判定することが
でき、光伝送装置の信頼性が大幅に向上する。
【0011】又サーミスタ以外の回路はモノシリックI
C化が可能であり、回路の集積化、小型化が容易に達成
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLD劣化検出回路。
【図2】LDの発光特性温度に対する電流対光出力値の
グラフ
【図3】従来の光送信器のLD劣化検出回路
【符号の説明】
1 パルス変調回路 2 APC回路 3 光出力レベル調整用抵抗 4 モニタ用ホトダイオード(PD) 5 レーザダイオード(LD) 6 バイアス電流検出用抵抗 7,8,9 抵抗 10 レーザダイオード劣化検出抵抗 11 抵抗Re 12 定電圧ダイオード 13 抵抗R1 14 抵抗R2 15 サーミスタ 16 抵抗 17 比較器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子にレーザダイオードを用いた光送
    信器において、抵抗、サーミスタ、電源により構成した
    基準電圧発生回路と、レーザダイオードバイアス電流を
    検出する抵抗を備え、その抵抗により発生させたレーザ
    ダイオード劣化検出のための電圧と、予め設定されたレ
    ーザダイオードの劣化状態を判定するための基準電圧と
    を比較し、その判定結果を出力する比較回路とを具備す
    ることを特徴とするLD劣化検出回路。
  2. 【請求項2】 前記基準電圧を抵抗とサーミスタとの分
    圧回路により発生させ、その温度特性をレーザダイオー
    ド閾値電流の温度特性に合わせたことを特徴とする請求
    項1記載のLD劣化検出回路。
JP4006716A 1992-01-17 1992-01-17 Ld劣化検出回路 Pending JPH05190950A (ja)

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